JP2023068906A - 油液の荷卸し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な油液量の油液を地下タンクに供給することができる。【解決手段】油液の荷卸し装置100は、タンクローリ車400から供給経路110を介して供給される油液を貯留する容器120と、一端が容器120に貯留された油液の吐出口に接続され、他端が地下タンク300の注油口に接続される供給経路180と、供給経路180上に設けられ、供給経路180内を通過する油液の流量を計測する流量計160と、供給経路180を開閉するバルブ170と、容器120内に第1所定量の油液が貯留されているか否かを検出するレベルスイッチ130と、レベルスイッチ130により容器120内に第1所定量の油液が貯留されていることが検出されている場合にバルブ170を開弁するよう制御し、容器120に貯留されている油液を地下タンク300に供給する、制御部200と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、タンクローリ車に積載された油液をタンクに供給する油液の荷卸し装置に関する。
油槽所から給油所に油液を配送する運搬手段としてタンクローリ車が用いられている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、タンクローリ車のタンクに積載された液体燃料を、荷卸しホースを介して給油所の地下タンクに供給する荷卸しシステムが開示されている。
特開2010-126194号公報
特許文献1では、タンクローリ車のタンクに積載された油液の全量が地下タンクに荷卸しされることが前提となっている。即ち、地下タンクに荷卸しされた油液量は、タンクに積載された油液量と同じである。タンクローリ車のタンクに積載された油液の所定量を地下タンクに供給するためには、タンクから地下タンクに供給される油液量を算出する必要がある。この油液量を算出するためには、地下タンクへの流路上に流量計を設け、流量計によって計測された流量から油液量を算出する。算出された油液量が所定量に達したときに流路を閉じることで、所定量の油液を地下タンクに供給することが可能となる。
しかし、流量計で計測する油液に気体が混入していると、流量計が計測する流量の精度が低下してしまう。そのため、地下タンクに正確な油液量の油液を供給することができなかった。そこで、正確な油液量の油液を供給する技術が求められている。
本発明は、正確な油液量の油液を供給することが可能な油液の荷卸し装置を提供する。
本発明の油液の荷卸し装置は、一端がタンクローリ車に積載された油液の吐出口に接続される第1供給経路と、第1供給経路の他端に接続され、タンクローリ車から第1供給経路を介して供給される油液を貯留する容器と、一端が容器に貯留された油液の吐出口に接続され、他端が被供給タンクの注油口に接続される第2供給経路と、第2供給経路に設けられ、第2供給経路内を通過する油液の流量を計測する流量計と、第2供給経路を開閉する第1開閉弁と、容器内に第1所定量の油液が貯留されているか否かを検出する第1検出器と、第1検出器により容器内に第1所定量の油液が貯留されていることが検出されている場合に第1開閉弁を開弁するよう制御し、第2供給経路を介して容器に貯留されている油液を被供給タンクに供給する、制御部と、を備える。
本発明によれば、正確な油液量の油液を被供給タンクに供給することができる。
油液の荷卸し装置の構成を示す図である。 制御部のハードウェアブロック図である。 制御部が実行する荷卸し制御処理を示すフローチャートである。 制御部が実行する荷卸し制御処理を示すフローチャートである。 制御部が実行する荷卸し制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態において、その構成要素(フローチャート内のステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
(油液の荷卸し装置100の全体構成)
図1は、油液の荷卸し装置の構成を示す図である。油液の荷卸し装置(以下、荷卸し装置と略する)100は、タンクローリ車400の運転席の後方に設置されるタンク401に積載される油液(例えば、ガソリンや軽油など)を計量して、給油所の地下タンク300に供給する。給油所に到着したタンクローリ車400の運転手や給油所の作業員(以下、運転手及び作業員を「運転手等」とする)等は、荷卸しホース410の一端をタンク401の油液の吐出口に接続し、他端を荷卸し装置100の注油口101に接続する。また、運転手等は、荷卸し装置100の吐出口102と地下タンク300の注油口301とを接続する。荷卸し装置100の吐出口102と地下タンク300の注油口301とをホースにより接続しても良いし、直接接続しても良い。地下タンク300は、本発明の被供給タンクに対応する。地下タンク300は、油液を貯留できるものであれば、地上にあっても良い。
本実施形態の荷卸し装置100は、供給経路110と、容器120と、レベルスイッチ130と、レベルスイッチ140と、バルブ150と、流量計160と、バルブ170と、供給経路180と、制御部200と、を備える。供給経路110は、本発明の第1供給経路に対応し、供給経路180は、本発明の第2供給経路に対応する。レベルスイッチ130は、本発明の第1検出器に対応し、レベルスイッチ140は、本発明の第2検出器に対応する。バルブ170は、本発明の第1開閉弁に対応し、バルブ150は、本発明の第2開閉弁に対応する。
(油液の荷卸し装置100の各部の詳細)
供給経路110は、タンクローリ車400から荷卸しホース410を介して供給された油液を、容器120に供給するための流路である。供給経路110の一端(荷卸し装置100の注油口101)は、荷卸しホース410に接続され、他端は、容器120の注油口121に接続される。
容器120は、供給経路110を介して供給された油液を貯留するための容器120である。この容器120には、供給経路110が接続される注油口121と、容器120に貯留された油液を吐出する吐出口122と、が設けられる。注油口121は、容器120の側面に設けられ、吐出口122は、容器120の底面に設けられる。
容器120には、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されているか否かを検出するためのレベルスイッチ130と、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されているか否かを検出するためのレベルスイッチ140と、が設けられている。第2所定量A2は、第1所定量A1より少ない。レベルスイッチ130は、容器120内の油液の上限を検出するためのレベルスイッチであり、レベルスイッチ140は、容器120内の油液の下限を検出するためのレベルスイッチである。タンクローリ車400のタンク401から容器120に油液が供給されると、まず、レベルスイッチ140が容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたことを検知する。このとき、後述するバルブ150が開弁され、油液に混入する気体が容器120の内部から外部に排出される。その後、レベルスイッチ130が容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたことを検知する。このとき、後述するバルブ170が開弁され、容器120内の油液が地下タンク300に供給される。レベルスイッチ130及び140には、フロート式、電極式、超音波式、圧力式などの様々な方式のレベルスイッチを適用することができる。このレベルスイッチ130及び140は、制御部200と通信可能に接続されている。レベルスイッチ130は、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたことを検知すると、制御部200に、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたこと示す情報を送信する。また、レベルスイッチ140は、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたことを検知すると、制御部200に、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたことを示す情報を送信する。
容器120の上部には、容器120の内部と外部とを接続する大気流路151を開閉するバルブ150が設けられている。バルブ150は、制御部200と通信可能に接続されており、制御部200による制御に従って開弁又は閉弁し、大気流路151を開閉する。
供給経路180は、容器120から供給された油液を、地下タンク300に供給するための流路である。供給経路180の一端は、容器120の底面に設けられた吐出口122に接続され、他端は、地下タンク300の注油口301に接続される。供給経路180上には、流量計160とバルブ170とが設けられている。
流量計160は、供給経路180を通過する油液の流量を計測する。流量とは、単位時間あたりに供給経路180を通過した油液の量を示す値である。流量計160は、制御部200と通信可能に接続されており、流量計160が計測した流量は、制御部200に送信される。制御部200は、流量計160から受信した流量に基づいて、地下タンク300に供給された油液の油液量を算出する。
バルブ170は、供給経路180を開閉する。バルブ170は、制御部200と通信可能に接続されており、制御部200による制御に従って開弁又は閉弁し、供給経路180を開閉する。
制御部200は、レベルスイッチ130、レベルスイッチ140、流量計160、バルブ150及びバルブ170と通信可能に接続されている。制御部200は、レベルスイッチ130から容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたことを示す情報を受信し、レベルスイッチ140から容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたことを示す情報を受信する。また、制御部200は、流量計160から油液の流量を示す情報を受信する。そして、制御部200は、バルブ150及び170を開弁又は閉弁するよう制御する。具体的には、バルブ150にバルブ150を開弁又は閉弁させる情報を送信し、バルブ170にバルブ170を開弁又は閉弁させる情報を送信する。バルブ150は、制御部200から受信した情報に従って開弁又は閉弁し、大気流路151を開閉する。また、バルブ170は、制御部200から受信した情報に従って開弁又は閉弁し、供給経路180を開閉する。
(制御部200のハードウェア構成)
図2は、制御部200のハードウェアブロック図である。図2を参照して、制御部200のハードウェア構成を説明する。制御部200は、プロセッサ201と、通信インターフェース202(以下、インターフェースをI/Fと略記する)と、主記憶装置203と、補助記憶装置204と、入力部205と、表示部206と、上記した各モジュールを通信可能に接続するバス207と、を有する。プロセッサ201は、制御部200の各部の動作の制御を行う中央処理演算装置である。プロセッサ201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。プロセッサ201は、時間を計測するカウンタを有する。これにより、所定時間(例えば、2秒)を計測することが可能となる。プロセッサ201は、補助記憶装置204に記憶されたプログラムを主記憶装置203の作業領域に実行可能に展開する。主記憶装置203は、プロセッサ201が実行するプログラム、当該プロセッサ201が処理するデータ等を記憶する。主記憶装置203は、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置204は、OS、ブートプログラム、後述する荷卸し制御プログラム等を記憶する。補助記憶装置204は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。
通信I/F202は、上記したレベルスイッチ130、レベルスイッチ140、流量計160、バルブ150及びバルブ170と情報の送受信を行う。入力部205は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル又はそれらの組み合わせである。入力部205は、タンクローリ車400から荷卸しする油液量を示すプリセット値を入力することが可能である。入力部205によって入力されたプリセット値は、補助記憶装置204に記憶される。表示部206は、各種情報を表示可能であって、例えば、上記したプリセット値を入力するための入力画面を表示する。また、表示部206は、油液の荷卸しが正常に終了したこと、プリセット値に達せずに油液の荷卸しが終了したこと等を表示する。
(荷卸し制御処理)
図3A~3Cは、制御部200が実行する荷卸し制御処理を示すフローチャートである。図3A~3Cを参照して、荷卸し制御処理を説明する。制御部200のプロセッサ201は、補助記憶装置204に記憶される荷卸し制御プログラムを、主記憶装置203に展開して実行する。図3A~3Cのフローチャートの各ステップは、荷卸し制御プログラムを実行するプロセッサ201を含むコンピュータシステムである制御部200によって実行される。
はじめに、制御部200は、バルブ150及び170が閉弁するよう制御する(S301)。バルブ150及び170が閉弁した状態が荷卸し装置100の初期状態である。
制御部200は、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたか否かを判定する(S302)。レベルスイッチ140は、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたことを検知すると、制御部200に、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたことを示す情報を送信する。制御部200は、レベルスイッチ140からこの情報を受信した場合には、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたと判定し(S302:Yes)、そうでない場合は、容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されていないと判定する(S302:No)。
制御部200により容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたと判定された場合(S302:Yes)、制御部200は、バルブ150が開弁するよう制御する(S303)。具体的には、制御部200は、バルブ150にバルブ150を開弁させる情報を送信する。これにより、バルブ150が開弁し、大気流路151が開放され、容器120に供給される油液に混入する気体が容器120の内部から外部に排出される。油液に混入する気体を容器120の内部から外部への排出することを、適宜エア抜きと呼ぶ。
次に、制御部200は、プリセット値を記憶しているか否かを判定する(S304)。プリセット値が記憶されていないと判定した場合(S304:No)、制御部200は、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたか否かを判定する(S305)。制御部200は、レベルスイッチ130から容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたことを示す情報を受信した場合には、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたと判定し(S305:Yes)、そうでない場合は、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないと判定する(S305:No)。
制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたと判定された場合(S305:Yes)、制御部200は、バルブ150が閉弁するよう制御し、且つ、バルブ170が開弁するよう制御する(S306)。これにより、バルブ150が閉弁し、大気流路151が閉鎖され、エア抜きが完了する。また、バルブ170が開弁し、供給経路180が開放され、油液の荷卸しが開始される。その結果、容器120内の油液が供給経路180を介して地下タンク300に供給される。一方、制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないと判定されている間は(S305:No)、バルブ170は閉弁されたままで、容器120内の油液は地下タンク300に供給されない。
次に、制御部200は、流量計160によって計測された流量を示す情報を受信し、この情報に基づいて地下タンク300に荷卸しした油液量を算出し、算出した油液量を表示部206に表示させる(S307)。
そして、制御部200は、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたか否かを判定する(S308)。制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないと判定された場合(S308:No)、制御部200は、バルブ150が開弁するよう制御し、且つ、バルブ170が閉弁するよう制御する(S309)。具体的には、制御部200は、バルブ150にバルブ150を開弁させる情報を送信し、且つ、バルブ170にバルブ170を閉弁させる情報を送信する。これにより、バルブ150が開弁し、大気流路151が開放され、エア抜きが開始される。また、バルブ170が閉弁し、供給経路180が閉鎖され、油液の荷卸しが停止される。容器120内の油液量が第1所定量A1を下回った場合に、容器120から地下タンク300への油液の供給が停止される。一方、制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていると判定されている間は(S308:Yes)、バルブ170は開弁されたままで、容器120内の油液が地下タンク300に供給され続ける。
制御部200は、バルブ170が閉弁されてから所定時間の計時を開始し(S310)、所定時間が経過するまでの間に(S311:No)、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたか否かを判定する(S314)。プロセッサ201のカウンタは、S310において、所定時間のカウントを開始する。容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されずに(S314:No)、所定時間が経過する(カウンタのカウント値が所定時間に達する)と(S311:Yes)、制御部200は、バルブ150及びバルブ170の両方が閉弁するよう制御する(S312)。具体的には、制御部200は、バルブ150にバルブ150を閉弁させる情報を送信し、且つ、バルブ170にバルブ170を閉弁させる情報を送信する。なお、バルブ170は既に閉弁しているので、バルブ170にバルブ170を閉弁させる情報を送信しなくても良い。これにより、バルブ150及びバルブ170が閉弁し、大気流路151及び供給経路180が閉鎖する。S309でバルブ170を閉弁して所定時間が経過したにも関わらず、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないため、制御部200は、タンクローリ車400のタンク401内の油液が空になったと判定する。そこで、制御部200は、上記したように、バルブ150及びバルブ170の両方が閉弁するよう制御する(S312)。そして、制御部200は、油液の荷卸しが終了したことを表示部206に表示させる(S313)。
所定時間が経過する前に(S311:No)、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたと判定した場合(S314:Yes)、制御部200は、所定時間の計時を停止し、カウンタのカウント値をリセットする(S315)。そして、制御部200は、処理をS306に戻す。
S304において、制御部200によりプリセット値が記憶されていると判定された場合(S304:Yes)、制御部200は、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたか否かを判定する(S316)。制御部200は、レベルスイッチ130から容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたことを示す情報を受信した場合には、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたと判定し(S316:Yes)、そうでない場合は、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないと判定する(S316:No)。
制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたと判定された場合(S316:Yes)、制御部200は、バルブ150が閉弁するよう制御し、且つ、バルブ170が開弁するよう制御する(S317)。これにより、バルブ150が閉弁し、大気流路151が閉鎖され、エア抜きが完了する。また、バルブ170が開弁し、供給経路180が開放され、油液の荷卸しが開始される。その結果、容器120内の油液が供給経路180を介して地下タンク300に供給される。一方、制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないと判定されている間は(S316:No)、バルブ170は閉弁されたままで、容器120内の油液は地下タンク300に供給されない。
そして、制御部200は、流量計160によって計測された流量を示す情報を受信し、この情報に基づいて地下タンク300に荷卸しした油液の油液量を算出し、算出した油液量を表示部206に表示させる(S318)。
そして、制御部200は、荷卸しした油液の油液量がプリセット値に達したか否かを判定する(S319)。具体的には、制御部200は、S318で算出した油液の油液量とプリセット値とを比較し、荷卸しした油液の油液量がプリセット値に達したか否かを判定する。制御部200により荷卸しした油液の油液量がプリセット値に達したと判定された場合(S319:Yes)、制御部200は、上記したステップS312及びS313の処理を順に実行する。これにより、プリセットした油液量の油液を地下タンク300に供給することができる。
制御部200は、荷卸しした油液の油液量がプリセット値に達するまでの間に(S319:No)、容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されたか否かを判定する(S320)。荷卸しした油液の油液量がプリセット値に達するまでの間に(S319:No)、制御部200により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていないと判定された場合(S320:No)、制御部200は、S321~S327の処理を実行する。S321~S324及びS326~S327の処理の各々は、上記したS309~S312及びS314~S315の処理と同様であるので、その説明を省略する。S325において、制御部200は、プリセット値に達せずに油液の荷卸しが終了したことを表示部206に表示させる(S325)。
S313及びS325において、制御部200は、油液の荷卸しが終了したことを表示部206に表示させたが、運転手等に油液の荷卸しが終了したことを報知する方法は、表示部206への表示だけに限らず、音声による報知やランプ(例えば、LED)の点灯等であっても構わない。
S302において、制御部200により容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されていないと判定された場合(S302:No)、制御部200は、プリセット値が入力されたか否かを判定する(S328)。このプリセット値は、タンクローリ車400から荷卸しする油液量を示す値であって、表示部206が表示するプリセット値を入力するための入力画面の表示中に入力部205によって入力される。プリセット値が入力されたと判定された場合(S328:Yes)、制御部200は、入力されたプリセット値を補助記憶装置204に記憶する(S329)。なお、プリセット値を記憶する場所は、主記憶装置203であっても構わない。制御部200により容器120内に第2所定量A2の油液が貯留されたと判定されるまでに(S302:No)、プリセット値が設定されない場合には(S328:No)、制御部200は、処理をS302に戻す。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、レベルスイッチ130により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていることが検出されている場合にバルブ170を開弁して、供給経路180を介して容器120に貯留されている油液を地下タンク300に供給する。このように、容器120内に第1所定量A1の油液を一旦貯留してから油液を供給経路180に供給することによって、気体が混入された油液が供給経路180に供給されるのを抑制することができる。そして、流量計160は、供給経路180を通過する気体が混入されていない油液の流量を計測することができるので、正確に油液量を算出することが可能となる。その結果、正確な油液量の油液を地下タンク300に供給することができる。
容器120の内部と外部とを接続する大気流路151を開閉するバルブ150を設けることによって、気体が混入された油液が容器120に供給されたとしても、大気流路151を介して混入した気体を外部に排出することが可能となる。また、バルブ170を開弁する前にバルブ150を開弁することによって、地下タンク300への油液の供給の初期段階において、油液のエア抜きを実施することができる。
容器120内に第1所定量A1の油液が貯留される前の第2所定量A2の油液が貯留された段階で、バルブ150を開弁することによって、地下タンク300への油液の供給の初期段階において、油液のエア抜きを実施することができる。
レベルスイッチ130により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていることが検出されている場合にバルブ150を閉弁することによって、容器120内から大気流路151を介して吹き出すのを防止することができる。
容器120内の油液の貯留量が減少すると、供給経路180に供給される油液に気体が混入される可能性が高くなる。本実施形態では、レベルスイッチ130により容器120内に第1所定量A1の油液が貯留されていることが検出されなくなった場合にバルブ170を閉弁し且つバルブ150を開弁することによって、供給経路180に供給される油液に気体が混入されるのを抑制することができる。
流量計160によって計測された油液の流量から算出された油液量が入力されたプリセット値に達した場合に、バルブ170を閉弁することによって、定量制御された所望の油液量の油液を地下タンク300に供給することができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、上記した実施形態では、油液の荷卸し装置100は、タンクローリ車400及び地下タンク300が設けられる給油所の設備とは独立したユニットして説明した。しかし、油液の荷卸し装置100を備えるタンクローリ車であっても良いし、油液の荷卸し装置100を給油所の設備として設けても良い。
なお、油液の荷卸しの終了後に容器120内に残った油液は、ドレンで容器120から抜いても良いし、地下タンク300に入れても良い。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
100:油液の荷卸し装置 110:供給経路 120:容器 130:レベルスイッチ 140:レベルスイッチ 150:バルブ 160:流量計 170:バルブ 180:供給経路 200:制御部 300:地下タンク 400:タンクローリ車

Claims (6)

  1. 一端がタンクローリ車に積載された油液の吐出口に接続される第1供給経路と、
    前記第1供給経路の他端に接続され、前記タンクローリ車から前記第1供給経路を介して供給される油液を貯留する容器と、
    一端が前記容器に貯留された油液の吐出口に接続され、他端が被供給タンクの注油口に接続される第2供給経路と、
    前記第2供給経路に設けられ、前記第2供給経路内を通過する油液の流量を計測する流量計と、
    前記第2供給経路を開閉する第1開閉弁と、
    前記容器内に第1所定量の油液が貯留されているか否かを検出する第1検出器と、
    前記第1検出器により前記容器内に前記第1所定量の油液が貯留されていることが検出されている場合に前記第1開閉弁を開弁するよう制御し、前記第2供給経路を介して前記容器に貯留されている油液を前記被供給タンクに供給する、制御部と、
    を備えることを特徴とする油液の荷卸し装置。
  2. 前記容器の内部と外部とを接続する流路を開閉する第2開閉弁をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1開閉弁が開弁される前に、前記第2開閉弁を開弁するよう制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の油液の荷卸し装置。
  3. 前記容器内に前記第1所定量より少ない第2所定量の油液が貯留されているか否かを検出する第2検出器をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2検出器により前記容器内に前記第2所定量の油液が貯留されていることが検出された場合に前記第2開閉弁を開弁するよう制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の油液の荷卸し装置。
  4. 前記制御部は、前記第1検出器により前記容器内に前記第1所定量の油液が貯留されていることが検出されている場合に前記第1開閉弁を開弁し且つ前記第2開閉弁を閉弁するよう制御する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の油液の荷卸し装置。
  5. 前記制御部は、前記第1検出器により前記容器内に前記第1所定量の油液が貯留されていることが検出されなくなった場合に前記第1開閉弁を閉弁し且つ前記第2開閉弁を開弁するよう制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の油液の荷卸し装置。
  6. 前記タンクローリ車から荷卸しする油液量を示すプリセット値を入力する入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記流量計によって計測された流量から算出された油液量が前記プリセット値に達した場合に前記第1開閉弁を閉弁するよう制御する、ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の油液の荷卸し装置。
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