JP2016141932A - 建物 - Google Patents

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Masahiro Yamamoto
政博 山本
品川 幹夫
Mikio Shinagawa
幹夫 品川
室 直樹
Naoki Muro
室  直樹
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    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H1/00Buildings or groups of buildings for dwelling or office purposes; General layout, e.g. modular co-ordination or staggered storeys
    • E04H1/12Small buildings or other erections for limited occupation, erected in the open air or arranged in buildings, e.g. kiosks, waiting shelters for bus stops or for filling stations, roofs for railway platforms, watchmen's huts or dressing cubicles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station

Abstract

【課題】水道水の圧力を用いることなくミストを発生させ、かつ実感温度を比較的大きく低下させることを可能にする建物を提供する。
【解決手段】建物10は、外皮11と、外皮11により定められる空間13の内側における実感温度を空間13の外側よりも引き下げるように構成された機器と、電力系統から独立しており機器に電力を供給する電源設備とを備え、機器は、外皮11に取り付けられミストを噴霧するミスト発生装置と、空間13の内側に気流を形成する気流形成装置とを含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、実感温度を低下させることを可能にした建物に関する。
従来、建物においてミストを用いることにより温度を低下させる技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1では、ベランダを囲むルーバ部材内にミスト噴射用のパイプを設け、ミストの噴射によりベランダ内の温度を下げる構成が開示されている。また、特許文献1には、室外用温度センサにより検出された温度が設定温度以上になると、制御装置が、給水ポンプを作動させ、貯水タンクからパイプに冷水を流す動作が記載されている。
水を噴霧し水の気化熱を利用して気温を低下させる装置は、ベランダ以外には、たとえば、屋外、駅、工場の作業場などにおいて外気を冷却する目的で用いられている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2には、昆虫、動物などを忌避する薬液を水と混合した薬液混合水を噴霧する技術が記載されている。特許文献2では、水道水の圧力を利用し、他の動力源を用いずに、薬液混合水を噴霧することを可能にしている。特許文献2には、流量調整弁を回転させるモータを備えた構成も記載されている。
特開2012−241409号公報 特開2014−142089号公報
特許文献1、特許文献2に記載された技術から明らかなように、ミストを発生させるために水道水の圧力を利用できる場合は、ミストの発生に関して電力のようなエネルギーを消費する必要がない。しかしながら、屋外などに設置される簡易な建物では、水道配管に接続するための工事が容易ではなく、水道水の圧力を利用できない可能性がある。
本発明は、水道水の圧力が利用できない場合でもミストにより実感温度を低下させることを可能にした建物を提供することを目的とする。
本発明に係る建物は、外皮と、前記外皮により定められる空間の内側における実感温度を前記空間の外側よりも引き下げるように構成された機器と、電力系統から独立しており前記機器に電力を供給する電源設備とを備え、前記機器は、前記外皮に取り付けられミストを噴霧するミスト発生装置と、前記空間の内側に気流を形成する気流形成装置とを含んでいることを特徴とする。
本発明の構成によれば、電力系統から独立した電源設備から機器に電力を供給しているから、ミストを発生するための圧力を水道水の圧力ではなく、電気エネルギーによって得ることができる。また、電力系統から独立した電源設備からの電気エネルギーを用いて、ミストだけではなく、気流の形成も行うから、電力系統から受電することなく実感温度を比較的大きく低下させることが可能になる。
実施形態の外観を示す斜視図である。 実施形態の他の形状の外観を示す斜視図である。 実施形態の構成例を示すブロック図である。 実施形態に用いるミスト発生装置の概略構成図である。 実施形態に用いる散水装置の概略構成図である。 実施形態に用いるブラインドの配置例を示す図である。 実施形態に用いるブラインドの他の配置例を示す図である。 実施形態における電気系統の接続例を示す図である。 実施形態における電気系統の他の接続例を示す図である。 実施形態における太陽電池パネルの配置例を示す図である。 実施形態における太陽電池パネルの他の配置例を示す図である。
本実施形態において説明する建物は非居住用であり、道路、駅、公園、広場のように、人が往来あるいは集散する場所に設置されることを想定している。この種の建物は、たとえば、休憩所、待合室、東屋(gazebo)、停留所などとして用いられる。
建物は、原則として屋根を備えるが、壁を備えない場合がある。また、建物が壁を備える場合でも、屋根と壁とによって、閉塞空間が形成されるとは限らない。つまり、建物の外皮である壁の一部は開放されていてもよい。建物が壁を備える場合は、出入口となる開口部にドアを備えていてもよい。また、建物の外皮である天井と壁との少なくとも一方に開閉可能な窓が形成されていてもよい。
建物の形状に関する制限はとくになく、ピラミッド状のように、屋根と壁とが区別されない形状を採用することが可能である。建物が専有する地面の形状についても制限はとくになく、四角形状、円形状などのほか、さまざまに変形した形状を採用し得る。建物は、構造体として柱を用いることが望ましいが、柱を用いずに壁が構造体になる構成であってもよい。さらに、床は、建物を設置する場所の地面で兼用されることを想定しているが、建物が外皮として床を形成する部材を備えていてもよい。
以下では、図1に示すように、建物10が専有する地面の形状が長方形状(正方形状を含む)であり、建物10が屋根111と3枚の壁112、113、114とを外皮11として備える例を用いて説明する。この構成例では、建物10は、直方体状である外皮11のうち壁112、113、114を設けていない1つの面が開放されており、この1つの面が出入口12になる。つまり、壁112、113、114のうち、面積が最大である壁113に向かい合う面が出入口12を形成している。
本実施形態の建物10は、直方体状である外皮11の1つの面が開放され、この面が出入口12を形成しているから、建物10の外皮11により定められる空間13の内側と、空間13の外側との間で出入口12を通して空気が流通する。空間13の内側と外側との境界は、主として外皮11の形状により幾何学的に定められるが、実際には、建物10の機能に関する設計上の条件も考慮される。建物10の機能に関する設計上の条件は、たとえば、後述するエアカーテンを設けるか否かという条件、後述するミスト発生装置によりミストを噴霧する場所および量などの条件が含まれる。ただし、以下では、説明を簡単にするために、外皮11に囲まれた直方体状の空間領域を、外皮11により定められる空間13の内側として説明する。
以下の説明において、「建物10の空間13」は、空間13の内側の意味で用いる。本実施形態において、建物10の空間13は、屋根111と壁112、113、114により囲まれる空間領域であり、建物10を含む建物10の周辺の空間において、建物10の空間13を除く空間領域が空間13の外側になる。また、以下の説明において、建物10の出入口12となる一面を前面と呼ぶ。
建物10は、構造体であるフレーム141およびフレーム142に、屋根111を覆う屋根材151と、壁112、113、114を覆う壁材152、153、154とを取り付けた構造を有している。フレーム141は、柱を形成し、フレーム142は柱の間を結合する梁を形成する。フレーム141は、建物10の周囲の柱に加えて、間柱を構成することが可能であり、また、フレーム142は屋根111の周囲に加えて、屋根111の中間部分の構造体を構成することが可能である。
図1に示す構成例では、建物10の四隅にそれぞれフレーム141が建てられ、2本ずつのフレーム141の上端間がフレーム142で結合されている。すなわち、4本のフレーム142が矩形状に組まれている。図1に示す建物10は、フレーム141とフレーム142とを4本ずつ備えているが、フレーム141およびフレーム142の本数は、建物10の強度および外観を考慮して適宜に定められる。
本実施形態では、フレーム141とフレーム142とは、別部材を結合することにより一体化する構成を想定しているが、連続した一体物であってもよい。フレーム141およびフレーム142の材料は、構造体としての強度を確保でき、かつ建物10として様々な意匠を実現可能な材料が選択される。
たとえば、鉄あるいはアルミニウムのような金属であって外側に露出する表面に塗膜が形成された材料を、フレーム141とフレーム142との少なくとも一方に用いることが可能である。また、フレーム141あるいはフレーム142が、鉄あるいはアルミニウムのような金属の心材の表面を竹で覆った複合材料で形成されていれば、心材による強度に加えて、和の風合いと耐久性とを兼ね備えた柱を形成することが可能である。また、フレーム141あるいはフレーム142が、金属の心材の表面を木質材料あるいは合成樹脂で覆った複合材料で形成されていれば、強度に加えて、木質材料による天然素材の風合い、または合成樹脂によるモダンな印象を、醸成することが可能である。フレーム141またはフレーム142の表面が人工木と称する材料で覆われていてもよい。人工木は、木粉と合成樹脂とを混ぜ合わせて成型した材料であって、合成樹脂のみの成形品よりも木質に近い風合いが得られる。
図1に示す構成例では、フレーム141が金属と竹との複合材料で形成され、フレーム142が金属と合成樹脂との複合材料で形成されている。また、フレーム142において合成樹脂で形成された装飾部分の外観は丸太状であって中空に形成されている。フレーム142において丸太状に形成された装飾部分の表面には木肌を模擬した凹凸模様が形成され、装飾部分の端面には年輪を模擬した模様が形成されている。
本実施形態において、屋根111は、フレーム142と、建物10の上部を覆う板状の屋根材151とにより構成される。屋根材151は、フレーム142に取り付けられ、屋根材151の下面は建物10の天井を構成する。
図1に示す構成例では、屋根111の上面は、建物10が設置される面に対してほぼ平行に形成されている。ただし、屋根111の上面に勾配が付与されていると、屋根111の上面に沿って雨水を流すことが可能になり、屋根111から出入口12への雨水の落下を抑制することができる。なお、屋根111に落下した雨水を排出するために、屋根111を構成するフレーム142には雨水を集める樋が取り付けられ、樋と結合された縦樋がフレーム141に取り付けられる。樋で集められた雨水は、地面、道路の側溝、あるいは雨水用の下水管に排水されるが、雨水の一部が後述するミスト発生装置21と散水装置22との一方または両方で使用されるように、雨水の一部を回収する構成を設けてもよい。
屋根材151は、可視光を透過させ、かつ容易に割れない材料で形成される。この種の材料は、たとえば、アクリル板、強化ガラスなどから選択される。屋根材151は、透明あるいは乳白色の材料で形成され、両面が滑らかであることが望ましいが、磨りガラスのように表面に微細な凹凸を有しているか、または型板ガラスのように表面に型模様を有していてもよい。微細な凹凸あるいは型模様は、通常は屋根材151の片面に設けられるが両面に設けられていてもよい。屋根111を形成する屋根材151は、ハーフミラーを形成していてもよい。
屋根111を形成する屋根材151は、建物10の外側から建物10の空間13への赤外線の侵入を抑制する機能を有していることが望ましい。そのため、屋根材151は赤外線を反射するように構成されていることが望ましい。たとえば、赤外線を反射する皮膜で覆われた屋根材151、または赤外線を反射するフィルムが貼り付けられた屋根材151が用いられる。
屋根材151は、複数枚の板材により構成されていてもよい。このような屋根材151では、板材同士の間に空間が形成される。この種の屋根材151は、板材の間に形成された空間に、ブラインドが内蔵されていてもよい。ブラインドは、手動または電動で操作することにより、ブラインドを構成するスラット(すなわち、羽根あるいはルーバ)の向きを調節することが可能である。したがって、ブラインドの操作により、建物10の空間13に屋根材151を通して入射する光量を調節することが可能である。すなわち、日射強度が高い場合には透過率を下げて建物10の空間13の温度の上昇を抑制することが可能になり、日射強度が低い場合には透過率を上げて建物10の空間13への採光量の低下を抑制することが可能になる。ブラインドを構成するスラットは、皮膜またはフィルムによって赤外線を反射するように構成されていることが望ましい。
また、屋根材151は、透過率の制御が可能である調光ガラスを備えていてもよい。この種の調光ガラスには、光の照射により透過率が変化するフォトクロミック物質、または電気的に透過率を変化させることが可能なエレクトロクロミック物質が用いられる。屋根材151に調光ガラスが用いられていると、建物10への日射強度に応じて屋根材151の透過率を変化させることが可能になる。すなわち、日射強度が高い場合には透過率を下げて建物10の空間13の温度上昇を抑制し、日射強度が低い場合には透過率を上げて建物10の空間13への採光率を高めることが可能になる。このように透過率の制御を行うことにより、ブラインドを設ける場合と同様に、温度の上昇を抑制可能になり、あるいは採光量の低下を抑制可能になる。
なお、屋根材151は、可視光を透過させない材料で形成することが可能である。この場合、屋根材151は、屋根111の上面側を鏡面側とするミラーを形成していてもよい。また、屋根111からの採光が不要である場合、天井を形成する部材を屋根111の下方に配置し、屋根111と天井との間に形成される空間を、収納スペースとして利用することが可能である。屋根材151の上面は、後述するように光触媒で覆われていてもよい。
本実施形態において壁112、113、114は、フレーム141と、建物10の側面を覆う板状の壁材152、153、154とにより構成される。壁材152、153、154は、フレーム141に取り付けられる。
壁材152、153、154は、原則として、建物10の空間13が建物10の外側から視認可能になるように、透明な材料で形成される。また、壁材152、153、154は、屋根材151と同様に、容易に割れない材料で形成される。そのため、壁材152、153、154は、たとえば、アクリル板、強化ガラスなどから選択される材料で形成される。壁材152、153、154の外側面は、後述するように光触媒で覆われていることが望ましい。
さらに、壁材152、153、154は、建物10の外側から建物10の空間13への赤外線の侵入を抑制するために、赤外線を反射する機能を有していることが望ましい。たとえば、壁材152、153、154は、赤外線を反射する皮膜で覆われているか、または赤外線を反射するフィルムが貼り付けられていることが望ましい。
壁材152、153、154のそれぞれは、屋根材151と同様に、複数層の板材により構成されていてもよい。つまり、壁材152、153、154のそれぞれは、板材同士の間に空間が形成されていてもよい。屋根材151と同様に、壁材152、153、154はブラインドを備えていてもよく、壁材152、153、154は調光ガラスを用いて構成されていてもよい。
なお、屋根材151であれば、ブラインドあるいは調光ガラスを用いる場合に、透過率を最小にした状態において、建物10の空間13は建物10の外側から不可視になることが許容される。これに対して、壁材152、153、154は、ブラインドあるいは調光ガラスを用い、透過率を最小にした状態であっても、建物10の空間13は建物10の外側から見えるように透過率の調節範囲を定めていることが望ましい。このように、壁材152、153、154を通して 建物10の空間13が建物10の外側から見えるように構成していることにより、建物10の空間13に人の目が届くから、建物10の空間13に関する防犯性が高くなる。
ところで、3枚の壁112、113、114を構成しているすべての壁材152、153、154が透明である必要はなく、壁材152、153、154のうちの一部は、光を通さないように構成されていてもよい。図1に示す構成例では、壁112を構成する壁材152として、内部に収納スペースを有したキャビネット16を用いている。すなわち、キャビネット16は壁材として扱われる。図1に示す構成例では、2個のキャビネット16を用いて壁112の全面を形成しているが、キャビネット16は壁112の一部を形成していてもよい。キャビネット16に収納される収納物については後述する。
キャビネット16は、1枚の壁112だけではなく、3枚の壁112、113、114から選択される複数枚の壁にそれぞれ配置されていてもよい。一例で言えば、2枚の壁112、113にそれぞれキャビネット16が配置された建物10を構成することが可能である。この例では、一方のキャビネット16が壁112の全面を覆い、他方のキャビネット16が壁113の横方向における中央部を覆うように、キャビネット16が配置されていてもよい。もちろん、壁113の全面を覆うようにキャビネット16が配置されていてもよく、また、壁113の横方向における一端部にキャビネット16が配置されていてもよい。ただし、上述したように防犯性を確保するために、3枚の壁112、113、114のうちの一部は透明であることが望ましい。
なお、図1に示す建物10は、床を構成する部材を備えておらず、地面を床として兼用している。建物10の外皮11として床を構成する部材を用いる場合、床を構成する部材は、保水性あるいは透水性を有していることが望ましい。たとえば、建物10を設置する地面が舗装されているか否かにかかわらず保水性を有する床を形成すると、雨天時における水たまりの形成が抑制される。また、舗装されていない地面に建物10を設置する場合に、透水性を有する床を形成すると、雨水を地面に浸透させることができる。
フレーム141、142、屋根材151、壁材152、153、154(キャビネット16を含む)は、それぞれサイズが標準化されていることが望ましい。ここで、サイズが標準化されているとは、基準のサイズが定められているということである。たとえば、基準のサイズである屋根材151が提供されている場合、屋根111の面積に応じた枚数の屋根材151を並べることによって、様々なサイズの屋根111を構成することが可能になる。壁112についても、屋根111と同様に、壁材152が基準のサイズであれば、壁112の面積に応じた枚数の壁材152を並べることによって、様々なサイズの壁112を構成することが可能である。壁113、114についても、同様にして様々なサイズを選択することが可能である。
ところで、複数の屋根材151を並べて屋根111を構成する場合、屋根111の面積に応じて、屋根111を囲むフレーム142の長さが変更される。基準のサイズよりも長いフレーム142が必要になる場合、基準のサイズに対して整数倍の長さのフレーム142が必要である。ただし、連続した1本のフレーム142を用いずに、基準のサイズのフレーム142をジョイントで連結することにより基準のサイズよりも長いフレーム142を形成してもよい。この場合、基準のサイズのフレーム142だけで屋根111の面積の相違に対応することが可能になるから、フレーム142の品種を減らして在庫コストを低減させることが可能になる。なお、複数の屋根材151を並べて屋根111を構成する場合には、屋根材151同士を結合する結合用の桟を設けることが望ましい。
屋根111と同様に、壁112、113、114についても、面積に応じてフレーム142の長さの変更が必要になることがある。たとえば、壁112が基準のサイズである壁材152を複数用いて構成される場合、壁112の上端になるフレーム142は基準のサイズの整数倍になる。この場合、壁材152同士を結合する結合用の桟を設けることが可能であるが、建物10の強度を高めるために、壁材152の間にフレーム141を追加して配置することが望ましい。ここでは、壁112を例にして説明したが、壁113、114についても同様である。
ところで、建物10の高さが変更されることは少ないが、建物10の高さを調節する場合に備えて、フレーム141に継ぎ足して用いる延長フレームが用意されている。延長フレームは、フレーム142同士を結合するジョイントと同様に、基準のサイズのフレームにジョイントを用いて結合される。なお、延長フレームは、基準のサイズのフレーム141に比べて短い寸法に形成される。たとえば、フレーム141が2m70cmであるとすれば、延長フレームは60cmなどに設計される。なお、フレーム141が長さを調節可能に形成されていてもよく、またフレーム141と延長フレームとが入れ子状に結合される構造により、フレーム141と延長フレームとが結合された状態で長さが調節可能に構成されていてもよい。
なお、建物10の後部または前部に建てられるフレーム141は、図2のように、前後方向のフレーム142と上端部で一体に連続する構成であってもよい。図2では、建物10の構造以外の構成は省略している。
この形状のフレーム141を用いる場合、建物10の前後方向において前のフレーム141が省略されることがある。図2に示す建物10は、壁113が2枚の壁材153で構成され、3本のフレーム141のうちの1本により壁材153同士が連結されている。また、隣り合う2本ずつのフレーム141の間には屋根111を囲むフレーム142が配置されている。つまり、図2に示す建物10は、フレーム141の間が、フレーム142により結合されていることになる。
この構造の建物10は、屋根材151の枚数に応じてフレーム141およびフレーム142を追加すればよく、しかも、屋根111の面積にかかわらず、同程度の強度を維持することが可能である。したがって、建物10の規模にかかわらず、共通の部品を用いて建物10を構成することが可能であり、結果的に在庫コストの増加を抑制できる。
本実施形態の建物10は、主として夏季に使用することを想定している。そのため、建物10の空間13の実感温度を空間13の外側より引き下げることを可能にするように構成される。実感温度は温熱指標の一種であり、気温のほかに、相対湿度、風速、放射温度、作業量、着衣量などを考慮して計算される。実感温度の用語は、体感温度、修正有効温度などと同様の意味で用いている。実感温度を評価する温熱指数は種々知られている。屋外で適用可能な温熱指数としては、たとえば、OUT_SETが知られている。
建物10は、図3に示すように、建物10の空間13において建物10の外側に比べて実感温度を引き下げるように構成された機器20と、機器20に電力を供給する電源設備30とを備える。上述したように実感温度は、気温、相対湿度、風速、放射温度などによって変化する。そのため、機器20は、気温を下げる機能、気流を形成する機能、日射を遮る機能、建物10の空間13への熱の流入を抑制する機能などから選択される機能を実現するように構成される。
本実施形態の建物10は、気温を下げる機能を実現する機器20として、ミスト発生装置21を備える。また、ミスト発生装置21のほかに、気温を下げる機能を実現する機器20として、建物10は、屋根111と壁112、113、114との4面のうちの少なくとも1面に水を流す散水装置22を備えていてもよい。
ミスト発生装置21は、図4に示すように、主な構成として、水を蓄える貯水タンク211と、水を噴霧するノズル212と、貯水タンク211の水をノズル212まで送水するホース213と、水を加圧するポンプのような加圧装置214とを備える。貯水タンク211から加圧装置214で汲み出される水は、活性炭濾過、限外濾過、薬品添加、紫外線照射などから選択される技術を用いた処理装置を通ることにより消毒される。
ホース213はフレーム141、142の中に収納され、ノズル212はフレーム141、142の適宜箇所に取り付けられる。ノズル212は、たとえばフレーム142に取り付けられ、ミストは建物10の上部から噴霧される。ミストは身体あるいは衣服に接触しても濡れ感が生じない程度に粒径が設定されておりドライミストと呼ばれている。この種のミストの粒径は、5μmから20μm程度の範囲であり、粒径が小さいほど濡れにくくなる。一般的には、粒径は16μm以下に設定されており、粒径が5μmから6μm程度に設定される場合もある。なお、水は、香り成分などを含んでいてもよい。
ノズル212が壁112、113、114の上部に配置されていると、建物10の周囲で気化熱が奪われるから、建物10の周囲の気温が下がる。つまり、低い温度の空気層で建物10が包まれることにより、建物10の空間13に対して外側の熱気が伝達されにくくなる。また、壁112、113、114の外側でミストを発生させるから、ミストが建物10の空間13に入らず、ミストによる空間13の湿度の増加が抑制される。
なお、本実施形態では、ノズル212が建物10の外側に配置されているが、ノズル212を建物10の空間13にミストを発生させるように配置されていてもよい。ミストが空間13に噴霧されると、空間13の湿度が上昇する可能性があるが、ミストの粒径が小さく、かつ出入口12が開放されていれば、相対湿度の上昇は抑制される。
また、ノズル212は、建物10において出入口12の上部にも配置可能である。この場合、建物10における出入口12の近辺で気化熱が奪われることにより、建物10の空間13に外側よりも低い温度の空気を取り込むことが可能になる。また、出入口12の上部にエアカーテン23が配置される。エアカーテン23は、下向きの空気流を形成することによって、建物10の空間13と空間13の外側との間の空気の流通を抑制する。エアカーテン23を設けると、建物10の空間13への塵埃、昆虫などの侵入が抑制される。
散水装置22は、図5に示すように、主な構成として、水を蓄える貯水タンク221と、水を吐出させる散水ノズル222と、貯水タンク221の水を散水ノズル222まで送るホース223と、水を加圧するポンプのような加圧装置224とを備える。散水装置22から吐出した水は、建物10の外皮11に沿って流れるから、散水ノズル222の目詰まりが生じない程度に不純物が除去されていればよく、貯水タンク221に蓄える水は雨水でもよい。散水装置22は、水を消毒する処理装置が付加されていてもよい。
散水ノズル222は、外皮11の外側面に沿って広範囲に水を散布するように構成される。この種の散水ノズル222には、一般的には水を広範囲に散布するためにスプリンクラ用のノズルが用いられる。ただし、広範囲に水を散布しながらも、建物10の周囲に水が飛散しないように、散水ノズル222はスプレーノズルであることが望ましい。
散水ノズル222は、3面の壁112、113、114の外側面に水を散布することができるように、壁112、113、114のそれぞれの上部でフレーム142に配置される。また、屋根111に水を散布するように屋根111の4辺のうちの少なくとも1辺に配置されるフレーム142に散水ノズル222が配置される。なお、屋根111に水を散布する散水ノズル222は省略可能である。ミスト発生装置21と同様に、ホース223はフレーム141、142の中に収納される。
ところで、散水装置22から屋根111に散布された水は樋により回収される。また、散水装置22から壁112、113、114に散布された水の一部は、外皮11に沿って流れる間に蒸発し、蒸発しなかった水は壁112、113、114の下端に達することになる。この水は、壁112、113、114の下端部に配置された樋で受けられ、地面、道路の側溝、または雨水用の下水管に流される。また、壁112、113、114の外側の下部には、植物を植える樋状のプランタ、あるいは水槽が配置されていてもよい。プランタには土に代えて吸水性の樹脂が用いられ、樹脂から植物に水が供給される。散水装置22から散布された水の一部がプランタあるいは水槽で回収されることにより、建物10の周囲が濡れることがなく、しかも建物10の周囲に自然の風合いを醸し出すことが可能になるから、市街地に憩いの場所を提供することが可能になる。
上述した貯水タンク211と貯水タンク221とは、ミスト発生装置21と散水装置22とで共用してもよい。また、加圧装置214と加圧装置224とは、ミスト発生装置21と散水装置22とで共用してもよい。このように、貯水タンク211(221)および加圧装置214(224)が、ミスト発生装置21と散水装置22とで共用される場合、ミスト発生装置21のノズル212への通水と、散水装置22の散水ノズル222への通水とを選択する弁が設けられる。弁には、流路の開閉のみを行う電磁弁、または流量を調節する電動弁が用いられる。ノズル212と散水ノズル222とへの流路には、それぞれ複数個の電磁弁が配置されていてもよい。この構成では、電磁弁の開閉だけで、流量が複数段階に調節可能になる。
ところで、建物10の外皮11を形成する部材の外側面には、光照射により超親水性が
発現する光触媒の層が形成されていることが望ましい。つまり、屋根材151、および壁材152、153、154の外側面には、光触媒の層が形成されていることが望ましい。さらに、フレーム141、142についても、建物10の外側面となる部位に光触媒の層が形成されていることが望ましい。光触媒の層は、外皮11を形成する部材の外側面に光触媒を保持したフィルムの貼り付けにより形成される。また、光触媒の層は、外皮11を形成する部材の外側面に光触媒の吹き付けにより形成されてもよい。
この種の光触媒の層が外皮11の外側面に形成されていると、外皮11の外側面に汚れが付着しにくいだけでなく、散水装置22から吐出し外皮11の外側面に沿って流れる水が外皮11の表面に広がりやすく、外皮11において水の膜で覆われる面積が広がる。すなわち、散水装置22から吐出した水が蒸発する面積が広がり、単位面積当たりの水の蒸発量が増加する。言い換えると、気化熱により奪われる単位面積の熱量が大きくなり、外皮11の温度の低下を促進することになる。
ここに、外皮11を形成する部材が、複数枚の板材の間に空気層を有する構造であり、空気層の空気を建物10の空間13に流通させるように構成されていれば、水の蒸発によって冷却された空気層の冷気を、空間13の任意の場所に取り出すことが可能になる。たとえば、外皮11で形成した冷気を建物10の中央付近に導くこと、あるいは建物10の空間13において人が存在する局所の空間領域を冷やすように冷気を導くことなどが可能になる。なお、外皮11に空気層が形成されていない場合は、空間13の空気を攪拌し、外皮11の周辺で形成された冷気を空間13に行き渡らせるように構成されることが望ましい。
本実施形態の建物10は、空間13に存在する人の実感温度を引き下げる機器20として、空間13に気流を形成する気流形成装置24を備える。気流形成装置24は、空気循環機(サーキュレータ)、送風機、扇風機などから選択される。さらに、気流形成装置24として、建物10の空間13の空気を建物10の外に排出する換気扇を備えていてもよい。空気循環機、送風機は、主として建物10の空間13における空気を攪拌する目的で用いられ、扇風機は、主として空間13に存在する人に風を当てる目的で用いられる。
上述したように、実感温度は、気温、風速のほかに、相対湿度、放射温度によっても変化する。機器20としてデシカント空調機を設けると、気温と相対湿度との両方を下げることが可能であり、また気流形成装置24として兼用することが可能である。
放射温度を下げるには、建物10の空間13に建物10の外側から流入する輻射熱を低減させる必要がある。そのため、輻射熱の流入を抑制する機器20としては、建物10の外皮11に沿って配置されるブラインド25が用いられる。ブラインド25は、図6のように複数枚のスラット251を備え、モータの動力でスラット251の向きが変更できるように構成される。
建物10の空間13が建物10の外側から見えるように、ブラインド25のスラット251は、可視光に対して透明であることが望ましいが、輻射熱を抑制するために赤外線の透過量を低減させるように構成される。すなわち、スラット251において建物10の外向きになる面は、赤外線の反射と吸収との少なくとも一方を行うことによって赤外線の透過量を低減させる機能が付与される。赤外線の透過量を低減させる機能をスラット251に付与するために、スラット251に赤外線反射吸収フィルムが貼り付けられるか、またはスラット251に赤外線反射吸収コーティングが施される。
屋根材151と壁材152、153、154とのいずれかにブラインドが内蔵されている場合、内蔵されたブラインドをブラインド25に代えて用いてもよい。つまり、図7に示すように、屋根材151と壁材152、153、154とのいずれかが複数枚の板材155で形成されている場合に、対である2枚の板材155の間にブラインド25が配置されていてもよい。なお、図6、図7には、壁材152を例示しているが、壁材153、壁材154も同様の構成を採用可能であり、また屋根材151も同様の構成を採用することが可能である。
上述した構成例では、建物10の外部からの輻射熱の流入を抑制するためにブラインド25を用いているが、ブラインド25に代えてカーテンを用いることも可能である。カーテンを用いる場合も、カーテンは、可視光を透過させ、赤外線の透過量を低減させるように構成される。また、夜間のように、建物10への輻射熱の流入を抑制する必要がない期間には、ブラインド25あるいはカーテンは開放されることが望ましい。
ミスト発生装置21、散水装置22、気流形成装置24、ブラインド25などの機器20は、様々な条件に応じて動作を制御する必要がある。たとえば、雨天時であれば、夏季であっても、通常の動作であれば、ミスト発生装置21と散水装置22とは停止させ、ブラインド25は開放することが望ましい。一方、晴天時であれば、ミスト発生装置21と散水装置22と気流形成装置24とを作動させ、ブラインド25は閉じておくことが望ましい。しかも、ミスト発生装置21と散水装置22と気流形成装置24とは、日射強度、気温、相対湿度などの条件に合わせて動作を調節する必要がある。同様に、ブラインド25は、日射による輻射熱が建物10の空間13に流入する時間帯には閉じることが必要であるが、輻射熱が空間13に流入しない時間帯には開放されていることが望ましい。そのため、建物10に対する太陽の位置に応じて、屋根111と3面の壁112、113、114とにそれぞれ対応する位置のブラインド25の開閉の状態を定めることが望ましい。
上述のように、機器20の動作を制御するために、建物10は制御装置40を備える。制御装置40は、図3に示すように、ミスト発生装置21、散水装置22、エアカーテン23、気流形成装置24、ブラインド25などの機器20に動作を制御する指示情報を与え、機器20の動作状態に応じた監視情報を受け取る。また、制御装置40には、建物10の空間13および建物10の外側の環境を監視する複数のセンサ42が接続される。センサ42が監視する環境は、気温、日射強度、相対湿度、天候などである。
建物10の内部に人が居るか否か、人が居る場合の人数などを監視するために、センサ42として監視カメラが配置されていることが望ましい。図1に示す構成例では、風鈴の形状を模擬した監視カメラ421が配置されている。監視カメラ421は、建物10の空間13における人の状況に応じて空間13の環境を制御するために用いられるほか、映像が監視されかつ記録されることにより、セキュリティ用にも用いられる。
機器20と制御装置40とは接続線により接続され、接続線を通る電気信号によって機器20と制御装置40との間で指示情報および監視情報が伝送される。また、接続線は、機器20および制御装置40に電力を供給する電路としても用いられる。
ここに、機器20および制御装置40に第1の接続部が設けられ、接続線に第2の接続部が設けられる。第1の接続部と第2の接続部とは、結合と分離とが可能であって、第1の接続部と第2の接続部とが、機械的に結合された状態で電気的に接続される。第1の接続部および第2の接続部は、複数のコンタクト(接触子)を備えるコネクタを用いて構成される。すなわち、接続線は、複数本の電線の束であって、機器20と制御装置40との間で電気信号を伝送する機能と、機器20および制御装置40に電力を供給する機能とを持つ。
上述した構成例では、第1の接続部および第2の接続部として、コンタクトが直接接触する構成を想定しているが、非接触で信号および電力を伝達するように構成される構成であってもよい。第1の接続部と第2の接続部との間で非接触で信号を伝送する場合は、電界、磁界、電波、光のいずれかが伝送媒体に用いられる。また、第1の接触部と第2の接触部との間で非接触で電力を供給する場合は、磁界共鳴、電界共鳴、電磁誘導などから選択される技術が採用される。
図8に示す構成例は、機器20と制御装置40と電源設備30とに設けた第1の接続部411と、機器20と制御装置40と電源設備30との間を接続する接続線41に設けた第2の接続部412との間で、信号および電力を非接触で受け渡す例である。図8に示す例では、第1の接続部411および第2の接続部412が、少なくとも一方に内蔵された永久磁石の磁力によって機械的に結合される構成を想定している。第1の接続部411と第2の接続部412とは、可動部分を持つ機械的構造により機械的に結合させることが可能である。この構成に対して、図8に示す構成では、第1の接続部411と第2の接続部412とに可動部分を設けることなく磁力で機械的に結合する構成を採用しているから、水分あるいは塵埃の影響を受けることがなく、メンテナンスが容易である。
電源設備30から機器20および制御装置40に電力を供給する経路では、第1の接続部411と第2の接続部412との一方は、非接触で電力を供給する給電装置を備え、他方は給電装置から受電する受電装置を備える。制御装置40は、機器20だけではなく電源設備30に対しても指示情報を与え、かつ機器20だけではなく電源設備30からも監視情報を受け取る。制御装置40と機器20との間および制御装置40と電源設備30との間において、指示情報と監視情報とを授受する経路では、第1の接続部411と第2の接続部412とが、それぞれ信号を双方向に伝送する伝送装置を備える。伝送装置は、上述したように、電界、磁界、電波、光のいずれかを伝送媒体として非接触で信号の伝送を行う。
給電装置および受電装置は非接触で電力を受け渡すように構成され、また伝送装置も非接触で信号を伝送するように構成されているから、第1の接続部411および第2の接続部412は電極が露出しないように構成可能になる。すなわち、第1の接続部411および第2の接続部412の防水性および防塵性が確保される。
接続線41は、引き回しが可能になるように、キャブタイヤケーブルのように柔軟に形成することが可能である。ところで、機器20と制御装置40と電源設備30との少なくとも一部はキャビネット16に収納される。ここで、キャビネット16の中の接続線41は、図9に示すように、硬質な(rigid)棒状に形成することが可能である。図9に示す接続線41は、棒状である電気導体の芯線が合成樹脂の絶縁被覆で覆われた構造を有している。
接続線41には長手方向において複数個の伝送装置413が等間隔に配置されている。さらに、接続線41には受電装置414と給電装置415とが、それぞれ1個以上設けられる。たとえば、1本の接続線41は、1個から3個程度の受電装置414と、2個から5個程度の給電装置415とを備える。また、伝送装置413に隣接して受電装置414と給電装置415との一方が配置される。
キャビネット16には、電源設備30の一部と制御装置40とが収納される。また、機器20の種類によっては、機器20の一部がキャビネット16に収納される。キャビネット16に収納される機器20は、ミスト発生装置21の貯水タンク211および加圧装置214と、散水装置22の貯水タンク221および加圧装置224である。このように、キャビネット16の収納物になる機器20は水を流すから、電源設備30および制御装置40を収納物とするキャビネット16とは別に設けられていることが望ましい。
ただし、電源設備30および制御装置40は防水型のケースに収納されており、上述したように、建物10の内部において、電力の供給および信号の伝送はともに非接触で行われるから、電気系統に水が浸入することはない。つまり、キャビネット16の内部に仕切壁が形成され、かつキャビネット16に排水用のドレインが設けられる程度の対策が施されていれば、単一のキャビネット16に、機器20と電源設備30と制御装置40とを収納可能である。
キャビネット16の収納物が備えるケースは、基準のサイズが定められていることが望ましい。基準のサイズは、接続線41における伝送装置413の配置間隔で定められる。すなわち、収納物の基準のサイズのうち、接続線41の長手方向における寸法は、伝送装置413が配置されている間隔により規定される。したがって、キャビネット16の収納物が、接続線41の長手方向において、伝送装置413の間隔の整数倍の寸法を持つようにモジュール化されていれば、キャビネット16への収納物の種類、配置、個数に関する自由度が高くなる。キャビネット16の収納物に関する他の方向の寸法については、キャビネット16の内部空間により制限される。
ここで、接続線41における伝送装置413とキャビネット16の収納物に設けられた伝送装置との位置合わせが必要である。受電装置414および給電装置415についても収納物との位置合わせが必要である。そのため、接続線41と収納物とは、位置合わせ用の凹部と凸部とを嵌め合わせるように構成される。凹部と凸部とは接続線41と収納物とのどちらに設けられていてもよい。なお、接続線41と収納物とは、磁石の磁力を用いて位置合わせを行うようにしてもよい。さらに、収納物がキャビネット16に対して固定されるように、キャビネット16には収納物を取り付けるための取付台が設けられる。
ところで、本実施形態の電源設備30は、電力系統に接続することなく建物10で使用する電力を確保できるように構成される。そのため、電源設備30は、屋根111の上に搭載された太陽電池パネル31と、キャビネット16に収納されたパワーコンディショナ32と、キャビネット16に収納された蓄電池33とを備える。建物10の空間13にはベンチ17が設置されるから、パワーコンディショナ32と蓄電池33との少なくとも一方について、ベンチ17の内部空間を収納スペースに用いることも可能である。ここに、ベンチ17は、冷涼感が得られるように、表面が人造大理石のような石質材で形成されていることが望ましい。
図1に示す建物10では、建物10が設置されている面に対して、屋根111の上面がほぼ平行であるから、太陽光から受けるエネルギー密度を高めて発電量を増やすために、太陽電池パネル31は、図10のように、屋根111に対して傾けて取り付けられる。屋根111に対する太陽電池パネル31の角度が適切に設定されることにより、太陽電池パネル31が太陽光から受けるエネルギー密度が高くなるだけではなく、太陽電池パネル31の温度上昇が抑制されるから発電効率の低下を抑制すること可能になる。
ところで、一般的な太陽電池パネル31は、太陽光を一面でのみ受光する。一方、両面で受光することが可能になるように構成された太陽電池パネル31が知られている。この種の太陽電池パネル31は、両面から太陽光が入射するように配置すると、太陽の方位および高度の変化に対する発電量の変動を抑制することが可能である。
本実施形態では、屋根111の上面に対して太陽電池パネル31が傾斜するように、屋根111の上に取り付けられた架台の上に太陽電池パネル31が搭載されている。したがって、屋根111の上面と太陽電池パネル31の下面との間に隙間が形成されている。したがって、光を両面から入射させる太陽電池パネル31を用い、この隙間を通して太陽電池パネル31の下面に光を照射することによって、単位面積当たりの発電量の増加が見込める。この場合、屋根111の上面は、太陽電池パネル31の発電に寄与する波長域(通常は可視光域)の光を反射するように形成されることが望ましい。
たとえば、屋根111の上面に白色系の塗装を施すか、屋根材151をミラーとすることによって、太陽電池パネル31の発電量を増加させることが可能である。なお、上述したように屋根材151をハーフミラーとすれば、太陽電池パネル31の発電量を増加させるだけではなく、屋根111から建物10の空間13への採光も可能になる。
太陽電池パネル31が日中に発電した電力は、機器20の運転により消費される。ただし、晴天日における太陽電池パネル31の発電量は、機器20の運転により消費される電力量を上回るように設計されている。太陽電池パネル31で発電され機器20で消費されない余剰の電力は、蓄電池33に蓄えられる。蓄電池33は、リチウムイオン電池を想定しているが、鉛蓄電池などの他の蓄電池を用いることも可能である。
ところで、本実施形態の建物10は、電力系統に接続しておらず、太陽電池パネル31で発電した電力により機器20が動作する。そのため、太陽電池パネル31が発電した直流電力を交流電力に変換せずに、機器20に供給する構成を採用することが望ましい。すなわち、建物10の内部の電力系統を直流系統のみとすることによって、電力を変換する際の変換ロスが低減される。この構成では、パワーコンディショナ32は、直流電圧の安定化を行うように機能し、直流電力から交流電力への変換は行わない。すなわち、電源設備30は、直流電力を出力するように構成される。
なお、建物10は、屋根111に太陽電池パネル31が搭載されるだけではなく、図11のように、壁112の壁材152に太陽電池パネル34が配置されていてもよい。壁材152に太陽電池パネル34を配置する場合、太陽電池パネル34は、壁材152の外側面に対して隙間を介して配置されていることが望ましい。また、太陽電池パネル34の上端は壁材152の上端よりも下に位置し、太陽電池パネル34の下端は壁材152の下端よりも上に位置するように配置される。さらに、太陽電池パネル34を覆う庇156が壁材152の上端に形成される。
図11に示す構造を採用すると、太陽電池パネル34と壁材152との間に空気層が形成され、しかも、空気層の上端部および下端部は外気につながっているから、図11に矢印で示すように、空気層に外気が流通する。空気層の空気は太陽電池パネル34を通して流入する熱により加熱されるから、煙突効果が生じ、空気層の下端部から流入した空気が上端部から排出されるように空気流が生じる。その結果、空気層の空気流により太陽電池パネル34の温度上昇が抑制され、かつ壁材152を通して空間13に流入する熱量が低減される。
上述した構成例では、実感温度を引き下げるための機器20について説明したが、建物10には、夜間の使用を考慮して照明装置26(図3参照)が配置される。照明装置26は、発光ダイオードのような低消費電力の光源を備える。また、建物10には、様々な情報を提供するための表示装置が設けられていてもよく、必要に応じてインターネットのような電気通信回線に接続された無線通信用のアクセスポイントが設けられていてもよい。
図3のように、建物10は、インターネットあるいは移動体通信網のような電気通信回線51と接続可能な通信インターフェイス部52(以下、「通信I/F部」と記載する)を備える。通信I/F部52は、電気通信回線51を通して管理装置50と通信可能であり、管理装置50は、建物10に設けられた機器20、照明装置26などの監視および制御を行う。すなわち、管理装置50により建物10の機器20、電源設備30、制御装置40などの遠隔監視が可能になり、また、管理装置50から制御装置40を通して機器20、電源設備30に対する遠隔制御が可能になる。換言すれば、制御装置40は、通信I/F部52を介して管理装置50から取得した機器制御命令に応じて、対応する機器20、電源設備30の動作を制御する。また、制御装置40は、通信I/F部52を介して管理装置50から取得した監視命令に応じて、対応する機器20、電源設備30、制御装置40などの動作状態を管理装置50へ通知する。
図3では管理装置50が1個の通信I/F部52と通信可能になっているが、管理装置50は複数の通信I/F部52と通信可能であることはいうまでもない。すなわち、管理装置50は、建物10ごとの識別情報(通信用のアドレス)を用いて、個々の通信I/F部52と個別に通信することが可能になっている。なお、1つの建物10の監視および制御は、複数台の管理装置50から行うように構成してもよい。
なお、建物10を設置する向きには、とくに制限はない。ただし、建物10の内側の空間13に直射日光が入射すると、建物10の内側の空間13の実感温度が上昇する可能性があるから、建物10の開放された面は、南向きではないことが望ましい。出入口12からの日射を抑制するために、出入口12の上部に、庇、オーニングのような日除けを設けてもよい。出入口12からの出幅が電動で調節可能なオーニングを用いると、太陽の方位および高度に応じてオーニングの出幅を自動調節することが可能になる。
また、上述した構成例では、出入口12が開放され、エアカーテン23を用いて建物10の内外における空気の流通を抑制しているが、出入口12にドアを備える構成を採用することも可能である。太陽電池パネル31は、照射される日射量を高めるために、太陽電池パネルは南に向かって下り傾斜するように配置されることが望ましい。
本実施形態の建物10は、太陽電池パネル31と蓄電池33とを備え、電力系統から独立して電力の供給を行っている。ただし、電力系統との接続が容易であれば、太陽電池パネル31で発電した電力に余剰が生じたときに電力系統に逆潮流を行い、蓄電池33に蓄電した電力の不足を補うために電力系統から受電することを可能にしてもよい。電力系統と接続する場合には、電力メータの設置が必要になる。また、電力以外にも、上水道との接続、ガス管との接続などを可能にしてもよい。これらの公共設備と接続する場合に備えて、電力系統との接続口、上水道との接続口、ガス管との接続口などを備えたキャビネット16を設けてもよい。
上述した構成例において、電源設備30は、太陽電池パネル31とパワーコンディショナ32と蓄電池33とを備えているが、他の技術を用いて電力を得るように構成されていてもよい。すなわち、電源設備30は、液体燃料を用いるエンジン発電機、ガスエンジン発電機、燃料電池システム、小型風力発電システムなどを用いる構成であってもよい。電源設備30が燃料を要する場合、建物10の外部から燃料を受け取るか、建物10に燃料を貯蔵する容器を設ける。
以上説明した本実施形態の建物10は、外皮11と、外皮11により定められる空間13の内側における実感温度を空間13の外側よりも引き下げるように構成された機器20と、電力系統から独立しており機器20に電力を供給する電源設備30とを備える。機器20は、外皮11に取り付けられミストを噴霧するミスト発生装置21と、空間13の内側に気流を形成する気流形成装置24とを含んでいる。
この構成によれば、電力系統から独立した電源設備30からミスト発生装置21を含む機器20に電力を供給しているから、ミストを発生するための圧力を水道水の圧力ではなく、電気エネルギーによって得ることができる。また、電力系統から独立した電源設備30からの電気エネルギーを用いて、ミストだけではなく、気流の形成も行うから、電力系統から受電することなく実感温度を比較的大きく低下させることが可能になる。
また、建物10において、機器20および電源設備30のケースには基準のサイズが定められており、外皮11の一部を構成するキャビネット16に、基準のサイズの整数倍のサイズであるケースが収納されていることが望ましい。
この構成によれば、キャビネット16に収納される機器20と電源設備30とが基準のサイズにモジュール化されているから、キャビネット16への収納物の種類、配置、個数に関する自由度が高くなる。
建物10において、電源設備30は、直流電力を出力するように構成されることが望ましい。この場合、機器20は、電源設備30が出力した直流電力により動作することが望ましい。
この構成によれば、建物10の範囲において直流電力を交流電力に変換する必要がないから、電源設備30から供給される電力の損失を減らして効率よく使用することが可能になる。
この建物10において、電気通信回線51を通して管理装置50と通信する通信インターフェイス部52をさらに備えることが望ましい。この場合、機器20は、通信インターフェイス部52を介して管理装置50から取得した機器制御命令に応じて動作することが可能である。
この構成によれば、通信インターフェイス部52と管理装置50とが通信することにより、管理装置50による建物10の遠隔監視が可能になり、建物10の機器20および電源設備30について、管理装置50から遠隔制御を行うことが可能になる。
外皮11のうち壁112、113、114を構成する壁材152、153、154の少なくとも一部は可視光に対して透明であって、機器20は、壁材152、153、154に重ねて配置されるブラインド25を含んでいることが望ましい。この場合、ブラインド25を構成するスラット251は、赤外線の透過量を低下させ、かつ可視光に対して透明であることが望ましい。
この構成によれば、太陽の位置に応じてブラインド25を調節することによって、空間13への赤外線の入射量を制限し、空間13の温度上昇を抑制することが可能になる。また、ブラインド25を構成するスラット251が可視光に対して透明であるから、空間13が外側から見え、他人の目が届くことにより防犯性が高くなる。
電源設備30は、外皮11のうちの屋根111の上面に対して傾斜するように搭載された太陽電池パネル31を備え、太陽電池パネル31は、両面から受光して発電する構成であって、屋根111の上面は可視光を反射するように構成されていることが望ましい。
この構成によれば、太陽電池パネル31を屋根111の上面に対して傾斜させ、しかも屋根111の上面で可視光を反射させるから、太陽電池パネル31の両面に光を照射することが可能になる。太陽電池パネル31は、両面から光を受けて発電するから、この構成によって、単位面積当たりの発電量の増加が期待できる。
機器20は、外皮11の少なくとも一部の外側面に沿って、水を主成分とする液体を散布する散水装置22を含むことが望ましい。
この構成によれば、外皮11に水を流すことにより気化熱で外皮11が冷やされ、実感温度をより引き下げることが可能になる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
10 建物
11 外皮
13 空間
16 キャビネット
20 機器
21 ミスト発生装置
22 散水装置
24 気流形成装置
25 ブラインド
30 電源設備
31 太陽電池パネル
50 管理装置
51 電気通信回線
52 通信インターフェイス部
111 屋根
112、113、114 壁
152、153、154 壁材
251 スラット

Claims (7)

  1. 外皮と、
    前記外皮により定められる空間の内側における実感温度を前記空間の外側よりも引き下げるように構成された機器と、
    電力系統から独立しており前記機器に電力を供給する電源設備とを備え、
    前記機器は、
    前記外皮に取り付けられミストを噴霧するミスト発生装置と、
    前記空間の内側に気流を形成する気流形成装置とを含んでいる
    ことを特徴とする建物。
  2. 前記機器および前記電源設備のケースには基準のサイズが定められており、
    前記外皮の一部を構成するキャビネットに、前記基準のサイズの整数倍のサイズである前記ケースが収納されている
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 前記電源設備は、直流電力を出力するように構成され、
    前記機器は、前記電源設備が出力した前記直流電力により動作する
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
  4. 電気通信回線を通して管理装置と通信する通信インターフェイス部をさらに備え、
    前記機器は、前記通信インターフェイス部を介して前記管理装置から取得した機器制御命令に応じて動作する
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
  5. 前記外皮のうち壁を構成する壁材の少なくとも一部は可視光に対して透明であって、
    前記機器は、前記壁材に重ねて配置されるブラインドを含んでおり、
    前記ブラインドを構成するスラットは、赤外線の透過量を低下させ、かつ可視光に対して透明である
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
  6. 前記電源設備は、前記外皮のうちの屋根の上面に対して傾斜するように搭載された太陽電池パネルを備え、
    前記太陽電池パネルは、両面から受光して発電する構成であって、
    前記屋根の上面は可視光を反射するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
  7. 前記機器は、
    前記外皮の少なくとも一部の外側面に沿って、水を主成分とする液体を散布する散水装置を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
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