JP2023068642A - 強誘電体メモリとOxRAM抵抗変化型メモリの同時製造方法および強誘電体メモリとOxRAM抵抗変化型メモリを同時集積したデバイス - Google Patents

強誘電体メモリとOxRAM抵抗変化型メモリの同時製造方法および強誘電体メモリとOxRAM抵抗変化型メモリを同時集積したデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】FeRAMとOxRAMとを同時製造する方法を提供する【解決手段】方法は、区画Z1及び区画Z2について全く等しく行われる第1の電極の層201を堆積させるステップ、Z1とZ2について全く等しく行われる二酸化ハフニウムベースの活性材料の層を堆積させるステップ、Z1とZ2について全く等しく行われる第1の導電層204を堆積させるステップ、Z1を空けたままにしてZ2においてマスクを作製するステップ、Z2がマスクによって保護された状態でZ1における層204を除去するステップ、Z2におけるマスクを除去するステップ、Z2において層204と接触し、Z1において層203と接触する、材料が活性層に酸素空乏を作り出すように選定される第2の導電層206を堆積させるステップと、Z1とZ2とについてまったく等しく行われる第3の導電層を堆積させるステップと、を含む。【選択図】図10

Description

本発明は、メモリの製造に関し、より具体的には、両方のメモリのそれぞれが二酸化ハフニウムベースの活性材料の層を有する、FeRAM強誘電体メモリとOxRAM抵抗変化型メモリとの同時製造(co-manufacture)に関する。本発明は、OxRAMメモリとFeRAMメモリとを同時集積(co-integrate)したデバイスにも関する。
人工知能(AI)に関連する開発は、長い間、ソフトウェア部分に限定されてきた。しかし、AIは、組み込み電子機器においても多くの用途があり、AIベースの計算のためにもっぱらクラウドのみに依存するのはもはや不可能である。組み込みAIの出現とコンポーネントにおいてアルゴリズムを直接処理する必要により、ハードウェアの問題がこれまで以上に提起される。その場合、AIはコンポーネントの中核でローカルに処理されることが必要になる。このために、ある種の超小型メモリの使用が特に有望なソリューションである。しかし、AIベースのシステムはデータ使用量が多く、したがって、ネットワーク状態およびパラメータを記憶するために単一チップ上で大量のメモリ量を必要とする。また、計算そのものだけではなく、きわめて大量のエネルギーを消費するのがプロセッサとメモリとの間のデータ転送である。このため、読み出しおよび書き込み中のエネルギー散失ができる限り最小限の、小型で高速なメモリを使用する傾向がある。
AIで使用されるニューラルネットワークはすべて、少なくとも2つの段階を必要とする:
- データセットからモデルのパラメータまたは重みのセットを最適化することである、第1のいわゆる学習およびトレーニング段階;この第1の段階は、メモリにおける多数の書き込み動作を必要とし、したがってメモリは高い書き込み耐久性を有する必要がある。
- トレーニング済みモデルに対してテストデータセットを提示し、予測を待つことである、第2のいわゆる推論段階;この場合、前の段階とは異なり、メモリにおける多数の読み出し動作を必要とし、したがってメモリはきわめてすぐれた読み出し耐久性を有する必要がある。
上記の要件を部分的に満たすことができる異なる種類のメモリがある。
たとえば、強誘電体メモリまたはFeRAMメモリは、不揮発性、すなわち電圧が遮断されても記憶情報を維持し、エネルギーをわずかしか消費せず、FLASHメモリなどの他の種類の不揮発性メモリと比較して書き込み時間および読み出し時間がかからず、低動作電圧のチップ上に大規模に集積可能であり、低レイテンシでアクセス可能であり、放射耐性がすぐれているという主要な特質を有する。さらに、この種のメモリは、1010サイクルを超えるきわめて高い書き込み耐久性を有する。
強誘電体メモリは、2つの残留分極状態+Prおよび-Prを有する容量性メモリである。図25に、強誘電体メモリの動作を示す。この動作は、2つの電極の間に置かれた活性材料の強誘電特性に基づく。両電極間に正の保磁場(coercive field)+Ecより高い値を有する電界を作り出す電位差を印加することによって、強誘電体メモリは高残留分極状態+Prになり、負の保持場-Ecより低い値を有する電界を作り出す電位差を印加することによって、強誘電体メモリは低残留分極状態-Prになる。この場合、高残留分極状態+Prは二値論理状態「0」に対応し、低残留分極状態-Prは二値論理状態「1」に対応し、これによって情報を記憶することができる。電位差の印加が停止されても残留分極状態は残り:これにより強誘電体メモリの不揮発性の性質の説明がつくことに留意されたい。強誘電体メモリを読み出すとき、メモリがどちらの分極状態にあるか先験的にはわからない。したがって、読み出しの場合、所与の状態および電圧が存在すること、たとえば正の保磁場+Ecよりも高い値を有する電界を作り出す電圧を超える正電圧が印加されることが前提とされる:メモリがすでに高残留分極+Prの状態にあった場合、この分極状態は変化せず、ピーク電流は観察されないことになる(またはごくわずかなピーク電流が観察されることになる)。逆に、メモリが低不揮発バイアス状態-Prだった場合、はるかに高い電流ピークが観察されることになる。この読み出し動作の結果は、分極状態にとって破壊的であるということである。したがって、強誘電体メモリは、学習およびトレーニング段階に必要な大量書き込み基準を満たすが、きわめてすぐれた読み出し耐久性を必要とする推論段階には適応しないことが容易にわかる。
OxRAMメモリすなわち「酸化物抵抗変化RAM(Oxide Resistive RAMs)」などの、別の種類のいわゆる抵抗変化型メモリが知られている。これらのメモリは、電圧が印加されると、高抵抗状態(「HRS」)と低抵抗状態(「LRS」)とに対応する少なくとも2つの抵抗状態を有することができる。
OxRAMメモリの主要な特質は、不揮発性、すなわち電圧が遮断されても記憶情報を保持し、FLASHメモリなどの他の種類の不揮発性メモリと比較して書き込み時間と読み込み時間がかからず、チップ上に大規模に集積可能であり、低レイテンシでアクセス可能であり、放射および温度に対してすぐれた耐性を有することである。したがって、OxRAMメモリは、AI用途のすぐれた候補であると思われる。しかし、それらの書き込みおよび消去耐久性はかなり限られており(約10サイクル)、これはOxRAMメモリを学習およびトレーニング段階中においてあまり効率的でないものにしている。
OxRAMメモリは、2つの金属電極の間に配設された、可変電気抵抗を有する活性材料、一般には遷移金属酸化物(たとえばWO、HfO、Ta、TiOなど)を含む、M-I-M(金属-絶縁体-金属)構造を有する。「HRS」状態から「LRS」状態への遷移は、両電極間の導電性フィラメントの形成と破断によって支配される。この導電性フィラメントは、メモリの活性層における酸素空乏の存在によって作り出される。電極に印加される電位を変化させることによって、フィラメントの分布を変化させることができ、したがって両電極間の電気伝導を変化させることができる。活性層において、導電性フィラメントは、このセルの書き込みとその後のリセットのサイクル中にメモリセルの抵抗レベルを変動させるように破断されるかまたは逆に再形成される(それぞれセット、VSET、またはリセット、VRESET、電圧を電極端子に印加することによる、LRS状態を生じさせるフィラメントが再形成されるときのセット動作と、フィラメントが再び破断されるときのHRS状態を生じさせるリセット動作)。フィラメントメモリの製造は、最初はフィラメントがない活性層において初めてフィラメントが形性される、いわゆる「形成」ステップを含む。活性層は、最初は完全に電気的に絶縁である。初期形成ステップ時、活性層において一種の制御された絶縁破壊を行うことによって、活性層に導電性フィラメントが形成される。形成されたフィラメントは次に活性層を通して延び、下部電極と上部電極を電気的に接続する。この形成ステップを行うために、対象メモリセルの下部電極と上部電極の間に電圧を印加することができ、次にこの電圧の値を漸進的に、それを超えると活性層の絶縁破壊が起こる形成電圧Vformingと呼ばれる閾値電圧まで増加させることができる。この形成ステップの後、メモリセルは使用の準備が整う。導電性フィラメントは次に破断可能であり、次に再形成可能であり、次に形成電圧Vformingを下回る電圧値で再び破断されるという具合に続く。
上記を読めば、強誘電体メモリもOxRAMも、読み出し(FeRAMの場合)または書き込み(OxRAMの場合)の限界により、AIベースのシステム要件を完全には満たさないことがわかる。
特許出願第FR3090196号は、AI用途に明示的には関係していないとしても、同一チップ上でOxRAMメモリとFeRAMメモリとを同時集積、それによって両方のメモリの書き込みと読み出しの利点を組み合わせることを可能にすることが説明されている。この同時集積は、同じ活性材料HfO2がOxRAMとFeRAMの活性層に使用されることを利用する。
しかし、特許出願FR3090196号に説明されている、この同時集積を実現する製造方法は、FeRAMに使用される活性層のドーピングをOxRAMに使用される活性層のドーピングと異ならせるためのマスキングレベルが必要である限り、実装が複雑である。この方法はさらに、ドープされた活性材料の加熱時間を削減するためと、下層を過熱させずに強誘電特性をもたせる形態への二酸化ハフニウムの十分な結晶化を確実にするために、サブマイクロ秒のレーザーアニーリングの使用を伴う。また、この方法によって得られるOxRAMの電気効率は完全には満足のいくものではない。
仏国特許出願公開第3090196号明細書
本発明は、FeRAMメモリとOxRAMメモリの効率的特性を保ちながら、OxRAM抵抗変化型メモリとともに同時集積された強誘電体メモリを製造することをより容易にすることによって、上述の問題の解決策を提供する。
この目的のために、本発明の1つの目的は特に、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に配設された二酸化ハフニウム活性ベースの材料の層とを含む強誘電体メモリ、および、第1の電極と、第2の電極と、第2の電極と第1の電極との間に配設された二酸化ハフニウムHfOベースの活性材料の層とを含むOxRAM抵抗変化型メモリを同時製造する方法であって、以下のステップ:
- OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画と強誘電体メモリを形成するための区画とについてまったく等しく行われる第1の電極の層を堆積させるステップ;
- OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画と強誘電体メモリを形成するための区画とについてまったく等しく行われる二酸化ハフニウムベースの活性材料の層を堆積させるステップ;
- OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画と強誘電体メモリを形成するための区画とについてまったく等しく行われる第1の導電層を堆積させるステップ;
- OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画を空けたままの状態で、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画においてマスクを形成するステップ;
- 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画がマスクによって保護され、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画における第1の導電層を除去するステップ;
- 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画におけるマスクを除去するステップ;
- 第2の導電層を堆積させるステップであって、前記第2の導電層は、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画において第1の導電層と接触し、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画において活性材料の層と接触し、第2の導電層の材料が、第2の導電層がOxRAMの活性層と接触するとOxRAMの活性層において酸素空乏を作り出すように選択される、ステップ;
- OxRAMを形成するための区画と強誘電体メモリを形成するための区画とについてまったく等しく行われる第3の導電層を堆積させるステップであって、前記第3の導電層が第2の導電層と接触する、ステップ
を含む方法である。
本発明により、特許出願FR3090196号の場合とは異なり、FeRAMメモリとOxRAMメモリのそれぞれの活性層における異なるドーピングを得るための追加のマスキングの必要がない。驚くべきことに、本発明人らは、(OxRAMメモリの活性層が強誘電体メモリの活性層よりもはるかに多くドープされていた特許出願FR3090196号とは異なり)両方のメモリの同一活性層は、FeRAMにおける強誘電効果と抵抗変化型メモリにおけるOxRAMメモリ効果の両方を得ることを可能にすることを実際に認めた。したがって、FeRAMに必要な二酸化ハフニウム活性層のドーピングはOxRAMの抵抗動作にとっても十分である。同じ論法は、二酸化ハフニウムベースの合金、たとえばHfZrOによって形成された活性層にも当てはまる:HfZrOの場合、三元合金HfZrOは必ずしも活性層のドーピングを必要とせず、活性層はOxRAMとFeRAMとで同一である。一般に、活性材料の二酸化ハフニウムベースの層は、ドープされたHfO層または必ずしもドープされていないHfZrOなどの二酸化ハフニウムベースの合金であるものと理解されている。
これを行うために、本発明の方法は、OxRAMとFeRAMとで異なることになる上部電極の修正を有利に使用する。実際に、本発明の方法によると、上部電極はそれぞれ:
- OxRAMの場合は、第2の導電層と第3の導電層とによって形成された2重層により、
- FeRAMの場合は、第1の導電層と第2の導電層と第3の導電層とによって形成された3重層により
形成されることになる。
第2の導電層は、OxRAMのための二酸化ハフニウムベースの活性層と直接接触し、「酸素排除層(Oxygen scavenging layer)」型の層すなわち、この第2の導電層がOxRAMの活性層と接触するとOxRAMの二酸化ハフニウムベースの活性層に酸素空乏を作り出す層であるという特徴を有する。たとえば、これはチタンTiまたはハフニウムHfの層であってもよい。逆に、FeRAM側の活性層は第2の導電層が上に堆積される、酸素空乏を作り出す層ではない、たとえばTiN層である第1の導電層と接触する。こうすることにより、FeRAMの二酸化ハフニウムベースの層に酸素空乏を作り出さずに、OxRAMの二酸化ハフニウムベースの層に酸素空乏が作り出され、それによって、OxRAMとFeRAMの活性層における同一のドーピングにもかかわらず、OxRAMの効率的な抵抗動作を確実にする。
さらに、本発明による方法は、局在化されたサブマイクロ秒レーザーアニーリングを不要にすることができる。実際に、強誘電特性を与える斜方晶形態の二酸化ハフニウムの十分な結晶化が、特にCMOS技術に適合する「バックエンド」集積化における様々な製造ステップの熱バジェット(thermal budget)により直接実現される。また、当業者が通常、非晶質または単結晶HfOを使用する活性層に、斜方晶相で結晶化されたHfOベースの活性層を使用することは、OxRAMメモリの動作を阻害しない。
前段で論じた特徴に加えて、本発明の一態様による方法は、個別にまたは任意の技術的に可能な組合せで考えられる以下のうちの1つまたはいくつかの補完的特徴を有し得る:
- OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画を空けたままにしておく一方で、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画においてマスクを作製するステップが、以下のステップ:
- 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画とOxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画における第1の導電層上にマスクを堆積させるステップ;
- 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画においてマスクを残しておく一方で、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画におけるマスクを除去するステップ
を含む。
- 本発明による方法は、活性材料の二酸化ハフニウムベースの層を堆積させるステップの終了時に、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画と強誘電体メモリを形成するための区画とについてまったく等しく行われる活性材料の層をドーピングするステップを含む
- ドーピングステップが、イオン注入によって、またはドーピング前駆体を使用して、または同時スパッタリングによって行われる。
- ドーピングステップで使用されるドーパント元素が、以下の元素:Si、Al、Zr、Gd、Ge、YまたはNのうちの1つから選択される;
- ドーパント元素がSiであり(ドーピングステップは好ましくはイオン注入によって行われ、好ましくは活性材料層の厚さが10nmのオーダーである)、活性材料の層が1014イオン/cmと5.1014イオン/cmとの間のドーパントドーズ量に曝される;
- 本発明による方法は、斜方晶相で活性材料の層を結晶化するための熱処理ステップを含む。
本発明のもう1つの目的は、第1の専用区画に配置されたOxRAM抵抗変化型メモリと第2の専用区画に配置された強誘電体メモリとを含むデバイスであって、
強誘電体メモリが、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極の間に配設された二酸化ハフニウムベースの活性材料の層とを含み、
OxRAM抵抗変化型メモリが、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に配設された二酸化ハフニウムベースの材料の層とを含み、
強誘電体メモリおよび抵抗変更型OxRAMメモリの下部電極が第1の専用区画上と第2の専用区画上とに存在する同じ第1の電極の層によって形成され、
強誘電体メモリおよび抵抗変化型OxRAMメモリの二酸化ハフニウムHfOベースの活性材料の層が、第1の専用区画上と第2の専用区画上とに存在する同じ二酸化ハフニウムベースの活性材料の層によって形成され、
強誘電体メモリの第2の電極が、第2の専用区画において、活性層と接触する第1の導電層と、第1の導電層上の第2の導電層と、第2の導電層上の第3の導電層とを含む3重層によって形成され、
OxRAM抵抗変化型メモリの第2の電極が、第1の専用区画において、活性層と接触する第2の導電層と第1の導電層上の第3の導電層とを含む2重層によって形成され、
第2の導電層の材料が、第2の導電層がOxRAMの活性層と接触するとOxRAM抵抗変化型メモリの活性層に酸素空乏を作り出すように選択される、
デバイスである。
本発明によるデバイスは、特に、本発明の同時製造方法によって得ることができる。
前段で論じられた特徴に加えて、本発明によるデバイスは、個別にまたは任意の技術的に可能な組合せで考えられる以下のうちの1つまたはいくつかの補完的特徴を有し得る:
- 活性層の厚さおよび/または第2の導電層の厚さは典型的には3nmと15nmの間である。
- 第3の導電層の厚さは典型的には20nmと200nmの間である。
- 強誘電体メモリは、第1の電極の層と、活性材料の二酸化ハフニウムベースの層、および、第1の導電層と、第2の導電層と、第2の導電層上の第3の導電層とを含む3重層が順に配置された内壁を有するピットを含む。
本発明は、本発明によるデバイスを含む人工知能システムのトレーニングと推論のための方法にも関し、トレーニング段階で強誘電体メモリが使用され、推論段階でOxRAM抵抗変化型メモリが使用される。
本発明とその様々な適用例は、以下の説明を読み、添付図面を検討すればよりよく理解することができるであろう。
図面は例示として記載されており、本発明を限定することはまったく目的としていない。
本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第1の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 図1から図10に示す本発明の第1の実施形態による方法ステップのフローチャートを示す図である。 図11の方法の代替の実施形態を示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 本発明の第2の実施形態による、強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造のための方法の様々なステップを示す図である。 図13から図23に示す本発明の第2の実施形態による方法ステップのフローチャートを示す図である。 強誘電体メモリの動作を示す図である。 CMOSトランジスタのバックエンドにおいて同時集積化されている本発明による強誘電体メモリとOxRAMメモリとを示す図である。
特に明記されていない限り、異なる図面に現れる同じ要素は固有の参照符号を有する。
本発明は、それぞれが、二酸化ハフニウムHfOまたはたとえばHfZrO合金などの二酸化ハフニウムベースの材料を活性材料として有する、FeRAM強誘電体メモリとOxRAMメモリとの同時製造方法に関する(HfZrOの場合、HfOによる活性層を堆積させるステップおよびドーピングするステップは、3元HfZrO合金の堆積と同等と見なすことができる)。この活性材料は、適切なドーパント元素濃度を得るために特定のドーパント元素でドープされ、次に斜方晶相で結晶化されると、強誘電特性を示す。この材料は、材料が酸素空乏を有するときの導電性フィラメントの形成に基づくOxRAMタイプの抵抗変化型メモリにも使用可能である。
図1から図10に、本発明による同時製造方法100の第1の実施形態の様々なステップ101から110(図11のフローチャート)を示す。
図1は、本発明の一実施形態による方法100の第1のステップ101を示す。
図2は、本発明の一態様による方法100の第2のステップ102を示す。
図3は、本発明の一態様による方法100の第3のステップ103を示す。
図4は、本発明の一実施形態による方法100の第4のステップ104を示す。
図5は、本発明の一態様による方法100の第5のステップ105を示す。
図6は、本発明の一態様による方法100の第6のステップ106を示す。
図7は、本発明の一態様による方法100の第7のステップ107を示す。
図8は、本発明の一態様による方法100の第8のステップ108を示す。
図9は、本発明の一態様による方法100の第9のステップ109を示す。
図10は、本発明の一態様による方法100の第10のステップ110を示す。
図11は、図1から図10に示す本発明の一態様による方法のステップのフローチャートを示す。
本発明の一態様による方法100は、図1に示す第1の電極の層201をコンフォーマルに堆積させるステップ101を含む。この堆積は、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画Z1とFeRAM強誘電体メモリを形成するための区画Z2についてまったく等しく行われる。言い換えると、第1の電極201の単一の層が堆積され:第1の電極の層の第1の区画Z1内に位置する部分がOxRAM抵抗変化型メモリの第1の電極の層201となり、一方、第1の電極の層の第2の区画Z2に位置する部分がFeRAM強誘電体メモリの第1の電極の層201となる。図をわかりやすくするために、層201はZ1とZ2における2つの部分で表されているが、層201はOxRAMメモリとFeRAMメモリの両方を形成するために堆積される単一の層であり、その後、前記メモリ間の絶縁を実現することができることを理解されたい。
第1の電極の層201は、たとえばそれぞれOxRAMメモリおよびFeRAMメモリをより下のCu金属レベルに接続するための、たとえばタングステンのビア200aおよび200b上に配設される。OxRAMとFeRAMの両方の第1の電極201は下部電極と称される。当然ながら、第1の電極の層201は図示されていない基板上にも堆積され得る。
第1の電極の層201の導電材料は、たとえば窒化チタンTiNである。TiNは非限定的な一例であり、TaNまたはWなどの他の導電材料も使用可能である。
堆積は、たとえば物理気相堆積すなわちPVDである。
第1の電極の層201の厚さはたとえば10nmと200nmの間である。
本発明による方法100は、次に、二酸化ハフニウムHfOのコンフォーマルな堆積を行うことである図2に示す活性材料の層202を堆積させるステップ102を含む。電極層201を堆積させるステップ101と同じように、活性材料の層202を堆積させるステップは、活性材料の単一層202を堆積させることであり、活性材料のこの単一層202の第1の区画Z1がOxRAM抵抗変化型メモリの活性材料の層202となることが意図されており、活性材料の層202の第2の区画Z2がFeRAM強誘電体メモリの活性材料の層202となることが意図されている。
活性材料の層202の堆積は、第1の電極の層201上に直接、または第1の電極の層201上に前に堆積させた別の層上に行われてもよい。
堆積は、たとえば、わずかな厚さ、この場合は5nmと10nmの間の層を堆積させることを可能にする、200℃と300℃の間の原子層堆積すなわちALDである。この種のHfO厚さは、OxRAM動作とFeRAM動作の両方に使用可能な活性層厚さに適応する。活性層202の厚さは、たとえば約10nmである。
方法100は、活性材料の層202にドープするステップ103も含む。「層にドープする」とは、層の材料に不純物と呼ばれる別の材料の原子を導入する行為を意味する。
図3に示す一実施形態によると、ドーピングステップ103はイオン注入によって行われる。イオン注入ドーピングは、ドープされる材料に入るのに必要なエネルギーを不純物に与えるために、電界によってイオン化した不純物を加速することである。
使用されるドーパント元素は好ましくはシリコンSiである。しかし、アルミニウムAl、ジルコニウムZr、ゲルマニウムGe、ガドリニウムGd、イットリウムY、または窒素Nなどの他のドーパント元素も使用可能である。
このステップ103によると、層202全体(すなわち、OxRAMを作製することに専用の区画Z1上とFeRAMを作製することに専用の区画Z2上の両方)にまったく等しくドープされる。
活性材料の層202は、たとえば、2keVと4keVの間のエネルギーで1014イオン/cmと5.1014イオン/cmとの間のドーパントドーズ量に曝される。このドーピング範囲は、OxRAM抵抗変化型メモリにおける活性層(以下で詳述する酸素空乏の作成を受ける)の使用だけでなく、適切な熱バジェットによる斜方晶相を得るためのFeRAMメモリにおける活性層の使用にも適応する。区画Z1の活性層が区画Z2の活性層に対して相対的にオーバードープされていた特許出願FR3090196号とは異なり、この場合の活性層202はまったく等しくドープされる。
図示しない一実施形態によると、ドーピングステップ103は、ドーピング前駆体を使用して活性層の堆積と同時に行われてもよい。たとえば、ドーピング前駆体は、二酸化ハフニウムHfOとドーパント元素の堆積のサイクルを交互にすることとサイクル数による(すなわちALDスーパーサイクルと称される)ALD堆積中に使用される。ドーピング前駆体はたとえば二酸化シリコンSiOである。
図示しない別の実施形態によると、ドーピングは、PVD(気相堆積)を介する、またはPLD(パルスレーザー堆積)を介する同時スパッタリング(co-sputtering)によって活性層と同時に行うこともできる。
図4のステップ104に示されているドーピングステップ103の終了時、活性材料の層202が、たとえばSiでドープされたHfO活性材料の層203となっている。
本発明による方法100は、次に、HfO2活性材料のドープ層203上に第1の導電層204を堆積させるステップ105(図5)を含む。この堆積は、抵抗変化型OxRAMを形成するための区画Z1とFeRAM強誘電体メモリを形成するための区画Z2についてまったく等しく行われる。
第1の導電層204の導電材料はたとえば窒化チタンTiNである。TiNは非限定的な一例であり、TaNまたはWなどの他の導電材料も使用可能である。
堆積はたとえば物理気相堆積すなわちPVDである。
第1の導電層204の厚さは10nm以上のオーダーである。
本発明による方法は、次に、第1の導電層204のOxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画Z1を空けたままにして、第1の導電層204の強誘電体メモリを形成するための区画Z2にマスク205を作製するステップ106を含む。マスク205は、たとえば窒化シリコンSiN、酸化シリコンSiOまたは樹脂からなる。したがってマスク205は、区画Z2に位置する第1の導電層204の部分を覆う。知られている方法では、マスク205は、たとえば:
- 区画Z1と区画Z2の両方における第1の導電層を覆うハードマスクをコンフォーマルに堆積させ、
- 区画Z1におけるハードマスクの部分を、第1の導電層204上で停止する一方で、除去すること
によって、作製することができる。除去ステップは、たとえばリソグラフィとエッチングによって行われる。
したがって、ステップ106の終了時、表面上で第1の導電層204の区画Z1のみに直接アクセス可能である。
方法100は、強誘電メモリを形成するための第1の導電層204の区画Z2がマスク205で保護された状態で、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画Z1における第1の導電層204を除去するステップ107を含む。この除去動作は、たとえばTiNの第1の導電層204を、たとえばプラズマエッチングすることによって行われ、TiNのプラズマエッチングは、区画Z1におけるHfO活性層203上でエッチングが停止するように、活性層203のHfOに対してきわめて選択的である。
方法100は次に、第1の導電層204上で停止した状態で、強誘電体メモリを形成するための区画Z2におけるマスク205を除去するステップ108を含む。このステップ108の終了時、活性層203が区画Z1において露出し、区画Z2において第1の導電層204に被覆されている。マスク205を除去する動作は、たとえば、マスク205が樹脂製である場合は酸素プラズマ(「酸素ストリッピング」)を用いて行われる。
方法100は次に、第2の導電層206をコンフォーマルに堆積させるステップ109を含み、第2の導電層206は、前記強誘電体メモリを形成するための区画Z2において第1の導電層204に接触し、OxRAM抵抗変化形メモリを形成するための区画Z1において活性材料の層203と接触し、次に、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画Z1と強誘電体メモリを形成するための区画Z2とにまったく等しく行われる、第3の導電層207のコンフォーマルに堆積させ、前記第3の導電層207は第2の導電層206と接触している。
層206および207の堆積は、たとえば物理気相堆積すなわちPVDである。
第3の導電層207の導電材料は、たとえば窒化チタンTiNである。TiNは非限定的な一例であり、TaNなどの他の導電材料も使用可能である。第3の導電層207のために選定される材料は、第1の導電層204のために選定される材料とは異なってもよいことに留意されたい。
第3の導電層207の厚さは、たとえば20nmと200nmの間である。
第2の導電層206の導電材料は、第2の導電層206が上に堆積される区画Z1に位置する活性層203に存在する酸素をポンピング(pump)するようになされた材料(「酸素排除層」)が選定される。活性層206に酸素をポンピングすることによって、第2の導電層206は活性層203のOxRAMの作製することに専用の部分に酸素空乏を作り出すことになり、酸素空乏はOxRAMの適正な動作のために必要である。一方、第2の導電層206がFeRAMに専用の区画Z2における第1の導電層204上に堆積されるため、区画Z2において活性層203と接触せず、したがってZ2側の活性層203には空乏をまったく作り出さない。第2の導電層206の材料は、第3の導電層207の材料がTiNであるとき、たとえばチタンTiまたはハフニウムである。第3の導電層207の材料がTaNであるときは、タンタルTaハフニウムであってもよい。Ti(それぞれTa)は、TiN(それぞれTaN)上層のためのすぐれた結合材料であることに留意されたい。
第2の導電層206の厚さは、活性層203の厚さ、たとえば5nmと10nmの間と実質的に同一である。
図10に示す方法100のステップ110によると、2つの上部ビア208aおよび208bが、それぞれOxRAMに専用の区画Z1とFeRAMに専用の区画Z2における第3の導電層207上に作製される。
図12に、本発明の一態様による方法100の代替形態111を示す。このように、ステップ108とステップ109との間で、OxRAMに専用の区画Z1における活性層の厚さの一部(ここでは203aとして参照)とFeRAMに専用の区画Z2における第1の導電層の厚さの一部(ここでは204aとして参照)を除去することが可能である。このステップ111は、第2および第3の導電層を堆積させる前に行われる。この除去は、たとえば、化学的性質にかかわらず均一で制御されたやり方で上層の数ナノメートルを除去することを可能にするアルゴンプラズマによって行うことができる(「プレクリーン」型プラズマ)。これは、第1の導電層(たとえばTiN)上の自然酸化物の除去と、OxRAM側の活性材料の厚さの減少の両方を可能にする(したがって、特にOxRAMの形成電圧および書き込み電圧の低減を可能にする)。
活性層203の材料は、活性層203を区画Z2において強誘電体メモリとして動作することができるようにするために、斜方晶相で結晶化される必要がある。これをするためには、いくつかの解決策が企図される。第1の解決策は、300℃と500℃の間、たとえば450℃のオーダーのバックエンドプロセスに適応する温度でのアニーリングである:このアニーリングは、たとえば(第1の導電層204の堆積の前、または好ましくは後に)ステップ105で行われてもよい。しかし、ここで示されていない製造方法の終わりが追加される図11の製造方法の300℃のオーダーでの累積熱バジェットを使用し、特に、CMOSトランジスタの上方のメモリ点のバックエンド集積後に、スペーサによる、または絶縁体の連続層によるOxRAMおよびFeRAMメモリ点のカプセル化を含めることによって、このアニーリングを省くことができる。したがって、一般には、活性層203を斜方晶相で結晶化させるために活性層203の熱処理が行われ、この熱処理は、アニーリング(好ましくは第1の導電層204の堆積後に行われる)であるか、またはOxRAMメモリとFeRAMメモリのカプセル化をもたらすステップによる、特定のアニーリングを必ずしも行わずに斜方晶結晶化を確実にする熱処理のいずれかである。バックエンドにおいて集積され、酸化物層においてカプセル化された、CMOSトランジスタレベルとOxRAMおよびFeRAMメモリレベルのカプセル化の一例を図26に示す。
本発明による方法100の終了時、このようにして専用区画Z2に配置された強誘電体メモリと専用区画Z1に配置されたOxRAMメモリを同時集積したデバイスが得られる。強誘電体メモリは、第1の電極(下部電極として知られる)と、第2の電極(上部電極として知られる)と、第1の電極と第2の電極の間に配設された二酸化ハフニウムHfO活性材料の層とを含む。同様に、OxRAM抵抗変化型メモリは、第1の電極(下部電極として知られる)と、第2の電極(上部電極として知られる)と、第1の電極と第2の電極の間に配設された二酸化ハフニウムHfO活性材料の層とを含む。FeRAMメモリとOxRAMメモリの下部電極は、第1の電極の同じ層201によって形成される。FeRAMメモリとOxRAMメモリの二酸化ハフニウムHfO活性材料の層は、斜方晶相で結晶化されたHfO活性材料の同じドープ層203によって形成される。
FeRAMの上部電極は、FeRAMに専用の区画Z2において第1の導電層204と、第2の導電層206と、第3の導電層207とを含む3重層によって形成される。
OxRAMの上部電極は、OxRAMに専用の区画Z1において第2の層206と第3の層207とを含む2重層によって形成される。
本発明によるデバイスが製造直後のオリジナル状態のとき、OxRAMメモリの両電極間に書き込み電圧Vsetより高い形成電圧Vformingを印加することによって初めてOxRAMメモリのスイッチング区画(すなわち活性層)が形成される必要がある。その後、OxRAMは、OxRAM抵抗変化型メモリの抵抗状態をスイッチするために書き込み電圧Vsetと消去電圧Vreset(書き込み電圧とは異符号)が使用される通常動作モードになる。
FeRAMメモリの電極間に、正の保磁界+Ecより大きい値の電界を作り出す電圧より高いPupプログラミング電圧を印加することによって、強誘電体メモリが高残留分極状態+Prにされる。同様に、FeRAMメモリに負の保磁界-Ecより大きい電界作成電圧より高いPdown電圧を印加することによって、FeRAMが低残留分極状態-Prにされる。
図13から図23に、本発明による同時製造方法100’の第2の実施形態の様々なステップ101’から111’(図23のフローチャート)を示す。
図13に、本発明の一態様による方法100’の第1のステップ101’を示す。
図14に、本発明の一態様による方法100’の第2のステップ102’を示す。
図15に、本発明の一態様による方法100’の第3のステップ103’を示す。
図16に、本発明の一態様による方法100’の第4のステップ104’を示す。
図17に、本発明の一態様による方法100’の第5のステップ105’を示す。
図18に、本発明の一態様による方法100’の第6のステップ106’を示す。
図19に、本発明の一態様による方法100’の第7のステップ107’を示す。
図20に、本発明の一態様による方法100’の第8のステップ108’を示す。
図21に、本発明の一態様による方法100’の第9のステップ109’を示す。
図22に、本発明の一態様による方法100’の第10のステップ110’を示す。
図23に、本発明の一態様による方法100’の第11のステップ111’を示す。
図24に、図13から図23に示す本発明の一態様による方法100’のステップのフローチャートを示す。
本発明の第2の実施形態による方法100’は、前に示した方法100ときわめてよく類似しているが、同時集積OxRAM抵抗変化型メモリと強誘電体メモリの3次元構造体を得ることを目的としている点が異なる。このような構成の利点は、特に超高度ノードの場合、FeRAMのキャパシタンスの表面積を増加させることができることである。
本発明による方法100’は図13に示す第1の電極の層201’をコンフォーマルに堆積させるステップ101’を含む。この堆積は、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画Z1とFeRAM強誘電体メモリを形成するための区画Z2についてまったく等しく行われる。言い換えると、第1の電極の単一層201’が堆積され:第1の区画Z1に位置する第1の電極の層201’の部分はOxRAM抵抗変化型メモリの第1の電極の層201’になり、第2の区画Z2に位置する第1の電極の層201’の部分は、FeRAM強誘電体メモリの第1の電極の層になる。図をわかりやすくするために、201’層は区画Z1上とZ2上の2つの部分で表されているが、実際には両方のメモリOxRAMおよびFeRAMを形成するために堆積される単一の層であり、その後、前記メモリ間に絶縁を実現することができることを理解されたい。
第1の実施形態とは異なり、第1の電極の層201’はたとえば区画Z1内のピット300と区画Z2内のピット301とに堆積され、両方のピット300および301はたとえば、OxRAMメモリおよびFeRAMメモリを下層のCuの金属レベルにそれぞれ接続するための、たとえばタングステンからなるビア200a’および200b’の上方に配設される。OxRAMとFeRAMの両方についての第1の電極201’は下部電極と称される。ピット300および301は、第1の電極201’の層が堆積されることになる導電性ビアによって置き換えることも可能である。ピット300および301は、たとえばTEOS型酸化物からなる。TEOSまたは酸化物/SiN2重層の堆積後、ピットをビア200a’および200b’まで形成することによってエッチングするために、たとえばリソグラフィとそれに続くエッチングが行われ、次に酸素プラズマを用いて樹脂が除去される。
第1の電極の層201’の導電材料はたとえば窒化チタンTiNである。
第1の電極201’の層の堆積は、層201’がピット300および301のそれぞれの内壁にぴったりと合うように可能な限りコンフォーマルな、たとえば原子層堆積すなわちALDである。
第1の電極の層201’の厚さはたとえば10nmと200nmの間である。
本発明による方法100’は次に、二酸化ハフニウムHfOのコンフォーマルな堆積を行うことである、図14に示す活性材料の層202’を堆積させるステップ102’を含む。電極層201’を堆積させるステップ101’と同様にして、活性層材料の層202’を堆積させるステップは、活性材料の単一層202’を堆積させることであり、活性材料のこの単一層202’の第1の区画Z1はOxRAM抵抗変化型メモリの活性材料の層202’となることが意図されており、活性材料の層202’の第2の区画Z2はFeRAM強誘電体メモリの活性材料の層202’となることが意図されている。
堆積は、たとえば、ここではたとえば5nmと10nmの間のわずかな厚さの層を堆積させることを可能にする、200℃と300℃の間の原子薄膜またはALD(原子層堆積)のきわめてコンフォーマルな堆積である。この種のHfO厚さは、OxRAM動作とFeRAM動作の両方に使用可能な活性層厚さに適応する。活性層202’の厚さは、たとえば約10nmである。ピットの使用は、活性材料の表面積、したがって強誘電体メモリの有用な容量性表面積を増加させるための3次元形状をメモリに与えることを理解されたい。
方法100’は活性材料の層202’をドープするステップ103’も含む。
図15に示す一実施形態によると、ドーピングステップ103’は、ドーピングを可能な限りコンフォーマルにするように、プラズマ浸漬イオン注入によって行われる。
使用されるドーパント元素は好ましくはシリコンSiである。しかし、アルミニウムAl、ジルコニウムZr、ゲルマニウムGe、ガドリニウムGd、イットリウムY、または窒素Nなどの他のドーパント元素も使用可能である。
このステップ103’によると、層全体202’(すなわち、OxRAMを作製することに専用の区画Z1上とFeRAMを作製することに専用の区画Z2上の両方)がまったく等しくドープされる。活性材料の層202’は、たとえば、Siドーピングの場合、2keVと4keVの間のエネルギーで1014イオン/cmと5.1014イオン/cmとの間のドーパントドーズ量に曝される。
第1の実施形態と同様、ドーピングステップ103’は、ドーピング前駆体を使用して活性層の堆積と同時に行われてもよい。たとえば、ドーピング前駆体は、二酸化ハフニウムHfOとドーパント元素の堆積のサイクルを交互にすることとサイクル数による(すなわちALDスーパーサイクルと称される)ALD堆積中に使用される。ドーピング前駆体はたとえば二酸化シリコンSiOである。ドーピングは、PVD(気相堆積)またはPLD(パルスレーザー堆積)を介する同時スパッタリングによって活性層と同時に行うこともできる。
図16のステップ104’に示すドーピングステップ103’の終了時、活性材料の層202’はたとえばSiがドープされたHfO活性材料の層203’になっている。
本発明による方法100’は、次に、ドープされたHfO活性材料の層203’上に第1の導電層204’をコンフォーマルに堆積させるステップ105’(図17)を含む。この堆積は、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画Z1とFeRAM強誘電体メモリを形成するための区画Z2とでまったく等しく行われる。
第1の導電層204の導電材料は、たとえば窒化チタンTiNである。TiNは非限定的な一例であり、TaNまたはWなどの他の導電材料も使用可能である。
堆積は、たとえば物理気相体積(PVD)または原子層堆積(ALD)である。
第1の導電層204’の厚さは10nm以上のオーダーである。
本発明による方法100’は次に、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層204’の区画Z1を空けたままの状態で、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層204’の区画Z2においてマスク205’を作製するステップ106’を含む。マスク205’はたとえば窒化シリコンSiN、酸化シリコンSiOまたは樹脂からなる。したがってマスク205’は第1の導電層204’の区画Z2に位置する部分を覆う。知られている方法では、マスク205’たとえば:
- 区画Z1と区画Z2の両方における第1の導電層を覆うハードマスクを堆積させ;、
- 区画Z1におけるハードマスクの部分を、第1の導電層204’上で停止した状態で除去することによって、
作製することができる。除去ステップは、たとえばリソグラフィとエッチングによって行われる。
図示のために、マスク205’はピット301の上方に浮かせて示されているが、これはピットの上方に浮かせたハードマスクを示すことを必ずしも意図していない。マスクが(スピンオフ堆積させた)樹脂製の場合、樹脂はピットを満たすことになり、これは記載の方法を変更しない。
したがって、ステップ106’の終了時、第1の導電層204’の区画Z1のみが直接表面上でアクセス可能である。
方法100’は、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層204’の区画Z2がマスク205’で保護された状態で、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画Z1における第1の導電層204’を除去するステップ107’を含む。この除去動作は、たとえばTiNの第1の導電層204’をたとえばプラズマエッチングすることによって行われ、TiNのプラズマエッチングは、区画Z1におけるHfO活性層203’上でエッチングが停止するように、活性層203’のHfOに対してきわめて選択的である。
方法100’は次に、第1の導電層204’上で停止した状態で、強誘電体メモリを形成するための区画Z2におけるマスク205’を除去するステップ108’を含む。このステップ108’の終了時、活性層203’が区画Z1において露出し、区画Z2において第1の導電層204’に被覆されている。マスク205’を除去する動作は、たとえば酸素プラズマ(「酸素ストリッピング」)を用いて行われる
方法100’は次に、第2の導電層206’をコンフォーマルに堆積させるステップ109’を含み、前記第2の導電層206’は、強誘電体メモリを形成するための区画Z2において第1の導電層204’に接触し、OxRAM抵抗変化形メモリを形成するための区画Z1において活性材料の層203’と接触する。ステップ109’は、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画Z1と強誘電体メモリを形成するための区画Z2とでまったく等しく行われる第3の導電層207’を非コンフォーマルに堆積させることも含み、前記第3の導電層207’は第2の導電層206と接触する。第3の導電層207’の堆積は、ピット300および301のそれぞれのまだ満たされていない部分を満たすように非コンフォーマルである。
層206’および207’の堆積は、たとえば物理気相堆積すなわちPVDである。堆積は、ピットの直径に応じてコンフォーマルまたは非コンフォーマルな堆積が選定されることになる。ピットの直径が典型的には100nm未満の場合、コンフォーマルな堆積が好ましい。
第3の導電層207’の導電材料はたとえば窒化チタンTiNである。TiNは非限定的な例であり、TaNなどの他の導電材料も使用可能である。第3の導電層207’のために選定される材料は、第1の導電層204’のために選定される材料とは異なってもよいことに留意されたい。
第3の導電層207’の厚さは、ピット300および301’が完全に満たされるような厚さである必要がある。
第2の導電層206’の導電材料は、上に第2の導電層206’が堆積される区画Z1に位置する活性層203’に存在する酸素をポンピングするようになされた材料(「酸素排除層」)が選定される。活性層206’に酸素をポンピングすることによって、第2の導電層206’は活性層203’のOxRAMを作製することに専用の部分に酸素空乏を作り出すことになり、酸素空乏はOxRAMの適正な動作のために必要である。一方、第2の導電層206’がFeRAMに専用の区画Z2における第1の導電層204’上に堆積されるため、区画Z2において活性層203’と接触せず、したがってZ2側の活性層203’には空乏をまったく作り出さない。第2の導電層206’の材料は、第3の導電層207’の材料がTiNであるとき、たとえばTiまたはハフニウムである。第3の導電層207’の材料がTaNであるときは、タンタルTaハフニウムであってもよい。Ti(それぞれTa)は、TiN(それぞれTaN)上層のためのすぐれた結合材料であることに留意されたい。
第2の導電層206’の厚さは、活性層203’の厚さ、たとえば5nmと10nmの間と実質的に同一である。
図22に示す方法100’のステップ110’によると、すべての層207’、206’、203’、201’の制御された化学機械研磨(CMP)による除去が、ピット300および301の上面で停止されて行われる。
図10に示す方法100のステップ111によると、2つの上部ビア208a’および208b’が、それぞれOxRAMに専用の区画Z1のレベルとFeRAMに専用の区画Z2レベルの第3の導電層207’上に作製される。
本発明による方法100’の終了時、このようにして、専用区画Z2に配置された強誘電体メモリと専用区画Z1に配置されたOxRAM抵抗変化型メモリとを同時集積したデバイスが得られる。強誘電体メモリは、内壁が第1の電極(下部電極と呼ばれる)と二酸化ハフニウムHfO活性材料の層と第2の電極(上部電極と呼ばれる)とによって連続的に被覆されたピット301内に3次元に配置されている。同様に、OxRAMメモリは、内壁が第1の電極(下部電極と称される)と二酸化ハフニウムHfO活性材料の層と第2の電極(上部電極と称される)とによって連続的に被覆されたピット300内に3次元に配置されている。FeRAMメモリおよびOxRAMメモリの下部電極は、第1の電極201’と同じ層によって形成される。FeRAMメモリおよびOxRAMメモリの二酸化ハフニウムHfO活性材料の層は、斜方晶相で結晶化されたドープされたHfO活性材料203’の同じ層によって形成される。
FeRAMの上部電極は、ピット301内の第1の導電層204’と、第2の導電層206’と、第3の導電層207’とを連続的に含む3重層によって形成される。
OxRAM抵抗変化型メモリの上部電極は、ピット300内の第2の導電層206’と第3の導電層207’とを連続的に含む2重層によって形成される。
本発明の第2の実施形態による方法100’の一代替形態によると、ステップ108’とステップ109’との間において、OxRAMに専用の区画Z1における活性層の厚さの一部と、FeRAMに専用の区画Z2の第1の導電層の厚さの一部とを除去することが可能である。このステップは、第2および第3の導電層の堆積の前に行われる。
第1の実施形態による方法100の前述の場合のように、活性層203’を区画Z2において強誘電体メモリとして動作させるために、活性層203’の材料は斜方晶相で結晶化される必要がある。
メモリの形成、書き込みおよび読み出しにおける動作は、前述の動作と同一である。
本発明による方法の第3の実施形態によると、第1の実施形態による方法100を参照しながら説明したような2次元OxRAM抵抗変化型メモリと、本発明の第2の実施形態による方法100’を参照しながら説明したような(すなわち容量性表面積を増加させるためのピット内の)3次元強誘電体メモリとを作製することも可能である。
100、100’ 方法
101~111、101’~111’ ステップ
200a、200b、200a’、200b’ ビア
201、201’ 第1の電極の層
202、202’ 活性材料の層
203、203’ 活性層
204、204’ 第1の導電層
205、205’ マスク
206、206’ 第2の導電層
207、207’ 第3の導電層
208a、208b、 208a’、208b’ 上部ビア
300、301 ピット

Claims (11)

  1. 第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に配設された二酸化ハフニウムベースの活性材料の層とを含む強誘電体メモリ、および、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2との電極の間に配設された二酸化ハフニウムベースの活性材料の層とを含むOxRAM抵抗変化型メモリを同時製造するための方法(100、100’)であって、
    - OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画(Z1)と強誘電体メモリを形成するための区画(Z2)とについてまったく等しく行われる第1の電極の層(201、201’)を堆積させるステップ(101、101’)、
    - OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画(Z1)と強誘電体メモリを形成するための区画(Z2)とについてまったく等しく行われる二酸化ハフニウムベースの活性材料の層(202、202’)を堆積させるステップ(102、102’)、
    - OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画(Z1)と強誘電体メモリを形成するための区画(Z2)とについてまったく等しく行われる第1の導電層(204、204’)を堆積させるステップ(105、105’)、
    - OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画(Z1)を空けたままの状態で、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画(Z2)においてマスク(205、205’)を作製するステップ(106、106’)、
    - 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画(Z2)がマスク(205、205’)によって保護され、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画(Z1)における第1の導電層(204、204’)を除去するステップ(107、107’)、
    - 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画(Z2)においてマスク(205、205’)を除去するステップ(108、108’)、
    - 第2の導電層(206、206’)を堆積させるステップ(109、109’)であって、前記第2の導電層(206、206’)は、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画(Z2)において第1の導電層(204、204’)と接触し、OxRAMを形成するための第1の導電層の区画(Z1)における活性材料の層(203、203’)と接触し、第2の導電層(206、206’)の材料が、第2の導電層がOxRAMの活性層(203、203’)と接触するとOxRAMの活性層において酸素空乏を作り出すように選択される、ステップ(109、109’)、
    - OxRAMを形成するための区画(Z1)と強誘電体メモリを形成するための区画(Z2)とについてまったく等しく行われる第3の導電層(207、207’)を堆積させるステップ(109、109’)であって、前記第3の導電層(207、207’)が第2の導電層(206、206’)と接触する、ステップ(109、109’)と
    を含む、方法(100、100’)。
  2. OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画を空けたままで、強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画においてマスクを作製するステップが、以下のステップ、
    - 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画とOxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画とにおける第1の導電層上にマスクを堆積させるステップ、
    - 強誘電体メモリを形成するための第1の導電層の区画においてマスクを残しおく一方で、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための第1の導電層の区画におけるマスクを除去するステップ
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 二酸化ハフニウムベースの活性材料の層を堆積させるステップ(102、102’)の終了時に、OxRAM抵抗変化型メモリを形成するための区画(Z1)と強誘電体メモリを形成するための区画(Z2)についてまったく等しく行われる活性材料の層(202、202’)をドーピングするステップ(103、103’)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  4. ドーピングステップが、イオン注入によって、またはドーピング前駆体を使用して、または同時スパッタリングによって行われることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. ドーピングステップで使用されるドーパント元素が、Si、Al、Zr、Gd、Ge、YまたはNのうちの1つから選択されることを特徴とする、請求項3または4に記載の方法。
  6. ドーパント元素がSiであり、ドーピングステップ中に、活性材料の層が1014イオン/cmと5.1014イオン/cmとの間のドーパントドーズ量に曝されることを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 第1の専用区画に配置されたOxRAM抵抗変化型メモリと第2の専用区画に配置された強誘電体メモリとを含むデバイスであって、
    - 強誘電体メモリが、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に配設された二酸化ハフニウムベースの活性材料の層とを含み、
    - OxRAM抵抗変化型メモリが、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に配設された二酸化ハフニウムベースの材料の層とを含み、
    - OxRAM強誘電体および抵抗変更型メモリの下部電極が第1の専用区画上と第2の専用区画上とに存在する同じ第1の電極の層によって形成され、
    - OxRAM強誘電体および抵抗変化型メモリの二酸化ハフニウムベースの活性材料の層が、第1の専用区画上と第2の専用区画上とに存在する同じ二酸化ハフニウムベースの活性材料の層によって形成され、
    - 強誘電体メモリの第2の電極が、第2の専用区画において、活性層と接触する第1の導電層と、第1の導電層上の第2の導電層と、第2の導電層上の第3の導電層とを含む3重層によって形成され、
    - 抵抗変化型OxRAMの第2の電極が、第1の専用区画において、活性層と接触する第2の導電層と第1の導電層上の第3の導電層とを含む2重層によって形成され、
    - 第2の導電層の材料が、第2の導電層がOxRAM抵抗変化型メモリの活性層と接触するとOxRAM抵抗変化型メモリの活性層に酸素空乏を作り出すように選択される、デバイス。
  8. 活性層の厚さおよび/または第2の導電層の厚さが3nmと15nmの間であることを特徴とする、請求項7に記載のデバイス。
  9. 第3の導電層の厚さが20nmと200nmの間であることを特徴とする、請求項7または8に記載のデバイス。
  10. 強誘電体メモリが、第1の電極の層と、二酸化ハフニウムベースの活性材料の層、および、第1の導電層と、第2の導電層と、第2の導電層上の第3の導電層とを含む3重層とが連続的に配置された内壁を有するピットを含むことを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 請求項7から10のいずれか一項に記載のデバイスを含む人口知能システムのトレーニングおよび推論のための方法であって、強磁性メモリがトレーニング段階で使用され、OxRAM抵抗変化型メモリが推論段階で使用されることを特徴とする、トレーニングおよび推論方法。
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