JP2023065286A - 通信システム、通信装置、および通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、および通信方法 Download PDF

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眞生 山本
Masao Yamamoto
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Abstract

【課題】第1装置の誤組み付けを検出する通信システム、通信装置、および通信方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る通信システムは、複数の第1装置と、第2装置とを備える。第2装置は、複数の第1装置と無線通信を行い、複数の第1装置から情報を取得する。第2装置は、各第1装置と第2装置との間の無線通信によって取得される第1受信データと、各第1装置間の無線通信によって取得される第2受信データとに基づいて、複数の第1装置の組み付け状態を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、通信装置、および通信方法に関する。
従来、複数の監視モジュールと、電池ECU(Electronic Control Unit)との間で無線通信を行い、各監視モジュールから電池情報を取得する電池監視システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-87661号公報
従来の電池監視システムでは、各監視モジュールは予め設定された電池の情報を取得するように組み付けられる。監視モジュールが予め設定された電池とは異なる電池に組み付けられた場合、電池ECUは、誤った電池情報を監視モジュールから取得する。このような誤検知は、電池監視システムに限られず、複数の第1装置から第2装置が情報を取得する通信システムにおいても生じ得る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、第1装置の誤組み付けを検出する通信システム、通信装置、および通信方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る通信システムは、複数の第1装置と、第2装置とを備える。第2装置は、複数の第1装置と無線通信を行い、複数の第1装置から情報を取得する。第2装置は、各第1装置と第2装置との間の無線通信によって取得される第1受信データと、各第1装置間の無線通信によって取得される第2受信データとに基づいて、複数の第1装置の組み付け状態を検出する。
実施形態の一態様によれば、第1装置の誤組み付けを検出することができる。
図1は、第1実施形態に係る電池システムを示す概略構成図である。 図2は、第1実施形態に係るSBMを示すブロック図である。 図3は、RSSIが計測されるSBM間の距離と、RSSIとの関係を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る電池ECUを示すブロック図である。 図5は、電池ブロックにSBMが正しく組み付けられた場合の第1実RSSIと第1正常RSSIとの関係を示す図である。 図6は、電池ブロックにSBMが正しく組み付けられていない場合の第1実RSSIと第1正常RSSIとの関係を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る組み付け状態検出処理を説明するフローチャートである。 図8は、各第1判定範囲を説明する図である。 図9は、SBMにおける第2判定範囲の一例を説明する図である。 図10は、各電池ブロックにSBMがそれぞれ接続されている場合の第1実RSSIと、第1判定範囲との一例を示す図である。 図11は、各電池ブロックにSBMがそれぞれ接続されていない場合の第1実RSSIと、第1判定範囲との一例を示す図である。 図12は、各電池ブロックにSBMがそれぞれ接続されている場合の第2実RSSIと、第2判定範囲との一例を示す図である。 図13は、各電池ブロックにSBMがそれぞれ接続されていない場合の第2実RSSIと、第2判定範囲との一例を示す図である。 図14は、第2実施形態に係る組み付け設定処理を説明するフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る通信システム、通信装置、および通信方法について詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
通信システムは、例えば、車両用の電池システムに用いられる。車両は、ハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV:Electric Vehicle)および燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)等である。なお、通信システムは、家庭用の電源システムに用いられてもよい。
(電池システム)
電池システム1について図1を参照し説明する。図1は、第1実施形態に係る電池システム1を示す概略構成図である。
電池システム1は、組電池2と、複数の監視モジュール3(第1装置、装置)と、電池ECU4(第2装置)とを備える。
組電池2は、車両のモータなどの負荷に電力を供給する電力源である。組電池2は、複数の電池ブロック7を備える。組電池2は、複数の電池ブロック7が直列に接続されて構成される。図1では、4つの電池ブロック7が直列に接続される一例を示すが、これに限られることはない。組電池2に含まれる電池ブロック7の数は、2、または3であってもよく、5以上であってもよい。電池ブロック7は、例えば、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などである。電池ブロック7は、複数のセルを含む。以下では、4つの電池ブロック7を区別する場合に、電池ブロック7A、電池ブロック7B、電池ブロック7C、および電池ブロック7Dとして説明することがある。
監視モジュール3は、電池ブロック7に対応して設けられる。4つの電池ブロック7が設けられる場合、各電池ブロック7に対応して4つの監視モジュール3が設けられる。監視モジュール3は、電池ブロック7の情報を取得する。監視モジュール3は、電池ブロック7の電圧、および電池ブロック7の温度を検出する。監視モジュール3は、電池ブロック7の各セルの電圧を検出してもよい。以下では、監視モジュール3をSBM(Satellite Battery Module)と称する。
4つのSBM3を区別する場合、SBM3A、SBM3B、SBM3C、およびSBM3Dとして説明することがある。SBM3Aは、電池ブロック7Aの情報を取得するように電池ブロック7Aに取り付けられる。同様に、SBM3Bは、電池ブロック7Bに取り付けられる。SBM3Cは、電池ブロック7Cに取り付けられる。SBM3Dは、電池ブロック7Dに取り付けられる。
電池ECU4は、各電池ブロック7の状態を監視する。電池ECU4は、各SBM3によって検出された各電池ブロック7の電圧のデータ、および各電池ブロック7の温度のデータに基づいて、各電池ブロック7の状態や、組電池2の状態を監視する。電池ECU4は、例えば、各電池ブロック7の劣化状態や、各電池ブロック7における異常発生を監視する。また、電池ECU4は、組電池2のSOC(State of Charge)を算出する。
電池システム1では、電池ECU4と、複数のSBM3とは、無線通信、具体的には、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)によってデータを送受信する。すなわち、各SBM3は、電池ECU4とBLEによってそれぞれ接続される。電池システム1では、起動時に各SBM3と電池ECU4との無線通信が確立される。
電池ECU4は、接続対象である各SBM3のアドレスに基づいて各SBM3との無線通信による接続を行う。
各SBM3は、電池システム1として組み立てられる時に、監視する電池ブロック7、すなわち組み付けられる電池ブロック7が決められている。従って、組電池2における電池ブロック7は、SBM3のアドレスによって管理される。電池ECU4は、アドレスに基づいてSBM3と無線接続することで、組電池2における電池ブロック7を把握し、各電池ブロック7の状態を監視する。
そのため、SBM3が本来組み付けられる電池ブロック7とは異なる電池ブロック7に組み付けられ、SBM3の誤組み付けが生じた場合、電池ECU4は、各電池ブロック7の状態を正確に検出できない。具体的には、SBM3の誤組み付けが生じた状態で、電池ECU4がSBM3のアドレスに基づいて電池ブロック7の状態を検出した場合、電池ECU4は、組電池2における電池ブロック7の状態を誤検出するおそれがある。実施形態に係る電池システム1は、このような課題を解決することを目的とする。
電池ECU4は、各SBM3から受信するアドバタイジングの受信信号強度(第1受信データ)、具体的にはRSSI(Received Signal Strength Indicator)を計測する。また、複数のSBM3では、各SBM3間の無線通信によってSBM3のアドバタイジングの受信信号強度(第2受信データ)、具体的にはRSSIが計測される。電池ECU4は、電池ECU4による各SBM3のRSSIの計測結果、および各SBM3間におけるRSSIの計測結果に基づいて、複数のSBM3の組み付け状態を検出する。以下において、詳細に説明する。
(SBM)
次に、SBM3について図2を参照し説明する。図2は、第1実施形態に係るSBM3を示すブロック図である。SBM3は、通信部10と、制御部11と、記憶部12とを備える。なお、複数のSBM3は、同じ構成である。
通信部10は、電池ECU4と無線通信によってデータを送受信する。通信部10は、電池ECU4から、電池ブロック7の状態を検出するための指示信号を受信する。通信部10は、電池ブロック7の状態に関するデータを電池ECU4に送信する。
通信部10は、他のSBM3から無線通信によってアドバタイジングを受信する。また、通信部10は、他のSBM3に無線通信によってアドバタイジングを送信する。例えば、SBM3Aは、他のSBM3B~3Dからアドバタイジングを受信する。また、SBM3Aは、他のSBM3B~3Dにアドバタイジングを送信する。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子によって実現される。記憶部12は、自己のSBM3のアドレスを記憶する。すなわち、SBM3は、固有のアドレスを有しており、アドレスによって識別される。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、ハードディスクドライブ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。制御部11の少なくとも一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。制御部11は、検出部15と、計測部16と備える。検出部15、および計測部16は、統合されてもよく、さらに複数に分けられてもよい。
検出部15は、電池ブロック7の状態を検出する。検出部15は、SBM3が組み付けられた電池ブロック7の状態を検出する。検出部15は、電池ECU4から電池ブロック7の状態を検出するための指示信号が受信された場合に、電池ブロック7の状態を検出する。具体的には、検出部15は、電池ブロック7の電圧を検出する。検出部15は、電池ブロック7の各セルの電圧を検出してもよい。検出部15は、電池ブロック7の温度を検出する。検出部15は、複数の監視IC(Integrated Circuit)を含んでもよい。
計測部16は、他のSBM3から受信されたアドバタイジングのRSSIを計測する。計測部16は、他のSBM3のRSSIをそれぞれ計測する。例えば、SBM3Aは、他の3つのSBM3B~3DのRSSIをそれぞれ計測する。各RSSIの計測結果は、通信部10を介して電池ECU4に送信される。計測されたRSSIは、SBM3と電池ECU4との通信が確立された後に、電池ECU4に送信される。計測部16は、例えば、電池システム1が起動された場合に、他のSBM3のRSSIをそれぞれ計測する。RSSIは、所定の計測時間内におけるRSSIのうち、強度が大きい上位N個の平均値であってもよい。
なお、各SBM3間の距離と、RSSIとの関係は、図3に示すように、距離が長くなるほど、RSSIは小さくなる。図3は、RSSIが計測されるSBM3間の距離と、RSSIとの関係を示す図である。なお、図3における距離と、RSSIとの関係は、電池ECU4と、複数のSBM3との間において同様である。
(電池ECU)
次に、電池ECU4について図4を参照し説明する。図4は、第1実施形態に係る電池ECU4を示すブロック図である。電池ECU4は、通信部20と、制御部21と、記憶部22とを備える。
通信部20は、各SBM3と無線通信によってデータを送受信する。通信部20は、各SBM3に電池ブロック7の状態を検出するための指示信号を送信する。指示信号は、予め設定された所定のタイミングで送信される。所定のタイミングは、例えば、電池システム1の起動時や、停止時である。また、所定のタイミングは、電池システム1の起動後における所定間隔の経過時などであってもよい。
通信部20は、各SBM3から電池ブロック7の状態に関するデータを受信する。通信部20は、各SBM3から無線通信によってアドバタイジングを受信する。通信部20は、各SBM3によって計測されたRSSIの計測結果を受信する。
通信部20は、電池システム1の起動時に、電池ECU4の周囲の装置から無線通信によって送信されているアドレスの情報を受信する。
記憶部22は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子によって実現される。記憶部22は、各SBM3のアドレスを記憶する。すなわち、記憶部22は、電池システム1に含まれる複数のSBM3のアドレスを記憶する。各SBM3のアドレスは、予め記憶部22に記憶される。
また、記憶部22は、各SBM3が各電池ブロック7に正しく組み付けられた場合に各SBM3から受信されるRSSI(以下「第1正常RSSI」と称する場合がある。)を記憶する。記憶部22は、各SBM3のアドレスに紐付いた第1正常RSSIをそれぞれ記憶する。各第1正常RSSIは、予め設定、または予め計測されて記憶部22に記憶される。なお、各第1正常RSSIは、それぞれ上限閾値、および下限閾値を含む。すなわち、各第1正常RSSIは、所定の正常判定幅をそれぞれ有する。
また、記憶部22は、各SBM3が各電池ブロック7に正しく組み付けられた場合の各SBM3間のRSSI(以下、「第2正常RSSI」と称する場合がある。)を記憶する。記憶部22は、各SBM3の組み合わせに対応するアドレスに紐付いた第2正常RSSIをそれぞれ記憶する。各第2正常RSSIは、予め設定、または予め計測されて記憶部22に記憶される。なお、各第2正常RSSIは、それぞれ上限閾値、および下限閾値を含む。すなわち、各第2正常RSSIは、所定の正常判定幅をそれぞれ有する。
制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。制御部21の少なくとも一部は、ASICやFPGA等のハードウェアで構成することもできる。制御部21は、認識部25と、指示部26と、監視部27と、検出部28とを備える。認識部25、指示部26、監視部27、および検出部28は、統合されてもよく、さらに複数に分けられてもよい。
認識部25は、電池システム1の起動時に、複数のSBM3を認識する。認識部25は、電池システム1が起動された場合に、記憶部22に記憶されたアドレスに一致するアドレスを有するSBM3を認証し、各SBM3と電池ECU4との通信接続を確立させる。
指示部26は、所定のタイミングにおいて、複数のSBM3に各SBM3が組み付けられた各電池ブロック7の状態を検出するための指示信号を送信させる。
監視部27は、各電池ブロック7の状態を監視する。監視部27は、各SBM3から受信される各電池ブロック7の状態のデータに基づいて、例えば、各電池ブロック7の劣化状態や、各電池ブロック7における異常発生を監視する。監視部27は、組電池2のSOCを算出する。
検出部28は、各SBM3と電池ECU4との間の無線通信によって取得されるRSSI(以下、「第1実RSSI」と称する場合がある。)と、各SBM3間の無線通信によって取得されるRSSI(以下、「第2実RSSI」と称する場合がある。)とに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出する。
具体的には、検出部28は、通信部20を介して第1実RSSIを取得する。検出部28は、各SBM3の第1実RSSIを取得する。第1実RSSIは、各SBM3のアドレスによって管理される。また、検出部28は、通信部20を介して第2実RSSIを取得する。第2実RSSIは、RSSIを計測したSBM3のアドレスによって管理される。例えば、SBM3Aによって計測された第2実RSSIは、SBM3Bの第2実RSSI、SBM3Cの第2実RSSI、およびSBM3Dの第2実RSSIを含む。
そして、検出部28は、第1実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出する。検出部28は、同一アドレスの第1実RSSIと第1正常RSSIとを比較することによって、複数のSBM3の組み付け状態を検出する。
例えば、4つのSBM3A~3Dが正しく組み付けられている場合には、各SBM3の第1実RSSIは、図5に示すように、各第1正常RSSI内に存在する。図5は、電池ブロック7A~7DにSBM3A~3Dが正しく組み付けられた場合の第1実RSSIと第1正常RSSIとの関係を示す図である。
4つのSBM3A~3Dの正しい組み付けは、SBM3Aが電池ブロック7Aに組み付けられ、SBM3Bが電池ブロック7Bに組み付けられ、SBM3Cが電池ブロック7Cに組み付けられ、かつSBM3Dが電池ブロック7Dに組み付けられた状態である。
また、図5では、電池ECU4に対して、SBM3Aが一番近くに配置され、SBM3A、SBM3B、SBM3C、およびSBM3Dの順に電池ECU4との距離が長くなるものとする。
これに対し、例えば、SBM3BとSBM3Dとが誤組み付けされて、SBM3Bが電池ブロック7Dに組み付けられ、かつSBM3Dが電池ブロック7Bに組み付けられた場合には、図6に示すように、SBM3Bの第1実RSSIは、SBM3Bの第1正常RSSI外となり、SBM3Dの第1実RSSIは、SBM3Dの第1正常RSSI外となる。図6は、電池ブロック7にSBM3が正しく組み付けられていない場合の第1実RSSIと第1正常RSSIとの関係を示す図である。
この場合、検出部28は、SBM3BとSBM3Dとが正常に組み付けられていないと判定し、SBM3BとSBM3Dとの誤組み付けを検出する。
検出部28は、第1実RSSIと第1正常RSSIとを比較することによって、電池ECU4を基準として各SBM3が正常に組み付けられているかを判定し、電池ECU4を基準とする複数のSBM3の組み付け状態を検出する。
また、検出部28は、第2実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出する。検出部28は、同一アドレスの第2実RSSIと第2正常RSSIとを比較することによって、複数のSBM3の組み付け状態を検出する。検出部28は、或るSBM3を基準とする第2実RSSIと第2正常RSSIとの比較をそれぞれ行い、複数のSBM3の組み付け状態を検出する。
例えば、検出部28は、SBM3Aによって計測された他のSBM3B~3Dの第2実RSSIと、SBM3Aに対する他のSBM3B~3Dの第2正常RSSIとを比較する。検出部28は、SBM3Aによって計測されるSBM3Bの第2実RSSIと、SBM3Aに対するSBM3Bの第2正常RSSIとを比較し、SBM3Bの組み付け状態を検出する。検出部28は、SBM3Aによって計測されるSBM3Cの第2実RSSIと、SBM3Aに対するSBM3Cの第2正常RSSIとを比較し、SBM3Cの組み付け状態を検出する。同様に、検出部28は、SBM3Dの組み付け状態を検出する。
さらに、検出部28は、SBM3B、SBM3C、およびSBM3Dによって計測される他のSBM3A~3Dの第2実RSSIに基づいて複数のSBM3A~3Dの組み付け状態を検出する。
検出部28は、第2実RSSIと第2正常RSSIとに基づいた複数のSBM3の組み付け状態を検出することによって、SBM3の誤組み付けを精度よく検出することができる。
各SBM3間の距離が短い場合には、複数のSBM3の第1正常RSSIが重複するおそれがある。例えば、SBM3AとSBM3Bとの距離が短い場合には、SBM3Aの第1正常RSSIと、SBM3Bの第1正常RSSIの少なくとも一部が重複するおそれがある。また、電池ECU4に対して、SBM3AとSBM3Bとの距離が等しい場合には、第1実RSSIと第1正常RSSIとに基づいて、SBM3AとSBM3Bとの誤組み付けを検出することができない。
検出部28は、第2実RSSIと第2正常RSSIとに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出することによって、上記問題を解決することができる。
検出部28は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果、および第2実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果によって、複数のSBM3の誤組み付けが検出されない場合、複数のSBM3が正常に組み付けられていると判定する。
検出部28は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果、および第2実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果によって、複数のSBM3の少なくとも1つに誤組み付けが検出された場合、複数のSBM3の組み付けが異常であると判定する。
複数のSBM3が正常に組み付けられていない場合には、誤組み付けが報知される。例えば、異常を知らせるランプが点灯されたり、誤組み付けの内容がモニタなどに表示されたりする。
なお、複数のSBM3の組み付け状態の検出は、電池システム1の組み立て時に行われてもよく、電池システム1のメンテナンス時に行われてもよい。また、複数のSBM3の組み付け状態の検出は、電池システム1が起動される時に行われてもよい。また、複数のSBM3が正常に組み付けられていると判定された場合には、SBM3が電池ブロック7から外されるまで実行されなくてもよい。
次に、第1実施形態に係る組み付け状態検出処理について図7を参照し説明する。図7は、第1実施形態に係る組み付け状態検出処理を説明するフローチャートである。
電池ECU4は、各SBM3から第1実RSSIを取得し(S100)、各SBM3から第2実RSSIを取得する(S101)。なお、電池ECU4は、第1実RSSIよりも第2実RSSIを先に取得してもよく、第1実RSSIと第2実RSSIとを同時に取得してもよい。
電池ECU4は、第1実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出し(S102)、第2実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出する(S103)。なお、電池ECU4は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出よりも第2実RSSIに基づいた組み付け状態の検出を先に行ってもよく、同時に行ってもよい。
電池ECU4は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果、および第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果の少なくとも1つから、SBM3の誤組み付けが検出されたか否かを判定する(S104)。
電池ECU4は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果、および第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果のいずれからも、SBM3の誤組み付けが検出されない場合(S104:No)、複数のSBM3の組み付けが正常であると判定する(S105)。
電池ECU4は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果、および第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果の少なくとも1つから、SBM3の誤組み付けが検出された場合(S104:Yes)、複数のSBM3の組み付けが異常であると判定する(S106)。
電池システム1は、複数のSBM3と、電池ECU4とを備える。電池ECU4は、複数のSBM3と無線通信を行い、複数のSBM3から情報を取得する。電池ECU4は、各SBM3と電池ECU4との間の無線通信によって取得される第1実RSSIと、各SBM3間の無線通信によって取得される第2実RSSIとに基づいて、複数のSBM3の組み付け状態を検出する。
これにより、電池システム1は、複数のSBM3の組み付け状態を精度よく検出することができる。例えば、電池システム1は、電池ECU4に対する距離が等しい複数のSBM3がある場合であっても、第2実RSSIの計測結果に基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出することができる。そのため、電池システム1は、SBM3の誤組み付けを精度よく検出することができる。
また、電池システム1は、第1実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出することで、複数のSBM3のレイアウトの自由度を高めつつ、SBM3の誤組み付けを精度よく検出することができる。電池システム1は、第2実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出することで、複数のSBM3のレイアウトの自由度を高めつつ、SBM3の誤組み付けを精度よく検出することができる。
SBM3は、電池ブロック7の情報を取得する。電池ECU4は、電池ブロック7の状態を監視する。
これにより、電池システム1は、電池ブロック7に対するSBM3の誤組み付けを精度よく検出し、SBM3の誤組み付けが行われた状態で、電池ブロック7の情報が誤検出されることを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る電池システム1について説明する。ここでは、第1実施形態とは異なる箇所について説明する。第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
複数のSBM3の組み付け状態には、各SBM3の組み付け位置が含まれる。第2実施形態に係る電池ECU4は、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて、複数のSBM3の位置を検出する。
電池ECU4の記憶部22は、電池システム1における複数のSBM3のID(識別子)と、複数のSBM3のアドレス(アドレス情報)とを対応付けて記憶する。電池システム1における複数のSBM3のIDは、電池システム1における複数のSBM3の配置に対応して設定される。すなわち、複数のSBM3のIDは、各電池ブロック7に接続されるSBM3の位置情報を示す。
記憶部22は、複数のSBM3が電池ブロック7に組み付けられていない初期状態では、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDのみを記憶する。すなわち、初期状態では、電池ブロック7に対応するSBM3のIDに対して、各SBM3のアドレスは対応付けられていない。
電池ブロック7に対応する複数のSBM3のIDと、複数のSBM3のアドレスとの対応付けは、制御部21によって受信信号強度に基づいて実行される。複数のSBM3のIDに、SBM3のアドレスの対応付けが行われた場合、記憶部22は、各SBM3のIDに対応するSBM3のアドレスを記憶する。なお、各SBM3のIDに対応するSBM3のアドレスは、更新可能である。例えば、各SBM3のIDに対応するSBM3のアドレスが更新される場合、新しいSBM3のアドレスが上書きされる。
また、記憶部22は、電池ECU4と、各電池ブロック7に接続される各SBM3との距離に対するRSSIの判定範囲(以下「第1判定範囲」と称する。)を記憶する。第1判定範囲は、電池ECU4と、各電池ブロック7に接続される各SBM3との距離とに応じて、それぞれ設定される。各第1判定範囲は、それぞれ上限閾値、および下限閾値を含む。
例えば、4つの電池ブロック7A~7Dに接続される各SBM3をSBM3a~SBM3dとした場合、図8に示すように、電池ECU4とSBM3aとの距離に応じた第1判定範囲が設定され、記憶される。また、同様に、電池ECU4と、各SBM3b~3dとの距離に応じた第1判定範囲がそれぞれ設定され、記憶される。各第1判定範囲は、予め設定、または予め計測されて記憶部22に記憶される。図8は、各第1判定範囲を説明する図である。図8では、電池ECU4に対して、SBM3aが最も近く、SBM3b、SBM3c、およびSBM3dの順に、電池ECU4からの距離が長くなるものとする。そのため、各第1判定範囲は、SBM3aの第1判定範囲が大きく、SBM3bの第1判定範囲、SBM3cの第1判定範囲、およびSBM3dの第1判定範囲の順に小さくなる。なお、各第1判定範囲は、電池ECU4と各SBM3との配置状態に応じて重複することがある。
以下では、各SBM3a~3dの「3a」、「3b」、「3c」、および「3d」は、複数のSBM3のIDを示すものとする。「3a」は、電池ブロック7Aに接続されるSBM3のIDである。「3b」は、電池ブロック7Bに接続されるSBM3のIDである。「3c」は、電池ブロック7Cに接続されるSBM3のIDである。「3d」は、電池ブロック7Dに接続されるSBM3のIDである。
また、記憶部22は、各電池ブロック7に接続される各SBM3間の距離に対するRSSIの判定範囲(以下、「第2判定範囲」と称する。)を記憶する。第2判定範囲は、各SBM3間の距離に応じて、それぞれ設定される。各第2判定範囲は、それぞれ上限閾値、および下限閾値を含む。
例えば、SBM3aについては、図9に示すように、SBM3aと、他のSBM3b~3dとの距離に応じた第2判定範囲が、各SBM3b~3dについて設定され、記憶される。図9は、SBMにおける第2判定範囲の一例を説明する図である。図9では、SBM3aに対して、SBM3bが最も近く、SBM3c、およびSBM3dの順に、SBM3aからの距離が長くなるものとする。また、各SBM3b~3dについても、同様に、第2判定範囲が設定され、記憶される。各第2判定範囲は、予め設定、または予め計測されて記憶部22に記憶される。なお、各第2判定範囲は、各SBM3の配置状態に応じて重複することがある。
電池ECU4の検出部28は、複数のSBM3のIDに対する設定要求信号を受信したか否かを判定する。設定要求信号は、複数のSBM3のIDと、複数のSBM3のアドレスとの対応付けを要求する信号である。設定要求信号は、外部装置から送信される。設定要求信号は、複数のSBM3の組み付け作業が行われる場合に送信される。設定要求信号は、電池システム1のメンテナンスが行われる場合に送信される。
検出部28は、設定要求信号が受信された場合、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを行う。検出部28は、各電池ブロック7にSBM3が接続された後に、複数のSBM3のIDに、SBM3のアドレスの対応付けを行う。
検出部28は、通信部20を介して第1実RSSIを取得する。また、検出部28は、通信部20を介して第2実RSSIを取得する。検出部28は、取得した第1実RSSI、および取得した第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを行う。各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けは、以下において詳細に説明される。
検出部28は、SBM3の接続が正常であるか否かを判定する。検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されているか否かを判定する。検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されている場合、SBM3の接続が正常であると判定する。検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていない場合、SBM3の接続が正常ではなく、異常であると判定する。具体的には、検出部28は、第1実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されているか否かを判定する。
例えば、複数の第1判定範囲が重複せず、4つのSBM3の第1実RSSIが、図10に示すように、第1判定範囲にそれぞれ1つ含まれる場合、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていると判定する。一方、図11に示すように、1つの第1判定範囲に、複数(例えば2つ)の第1実RSSIが含まれる場合、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていないと判定する。図10は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されている場合の第1実RSSIと、第1判定範囲との一例を示す図である。図11は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていない場合の第1実RSSIと、第1判定範囲との一例を示す図である。また、1つの第1判定範囲に、第1実RSSIが1つも含まれない場合、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていないと判定する。
なお、複数の第1判定範囲が重複する場合、重複する判定範囲に、複数の第1実RSSIが含まれることがある。この場合、許容される第1実RSSIの数は、重複する判定範囲の数に応じて決められる。
また、検出部28は、第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されているか否かを判定する。
例えば、複数の第2判定範囲が重複せず、SBM3Aにおける第2実RSSIが、図12に示すように、第2判定範囲にそれぞれ1つ含まれる場合、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていると判定する。一方、図13に示すように、1つの第2判定範囲に、複数(例えば2つ)の第2実RSSIが含まれる場合、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていないと判定する。図12は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されている場合の第2実RSSIと、第2判定範囲との一例を示す図である。図13は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていない場合の第2実RSSIと、第2判定範囲との一例を示す図である。また、1つの第2判定範囲に、第2実RSSIが1つも含まれない場合、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていないと判定する。
なお、第2実RSSIに基づいた上記判定は、各SBM3A~3Dにおける第2実RSSIに対して行われる。複数の第2判定範囲が重複する場合、重複する判定範囲に、複数の第2実RSSIが含まれることがある。この場合、許容される第2実RSSIの数は、重複する判定範囲の数に応じて決められる。
そして、検出部28は、第1実RSSI、および、第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていると判定した場合に、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていると判定する。
検出部28は、第1実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていないと判定した場合、各電池ブロック7に各SBM3が接続されていないと判定する。また、検出部28は、第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていないと判定した場合、各電池ブロック7に各SBM3が接続されていないと判定する。
このように、検出部28は、第1実RSSI、および、第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていると判定した場合にのみ、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていると判定する。
検出部28は、SBM3の接続が正常であると判定した場合、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けて、記憶部22に記憶させる。具体的には、検出部28は、第1実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出する。検出部28は、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを行う。そして、検出部28は、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けの結果を記憶部22に記憶させる。
例えば、検出部28は、図10に示すように、SBM3aの第1判定範囲に含まれる第1実RSSIが計測されたSBM3Aのアドレスを、電池ブロック7Aに対応するSBM3aのIDに対応付ける。また、検出部28は、SBM3bの第1判定範囲に含まれる第1実RSSIが計測されたSBM3Bのアドレスを、電池ブロック7Bに対応するSBM3bのIDに対応付ける。また、検出部28は、SBM3cの第1判定範囲に含まれる第1実RSSIが計測されたSBM3Cのアドレスを、電池ブロック7Cに対応するSBM3cのIDに対応付ける。また、検出部28は、SBM3dの第1判定範囲に含まれる第1実RSSIが計測されたSBM3Dのアドレスを、電池ブロック7Dに対応するSBM3dのIDに対応付ける。
また、検出部28は、第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを行ってもよい。この場合、検出部28は、第2実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出する。検出部28は、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを行う。そして、検出部28は、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けの結果を記憶部22に記憶させる。
例えば、検出部28は、図12に示すように、SBM3bの第2判定範囲に含まれる第2実RSSIが計測されたSBM3Bのアドレスを、電池ブロック7Bに対応するSBM3bのIDに対応付ける。また、検出部28は、SBM3cの第2判定範囲に含まれる第2実RSSIが計測されたSBM3Cのアドレスを、電池ブロック7Cに対応するSBM3cのIDに対応付ける。また、検出部28は、SBM3dの第2判定範囲に含まれる第2実RSSIが計測されたSBM3Dのアドレスを、電池ブロック7Dに対応するSBM3dのIDに対応付ける。そして、検出部28は、残りのSBM3Aのアドレスを、電池ブロック7Aに対応するSBM3aのIDに対応付ける。なお、検出部28は、各SBM3B~3Dにおける第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7に対応するSBM3a~3dのIDと、各SBM3A~3Dのアドレスとの対応付けを行ってもよい。なお、検出部28は、複数のSBM3における第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7に対応するSBM3a~3dのIDと、各SBM3A~3Dのアドレスとの対応付けを行ってもよい。これにより、例えば、電池ECU4に対して距離が近い複数のSBM3がある場合であっても、電池ECU4は、各SBM3の組み付け位置を正確に判定することができる。
検出部28は、第1実RSSIに基づいた対応付けの結果と、第2実RSSIに基づいた対応付けの結果とが一致する場合に、対応付けの結果を記憶部22に記憶させてもよい。検出部28は、第1実RSSIに基づいた対応付けの結果と、第2実RSSIに基づいた対応付けの結果とが一致しない場合、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを記憶部22には記憶させない。これにより、電池ECU4は、正確に各SBM3の組み付け位置を検出し、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとの対応付けを正確に記憶部22に記憶させることができる。
検出部28は、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けて、記憶部22に記憶させた場合、SBM3の設定が完了したことを通知する。検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていない場合、SBM3の設定が完了していないことを通知する。すなわち、検出部28は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていない場合、接続が未完了であることを通知する。検出部28は、第1実RSSIに基づいた対応付けの結果と、第2実RSSIに基づいた対応付けの結果とが一致しない場合、SBM3の設定が完了していないことを通知してもよい。検出部28は、例えば、各通知を示すランプを点灯させる。検出部28は、各通知内容をモニタなどに表示してもよい。
次に、第2実施形態に係る組み付け設定処理について図14を参照し説明する。図14は、第2実施形態に係る組み付け設定処理を説明するフローチャートである。
電池ECU4は、設定要求信号を受信したか否かを判定する(S200)。電池ECU4は、設定要求信号を受信していない場合(S200:No)、今回の処理を終了する。
電池ECU4は、設定要求信号を受信した場合(S200:Yes)、各SBM3から第1実RSSIを取得し(S201)、各SBM3から第2実RSSIを取得する(S202)。なお、電池ECU4は、第1実RSSIよりも第2実RSSIを先に取得してもよく、第1実RSSIと第2実RSSIとを同時に取得してもよい。
電池ECU4は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されているか否かを判定する(S203)。電池ECU4は、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されているか否かを判定する。
電池ECU4は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されている場合(S203:Yes)、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出する(S204)。そして、電池ECU4は、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けて、記憶部22に記憶させる(S205)。電池ECU4は、SBM3の設定が完了したことを通知する(S206)。
電池ECU4は、各電池ブロック7にSBM3がそれぞれ接続されていない場合(S203:No)、電池ECU4は、SBM3の設定が完了していないことを通知する(S207)。すなわち、電池ECU4は、電池ブロック7に対するSBM3の接続が未完了であることを通知する。
電池システム1においては、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて、SBM3の接続が正常であるか否かを判定し、第1実RSSIに基づいて各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けてもよい。電池システム1においては、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて、SBM3の接続が正常であるか否かを判定し、第2実RSSIに基づいて各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けてもよい。電池システム1においては、第1実RSSIに基づいて、SBM3の接続が正常であるか否かを判定し、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けてもよい。電池システム1においては、第2実RSSIに基づいて、SBM3の接続が正常であるか否かを判定し、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けてもよい。
電池ECU4は、各SBM3と電池ECU4とにおける第1実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出する。
これにより、各電池ブロック7にSBM3を組み付ける場合に、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、実際に各電池ブロック7に接続するSBM3のアドレスとの管理設定を行う作業が不要になる。例えば、作業者による、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、実際に各電池ブロック7に接続するSBM3のアドレスとの管理設定の作業が不要となる。そのため、電池システム1は、各電池ブロックにSBM3が接続される場合の作業効率を向上させることができる。
また、電池システム1は、各SBM3と電池ECU4とにおける第1実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出することによって、各電池ブロック7に接続された各SBMを識別できる。そのため、電池システム1は、複数のSBM3の組み付け位置にかかわらず、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けることができる。従って、電池システム1は、複数のSBM3の組み付け位置にかかわらず、各電池ブロック7の状態を正確に検出することができる。また、電池システム1は、各電池ブロック7に対するSBM3の誤組み付けを防止できる。また、作業者は、各電池ブロック7に対するSBM3の配置を気にせずに各電池ブロック7にSBM3を接続することができる。そのため、電池システム1は、各電池ブロック7にSBM3が接続される場合の作業効率を向上させることができる。
電池ECU4は、各SBM3間における第2実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出する。
これにより、各電池ブロック7にSBM3を組み付ける場合に、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、実際に各電池ブロック7に接続するSBM3のアドレスとの管理設定を行う作業が不要になる。例えば、作業者による、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、実際に各電池ブロック7に接続するSBM3のアドレスとの管理設定の作業が不要となる。そのため、電池システム1は、各電池ブロック7にSBM3が接続される場合の作業効率を向上させることができる。
また、電池システム1は、各SBM3と電池ECU4とにおける第2実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出することによって、各電池ブロック7に接続された各SBMを識別できる。そのため、電池システム1は、複数のSBM3の組み付け位置にかかわらず、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、各SBM3のアドレスとを対応付けることができる。従って、電池システム1は、複数のSBM3の組み付け位置にかかわらず、各電池ブロック7の状態を正確に検出することができる。また、電池システム1は、各電池ブロック7に対するSBM3の誤組み付けを防止できる。また、作業者は、各電池ブロック7に対するSBM3の配置を気にせずに各電池ブロック7にSBM3を接続することができる。そのため、電池システム1は、各電池ブロックにSBM3が接続される場合の作業効率を向上させることができる。
また、電池システム1は、第1実RSSIによっては、各電池ブロック7に接続されるSBM3の位置を識別できない場合に、各SBM3間の第2実RSSIに基づいて、各SBM3の組み付け位置を検出することができる。従って、電池システム1は、各電池ブロック7に接続されるSBM3の位置の検出精度を向上させることができる。
電池ECU4は、複数のSBM3の配置に対応するSBM3のIDと、各SBM3が有するアドレスとを、第1実RSSI、および第2実RSSIに基づいて対応付けて記憶する。
これにより、各電池ブロック7にSBM3を組み付ける場合に、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、実際に各電池ブロック7に接続するSBM3のアドレスとの管理設定を行う作業が不要になる。例えば、作業者による、各電池ブロック7に対応するSBM3のIDと、実際に各電池ブロック7に接続するSBM3のアドレスとの管理設定の作業が不要となる。そのため、電池システム1は、各電池ブロック7にSBM3が接続される場合の作業効率を向上させることができる。
電池ECU4は、電池ブロック7に対する各SBM3の接続を検出できない場合、電池ブロック7に対するSBM3の接続が未完了であることを通知する。
これにより、電池ECU4は、各電池ブロック7にSBM3が接続されていない状態で作業が継続されることを防止することができる。
変形例に係る電池ECU4は、第1実RSSIに基づいた複数のSBM3の組み付け状態の検出結果から少なくとも1つのSBM3の組み付け状態を検出できない場合に、第2実RSSIに基づいて組み付け状態を検出してもよい。
これにより、変形例に係る電池システム1は、複数のSBM3の組み付け状態を検出する場合に、複数のSBM3の組み付け状態を検出するための処理負荷を低減し、消費電力を低減することができる。
また、変形例に係る電池ECU4は、第1実RSSIに基づいた組み付け状態の検出結果から少なくとも1つのSBM3の組み付け状態を検出できない場合、複数のSBM3に対して第2実RSSIの取得を指示してもよい。そして、変形例に係る電池ECU4は、複数のSBM3から第2実RSSIを取得し、第2実RSSIに基づいて複数のSBM3の組み付け状態を検出する。
なお、変形例に係る電池ECU4は、第1実RSSIに基づいて組み付け状態を検出できないSBM3に関する第2実RSSIのみを取得するように、複数のSBM3に指示してもよい。
これにより、変形例に係る電池システム1は、複数のSBM3の組み付け状態を検出する場合に、複数のSBM3間におけるRSSIの計測を抑制することができ処理負荷を低減し、消費電力を低減することができる。
これにより、変形例に係る電池システム1は、複数のSBM3の組み付け状態にかかわらず、各電池ブロック7の状態を正確に検出することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電池システム(通信システム)
2 組電池
3 監視モジュール(第1装置、装置)
4 電池ECU(第2装置)
7 電池ブロック
10 通信部
11 制御部
15 検出部
16 計測部
20 通信部
21 制御部
25 認識部
26 指示部
27 監視部
28 検出部

Claims (12)

  1. 複数の第1装置と、
    前記複数の第1装置と無線通信を行い、前記複数の第1装置から情報を取得する第2装置と
    を備え、
    前記第2装置は、各第1装置と前記第2装置との間の無線通信によって取得される第1受信データと、前記各第1装置間の無線通信によって取得される第2受信データとに基づいて、前記複数の第1装置の組み付け状態を検出する、通信システム。
  2. 前記第1装置は、電池ブロックの情報を取得し、
    前記第2装置は、前記電池ブロックの状態を監視する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2装置は、前記各第1装置と前記第2装置とにおける受信信号強度に基づいて、前記複数の第1装置の組み付け状態を検出する、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記第2装置は、前記各第1装置間における受信信号強度に基づいて、前記複数の第1装置の組み付け状態を検出する、請求項1~3のいずれか1つに記載の通信システム。
  5. 前記第2装置は、前記各第1装置と前記第2装置とにおける受信信号強度に基づいて、前記各第1装置の組み付け位置を検出する、請求項1~4のいずれか1つに記載の通信システム。
  6. 前記第2装置は、前記各第1装置間における受信信号強度に基づいて、前記各第1装置の組み付け位置を検出する、請求項1~5のいずれか1つに記載の通信システム。
  7. 前記第2装置は、前記複数の第1装置の配置に対応する識別子と、前記各第1装置が有するアドレス情報とを、前記受信信号強度に基づいて対応付けて記憶する、請求項5または6に記載の通信システム。
  8. 前記第2装置は、電池ブロックに対する前記各第1装置の接続を検出できない場合、接続が未完了であることを通知する、請求項5~7のいずれか1つに記載の通信システム。
  9. 前記第2装置は、前記複数の第1装置の少なくとも1つの組み付け状態を前記第1受信データに基づいて検出できない場合、前記第2受信データに基づいて前記複数の第1装置の組み付け状態を検出する、請求項1~8のいずれか1つに記載の通信システム。
  10. 前記第2装置は、前記複数の第1装置の少なくとも1つの組み付け状態を前記第1受信データに基づいて検出できない場合、前記複数の第1装置に対して、前記第2受信データの取得を指示する、請求項1~9のいずれか1つに記載の通信システム。
  11. 複数の装置と無線通信を行う通信部と、
    前記複数の装置から取得される受信データに基づいて、前記複数の装置の組み付け状態を検出する検出部と
    を備え、
    前記検出部は、各装置との無線通信によって取得される第1受信データと、前記各装置間の無線通信によって取得される第2受信データとに基づいて、前記複数の装置の組み付け状態を検出する、通信装置。
  12. 複数の装置と無線通信を行う通信工程と、
    前記複数の装置から取得される受信データに基づいて、前記複数の装置の組み付け状態を検出する検出工程と
    を有し、
    前記検出工程は、各装置との無線通信によって取得される第1受信データと、前記各装置間の無線通信によって取得される第2受信データとに基づいて、前記複数の装置の組み付け状態を検出する、通信方法。
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