JP2023065475A - 情報処理装置 - Google Patents

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貞雄 鶴賀
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義憲 岡田
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Abstract

【課題】広角パノラマ画像のサムネイル表示に際して、歪みや傾きずれなどを軽減したサムネイル画像をスクロール表示させることにより、視認性を向上させる。【解決手段】情報処理装置100は、画像補正情報生成部、制御部101、および表示部108を有する。画像補正情報生成部は、画像歪み割り出し処理部105および水平鉛直方向割り出し処理部106からなり、広角パノラマ画像の任意の画像領域からなる部分画像を補正する補正情報を生成する。制御部101は、画像補正情報生成部が生成した補正情報に基づいて、部分画像を補正する。表示部108は、画像を表示する。そして、制御部101は、補正した部分画像をサムネイル画像として表示部108に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特に、広角パノラマ画像のサムネイル表示に有効な技術に関する。
デジタルカメラやスマートフォンなどのカメラ付き携帯情報端末などによって撮影された複数の画像を視認検索する際には、例えば情報処理装置などを用いて複数の画像のサムネイルを作成して一覧表示することが広く行われている。
情報処理装置によるサムネイルの一覧表示は、例えば、縦3列×横3列の計9枚のサムネイルを表示画面に並べるものがある。この場合、1枚の表示領域としては、カメラ画角に相当した縦横比3:4あるいは縦横比9:16の矩形のサムネイルを想定したものが一般的である。
しかしながら、縦横比の大きく異なる広角パノラマ画像においても、サムネイルを表示する際には、縦横比3:4や縦横比9:16の領域に表示しなければならず、その場合、縮小率を上げたサムネイル表示となってしまい、画像を視認しにくいという問題があった。
この種のサムネイル画像における視認性を向上させる技術としては、画像がパノラマ画像の場合に3D画像のサムネイルを生成し、画像用3Dサムネイルを回転させながら表示するものがある(例えば特許文献1参照)。
その他の技術としては、選択された表示すべき画像データがパノラマ表示である場合に該パノラマ画像をスクロールして表示領域に表示するもの(例えば特許文献2参照)や、サムネイルに歪みを補正した切り出し画像を一緒に表示するものなどがある(例えば特許文献3参照)。
特開2012-99906号公報 特開2000-152168号公報 特開2017-118472号公報
上述した特許文献1および特許文献2の技術では、パノラマ画像を回転したりスクロールさせながらサムネイル表示することについての記載はあるが、広角に撮影された広角パノラマ画像の周辺部などに生ずる画像歪みなどについての考慮がされていない。
よって、歪みのある広角に撮影されたパノラマ画像をそのまま回転あるいはスクロールさせて表示することになり、写っているものが見づらくなり、画像の判別が困難になってしまうという問題がある。
また、特許文献3の技術では、特定の被写体に対して歪み補正されたサムネイルを表示するだけであり、広角画像全体を隅々まで明確に視認することが困難であるという問題がある。
本発明の目的は、広角パノラマ画像のサムネイル表示に際して、歪みや傾きずれなどを軽減したサムネイル画像をスクロール表示させることにより、視認性を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的な情報処理装置は、画像補正情報生成部、制御部、および表示部を有する。画像補正情報生成部は、広角パノラマ画像の任意の画像領域からなる部分画像を補正する補正情報を生成する。制御部は、画像補正情報生成部が生成した補正情報に基づいて、部分画像を補正する。表示部は、画像を表示する。
そして、制御部は、補正した部分画像をサムネイル画像として表示部にスクロール表示させる。
特に、画像補正情報生成部は、水平鉛直方向割り出し処理部および画像歪み割り出し処理部を備える。水平鉛直方向割り出し処理部は、広角パノラマ画像の水平および鉛直方向の傾きを示す第1のセンサ情報に基づいて、広角パノラマ画像の任意の画像領域からなる部分画像の水平方向および鉛直方向のずれを補正する水平鉛直方向情報を生成して、生成した水平鉛直方向情報を補正情報として制御部に出力する。
画像歪み割り出し処理部は、撮影用レンズに起因する撮影歪みの状態を示す第2のセンサ情報に基づいて、部分画像の画像歪みを補正する画像歪み情報を生成して、生成した画像歪み情報を補正情報として制御部に出力する。
制御部は、水平鉛直方向割り出し処理部が生成した水平鉛直方向情報および画像歪み割り出し処理部が生成した画像歪み情報に応じて、部分画像における水平方向および鉛直方向のずれと画像歪みとを補正する。
画像補正情報生成部、水平鉛直方向割り出し処理部、画像歪み割り出し処理部(画像歪み割り出し処理プログラム)は、プログラムとしてメモリ部に格納され、制御部により処理を実行する。画像補正情報生成、水平鉛直方向割り出し処理、画像歪み割り出し処理を行う専用のハードウェアを実装した場合は、専用ハードウェアによって各処理を実行してもよい。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
サムネイル表示において、広角パノラマ画像の視認性を向上させることができる。
実施の形態による情報処理装置における構成の一例を示す説明図である。 図1の情報処理装置による広角パノラマ画像におけるスクロール表示処理の一例を示す説明図である。 図2に示した広角パノラマ画像のサムネイル表示としてスクロール表示される広角パノラマ画像の各部分画像の表示例を示す説明図である。 図1の情報処理装置による広角パノラマ画像におけるスクロール表示処理の他の例を示す説明図である。 図4に示した広角パノラマ画像のサムネイルとして、被写体の特徴点を中心にスクロール表示される広角パノラマ画像の部分画像の表示例を示す説明図である。 図1の情報処理装置による広角パノラマ画像のサムネイルをスクロール表示する際の動作処理の一例を示すフローチャートである。 図6に続くフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 図1の情報処理装置によるサムネイル表示される部分画像における表示の一例を示す説明図である。 実施の形態2による情報処理装置における構成の一例を示す説明図である。 図10の情報処理装置が有するカメラ部によって撮影された広角パノラマ画像をスクロール表示する際の表示の一例を示す説明図である。 図11に示した広角パノラマ画像の部分画像におけるスクロール表示の一例を示す説明図である。 図10の情報処理装置が有するカメラ部によって撮影された広角パノラマ画像をスクロール表示する際の他の表示例を示す説明図である。 図13に示した広角パノラマ画像の部分画像におけるスクロール表示の一例を示す説明図である。
実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態を詳細に説明する。
〈情報処理装置の構成例〉
図1は、本実施の形態による情報処理装置100における構成の一例を示す説明図である。
情報処理装置100は、図1に示すように、制御部(コントローラ)101、メモリ部104、画像歪み割り出し処理部(画像歪み割り出し処理プログラム)105、水平鉛直方向割り出し処理部(水平鉛直方向割り出し処理プログラム)106、特徴点割り出し処理部107、表示部(ディスプレイ)108、入力操作部(入力操作インターフェース)109、音声入出力処理部(音声入出力インターフェース)110、外部インターフェース部(外部インターフェース)111、および外部入出力端子(入出力インターフェース)112などから構成されている。
これら制御部101、メモリ部(メモリ)104、画像歪み割り出し処理部105、水平鉛直方向割り出し処理部106、特徴点割り出し処理部107、表示部108、入力操作部109、音声入出力処理部110、および外部インターフェース部111は、バス113を介して相互に接続されている。
メモリ部104は、画像データおよび画像情報記憶領域102および動作制御用プログラムなどが格納されるプログラム記憶領域103などの記憶領域を有する。画像データおよび画像情報記憶領域102には、元画像データ、後述する第1のセンサ情報、および後述する第2のセンサ情報などの情報を格納する領域である。プログラム記憶領域103は、情報処理装置100の動作を制御するプログラムなどの動作制御用プログラムを格納する領域である。
外部入出力端子112には、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯情報端末などの外部装置が接続される。デジタルカメラやカメラ付き携帯情報端末などにて撮影された画像は、外部入出力端子112を経由して外部インターフェース部111に入力される。入力された画像は、メモリ部104における画像データおよび画像情報記憶領域102に元画像として格納される。
ここで、デジタルカメラやカメラ付き携帯情報端末などにて撮影された画像は、例えばカメラ画角に相当した縦横比3:4や縦横比9:16などの標準画像あるいは広角にて撮影された広角パノラマ画像などである。
画像補正情報生成部(画像補正情報生成プログラム)である水平鉛直方向割り出し処理部106は、元画像としてメモリ部104に保存された広角パノラマ画像に対して、該メモリ部104から読み出された元画像の任意の領域の画像である各部分画像にて水平方向あるいは鉛直方向の少なくともいずれかの方向を割り出して水平鉛直方向情報を生成する。
あるいは水平鉛直方向割り出し処理部106は、元画像に写されている被写体等から水平方向または鉛直方向の少なくともいずれかの方向をパターン認識することによって水平方向または鉛直方向を割り出してもよい。
また、情報処理装置100に入力される元画像のデータに水平方向あるいは鉛直方向という撮影状態を示す第1のセンサ情報が含まれている場合には、該第1のセンサ情報を用いて水平方向あるいは鉛直方向を割り出すようにしてもよい。この場合、第1のセンサ情報は、メモリ部104の画像データおよび画像情報記憶領域102に格納される。
画像補正情報生成部である画像歪み割り出し処理部105は、メモリ部104から読み出した広角パノラマ画像の元画像の各部分画像で画像歪みを割り出して画像歪み情報を生成する。この場合、制御部101は、元画像内に写されている被写体などをパターン認識することにより画像歪みを割り出してもよい。
また、デジタルカメラやカメラ付き携帯情報端末などの撮影機器にて撮影された元画像に対して、カメラレンズなどよって生じる撮影歪み状態を示す第2のセンサ情報が元画像のデータに含まれている場合、画像歪み割り出し処理部105は、第2のセンサ情報を用いて画像歪みを割り出してもよい。
この場合、第2のセンサ情報は、メモリ部104の画像データおよび画像情報記憶領域102に格納される。この第2のセンサ情報は、カメラレンズを含めた光学系の静的な歪み情報、いわゆるレンズプロファイルなどを含む情報であってもよい。
制御部101は、例えばCPU(Central Processing Unit)などからなる。制御部101は、メモリ部104に格納されているOS(Operating System)や動作制御用プログラムなどのプログラムを実行することによって、各機能ブロックを制御して、情報処理装置100全体の動作制御処理を行う。
この制御部101は、水平鉛直方向割り出し処理部106にて生成された水平鉛直方向情報に応じて元画像の水平方向あるいは鉛直方向のずれを補正するとともに、画像歪み割り出し処理部105にて生成された画像歪み情報に応じて元画像の画像歪みを補正する。
そして、制御部101は、水平方向や鉛直方向の傾きずれおよび画像歪みを補正した画像を表示部108にてスクロール表示するように制御する。この場合、画像は、標準画像の画角にて該画像の水平方向に表示が移動するようにスクロール表示がなされる。
メモリ部104は、フラッシュメモリに例示される不揮発性メモリなどからなり、上述したように制御部101が使用する各種プログラムや元画像などの画像データ、および画像データに付随する情報である第1のセンサ情報や第2のセンサ情報などの画像情報が格納される。
表示部108は、液晶パネルなどによって構成されており、画像に加えて、ユーザへのアラート、表示状態、あるいは表示内容などを示す通知情報を表示する。また、表示部108は、図1に示すように、サムネイル121~129などを表示する。
図1において、サムネイル121は、広角パノラマ画像のサムネイルであり、サムネイル122~129は、標準画像のサムネイルである。広角パノラマ画像は、一般的に標準画像よりも広角で横長または縦長の画像であり、標準画像の縦横比で表示するためには縮小、トリミングなどの処理が必要となる画像である。
入力操作部109は、各種の情報を入力する入力部であり、例えばキーボードやマウスなどからなり、ユーザが入力したい情報を設定入力することができる。また、入力操作部109は、表示部108に備えられる構成としてもよい。
その場合、表示部108は、例えば静電容量式などのタッチパッド機能を有する。タッチパッドは、表示部108に表示され、指やタッチペンなどによる接近または接触操作を検出して情報が入力される。
音声入出力処理部110は、入出力される音声を処理する。この音声入出力処理部110は、外部の音声を入力するマイクや外部に対して音声を出力するスピーカなどを含んでおり、各種メッセージなどを音声にて通知する。
特徴点割り出し処理部107は、入力操作部109にて設定入力された被写体の特徴点、例えば特徴点として顔など、の部分画像を割り出して抽出し、該特徴点が写っている画像部分を示す特徴点保有部分画像情報を生成する。
そして、制御部101は、特徴点割り出し処理部107が生成した特徴点保有部分画像情報に応じて特徴点を有する部分画像を強調しながら表示部108にサムネイルをスクロール表示するように制御する。
以上の構成により、広角パノラマ画像におけるサムネイル表示に際して、元画像の各部分画像で水平方向、鉛直方向の傾きずれ、および画像歪みが補正された画像を用いて標準画像の画角にて広角パノラマ画像を水平方向に移動させながらスクロール表示することができる。
それによって、サムネイル表示の際に、元画像である広角パノラマ画像に写っている被写体を隅々まで傾きや歪みが補正された状態の画像でスクロール表示させることができる。その結果、ユーザがサムネイル表示を容易かつ的確に識別することが可能となり、視認性を大幅に向上させることができる。
また、元画像である広角パノラマ画像に写っている顔などの特徴点を中心に傾きや歪みが補正された画像を強調してスクロール表示することができるので、ユーザが見たい箇所をゆがみや歪みが補正された画像にて容易に視認することができる。
〈サムネイル画像の処理例〉
続いて、情報処理装置100の動作について説明する。
図2は、図1の情報処理装置100による広角パノラマ画像200におけるスクロール表示処理の一例を示す説明図である。
図2に示す元画像である広角パノラマ画像200は、カメラの撮影時の傾きや撮影用カメラレンズの歪曲状態などにより、水平方向や鉛直方向の傾きずれおよび部分的な画像歪みを有している例を示している。
広角パノラマ画像200のサムネイル表示の際には、図2の上方から下方にかけて3つのスクロール軌跡201~203に沿ってスクロール表示が行われる。また、図2に示す位置p21~p25は、各々のスクロール軌跡201~203において、広角パノラマ画像200をスクロール表示する部分画像の位置をそれぞれ示している。
広角パノラマ画像200をサムネイル表示する場合、まず、制御部101は、スクロール軌跡201にて示すように、広角パノラマ画像200の左側の最上段から水平鉛直方向情報に基づいて、広角パノラマ画像200の水平方向に沿って、右方向にスクロールしながら、画像歪み情報に応じて画像の傾きずれや画像歪みを補正した部分画像を表示する。ここで、表示する部分画像は、標準画角とする。
上述したように水平鉛直方向情報は、水平鉛直方向割り出し処理部106にて生成される情報であり、画像歪み情報は、画像歪み割り出し処理部105にて生成される情報である。
スクロール軌跡201において、広角パノラマ画像200の右端までスクロール表示した後、制御部101は、スクロール軌跡202における左側から、スクロール軌跡201と同様に、広角パノラマ画像200の右水平方向にスクロールしながら補正後の部分画像を表示する。
スクロール軌跡202におけるスクロール表示が終了すると、スクロール軌跡203において、広角パノラマ画像200の左側から、スクロール軌跡201,202と同様に、広角パノラマ画像の右水平方向にスクロールしながら補正した部分画像を表示する。
以上により、広角パノラマ画像の全画面を画像内の傾きずれや歪みなどを補正した標準画角の部分画像によってスクロール表示する。
〈サムネイルの表示例〉
図3は、図2に示した広角パノラマ画像200のサムネイル表示としてスクロール表示される広角パノラマ画像の各部分画像の表示例を示す説明図である。
この図3は、図2に示した広角パノラマ画像200の各位置p21~p25において順次スクロール表示される部分画像を模式的に示したものである。
図3に示す画像S1~S5は、図2に示すスクロール軌跡201にてスクロールしながら表示される補正後の部分画像である。これら画像S1~S5は、図2に示すスクロール軌跡201における各々の位置p21,p22,p23,p24,p25における各部分画像である。
図3に示す画像S6~S10は、図2に示すスクロール軌跡202にてスクロールしながら表示される補正後の部分画像である。これら画像S6~S10は、図2に示すスクロール軌跡202における各々の位置p21,p22,p23,p24,p25における各部分画像である。
図3に示す画像S11~S15は、図2に示すスクロール軌跡203にてスクロールしながら表示される補正後の部分画像である。これら画像S11~S15は、図2に示すスクロール軌跡203における各々の位置p21,p22,p23,p24,p25における各部分画像である。
このように、水平方向や鉛直方向の傾きずれおよび部分的な画像歪みなどが補正された標準画角の部分画像である画像S1~S15を連続して表示することによって、該広角パノラマ画像200をあたかも水平方向にスクロールする動画のように表示することが可能となる。
これにより、元画像である広角パノラマ画像200全体を隅々まで的確に視認することができる。
上述の例では、元画像である広角パノラマ画像200全体を上下方向に3分割したスクロール軌跡201~203毎にそれぞれ右側から水平方向にスクロール表示した場合について説明したが、スクロール軌跡の分割数は、元画像のサイズなどに応じて、1つでもよいし、あるいは3つ以外の複数回に分けるようにしてもよい。また。スクロール方向は、図2とは逆方向、すなわち広角パノラマ画像200の左側から右側にかけての方向であってもよい。
さらに、制御部101による広角パノラマ画像200のスクロール表示は、該広角パノラマ画像200の水平方向にスクロールしながら、徐々に広角パノラマ画像200の垂直方向にずれるよう表示してもよい。
これにより、広角パノラマ画像200における画像の全体を大まかに素早く視認することができる。
なお、図3の例では、部分画像にビルや背景などの非被写体的な物体が含まれている例について示したが、このような非被写体的な物体を部分画像として表示させないようにしてもよい。
例えば広角パノラマ画像200の上側が空と雲のみの場合は、空と雲以外の被写体が写っている箇所からスクロール表示を開始するようにしてもよい。あるいは、同様に広角パノラマ画像200の下側が地面のみ写っている場合は、地面手前でスクロール表示を終了、または上側にリピートしてスクロール表示するようにしてもよい。すなわち、非被写体的なものを除いた形でスクロール表示を行うようにしてもよい。
〈サムネイルの他の表示例〉
続いて、情報処理装置100による広角パノラマ画像200における他の表示動作について説明する。
図4は、図1の情報処理装置100による広角パノラマ画像200におけるスクロール表示処理の他の例を示す説明図である。
この図4は、情報処理装置100に入力された元画像である広角パノラマ画像200を被写体の特徴点を中心にスクロール表示する例を示したものである。
広角パノラマ画像200内に写っている被写体の特徴点としては、例えば人の顔、ピントの合っている所、色の急激な変化のある所、などが挙げられる。ここでは、特徴点を例えば「人の顔」とした場合について説明する。
まず、入力操作部109において「人の顔」を特徴点として設定する入力を行う。特徴点割り出し処理部107は、入力操作部109にて設定入力された被写体の特徴点である「人の顔」を有する部分画像を割り出し、該特徴点が写っている部分画像を示す特徴点保有部分画像情報を生成する。
そして、図4に示した広角パノラマ画像200のサムネイル表示に際して、制御部101は、スクロール軌跡401に示すように、特徴点割り出し処理部107にて生成された特徴点保有部分画像情報に応じて、傾きずれや歪みを補正した後の特徴点である「人の顔」を有する部分画像を繋ぐように広角パノラマ画像200の左端から右方向にスクロール表示する。
これによって、広角パノラマ画像200の全画面の中から「人の顔」という特徴点を的確に捕まえて、傾きずれや画像歪みなどを補正した標準画角の部分画像を中心としてスクロール表示することができる。これによって、ユーザは、サムネイル表示の際に特徴点をより明確に視認することができる。
図5は、図4に示した広角パノラマ画像200のサムネイルとして、被写体の特徴点を中心にスクロール表示される広角パノラマ画像の部分画像の表示例を示す説明図である。
この図5は、図4に示した広角パノラマ画像200の各々の位置p41~p45にて順次スクロール表示される部分画像を模式的に示したものである。
図4のスクロール軌跡401における位置p41,p42,p43,p44,p45では、図5に示すように、画像S16,S17,S18,S19,S20の部分画像がスクロール表示される。また、位置p41,p43,p45では、特徴点である「人の顔」を有する部分画像が画像S16,S18,S20としてスクロール表示される。
また、画像S16~S20は、図3と同様に、制御部101が水平鉛直方向割り出し処理部106にて生成された水平鉛直方向情報に応じて元画像の水平方向あるいは鉛直方向のずれを補正するとともに、画像歪み割り出し処理部105にて生成された画像歪み情報に応じて元画像の画像歪みを補正したものである。
これにより、水平方向や鉛直方向の傾きずれおよび部分的な画像歪みが補正された標準画角の部分画像によって、元画像である広角パノラマ画像200における特徴点を中心にスクロール表示することができる。その結果、広角パノラマ画像200の抽出した特徴点を容易かつ的確に視認することができる。
また、特徴点が写っている部分画像がスクロール表示されると、制御部101は、表示部108にて「特徴点表示」を示すメッセージを表示したり、音声入出力処理部110にて「特徴点表示」を示す音声などの情報を発してもよい。これらの通知により、使い勝手を向上させることができる。
人を主とした特徴点としては、複数の人が写り込んでいる場合、群衆の中心に近い人を例えば主人公と判断して選択してもよい。また、撮影者自身が写っている場合には、撮影者自身を特定の人物として指定してもよいし、撮影者の視線が向いている先にあるものを特徴点としてもよい。
特徴点をより明確に視認するためには、特徴点の表示時間を長くしてもよいし、特徴点の部分で表示を一時停止してもよいし、特徴点を有する画像を大きく表示するようにしてもよい。
特徴点が顔の場合には、顔を拡大リサイズして表示してもよいし、胸から上を写すバストアップなどを表示してもよい。例えば、図4および図5にて説明した例の場合には、特徴点である「人の顔」が表示されている図5の画像S16,S18,S20の表示時間を長くしたり、一時停止したり、さらには一旦「人の顔」を中心にクローズアップするように大きく表示したりしてもよい。これらにより、視認性を一層向上させることができる。
また、特徴点が複数ある場合には、特徴点の中で特に重要なものを主被写体として識別して、他の特徴点に対して表示時間を長くするなどのように区別してもよい。
ここでは、元画像が広角パノラマ画像200の場合について説明したが、元画像が広角パノラマ画像ではなく、標準画角の画像である標準画像の場合であっても、広角パノラマ画像の場合と同様に、標準画角の部分画像を用いて水平方向に移動させながらスクロール表示することができる。この場合においても、部分画像は、水平方向や鉛直方向の傾きやずれ、および部分的な画像歪みなどが補正された標準画角の画像である。
それに加えて、広角パノラマ画像200と同様に、標準画像を例えば2つのスクロール軌跡に分割した部分画像をスクロール表示するようにしてもよい。これによって、より的確にサムネイル画像を識別することが可能となり、視認性を大幅に向上させることができる。
〈情報処理装置の動作例〉
続いて、情報処理装置100の動作について詳しく説明する。
図6は、図1の情報処理装置100による広角パノラマ画像のサムネイルをスクロール表示する際の動作処理の一例を示すフローチャートである。図7は、図6に続くフローチャートである。図8は、図7に続くフローチャートである。
まず、図6において、ユーザの操作によって画像閲覧プログラムが起動すると(ステップS101)、制御部101は、メモリ部104に格納されている設定データから起動時画面選択設定値を読み出し、サムネイル一覧画面を表示する設定であるか否かを判断する(ステップS102)。
サムネイル一覧画面を表示する設定であると判断した際には、図7に示すステップS105~S110の処理に移行してサムネイル一覧画面を表示する。サムネイル一覧画面を表示する設定でない場合、制御部101は、画像閲覧プログラムの起動時画面などにサムネイル一覧画面への切り替えボタンなどを表示する(ステップS103)。
入力操作部109からユーザがサムネイル一覧画面への切り替えボタンを押した場合には(ステップS104)、制御部101は、図7に示すステップS105~S110の処理に移行してサムネイル一覧画面の表示を行う。
設定データの起動時画面選択設定値は、画像閲覧プログラムの作成時に決定した初期値を画像閲覧プログラムのインストール時にメモリ部104に書き込んでもよい。あるいは、画像閲覧プログラムの初回起動時にユーザが選択した設定値をメモリ部104に書き込んでもよい。または画像閲覧プログラムやOS(Operating System)などの動作によってユーザが設定値を書き換えられるようにしてもよい。
続いて、図7において、制御部101は、画像閲覧プログラムの設定データに設定されている表示選択指定リストに基づいて、表示選択指定された元画像データをメモリ部104から読み出す(ステップS105)。ここで元画像データは、撮影した画像データなどであり、フルスクリーンなどによって鑑賞する画像データである。
なお、表示選択指定リストは、画像閲覧プログラムの起動時に、ユーザに選択を促すダイアログを制御部101が表示部108に表示させて、リストに加える元画像データを選択させてもよいし、あるいは特定のフォルダ内のすべての元画像データをリストとして選択してもよい。また、前回ユーザが選択したリストを記憶して次回起動時に使用してもよい。
その後、制御部101は、メモリ部104から読み出した元画像データが広角パノラマ画像であるか否かを判定する(ステップS106)。読み出した元画像データが広角パノラマ画像の場合、制御部101は、広角パノラマ画像用サムネイルの作成を行う(ステップS107)。
ステップS106の処理における元画像データが広角パノラマ画像であることの判断は、元画像データに撮影時あるいは加工時などにおいて事前に付加された画像情報を参照して判断を行う。
あるいは、メモリ部104のプログラム記憶領域103に格納される動作制御用プログラムによって、画像の歪み、縦横比などの画像の特徴を解析して広角パノラマ画像であるか否を判断するようにしてもよいし、専用のハードウェアなどによって判断してもよい。
読み出した元画像データが広角パノラマ画像でない場合、制御部101は、読み出した元画像データの画像処理を行い、元画像データと対になるサムネイルを作成する(ステップS108)。
ステップS105の処理にて読み出した元画像ファイルの処理が終了すると(ステップS109)、制御部101は、ステップS107の処理またはステップS108の処理にて作成したサムネイル画像を用いてサムネイル一覧画面を表示する(ステップS110)。
なお、サムネイルの一覧画像は、予め作成されたサムネイル画像を用いて生成して表示するようにしてもよい。その場合、ステップS107の処理およびステップS108の処理では、元画像データに紐付けられてメモリ部104に格納されているサムネイル画像データが読み出されて、読み出した該サムネイル画像からサムネイルの一覧画像が表示される。
また、制御部101が広角パノラマ画像と判断しなかった元画像データに対しても、入力操作部109などによってユーザが指定した際には、制御部101によって広角パノラマ画像用サムネイルの作成を行い、それらの画像を用いてサムネイル一覧画面を表示するようにしてもよい。
さらに、ユーザが広角パノラマ画像であると指定した元画像データは、ユーザ指定の広角パノラマ画像であることを元画像データに付随する画像情報に記録する。または画像閲覧プログラムの設定ファイルなどに記録して、次回の表示時においても広角パノラマ画像用サムネイルを表示してもよい。サムネイル一覧画面は、広角パノラマ画像用サムネイルと、通常のサムネイルとに分けて表示してもよいし、混在して表示してもよい。
サムネイル一覧画面において、画像閲覧プログラムを終了する操作が行われた場合(ステップS111)、制御部101は、画像閲覧プログラムの動作を終了する。画像閲覧プログラムの終了操作および終了処理は、サムネイル一覧画面以外の画面から行ってもよい。
画像閲覧プログラムを終了する操作が行われなかった場合(ステップS111)、制御部101は、広角パノラマ画像用サムネイルの選択操作がされたか否かの判定を行う(ステップS112)。
この場合、選択操作は、ユーザが広角パノラマ画像用サムネイルを入力操作部109による選択する動作であり、例えば入力操作部109がマウスの場合には、クリックなどによる選択が行われる。
ステップS112の処理にて、選択操作があった場合、図8において、制御部101は、元画像データをフルスクリーンにて表示する(ステップS113)。このフルスクリーン表示時において、サムネイル一覧画面表示ボタンなどがユーザにより押された場合(ステップS114,S115)には、図7のステップS110の処理に戻り、サムネイル一覧画面を表示する。
ここでは、サムネイルの1回目の入力操作として、例えばクリックによって元画像データをフルスクリーン表示する例について説明したが、他の例として後述する動作を行い、表示する部分を変更した後にフルスクリーン表示を行ってもよい。
広角パノラマ画像用サムネイルの1回目のクリックなどの入力操作にて、サムネイルのスクロール表示を一時停止、いわゆる再生ポーズして、ユーザからの次の操作を待つ。次の操作として、サムネイル上で指をスライドさせた場合は、スライドさせた方向にサムネイル画像内の表示部分をスクロールすることによって、一時停止時に表示されていた部分と異なる周囲の別の部分を表示する。
上述した動作を図3を用いて説明すると、スクロール表示中に図3の画像S8にて一時停止し、該画像S8のサムネイルが表示部108に表示された状態において例えば指を左側にスライドさせる。
この動作によって、サムネイル画面内の表示は、指の動きに応じて移動して指が停止した部分の部分画像を表示する。例えば停止した部分が図3の画像S7である場合には、該画像S7を表示する。スライドすることが可能な方向は、スクロール表示の向きに制限してもよい。
上記した動作によって、ユーザがスクロール表示時に表示された部分の表示順番を記憶している場合に、異なる向きへの移動を制限することによって、記憶にある部分を探しやすくすることができる。
また、スクロール表示の向きの制限をなくして、自由に移動可能としてもよい。例えば画像S8から下にスライドすることによって、図3の画像S13を表示してもよい。
この動作では、図3の画像S8に示すように、サムネイル画像に建物が表示されていて、該建物の下方向を表示させたい、といった場合に、簡単な操作で直接移動させることができる、これにより、直感的に任意の表示部分に移動させることができる。
また、スクロール表示の向き以外の方向に移動する場合には、スクロール表示の向きから外れたことをユーザが認識できるようにしてもよい。例えば、指をスライドしてからサムネイル表示が移動を始める前に、一定時間を空ける、または振動や音により告知するなどの動作である。
クリックなどの1回目の入力操作でサムネイルのスクロール表示を一時停止した際に、2回目の入力操作、例えばクリック、長押し、ダブルクリック、あるいはダブルタップにてスクロールを再開させてもよい。クリック、スライドなどの入力操作の方法については、適宜変更してもよい。
〈部分画像の表示例〉
図9は、図1の情報処理装置100によるサムネイル表示される部分画像における表示の一例を示す説明図である。
図9(a)に示すサムネイル一覧画面700において、ユーザが例えばクリックなどの第1の入力操作を行うことによって任意のサムネイル121を選択すると、制御部101は、サムネイル121の元画像データをメモリ部104から読み込む。
そして、制御部101は、図9(b)に示す元画像データのサムネイルで表示されている画像701を、図9(c)示すように、表示部108にフルスクリーンにて表示する。
図9(a)に示すサムネイル一覧画面700にて、ユーザが例えばダブルクリックなどの第2の入力操作によってサムネイル121の選択を行うと、制御部101は、該第2の入力操作、すなわちダブルクリックされたクリック位置を中心として被写体に応じた範囲を調整した画像をフルスクリーンにて表示する。
この場合、例えば、図9(d)に示すようにダブルクリックのクリック位置が「人の顔」を選択する位置703であると、図9(d)に示す顔が含まれる領域704、もしくは図9(e)に示すバストアップの画像が表示部108にフルスクリーンにて表示される。
あるいは、ダブルクリックの際に、図9(a)に示すサムネイル121の表示領域に領域704の画像を表示するようにしてもよい。図9(f)は、図9(a)に示すサムネイル121の表示領域に領域704の画像が表示されている例を示している。
このように、ダブルクリックなどの第2の入力操作にて指定した位置に写っている被写体、例えば「人の顔」などを中心に切り出して拡大した画像をフルスクリーン画面、またはサムネイル表示画面などに大きく表示することによって、ユーザは指定した被写体を明確に識別することができる。その結果、サムネイルの視認性を高めることができる。
また、サムネイル一覧画面700において、ユーザが例えばトリプルクリックなどの第3の入力操作によって任意のサムネイルの選択を行った場合、制御部101は、図9(g)に示すようにトリプルクリックされた位置706を中心にしてフルスクリーン表示の縦横比の範囲に収まる最大の長方形の領域707の画像を、図9(h)に示すようにフルスクリーン表示する。あるいは、図9(i)に示すように、領域707の画像は、図9(a)のサムネイル121が表示される領域に表示するようにしてもよい。
また、例えば顔の一部がサムネイル内に表示されていない場合、制御部101は、表示されていない部分が元画像データに存在するのであれば、現在のサムネイルの表示範囲に入っていなくても顔が入る範囲、もしくはバストアップの状態で表示される範囲の画像を元画像データから生成して、フルスクリーン表示するようにしてもよい。
さらに、上述した第1の入力操作、第2の入力操作、あるいは第3の入力操作と異なる第4の入力操作によってサムネイルを選択した場合には、サムネイルの表示範囲に関係なく、元画像全体を表示するようにしてもよい。
元画像全体を表示する場合は、入力操作を行った時のサムネイルの場所が元画像の中央となるよう画像処理を行って表示してもよい。元画像データが、例えば360度全天球画像などの視線方向を自由に再設定できる画像の場合、制御部101は、画像処理を行うことによって、中央に表示する場所を変更して表示することが可能である。
入力操作の方法については、適宜変更可能とする。例えば、第1の入力操作をダブルクリックとしてもよい。入力操作の方法は、画面上での操作に限定されるものではなく、例えば物理的なボタンや、その他の入力装置などを用いる操作であってもよい。
入力操作の方法およびその動作の組み合わせは、設定値としてメモリ部104に格納するようにしてもよい。制御部101は、次回の起動時にその設定値をメモリ部104から読み出して、前回と同じ組み合わせにて使用できるようにしてもよい。
また、同じ入力操作に対して、制御部101は、サムネイル画像の画像内容を判断して動作を変更するようにしてもよい。例えば、同じ入力操作であっても、図9(d)に示すように、主要被写体である人を選択した場合は、被写体が中心に選択される領域704を図9(e)のようにフルスクリーン表示する。
図9(g)の位置706のように、主要被写体以外、例えば背景などが選択された場合は、縦横比で選択した図9(g)の領域707を図9(h)のようにフルスクリーン表示するなどの動作変更を行う。
以上により、広角パノラマ画像のサムネイル表示に際して、視認性の良好なサムネイル画像を提供することができる。
(実施の形態2)
〈情報処理装置の構成例〉
図10は、本実施の形態2による情報処理装置100における構成の一例を示す説明図である。
この場合、図10に示す情報処理装置100は、例えばスマートフォンやタブレットなどのカメラ機能を有する携帯情報端末などからなる。図10の情報処理装置100は、図1の情報処理装置100が有する制御部101、メモリ部104、画像歪み割り出し処理部105、水平鉛直方向割り出し処理部106、特徴点割り出し処理部107、表示部108、入力操作部109、音声入出力処理部110、外部インターフェース部111、および外部入出力端子112に加えて、カメラ部(カメラ)150,151、加速度センサ部(加速度センサ)152、ジャイロセンサ部(ジャイロセンサ)153、地磁気センサ部(地磁気センサ)154、GPS受信部(GPS受信器)155、基地局通信部(基地局通信器)156、および無線通信部(無線通信器)157が新たに設けられた構成となっている。
これら新たに設けられた各機能ブロックについても、図1と同様に、バス113を介して相互に接続されている。その他の接続構成については、図1と同様であるので説明は省略する。
カメラ部150は、前面撮像部150aおよび撮影用レンズ150bから構成されている。撮影用レンズ150bは、情報処理装置100の前面側に設けられている。前面撮像部150aは、撮影用レンズ150bが取り込んだ光景を撮影する。
撮影用レンズ150bは、広角レンズであり、例えば魚眼レンズなどであってもよい。魚眼レンズは、上下左右方向のほぼ180度にわたる範囲の光景を取り込むことができる。これによって、前面側全景を広角に撮影することが可能となる。
カメラ部151は、背面撮像部151aおよび撮影用レンズ151bから構成されている。撮影用レンズ151bは、情報処理装置100の背面側に設けられている。背面撮像部151aは、撮影用レンズ151bが取り込んだ光景を撮影する。
撮影用レンズ151bについても、広角レンズであり、撮影用レンズ150bと同様に、例えば魚眼レンズなどであってもよい。これによっても、背面側全景を広角に撮影することが可能となる。
また、前面撮像部150aは、撮影用レンズ150bに起因する撮影歪み状態を示す第2のセンサ情報を生成して、画像歪み割り出し処理部105に出力する。同様に、背面撮像部151aは、撮影用レンズ151bに起因する撮影歪み状態を示す第2のセンサ情報を生成して、画像歪み割り出し処理部105に出力する。
画像歪み割り出し処理部105は、前面撮像部150aおよび背面撮像部151aがそれぞれ生成した第2のセンサ情報を用いて、カメラ部150,151によって撮影された画像の歪みを割り出す処理を行う。
なお、画像歪み割り出し処理部105による撮影画像の歪を割り出して補正する処理は、画像処理において一般的に用いられている周知技術を利用すればよい。例えば魚眼レンズの場合には、仮想球面モデル上の任意の点で接する平面をスクリーンとして、仮想球面モデル上の点を平面スクリーン上の点に座標変換することにより、魚眼レンズによる画像の歪を補正する技術が知られている。
加速度センサ部152は、加速度を検出するセンサであり、重力を検出することができる。この加速度センサ部152による重力の検出によって情報処理装置100の鉛直方向の傾きを検出することができる。
よって、加速度センサ部152は、カメラ部150,151にて撮影された画像の水平鉛直方向の傾きを検出することができる。具体的には、加速度センサ部152は、カメラ部150あるいはカメラ部151にて撮影された画像の水平方向や鉛直方向の傾きなどの撮影状態を示す第1のセンサ情報を生成して、水平鉛直方向割り出し処理部106に出力する。
ジャイロセンサ部153は、情報処理装置100の回転方向の角速度を検出するセンサである。地磁気センサ部154は、地球の磁力を検出するセンサであり、情報処理装置100の方向を検出する。
GPS受信部155は、上空にあるGPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信して情報処理装置100の現在位置を検出する。これら各種センサなどによって、情報処理装置100の位置や動きなどを詳細に検出することができる。
基地局通信部156は、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やGSM(Global System for Mobile Communications)(登録商標)などの基地局と遠距離の無線通信を行う通信インターフェースであり、図示しない送受信アンテナを介して情報の送受信あるいは音声通信を行う。
無線通信部157は、無線LAN(Local Area Network)によりルータなどと無線通信を行う通信インターフェースであり、該ルータなどを介して外部ネットワークに接続して情報の送受信を行う。
なお、情報処理装置100のカメラ部150,151によって撮影されていない元画像をサムネイル表示する場合、図1では、元画像である広角パノラマ画像が外部入出力端子112を経由して外部インターフェース部111に入力される例を示したが、図10の情報処理装置100においては、基地局通信部156および無線通信部157を経由して元画像を入力するようにしてもよい。
このように、第1のセンサ情報を生成する加速度センサ部152および第2のセンサ情報を生成する前面撮像部150aおよび背面撮像部151aを設けることによって、元画像の水平や鉛直方向の傾きずれおよび画像歪みなどを正確に補正してサムネイル表示することができる。それにより、広角パノラマ画像のサムネイル表示に際して、一層高度な視認性を可能にすることができる。
〈サムネイル画像の処理例〉
続いて、図10の情報処理装置100の動作について説明する。
図11は、図10の情報処理装置100が有するカメラ部150またはカメラ部151によって撮影された広角パノラマ画像1100をスクロール表示する際の表示の一例を示す説明図である。
この図11は、広角パノラマ画像1100が魚眼レンズである撮影用レンズ150bまたは151bを用いて撮影された例を示しており、その撮影範囲は、図示するように水平方向360度、垂直方向180度に達した球形360度の広角パノラマ画像1100となる。
図11において、ポイント1101は、球形360度の広角パノラマ画像1100の中心位置を示しており、ポイント1102は、広角パノラマ画像1100の天頂位置を示している。この場合、情報処理装置100の傾きによって天頂位置であるポイント1102が画像の中心位置であるポイント1101からずれている例を示している。
図11に示した球形360度の広角パノラマ画像1100のサムネイル表示に際しては、まず制御部101がポイント1102を中心としたスクロール軌跡1103にて、広角パノラマ画像1100の水平方向に沿って、該広角パノラマ画像1100の反時計回り方向にスクロールしながら各部分画像を動画のように表示する。水平方向は、水平鉛直方向割り出し処理部106が第1のセンサ情報から割り出して生成された水平鉛直方向情報から判定する。
この際、部分画像は、画像の傾きやずれおよび画像歪みなどが補正された標準画角が順次表示される。表示される部分画像は、制御部101が水平鉛直方向情報および画像歪み情報から画像の傾きやずれおよび画像歪みなどが補正される。
上述したように、水平鉛直方向情報は、水平鉛直方向割り出し処理部106が第1のセンサ情報に応じて生成し、画像歪み情報は、画像歪み割り出し処理部105が第2のセンサ情報に応じて生成する。
制御部101は、スクロール軌跡1103にて広角パノラマ画像1100を周回してスクロール表示した後、スクロール軌跡1103の外周を覆うスクロール軌跡であるスクロール軌跡1104にて、広角パノラマ画像1100の反時計回り方向にスクロールしながら補正後の標準画角の部分画像をサムネイル表示する。
続いて、制御部101は、スクロール軌跡1103の外周を覆うスクロール軌跡であるスクロール軌跡1105によって、スクロール軌跡1103,1104と同様に、広角パノラマ画像1100の反時計回り方向にスクロールしながら補正後の部分画像を標準画角にてスクロール表示する。
これにより、広角パノラマ画像1100の全画面を画像内の傾きずれや歪みなどを補正した標準画角の部分画像によってスクロール表示することができるので、視認性を大幅に向上させることができる。
なお、スクロール表示における回転方向、すなわちスクロール軌跡1103,1104,1105のスクロール方向は、反時計回り方向とは逆の時計回り方向であってもよい。また、回転方向の開始位置はどの位置からでもよい。
〈スクロール表示例〉
図12は、図11に示した広角パノラマ画像1100の部分画像におけるスクロール表示の一例を示す説明図である。
この図12は、図11に示した球形360度の広角パノラマ画像1100をスクロール表示する際に順次表示される部分画像を模式的に示したものである。
図12に示す画像S20~S23は、図11に示すスクロール軌跡1103にてスクロールしながら表示される補正後の部分画像である。これら画像S20~S23は、図11に示すスクロール軌跡1103における広角パノラマ画像1100の各々の位置p111,p112,p113,p114における各部分画像である。
図12に示す画像S24~S27は、図11に示すスクロール軌跡1104にてスクロールしながら表示される補正後の部分画像である。これら画像S24~S27は、図11に示すスクロール軌跡1104における広角パノラマ画像1100の各々の位置p111,p112,p113,p114における各部分画像である。
図12に示す画像S28~S31は、図11に示すスクロール軌跡1105にてスクロールしながら表示される補正後の部分画像である。これら画像S28~S31は、図11に示すスクロール軌跡1105における広角パノラマ画像1100の各々の位置p111,p112,p113,p114における各部分画像である。
このように、スクロール軌跡1103では、図12に示す画像S20,S21,S22,S23の各部分画像がそれぞれスクロール表示される。スクロール軌跡1104では、図12に示す画像S24,S25,S26,S27の各部分画像がそれぞれスクロール表示される。スクロール軌跡1105では、図12に示す画像S28,S29,S30,S31の各部分画像がそれぞれスクロール表示される。
水平方向や鉛直方向の傾きずれおよび部分的な画像歪みなどが補正された標準画角の部分画像である画像S20~S31を連続して水平方向にスクロール表示することによって、サムネイル表示をあたかも動画のように表示することができる。
それによって、元画像である球形360度の広角パノラマ画像1100全体を隅々まで、被写体が正確に見やすい状態によって視認することができる。
なお、部分画像の表示順は、上述した画像S20~画像S31の順に制限されるものではない。例えば広角パノラマ画像1100全体における部分画像の位置の把握を容易にするように、画像S20、画像S21、画像S22、画像S23、画像S27、画像S24、画像S25、画像S26、画像S30、画像S31、画像S28、画像S29の順などで表示するようにしてもよい。
あるいは、画像S20~画像S24までの水平方向360度の間で、部分画像の縦の長さ分だけ下に移動するようにらせん状に表示してもよい。水平360度の間の縦移動の長さを部分画像の縦の長さ未満にして、一部を重複してらせん状に表示してもよい。
〈スクロール表示の他の例〉
図13は、図10の情報処理装置100が有するカメラ部150またはカメラ部151によって撮影された広角パノラマ画像1100をスクロール表示する際の他の表示例を示す説明図である。
この図13では、球形360度の広角パノラマ画像1100を図11で示した方向とは異なる垂直方向にスクロール表示する場合の例を示したものである。すなわち、スクロール軌跡が図11と異なっている。
広角パノラマ画像1100のサムネイル表示に際して、図13に示すように、まずスクロール軌跡1301では、広角パノラマ画像1100の位置p131における最上部の天頂位置から真下、言い換えれば広角パノラマ画像1100の外周に向けて垂直方向にスクロール表示する。
その後、スクロール軌跡1302では、図13の位置を右回りに移動した位置p132にて、同様に、最上部の天頂位置から真下までスクロール表示を行う。同様に、スクロール軌跡1303では、広角パノラマ画像1100の位置p133における天頂位置から真下、言い換えれば広角パノラマ画像1100の外周に向けて垂直方向にスクロール表示する。
その後、スクロール軌跡1304では、広角パノラマ画像1100の位置p134における最上部の天頂位置から真下、言い換えれば広角パノラマ画像1100の外周に向けて垂直方向にスクロール表示する。
これによって、高い建物や人物など上下方向に伸びた被写体などの場合に、対象の被写体を外すことなく、その被写体を中心に水平垂直方向の傾きずれや画像歪みが補正された部分画像をスクロール表示することができる。
図14は、図13に示した広角パノラマ画像1100の部分画像におけるスクロール表示の一例を示す説明図である。
この図14は、図13に示した球形360度の広角パノラマ画像1100をスクロール表示する際に順次表示される部分画像を模式的に示したものである。
図13に示す広角パノラマ画像1100の各位置p131,p132,p133,p134において、スクロール軌跡1301では、画像S30から画像S32にて示す補正後の各部分画像がそれぞれスクロール表示される。
スクロール軌跡1302では、画像S33から画像S35において示す補正後の部分画像がそれぞれスクロール表示さる。スクロール軌跡1303では、画像S36から画像S38にて示す補正後の各部分画像がそれぞれスクロール表示され、スクロール軌跡1304では、画像S39から画像S41によって示す補正後の各部分画像がそれぞれスクロール表示される。
このように、水平方向や鉛直方向の傾きずれおよび部分的な画像歪みなどが補正された標準画角の部分画像である画像S30~S41を連続して垂直方向に表示することにより、スクロール表示をあたかも動画のように表示することができる。
これにより、広角パノラマ画像1100の被写体が上下方向に伸びた被写体であっても、視認性よく隅々まで的確に視認することができる。
なお、スクロール表示の左右の移動方向としては左回りにしてもよいし、移動方向の開始位置はどの位置であってもよい。スクロール表示方向としては、真下から天頂位置に向けて垂直方向にスクロール表示してもよい。また、ある位置で真下から上側、すなわち天頂方向にスクロール表示して、さらに天頂位置を通過して反対側の真下までスクロール表示してもよい。
この場合、例えば教会などの建物内にあって、天井の模様風景などを途切れることなく的確に視認できるという効果がある。
なお、図10に示した情報処理装置100によるカメラ部150またはカメラ部151にて撮影された画像データおよび画像データに付随する第1のセンサ情報および第2のセンサ情報は、外部インターフェース部111から外部入出力端子112を経由して図1の情報処理装置100に出力することもできる。
あるいは第1のセンサ情報および第2のセンサ情報は、基地局通信部156や無線通信部156を介して図1の情報処理装置100に出力してもよい。この場合、図1の情報処理装置100にて、図10に示す情報処理装置100と同様の作用、効果が得られることは明白である。
また、元画像として静止画を例に説明したが、元画像は、動画であってもよい。元画像が動画である場合は、特徴的な場面を静止画として切り出して、切り出した部分画像をサムネイル表示する。あるいは、動画の時系列の中で特徴となる画像が映った場面を抜き出してそれらを組み合わせてサムネイル表示してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
100 情報処理装置
101 制御部
102 画像データおよび画像情報記憶領域
103 プログラム記憶領域
104 メモリ部
105 画像歪み割り出し処理部
106 水平鉛直方向割り出し処理部
107 特徴点割り出し処理部
108 表示部
109 入力操作部
110 音声入出力処理部
111 外部インターフェース部
112 外部入出力端子
113 バス
150 カメラ部
150a 前面撮像部
150b 撮影用レンズ
151 カメラ部
151a 背面撮像部
151b 撮影用レンズ
152 加速度センサ部
153 ジャイロセンサ部
154 地磁気センサ部
155 GPS受信部
156 基地局通信部
157 無線通信部

Claims (14)

  1. 広角パノラマ画像を取得するためのインターフェース部と、
    前記インターフェース部により取得された前記広角パノラマ画像に対して処理を行うように制御する制御部と、
    表示部と、を備え、
    前記制御部は、前記広角パノラマ画像の任意の画像領域からなる部分画像を補正する補正情報を生成し、前記補正情報に基づいて前記部分画像を補正し、前記補正された前記部分画像をサムネイル画像として前記表示部にスクロール表示するように制御処理を行い、
    前記スクロール表示の開始点と終了点は、前記広角パノラマ画像における特徴点に基づいて予め設定されることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記スクロール表示中に前記部分画像として所定の特徴点を含む部分画像が表示されると、ユーザに対して通知をするように制御処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2記載の情報処理装置であって、
    前記通知は、前記表示部にメッセージを表示して行うことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2記載の情報処理装置であって、
    更に、音声入出力部を備え、
    前記通知は、前記音声入出力部により音声を発して行うことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記補正情報として、
    前記広角パノラマ画像の水平および鉛直方向の傾きを示す第1のセンサ情報に基づいて、前記部分画像の水平方向および鉛直方向のずれを補正する水平鉛直方向情報と、
    撮影用レンズに起因する撮影歪みの状態を示す第2のセンサ情報に基づいて、前記部分画像の画像歪みを補正する画像歪み情報と、
    を用いて、前記部分画像における水平方向および鉛直方向のずれと画像歪みとを補正するように制御処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5記載の情報処理装置において、
    前記第1のセンサ情報および前記第2のセンサ情報は、前記広角パノラマ画像の画像データに付随する撮影情報であることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、前記広角パノラマ画像の水平方向に沿って前記補正した前記部分画像を前記サムネイル画像として前記表示部にスクロール表示するように制御処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  8. 広角パノラマ画像を撮影するカメラ部と、
    前記カメラ部の鉛直方向の傾きを検出する加速度センサ部と、
    前記カメラ部による撮影により取得された前記広角パノラマ画像に対して処理を行うように制御する制御部と、
    表示部と、を備え、
    前記加速度センサ部は、前記カメラ部が撮影した際の前記広角パノラマ画像の水平および鉛直方向の傾きを示す第1のセンサ情報を生成し、
    前記カメラ部は、前記カメラ部が備える撮影用レンズに起因する撮影歪みを示す第2のセンサ情報を生成し、
    前記制御部は、前記第1のセンサ情報及び前記第2のセンサ情報に基づいて前記広角パノラマ画像の任意の画像領域からなる部分画像を補正する補正情報を生成し、前記補正情報に基づいて前記部分画像を補正し、前記補正された前記部分画像をサムネイル画像として前記表示部にスクロール表示するように制御処理を行い、
    前記スクロール表示の開始点と終了点は、前記広角パノラマ画像における特徴点に基づいて予め設定されることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項8記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記スクロール表示中に前記部分画像として所定の特徴点を含む部分画像が表示されると、ユーザに対して通知をするように制御処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9記載の情報処理装置であって、
    前記通知は、前記表示部にメッセージを表示して行うことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項9記載の情報処理装置であって、
    更に、音声入出力部を備え、
    前記通知は、前記音声入出力部により音声を発して行うことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項8記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記補正情報として、
    前記第1のセンサ情報に基づいて、前記部分画像の水平方向および鉛直方向のずれを補正する水平鉛直方向情報と、
    前記第2のセンサ情報に基づいて、前記部分画像の画像歪みを補正する画像歪み情報と、
    を用いて、前記部分画像における水平方向および鉛直方向のずれと画像歪みとを補正するように制御処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項8記載の情報処理装置において、
    前記第1のセンサ情報および前記第2のセンサ情報は、前記広角パノラマ画像の画像データに付随する撮影情報であることを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項8記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、前記広角パノラマ画像の水平方向に沿って前記補正した前記部分画像を前記サムネイル画像として前記表示部にスクロール表示するように制御処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
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