JP2023068779A - 噴射切換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる噴射切換装置を提供する。【解決手段】高圧ポンプPから供給される高圧水Qを噴射するノズルユニット2と、ノズルユニット2を駆動させるための駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1と、高圧水Qをノズルユニット2から噴射するための操作用エアA2を供給する操作用エア供給流路L2と、操作用エアA2の供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアA3としての駆動用エアA1を排出する排気孔8,9と、を有する、噴射切換装置。【選択図】図1
Description
本発明は、高圧ポンプからノズルユニットへの高圧水の供給と停止(排出)、および、エア供給源からノズルユニットへの圧縮エアの供給と停止(排気)を切り換える噴射切換装置に関する。
高圧水を用いた洗浄や表面剥離、はつり作業を行う場合に、ノズルユニットを用いて行う方法が採用されている。ノズルユニットには、作業者が高圧水を噴射する噴射ガンや、筐体内を吸引した状態で高圧水を噴射する洗浄装置がある。このようなノズルユニットとしては、例えば、OFF時には高圧水を逃がすパージ式のバルブガンやダンプガン、OFF時には高圧水の流れを止めるプランジャ式のグリップジェットガン等のトリガレバー式噴射ガンが従来から一般的に知られている。
特許文献1で開示されている噴射切換装置は、複数の噴射装置(ノズルユニット)を一つのポンプに接続して同時に噴射作業を行う場合でも、一つの噴射装置からの高圧水噴射停止が他の噴射装置へ影響することがなく、複数の噴射装置による噴射作業を正確に行うことを目的として、入口ポートと、出口ポートと、排出ポートと、切換弁機構(第1の弁座、第2の弁座、可動弁体、エアシリンダ、プランジャ、腕部、押圧部材で構成)と、絞り部材と、を有する。
しかしながら、ノズルユニットで作業する現場が広大な場合、高圧ポンプやエア供給源から作業現場までの距離が長くなる。このため、長距離(例えば、20m~50m)に亘る高圧ホースやエアホースを介して、高圧ポンプやエア供給源からノズルユニットまで高圧水や圧縮エアの供給と停止を切り換えなければならない。
その場合、高圧ホース内に残留する高圧水や、エアホース内に残留する圧縮エアを適切に排出することが重要であり、そうした改良が求められていた。
その場合、高圧ホース内に残留する高圧水や、エアホース内に残留する圧縮エアを適切に排出することが重要であり、そうした改良が求められていた。
例えば、エアホース内に圧縮エアが残留している場合、洗浄や剥離作業中に、一旦動作を停止させる際に、残留する圧縮エアによって、ノズルユニットのONからOFFに要する時間の増大を生じさせてしまう、という問題があった。
また、ノズルユニットは、高圧領域で使用されるため、1、2秒の動作反応のズレは、作業者に対する作業ストレス(手持ち時間、振動や作動反力の違和感など)を与える可能性があり、その結果、安全性を低下させてしまう可能性がある。
また、電磁弁の開閉を電気的に制御することでノズルユニットのONからOFFを切り換える方法もあるが、作業現場の環境上、電源を十分に確保することができない場合も多く、エアの切り替えだけで安全性を確保できる装置が求められていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる噴射切換装置を提供することを課題とする。
本発明の噴射切換装置は、高圧ポンプから供給される高圧水を噴射するノズルユニットと、ノズルユニットを駆動させるための駆動用エアを供給する駆動用エア供給流路と、高圧水をノズルユニットから噴射するための操作用エアを供給する操作用エア供給流路と、操作用エアの供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアとしての前記駆動用エアを排出する排気孔と、を有する。
本発明の噴射切換装置によれば、高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
本実施形態における噴射切換装置1は、図1,2(第1の実施形態)、図3,4(第2の実施形態)、図5(第3の実施形態)に示すように、ノズルユニット2と、高圧水Qや圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3、排気用エアA4)が供給または排出される内部流路を備える本体3と、から構成される。
噴射切換装置1は、高圧ポンプPからノズルユニット2への高圧水Qの供給と停止(排出)、および、エア供給源Aからノズルユニット2への駆動用エアA1の供給と停止(排気)を切り換えるものであり、高圧ポンプPとノズルユニット2の間に高圧ホース、さらには、エア供給源Aとノズルユニット2の間にエアホースが接続された状態で使用される。
噴射切換装置1は、高圧ポンプPからノズルユニット2への高圧水Qの供給と停止(排出)、および、エア供給源Aからノズルユニット2への駆動用エアA1の供給と停止(排気)を切り換えるものであり、高圧ポンプPとノズルユニット2の間に高圧ホース、さらには、エア供給源Aとノズルユニット2の間にエアホースが接続された状態で使用される。
ノズルユニット2は、高圧水Qを噴射するノズルであり、高圧ガン(噴射ガン)や洗浄装置である。高圧ガンとしては、各種スイッチのON、OFFによって、高圧水Qの噴射と停止(排出)を切り換えるものであればよい。また、洗浄装置としては、筐体13内にノズル14が配置されており(図5参照)、各種スイッチのON、OFFによって、高圧水Qの噴射と停止を切り換えるものであればよい。
各種スイッチのON、OFFによって、エア供給源Aからの圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3)が装置内を循環することで、細かな調整を図ることができる。
各種スイッチのON、OFFによって、エア供給源Aからの圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3)が装置内を循環することで、細かな調整を図ることができる。
本体3は、高圧水Qや圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3)の供給と停止(排出、排気)を切り換えるための流路や切換バルブを内部に配置するための筐体である。
具体的には、図1~図5に示すように、本体3には、エア供給源Aから供給される駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1と、エア供給源Aから別途供給される操作用エアA2を供給する操作用エア供給流路L2と、操作用エアA2の供給と停止を切り換える操作用エア切換流路L3と、高圧ポンプPから高圧水Qを供給する高圧水供給流路L4と、を配置する。
具体的には、図1~図5に示すように、本体3には、エア供給源Aから供給される駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1と、エア供給源Aから別途供給される操作用エアA2を供給する操作用エア供給流路L2と、操作用エアA2の供給と停止を切り換える操作用エア切換流路L3と、高圧ポンプPから高圧水Qを供給する高圧水供給流路L4と、を配置する。
駆動用エア供給流路L1は、ノズルユニット2の駆動スイッチ11を作業者が押圧した際に、エア供給源Aの稼働に伴い、ノズルユニット2に駆動用エアA1が供給されるとともに、高圧水Qの噴射をONにするための流路である。
駆動用エア供給流路L1には、駆動スイッチ11の押圧または非押圧によって、操作用エア切換流路L3への駆動用エアA1(操作用エア切換用エアA3)の供給と停止を切り換える駆動用エア切換バルブ4を配置する。駆動用エア切換バルブ4は、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。また、駆動用エアA1の供給量/排出量を調整するエア抜き(絞り部を有する)バルブを選択することもできる。
排気孔8は、エア供給源Aからの各種エア、例えば、操作用エア切換用エアA3を外部に排気するための孔であり、圧縮エアを排出するためのノズルや弁等を用いることができる。また、操作用エア切換用エアA3の排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
操作用エア供給流路L2は、エア供給源Aからノズルユニット2に駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1とは別に、操作用エアA2を供給する流路として分岐されている。操作用エア供給流路L2は、高圧ポンプPから供給される高圧水Qのノズルユニット2への供給と停止(排出)を切り換えるための流路である。
操作用エア供給流路L2には、駆動スイッチ11の押圧または非押圧によって、高圧水Qの供給や停止(排出)を切り換える操作用エア切換バルブ5を配置する。操作用エア切換バルブ5は、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。また、操作用エアA2の供給量/排出量を調整するエア抜き(絞り部を有する)バルブを選択することもできる。
駆動スイッチ11が押圧され、駆動用エア切換バルブ4がONになり、駆動用エア供給流路L1と操作用エア切換流路L3が開通する。そして、操作用エア切換用エアA3が操作用エア切換流路L3を通って操作用エア切換バルブ5まで供給された場合は、操作用エア切換バルブ5がONになり、操作用エア供給流路L2に供給されていた操作用エアA2が高圧水切換バルブ6まで供給される。
高圧水供給流路L4は、ノズルユニット2の駆動スイッチ11を作業者が押圧した際に、高圧ポンプPからノズルユニット2に高圧水Qを供給するための流路である。駆動スイッチ11を押圧しない場合は、高圧水Qはノズルユニット2に供給されず、ドレン孔10から外部に排出される。
高圧水供給流路L4には、駆動スイッチ11の押圧または非押圧、さらに、操作用エア切換バルブ5のON、OFFによって、高圧水Qの供給や停止(排出)を切り換える高圧水切換バルブ6を配置する。高圧水切換バルブ6は、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。
駆動スイッチ11が押圧され、駆動用エアA1や操作用エアA2によって、駆動用エア切換バルブ4、操作用エア切換バルブ5、高圧水切換バルブ6がONになることで、高圧ポンプPから供給される高圧水Qがノズルユニット2から噴射される。
高圧ポンプPが稼働した状態で、駆動スイッチ11を押圧しない場合は、高圧水Qは、ノズルユニット2まで到達せず、高圧水切換バルブ6に連結するドレン流路L6のドレン孔10から外部に排出される。
高圧ポンプPが稼働した状態で、駆動スイッチ11を押圧しない場合は、高圧水Qは、ノズルユニット2まで到達せず、高圧水切換バルブ6に連結するドレン流路L6のドレン孔10から外部に排出される。
また、図3および図4に示すように、駆動用エア供給流路L1から分岐するエア排出切換流路L5を配置することもできる。エア排出切換流路L5は、ノズルユニット2と高圧ポンプPや本体3との間の距離が長い場合に、その距離の中間や、比較的本体3側に駆動用エアA1の中間排気孔9を設けることによって、ノズルユニット2からの高圧水Qの供給(噴射)を停止するのにかかる時間を極めて短くすることができる。
なお、中間排気孔9の位置は、ノズルユニット2と高圧ポンプPや本体3との間の中間に限らず、ノズルユニット2側に配置することや、高圧ポンプP側に配置すること等、適宜変更することができる。
なお、中間排気孔9の位置は、ノズルユニット2と高圧ポンプPや本体3との間の中間に限らず、ノズルユニット2側に配置することや、高圧ポンプP側に配置すること等、適宜変更することができる。
エア排出切換流路L5には、エア排出切換バルブ7を配置する。エア排出切換バルブ7は、中間排気スイッチ12の押圧または非押圧によって、操作用エア切換流路L3の中間から操作用エア切換用エアA3の供給や停止(排気)を切り換える。エア排出切換バルブ7は、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。また、操作用エア切換用エアA3の供給量/排出量を調整するエア抜き(絞り部を有する)バルブを選択することもできる。
図4に示すように、中間排気スイッチ12が押圧された場合に、エア排出切換流路L5内に排気用エアA4が供給されることで、エア排出切換バルブ7がONになり、操作用エア切換流路L3内に残留する操作用エア切換用エアA3が中間排気孔9から外部に排気される。
中間排気孔9は、操作用エア切換用エアA3を外部に排気するための孔であり、エア排出用のノズルや弁等を用いることができる。また、駆動用エアA1の排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
また、高圧水Qはノズルユニット2に供給されず、ドレン孔10から外部に排出される場合のドレン流路L6を備えることもできる。
ドレン孔10は、高圧水Qを外部に排出するための孔であり、高圧水排出用のノズルや弁等を用いることができる。また、高圧水Qの排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
ドレン孔10は、高圧水Qを外部に排出するための孔であり、高圧水排出用のノズルや弁等を用いることができる。また、高圧水Qの排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
また、図5に示すように、ノズルユニット2をガンタイプではなく、洗浄対象の領域を筐体13で囲い、筐体13内に配置するノズル14から高圧水Qを噴射するタイプ(洗浄装置)を用いた場合も、噴射切換装置1内の回路構造は同様に利用することができる。
次に、以上のように構成された本実施形態の噴射切換装置1の使用方法について説明する。
まず、作業者は、エア供給源Aと高圧ポンプPを起動させる。エア供給源Aが起動すると、駆動用エアA1が駆動用エア供給流路L1を通って駆動用エア切換バルブ4まで到達する。また、高圧ポンプPが起動すると、高圧水Qが高圧水切換バルブ6を介してドレン流路L6と通ってドレン孔10から排水される。
そのため、この段階では、ノズルユニット2から高圧水Qは噴射されない。
そのため、この段階では、ノズルユニット2から高圧水Qは噴射されない。
次に、作業者が駆動スイッチ11を押してONにすると、駆動用エア切換バルブ4が開放され、駆動用エア供給流路L1の駆動用エアA1が操作用エア切換用エアA3として操作用エア切換流路L3に供給されることで、操作用エア切換バルブ5が開放される。操作用エア切換バルブ5が開放されると、操作用エア供給流路L2から供給される操作用エアA2が高圧水切換バルブ6を開放し、高圧ポンプPから供給される高圧水Qが高圧水供給流路L4を通って、ノズルユニット2から噴射される。
高圧水噴射を停止する場合には、駆動スイッチ11を離してOFFにする。これによって、ノズルユニット2に向かって供給されていた駆動用エアA1、操作用エア切換用エアA3、高圧水Qが供給されない状態になり、駆動用エアA1、操作用エア切換用エアA3は排気孔8から排気されるとともに、高圧水Qはドレン孔10へ排出される。
また、図3および図4に示すように、作業現場が広大で、高圧ホースの距離が長い場合において、高圧水噴射を停止する際に、中間排気スイッチ12を押してONにすることで、エア排出切換流路L5に排気用エアA4が供給される。エア排出切換流路L5に排気用エアA4が供給されると、エア排出切換バルブ7が開放されることで、中間排気孔9からも操作用エア切換用エアA3が排気される。
(検証テスト)
第1の実施形態の噴射切換装置1(エア排出切換流路L5、エア排出切換バルブ7、中間排気孔9なし)と、第2の実施形態の噴射切換装置1(エア排出切換流路L5、エア排出切換バルブ7、中間排気孔9あり)を用いて、高圧水Qや圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間が本当に短縮できているのか、検証テストを実施した。なお、条件としては、高圧ホースやエアホースが長距離に亘る現場を想定して、エアホースが20mと40mの2パターンを検証した。
第1の実施形態の噴射切換装置1(エア排出切換流路L5、エア排出切換バルブ7、中間排気孔9なし)と、第2の実施形態の噴射切換装置1(エア排出切換流路L5、エア排出切換バルブ7、中間排気孔9あり)を用いて、高圧水Qや圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間が本当に短縮できているのか、検証テストを実施した。なお、条件としては、高圧ホースやエアホースが長距離に亘る現場を想定して、エアホースが20mと40mの2パターンを検証した。
検証方法としては、高圧ポンプPおよびエア供給源Aを駆動させた状態で、駆動スイッチ11を押すことによってノズルユニット2から高圧水Qを一旦噴射した後、駆動スイッチ11を離すことによって高圧ポンプPおよびエア供給源Aから供給される高圧水Qやエアの供給を停止した。そして、ノズルユニット2および駆動用エア切換バルブ4付近に配置した排気孔8から排気される操作用エア切換用エアA3の排気圧力をインジケータ等の計測器を用いて、駆動スイッチ11を離した後、排気圧力が一定値(例えば、0.3MPaを基準とした)を下回るまでの時間(閉時間)を計測した。
エアホースが20mの場合の結果としては、第1の実施形態の噴射切換装置1の場合は、駆動スイッチ11を離した後、閉時間は0.9秒であった。1.0秒以下であり、閉時間としては小さいことが判明した。つまり、圧縮エア、ひいては高圧水Qの供給を停止するのにかかる時間を短縮できることがわかった。
また、第2の実施形態の噴射切換装置1の場合は、駆動スイッチ11を離すと同時に中間排気スイッチ12を押すことによって高圧ポンプPおよびエア供給源Aから供給される高圧水Qやエアの供給を停止した。この場合、駆動スイッチ11を離すと同時に中間排気スイッチ12を押した後、閉時間は0.25秒であった。第1の実施形態の噴射切換装置1以上に閉時間が小さいことが判明した。0.5秒以下であれば、作業者の閉時間に対する違和感がより小さいことが予想できる。
エアホースが40mの場合の結果としては、第1の実施形態の噴射切換装置1の場合は、駆動スイッチ11を離した後、閉時間は2.0秒であった。20mの場合よりも、閉時間が長くなり、違和感がややあることが想定できる。
また、第2の実施形態の噴射切換装置1の場合は、駆動スイッチ11を離すと同時に中間排気スイッチ12を押した後、閉時間は0.5秒であった。第1の実施形態の噴射切換装置1以上に閉時間が小さいことが判明した。1.0秒以下であり、閉時間としては小さいことが判明した。
検証結果によって、20mの場合においては、第1の実施形態の噴射切換装置1でも十分効果が認められるが、40mの場合においては、第2の実施形態の噴射切換装置1のように、エア排出切換流路L5、エア排出切換バルブ7、中間排気孔9を追加で設置した方が、作業者が受けるストレス緩和や安全性の向上を図ることができることが想定できる。
より具体的には、閉時間が短ければ短いほど、回路内に残存するエアによって高圧水がノズルから誤噴射されることを防ぐことができるとともに、作業者のガン等の保持時間を短縮することができる。
より具体的には、閉時間が短ければ短いほど、回路内に残存するエアによって高圧水がノズルから誤噴射されることを防ぐことができるとともに、作業者のガン等の保持時間を短縮することができる。
第2の実施形態の噴射切換装置1においては、エア排出切換流路L5、エア排出切換バルブ7、中間排気孔9を1つずつ配置する形で説明したが、40m以上の場合などにおいて、エア排出切換流路L5に対して、エア排出切換バルブ7や中間排気孔9を複数セット配置することで、駆動用エアA1の排気を一層効率的に実施することができることは言うまでもない。
また、駆動スイッチ11と中間排気スイッチ12を別々の位置に配置した構成に代え、1つのスイッチの2段階押圧で、駆動と中間排気を切り換える形式のものであってもよい。
また、エア供給源Aから供給される各種エアの不純物を除去または分離するエアフィルタや、オイルミストを混入させるエアルブリケータを備えることもできる。なお、より一層オイルミストの効能を向上させるために、エアルブリケータに加えて、除湿機器等も連結することもできる。
以上、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1 噴射切換装置
2 ノズルユニット
3 本体
4 駆動用エア切換バルブ
5 操作用エア切換バルブ
6 高圧水切換バルブ
7 エア排出切換バルブ
8 排気孔
9 中間排気孔(排気孔)
10 ドレン孔
11 駆動スイッチ
12 中間排気スイッチ(排気スイッチ)
L1 駆動用エア供給流路
L2 操作用エア供給流路
L3 操作用エア切換流路
L4 高圧水供給流路
L5 エア排出切換流路
L6 ドレン流路
P 高圧ポンプ
A エア供給源
A1 駆動用エア
A2 操作用エア
A3 操作用エア切換用エア
A4 排気用エア
Q 高圧水
2 ノズルユニット
3 本体
4 駆動用エア切換バルブ
5 操作用エア切換バルブ
6 高圧水切換バルブ
7 エア排出切換バルブ
8 排気孔
9 中間排気孔(排気孔)
10 ドレン孔
11 駆動スイッチ
12 中間排気スイッチ(排気スイッチ)
L1 駆動用エア供給流路
L2 操作用エア供給流路
L3 操作用エア切換流路
L4 高圧水供給流路
L5 エア排出切換流路
L6 ドレン流路
P 高圧ポンプ
A エア供給源
A1 駆動用エア
A2 操作用エア
A3 操作用エア切換用エア
A4 排気用エア
Q 高圧水
Claims (8)
- 高圧ポンプから供給される高圧水を噴射するノズルユニットと、
前記ノズルユニットを駆動させるための駆動用エアを供給する駆動用エア供給流路と、
前記高圧水を前記ノズルユニットから噴射するための操作用エアを供給する操作用エア供給流路と、
前記操作用エアの供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアとしての前記駆動用エアを排出する排気孔と、を有する、噴射切換装置。 - 前記駆動用エアの供給と停止を切り換える駆動用エア切換バルブを有する、請求項1記載の噴射切換装置。
- 前記操作用エアの供給と停止を切り換える操作用エア切換バルブを有する、請求項1または2に記載の噴射切換装置。
- 前記高圧水の供給と停止を切り換える高圧水切換バルブを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
- 前記駆動用エアを排出するエア排出切換流路を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
- 前記駆動用エアの供給と排出を切り換えるエア排出切換バルブを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
- 前記排気孔は、
前記ノズルユニットに配置され、前記駆動用エアを排気する排気孔と、
前記ノズルユニットとは離れた位置に配置され、前記駆動用エアを排気する中間排気孔と、を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の噴射切換装置。 - 前記ノズルユニットは、
前記ノズルユニットを駆動させる駆動スイッチと、
前記駆動用エアを排気させる排気スイッチと、を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
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