JP2023070771A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】希ガスを用いることなくプラズマ着火性を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】プラズマ処理装置は、プラズマ処理を施す処理容器1と、下部電極を兼ねると共に前記基板を載置する載置台3と、接地に接続された金属窓2と、前記金属窓2との電気的絶縁を保ちながら配置される誘導結合アンテナ70と、前記プラズマ処理を制御する制御部9と、を備え、該制御部9は、第1の高周波を第1の電力で前記載置台3に供給し、前記金属窓2と前記載置台3との間で容量結合により前記プラズマを着火する第1の制御と、第2の高周波を第2の電力で前記誘導結合アンテナ70に供給し、前記金属窓2を媒介して誘導結合により前記プラズマを維持する第2の制御と、前記第1の高周波を前記第1の電力よりも大きな第3の電力に変更し、前記載置台に載置された前記基板に前記プラズマ処理を施す第3の制御と、を実行する。【選択図】図1

Description

本開示は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
誘導結合プラズマを用いて基板を処理するプラズマ処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-17646号公報
本開示は、希ガスを用いることなくプラズマ着火性を向上させることができる技術を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、内部で基板にプラズマによるプラズマ処理を施す処理容器と、該処理容器の内部に配置され、下部電極を兼ねると共に前記基板を載置する載置台と、前記処理容器の天井部を、前記処理容器との電気的絶縁を保ちながら形成し、接地に接続された金属窓と、該金属窓を介して前記載置台と対向し、前記金属窓との電気的絶縁を保ちながら配置される誘導結合アンテナと、前記プラズマ処理を制御する制御部と、を備え、該制御部は、第1の高周波を第1の電力で前記載置台に供給し、前記金属窓と前記載置台との間で容量結合により前記プラズマを着火する第1の制御と、第2の高周波を第2の電力で前記誘導結合アンテナに供給し、前記金属窓を媒介して誘導結合により前記プラズマを維持する第2の制御と、前記第1の高周波を前記第1の電力よりも大きな第3の電力に変更し、前記載置台に載置された前記基板に前記プラズマ処理を施す第3の制御と、を実行する。
本開示によれば、希ガスを用いることなくプラズマ着火性を向上させることができる。
実施形態に係るプラズマ処理装置を示す概略図 実施形態に係るプラズマ処理方法を示す図 実施形態の変形例に係るプラズマ処理方法を示す図 図2に示されるプラズマ処理方法を実施したときのプラズマ着火性を示す図 図3に示されるプラズマ処理方法を実施したときのプラズマ着火性を示す図 オフセット時間を変更したときのプラズマ着火性を示す図(1) オフセット時間を変更したときのプラズマ着火性を示す図(2) オフセット時間を変更したときのプラズマ着火性を示す図(3) 処理ガスを変更したときのプラズマ着火性を示す図(1) 処理ガスを変更したときのプラズマ着火性を示す図(2) 処理ガスを変更したときのプラズマ着火性を示す図(3) マルチステップ処理を実施したときのプラズマ着火性を示す図 第1の制御による処理が施された対象膜の削れ量を示す図
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
〔プラズマ処理装置〕
図1を参照し、実施形態に係るプラズマ処理装置について説明する。プラズマ処理装置は、処理容器1、金属窓2、載置台3、プラズマ生成部7及び制御部9を備える。
処理容器1は、内部が減圧可能な真空容器である。処理容器1は、内部に載置台3を収容する。処理容器1は、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料により形成される。処理容器1は、接地に接続される。
処理容器1の側面には、搬入出口11が設けられている。搬入出口11は、プラズマ処理される基板Gを受け渡すための開口である。搬入出口11には、ゲートバルブ12が設けられている。ゲートバルブ12は、搬入出口11を開閉する。基板Gは、例えば矩形のガラス基板である。
処理容器1の底面には、排気口13が設けられる。排気口13は、図1に示されるように1箇所に設けられてもよく、複数箇所に設けられてもよい。排気口13には、排気配管14を介して排気部15が接続される。排気部15は、処理容器1内の圧力を調整する。排気部15は、真空ポンプ及び圧力調整弁(いずれも図示せず)を含む。
金属窓2は、絶縁部材16を介して処理容器1の上部を密閉し、処理容器1の上方に隣接して設けられたアンテナ室(図示せず)の天井部から吊り下げられて支持される。金属窓2は、処理容器1との電気的絶縁を保ちながら処理容器1の天井部を形成する。金属窓2は、処理容器1内に処理ガスを供給するためのシャワーヘッドとして機能する。金属窓2は、複数の分割窓2aにより形成される。複数の分割窓2aは、絶縁部材2bを介して互いに電気的に絶縁される。複数の分割窓2aは、例えば上面視において放射状に配置される。複数の分割窓2aは、上面視において格子状に配置されてもよい。複数の分割窓2aの配置は、これらに限定されない。分割窓2aの個数は特に限定されないが、例えば20個であってよい。なお、金属窓2は単一の部材により形成されてもよい。
各分割窓2aは、ガス分散室20及びガス供給孔21を有する。ガス分散室20は、各分割窓2aの内部に形成される。ガス供給孔21は、各分割窓2aの下面に、載置台3の上面と対向するように複数形成される。ガス供給孔21は、ガス分散室20と連通する。各ガス分散室20には、ガス供給管22を介してガス供給源23が接続される。ガス供給源23は、処理ガスの供給源である。処理ガスの種類は限定されないが、例えば四フッ化炭素(CF)、酸素(O)、アルゴン(Ar)であってよい。ガス供給管22には、ガス供給源23の側から順に、流量調整部24及びバルブ25が介設される。各ガス分散室20には、ガス供給管22を介して流量が調整された処理ガスが供給される。
各分割窓2aは、インピーダンス調整回路26を介して接地に接続される。インピーダンス調整回路26は、各分割窓2aと接地との間のインピーダンスを調整する。なお、各分割窓2aは、インピーダンス調整回路26を介さずに接地に接続されてもよい。
載置台3は、平面形状が矩形である角柱状を有する。載置台3には、基板Gが載置される。載置台3は、スペーサ35及びサセプタ33を下方からこの順で積層し、スペーサ35及びサセプタ33の側面を例えばセラミック製のカバー38により覆った構成となっている。載置台3は、絶縁層39を介して処理容器1の底面における中央部に設置される。
載置台3の内部には、伝熱ガス供給路34が設けられる。伝熱ガス供給路34は、下流側の端部が複数に分岐し、載置台3の上面に分散して開口することにより、複数の伝熱ガス供給口34aを構成する。伝熱ガス供給路34の上流側は、処理容器1の外部に設けられた伝熱ガス供給管62に接続される。伝熱ガス供給管62の上流側は、流量調整部63を介して伝熱ガス供給源64に接続される。複数の伝熱ガス供給口34aは、載置台3の上面に載置された基板Gの下側の面と載置台3の上面との間の微細な隙間に伝熱ガスを供給する。
スペーサ35の内部には、例えば周方向に延びる環状の冷媒流路36が設けられる。冷媒流路36には、チラーユニット(図示せず)により所定の温度に調整された冷媒が循環供給される。冷媒の温度を制御することにより、サセプタ33、及び基板Gの下面の伝熱ガスを介して、基板Gの温度を調整できる。
載置台3には、外部の搬送装置(図示せず)との間で基板Gを受け渡すための昇降ピン(図示せず)が設けられる。昇降ピンは、載置台3及び処理容器1の底板を垂直方向に貫通し、載置台3の表面から突没する。
サセプタ33の上面には、誘電体層31が設けられる。誘電体層31には、水平方向に広がる金属からなる吸着電極32が埋設される。誘電体層31及び吸着電極32は、静電チャックを構成する。吸着電極32は、配線41を介して直流電源40に接続される。直流電源40は、例えば制御部9から入力される設定値に基づき、吸着電極32に直流電圧(吸着電圧)を印加する。吸着電極32に吸着電圧が印加されると、誘電体層31を介して吸着電極32と基板Gとの間に静電引力が発生する。これにより、誘電体層31上に基板Gが吸着保持される。配線41には、吸着電圧を調整するための抵抗42及びスイッチ43が介設される。
プラズマ生成部7は、誘導結合アンテナ70を有する。誘導結合アンテナ70は、処理容器1の上方に金属窓2を介して、載置台3と対向するように設けられる。誘導結合アンテナ70は、渦巻き状又は環状を有する。誘導結合アンテナ70は、金属窓2の上方に設けられるアンテナ室(図示せず)に収納される。誘導結合アンテナ70には、整合器71を介してソース電源72が接続される。整合器71は、可変容量コンデンサを含む。ソース電源72は、ソースRF信号(第2の高周波)を誘導結合アンテナ70に供給する。これにより、処理容器1内にプラズマの生成状態を維持するための電界が発生する。ソースRF信号は、例えば13.56MHzの周波数を有する。
プラズマ生成部7は、また、バイアス電源75を有する。バイアス電源75は、配線73を介してサセプタ33に接続されている。バイアス電源75は、バイアスRF信号(第1の高周波)をサセプタ33に供給する。これにより、本実施形態においては、金属窓2と載置台3との間で容量結合によりプラズマの生成を開始(プラズマの着火)できる。このように、金属窓2及び載置台3は、プラズマの着火の時点においてはそれぞれ容量結合における上部電極及び下部電極の機能を兼ねる。また、ソースRF信号の供給によって処理容器1内に生成状態が維持された処理ガスのプラズマに含まれるイオン等を、載置台3に載置した基板Gに引き込むことができる。配線73には、バイアスRF信号の整合を取るための整合器74が介設されている。整合器74は、可変容量コンデンサを含む。バイアスRF信号は、例えば3.2MHzの周波数を有する。なお、一般的には、バイアス電源などを含む回路は生成されたプラズマからイオンを引き込むためのものであるため、「プラズマ生成部」には含まない。しかしながら、本実施形態においては、バイアス電源などを含む回路がプラズマを着火する機能を有するため、敢えて「プラズマ生成部」の一部を構成するものとして記載する。
制御部9は、プラズマ処理装置の各部を制御する。制御部9は、例えばコンピュータ90を含む。コンピュータ90は、CPU91、記憶部92及び通信インターフェース93を含む。CPU91は、記憶部92に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行う。記憶部92は、RAM、ROM、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置からなるグループから選択される少なくとも1つのメモリタイプを含む。記憶部92は、後述するプラズマ処理方法を実施する際に用いられる各種の情報を記憶する。各種の情報は、例えば吸着電圧、ソースRF信号の電力、バイアスRF信号の電力、処理ガスの流量等の設定値を含む。各種の情報は、例えば整合器71,74の可変容量コンデンサのプリセット位置を含む。通信インターフェース93は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置との間で通信してもよい。
〔プラズマ処理方法〕
図2を参照し、実施形態に係るプラズマ処理方法について、図1に示されるプラズマ処理装置において載置台3に載置された基板Gにプラズマ処理を施す場合を例に挙げて説明する。
まず、時刻t11において、制御部9は、スイッチ43をオンに制御することにより、直流電源40から吸着電極32に吸着電圧を印加する。また、時刻t11において、制御部9は、バルブ25を開くと共に流量調整部24を制御することにより、ガス供給源23から流量が調整された処理ガスを各ガス分散室20に供給する。また、時刻t11において、制御部9は、排気部15を制御することにより、処理容器1内の圧力を処理前圧力P1から着火圧力P3に調整する。処理前圧力P1は、排気部15による引き切りの状態の圧力であってよい。例えば、1mTorr(0.13Pa)以下の圧力である。処理前圧力P1は、排気部15によって調整される所定の圧力であってもよい。着火圧力P3は、処理前圧力P1よりも高い圧力であり、排気部15によって調整される所定の圧力であってよい。着火圧力P3は、処理ガスの種類によらずに安定したプラズマ着火を実現しやすいという観点から、15mTorr~25mTorr(2.0Pa~3.3Pa)であることが好ましく、20mTorr(2.7Pa)であることがより好ましい。
次に、時刻t12において、制御部9は、バイアス電源75を制御することにより、バイアスRF信号を第1バイアス電力Pb1でサセプタ33に供給し、金属窓2と載置台3との間で容量結合によりプラズマの生成を開始(プラズマの着火)する第1の制御を実行する。第1の制御では、制御部9は、整合器74の可変容量コンデンサの位置を、記憶部92に記憶されたバイアス電源75によるプラズマ着火用のプリセット位置に移動させた状態で、バイアスRF信号をサセプタ33に供給することが好ましい。これにより、プラズマの着火時間を短縮できる。バイアス電源75によるプラズマ着火用のプリセット位置は、予備実験等により決定され、予め記憶部92に記憶される。
次に、時刻t13において、制御部9は、排気部15を制御することにより、処理容器1内の圧力を着火圧力P3から処理圧力P2に調整する。処理圧力P2は、着火圧力P3よりも低い圧力であってよい。処理圧力P2は、例えば5mTorr~15mTorr(0.67Pa~2.0Pa)であってよい。
次に、時刻t14において、制御部9は、ソース電源72を制御することにより、ソースRF信号を第1ソース電力Ps1で誘導結合アンテナ70に供給し、金属窓2を媒介して誘導結合によりプラズマの生成状態を維持する第2の制御を実行する。時刻t14においては、処理容器1内の圧力が処理圧力P2に維持された状態で、ソースRF信号が誘導結合アンテナ70に供給される。
次に、時刻t15において、制御部9は、バイアス電源75を制御することにより、バイアスRF信号を第1バイアス電力Pb1から第2バイアス電力Pb2に変更し、載置台3に載置された基板Gにプラズマ処理を施す第3の制御を実行する。第2バイアス電力Pb2は、第1バイアス電力Pb1よりも高い値である。ただし、基板Gに施すプラズマ処理の種類によっては、第2バイアス電力Pb2は、第1バイアス電力Pb1よりも低い値であってもよい。時刻t15は、ソースRF信号が誘導結合アンテナ70へ供給される時点(時刻t14)から予め定められた時間(以下「オフセット時間」という。)の経過以後に実施されることが好ましい。これにより、バイアスRF信号が第2バイアス電力Pb2に安定しやすくなる。オフセット時間は、2秒以上であることが好ましい。
時刻t15から所定の時間が経過して基板Gに施すプラズマ処理が終了した後、制御部9は、ソース電源72を制御することにより金属窓2へのソースRF信号の供給を停止し、バイアス電源75を制御することによりサセプタ33へのバイアスRF信号の供給を停止する。また、制御部9は、バルブ25を閉じることにより各ガス分散室20への処理ガスの供給を停止し、排気部15を制御することにより処理容器1内を減圧する。その後、制御部9は処理を終了する。
従来、プラズマが着火し難い場合には、プラズマが着火しやすい希ガスを導入してプラズマを着火するという方法があるが、基板Gに形成されたデバイスによっては電気特性を劣化させるなどの悪い影響をもたらす場合がある。以上に説明した実施形態に係るプラズマ処理方法によれば、制御部9は、処理容器1内に処理ガスを供給した状態で、バイアスRF信号をサセプタ33に供給し、金属窓2と載置台3との間で容量結合によりプラズマを着火する。次いで、制御部9は、ソースRF信号を誘導結合アンテナ70に供給し、金属窓2を媒介して誘導結合によりプラズマを維持する。これにより、処理ガス以外のガス(例えば希ガス)を用いることなくプラズマ着火性を向上させることができる。そのため、基板Gが処理ガス以外のガスから生成されるプラズマに晒されることがない。その結果、基板G上に形成されたデバイスの電気特性への影響を低減できる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法において、制御部9は、第1の制御を実行したときに容量結合によりプラズマが着火されたか否かを判断するためのログ情報を記憶部92に記憶してもよい。これにより、管理者等は記憶部92に記憶されたログ情報を確認することで、第1の制御を実行したときに容量結合によりプラズマが着火されたか否かを判断できる。ログ情報は、例えば第1の制御を開始する直前、第1の制御の実行中及び第1の制御を終了した直後における、バイアスRF信号の状態を示す実測値を含んでよい。バイアスRF信号の状態を示す実測値としては、バイアスRF信号の進行波電力、反射波電力、バイアスRF信号の最大電圧と最小電圧の差Vpp(Voltage peak to peak)、バイアスRF信号の中間電圧Vdc(Voltage direct current)等が挙げられる。また、ログ情報は、第1の制御に係る設定値、例えばバイアスRF信号の電力の設定値、第1の制御の実行時間の設定値を含んでよい。
また、載置台3に載置された基板Gにプラズマ処理を施す放電ステップが複数回含まれるマルチステップ処理では、少なくとも最初の放電ステップに対して実施形態に係るプラズマ処理方法を実施すればよい。すなわち、少なくとも最初の放電ステップにおいて、金属窓2と載置台3との間で容量結合によりプラズマを着火し、次いで金属窓2を媒介して誘導結合によりプラズマを維持する。マルチステップ処理においては、最初の放電ステップにおいてプラズマ着火すれば、2回目以降の放電ステップにおいても安定してプラズマ着火するためである。また、マルチステップ処理では、複数回の放電ステップのうちの途中(例えば2回目)の放電ステップから開始する場合がある。この場合、少なくとも開始直後(例えば2回目)の放電ステップに対して実施形態に係るプラズマ処理方法を実施すればよい。
図3を参照し、実施形態の変形例に係るプラズマ処理方法について、図1に示されるプラズマ処理装置において載置台3に載置された基板Gにプラズマ処理を施す場合を例に挙げて説明する。実施形態の変形例に係るプラズマ処理方法は、ソースRF信号を誘導結合アンテナ70に供給した後に、処理容器1内の圧力を着火圧力P3から処理圧力P2に調整する点で、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法と異なる。以下、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法と異なる点を中心に説明する。
まず、時刻t21において、制御部9は、スイッチ43をオンに制御することにより、直流電源40から吸着電極32に吸着電圧を印加する。また、時刻t21において、制御部9は、バルブ25を開くと共に流量調整部24を制御することにより、ガス供給源23から流量が調整された処理ガスを各ガス分散室20に供給する。また、時刻t21において、制御部9は、排気部15を制御することにより、処理容器1内の圧力を処理前圧力P1から着火圧力P3に調整する。
次に、時刻t22において、制御部9は、バイアス電源75を制御することにより、バイアスRF信号を第1バイアス電力Pb1でサセプタ33に供給し、金属窓2と載置台3との間で容量結合によりプラズマを着火する第1の制御を実行する。
次に、時刻t23において、制御部9は、ソース電源72を制御することにより、ソースRF信号を第1ソース電力Ps1で誘導結合アンテナ70に供給し、金属窓2を媒介して誘導結合によりプラズマを維持する第2の制御を実行する。時刻t23においては、処理容器1内の圧力が着火圧力P3に維持された状態で、ソースRF信号が誘導結合アンテナ70に供給される。
次に、時刻t24において、制御部9は、バイアス電源75を制御することにより、バイアスRF信号を第1バイアス電力Pb1から第2バイアス電力Pb2に変更し、載置台3に載置された基板Gにプラズマ処理を施す第3の制御を実行する。
次に、時刻t25において、制御部9は、排気部15を制御することにより、処理容器1内の圧力を着火圧力P3から処理圧力P2に調整する。処理圧力P2は、着火圧力P3よりも低い圧力であってよい。
時刻t25から所定の時間が経過して基板Gに施すプラズマ処理が終了した後、制御部9は、ソース電源72を制御することにより金属窓2へのソースRF信号の供給を停止し、バイアス電源75を制御することによりサセプタ33へのバイアスRF信号の供給を停止する。また、制御部9は、バルブ25を閉じることにより各ガス分散室20への処理ガスの供給を停止し、排気部15を制御することにより処理容器1内を減圧する。その後、制御部9は処理を終了する。
以上に説明した実施形態の変形例に係るプラズマ処理方法によれば、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法と同様に、処理ガス以外のガス(例えば希ガス)を用いることなくプラズマ着火性を向上させることができる。
なお、実施形態の変形例に係るプラズマ処理方法においては、バイアスRF信号を第2バイアス電力Pb2に変更した後に処理容器1内の圧力を着火圧力P3から処理圧力P2に調整する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、ソースRF信号を誘導結合アンテナ70に供給した後であって、バイアスRF信号を第2バイアス電力Pb2に変更する前に、処理容器1内の圧力を着火圧力P3から処理圧力P2に調整してもよい。
〔実施例〕
実施形態の効果を確認するために行った実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、図1に示されるプラズマ処理装置を用いて、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法を実施したときのプラズマ着火性を確認した。実施例1では、第1バイアス電力Pb1を0.5kW、第2バイアス電力Pb2を2.0kW、第1ソース電力Ps1を7.5kWに設定した。実施例1では、処理前圧力P1を排気部15による引き切りの状態の圧力、着火圧力P3を20mTorr(2.7Pa)、処理圧力P2を10mTorr(1.3Pa)に設定した。実施例1では、処理ガスとしてCFとOの混合ガス(CF/O=400sccm/100sccm)を用いた。
図4は、図2に示されるプラズマ処理方法を実施したときのプラズマ着火性を示す図である。図4中、横軸は時間[秒]を示し、第1縦軸(左側の軸)は電力[W]を示し、第2縦軸(右側の軸)は圧力[mTorr]を示す。図4中、太い実線及び太い破線はそれぞれソースRF信号の進行波電力及び反射波電力を示し、細い実線及び細い破線はそれぞれバイアスRF信号の進行波電力及び反射波電力を示し、一点鎖線は処理容器1内の圧力を示す。
図4に示されるように、実施例1では良好な着火性が得られていることが分かる。
(実施例2)
実施例2では、図1に示されるプラズマ処理装置を用いて、図3に示される実施形態の変形例に係るプラズマ処理方法を実施したときのプラズマ着火性を確認した。実施例2における電力、圧力及び処理ガスは、それぞれ実施例1における電力、圧力及び処理ガスと同じである。
図5は、図3に示されるプラズマ処理方法を実施したときのプラズマ着火性を示す図である。図5中、横軸は時間[秒]を示し、第1縦軸(左側の軸)は電力[W]を示し、第2縦軸(右側の軸)は圧力[mTorr]を示す。図5中、太い実線及び太い破線はそれぞれソースRF信号の進行波電力及び反射波電力を示し、細い実線及び細い破線はそれぞれバイアスRF信号の進行波電力及び反射波電力を示し、一点鎖線は処理容器1内の圧力を示す。
図5に示されるように、実施例2においても実施例1と同様に、良好な着火性が得られていることが分かる。
(実施例3)
実施例3では、バイアス電力変化までのオフセット時間を変更したときのプラズマ着火性を確認した。実施例3では、図1に示されるプラズマ処理装置を用いて、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法を実施した。実施例3では、バイアス電力変化までのオフセット時間を1秒、2秒、3秒に設定した。実施例3における電力、圧力及び処理ガスは、それぞれ実施例1における電力、圧力及び処理ガスと同じである。
図6~図8は、図2に示されるプラズマ処理方法においてバイアス電力変化までのオフセット時間を変更したときのプラズマ着火性を示す図である。図6、図7及び図8は、それぞれオフセット時間を1秒、2秒及び3秒に設定したときの結果を示す。図6~図8中、横軸は時間[秒]を示し、第1縦軸(左側の軸)は電力[W]を示し、第2縦軸(右側の軸)は圧力[mTorr]を示す。図6~図8中、太い実線はソースRF信号の進行波電力を示し、細い実線はバイアスRF信号の進行波電力を示し、一点鎖線は処理容器1内の圧力を示す。
図6に示されるように、バイアス電力変化までのオフセット時間を1秒に設定した場合、バイアスRF信号を第1バイアス電力Pb1から第2バイアス電力Pb2に変更し始めた直後に、ソースRF信号の進行波電力が略ゼロになり、プラズマが失火していることが分かる。また、この時、バイアスRF信号についても第2バイアス電力Pb2として設定された2.0kWに到達する前に遮断されてしまっている。図7及び図8に示されるように、バイアス電力変化までのオフセット時間を2秒及び3秒に設定した場合、良好な着火性が得られていることが分かる。これらの結果から、バイアス電力変化までのオフセット時間を2秒以上に設定することが好ましいと考えられる。
(実施例4)
実施例4では、処理ガスを変更したときのプラズマ着火性を確認した。実施例4では、図1に示されるプラズマ処理装置を用いて、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法を実施した。実施例4では、処理ガスとして、CFとOの混合ガス(CF/O)、O2、CFとArの混合ガス(CF/Ar)を用いた。
処理ガスとしてCF/Oを用いた条件では、第1バイアス電力Pb1を0.5kW、第2バイアス電力Pb2を2.0kW、第1ソース電力Ps1を7.5kWに設定した。また、処理前圧力P1を排気部15による引き切りの状態の圧力、着火圧力P3を20mTorr(2.7Pa)、処理圧力P2を10mTorr(1.3Pa)に設定した。
処理ガスとしてOを用いた条件では、第1バイアス電力Pb1を0.5kW、第2バイアス電力Pb2を0.15kW、第1ソース電力Ps1を5.0kWに設定した。また、処理前圧力P1を排気部15による引き切りの状態の圧力、着火圧力P3を20mTorr(2.7Pa)、処理圧力P2を30mTorr(4.0Pa)に設定した。
処理ガスとしてCF/Arを用いた条件では、第1バイアス電力Pb1を0.5kW、第2バイアス電力Pb2を5.0kW、第1ソース電力Ps1を5.0kWに設定した。また、処理前圧力P1を排気部15による引き切りの状態の圧力、着火圧力P3を20mTorr(2.7Pa)、処理圧力P2を10mTorr(1.3Pa)に設定した。
図9~図11は、図2に示されるプラズマ処理方法において処理ガスを変更したときのプラズマ着火性を示す図である。図9、図10及び図11は、それぞれ処理ガスとして、CF/O、O及びCF/Arを用いたときの結果を示す。図9~図11中、横軸は時間[秒]を示し、第1縦軸(左側の軸)は電力[W]を示し、第2縦軸(右側の軸)は圧力[mTorr]を示す。図9~図11中、太い実線はソースRF信号の進行波電力を示し、細い実線はバイアスRF信号の進行波電力を示し、一点鎖線は処理容器1内の圧力を示す。
図9~図11に示されるように、いずれの処理ガスを用いた場合においても良好な着火性が得られていることが分かる。
(実施例5)
実施例5では、マルチステップ処理を実施したときのプラズマ着火性を確認した。実施例5では、マルチステップ処理は4回の放電ステップを含む。実施例5では、最初の放電ステップにおいて、図1に示されるプラズマ処理装置を用いて、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法を実施した。2~4回目の放電ステップにおいて、金属窓2と載置台3との間で容量結合によるプラズマの着火を実施することなく、ソースRF信号を誘導結合アンテナ70に供給すると同時にバイアスRF信号をサセプタ33に供給した。
図12は、マルチステップ処理を実施したときのプラズマ着火性を示す図である。図12中、横軸は時間[秒]を示し、第1縦軸(左側の軸)は電力[W]を示し、第2縦軸(右側の軸)は圧力[mTorr]を示す。図12中、太い実線はソースRF信号の進行波電力を示し、細い実線はバイアスRF信号の進行波電力を示し、一点鎖線は処理容器1内の圧力を示す。
図12に示されるように、1~4回目の全ての放電ステップにおいて、良好な着火性が得られていることが分かる。この結果から、マルチステップ処理においては、最初の放電ステップにおいてプラズマ着火すれば、2回目以降の放電ステップにおいて実施形態に係るプラズマ処理方法を実施しなくても安定してプラズマ着火することが示された。
(実施例6)
実施例6では、容量結合により着火されたプラズマが基板Gの表面に形成された膜に与える影響を確認した。実施例6では、図1に示されるプラズマ処理装置を用いて、図2に示される実施形態に係るプラズマ処理方法における第1の制御のみを実施した。実施例6では、評価される対象膜としてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜が表面に形成された基板Gに対して第1の制御による処理を施すと共に、該処理を施す前後の対象膜の膜厚を測定することにより対象膜の削れ量を算出した。実施例6では、第1バイアス電力Pb1を0.5kW、着火圧力P3を20mTorr(2.7Pa)、処理時間を5秒に設定した。実施例6では、処理ガスとしてCFとOの混合ガス(CF/O=400sccm/100sccm)を用いた。
図13は、第1の制御による処理が施された対象膜の削れ量を示す図である。図13中、「0Å」は膜厚測定器の測定限界未満の削れ量であったことを意味し、対象膜が全く削れなかった場合及び対象膜がほとんど削れなかった場合を含む。
図13に示されるように、第1の制御による処理が施されたシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜の削れ量が0Åであることが分かる。この結果から、シリコン酸化膜及びシリコン窒化膜は、容量結合により着火され生成されたプラズマに晒されても、全く削れない又はほとんど削れないことが示された。すなわち、容量結合により着火されたプラズマは対象膜にほとんど影響を与えないことが示された。
なお、上記の実施形態において、第1バイアス電力Pb1は第1の電力の一例であり、第1ソース電力Ps1は第2の電力の一例であり、第2バイアス電力Pb2は第3の電力の一例である。また、着火圧力P3は第1の圧力の一例であり、処理圧力P2は第2の圧力の一例である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 処理容器
2 金属窓
3 載置台
9 制御部
G 基板

Claims (7)

  1. 内部で基板にプラズマによるプラズマ処理を施す処理容器と、
    該処理容器の内部に配置され、下部電極を兼ねると共に前記基板を載置する載置台と、
    前記処理容器の天井部を、前記処理容器との電気的絶縁を保ちながら形成し、接地に接続された金属窓と、
    該金属窓を介して前記載置台と対向し、前記金属窓との電気的絶縁を保ちながら配置される誘導結合アンテナと、
    前記プラズマ処理を制御する制御部と、
    を備え、
    該制御部は、
    第1の高周波を第1の電力で前記載置台に供給し、前記金属窓と前記載置台との間で容量結合により前記プラズマを着火する第1の制御と、
    第2の高周波を第2の電力で前記誘導結合アンテナに供給し、前記金属窓を媒介して誘導結合により前記プラズマを維持する第2の制御と、
    前記第1の高周波を前記第1の電力よりも大きな第3の電力に変更し、前記載置台に載置された前記基板に前記プラズマ処理を施す第3の制御と、を実行する、
    プラズマ処理装置。
  2. 前記第3の制御において、前記第1の高周波の前記第3の電力への変更は、前記第2の高周波が前記第2の電力で前記誘導結合アンテナへ供給される時点から、予め定められた時間の経過以後に実施される、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1の制御における前記処理容器の内部の第1の圧力は、前記基板に前記プラズマ処理を施す際の前記処理容器の内部の第2の圧力よりも高い、
    請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第2の制御において、前記第2の高周波が前記第2の電力で前記誘導結合アンテナに供給される前に、前記第1の圧力から前記第2の圧力に変更される、
    請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記金属窓は複数の分割窓により構成され、前記複数の分割窓のそれぞれがインピーダンス調整回路を介して接地に接続されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記処理容器の内部には処理ガスが供給され、前記第1の制御において前記処理ガスから前記プラズマが着火され、前記第3の制御において前記プラズマが維持される、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 内部で基板にプラズマによるプラズマ処理を施す処理容器と、
    該処理容器の内部に配置され、下部電極を兼ねると共に前記基板を載置する載置台と、
    前記処理容器の天井部を、前記処理容器との電気的絶縁を保ちながら形成し、接地に接続された金属窓と、
    該金属窓を介して前記載置台と対向し、前記金属窓との電気的絶縁を保ちながら配置される誘導結合アンテナと、
    を備えたプラズマ処理装置において、
    第1の高周波を第1の電力で前記載置台に供給し、前記金属窓と前記載置台との間で容量結合により前記プラズマを着火することと、
    第2の高周波を第2の電力で前記誘導結合アンテナに供給し、前記金属窓を媒介して誘導結合により前記プラズマを維持することと、
    前記第1の高周波を前記第1の電力よりも大きな第3の電力に変更し、前記載置台に載置された前記基板に前記プラズマ処理を施すことと、
    を有する、プラズマ処理方法。
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