JP2023070691A - 回転子、回転子の製造方法、及び回転子を有する回転電機 - Google Patents

回転子、回転子の製造方法、及び回転子を有する回転電機 Download PDF

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Takahiro Yamamoto
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Abstract

【課題】磁石の形状又は大きさに因らず、磁石をシャフトに精度よく固定することのできる回転子を提供する。【解決手段】シャフト1と、シャフト1の外周面において周方向に配置された複数のセグメント磁石2と、複数のセグメント磁石2の極間に配置されるモールド樹脂3を備え、複数のセグメント磁石2とモールド樹脂3によりセグメント磁石2が連結された磁石ユニット4を構成し、シャフト1に磁石ユニット4を固定することにより回転子を形成する。【選択図】図1

Description

本願は、回転子、回転子の製造方法、及び回転子を有する回転電機に関するものである。
従来の回転電機における回転子では、接着剤で回転子シャフトの外表面に永久磁石を固定した後、回転子シャフトとともに永久磁石を円管状のCFRP(炭素繊維強化プラスチック:CARBON FIBER REINFORCED PLASTICS)製のカーボンリングに圧入するものがあった。これにより高速回転時の遠心力強度に対して十分な固定強度が得られ、また、永久磁石の破片が飛散するのを防止することができる(特許文献1参照)。
特開2005-312250号公報
従来の回転子においては、小型の磁石を使用する場合に、磁石のシャフトに対する位置決め、更には十分な面積を確保した接着をすることが困難であるという課題があった。さらにセグメント磁石の内周面がシャフトの外周面に沿った形状でない場合に、セグメント磁石をシャフトに接着することが困難であるという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、磁石の形状又は大きさに因らず、磁石をシャフトに精度よく固定することを目的とする。
本願に開示される回転子は、
シャフトと、
前記シャフトの外周面において周方向に配置された複数のセグメント磁石と、
複数の前記セグメント磁石の極間に配置されるモールド樹脂を備え、
複数の前記セグメント磁石と前記モールド樹脂により磁石ユニットを構成したものである。
本願に開示される回転子の製造方法は、
セグメント磁石とモールド樹脂によりセグメント磁石が連結された磁石ユニットを形成する工程と、
シャフトに磁石ユニットを固定する工程を有するものである。
又本願に開示される別の回転子の製造方法は、
モールド樹脂を用いて一体成形することによりセグメント磁石をシャフトに固定するものである。
更に本願に開示される回転電機は、
回転子と、回転子の外周に対して隙間を介して設置された固定子を備えたものである。
本願に開示される回転子、回転子の製造方法、及び回転子を有する回転電機によれば、磁石の形状又は大きさに因らず、磁石をシャフトに精度よく固定することができる。
実施の形態1による回転子を示す斜視図である。 実施の形態1による回転子を示す断面図である。 実施の形態1による磁石ユニットを示す斜視図である。 実施の形態1によるモールド治具を示す縦断面図である。 実施の形態1によるモールド治具を示す横断面図である。 実施の形態2による回転子を示す断面図である。 実施の形態3による回転子を示す断面図である。 実施の形態4による回転子を示す断面図である。 実施の形態5による回転子を示す断面図である。 実施の形態5による回転子を示す断面図である。 実施の形態5による回転子を示す断面図である。 実施の形態5による1個のセグメント磁石部分を示す拡大断面図である。 実施の形態5による1個のセグメント磁石部分を示す拡大断面図である。 実施の形態6による回転子を示す断面図である。 実施の形態8による回転電機を示す断面図である。
実施の形態1.
本実施の形態は、シャフト表面に磁石を備えた回転子に関するものである。図1は実施の形態1による回転子を示す斜視図であり、図2は実施の形態1による回転子を示す断面図である。図1において、円柱形状のシャフトの長手方向に沿う方向を軸方向とし、更に軸方向に垂直な方向を径方向と定義する。又図2において、磁石が円周方向に配置される方向を周方向と定義する。図3以後においても同様に定義する。図1、図2において、シャフト1の外周面に、セグメント磁石2とモールド樹脂3によって構成された磁石ユニット4が固定されている。
モールド樹脂3がセグメント磁石2の極間に位置している。これにより磁石ユニット4並びに回転子の外周においては、セグメント磁石2とモールド樹脂3が交互に位置している。シャフト1の断面は、円形形状であり、シャフト1は磁性体で構成されている。セグメント磁石2は、シャフト1に接する円弧形状の内周面と回転子の外周を形成する円弧形状の外周面から構成されている。研磨加工によりセグメント磁石2の内周面と外周面を円弧形状に形成する。更に内周面と外周面を繋ぐ2つの側面は互いに平行な面となっている。また、セグメント磁石2はシャフト1の表面にN極とS極が交互に位置するように配置されている。
シャフト1の形状は図1に示す円柱形状に限らない。円柱形状以外には角柱形状がある。又セグメント磁石2の形状についても、図1に示す内周面がシャフト1の外周面に合致した円弧形状に限らない。またセグメント磁石2の極数は、図1、図2に示す極数(8極)に限らない。図3はセグメント磁石2をモールド樹脂3によって固定した磁石ユニット4を示す斜視図である。磁石ユニット4を構成する際には、治具を用いて磁石を固定する。図4は磁石ユニット4を構成する際に用いるモールド治具を示す縦断面図、図5は同じく横断面図である。モールド治具8においては、内径保持部品5と磁石固定部品6によってセグメント磁石2を軸方向の上下から保持することにより、セグメント磁石2を任意の位置に固定する。
次に外径保持部品7をセグメント磁石2の外周側に取り付け、その後に複数のセグメント磁石2の間の周方向における隙間にモールド樹脂3を充填することで磁石ユニット4を構成する。内径保持部品5と磁石固定部品6によって、セグメント磁石2の位置決めがなされる。又内径保持部品5と外径保持部品7によって磁石ユニット4の内周形状と外周形状がそれぞれ確定されている。内径保持部品5は、磁石ユニット4の内周形状を確定する円柱形状の部分と、他の部品(セグメント磁石2、磁石固定部品6、外径保持部品7)を取り付けるための底面に設けられた円盤形状の部分から構成されている。磁石固定部品6は、内径保持部品5の底面に対して平行な面を持つリング形状の部品であり、その内周形状と外周形状はそれぞれ内径保持部品5の円柱形状の外周面と外径保持部品7の内周形状に合致した円弧形状となっている。
外径保持部品7は、磁石ユニット4の外周形状を確定するための内周面を持つ中空円筒形状となっている。モールド治具8を構成する各部品の形状並びに部品構成については、図4に示す部品形状並びに部品構成に限らない。例えば内径保持部品5と外径保持部品7が分割されておらず、一体に形成してもよい。このように磁石ユニット4を構成したのち、シャフト1に磁石ユニット4を固定することにより、セグメント磁石の形状並びに大きさに因らず、シャフト1にセグメント磁石2を固定した時に、セグメント磁石の径方向及び周方向の位置ずれが発生することを抑制できる。また、回転子にリング磁石を使用する場合と比べると、セグメント磁石2はリング磁石に比べ残留磁束密度が高い。従って、リング磁石を用いず、セグメント磁石2を使用することにより、回転電機としての性能を向上させることができる。即ちセグメント磁石は、その製作工程において磁界をかけながら材料粉末を成型することで、粉末の磁化し易い方向を揃えることができ、その方向に着磁磁界を印加することで高い磁力の実現が可能となる。一方、回転電機の回転子にリング磁石を使用する場合、中心から放射状の方向に着磁する必要があり、磁化し易い方向が揃った状態での成型ができず、セグメント磁石に比べて高い磁力の実現が困難となる。又本実施の形態による回転子の製造方法は、セグメント磁石2とモールド樹脂3によりセグメント磁石2が連結された磁石ユニット4を形成する工程と、シャフト1に磁石ユニット4を固定する工程を有するものである。
実施の形態2.
図6は実施の形態2による回転子を示す断面図である。磁石ユニット4を構成する際、図6に示すように、モールド樹脂3がセグメント磁石2の外周面を被覆することにより、モールド樹脂3の外周面を回転子の外周面とするようにしても良い。モールド樹脂3の外周面の形状は、図6に示す円形に限らない。例えば円形以外に多角形形状であっても良い。また、シャフト1の形状は図6に示すような円柱形状に限らない。又セグメント磁石2の形状についても、図6に示すように内周面がシャフト1の外周面に合致した円弧形状に限らない。セグメント磁石2の内周面が、シャフト1の外周面に合致した形状でない場合でも、磁石ユニット4を構成する際に、その内周面をモールド樹脂3によってシャフト1の外周面に合致した形状とするので問題はない。更にセグメント磁石2の極数は、図6に示す極数(8極)に限らない。
セグメント磁石2の外周面をモールド樹脂3によって被覆することにより、セグメント磁石の防錆効果を得ることができる。更に、永久磁石であるセグメント磁石2の破片が飛散するのを抑制できる。また、モールド樹脂3によって回転子の外周面の形状を任意に確定できるため、セグメント磁石2の外周の形状が不揃いな場合においても、回転子の外周形状が不揃いとなることを防ぐことができる。実施の形態2における磁石ユニット4を形成するための治具は、図3に示したものと同様のものである。この場合セグメント磁石2と外径保持部品7との間に隙間を設け、その隙間にモールド樹脂3を充填する。
実施の形態3.
図7は実施の形態3による回転子を示す断面図である。図7において、磁石ユニット4をシャフト1の外周面に固定した後、磁石ユニット4の外周にCFRPもしくはSUS(ステンレス鋼)製のリング9を設けたものである。円柱形状のシャフト1の外周に磁石ユニット4が固定されており、更に磁石ユニット4の外周にリング9が設けられており、リング9の内周面の形状は、セグメント磁石2全ての外周面に接触する円形形状であり、かつリング9の外周面の形状は、円形形状となっている。
リング9の内周面の形状及び外周面の形状は、図7に示す形状に限らない。例えばリングの厚みが一定でない円環形状にすることができる。又切り欠きを持つ円環形状、又は内周面と外周面の両方もしくはどちらか一方が多角形の形状にリングを形成しても良い。シャフト1の形状は図7に示す円柱形状に限らない。セグメント磁石2の形状については、図7に示すように内周面がシャフト1の外周面に接触し、外周面がリング9の内周面に接触した形状に限らない。例えば内周面については、平面もしくはシャフト1の外周面と曲率の異なる曲面に形成することが出来る。又外周面については、平面もしくはリング9の内周面と異なる曲率の曲面に形成することが出来る。また、セグメント磁石2の極数は、図7に示す極数(8極)に限らない。リング9を設けることで、永久磁石であるセグメント磁石2の破片が飛散するのを防止できる。尚図7においては、図1、図2に示された構造にリング9を取り付けた場合を示しているが、図6に示された構造にリング9を取り付けても良い。
実施の形態4.
図8は実施の形態4による回転子を示す断面図である。図8において、リング9の内周面が円形であり、セグメント磁石2の外周面はリング9の内周面に合致させた円弧形状でない場合を示している。図8においては、セグメント磁石2の外周面は平面形状であり、モールド樹脂3によって磁石ユニット4の外周面をリング9の内周面に合致する円形としたものである。尚セグメント磁石2の内周面はシャフト1の外周面に合致した円弧状に形成されている。磁石ユニット4を構成しているモールド樹脂3がセグメント磁石2の外周面とリング9の内周面との間に位置することにより、回転子の外周形状は円形形状となっている。
円柱形状のシャフト1の外周面にセグメント磁石2とモールド樹脂3で構成された磁石ユニット4が固定され、その磁石ユニット4の外周面にリング9が位置している。セグメント磁石2の外周面については、図8に示す平面形状に限らず、リング9の内周面と異なる曲率を有する曲面形状で形成しても良く、更に曲率の大小関係についても限定されない。又シャフト1の形状は図8に示す円柱形状に限らず、セグメント磁石2の形状についても図8に示す形状に限らない。また、セグメント磁石2の極数は図8に示す極数(8極)に限らない。
磁石ユニット4を形成する際に、モールド樹脂3によって磁石ユニット4の外周面をリング9の内周面に合致した形状にすることにより、セグメント磁石2の外周面の形状に関係なく磁石ユニット4の外周にリング9を取り付けることができる。またリング9がセグメント磁石2より外周に位置することで、永久磁石であるセグメント磁石2の破片が飛散するのを防止できる。即ち本実施の形態においては、リングの内周が円形であり、セグメント磁石2の外周面がリングの内周に合致した円弧状でないものである。
実施の形態5.
図9は実施の形態5による回転子を示す断面図である。本実施の形態においては、シャフト1の外周面の形状が円形であり、セグメント磁石2の内周面がシャフト1の外周に合わせた円弧形状でない場合を示している。図9においては、セグメント磁石2の内周面が平面であり、磁石ユニット4を構成する際に、モールド樹脂3の内周面をシャフト1の外周面に合致させた形状とした回転子を示している。尚セグメント磁石2の外周面も平面状に形成しても良い。磁石ユニット4を構成しているモールド樹脂3が、セグメント磁石2の内周面とシャフト1との間に位置している。これにより磁石ユニット4の内周面がシャフト1の外周面に合致した形状となっている。セグメント磁石2の内周面は、図9に示す平面状に限らず、シャフト1の外周面と曲率の異なる曲面状に形成しても良く、その曲率の大小関係についても限定しない。シャフト1の形状は、図9に示す円柱形状に限らず、セグメント磁石2の形状についても図9に示す形状に限らない。即ちシャフト1の形状については、多角形の形状であっても良い。また、セグメント磁石2の形状については、外周面も平面の直方体形状にしても良い。この場合モールド樹脂3がセグメント磁石2の外周面を被覆することになる。また、セグメント磁石2の極数は図9に示す極数(8極)に限らない。
また、ある直径のシャフト1の外周面に合わせた内周面の形状を持つセグメント磁石2を、直径が異なる別のシャフト1に適用して回転子を構成することもできる。図10、図11は、同一の断面形状を持つセグメント磁石2を用いて磁石ユニット4を構成した回転子を示す断面図であり、図10においては、セグメント磁石2の内周面に合ったシャフト1の外周面に磁石ユニット4を固定した8極の回転子を示している。一方図11は図10に示されたものと同一の断面形状を持つセグメント磁石2を用いて磁石ユニット4を構成した場合を示しており、図10に示したシャフトに比べて直径の大きな円柱形状のシャフト1の外周面に磁石ユニット4を固定した24極の回転子を示している。図12は図10における1個のセグメント磁石部分を示す拡大断面図であり、図13は図11における1個のセグメント磁石部分を示す拡大断面図である。図11、図13に示すように、磁石ユニット4を構成しているモールド樹脂3が、セグメント磁石2の内周面に位置することで、磁石ユニット4の内周面がシャフト1の外周面に合致した形状となっている。シャフト1の形状は図10、図11に示す円柱形状に限らず、セグメント磁石2の形状についても、図10~図13に示す形状に限らない。また、セグメント磁石2の極数は図10、図11に示す極数に限らない。
磁石ユニット4の内周面をモールド樹脂3によってシャフト1の外周面に合った形状とする。これによりセグメント磁石2の内周面の形状によらず、磁石ユニット4とシャフト1を面で接着することができる。また、図11、図13に示すように、セグメント磁石2の内周面の曲率がシャフト1の外周面の曲率と異なる曲面に形成されている場合においても、モールド樹脂3によって磁石ユニット4の内周面をシャフト1の外周面に合致した曲面とすることができる。従ってシャフト1の直径又は磁石の極数が異なる回転子であっても、セグメント磁石2を共用化することができる。
実施の形態6.
図14は実施の形態5による回転子を示す断面図である。本実施の形態においては、セグメント磁石2とモールド樹脂3を用いて磁石ユニット4を構成する際、磁石ユニット4の形状を円筒ではなく、一部に切り欠き10を設けた形状としたものである。図14においては、セグメント磁石2とモールド樹脂3を用いて磁石ユニット4を構成する際に、モールド樹脂3の一部に切り欠き10を設けた場合を示しており、磁石ユニット4を円柱形状のシャフト1の外周面に固定した回転子を示している。
切り欠き10の位置、形状並びに幅は、図14に示した位置、形状並びに幅に限らない。シャフト1の形状は図14に示した円柱形状に限らない。又セグメント磁石2の形状についても図14に示す形状に限らない。またセグメント磁石2の極数は図14に示す極数(8極)に限らない。
切り欠き10を設けることで、シャフト1へ磁石ユニット4を固定した後に、線膨張係数の差によって発生する応力が原因となり、磁石ユニット4に割れ又はひびが生じて損傷が発生することを抑制することができる。
実施の形態7.
回転子を構成する際に、図4、図5に示すように、セグメント磁石2とモールド樹脂3を用いて磁石ユニット4を構成した後にシャフト1へ固定するのではなく、シャフト1とセグメント磁石2とモールド樹脂3とを用いて、一体成形によって回転子を構成しても良い。即ちモールド樹脂3を用いて一体成形することによりセグメント磁石2をシャフト1に固定するものである。この場合、治具としては、図4、図5における内径保持部品5の部分にシャフト1を設置することとなる。その他の製造工程は、図4、図5に基づいて説明した場合と同じである。一体成形により回転子を構成することで、シャフト1の外周面とセグメント磁石2の内周面との距離をより小さくすることができる。
実施の形態8.
図15は上記実施の形態1~7に示す回転子を備えた回転電機を示す断面図である。回転電機は回転子11と固定子12を用いて構成されている。回転子11は上記実施の形態1~7に示したシャフト1及び磁石ユニット4より構成されている。固定子12の内周形状と外周形状はともに円形であり、コイル14を巻回するためのスロット13が9ヶ所設けられている。回転子11の外周に所定の隙間を介して固定子12が位置しており、回転子11のシャフト1の中心と、固定子12の内周円の中心とが一致している。また、固定子12のスロット13にはコイル14が巻回されている。図15においては、回転子11の極数が8、固定子12のスロット数が9の回転電機を示しているが、回転子の極数及び固定子のスロット数は図15に示す数に限らない。また、固定子12の内周形状と外周形状、そしてスロット13の形状、コイル14の巻き数についても図15に示す形状又は巻き数に限らない。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 シャフト、2 セグメント磁石、3 モールド樹脂、4 磁石ユニット、
9 リング、10 切り欠き、11 回転子、12 固定子。

Claims (9)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの外周面において周方向に配置された複数のセグメント磁石と、
    複数の前記セグメント磁石の極間に配置されるモールド樹脂を備え、
    複数の前記セグメント磁石と前記モールド樹脂により磁石ユニットを構成した回転子。
  2. 前記モールド樹脂が複数の前記セグメント磁石の外周面を被覆する請求項1記載の回転子。
  3. 前記磁石ユニットの外周にリングを配置した請求項1又は請求項2に記載の回転子。
  4. 前記リングの内周面を円形状に形成するとともに、前記セグメント磁石の外周面は前記リングの内周面に合致しない形状に形成され、前記セグメント磁石の外周面と前記リングの内周面の間に前記モールド樹脂が介在している請求項3記載の回転子。
  5. 前記シャフトの外周面を円形状に形成するとともに、前記セグメント磁石の内周面は前記シャフトの外周面に合致しない形状に形成され、前記セグメント磁石の内周面と前記シャフトの外周面の間に前記モールド樹脂が介在している請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転子。
  6. 前記モールド樹脂の一部に切り欠きを設けた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転子。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転子の製造方法であって、
    前記セグメント磁石と前記モールド樹脂により前記セグメント磁石が連結された前記磁石ユニットを形成する工程と、
    前記シャフトに前記磁石ユニットを固定する工程を有する回転子の製造方法。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転子の製造方法であって、前記モールド樹脂を用いて一体成形することにより前記セグメント磁石を前記シャフトに固定する回転子の製造方法。
  9. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転子と、前記回転子の外周に対して隙間を介して設置された固定子を備えた回転電機。
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