JP2023065947A - 布団・衣類の圧縮収納袋 - Google Patents

布団・衣類の圧縮収納袋 Download PDF

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礼一 小西
Reiichi Konishi
雅一 小田
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Abstract

【課題】電気掃除機を使用せずに、簡単に素早く圧縮し、長期間保存できる安価な布団・衣類の圧縮収納袋を提供する。【解決手段】上記課題は、プラスチックフィルムで形成された袋体において、対向する2枚のフィルムの一方に脱気口が設けられ、該脱気口部にはそこを塞ぐシール片が取り付けられていることを特徴とする布団・衣類の圧縮収納袋によって解決される。【選択図】図2

Description

本発明は、布団や衣類を収納して脱気することにより圧縮してコンパクトな状態にできる、布団・衣類の圧縮収納袋に関するものである。
近年、布団等を収納保管する際に、袋に収納して袋内を電気掃除機で吸引することにより、袋内の空気に加えて布団等内の空気も吸引して、全体の嵩を減少させてコンパクトな状態で収納保管できる袋が開発されている。しかし、電気掃除機で吸引する場合には、布団等の収納物に掃除機のノズルを当てて行わないと袋体のフィルムが張り付いてうまく吸引できないことがあり、そのため、袋に吸引バルブを設けて、この吸引バルブに電気掃除機の吸引ノズルの先端を気密に被せて行っていた。しかし、この吸引バルブの製作には費用がかかり、また、大きな袋の場合には空気抜けに時間がかかっていた。
そこで、袋の一端に脱気口を有し手で押して袋内の空気を排気する逆止弁部と、その外側に配置されて排気後に密封する第2のチャック部を有する圧縮袋が開発されている(特許文献1)。
特開2020-66470号公報
しかしながら、特許文献1の圧縮袋においては、脱気後に圧縮状態を維持するために袋の大きさに合わせてチャックを締める作業が必要であり、また、袋下部に脱気口が有る事により内容物を入れるスペースに制限が有った。
本発明の目的は、電気掃除機を使用せずに、簡単に素早く圧縮し、長期間保存できる安価な布団・衣類の圧縮収納袋を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、圧縮は手で押して行うのが一番効率的であるとの結論に達し、袋体の対向面の一方に脱気口を設けてそこを塞ぐシール片を取り付け、圧縮後にこのシール片で脱気口を塞ぐことにより、空気の逆流を阻止して圧縮状態を維持できるようにした。
すなわち、本発明は、プラスチックフィルムで形成された袋体において、対向する2枚のフィルムの一方に脱気口が設けられ、該脱気口部にはそこを塞ぐシール片が取り付けられていることを特徴とする布団・衣類の圧縮収納袋を提供するものである。
本発明者は、さらに、脱気口をシール片で塞ぐ際に、シール片で塞がれる袋体の部位にしわがあると、そこから空気が漏れて圧縮状態を長期間維持できないことを見出した。そして、この問題は、シール片で塞がれる部位のフィルムの厚みを80μm以上とすることによって解決できることを見出した。
従って、本発明は、上記の圧縮収納袋において、シール片で塞がれる袋体の部位の厚みが80~384μm(シール片が取付けられている片面)である圧縮収納袋を提供するものでもある。
本発明者は、また、脱気後にシール片で脱気口を塞ぐまでの間に空気が逆流してしまうが、袋体の収納部と脱気口の間にポイントシールを設けて収納物の脱気口への移動を阻止して、袋内の減圧により脱気口周囲のフィルム同士を張り付かせることによりこの逆流を防ぐことができることを見出した。
そこで、本発明は、上記の圧縮収納袋において、袋体の収納部と脱気口の間に収納物の脱気口への移動を阻止するポイントシールが設けられている圧縮収納袋を提供するものでもある。
本発明者は、また、上記のしわの問題の解決やシール片の取り付けに、脱気口の周囲にシートを貼着することが有効であることを見出した。
そこで、本発明は、上記の圧縮収納袋において、脱気口の周縁にシートが貼着されていて、そのシートが貼着されている部位の厚みが80~384μmであり、シール片の一端が該シートに貼着されている圧縮収納袋を提供するものでもある。
本発明者は、また、脱気口を袋体の隅部に設けると、密閉構造の維持とシール片で脱気口を塞ぐまでの空気の逆流阻止に特に有効であることを見出した。
そこで、本発明は、上記圧縮収納袋において、脱気口が袋体の隅部に設けられ、該脱気口の袋体中央側にポイントシールが設けられている圧縮収納袋を提供するものでもある。
本発明により、布団や衣類を収納した袋を簡便な手段で素早く脱気して圧縮し、これを長期間にわたり安定して維持できる。
本発明の一実施例である圧縮収納袋の平面図である。 その脱気口周辺の拡大図である。 そのシール片を持上げた状態の斜視図である。 この圧縮収納袋に布団を入れて脱気している状態の斜視図である。
本発明の圧縮収納袋は、布団や背広、ジャンパー、トレーナー、下着類などの収納物を圧縮して気密状態で収納する袋であり、袋体に脱気口とそれを塞ぐシール片が設けられ、そして、袋体の収納部と脱気口の間に収納物の移動を阻止するポイントシールが設けられ、さらにその実施態様として、脱気口の周縁に脱気口部シートが貼着され、また、脱気口が袋体の隅部に設けられている。
袋体は、収納物を収納する本体でプラスチックフィルムで形成され、通常は4角形である。大きさは収納物によって異なり、衣類であれば30~50cm×40~70cm程度、布団であれば70~90cm×100~130cm程度である。
材質は、気密性、柔軟性、ヒートシール性およびコストなどから選択され、例えば、ポリプロピレン等の単層フィルムや、ポリアミドとLDPE等、ポリエステルとLDPE等の積層フィルムなどが使用される。厚みは、柔軟性や通常の使用で破損しない強度などの観点から定められ、20~100μm程度、好ましくは42~65μm程度である。ポリアミドまたはポリエステルとLDPEとの積層フィルムの場合は、ポリアミドまたはポリエステル層の厚みが12μm~15μm程度で、LDPE層の厚みが30μm~50μm程度のものが強度・圧縮保持性能として好ましい。
そして、袋体の一辺には布団や衣類等の収納物を出し入れする出入口が設けられ、出入口には収納物を収納後に閉止するチャックが設けられる。チャックは袋内の気密性を維持できるものであり、通常、雄条と雌条を嵌合させる構造の物が用いられ、それを開閉するスライダーが取り付けられている。
脱気口の形状は問わないが、通常は円形でよく、大きさは直径で1~5cm程度、通常3~4cm程度である。脱気口の位置は、通常、袋体の縁部であり、隅部が特に好ましい。但し、特殊な形状として、収納部を2箇所に分けてその中間に脱気口を設けることも可能である。脱気口の数は、袋の大きさ等に応じて2つ以上設ける場合もある。
シール片は、袋体を圧縮して収納物の反発力によって生じる減圧で脱気口を塞げるように、袋体の外面に一端を貼着して取り付けるのがよい。シール片は、脱気口を閉止するものであるから、その全部を覆い、さらに脱気口の周縁部も覆えるようにする。周縁部との重なる部分の幅は、少なくとも通常10~30mm程度、特に20mm程度の幅とすることが好ましい。シール片の材質は硬さと柔軟さのバランスが良いとされるポリプロピレンもしくはポリエチレンが好ましく、また、厚みは、0.07~0.3mm程度が適当である。
シール片の袋体側には、脱気口の閉止を長期に亘って維持させるために、接着剤を塗着させておく。この接着剤には、必要により圧縮を再度行えるように粘着剤を用いることが好ましい。そして、使用前の接着を防止するために、接着剤の塗着面には剥離紙などを貼着しておく。
ポイントシールは、収納物の脱気口部への移動を阻止して、圧縮後の減圧で脱気口周辺の2枚を貼り合せて逆止弁機能を発揮させるもので、加熱して2枚のフィルムを融着させることにより形成する。大きさは、収納物の移動を阻止する際に力が集中して袋が破れず、また、圧縮の際に袋内の空気をその脇を通過させて容易に排出できる通路が形成されるように定められ、通常、脱気口の中心に向う幅で3~5cm程度あればよい。形状は、収納物が当接する部位がなるべく平らになるようにするのがよく、三角形あるいはそれ以上の多角形、円形、楕円形などでよい。また、設置個所は、1箇所でもよく複数個所であってもよい。
ポイントシールの位置は、脱気口の周辺のフィルムが貼り合って逆止弁機能を発揮できるだけの間隔を脱気口との間でとる必要があり、脱気口から5~10cm程度離して設ける。
脱気口の周縁部に、脱気時にしわが形成されないようにシートを貼着して補強することが好ましい。この脱気口部シートの材質は、例えば、ポリプロピレンを用い、厚みは、袋体のフィルムと合わせて、80~384μm程度、好ましくは130~320μm程度、より好ましくは180~280μm程度が適当である。大きさは、シール片が貼り付くようにそれより大きくし、また、脱気時に脱気口周囲にしわが形成されないで長期間圧縮状態を維持できるよう定められ、脱気口の外縁より0.3~0.5cm程度広くなるようにするのがよい。形状は問わず、例えば、三角形、四角形、半楕円形などでよい。シール片を接着する接着剤は、シール片側でなく、シートの方に塗着してもよい。
シートの袋体への貼着方法は、例えば、粘着剤を用いて貼着させればよい。
本発明の圧縮収納袋の使用方法としては、収納物の出入口から収納物を収納して出入口を閉じ、袋体を手で丸めて圧縮して袋内の空気を出し、所定の圧縮状態にする。そこで手を離しても、脱気口周囲のフィルム同士が貼り付いて逆止弁構造になり、外気の流入を阻止する。そこで、シール片の剥離紙を剥がしてシール片を接着することにより、圧縮収納状態が完成する。収納物の取り出し時には、そのまま出入口のチャックを開ければよい。
本発明の一実施例である圧縮収納袋を図1~4に示す。
図1は袋全体の平面図であり、図2はその脱気口部周辺の拡大図、図3はシール片を開いた状態の斜視図、図4は布団を収納して手で圧縮している状態を示す図である。
図1に示すように、この圧縮収納袋1は、袋体2の隅部に脱気口部シート6が貼着され、その袋の中央側にはポイントシール5が融着形成されている。図2に示すように、脱気口部シート6には、そのポイントシール5側の端部にシール片4の端部が貼着され、図3に示すように、脱気口部シート6の略中央部には脱気口3が形成されている。
この袋は、縦100cm、横90cmの長方形をし、3方がシール辺9となった3方シール袋であり、上辺には、収納物11を出し入れする出入口10が全長に亘って形成され、そこには、出入口10を開閉するチャック7が取り付けられている。このチャック7は、図1に示すように、2条の雄条と雌条が互いに対向して平行に形成されており、それを開閉するスライダー8が2個取り付けられている。スライダー8の1つは白色で出入口10を開く作用をし、もう1つは青色で閉じる作用をするものである。
袋体2は厚さ55μmのナイロン15μm/ポリエチレン40μmの積層フィルムで形成されている。
袋体2の左下隅には、シート6が貼着され、その袋の中央側にはポイントシール5がヒートシール法で形成されている。
シート6はポリプロピレン、厚み280μmで略半楕円形で、直線部分の長さが約10cmである。その中央部には、直径約3cmの円形の脱気口3が形成されている。そして、袋中央方向を向いた直線部分にはシール片4が下辺に貼着されて、袋内の空気は逃がすが、外からは入れないようにヒンジ構造になっている。
このシール片4はポリプロピレン、厚み140μmで上辺が丸められた略長方形をしており、幅4.7cm、長さ9.4cmである。
シート6の直線部分から袋の中央方向に約1.5cm離れたところに、角を丸められた二等辺三角形状のポイントシール5が底辺を袋の中央側に向けて形成されている。このポイントシールの大きさは底辺約5cmで底辺から頂点までの距離が約2.5cmである。
この収納袋1に収納物11である布団を入れて上部から手を押して圧縮している状態が図4である。圧縮により、袋内の空気が脱気口3から出されて、シール片4が上方に開いている。そして、布団の縁部はポイントシール5のところで止められて、脱気口部には移動していない。
圧縮を止めると袋内の減圧により、脱気口3周囲の袋体2の対向しているフィルム同士が貼り付いて外部からの空気の流入を阻止している。そこで、シール片4の裏側の剥離紙を剥がしてシール片4の裏側に塗着しておいた粘着剤を露出させ、シール片4を脱気口部に押し付けて密閉させる。
本圧縮袋を用い脱気する事で嵩がおよそ3分の1に減らす事が可能であり、圧縮保持試験についても、脱気後48h空気漏れ等の問題は見受けられなかった。但し、脱気口シールの貼着が甘かったりチャックの閉めが甘いと、そこから空気漏れを起こす可能性は十分考えられる。
本発明は、簡便な手段で布団や衣類の嵩を減らして長期間安定して維持することができ、布団や衣類の輸送、保存、持ち運びの手間などの負担を軽減することができるので、幅広く利用することができる。
1 圧縮収納袋
2 袋体
3 脱気口
4 シール片
5 ポイントシール
6 脱気口部シート
7 チャック
8 スライダー
9 シール辺
10 出入口
11 収納物

Claims (5)

  1. プラスチックフィルムで形成された袋体において、対向する2枚のフィルムの一方に脱気口が設けられ、該脱気口部にはそこを塞ぐシール片が取り付けられていることを特徴とする布団・衣類の圧縮収納袋。
  2. シール片で塞がれる袋体の部位の厚みが80~384μmである請求項1記載の圧縮収納袋。
  3. 袋体の収納部と脱気口の間に収納物の脱気口への移動を阻止するポイントシールが設けられている請求項1又は2記載の圧縮収納袋。
  4. 脱気口の周縁にシートが貼着されていて、そのシートが貼着されている部位の厚みが80~384μmであり、シール片の一端が該シートに貼着されている請求項3記載の圧縮収納袋。
  5. 脱気口が袋体の隅部に設けられ、該脱気口の袋体中央側にポイントシールが設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の圧縮収納袋。
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