JP2023064366A - フロートガラス製造装置、及びフロートガラス製造方法 - Google Patents

フロートガラス製造装置、及びフロートガラス製造方法 Download PDF

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直哉 川崎
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Abstract

【課題】ケーシングの冷却効率を向上する、技術を提供する。【解決手段】フロートガラス製造装置は、溶融金属を収容する浴槽を備え、前記浴槽内の前記溶融金属の上に連続的に溶融ガラスを供給し、供給した前記溶融ガラスを前記溶融金属の上で流動させながら帯状のガラスリボンに成形する。前記浴槽は、前記溶融金属に接する複数のレンガと、複数の前記レンガを収容する箱状のケーシングと、を有する。前記フロートガラス製造装置は、前記ケーシングの外表面に向けて冷媒を噴射するノズルと、複数のフィンを有するヒートシンクと、を備える。前記ヒートシンクは、前記ケーシングの前記外表面に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本開示は、フロートガラス製造装置、及びフロートガラス製造方法に関する。
フロートガラス製造装置は、浴槽内の溶融金属の上に溶融ガラスを連続的に供給し、溶融金属の上で溶融ガラスを流動させ、溶融ガラスを帯板状のガラスリボンに成形する。ガラスリボンを徐冷した後、ガラスリボンの幅方向両端部を切除し、フロートガラスが得られる。フロートガラスは、フラットパネルディスプレイ(FPD)のガラス基板等に用いられる。
特許文献1には、浴槽が箱状の金属ケーシングと金属ケーシングの内部に設けられる複数のレンガとを備えること、複数のレンガの間に目地が形成されること、目地に溶融金属が流れ込むこと、及び冷却ノズルが金属ケーシングの下面に空気などを吹き付けることで溶融金属と金属ケーシングの反応を抑制することが記載されている。特許文献1と同様の内容は、特許文献2~4にも開示されている。
特開2019-94222号公報 特開2016-147786号公報 特開2015-124123号公報 国際公開第2012/060197号
本開示の一態様は、ケーシングの冷却効率を向上する、技術を提供する。
本開示の一態様に係るフロートガラス製造装置は、溶融金属を収容する浴槽を備え、前記浴槽内の前記溶融金属の上に連続的に溶融ガラスを供給し、供給した前記溶融ガラスを前記溶融金属の上で流動させながら帯状のガラスリボンに成形する。前記浴槽は、前記溶融金属に接する複数のレンガと、複数の前記レンガを収容する箱状のケーシングと、を有する。前記フロートガラス製造装置は、前記ケーシングの外表面に向けて冷媒を噴射するノズルと、複数のフィンを有するヒートシンクと、を備える。前記ヒートシンクは、前記ケーシングの前記外表面に取り付けられる。
本開示の一態様によれば、ケーシングの外表面にヒートシンクを取り付けることで、ケーシングの冷却効率を向上できる。
図1は、一実施形態に係るフロートガラス製造装置の断面図である。 図2は、浴槽の一例を示す断面図である。 図3は、ボトムケーシングを透過して見た目地と、ノズルの噴射口と、ヒートシンクの配置の一例を示す図である。 図4は、ヒートシンクの構造の一例を示す斜視図である。 図5は、ヒートシンクの構造の変形例を示す斜視図である。 図6は、ボトムケーシングを透過して見た目地と、隣り合うフィン同士の間に形成される冷媒の流路の一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。各図面において、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は互いに垂直な方向である。X軸方向はガラスリボンGRの流動方向であり、Y軸方向はガラスリボンGRの幅方向である。X軸方向及びY軸方向は水平方向であり、Z軸方向は鉛直方向である。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
図1及び図2に示すように、フロートガラス製造装置1は、浴槽10内の溶融金属Mの上に溶融ガラスGを連続的に供給し、供給した溶融ガラスGを溶融金属Mの上で流動させながら帯状のガラスリボンGRに成形する。ガラスリボンGRは、浴槽10の下流域において溶融金属Mから引き上げられた後、不図示の徐冷装置で徐冷され、不図示の加工装置で所定の寸法に切断される。加工装置は、ガラスリボンGRの幅方向両端部を切除する。加工装置でガラスリボンGRを加工することで、製品であるフロートガラスが得られる。
フロートガラスは、例えば無アルカリガラス、アルミノシリケートガラス、ホウケイ酸ガラス又はソーダライムガラスなどである。無アルカリガラスとは、NaO、KO等のアルカリ金属酸化物を実質的に含有しないガラスを意味する。ここで、アルカリ金属酸化物を実質的に含有しないとは、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1質量%以下を意味する。
フロートガラスの用途は、特に限定されないが、例えばディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等)のカバーガラスである。フロートガラスの用途がカバーガラスである場合、フロートガラスは化学強化用ガラスである。化学強化用ガラスは、無アルカリガラスとは異なり、アルカリ金属酸化物を含有する。
フロートガラスの厚みは、フロートガラスの用途に応じて選択される。フロートガラスの用途がディスプレイのカバーガラスである場合、フロートガラスの厚みは例えば0.1mm~2.0mmである。フロートガラスの用途がディスプレイのガラス基板である場合、フロートガラスの厚みは例えば0.1mm~0.7mmである。フロートガラスの用途が自動車のウィンドシールドである場合、フロートガラスの厚みは例えば0.2mm~3.0mmである。
フロートガラス製造装置1は、浴槽10を備える。浴槽10は、溶融金属Mを収容する。溶融金属Mとしては、例えば溶融スズが用いられる。溶融スズの他に、溶融スズ合金なども使用可能であり、溶融金属Mは、溶融ガラスGよりも密度の大きいものであればよい。浴槽10は、溶融金属Mに接触する複数のレンガ12、13と、複数のレンガ12、13を収容する箱状のケーシング11と、を有する。
ケーシング11は、例えば金属板を溶接してなる。ケーシング11は、例えば鉄などの磁性材料を含む。ケーシング11は、ボトムケーシング111と、サイドケーシング112と、を含む。ボトムケーシング111は水平に設けられ、サイドケーシング112は鉛直に立てて設けられる。サイドケーシング112は、ボトムケーシング111の周縁から上方に突出する。
複数のレンガ12、13は、ボトムケーシング111の上に載置される。レンガ12は、サイドケーシング112に沿って枠状に配列される。このレンガ12を、サイドレンガ12とも呼ぶ。残りのレンガ13を、ボトムレンガ13とも呼ぶ。サイドレンガ12は、ボトムレンガ13よりも上方に突出し、溶融金属Mの液面よりも上方に突出する。ボトムレンガ13は、溶融金属Mの液面よりも下方に設けられる。
フロートガラス製造装置1は、スパウトリップ14と、ツイール15と、を備える。スパウトリップ14は、浴槽10内の溶融金属Mの上に溶融ガラスGを供給する。ツイール15は、スパウトリップ14の上を流れる溶融ガラスGの流量を調整する。ツイール15には、ツイール15と溶融ガラスGとの接触を防止する保護膜16が形成されてよい。保護膜16は、例えば白金又は白金合金で形成される。
フロートガラス製造装置1は、浴槽10の上方に天井17を備える。浴槽10と天井17の間の空間は、溶融金属Mの酸化を防止するため、還元性ガスで満たされ、大気圧よりも高い気圧に維持される。還元性ガスは、例えば窒素ガスと水素ガスとの混合ガスであり、窒素ガスを85体積%~98.5体積%、水素ガスを1.5体積%~15体積%含んでいる。還元性ガスは、天井17のレンガ同士の目地及び天井17の孔から供給される。
フロートガラス製造装置1は、トップロール18を備える。トップロール18は、ガラスリボンGRの幅方向端部を押さえながら回転し、ガラスリボンGRを送り出す。トップロール18は、ガラスリボンGRの幅方向両側に一対設けられ、ガラスリボンGRの幅方向の収縮を抑制する。ガラスリボンGRの板厚を平衡厚みよりも薄くできる。一対のトップロール18は、図示しないが、ガラスリボンGRの流れ方向に間隔をおいて複数設けられる。
フロートガラス製造装置1は、ヒータ19を備える。ヒータ19は、天井17から吊り下げられ、下方を通過するガラスリボンGRを加熱する。ヒータ19は、電気ヒータであって、通電加熱される。ヒータ19は、例えばSiCヒータである。ヒータ19は、ガラスリボンGRの流れ方向と幅方向に行列状に複数配列される。複数のヒータ19の出力を制御することにより、ガラスリボンGRの温度分布を制御でき、ガラスリボンGRの板厚分布を制御できる。
ところで、隣り合うボトムレンガ13同士の間には、目地21が形成される。隣り合うボトムレンガ13とサイドレンガ12の間にも、目地22が形成される。隣り合うサイドレンガ12同士の間にも、目地23が形成される(図3参照)。これらの目地21、22、23には、溶融金属Mが流れ込む。溶融金属Mは、目地21、22、23を通過し、ケーシング11に達することがある。
そこで、フロートガラス製造装置1は、ノズル30を備える。ノズル30は、ケーシング11の外表面に向けて冷媒を噴射することでケーシング11を冷却し、ケーシング11と溶融金属Mの反応を抑制する。冷媒は、例えばケーシング11の温度を溶融金属Mの融点よりも低い温度に冷却し、ケーシング11に達した溶融金属Mを固化させる。冷媒は、例えば空気である。なお、冷媒は、水、又は空気と水の混合物であってもよい。
ノズル30は、例えば、ボトムケーシング111の下方に、ボトムケーシング111の下面111aに向けて冷媒を真上に噴射する噴射口31を有する。噴射口31は、例えば、隣り合うボトムレンガ13同士の間の目地21、又は隣り合うボトムレンガ13とサイドレンガ12の間の目地22に向けて冷媒を噴射する。冷媒によって溶融金属Mの通り道である目地21、22を効率的に冷却でき、冷媒の使用量を低減できる。
少なくとも1つの噴射口31が、目地21又は22に向けて冷媒を噴射すればよい。なお、溶融金属Mは、目地21、22を通り抜けると、ボトムケーシング111に沿って広がる。そこで、噴射口31は、目地21、22ではなく、目地21、22を通り抜けた後に目地21、22から横に広がった溶融金属Mに向けて冷媒を噴射してもよい。
図示しないが、ノズル30は、サイドケーシング112の側方に、サイドケーシング112の外向きの側面112aに向けて冷媒を真横に噴射する噴射口を有してもよい。噴射口は、例えば、隣り合うサイドレンガ12同士の間の目地23に向けて冷媒を噴射する。冷媒によって溶融金属Mの通り道である目地23を効率的に冷却でき、冷媒の使用量を低減できる。
少なくとも1つの噴射口が、目地23に向けて冷媒を噴射すればよい。なお、溶融金属Mは、目地23を通り抜けると、サイドケーシング112に沿って広がる。そこで、噴射口は、目地23ではなく、目地23を通り抜けた後に目地23から横に広がった溶融金属Mに向けて冷媒を噴射してもよい。
フロートガラス製造装置1は、ヒートシンク40を備える。ヒートシンク40は、ケーシング11の外表面に取り付けられる。例えば、ヒートシンク40は、ボトムケーシング111の下面111aに取り付けられる。図示しないが、ヒートシンク40は、サイドケーシング112の外向きの側面112aに取り付けられてもよい。
ヒートシンク40は、ケーシング11の外表面に取り付けられることで、ケーシング11の熱を放出し、ケーシング11の冷却効率を向上する。その冷却効率が更に高くなるように、ノズル30はヒートシンク40に向けて冷媒を吐出してもよい。冷媒は、ヒートシンク40を介してケーシング11の熱を吸収し、ケーシング11を冷却する。
図4に示すように、ヒートシンク40は、複数のフィン41を有する。フィン41は、熱を放出する表面の面積を増やし、熱の放出効率を高める。フィン41は、棒状でもよいし、板状でもよい。板状は、平板状と、波板状のいずれでもよい。
ヒートシンク40は、複数のフィン41を支持するベース板42を有してもよい。ケーシング11の熱は、ベース板42を介してケーシング11から複数のフィン41に移動し、複数のフィン41から放出される。フィン41は、ケーシング11の外表面と直交する方向、例えばボトムケーシング111の下面に直交する方向(Z軸方向)に、ベース板42から突出している。
ケーシング11の外表面と直交する方向におけるフィン41の長さLは、例えば75mm以上である。フィン41の長さLが75mm以上であれば、熱の放出効率が良い。長さLは、熱の放出効率の観点から、好ましくは100mm以上であり、より好ましくは150mm以上である。但し、長さLは、ヒートシンク40の小型化の観点から、好ましくは75mm~100mmである。
図示しないが、フロートガラス製造装置1は、ヒートシンク40に塗装される放熱塗料を含んでもよい。放熱塗料は、ヒートシンク40の熱を放出する表面に塗装され、例えばフィン41に塗装される。放熱塗料は、ベース板42にも塗装されてもよい。放熱塗料は、例えば熱放射を利用し、熱の放出効率を向上する。放熱塗料の放射率は、例えば0.90~0.95である。放射率は、日本工業規格JIS A1423:2017に準拠して測定する。放熱塗料は、例えば、カーボンブラックを含む。
ヒートシンク40をケーシング11に固定する手段は、特に限定されないが、溶接で固定する、またはヒートシンク40とケーシング11とを一体物として形成して固定することが好ましく、ヒートシンク40をケーシング11に強固に固定できる。あるいは、ヒートシンク40およびケーシング11が磁性材料を含む場合、磁石51がヒートシンク40に取り付けられ、ケーシング11を吸着しても良い。
フロートガラス製造装置1は、ヒートシンク40とケーシング11の間に熱伝導層52を備えてもよい。熱伝導層52は、流動性を有し、ヒートシンク40とケーシング11の間の空隙を埋め、熱伝導率を向上する。
ヒートシンク40は、上記の通り、複数のフィン41と、複数のフィン41を支持するベース板42と、を有する。ベース板42は、ケーシング11の外表面に対向する対向面42aと、対向面42aとは反対向きの反対面42bと、を有する。熱伝導層52は、ベース板42の対向面42a(例えば上面)に塗布される。ベース板42の反対面42b(例えば下面)には、フィン41が設けられる。
次に、図3を参照して、ボトムケーシング111を透過して見た目地21、22と、ノズル30の噴射口31と、ヒートシンク40の配置の一例について説明する。ヒートシンク40は、目地21又は目地22に沿って線状に配置されている。ボトムケーシング111の下面に直交する方向(具体的には下方)から見たときに、ヒートシンク40は、目地21又は目地22と重なっている。ヒートシンク40によって溶融金属Mの通り道である目地21又は目地22を効率的に冷却でき、冷媒の使用量を低減できる。
ボトムレンガ13の下面は、矩形であって、複数の目地21、22から選ばれる4つの目地(例えば4つの目地21、3つの目地21と1つの目地22、又は2つの目地21と2つの目地22)で四方を囲まれている。そこで、複数のヒートシンク40は、四角格子状に配列されてもよい。これにより、溶融金属Mの通り道を集中的に冷却できる。溶融金属Mの通り道から外れた箇所の冷却を抑制でき、冷媒の使用量を低減できる。
下方から見たときに、ヒートシンク40は、複数の目地21、22から選ばれる4つ又は3つの目地が交差する交点に重なっていてもよい。下方から見たときに、ノズル30の噴射口31も、複数の目地21、22から選ばれる4つ又は3つの目地が交差する交点に重なっていてもよい。
下方から見たときに、ノズル30の噴射口31は、目地21又は目地22と重なっており、且つ、ヒートシンク40と重なっている。これにより、溶融金属Mの通り道を更に集中的に冷却できる。溶融金属Mの通り道から外れた箇所の冷却を更に抑制でき、冷媒の使用量を更に低減できる。
なお、図示しないが、ヒートシンク40は、サイドケーシング112の外向きの側面112aに取り付けられてもよく、目地23に沿って線状に配置されていてもよい。この場合、側面112aに直交する方向(例えばY軸方向又はX軸方向)から見たときに、ヒートシンク40は、目地23に重なっている。ヒートシンク40によって溶融金属Mの通り道である目地23を効率的に冷却でき、冷媒の使用量を低減できる。
次に、図4を再度参照して、ヒートシンク40の構造の一例について説明する。ヒートシンク40は、例えば、直線状のベース板42と、ベース板42の長手方向に間隔をおいて一列に並ぶ複数のフィン41と、有する。ベース板42は、目地21、目地22又は目地23に沿って配置される。
磁石51は、例えば、ベース板42の長手方向両端に取り付けられている。磁石51は、ベース板42を幅方向に挟んで一対設けられる。一対の磁石51は、ベース板42の長手方向両端に取り付けられている。
次に、図5を参照して、ヒートシンク40の構造の変形例について説明する。ヒートシンク40は、例えば、直線状のベース板42と、ベース板42の幅方向に間隔をおいて並ぶ複数のフィン41と、を有する。ベース板42は、目地21、目地22又は目地23に沿って配置される。
図6に示すように、複数のフィン41は、互いに平行な板であり、目地21に沿って冷媒の流路43を形成する。流路43によって目地21に沿って冷媒を流すことができ、冷媒によって目地21を効率的に冷却できる。図示しないが、複数のフィン41は、目地22又は目地23に沿って冷媒の流路43を形成してもよい。
図6に示すように、ケーシング11の外表面(例えばボトムケーシング111の下面)に直交する方向(例えばZ軸方向)から見たときに、ノズル30の噴射口31は、ヒートシンク40と重なっている。ノズル30の噴射口31は、真上に向けて冷媒を噴射する。噴射口31の冷媒を噴射する方向は、流路43の冷媒を流す方向と直交している。
なお、図示しないが、ノズル30の噴射口31は、ヒートシンク40の横に設置されてもよく、真横に向けて冷媒を噴射してもよい。この場合、噴射口31の冷媒を噴射する方向と、流路43の冷媒を流す方向とが同じ方向であるので、冷媒の流れが乱れるのを抑制でき、冷媒によるケーシング11の冷却効率を向上できる。
以上、本開示に係るフロートガラス製造装置、及びフロートガラス製造方法について説明したが、本開示は上記実施形態等に限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、及び組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
10 浴槽
M 溶融金属
G 溶融ガラス
GR ガラスリボン

Claims (11)

  1. 溶融金属を収容する浴槽を備え、前記浴槽内の前記溶融金属の上に連続的に溶融ガラスを供給し、供給した前記溶融ガラスを前記溶融金属の上で流動させながら帯状のガラスリボンに成形する、フロートガラス製造装置であって、
    前記浴槽は、前記溶融金属に接する複数のレンガと、複数の前記レンガを収容する箱状のケーシングと、を有し、
    前記ケーシングの外表面に向けて冷媒を噴射するノズルと、複数のフィンを有するヒートシンクと、を備え、
    前記ヒートシンクは、前記ケーシングの前記外表面に取り付けられる、フロートガラス製造装置。
  2. 前記ノズルは、隣り合う前記レンガの間の目地に向けて前記冷媒を噴射する噴射口を有する、請求項1に記載のフロートガラス製造装置。
  3. 前記ヒートシンクは、隣り合う前記レンガの間の目地に沿って線状に配置されている、請求項1又は2に記載のフロートガラス製造装置。
  4. 複数の前記ヒートシンクは、四角格子状に配列されている、請求項3に記載のフロートガラス製造装置。
  5. 複数の前記フィンは、互いに平行な板であり、隣り合う前記レンガの間の目地に沿って前記冷媒の流路を形成する、請求項3又は4に記載のフロートガラス製造装置。
  6. 前記ケーシングの前記外表面に直交する方向における前記フィンの長さが75mm以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置。
  7. 前記ヒートシンクを前記ケーシングに固定する磁石を備える、請求項1~6のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置。
  8. 前記ヒートシンクと前記ケーシングの間に熱伝導層を備える、請求項1~7のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置。
  9. 前記ヒートシンクに塗装される放熱塗料を備える、請求項1~8のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置。
  10. 前記冷媒は、空気、水、又は空気と水の混合物である、請求項1~9のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置を用いる、フロートガラス製造方法であって、
    前記溶融ガラスを前記溶融金属の上で流動させながら前記ガラスリボンに成形することと、
    前記ノズルと前記ヒートシンクを用いて前記ケーシングの前記外表面を冷却することと、
    を有する、フロートガラス製造方法。
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