JP2023065956A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023065956000001
【課題】適切な位置に容易に配置することができる吸収性物品を提供する。
【解決手段】透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する細長形状の本体を備えた吸収性物品であって、前記表面シート側の面に、前記吸収性物品の長手方向に延在する所定長さの直線状の直線圧搾溝と、標識圧搾部とが設けられ、前記直線圧搾溝は、前記吸収性物品の長手方向に延びる中心線上に配され、前記標識圧搾部は、前記中心線と直交する、前記吸収性物品の短手方向の仮想線上に、前記直線圧搾溝に隣接し前記直線圧搾溝を挟んで一対配された第1標識圧搾部を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品は、一般的に、透液性の表面シートと不透液性の裏面シートとの間に吸収体が設けられており、ショーツ等の衣類のクロッチ部に、裏面シートの非肌対向面に配された粘着剤等で固定して使用される。吸収性物品は、その機能を十分に発揮させる観点から、前記クロッチ部の適切な位置に固定されることが望ましく、このような位置決めを考慮した構成を有する吸収性物品が知られている。
例えば、特許文献1には、肌対向面に圧搾溝及び標識部が、表面シート及び吸収体を裏面シート側に向かって一体的に圧搾して形成されている吸収性物品が開示されている。圧搾溝は、吸収性物品の後方領域に幅方向に延びる横圧搾溝を有しており、標識部は、吸収性物品の長手方向に延びる中心線上に配され、該中心線に対称な形状に形成されており、標識部は、吸収性物品の後端から前方に離れた位置に配され、少なくとも該標識部の一部が圧搾溝の横圧搾溝よりも後方に位置している。
特開2015-97718号公報
特許文献1に記載の吸収性物品は、標識部を指先の感覚にて認識し、標識部を頼りにクロッチ部の横方向中心位置に配置するものである。しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品は、クロッチ部の縦方向における位置決めについては検討がなされておらず、適切な位置に容易に配置できない場合がある。また、特許文献1に記載の吸収性物品は、クロッチ部の縦方向において、誤った位置に貼り付けた場合、貼り直ししなければならず、貼り直しすることによって粘着剤の粘着性が低下し、装着中に吸収性物品のズレやヨレが生じやすくなるため、漏れに繋がる可能性もある。
上記の点に鑑みて、本発明の一形態は、適切な位置に容易に配置することができる吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の形態は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する細長形状の本体を備えた吸収性物品であって、前記表面シート側の面に、前記吸収性物品の長手方向に延在する所定長さの直線状の直線圧搾溝と、標識圧搾部とが設けられ、前記直線圧搾溝は、前記吸収性物品の長手方向に延びる中心線上に配され、前記標識圧搾部は、前記中心線と直交する、前記吸収性物品の短手方向の仮想線上に、前記直線圧搾溝に隣接し前記直線圧搾溝を挟んで一対配された第1標識圧搾部を含む。
上記第一の形態によれば、吸収性物品をショーツ等の衣類のクロッチ部に固定して着用する際に、直線圧搾溝により、吸収性物品の長手方向に延びる中心線の位置を、また、第1標識圧搾部により、吸収性物品の短手方向の仮想線の位置を、容易に認識することができる。よって、直線圧搾溝により、クロッチ部の横方向中央に吸収性物品の長手方向に延びる中心線を容易に配置することができ、また、第1標識圧搾部により、クロッチ部の縦方向中央に吸収性物品の短手方向の仮想線上にある所定の領域を容易に配置することができる。即ち、吸収性物品を適切な位置に容易に配置することができる。
本発明の第二の形態は、前記第1標識圧搾部は、前記吸収性物品の長手方向における、装着時に装着者の体液排出口に対応する体液排出口対応領域の中央に位置している。
上記第二の形態によれば、第1標識圧搾部により、クロッチ部の縦方向中央に吸収性物品の短手方向の仮想線上にある体液排出口対応領域の中央部を容易に配置することができる。よって、吸収性物品において目的に応じて設定された体液排出口対応領域の位置に関わらず、吸収性物品を適切な位置に容易に配置することができる。
本発明の第三の形態は、前記第1標識圧搾部は、平面視形状において、前記吸収性物品の短手方向の端部側に凸の形状に形成された第1頂部を有し、前記第1頂部は、前記仮想線上に位置する。
上記第三の形態によれば、第1頂部により、第1標識圧搾部が吸収性物品の短手方向を示していることを認識することができ、吸収性物品の短手方向の仮想線の位置をより容易に認識することができる。よって、第1標識圧搾部の第1頂部により、クロッチ部の縦方向中央に、吸収性物品の短手方向の仮想線上にある所定の領域を容易、且つ確実に配置することができる。
本発明の第四の形態は、前記標識圧搾部は、前記中心線上に、前記直線圧搾溝の長手方向の両端から離間し前記直線圧搾溝を挟んで一対配された第2標識圧搾部を含む。
上記第四の形態によれば、中心線上に直線圧搾溝に加えて第2標識圧搾部が配されているため、第2標識圧搾部により、吸収性物品の長手方向に延びる中心線の位置をより容易に認識することができる。よって、第2標識圧搾部により、クロッチ部の横方向中央に吸収性物品の長手方向に延びる中心線をより容易に配置することができる。
本発明の第五の形態は、前記第2標識圧搾部は、平面視形状において、前記吸収性物品の長手方向の端部側に凸の形状に形成された第2頂部を有し、前記第2頂部は、前記中心線上に位置する。
上記第五の形態によれば、第2頂部により、第2標識圧搾部が吸収性物品の長手方向を示していることを認識することができ、吸収性物品の長手方向に延びる中心線の位置をより容易に認識することができる。よって、第2標識圧搾部の第2頂部により、クロッチ部の横方向中央に吸収性物品の長手方向に延びる中心線を容易、且つ確実に配置することができる。
本発明の第六の形態は、前記第2標識圧搾部の平面視形状は、前記吸収性物品の長手方向の指向性を有する。
本発明の第六の形態によれば、吸収性物品の長手方向の方向性を認識することができ、クロッチ部の前後方向と吸収性物品の前後方向を容易に一致させて配置することができる。
本発明の第七の形態は、前記標識圧搾部は、前記表面シート及び前記吸収体が前記裏面シート側に窪んだ凹部である。
本発明の第七の形態によれば、標識圧搾部を視覚だけでなく触覚でも認識することができ、視覚及び触覚により、吸収性物品を適切な位置に容易に配置することができる。
本発明の一形態によれば、適切な位置に容易に配置することができる吸収性物品を提供することができる。
第一実施形態による吸収性物品の平面図である。 図1のI-I断面図である。 図1に示す第1標識圧搾部及び直線圧搾溝の要部の拡大平面図である。 図3のII-II断面図である。 第1標識圧搾部の別の例を示す図3のII-II断面図である。 第1標識圧搾部のさらに別の例を示す図3のII-II断面図である。 第一実施形態による吸収性物品の第一変形例を示す平面図である。 第一実施形態による吸収性物品の第二変形例を示す平面図である。 第一実施形態による吸収性物品の第三変形例を示す平面図である。 第1標識圧搾部の第一変形例を示す平面図である。 第1標識圧搾部の第二変形例を示す平面図である。 第1標識圧搾部の第三変形例を示す平面図である。 第1標識圧搾部の第四変形例を示す平面図である。 第二実施形態による吸収性物品の平面図である。 第二実施形態による吸収性物品の第一変形例を示す平面図である。 第二実施形態による吸収性物品の第二変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。本明細書において、吸収性物品の長手方向とは、着用者の前後方向に対応し、前方とは、着用者の腹側を示し、後方とは、着用者の背側を示す。また、クロッチ部の縦方向とは、着用者の前後方向に対応し、クロッチ部の横方向とは、前記縦方向に直交する方向を示す。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態による吸収性物品の平面図であり、図2は、図1のI-I断面図である。図3は、図1に示す第1標識圧搾部及び直線圧搾溝の要部の拡大平面図であり、図4は、図3のII-II断面図である。図5は、第1標識圧搾部の別の例を示す図3のII-II断面図であり、図6は、第1標識圧搾部のさらに別の例を示す図3のII-II断面図である。図1、2に示すように、吸収性物品1は、不透液性の裏面シート2と、透液性の表面シート3と、これら両シート2、3間に設けられた吸収体4とを有する本体(吸収性物品本体)10を備えている。吸収体4の形状保持等のために、吸収体4は、クレープ紙又は不織布等からなる(図示しない)被包シートによって包まれていてもよい。吸収性物品1の使用時には、吸収性物品1の裏面シート2側がショーツ(下着)等のクロッチ部に固定され、表面シート3側が肌側となるように装着する。なお、図1に示す実施形態では、吸収性物品1は、ウィング又はヒップホールド用フラップを有していないが、ウィング又はヒップホールド用フラップを有する形態とすることができる。
吸収性物品本体10は、全体としては、長手方向(図中の第1方向D1)に所定の長さを有し、長手方向と直交する短手方向(図中の第2方向D2)に所定の幅を有する細長い形状(細長形状)を有している。吸収性物品本体10の幅は、図示の例では略一定となっているが、長手方向にわたって変化していてもよい。吸収性物品本体10は、長手方向に延びる中心線(長手方向中心線)CLに対し略線対称の形状及び構造を有していてよい。また、実施の形態における所定の作用効果を奏する限り、非対称の形状および構造を有しても良い。
また、吸収性物品本体10は、装着時に装着者の排血口、排尿口等の体液排出口に対応する領域(体液排出口対応領域)40を有している。体液排出口対応領域40は中心41を有している。中心41は、長手方向中心線CL上、且つ短手方向(幅方向)D2の仮想線VL上にあり、長手方向D1における体液排出口対応領域40の長さの中央に位置している。そして、吸収性物品1は、体液排出口対応領域40を含む中央領域Mと、中央領域Mの前方にある前方領域Fと、中央領域Mの後方にある後方領域Rとを有する。中央領域Mは、装着時には装着者の排尿口から肛門までの股間の部分におおよそ対応する領域であってよい。また、後方領域Rは、装着者の臀部の溝に対応する領域、具体的には、装着者の臀部の溝に対応する部分を含みつつ前後方向に広がる領域(臀部溝対応領域)である。後方領域Rは、臀裂部全体をカバーする領域ということもできるし、会陰の後方又は肛門付近から尾てい骨の下端付近までの領域ということもできる。後方領域Rの前端は、吸収性物品1の前端から110~170mm程度後方に、体液排出口対応領域40から30~60mm程度後方に位置し得る。
図1においては、本形態は、前方領域Fの長さと後方領域Rの長さとがほぼ同じであるように示されているが、後方領域Rの長さが、前方領域Fの長さよりも長くなっていてもよく、前方領域Fの長さが、後方領域Rの長さよりも長くなっていてもよい。
吸収性物品1の全長は、140~360mmであると好ましく、170~270mmであるとより好ましく、200~260mmであるとより一層好ましい。なお、後方領域Rの長手方向の長さは、50~250mmとすることができる。
吸収体4の前方及び後方の端縁部では、図1にハッチングで示すように、裏面シート2と表面シート3との外縁がホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されている。また、吸収体4の側方においては、表面シート3側の両側部に長手方向に沿って設けられたサイド不織布7、7と、裏面シート2とが上記接着手段によって接合されており、これにより上述のウィング又はヒップホールド用フラップが形成されていてよい。
裏面シート2としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。このような遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
表面シート3は、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。表面シート3としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、不織布の加工法としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等が挙げられる。これらの加工法のうち、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む不織布を製造できる点で好ましく、サーマルボンド法は嵩高でソフトな不織布を製造できる点で好ましい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維等の複合繊維を用いることができる。
裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。
また、吸収体4には合成繊維を混合してもよい。合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、及びこれらの共重合体を使用することができ、これらのうちの2種を混合して使用することもできる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維等の複合繊維も用いることができる。なお、疎水性繊維を親水化剤で表面処理し、体液に対する親和性を付与したものを用いることもできる。
吸収体4の厚みは、0.5~25mmの範囲内とすることができ、1.5~6.5mmの範囲内であると好ましい。吸収体4は、全面にわたり均一な厚みを有していなくともよく、体液排出口対応領域40及びその付近の領域、また後方領域Rの幅方向中央部分を膨出させた構造とすることもできる。また、吸収体4は、積繊又はエアレイド法によって製造されたものが好ましい。
サイド不織布7としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。例えば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する効果又は肌触り感を高める場合は、シリコン系、パラフィン系の撥水剤等をコーティングした撥水処理不織布を用いることが好ましい。また、ウィング又はヒップホールド用フラップにおける経血等の吸収性を高める場合には、不織布の材料として、親水処理された不織布を用いることが好ましい。不織布の種類としては、折り癖が付きにくく、シワになりにくく柔らかいエアスルー不織布が好ましい。
図2に示すように、裏面シート2の下着との対向面(非肌面側)には、装着中に吸収性物品1をショーツ等のクロッチ部に固定するためのズレ止め部8が設けられている。ズレ止め部8は、粘着剤層からなっていることが好ましい。本実施形態では、ズレ止め部8は、前方領域F、中央領域M、及び後方領域Rに亘って、直線圧搾溝11の短手方向D2両側に1本ずつ設けられているが、これに限らず、直線圧搾溝11の投影領域を除く領域の任意の位置に設けることができる。換言すると、ズレ止め部8は、直線圧搾溝11の投影領域には設けられていないことが好ましい。例えば、ズレ止め部8は、直線圧搾溝11の長手方向D1両側(前方及び後方)に設けられていてもよい。なお、ズレ止め部8の本数、形状、サイズは図示のものに限られない。
図1に示すように、本形態の吸収性物品1には、表面シート3側の面に、吸収性物品1の長手方向D1に延在する直線状の直線圧搾溝11と、一対の第1標識圧搾部12、12とが設けられている。直線圧搾溝11及び第1標識圧搾部12、12は、表面シート3及び吸収体4が、一体的に圧搾されて裏面シート2側に窪む凹部として形成されたものである。直線圧搾溝11及び第1標識圧搾部12、12は、吸収体4の上に表面シート3を積層させた積層体を、一対の加圧ロールの間に通過させることによって形成することができる。例えば、積層体の表面シート3側及び吸収体4側に、凸状のロール及び平坦なロールが配置されるようにして、両ロールから加圧することができる。
直線圧搾溝11は、長手方向中心線CL上に配され、中心線CL上における吸収体4の長手方向D1の長さよりも小さい長さ(所定長さ)を有する。直線圧搾溝11の長手方向D1の長さは、50~160mmであると好ましく、55~80mmであるとより好ましい。直線圧搾溝11の短手方向D2の長さ(幅)は、3~15mmであると好ましく、4~8mmであるとより好ましい。本形態では、直線圧搾溝11は、中央領域Mに設けられているが、前方領域F及び中央領域M、又は前方領域F、中央領域M、及び後方領域Rに亘って設けられていてもよい。また、本形態では、直線圧搾溝11は、図3に示すように低圧搾部e3と、低圧搾部e3より溝深さを大きくした高圧搾部e4とを含み、全体として、つる植物の図柄を含んで構成されているが、これに限らず、圧搾されていればよく、圧搾深さがほぼ均一な圧搾溝によって構成してもよい。
直線圧搾溝11により、吸収性物品1をショーツ等の衣類のクロッチ部に固定して着用する際に、吸収性物品1の長手方向中心線CLの位置を容易に認識することができる。よって、直線圧搾溝11により、クロッチ部の横方向中央に吸収性物品1の長手方向中心線CLを容易に配置することができる。
一対の第1標識圧搾部12、12は、中心線CLと直交する、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VL上に、直線圧搾溝11に隣接し直線圧搾溝11を挟んで配されている。隣接しているとは、直接接して配置されている場合だけでなく少しの間隔をあけて配置されている場合も含む。この第1標識圧搾部12、12により、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VLの位置を容易に認識することができる。よって、第1標識圧搾部12、12により、クロッチ部の縦方向中央に、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VL上にある所定の領域を容易に配置することができる。具体的には、仮想線VLは、吸収性物品1の長手方向D1における、体液排出口対応領域40の中央に位置している。換言すると、仮想線VLは、体液排出口対応領域40の前後方向の長さの中央に位置している。即ち、第1標識圧搾部は、吸収性物品1の長手方向D1における、体液排出口対応領域40の中央に位置している。これにより、クロッチ部の縦方向中央に、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VL上にある体液排出口対応領域40の中央部を容易に配置することができる。よって、吸収性物品において目的に応じて設定された体液排出口対応領域40の位置に関わらず、吸収性物品1を適切な位置に容易に配置することができる。
第1標識圧搾部12、12は、それぞれ、平面視形状において、吸収性物品1の短手方向D2の端部側に凸の形状に形成された第1頂部121を有していることが好ましい。第1頂部121は、仮想線VL上に位置する。第1頂部121、121により、第1標識圧搾部12、12が吸収性物品1の短手方向D2を示していることを認識することができ、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VLの位置をより容易に認識することができる。よって、第1標識圧搾部12、12の第1頂部121、121により、クロッチ部の縦方向中央に、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VL上にある所定の領域、即ち体液排出口対応領域40の中央部を容易、且つ確実に配置することができる
よって、直線圧搾溝11及び第1標識圧搾部12、12により、吸収性物品1をショーツ等のクロッチ部の適切な位置に容易に配置することができる。吸収性物品1を適切な位置に容易に配置することができるため、吸収性物品1をクロッチ部に貼り直すことによるズレ止め部8の粘着性の低下を抑制することができ、吸収性物品1のズレやヨレを抑制し、ズレやヨレに起因する漏れを抑制することができる。
第1標識圧搾部12の第1頂部121は、図1に示すように、有効吸収体領域Aの短手方向D2の端縁から、少なくとも5mm離隔した位置に配されていることが好ましい。ここで、「有効吸収体領域」とは、吸収体4全体のうち、吸収性物品1の短手方向D2において、サイド不織布7が重なっていない領域、換言すると、平面視でサイド不織布7の短手方向D2内側の端縁より内側の領域を示す。
第1標識圧搾部12、12は、吸収性物品1の短手方向D2における長さL1が、直線圧搾溝11の幅の長さL2の0.5~4.8倍であることが好ましい。また、第1標識圧搾部12、12は、図3に示す、吸収性物品1の長手方向D1における長さL3が、5~10mmであることが好ましい。長さL1、L3は、それぞれ第1標識圧搾部12における長さの最大値を意味する。なお、第1標識圧搾部12、12の平面視形状が三角形である場合、長さL1は、高さであり、長さL3は、底辺の長さである。
第1標識圧搾部12、12は、図4に示すように、圧搾深さがほぼ均一な圧搾部によって構成されている。なお、図4~図6では、表面シート3、裏面シート2、ズレ止め部8は省略している。第1標識圧搾部12、12は、図4に示す例に限らず、低圧搾部と、低圧搾部より溝深さを大きくした高圧搾部とを含む構成であってもよい。例えば、第1標識圧搾部12、12は、図5に示すように、周縁部に低圧搾部e1を有し、周縁部の内側に高圧搾部e2を有していてもよいし、図6に示すように、周縁部に高圧搾部e2を有し、周縁部の内側に低圧搾部e1を有していてもよい。また、図4~図6に示す断面において、第1標識圧搾部12の長手方向中心線CL側の吸収体4は、直線圧搾溝11の低圧搾部e3であってもよい。さらに、低圧搾部e1の圧搾深さと、低圧搾部e3の圧搾深さは、同じであってもよい。本実施形態では、第1標識圧搾部12、12が、直線圧搾溝11に接しているが、直線圧搾溝11から離隔している場合、第1標識圧搾部12の長手方向中心線CL側の吸収体4は、圧搾されていなくてもよい。なお、第1標識圧搾部12の形状は、裏面シート2側に向かって先細りになったテーパー状の形状を有していてもよい。
上述のように、直線圧搾溝11及び第1標識圧搾部12、12は、吸収性物品1をショーツ等のクロッチ部の適切な位置に容易に配置することができる目印として機能する。また、直線圧搾溝11及び第1標識圧搾部12、12は、体液を引き込んで長手方向D1に誘導する機能を有する。吸収性物品1の通常の使用においては、体液は、体液排出口対応領域40を含む中央領域Mに直接的に排出される。中央領域Mにおいて受けとめられた体液の一部は、受けとめられた位置で表面シート3を通って吸収体4に吸収されるが、一部は吸収体4内を面方向に拡散して移行し得る。拡散の際、体液は、吸収体4の密度が高くなっている直線圧搾溝11に沿って長手方向D1に誘導され得る。第1標識圧搾部12、12により、第1標識圧搾部12、12周辺は窪みやすいため、体液を直線圧搾溝11に引き込みやすくすることができる。また、第1標識圧搾部12、12の第1頂部121、121により、吸収性物品1が体液排出口対応領域40の中央を通る仮想線VLに沿って折れやすくなり、第1標識圧搾部12、12周辺をより窪みやすくし、体液を直線圧搾溝11により引き込みやすくすることができる。さらに、第1標識圧搾部12、12により、第1標識圧搾部12、12が配されている部分の剛性は、吸収性物品1の他の部分の剛性より高く、装着時に短手方向D2の外側から脚による圧力がかかっても、吸収性物品1の変形やヨレを抑制することができる。
次に、本実施形態による吸収性物品1の変形例について図7~図9を用いて説明する。図7は、第一実施形態による吸収性物品の第一変形例を示す図である。図8は、第一実施形態による吸収性物品の第二変形例を示す図である。図9は、第一実施形態による吸収性物品の第三変形例を示す図である。
図1に示す例では、仮想線VLは、吸収性物品1の長手方向D1の中央に位置しているが、吸収性物品1の目的に応じて、任意の位置とすることができる。図7に示す例では、体液排出口対応領域40が、長手方向D1の中央より前方に位置している。即ち、仮想線VLが、長手方向D2の中央より前方に位置している。よって、第1標識圧搾部12、12も、図1に示す例よりも前方に位置している。また、図7に示す吸収性物品1は、後方領域Rの吸収性物品本体10の両側部にそれぞれ短手方向D2外方側に延びる、吸収性物品1を装着する際に下着の臀部と対向する面に固定されるヒップホールド用フラップW、Wを有していている。図7に示す例において、前方領域Fは、体液排出口対応領域40の前方から前端縁までの領域であり、後方領域Rは、ヒップホールド用フラップWの前方の起点となる位置から後端縁までの領域とすることができる。
本実施形態では、吸収性物品1はヒップホールド用フラップW、Wを有していているが、ヒップホールド用フラップW、Wのない形態であってもよい。また、吸収性物品1は、ヒップホールド用フラップW、Wに加えて、ヒップホールド用フラップW、Wより前方の両側部からそれぞれ短手方向D2外方側に延びる、吸収性物品1を装着する際に下着のクロッチ部の外側に折り返して固定されるウィングを有していてもよい。また、吸収性物品1は、ヒップホールド用フラップW、Wがなく、ウィングのみを有していてもよい。
また、図1に示す例では、一対の第1標識圧搾部12、12は、それぞれ、平面視で単一の図形から構成されているが、複数の図形を含んで構成されていてもよい。図8に示す例では、第1標識圧搾部12、12は、それぞれ仮想線VL上に短手方向D2に配置された2つの図形12-1、12-2を含んで構成されている。図8に示す例の場合、第1標識圧搾部12の中に、2つの頂部を有するが、短手方向D2外側の頂部(図形12-2の頂部)を第1頂部121とする。この構成により、吸収性物品1の短手方向D2の仮想線VLの位置を、より容易に認識することができる。図9に示す例では、第1標識圧搾部12は、長手方向D1に配置された3つの図形12-3、12-4、12-5を含んで構成されている。図9に示す例の場合、第1標識圧搾部12の中に、複数の頂部を有するが、仮想線VL上に位置する頂部(図形12―4の頂部)が第1頂部121である。この構成により、体液排出口対応領域40に大量の体液が排出された場合においても、体液をよりスムーズに直線圧搾溝11に導くことができる。
次に、第1標識圧搾部12の変形例について図10~図13を用いて説明する。図10は、第1標識圧搾部の第一変形例を示す図であり、図11は、第1標識圧搾部の第二変形例を示す図であり、図12は、第1標識圧搾部の第三変形例を示す図であり、図13は、第1標識圧搾部の第四変形例を示す図である。
第1標識圧搾部12の形状は、図1に示すような尖った頂部を有する三角形の形状に限らず、頂部を有していればよく、任意の形状とすることができる。図10に示す例では、第1頂部121の形状は、丸みを帯びている。図11に示す例では、第1標識圧搾部12の形状は、V字状を有している。図12及び図13に示す例では、第1標識圧搾部12の形状は三角形を有するが、図12に示す例では、第1頂部121が鈍角であり、図13に示す例では、第1頂部121鋭角である。また、第1標識圧搾部12の表面を着色してもよく、着色することで標識としての機能をより高めることができる。
<第二実施形態>
図14は、第二実施形態による吸収性物品の平面図である。図15は、第二実施形態による吸収性物品の第一変形例を示す図であり、図16は、第二実施形態による吸収性物品の第二変形例を示す図である。第二実施形態による吸収性物品101は、第2標識圧搾部13を有する点で、第一実施形態による吸収性物品1と異なる。第二実施形態による吸収性物品101は、第2標識圧搾部13を除いては、第一実施形態による吸収性物品1と同様の構成を有する。
図14に示すように、本形態の吸収性物品101には、表面シート3側の面に、吸収性物品1の長手方向D1に延在する直線状の直線圧搾溝11と、一対の第1標識圧搾部12、12と、一対の第2標識圧搾部13、13が設けられている。第2標識圧搾部13、13は、中心線CL上に、直線圧搾溝11の長手方向D1の両端から離間して直線圧搾溝11を挟んで一対配されている。
本形態の吸収性物品101は、中心線CL上に直線圧搾溝11に加えて第2標識圧搾部13、13が配されているため、第2標識圧搾部13、13により、吸収性物品101の長手方向中心線CLの位置をより容易に認識することができる。よって、第2標識圧搾部13、13により、クロッチ部の横方向中央に吸収性物品101の長手方向中心線CLをより容易に配置することができる。
第2標識圧搾部13、13は、それぞれ、平面視形状において、吸収性物品101の長手方向D1の端部側に凸の形状に形成された第2頂部131を有することが好ましい。第2頂部131は、中心線CL上に位置する。第2頂部131、131により、第2標識圧搾部13、13が吸収性物品101の長手方向D1を示していることをより容易に認識することができ、吸収性物品101の長手方向中心線CLの位置をより容易に認識することができる。よって、第2標識圧搾部13、13の第2頂部131、131により、クロッチ部の横方向中央に吸収性物品101の長手方向中心線CLを容易、且つ確実に配置することができる。
第2標識圧搾部13、13の形状は、図15で示すように、吸収性物品101の長手方向D1の指向性を有していてもよい。図15に示す例では、前方側に位置する第2標識圧搾部13の第2頂部131と、後方側に位置する第2標識圧搾部13の第2頂部131が、同一方向である前方を示している。これにより、吸収性物品101の長手方向D1の方向性を認識することができ、クロッチ部の前後方向と吸収性物品101の前後方向を容易に一致させて配置することができる。
第2標識圧搾部13、13は、上述した構成を除いては、第1標識圧搾部12、12と同様の構成とすることができる。
また、吸収性物品101は、直線圧搾溝11に加えて、他の圧搾溝を有していてもよく、図16に示すように、一対の前方斜方向圧搾溝111f、111fと、一対の後方斜方向圧搾溝111r、111rが設けられていてもよい。前方斜方向圧搾溝111f、111f及び後方斜方向圧搾溝111r、111rは、直線圧搾溝11の長手方向D1の一端にそれぞれ連結し、斜め前方又は斜め後方に向かって延びている。前方斜方向圧搾溝111f、111f及び後方斜方向圧搾溝111r、111rにより、圧搾溝にて吸収性物品1が折れ曲がりやすくなっているので、装着時の望ましい形状への変形を促すことができる。そして、直線圧搾溝11の両端に一対の前方斜方向圧搾溝111f、111f及び後方斜方向圧搾溝111r、111rが連結していることにより、吸収性物品1の変形を長手方向D1にわたって連続的に誘導できる。よって、望ましくない変形が起こる可能性、例えば不都合なシワ、ヨレ等が形成される可能性を長手方向D1にわたって低減でき、漏れを十分に防止できる。
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、101 吸収性物品
2 裏面シート
3 表面シート
4 吸収体
7 サイド不織布
8 ズレ止め部
10 本体
11 直線圧搾溝
111f 前方斜方向圧搾溝
111r 後方斜方向圧搾溝
e1、e3 低圧搾部
e2、e4 高圧搾部
12 第1標識圧搾部
12-1、12―2、12-3、12-4、12-5 図形
121 第1頂部
13 第2標識圧搾部
131 第2頂部
40 体液排出口対応領域
41 体液排出口対応領域の中心
CL 中心線
VL 仮想線
F 前方領域
M 中央領域
R 後方領域
A 有効吸収体領域
D1 第1方向(長手方向)
D2 第2方向(短手方向)
W ヒップホールド用フラップ

Claims (7)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する細長形状の本体を備えた吸収性物品であって、
    前記表面シート側の面に、前記吸収性物品の長手方向に延在する所定長さの直線状の直線圧搾溝と、標識圧搾部とが設けられ、
    前記直線圧搾溝は、前記吸収性物品の長手方向に延びる中心線上に配され、
    前記標識圧搾部は、前記中心線と直交する、前記吸収性物品の短手方向の仮想線上に、前記直線圧搾溝に隣接し前記直線圧搾溝を挟んで一対配された第1標識圧搾部を含む、吸収性物品。
  2. 前記第1標識圧搾部は、前記吸収性物品の長手方向における、装着時に装着者の体液排出口に対応する体液排出口対応領域の中央に位置している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第1標識圧搾部は、平面視形状において、前記吸収性物品の短手方向の端部側に凸の形状に形成された第1頂部を有し、
    前記第1頂部は、前記仮想線上に位置する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記標識圧搾部は、前記中心線上に、前記直線圧搾溝の長手方向の両端から離間し前記直線圧搾溝を挟んで一対配された第2標識圧搾部を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記第2標識圧搾部は、平面視形状において、前記吸収性物品の長手方向の端部側に凸の形状に形成された第2頂部を有し、
    前記第2頂部は、前記中心線上に位置する、請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記第2標識圧搾部の平面視形状は、前記吸収性物品の長手方向の指向性を有する、請求項4に記載の吸収性物品。
  7. 前記標識圧搾部は、前記表面シート及び前記吸収体が前記裏面シート側に窪んだ凹部である、請求項1から6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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