JP2023065442A - 情報処理装置、方法、プログラム及び建物モジュール - Google Patents

情報処理装置、方法、プログラム及び建物モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】電力系統からの電力供給を使用しない建物モジュールの構成情報を出力し、建物モジュールの設計を支援する技術を提供する。【解決手段】設計システム1のサーバ20は、その機能として、電力に関する装置情報を受け付ける電力仕様入力受付モジュール2033と、水を使用する機器の装置情報を受け付ける水仕様入力受付モジュール2034と、建物モジュールを設置する地域に関する地域情報の入力を受け付ける設置地域入力受付モジュール2035と、建物モジュールの構成情報を出力する建物構成情報出力モジュール2036と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、情報処理装置、方法、プログラム及び建物モジュールに関する。
昨今、建築物を設計する際、建築物に関するモデルのシミュレーションを行うことがある。建築物に関するシミュレーションとは、例えば、建築物の間取りの配置に関するシミュレーションや、エネルギー負荷に関するシミュレーション等である。
特許文献1には、例えば住居のインテリア、内装、外装、及び間取り等についてシミュレーションが可能なシミュレーションシステムの技術が開示されている。この技術は、シミュレーションのために用意されたポータブルユニットを検出し、検出結果に応じて建築物に関する画像が表示されることにより、シミュレーションを容易に実施できるようにしたものである。
また、特許文献2には、住宅やオフィス等の建物に設置されている電気機器の管理支援装置の技術が開示されている。この技術は、ユーザによる電機機器の効率的な電気利用を支援する技術であり、HEMS(Home Energy Management System)等により実現されるものである。
特開2020-035278号公報 国際公開第2016/117027号
ところで、建築物の設計を行うに際して、特許文献1に記載のようなインテリアや内装に関するシミュレーションだけではなく、住居の施設、例えば発電装置の発電量や、電気機器の消費電力に基づいて設計を行うことについて、一定のニーズがある。このような設計手法は、例えば、電力会社等が提供する、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュール、具体的には発電装置を備え、トレーラーハウスやコンテナハウスのような移動可能な住居を設計する際に有用である。
しかし、特許文献2に記載の管理支援装置は、電力会社からの送電を受けてピーク電力の分散を図り、節電することが目的であり、上記のような設計技法に利用可能なものではなく、このような設計技法に利用可能なシステム等が望まれていた。
そこで、本開示では、電力系統からの電力供給を使用しない建物モジュールの構成情報を出力し、建物モジュールの設計を支援する技術について説明する。
本開示の一実施形態によると、制御部を備え、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力する情報処理システムであって、制御部は、建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、第1の情報と、第2の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う。
本開示によれば、建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報と、建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力する。これにより、建物モジュールが電力系統からの電力供給を使用しない場合において、建物モジュールの構成情報を出力することが可能になる。
設計システムによる設計の対象である建物モジュール30の外観を示す図である。 設計システム1の全体の構成を示す図である。 実施の形態1の設計システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1の設計システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。 サーバ20が記憶する電力条件データベース2021、水条件データベース2022、地域条件データベース2023のデータ構造を示す図である。 サーバ20が記憶する建物条件データベース2024、出力結果データベース2025のデータ構造を示す図である。 実施の形態1の設計システム1による設計処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の設計システム1による設計処理を行う流れの他の例を示すフローチャートである。 設計処理における端末装置10の電気機器入力の画面例を示す図である。 設計処理における端末装置10の水機器入力の画面例を示す図である。 設計処理における端末装置10のシミュレーション結果の表示の画面例を示す図である。 設計処理における端末装置10の地域条件入力の画面例を示す図である。 設計処理における端末装置10の建物構成出力の画面例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概要>
以下、電力会社等が提供する電力系統からの電力供給を使用しない、建物モジュールの設計について説明する。本実施形態における、このような建物モジュールを設計するための設計システムは、例えば、建物モジュールを移動可能であり、独立して人が滞在可能な状態で稼働させるために必要な構成を設計し、宿泊施設として利用するためのシステムである。この建物モジュールには、再生可能エネルギー(自然エネルギー)により発電する発電装置、例えば太陽光により発電する太陽光パネル、風力により発電する風力発電装置、水の流れをエネルギーとして発電する水力発電装置等、蓄電池が設けられ、外部からの電気の供給を受けることなく、独立して人が滞在可能な状態を持続させることを可能にしているものである。さらに、この建物モジュールは、水道等の水供給系統からの水の供給を使用しない建物モジュールとして構成してもよく、水を循環させてフィルタによるろ過や薬品等により再利用可能に処理する水処理装置が設けられ、外部からの水の供給を受けることなく、独立して人が滞在可能な状態を持続させることを可能にしているものであってもよい。
この建物モジュールは、例えば離島や山間部のように、人による開発が進んでいない地域に設置することで、電気や水道といったインフラが不要で、環境負荷の低い施設の設置を可能にしており、これにより環境保護を図りつつ、観光資源を活用することを目的としている。この設計システムでは、建物モジュールに配置される装置の仕様情報、建物モジュールの設置場所の気象条件に基づき、建物モジュールの大きさ、材質といった構成情報を出力することで、最適な建物モジュールの設計を可能にし、装置の仕様情報や気象情報を変更することで建物モジュールの設計変更を可能にしている。
図1は、設計システムによる設計の対象である建物モジュール30の外観を示す図である。この建物モジュール30は、例えば直方体に形成された、コンテナハウスのような形状の建物である。図1に示すように、建物モジュール30は、外壁31、屋根32、床33により人が滞在可能な空間が構築されており、クレーン等により持ち上げることが可能であり、船舶やトラック等で輸送することで移動可能に構成されている。また、図1に示すように、側面の一部が開放され、人の出入りが可能に構成してもよく、側面の一部に窓や扉が設けられてもよい。
さらに、この建物モジュール30には、太陽光パネル34が設けられており、太陽光パネル34が発電する電気が供給されるように構成されている。この太陽光パネル34が発電した電気が、建物モジュール30に設けられた蓄電池(図示は省略)により蓄電され、夜間や雨天時のように太陽光パネル34が発電できない場合でも電気を供給できるようになっている。また、この建物モジュール30には、上記のように水を循環して再利用可能に処理する水処理装置(図示は省略)が設けられ、外部から水の供給を受けなくても水の使用が可能に構成されている。なお、この建物モジュール30に設けられる発電装置は太陽光パネルに限られず、いわゆる再生可能エネルギーから発電する装置であれば風力発電装置やバイオマス発電装置であってもよい。また、水処理装置は、雨水を利用するように構成してもよい。さらに、建物モジュール30は、コンテナハウスのようにクレーン等による運搬が可能な構成に限られず、トレーラーハウスやキャンピングカーのように自走して移動可能に構成してもよい。
この建物モジュール30が独立して人が滞在可能な状態を持続するためには、照明やエアコンのように生活に必要な電力を賄うため、一定の電力の供給が必要である。また、水処理装置を稼働させるためにも、一定の電力の供給が必要である。しかし、太陽光パネルのように再生可能エネルギーから発電する装置は、天候等の自然条件に左右されるため、蓄電池に蓄電された電力が不足するおそれがある。
そのため、この建物モジュールの設計システムでは、建物モジュールに設けられる太陽光パネルの発電量や蓄電池の蓄電量、水処理装置や各種家電製品の消費電力量といった仕様情報、及び建物モジュールの設置場所の気象条件に基づき、建物モジュール自体の大きさ、断熱性等の構成情報を出力している。
<第1の実施の形態>
以下、設計システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
<1 設計システム1の全体構成>
図2は、設計システム1の全体の構成を示す図である。設計システムは、建物モジュールが、移動可能であり、独立して人が滞在可能な状態で稼働させるために必要な構成を設計するためのシステムである。図2に示すように、設計システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、例えば建物モジュールを所定の地域に設置する事業者である。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCなどにより実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末であるとしてもよい。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
サーバ20は、建物モジュールに配置される候補となる装置、具体的には電気機器や水を使用する機器(水機器)の情報、建物モジュールを設置する地域の情報、及び、建物モジュールの構成情報を管理する装置である。サーバ20は、ユーザから、電気機器や水を使用する機器(水機器)の情報、建物モジュールを設置する地域の情報の入力を受け付ける。サーバ20は、建物モジュールの構成情報をユーザの端末に表示させる。
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
<1.1 端末装置10の構成>
図3は、実施の形態1の設計システム1を構成する端末装置10のブロック図である。図3に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、表示操作受付部130(キーボード131及びディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、カメラ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。端末装置10は、図3では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図3に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
表示操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、表示操作受付部130は、キーボード131と、ディスプレイ132とを含む。なお、表示操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
ディスプレイ132は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
カメラ150は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ150は、例えば、カメラ150から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
ユーザ情報161は、端末装置10を用いて建物モジュールの設計を行うユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、ユーザの氏名、ユーザが所属している企業等の組織情報等が含まれる。
制御部170は、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め端末装置10にインストールされているアプリケーションである。制御部170は、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部171と、送受信部172と、データ処理部173と、通知制御部174としての機能を発揮する。
入力操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
送受信部172は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部173は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
通知制御部174は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部174は、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動をカメラ150に発生させる処理等を行う。
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図4は、実施の形態1の設計システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、電力条件データベース2021と、水条件データベース2022と、地域条件データベース2023と、建物条件データベース2024と、出力結果データベース2025等を記憶する。
電力条件データベース2021は、設計システム1による設計対象である建物モジュールに配置される候補となる、家電等の電気機器の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
水条件データベース2022は、設計システム1による設計対象である建物モジュールに配置される候補となる、シャワー等の水機器の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
地域条件データベース2023は、設計システム1による設計対象である建物モジュールが設置される地域の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
建物条件データベース2024は、設計システム1による設計対象である建物モジュールの材質等の構成情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
出力結果データベース2025は、設計システム1により決定された、建物モジュールの構成情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、電力仕様入力受付モジュール2033、水仕様入力受付モジュール2034、設置地域入力受付モジュール2035、建物構成情報出力モジュール2036、及び結果送信モジュール2037に示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
電力仕様入力受付モジュール2033は、建物モジュールに配置される候補となる家電等の電気機器の仕様を示す情報(第1の情報)の入力を、電力(エネルギー)に関する装置の情報として受け付ける処理を制御する。電力仕様入力受付モジュール2033が受け付ける電気機器の仕様を示す情報とは、建物モジュールに配置可能な家電、具体的には例えば、照明器具やエアコン、テレビ、水処理装置、調理家電等の情報と、これらの電気機器の消費電力に関する情報である。
電気機器の消費電力に関する情報は、定格電力であってもよく、当該家電が実際に使用される頻度が考慮された一定期間(例えば、1ケ月)ごとに消費される消費電力量のシミュレーション結果でもよく、これらの情報から算出される平均消費電力量であってもよい。例えばエアコンの場合、夏季や冬季は使用頻度が高いが、春季や秋季は使用頻度が低いため、家電の種類によっては季節や時期により消費電力に差があるためである。また、例えば、電力条件データベース2021にこれらの情報を格納しておき、電力仕様入力受付モジュール2033は、上記の建物モジュールに実際に配置する家電等を選択可能に端末装置10に表示させ、ユーザに選択させることで消費電力量を算出し、電力に関する仕様情報の入力を受け付けてもよい。
また、電力仕様入力受付モジュール2033は、建物モジュールに配置される太陽光パネル等の発電装置の情報、または蓄電池の情報の入力を、電力(エネルギー)に関する装置の情報として受け付ける処理を制御する。電力仕様入力受付モジュール2033が受け付ける発電装置の情報は、例えば、発電装置の定格発電量(公称最大出力)や、一定期間ごとに発電される発電量のシミュレーション結果、一定期間ごとの平均発電量に関する情報である。電力仕様入力受付モジュール2033が受け付ける蓄電池の情報は、最大蓄電量や、最大蓄電量に達するための時間に関する情報である。また、電力仕様入力受付モジュール2033は、例えば、電気機器の消費電力量と、発電装置の発電量と、蓄電池の蓄電量とによる電力供給量と消費量との収支に基づくシミュレーション結果を受け付けてもよい。さらに、電力条件データベース2021にこれらの情報を格納しておき、電力仕様入力受付モジュール2033は、上記の建物モジュールに実際に配置する太陽光パネルや蓄電池を選択可能に端末装置10に表示させ、ユーザに選択させることで電力に関する仕様情報の入力を受け付けてもよい。
水仕様入力受付モジュール2034は、建物モジュールに配置される候補となる水を使用する機器(水機器)の仕様を示す情報(第2の情報)の入力を、水機器に関する装置の情報として受け付ける処理を制御する。水仕様入力受付モジュール2034が受け付ける水機器の情報とは、建物モジュールに配置可能な水を使用する機器、具体的には例えば、シャワーやトイレ、シンク等の機器の情報と、これらの装置による水の使用量に関する情報である。水の使用量に関する情報とは、1回の使用ごとの水使用量であってもよく、当該機器が実際に使用される頻度が考慮された一定期間(例えば、1ケ月)ごとに使用される水使用量のシミュレーション結果でもよく、これらの情報から算出される平均水使用量であってもよい。例えば、水条件データベース2022にこれらの情報を格納しておき、水仕様入力受付モジュール2034は、上記の建物モジュールに実際に配置する水機器を選択可能に端末装置10に表示させ、ユーザに選択させることで水機器に関する仕様情報の入力を受け付けてもよい。
また、水仕様入力受付モジュール2034は、建物モジュールに配置される、水を循環させてフィルタによるろ過や薬品等により再利用可能に処理する水処理装置の情報の入力を、水機器に関する装置の情報として受け付ける処理を制御する。水仕様入力受付モジュール2034が受け付ける水処理装置の情報は、例えば、水処理装置の一定時間の水処理量に関する情報である。また、水仕様入力受付モジュール2034は、例えば、水機器の水使用量と、水処理装置の水処理量とによる水使用量の収支に基づくシミュレーション結果を受け付けてもよい。さらに、水条件データベース2022にこれらの情報を格納しておき、水仕様入力受付モジュール2034は、上記の建物モジュールに実際に配置する水処理装置を選択可能に端末装置10に表示させ、ユーザに選択させることで水機器に関する仕様情報の入力を受け付けてもよい。
設置地域入力受付モジュール2035は、建物モジュールを設置する地域に関する地域情報の入力を受け付ける処理を制御する。設置地域入力受付モジュール2035は、例えば、建物モジュールを設置する地域の気象情報、具体的には一定期間における日射量や平均気温、平均湿度、降水量等の情報の入力を受け付ける。設置地域入力受付モジュール2035は、受け付けた気象情報を地域条件データベース2023へ格納する。
また、設置地域入力受付モジュール2035は、例えば、建物モジュールを設置する地域の地理情報、具体的にはその地域を特定可能な住所等の情報を受け付け、気象情報を提供する外部サーバにアクセスして当該地理情報に基づく気象情報を取得してもよい。このとき、設置地域入力受付モジュール2035は、地図情報を端末装置10に表示させ、ユーザが選択した位置の緯度経度情報を端末装置10から受信することで、地理情報を受け付けてもよい。
建物構成情報出力モジュール2036は、電力仕様入力受付モジュール2033が受け付けた電力に関する装置の情報、水仕様入力受付モジュール2034が受け付けた水機器に関する装置の情報、及び設置地域入力受付モジュール2035が受け付けた建物モジュールを設置する地域情報に基づき、建物モジュールの構成情報を出力する処理を制御する。例えば、建物構成情報出力モジュール2036は、電力に関する装置の情報と、電力(エネルギー)の供給量と消費量との予測に基づくシミュレーション(具体的には、1日ごとの電力の供給量と消費量との収支)に基づき、建物モジュールが備えるべき構成を決定して出力する。さらに、建物構成情報出力モジュール2036は、水機器に関する装置の情報と、水使用量の予測に基づくシミュレーション(具体的には、1日ごとの水の供給量と消費量との収支)に基づき、建物モジュールが備えるべき構成を決定して出力してもよい。
建物構成情報出力モジュール2036が出力する建物モジュールの構成情報とは、例えば、建物モジュールの物理的な大きさ、建物モジュールを構成する部材の材質、部材(壁面、屋根、または床)の厚さ、建物モジュールにおける窓の有無、窓の材質、窓の大きさ、建物モジュールにおける扉の有無、扉の材質、扉の大きさ、建物モジュールにおける滞在可能人数、建物モジュールの部屋数を含む。すなわち、建物モジュールの構成情報は、建物モジュールを製造(建設)することが可能な構成情報であり、ユーザは、当該構成情報に基づいて建物モジュールを製造してもよい。また、例えば、建物条件データベース2024にこれらの情報を格納しておき、建物構成情報出力モジュール2036は、上記の建物モジュールが備えるべき構成をこれらの情報から決定してもよい。さらに、建物構成情報出力モジュール2036は、構成情報を出力結果データベース2025へ格納する。
また、建物構成情報出力モジュール2036は、例えば建物モジュールの構成情報を可変とし、ユーザが入力した電力に関する装置の情報、水機器に関する装置の情報、及び建物モジュールを設置する地域情報を、建物モジュールの構成情報の変更に基づいて変化させる(すなわち、逆算する)ように示してもよい。建物モジュールの仕様を変更したい場合等に有用である。
さらに、建物構成情報出力モジュール2036は、例えば建物モジュールを、移動可能であり、独立して人が滞在可能な空間として稼働させるために必要な、建物モジュールに配置される候補となる電気機器や水機器によるシミュレーション結果(第3の情報)を出力してもよい。
結果送信モジュール2037は、建物構成情報出力モジュール2036による建物モジュールの構成情報を、端末装置10へ送信してディスプレイ132に表示させ、ユーザに提示する処理を制御する。結果送信モジュール2037は、建物モジュールの構成情報を数値データとして端末装置10に表示させてもよく、建物モジュールの外観や内装の情報からなる画像データとして端末装置10に表示させてもよい。
<2 データ構造>
図5は、サーバ20が記憶する電力条件データベース2021、水条件データベース2022、地域条件データベース2023のデータ構造を示す図である。また、図6は、サーバ20が記憶する建物条件データベース2024、出力結果データベース2025のデータ構造を示す図である。
図5に示すように、電力条件データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「電気機器ID」と、項目「機器名」と、項目「発電量」と、項目「消費量」等を含む。
項目「電気機器ID」は、設計システム1にて設計の際に、建物モジュール内に配置する機器として選択可能な電気機器、発電装置、蓄電池の種類それぞれを識別する情報である。
項目「機器名」は、建物モジュールに配置可能な電気機器、発電装置、蓄電池を示す名称であり、例えば、「照明」、「テレビ」、「太陽光パネル」等が格納されている。
項目「発電量」は、当該機器が発電装置の場合における、当該発電装置の発電量を示す値が格納されている。この値は、例えば太陽光パネルの場合における公称最大出力(一定条件における発電能力)であり、シミュレーション実行モジュール2037による電力の供給量の変化を算出する際に使用される。
項目「消費量」は、当該機器が電気機器の場合における、当該電気機器の消費電力量を示す値が格納されている。この値は、シミュレーション実行モジュール2037による電力の消費量の変化を算出する際に使用される。
水条件データベース2022のレコードのそれぞれは、項目「水機器ID」と、項目「機器名」と、項目「処理量」と、項目「使用量」等を含む。
項目「水機器ID」は、設計システム1にて設計の際に、建物モジュール内に配置する機器として選択可能な水を使用する機器、水処理装置の種類それぞれを識別する情報である。
項目「機器名」は、建物モジュールに配置可能な水を使用する機器、水処理装置を示す名称であり、例えば、「シャワー」、「トイレ」、「水処理装置」等が格納されている。
項目「処理量」は、当該機器が水処理装置の場合における、当該水処理装置の一定時間当たりの水処理量を示す値が格納されている。この値は、シミュレーション実行モジュール2037による水の供給量の変化を算出する際に使用される。
項目「使用量」は、当該機器が水を使用する機器の場合における、当該機器の一定時間当たりの水使用量を示す値が格納されている。この値は、シミュレーション実行モジュール2037による水の使用量の変化を算出する際に使用される。
地域条件データベース2023のレコードのそれぞれは、項目「地域ID」と、項目「地域名称」と、項目「緯度経度」と、項目「日射量」と、項目「気温」等を含む。
項目「地域ID」は、設計システム1にて建物モジュールを設置する地域として設定した地域の情報それぞれを識別する情報である。
項目「地域名称」は、設計システム1にて建物モジュールを設置する地域として設定した地域の名称であり、例えば当該地域の住所を示す情報や地名等が格納されている。
項目「緯度経度」は、設計システム1にて建物モジュールを設置する地域として設定した地域の位置情報を緯度経度で示した値である。例えば、ユーザが地図情報から選択した位置情報を、設置地域入力受付モジュール2035が取得した値である。
項目「日射量」は、設計システム1にて建物モジュールを設置する地域として設定した地域の一定期間における、一定時間当たりの日射量を示す時系列の値である。設置地域入力受付モジュール2035が各ユーザから受け付けた気象情報から、または各ユーザから受け付けた地域情報から取得した気象情報から取得される値である。
項目「気温」は、設計システム1にて建物モジュールを設置する地域として設定した地域の一定期間における、気温の時系列データの平均値を示す値である。設置地域入力受付モジュール2035が各ユーザから受け付けた気象情報から、または各ユーザから受け付けた地域情報から取得した気象情報から取得される値である。
サーバ20の設置地域入力受付モジュール2035は、各ユーザから気象情報を受け付け、または各ユーザから受け付けた地域情報から気象情報を取得する処理を行うことに伴って、地域条件データベース2023にレコードを追加し、更新する。
図6に示すように、建物条件データベース2024のレコードのそれぞれは、項目「建物材質ID」と、項目「材質」と、項目「厚さ」と、項目「U値」等を含む。
項目「建物材質ID」は、設計システム1にて出力する建物モジュールの構成情報として選択可能な、建物モジュールの部材の材質の種類それぞれを識別する情報である。
項目「材質」は、建物モジュールの部材の材質を示す名称であり、例えば、断熱材の1種を示す「断熱材A」、「断熱材B」や、窓の1種を示す「窓(シングル)」等が格納されている。材質を示す名称は、所定の規格等により指定された呼称や記号でもよく、メーカにより指定された型番等でもよい。
項目「厚さ」は、建物モジュールの部材の厚さを示す値であり、例えば、建物モジュールの部材として適用可能な厚さの値がmm単位で格納されている。厚さは、所定の規格等により指定された呼称や記号でもよく、メーカにより指定された型番等でもよい。
項目「U値」は、当該材質の熱貫流率を示す値である。熱貫流率とは、熱の伝えやすさを示す値である。この値(U値)は、外壁や断熱材等の性能を示す値となっており、値が小さいほど断熱性能が高いことを示している。U値は、シミュレーション実行モジュール2037による建物モジュール内の室温の変化を算出する際に使用される。
出力結果データベース2025のレコードのそれぞれは、項目「ユーザID」と、項目「結果詳細」等を含む。
項目「ユーザID」は、設計システム1による建物モジュールの構成情報の出力操作を行ったユーザの情報それぞれを識別する情報である。
項目「結果詳細」は、設計システム1による建物モジュールの構成情報に関する詳細の情報であり、具体的には、項目「電気機器ID/水ID」と、項目「地域ID」と、項目「建物材質ID」と、項目「建物寸法」等を含む。なお、当該項目は、項目「ユーザID」により識別される1のユーザごとに1または複数の建物モジュールの構成情報、すなわち設計の結果が各レコードとして格納されるが、このような格納方式に限られない。
項目「電気機器ID/水ID」は、設計システム1にて選択した電気機器、発電装置、蓄電池、水を使用する機器、水処理装置の種類それぞれを識別する情報であり、電力条件データベース2021の項目「電気機器ID」、または水条件データベース2022の項目「水機器ID」に対応している。電力仕様入力受付モジュール2033がユーザから受け付けた電力に関する装置情報、または水仕様入力受付モジュール2034がユーザから受け付けた水機器に関する装置情報に対応する情報である。
項目「地域ID」は、設計システム1にて、建物モジュールを設置する地域として設定した地域の情報それぞれを識別する情報であり、地域条件データベース2023の項目「地域ID」に対応している。設置地域入力受付モジュール2035がユーザから受け付けた地域情報に対応する情報である。
項目「建物材質ID」は、設計システム1にて出力する建物モジュールの構成情報として選択可能な、建物モジュールの部材の材質の種類それぞれを識別する情報であり、建物条件データベース2024の項目「建物材質ID」に対応している。建物構成情報出力モジュール2036が出力する、建物モジュールの構成情報の一部である。
項目「建物寸法」は、設計システム1にて出力する建物モジュールの構成情報である、建物モジュールの物理的な大きさや厚さ等のサイズ情報を示す情報である。建物構成情報出力モジュール2036が出力する、建物モジュールの構成情報の一部である。
サーバ20の建物構成情報出力モジュール2036は、建物モジュールの構成情報を出力する処理を行うことに伴って、出力結果データベース2025にレコードを追加し、更新する。
<3 動作>
以下、図7及び図8を参照しながら、第1の実施の形態における設計システム1によるシミュレーション処理について説明する。
図7は、実施の形態1の設計システム1による設計処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。このシミュレーション処理は、あらかじめユーザの認証処理が行われ、ユーザがログインした状態から開始される。まず、端末装置10のディスプレイ132に、建物モジュールに配置する候補である電力に関する装置の情報を入力する入力画面が表示された状態で、ステップS111の処理が行われる。
ステップS111において、端末装置10の入力操作受付部171は、ディスプレイ132に表示されている電力に関する装置情報の入力画面から、ユーザによる電力に関する装置情報の入力操作を受け付ける。送受信部172は、受け付けた電力に関する装置情報をサーバ20へ送信する。なお、上記のように、消費電力量のシミュレーション結果や、消費電力量、発電量、及び蓄電量による電力供給量と消費量との収支に基づくシミュレーション結果の入力操作を受け付けてもよい。
ステップS121において、サーバ20の電力仕様入力受付モジュール2033は、端末装置10から送信された電力に関する装置情報(及びシミュレーション結果)を、通信部201を介して受け付ける。サーバ20は、次の画面遷移情報として、端末装置10のディスプレイ132に、建物モジュールに配置する候補である水機器に関する装置の情報を入力する入力画面を表示させる指示情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS112において、端末装置10の入力操作受付部171は、ディスプレイ132に表示されている水機器に関する装置情報の入力画面から、ユーザによる水機器に関する装置情報の入力操作を受け付ける。送受信部172は、受け付けた水機器に関する装置情報をサーバ20へ送信する。なお、上記のように、水使用量のシミュレーション結果や、水使用量と水処理量とによる水使用量の収支に基づくシミュレーション結果の入力操作を受け付けてもよい。
ステップS122において、サーバ20の水仕様入力受付モジュール2034は、端末装置10から送信された水機器に関する装置情報を、通信部201を介して受け付ける。サーバ20は、次の画面遷移情報として、端末装置10のディスプレイ132に、建物モジュールを設置する地域の気象情報を入力する入力画面を表示させる指示情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS113において、端末装置10の入力操作受付部171は、ディスプレイ132に表示されている建物モジュールを設置する地域の気象情報を入力する入力画面から、ユーザによる建物モジュールを設置する地域の気象情報の入力操作を受け付ける。送受信部172は、受け付けた建物モジュールを設置する地域の気象情報をサーバ20へ送信する。
ステップS123において、サーバ20の設置地域入力受付モジュール2035は、端末装置10から送信された、建物モジュールを設置する地域の気象情報を、通信部201を介して受け付ける。
ステップS124において、サーバ20の建物構成情報出力モジュール2036は、ステップS121で受け付けた電力に関する装置情報、ステップS122で受け付けた水機器に関する装置情報に基づき、建物モジュールの構成情報を出力する。建物構成情報出力モジュール2036は、例えば、建物モジュールが備えるべき構成として、建物モジュールの物理的な大きさ、建物モジュールを構成する部材の材質等を決定して出力する。
ステップS125において、サーバ20の結果送信モジュール2037は、ステップS124で出力された建物モジュールの構成情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS115において、端末装置10の送受信部172は、サーバ20から送信された建物モジュールの構成情報を受け付ける。通知制御部174は、建物モジュールの構成情報をディスプレイ132に表示させる。
ステップS126において、サーバ20の建物構成情報出力モジュール2036は、ステップS124で決定された建物モジュールの構成情報を、出力結果データベース2025へ格納する。
なお、図7に示すフローチャートにおいて、ステップS111及びステップS121の処理と、ステップS112及びステップS122の処理とは、順不同であり、図7に示すフローチャートの順番と異なる順番でもよい。
以上のように、設計システム1のユーザは、建物モジュールの電力に関する装置情報、水機器に関する装置情報、及び建物モジュールを設置する地域の気象情報を入力する。これらの情報に基づき、建物モジュールの構成情報が決定される。そのため、ユーザは、建物モジュールが電力系統からの電力供給を使用しない場合において、独立して人が滞在可能な空間を構築するための建物モジュールの構成情報を得ることが可能である。これにより、建物モジュールが電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの設計が容易になる。
また、設計システム1のユーザは、建物モジュールが水供給系統からの水を使用しない場合において、独立して人が滞在可能な空間を構築するための建物モジュールの構成情報を得ることが可能である。これにより、建物モジュールが水供給系統からの水を使用しない場合における建物モジュールの設計が容易になる。
図8は、実施の形態1の設計システム1による設計処理を行う流れの他の例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートにおけるシミュレーション処理は、図7に示すフローチャートにおけるシミュレーション処理のステップS122、ステップS113及びステップS123に代えて、ステップS222、ステップS213及びステップS223の処理を行うものであるため、重複する処理については繰り返して説明しない。
ステップS222において、サーバ20の水仕様入力受付モジュール2034は、端末装置10から送信された水機器に関する装置情報を、通信部201を介して受け付ける。サーバ20は、次の画面遷移情報として、端末装置10のディスプレイ132に、建物モジュールを設置する地域情報を入力する入力画面、例えば地図情報を表示させる指示情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS213において、端末装置10の入力操作受付部171は、ディスプレイ132に表示されている地図情報から、建物モジュールを設置する地域情報の入力操作を受け付ける。送受信部172は、受け付けた建物モジュールを設置する地域情報、例えばユーザが選択した地図上の位置の緯度経度情報を、サーバ20へ送信する。
ステップS223において、サーバ20の設置地域入力受付モジュール2035は、端末装置10から送信された、建物モジュールを設置する地域情報を、通信部201を介して受け付け、気象情報を提供する外部サーバへ通信部201を介して送信する。設置地域入力受付モジュール2035は、外部サーバから送信された当該地域の気象情報を、通信部201を介して受け付ける。
以上のように、設計システム1のユーザは、建物モジュールを設置する地域情報を地図上で選択することにより、当該地域の気象情報が外部サーバから取得される。これにより、ユーザは、建物モジュールを設置する地域の気象情報を自己で取得することなく建物モジュールの構成情報を得ることが可能である。
<4 画面例>
以下、図9ないし図13を参照しながら、設計システム1による設計処理の画面例について説明する。
図9は、設計処理における端末装置10の電気機器入力の画面例を示す図である。図9の画面例は、ユーザの端末装置10に、建物モジュールの電気機器等の電力に関する装置情報の入力を受け付けるための入力フォーマットが表示された状態の画面例を示す。図7のステップS111に相当する。
図9に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、建物モジュールの電力に関する装置情報の入力フォーマット画面が表示されている。この電力に関する装置情報の入力フォーマット画面には、電気機器等の入力欄として、電気機器等選択欄1031a~1031gが設けられている。図9に示す画面例では、電気機器等選択欄1031a~1031gがチェックボックスで選択可能に設けられているが、このような入力方式に限られず、例えばプルダウンメニューやラジオボタンにより選択可能に設けてもよい。
電気機器等選択欄1031a~1031gは、それぞれ、建物モジュールに配置する電気機器の例として、照明機器、テレビ、電気ポット、エアコン、水処理装置、太陽光パネル、蓄電池を選択する欄であり、クリック等して選択するとチェック印が表示されたり色彩が変更されたりする等により、チェックされたことを示すように構成されている。電気機器等選択欄1031a~1031gに隣接して、電力条件データベース2021の項目「機器名」に格納されている電気機器等の名称が表示され、電気機器等選択欄1031a~1031gの中から電気機器等を選択して入力するように構成されている。これらの選択欄への選択入力後、例えば決定ボタン(図示は省略)を押下(例えば画面上でクリック)することにより、建物モジュールの電力に関する装置情報の入力が行われる。
図10は、設計処理における端末装置10の水機器入力の画面例を示す図である。図10の画面例は、ユーザの端末装置10に、建物モジュールの水を使用する機器等に関する装置情報の入力を受け付けるための入力フォーマットが表示された状態の画面例を示す。図7のステップS112に相当する。
図10に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、建物モジュールの水機器に関する装置情報の入力フォーマット画面が表示されている。この水機器に関する装置情報の入力フォーマット画面には、水機器等の入力欄として、水機器等選択欄1032a~1032dが設けられている。図10に示す画面例では、水機器等選択欄1032a~1032dがチェックボックスで選択可能に設けられているが、このような入力方式に限られず、例えばプルダウンメニューやラジオボタンにより選択可能に設けてもよい。
水機器等選択欄1032a~1032dは、それぞれ、建物モジュールに配置する水を使用する機器の例として、シャワー、トイレ、シンク、水処理装置を選択する欄であり、クリック等して選択するとチェック印が表示されたり色彩が変更されたりする等により、チェックされたことを示すように構成されている。水機器等選択欄1032a~1032dに隣接して、水条件データベース2022の項目「機器名」に格納されている水を使用する機器等の名称が表示され、水機器等選択欄1032a~1032dの中から水を使用する機器等を選択して入力するように構成されている。これらの選択欄への選択入力後、例えば決定ボタン(図示は省略)を押下(例えば画面上でクリック)することにより、建物モジュールの水を使用する機器等に関する仕様情報の入力が行われる。
図11は、設計処理における端末装置10のシミュレーション結果の表示の画面例を示す図である。図11の画面例は、ユーザの端末装置10に、建物モジュールに配置される電気機器の消費電力量と、発電装置の発電量と、蓄電池の蓄電量とによる電力供給量と消費量との収支に基づくシミュレーション結果が表示された状態の画面例を示す。図7のステップS111に相当する。
図11に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、太陽光パネル等による発電量の変化を示す発電量グラフ1033aと、蓄電池の残蓄電量の変化を示す蓄電量グラフ1033bとが表示されている。発電量グラフ1033a及び蓄電量グラフ1033bは、あらまじめシミュレーションが行われたシミュレーション結果である。発電量グラフ1033aは、例えば、所定の気象情報の日射量から想定される太陽光パネルの発電量であり、蓄電量グラフ1033bは、例えば、電力に関する装置情報から想定される電力使用量から推定される、蓄電池の蓄電量である。電力仕様入力受付モジュール2033では、このようなシミュレーション結果を受け付けてもよい。
図12は、設計処理における端末装置10の地域条件入力の画面例を示す図である。図12の画面例は、ユーザの端末装置10に、建物モジュールを設置する地域に関する地域情報の入力を受け付けるための地図情報が表示された状態の画面例を示す。図8のステップS213に相当する。
図12に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、地図情報表示欄1034aが表示されている。ユーザは、建物モジュールを設置する地域として、地図情報表示欄1034a上の1点をクリック等により選択すると、地域選択マーク1034bが表示される。地域選択マーク1034bが表示された状態で、例えば決定ボタン(図示は省略)を押下(例えば画面上でクリック)すると、地域選択マーク1034bが表示された位置の緯度経度情報がサーバ20へ送信され、地域情報の入力が行われる。その後、気象情報を提供する外部サーバにアクセスされ、当該地理情報に基づく気象情報が取得される。
なお、地図情報表示欄1034aは、画面上で操作することにより表示される地域を移動可能であり、拡大及び縮小も可能に構成されている。
図13は、設計処理における端末装置10の建物構成出力の画面例を示す図である。図13の画面例は、ユーザの端末装置10に、建物モジュールの構成情報が表示された状態の画面例を示す。図7のステップS115に相当する。
図13に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、建物モジュールの構成情報が表示されている。この建物モジュールの構成情報表示画面には、建物モジュールの構成情報表示欄として、建物サイズ表示欄1035aと、建物材質表示欄1035bと、断熱材表示欄1035cと、外壁厚さ表示欄1035dと、窓面積比率表示欄1035eとが設けられている。
建物サイズ表示欄1035aは、建物モジュールの構成情報である建物モジュールの物理的な大きさを表示する欄であり、建物モジュールの幅、奥行き、高さのサイズを示す数値(例えば、mm単位)が表示される。建物材質表示欄1035bは、建物モジュールの構成情報である部材の材質を表示する欄である。断熱材表示欄1035cは、建物モジュールの構成情報である、部材に使用される断熱材の材質を表示する欄である。建物材質表示欄1035b及び断熱材表示欄1035cには、例えば、建物条件データベース2024の項目「材質」に格納されている部材の名称が表示される。外壁厚さ表示欄1035dは、建物モジュールの構成情報である部材の厚さを表示する欄であり、厚さを示す数値(例えば、mm単位)が表示される。窓面積比率表示欄1035eは、建物モジュールの構成情報である外壁における窓の面積比を表示する欄であり、面積比を示す数値(例えば、%)が表示される。
<小括>
以上のように、本実施形態によると、建物モジュールの電力に関する装置情報、水機器に関する装置情報、及び建物モジュールを設置する地域の気象情報が入力されると、これらの情報に基づき、建物モジュールの構成情報が決定されて出力される。そのため、ユーザは、建物モジュールが電力系統からの電力供給を使用しない場合において、独立して人が滞在可能な空間を構築するための建物モジュールの構成情報を得ることが可能である。これにより、建物モジュールが電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの設計が容易になる。
また、ユーザは、建物モジュールが水供給系統からの水を使用しない場合において、独立して人が滞在可能な空間を構築するための建物モジュールの構成情報を得ることが可能である。これにより、建物モジュールが水供給系統からの水を使用しない場合における建物モジュールの設計が容易になる。
さらに、建物モジュールを設置する地域情報が地図上で選択されると、当該地域の気象情報が取得される。これにより、ユーザは、建物モジュールを設置する地域の気象情報を自己で取得することなく建物モジュールの構成情報を得ることが可能である。これにより、容易に地域条件の設定が可能になる。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)制御部を備え、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力する情報処理システムであって、制御部は、建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、第1の情報と、第2の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、情報処理システム。
(付記2)制御部は、第1の情報として、建物モジュールに配置される候補となるエネルギーに関する装置の情報と、建物モジュールに配置される候補となる装置によるエネルギーの供給量と消費量との予測に基づくシミュレーション結果の情報と、の入力を受け付けるステップと、エネルギーに関する装置の情報と、エネルギーのシミュレーション結果の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、(付記1)に記載の情報処理システム。
(付記3)制御部は、第1の情報として、建物モジュールに配置される、電力を消費する電気機器の情報の入力を受け付けるステップと、電気機器の消費電力量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、電気機器の情報と、消費電力量のシミュレーション結果の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、(付記2)に記載の情報処理システム。
(付記4)電気機器の情報に基づき、電気機器の消費電力量を算出するステップを行う、(付記3)に記載の情報処理システム。
(付記5)制御部は、第1の情報として、さらに、建物モジュールに配置される発電装置の情報の入力を受け付けるステップと、発電装置の発電量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、発電装置の情報と、発電量のシミュレーション結果の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、(付記3)または(付記4)に記載の情報処理システム。
(付記6)発電装置の情報に基づき、発電装置の発電量を算出するステップを行う、(付記5)に記載の情報処理システム。
(付記7)制御部は、第1の情報として、さらに、建物モジュールに配置される蓄電装置の情報の入力を受け付けるステップと、蓄電装置の蓄電量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、蓄電装置の情報と、蓄電量のシミュレーション結果の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、(付記5)または(付記6)に記載の情報処理システム。
(付記8)蓄電装置の情報に基づき、蓄電装置の蓄電量を算出するステップを行う、(付記7)に記載の情報処理システム。
(付記9)電力系統からの電力供給、及び水供給系統から供給される水を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力する情報処理システムであって、制御部は、第1の情報として、建物モジュールに配置される、建物モジュール内で使用後の水を再利用するための水処理装置の情報の入力を受け付けるステップと、水処理装置の処理量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、水処理装置の情報と、処理量のシミュレーション結果の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、(付記1)から(付記8)のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記10)水処理装置の情報に基づき、水処理装置の処理量を算出するステップを行う、(付記9)に記載の情報処理システム。
(付記11)制御部は、さらに、建物モジュールを、移動可能であり、独立して人が滞在可能な空間として稼働させるために必要な、建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様のシミュレーション結果を示す第3の情報を算出するステップと、第3の情報を出力するステップと、を行う、(付記1)から(付記10)のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記12)第2の情報として、建物モジュールを設置する地域の気象情報を取得し、気象情報に基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップを行う、(付記1)から(付記11)のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記13)気象情報として、建物モジュールを設置する地域における日射量、降水量、風力量、気温、湿度のいずれか1つまたは複数の情報を取得するステップを行う、(付記12)に記載の情報処理システム。
(付記14)構成情報として、建物モジュールの大きさ、建物モジュールを構成する部材の材質、厚さ、建物モジュールにおける窓の有無、窓の材質、窓の大きさ、建物モジュールにおける扉の有無、扉の材質、扉の大きさ、建物モジュールにおける滞在可能人数、建物モジュールの部屋数のいずれか1つまたは複数の情報を出力するステップを行う、(付記1)から(付記13)のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記15)建物モジュールの構成情報をユーザに提示するステップを行う、(付記1)から(付記14)のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記16)プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力するための方法であって、方法は、プロセッサが、建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、第1の情報と、第2の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を実行する、方法。
(付記17)プロセッサを備えるコンピュータに実行させ、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力するためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、第1の情報と、第2の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を実行させる、プログラム。
(付記18)建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、第1の情報と、第2の情報とに基づき、建物モジュールの構成情報を出力するステップと、により出力される建物モジュールの構成情報に従って製造された、建物モジュール。
10 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、130 表示操作受付部、161 ユーザ情報、22 通信IF、23 入出力IF、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、2021 電力条件データベース、2022 水条件データベース、2023 地域条件データベース、2024 建物条件データベース、2025 出力結果データベース、203 制御部

Claims (18)

  1. 制御部を備え、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力する情報処理システムであって、
    前記制御部は、
    前記建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記第1の情報と、前記第2の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、情報処理システム。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の情報として、前記建物モジュールに配置される候補となるエネルギーに関する装置の情報と、前記建物モジュールに配置される候補となる装置による前記エネルギーの供給量と消費量との予測に基づくシミュレーション結果の情報と、の入力を受け付けるステップと、
    前記エネルギーに関する装置の情報と、前記エネルギーのシミュレーション結果の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の情報として、前記建物モジュールに配置される、電力を消費する電気機器の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記電気機器の消費電力量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記電気機器の情報と、前記消費電力量のシミュレーション結果の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記電気機器の情報に基づき、前記電気機器の消費電力量を算出するステップを行う、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記制御部は、
    前記第1の情報として、さらに、前記建物モジュールに配置される発電装置の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記発電装置の発電量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記発電装置の情報と、前記発電量のシミュレーション結果の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、請求項3または請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記発電装置の情報に基づき、前記発電装置の発電量を算出するステップを行う、請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記制御部は、
    前記第1の情報として、さらに、前記建物モジュールに配置される蓄電装置の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記蓄電装置の蓄電量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記蓄電装置の情報と、前記蓄電量のシミュレーション結果の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、請求項5または請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記蓄電装置の情報に基づき、前記蓄電装置の蓄電量を算出するステップを行う、請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 電力系統からの電力供給、及び水供給系統から供給される水を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力する情報処理システムであって、
    前記制御部は、
    前記第1の情報として、前記建物モジュールに配置される、前記建物モジュール内で使用後の水を再利用するための水処理装置の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記水処理装置の処理量の予測に基づくシミュレーション結果の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記水処理装置の情報と、前記処理量のシミュレーション結果の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を行う、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記水処理装置の情報に基づき、前記水処理装置の処理量を算出するステップを行う、請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記制御部は、さらに、
    前記建物モジュールを、移動可能であり、独立して人が滞在可能な空間として稼働させるために必要な、前記建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様のシミュレーション結果を示す第3の情報を算出するステップと、
    前記第3の情報を出力するステップと、を行う、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. 前記第2の情報として、前記建物モジュールを設置する地域の気象情報を取得し、前記気象情報に基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップを行う、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  13. 前記気象情報として、前記建物モジュールを設置する地域における日射量、降水量、風力量、気温、湿度のいずれか1つまたは複数の情報を取得するステップを行う、請求項12に記載の情報処理システム。
  14. 前記構成情報として、前記建物モジュールの大きさ、前記建物モジュールを構成する部材の材質、厚さ、前記建物モジュールにおける窓の有無、窓の材質、窓の大きさ、前記建物モジュールにおける扉の有無、扉の材質、扉の大きさ、前記建物モジュールにおける滞在可能人数、前記建物モジュールの部屋数のいずれか1つまたは複数の情報を出力するステップを行う、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  15. 前記建物モジュールの構成情報をユーザに提示するステップを行う、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  16. プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力するための方法であって、
    前記方法は、前記プロセッサが、
    前記建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記第1の情報と、前記第2の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を実行する、方法。
  17. プロセッサを備えるコンピュータに実行させ、電力系統からの電力供給を使用しない場合における建物モジュールの構成情報を出力するためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記第1の情報と、前記第2の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、を実行させる、プログラム。
  18. 建物モジュールに配置される候補となる装置の仕様を示す第1の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記建物モジュールを設置する地域に関する第2の情報の入力を受け付けるステップと、
    前記第1の情報と、前記第2の情報とに基づき、前記建物モジュールの構成情報を出力するステップと、により出力される前記建物モジュールの構成情報に従って製造された、建物モジュール。
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