JP2023067465A - ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ - Google Patents

ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2023067465A
JP2023067465A JP2021178733A JP2021178733A JP2023067465A JP 2023067465 A JP2023067465 A JP 2023067465A JP 2021178733 A JP2021178733 A JP 2021178733A JP 2021178733 A JP2021178733 A JP 2021178733A JP 2023067465 A JP2023067465 A JP 2023067465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
ring plate
dual
ring
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021178733A
Other languages
English (en)
Inventor
活秀 宮本
Katsuhide Miyamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAMOTOGUMI CO Ltd
Original Assignee
MIYAMOTOGUMI CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIYAMOTOGUMI CO Ltd filed Critical MIYAMOTOGUMI CO Ltd
Priority to JP2021178733A priority Critical patent/JP2023067465A/ja
Publication of JP2023067465A publication Critical patent/JP2023067465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】内輪ホイールと外輪ホイールとを比較的簡単に連結・取外しできるホイール連結部材、このホイール連結部材を備えたデュアルホイールおよびこのデュアルホイールを有するデュアルタイヤを提供する。【解決手段】オフ・ハイウェイ車両に用いられる内輪ホイール11と外輪ホイール12とを連結してデュアルホイール10とするためのホイール連結部材15であって、ホイール連結部材15は、内輪ホイール11に固定される第一連結部16と、第一連結部16と外輪ホイール12のディスク部12dとを着脱可能に連結する第二連結部20と、を備えており、第二連結部20は、第一連結部16に着脱可能に連結される第一固定部と、外輪ホイール12のディスク部12dに連結される第二固定部と、を有しており、第二固定部には、外輪ホイール12のディスク部12dと連結するためのボルト穴が複数形成されている【選択図】図1

Description

本発明は、オフ・ハイウェイ車両用に用いられるホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤに関する。
オフ・ハイウェイ車両(「OHV」)は、大重量の荷重を運搬したり、非舗装の地面で作業したりすることから、その安定走行のために、デュアルタイヤを採用することがある(特許文献1参照)。デュアルタイヤとは、駆動軸等にホイールを並列に2本並べて連結し、1輪につき同サイズのタイヤを2本使用する形態を意味している。一方、1輪につきタイヤを1本使用する形態は、シングルタイヤと呼ばれる。
デュアルタイヤに使用するホイールとしては、特許文献2の図1などに示すように、内輪ホイールと外輪ホイールとを別々に準備して、それらのディスク同士をボルト・ナットで一体に固定したものが開示されている。
また、特許文献3には、内輪ホイールに外輪ホイールを連結する機構を設けた専用のホイール(デュアルタイヤ用のホイール)が開示されている。
特表2014-512295 特開2006-218897 米国特許第9987879号公報
しかしながら、特許文献2に示すデュアルホイールでは、内輪ホイールと外輪ホイールのディスク同士をボルト・ナットで一体に固定するだけなので、荷重がかかった場合に内輪ホイールや外輪ホイールの変形や破損が生じやすいなど強度や耐久性に問題がある。
また、特許文献3の方法では、内輪ホイールに専用のホイールを使用するため、状況に応じて、シングルタイヤにしたりデュアルタイヤにしたりをする場合には、内輪ホイールを交換しなければならず手間がかかるという問題がある。
すなわち、OHVが舗装路や硬い地面上を走行する際には、シングルタイヤで何ら問題なく、逆に、デュアルタイヤにすると燃費や機動性が悪化したり、タイヤがすり減りやすかったりする問題が発生する。他方、OHVがぬかるんだ地面などの上を走行する際には、安定的に走行するために、デュアルタイヤが好ましい。
このような状況の変化は、例えば、工事現場で雨が降ったときなど、急に発生するが、その都度シングルタイヤにしたりデュアルタイヤにしたりするのは、人手や労力を要する他、2種類のホイールを準備しておく必要があり、コストや保管場所などの観点から、現実的ではない。
本発明は、上記のような課題を解決すべく、シングルタイヤとデュアルタイヤの切り替えを簡単に行うことができるホイール連結部材、このホイール連結部材を備えたデュアルホイールおよびこのデュアルホイールを有するデュアルタイヤを提供するものである。
第1発明のホイール連結部材は、オフ・ハイウェイ車両に用いられる、内輪ホイールと外輪ホイールとを連結してデュアルホイールとするためのホイール連結部材であって、該ホイール連結部材は、前記内輪ホイールに固定される第一連結部と、該第一連結部と前記外輪ホイールのディスク部とを着脱可能に連結する第二連結部と、を備えており、該第二連結部は、前記第一連結部に着脱可能に連結される第一固定部と、前記外輪ホイールのディスク部に着脱可能に連結される第二固定部と、を有しており、前記第二固定部には、前記外輪ホイールのディスク部と連結するためのボルト穴が複数形成されていることを特徴とする。
第2発明のホイール連結部材は、第1発明において、前記第一連結部は、複数のボルト穴が形成されたリング状の固定リングプレートと、該固定リングプレートの第一面に立設された前記内輪ホイールの内面に固定される複数の固定プレートと、を有しており、前記第二連結部は、前記第一連結部の固定リングプレートに連結される、該固定リングプレートに連結するための複数のボルト穴が形成されたリング状の第一リングプレートと、前記外輪ホイールのディスク部に連結される、該外輪ホイールのディスク部と連結するための複数のボルト穴が形成されたリング状の第二リングプレートと、該第二リングプレートと前記第一リングプレートとを両者の中心軸が一致するように連結する中間部材と、を有していることを特徴とする。
第3発明のホイール連結部材は、第2発明において、前記中間部材は、前記第一リングプレートの外周縁に沿って間隔を空けて設けられた、前記第一リングプレートと前記第二リングプレートの互いに対向する面を連結する複数の連結板と、
前記第一リングプレートの外周縁に沿って、前記複数の連結板と対応する位置に設けられた複数のフィン部材と、前記第二リングプレートにおける前記第一リングプレート側の面に該第二リングプレートの中心軸と同軸となるように設けられた円筒状部材と、を有しており、前記複数の連結板は、その表面が前記第一リングプレートの外周縁の接線方向と直交するように配設されており、前記第一リングプレートの中心軸を中心とする前記円筒状部材と同径の円周上に前記第二リングプレート側に開口を有する凹みを有しており、前記複数のフィン部材は、内面が前記第一リングプレートの外周縁および前記複数の連結板の外端縁に連結されており、前記円筒状部材は、前記複数の連結板の凹みに挿入されて該複数の連結板に接合されていることを特徴とする。
第4発明のデュアルホイールは、オフ・ハイウェイ車両用に用いられる内輪ホイールと外輪ホイールとを有するデュアルホイールであって、該デュアルホイールは、前記内輪ホイールと前記外輪ホイールのディスク部とを連結するホイール連結部材を備えており、該ホイール連結部材が、第1、第2または第3発明のホイール連結部材であることを特徴とする。
第5発明のデュアルタイヤは、オフ・ハイウェイ車両用に用いられるデュアルタイヤであって、請求項4記載のデュアルホイールを備え、該デュアルホイールの内輪ホイールおよび外輪ホイールにそれぞれ内輪タイヤおよび外輪タイヤが装着されていることを特徴とする。
第1、第2発明によれば、ホイール連結部材によって内輪ホイールと外輪ホイールとを比較的簡単に連結・取外しすることができるので、シングルタイヤとデュアルタイヤとを状況に応じて容易に変更することができる。
第3発明によれば、高強度・高耐久性のデュアルホイールを得ることができる。
第4発明によれば、内輪ホイールと外輪ホイールとを比較的簡単に連結・取外しすることができる。
第5発明によれば、シングルタイヤとデュアルタイヤとを状況に応じて容易に変更することができる。
本実施形態のデュアルホイール10から外輪ホイール12を取り外した状態の概略説明図である。 本実施形態のデュアルホイール10を分離した状態の概略説明図ある。 本実施形態のデュアルホイール10を分離した状態の概略断面図ある。 本実施形態のデュアルタイヤ1の概略断面図ある。 図3のV-V線断面矢視図である。
<本実施形態のデュアルタイヤ1>
図4に示すように、本実施形態のデュアルタイヤ1は、オフ・ハイウェイ車両(以下「OHV」という場合がある)に用いられるタイヤであって、内輪タイヤ2と、外輪タイヤ3と、内輪タイヤ2および外輪タイヤ3が取り付けられるデュアルホイール10と、から構成されている。
<内輪タイヤ2および外輪タイヤ3>
内輪タイヤ2および外輪タイヤ3は、OHVに使用される一般的なタイヤである。内輪タイヤ2および外輪タイヤ3には、通常、同じタイヤが使用されるが、タイヤ径が同じであれば、状況に応じて、内輪タイヤ2と外輪タイヤ3で異なるタイヤを使用してもよい。
<デュアルホイール10>
図4に示すように、デュアルホイール10は、内輪タイヤ2および外輪タイヤ3が取り付けられるものであり、内輪ホイール11と、外輪ホイール12と、両者を連結するホイール連結部材15と、を備えている。
なお、以下では、とくに限定しない限り、デュアルホイール10を構成する部材は鉄製であるものとする。
<内輪ホイール11および外輪ホイール12>
内輪ホイール11および外輪ホイール12は、一般的なOHVの車輪に使用されるホイールと実質同等の構造を有している。
具体的には、図3、図4に示すように、内輪ホイール11は、内輪タイヤ2が取り付けられるリム11rと、このリム11rの内面にフランジ状に設けられたディスク部11dと、を備えている。内輪ホイール11のディスク部11dはOHVの駆動軸等が取り付けられるものであり、駆動軸等と連結するためのボルト穴が設けられている。つまり、駆動軸等のボルトを内輪ホイール11のディスク部11dのボルト穴に挿通しこのボルトにナットを螺合することによって、内輪ホイール11を駆動軸等に固定することができる。
また、外輪ホイール12は、外輪タイヤ3が取り付けられるリム12rと、このリム12rの内面にフランジ状に設けられたディスク部12dと、を備えている。外輪ホイール12のディスク部12dは、ホイール連結部材15によって内輪ホイール11に連結されるものであり、ホイール連結部材15と連結するためのボルト穴が設けられている。つまり、後述するホイール連結部材15の第二連結部20の第二リングプレート22に設けられているボルト穴と外輪ホイール12のディスク部12dとにボルトを挿通してこのボルトにナットを螺合すれば、ホイール連結部材15と外輪ホイール12とを着脱可能に連結することができる。
なお、内輪ホイール11および外輪ホイール12は、専用のホイールを使用してもよいし、一般的なOHVの車輪に使用される市販のホイールを使用してもよい。例えば、後述する第一連結部16を設けた専用のホイールを作製して内輪ホイール11とし外輪ホイール12には市販のホイールを使用してもよい。また、内輪ホイール11、外輪ホイール12ともに市販のホイールを使用し、市販のホイールに後述する第一連結部16を取り付けたものを内輪ホイール11として使用してもよい。
また、内輪ホイール11(第一連結部16を取り付けていない状態のもの)および外輪ホイール12には、同一のホイール(例えば、同一の市販のホイール)を使用してもよいし、リム11r,12rの径(リム径)は同じであるがリム11r,12rの構造やディスク部11d、12dの構造が異なるホイールを使用してもよい。つまり、内輪ホイール11(第一連結部16を取り付けていない状態のもの)におけるリム11r,12rの構造やディスク部11d、12dの構造と外輪ホイール12におけるリム11r,12rの構造やディスク部11d、12dの構造とは必ずしも同じ構造でなくてもよく、使用する環境や使用するタイヤに応じで適切な構造を採用すればよい。
<ホイール連結部材15>
図2~図4に示すように、ホイール連結部材15は、第一連結部16と、第二連結部20と、から構成されている。第一連結部16は内輪ホイール11に固定されるものであり、第二連結部20は第一連結部16と外輪ホイール12とに着脱可能に連結されるものである。つまり、第二連結部20は、第一連結部16と着脱可能に連結される構造を有しており、かつ、外輪ホイール12にも着脱可能に連結される構造を有している。
<本実施形態のデュアルタイヤ1の作用効果>
本実施形態のデュアルタイヤ1は、上記のように、デュアルホイール10がホイール連結部15を有しているので、OHVに取り付ける車輪を、簡単に、デュアルタイヤにしたりシングルタイヤにしたりすることができる。
つまり、第一連結部16が固定された内輪ホイール11をOHVの駆動軸等に連結し、この内輪ホイール11の第一連結部16にボルト等によって第二連結部20を連結し、この第二連結部20にボルト等によって外輪ホイール12を連結すれば、本実施形態のデュアルタイヤ1をOHVの駆動軸等に取り付けることができる。
一方、外輪ホイール12を第二連結部20から取り外し、第二連結部20を第一連結部16から取り外せば、本実施形態のデュアルタイヤ1を、デュアルタイヤの状態からシングルタイヤの状態に変更することができる。
逆に、シングルタイヤの状態の内輪ホイール11に第二連結部20を連結し、この第二連結部20に外輪ホイール12を連結すれば、本実施形態のデュアルタイヤ1を、シングルタイヤの状態からデュアルタイヤの状態に変更することができる。
<デュアルホイール10のホイール連結部材15の詳細な説明>
以下では、デュアルホイール10のホイール連結部材15の構造について詳細に説明する。
<第一連結部16>
図2~図4に示すように、ホイール連結部材15の第一連結部16は、固定リングプレート17と、複数枚の固定プレート18と、を有している。固定リングプレート17は、リング状の板状の部材であり、その円周に沿って等角度間隔で複数のボルト穴が形成されている。この固定リングプレート17の第一面、つまり、固定リングプレート17の内輪ホイール11のディスク部11d側の面には、複数枚の固定プレート18が立設されている。この複数枚の固定プレート18は、固定リングプレート17の中心軸周りに等角度間隔で並ぶように配設されており、この複数枚の固定プレート18によって固定リングプレート17は内輪ホイール11に固定されている。具体的には、複数枚の固定プレート18は、固定リングプレート17の中心軸17aが内輪ホイール11の中心軸11aと同軸となるように(図3参照)、その外端縁が内輪ホイール11のリム11rの内面に溶接などの方法によって固定されている。
<第二連結部20>
図2~図4に示すように、ホイール連結部材15の第二連結部20は、第一リングプレート21と、第二リングプレート22と、中間部材25と、を有している。
第一リングプレート21は、リング状の板状の部材であり、第一連結部16の固定リングプレート17に連結される部材である。この第一リングプレート21には、その円周方向に沿って等角度間隔で複数のボルト穴が形成されている。なお、この第一リングプレート21が、特許請求の範囲の請求項1にいう第一固定部に相当するものとなる。
第二リングプレート22は、リング状の板状の部材であり、外輪ホイール12のディスク部12dに連結される部材である。この第二リングプレート22には、その円周方向に沿って等角度間隔で複数のボルト穴が形成されている。なお、この第二リングプレート22が、特許請求の範囲の請求項1にいう第二固定部に相当するものとなる。
図1~図4に示すように、第一リングプレート21と第二リングプレート22との間には、両者を連結する中間部材25が設けられている。この中間部材25は、第一リングプレート21と第二リングプレート22とが互いに平行となるように両者を連結するものである。しかも、中間部材25は、中間部材25の中心軸25aと第一リングプレート21の中心軸21aおよび第二リングプレート22の中心軸22aが同軸となるように(図3、図5参照)、第一リングプレート21と第二リングプレート22とを連結している。
なお、第一リングプレート21と第二リングプレート22とが互いに平行とは、第一リングプレート21が固定リングプレート17に連結される面と、第二リングプレート22が外輪ホイール12のディスク部12dに連結される面とが平行であることを意味している。
図1~図4に示すように、第一リングプレート21と第二リングプレート22とは、複数の連結板28(図5では8枚であるがその枚数はとくに限定されない)によって、両者の対向する面間の距離L(図3参照)が所定の距離だけ離れた状態となるように連結されている。ここでいう所定の距離とは、第一リングプレート21を第一連結部16の固定リングプレート17に連結し第二リングプレート22を外輪ホイール12のディスク部12dに連結した状態において、内輪ホイール11と外輪ホイール12とが適切な状態で並ぶ距離を意味している。
複数の連結板28は、第一リングプレート21の外周縁に沿って、等角度間隔となるように設けられている。より詳しくは、複数の連結板28は、その表面が第一リングプレート21の外周縁の接線方向と直交するように配設されている。言い換えれば、複数の連結板28は、第一リングプレート21の中心軸21a(言い換えれば中間部材25の中心軸25a)に対して放射状になるように配設されている(図5参照)。この複数の連結板28には、第二リングプレート22側の端縁に凹み28gが形成されている。この凹み28gは、第一リングプレート21の中心軸21aを中心とする円周(以下設置円周という)上に位置するように、各連結板28に形成されている。
また、第二リングプレート22には、第一リングプレート21と対向する面に中間部材25の円筒状部材27が設けられている。この円筒状部材27は、円筒状に形成された部材であり、軸方向の第一端縁が第二リングプレート22における第一リングプレート21と対向する面に接合されている。しかも、円筒状部材27は、その中心軸27aが、第二リングプレート22の中心軸22a、つまり、中間部材25の中心軸25aと一致するように第二リングプレート22に接合されている。この円筒状部材27は、その外径が設置円周の直径とほぼ同じ長さになるように形成されており、複数の連結板28の凹み28gに挿入された状態で複数の連結板28に接合されている。
一方、第一リングプレート21の外周縁には、複数の連結板28と同数のフィン部材26が設けられている。この複数のフィン部材26は、その内面が第一リングプレート21の外周縁と面接触するように設けられており、その内面が複数の連結板28の外端縁と連結されている。
第二連結部20が以上のような構造を有しているので、ホイール連結部材15によって内輪ホイール11と外輪ホイール12とを連結した際のデュアルホイール10の強度を高くできる。つまり、駆動軸等の回転によってホイール連結部材15に加わる力は、複数のフィン部材26および円筒状部材27によって支えることができるし、駆動軸等の軸方向、つまり、中間部材25の中心軸と交差する方向の力は複数の連結板28によって支えることができる。したがって、ホイール連結部材15によって内輪ホイール11と外輪ホイール12とを連結して走行した場合に、デュアルホイール10の損傷、つまり、デュアルタイヤ1の損傷を防止できる。
<第一連結部16について>
第一連結部16の複数枚の固定プレート18は、内輪ホイール11のリム11rの内面と直交するように、その外端縁が内輪ホイール11のリム11rの内面に溶接などの方法によって固定されていることが望ましい。かかる構成とすることにより、内輪ホイール11の軸方向と直交する方向(つまり半径方向)の力に対する強度を高くすることができる。
また、第一連結部16は、その固定リングプレート17の外面(つまり内輪ホイール11のディスク部11d側と反対側の面)が、内輪ホイール11のリム11rの外端縁よりも内方に位置するように設けられていることが望ましい。つまり、第一連結部16全体が内輪ホイール11のリム11r内に位置するように設けられていることが望ましい。かかる構成とすることによって、第一連結部16が設けられた内輪ホイール11であっても、シングルタイヤでOHVが走行した際に、第一連結部16がOHVの走行の邪魔になることを防止できる。
<第二連結部20の中間部材25について>
<第一リングプレート21について>
第一リングプレート21において、複数のボルト穴は円周方向に沿って等角度間隔で形成されていればよいが、複数のフィン部材26間の隙間に配置されていれば、第一リングプレート21と第一連結部16の固定リングプレート17とを連結解除する作業が行いやすくなる。
また、上記例では、第二連結部20の第一固定部としてリング状の第一リングプレート21を使用した場合を説明したが、第一固定部として円板を使用してもよい。
<複数のフィン部材26の形状について>
中間部材25を構成する複数のフィン部材26の形状はとくに限定されない。図1および図2に示すように、複数のフィン部材26は、第二リングプレート22側の端部(先端部)が第二リングプレート22に向かって細くなるような形状としてもよいし、先端部を矩形状や円形としてもよい。
また、複数のフィン部材26の幅、つまり、第一リングプレート22の外周縁に沿った方向の長さもとくに限定されない。デュアルホイール10を軽量化するのであれば、複数のフィン部材26は、隣接するフィン部材26間にある程度の隙間ができる幅とすることが望ましい。
一方、複数のフィン部材26に代えて、内径が第一リングプレート22の外径と同じ長さである円筒状部材を設けてもよい。
<複数の連結板28の形状について>
中間部材25を構成する複数の連結板28の形状はとくに限定されない。図3および図4に示すように、複数の連結板28は、第一リングプレート21側の端部や中間部に切り欠きを有するようになっていてもよいし、全体が同じ幅であってもよい。また、複数の連結板28は、第一リングプレート21から第二リングプレート22に向かって、または、第二リングプレート22から第一リングプレート21に向かって、徐々に幅が狭くなるような形状としてもよい。
<複数のフィン部材26および複数の連結板28の長さについて>
複数のフィン部材26の長さ、つまり、中間部材25の中心軸25a方向の長さや、円筒状部材27の長さ(言い換えれば凹み28gの深さ)、つまり、中間部材25の中心軸25a方向の長さは、とくに限定されない。デュアルホイール10の強度を高くしつつできるかぎり軽量化するのであれば、中間部材25の中心軸25a方向において複数のフィン部材26と円筒状部材27の全体は重ならないが一部は重なるように、複数のフィン部材26の長さおよび円筒状部材27の長さが調整されていることが望ましい。つまり、複数のフィン部材26の先端部と円筒状部材27の第二端部の一部が重なるように、複数のフィン部材26の長さおよび円筒状部材27の長さが調整されていることが望ましい(図3参照)。複数のフィン部材26に代えて、内径が第一リングプレート22の外径と同じ長さである円筒状部材を設けた場合も同様である。
本発明のホイール連結部材は、オフ・ハイウェイ車両の車輪をシングルタイヤとデュアルタイヤとの間で切り替えるための部材として適している。
1 デュアルタイヤ
2 内側タイヤ
3 外側タイヤ
10 デュアルホイール
11 内輪ホイール
11r リム
11d ディスク部
11 内輪ホイール
12 外輪ホイール
12r リム
12d ディスク部
15 ホイール連結部材
16 第一連結部
17 固定リングプレート
18 固定プレート
20 第二連結部
21 第一リングプレート
22 第二リングプレート
25 中間部材
26 フィン部材
27 円筒状部材
28 連結板
28g 凹み

Claims (5)

  1. オフ・ハイウェイ車両に用いられる、内輪ホイールと外輪ホイールとを連結してデュアルホイールとするためのホイール連結部材であって、
    該ホイール連結部材は、
    前記内輪ホイールに固定される第一連結部と、
    該第一連結部と前記外輪ホイールのディスク部とを着脱可能に連結する第二連結部と、を備えており、
    該第二連結部は、
    前記第一連結部に着脱可能に連結される第一固定部と、
    前記外輪ホイールのディスク部に着脱可能に連結される第二固定部と、を有しており、
    前記第二固定部には、
    前記外輪ホイールのディスク部と連結するためのボルト穴が複数形成されている
    ことを特徴とするホイール連結部材。
  2. 前記第一連結部は、
    複数のボルト穴が形成されたリング状の固定リングプレートと、
    該固定リングプレートの第一面に立設された前記内輪ホイールの内面に固定される複数の固定プレートと、を有しており、
    前記第二連結部は、
    前記第一連結部の固定リングプレートに連結される、該固定リングプレートに連結するための複数のボルト穴が形成されたリング状の第一リングプレートと、
    前記外輪ホイールのディスク部に連結される、該外輪ホイールのディスク部と連結するための複数のボルト穴が形成されたリング状の第二リングプレートと、
    該第二リングプレートと前記第一リングプレートとを両者の中心軸が一致するように連結する中間部材と、を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のホイール連結部材。
  3. 前記中間部材は、
    前記第一リングプレートの外周縁に沿って間隔を空けて設けられた、前記第一リングプレートと前記第二リングプレートの互いに対向する面を連結する複数の連結板と、
    前記第一リングプレートの外周縁に沿って、前記複数の連結板と対応する位置に設けられた複数のフィン部材と、
    前記第二リングプレートにおける前記第一リングプレート側の面に該第二リングプレートの中心軸と同軸となるように設けられた円筒状部材と、を有しており、
    前記複数の連結板は、
    その表面が前記第一リングプレートの外周縁の接線方向と直交するように配設されており、
    前記第一リングプレートの中心軸を中心とする前記円筒状部材と同径の円周上に前記第二リングプレート側に開口を有する凹みを有しており、
    前記複数のフィン部材は、
    内面が前記第一リングプレートの外周縁および前記複数の連結板の外端縁に連結されており、
    前記円筒状部材は、
    前記複数の連結板の凹みに挿入されて該複数の連結板に接合されている
    ことを特徴とする請求項2記載のホイール連結部材。
  4. オフ・ハイウェイ車両用に用いられる内輪ホイールと外輪ホイールとを有するデュアルホイールであって、
    該デュアルホイールは、
    前記内輪ホイールと前記外輪ホイールのディスク部とを連結するホイール連結部材を備えており、
    該ホイール連結部材が、
    請求項1、2または3記載のホイール連結部材である
    ことを特徴とするデュアルホイール。
  5. オフ・ハイウェイ車両用に用いられるデュアルタイヤであって、
    請求項4記載のデュアルホイールを備え、
    該デュアルホイールの内輪ホイールおよび外輪ホイールにそれぞれ内輪タイヤおよび外輪タイヤが装着されている
    ことを特徴とするデュアルタイヤ。
JP2021178733A 2021-11-01 2021-11-01 ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ Pending JP2023067465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021178733A JP2023067465A (ja) 2021-11-01 2021-11-01 ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021178733A JP2023067465A (ja) 2021-11-01 2021-11-01 ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023067465A true JP2023067465A (ja) 2023-05-16

Family

ID=86326424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021178733A Pending JP2023067465A (ja) 2021-11-01 2021-11-01 ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023067465A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6577825B2 (ja) エアレスタイヤ、及び、エアレスタイヤ用のハブ部
CN101990501B (zh) 车轮构造
KR20170048181A (ko) 에어리스 타이어
WO2010107008A1 (ja) 自動車用ホイール
JP2010132277A5 (ja)
CA2636390A1 (en) Wheel hub comprising axial recesses formed between the holes for wheel nuts
CN104619517B (zh) 汽车的车轮结构
JP2021098503A (ja) スポーク構造一体型の非空気入りタイヤとホイールの組立体
JP2019503932A5 (ja) 組立式車両ホイール
JP2021037944A (ja) スポーク一体型の非空気入りタイヤとホイールの組立体
EP2403725B1 (fr) Pneumatique pour vehicule lourd
JP5204209B2 (ja) 空気入りタイヤ用の中子、中子入りタイヤ、および車両
JP2009520642A (ja) 車輪ボルト用穴の間に軸線方向切欠きを持つ車輪ボス
JP5364691B2 (ja) 農用車輪
JP2023067465A (ja) ホイール連結部材、デュアルホイールおよびデュアルタイヤ
KR101949029B1 (ko) 자동차용 휠
JP2012051393A (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット
TW201615450A (zh) 車輪總成
TW202037501A (zh) 機動車輛的輪圈結構
CN204641276U (zh) 备用轮胎组件
US2521260A (en) Wheel
GB2066172A (en) Vehicle wheel assembly
CN206297345U (zh) 一种车轮的轮辐结构
KR100589191B1 (ko) 차량의 휠과 허브의 체결구조
JP2021041773A (ja) 車両用ホイール

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20240515

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240515