JP2023064188A - クラウドサーバー、プログラム及びクラウドシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】クラウドサーバーで読影レポートを作成する。【解決手段】医用画像を管理するクラウドサーバー1は、各医療施設内のローカルサーバー3A,3B,・・・と通信ネットワークNを介して接続されている。クラウドサーバー1は、ローカルサーバー3A,3B,・・・から第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得し、第1の読影レポートを記憶させ、ローカルサーバー3A,3B,・・・から第2の医用画像をインターネットを介して取得し、第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成し、作成された第2の読影レポートを記憶させる。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、クラウドサーバー、プログラム及びクラウドシステムに関する。
通常、クリニックや病院等の医療施設で撮影された医用画像は、PACS(Picture Archiving and Communication System)と呼ばれる医用画像管理システムに保存される。医師は、医用画像に対して読影を行い、その結果として読影レポートを作成する。
近年では、病院内で撮影された医用画像や診断医が作成した診断レポート等の医用情報をクラウド上の医用情報保存手段にアップロードし、クラウド上の医用情報を、関連する病院や会社に公開するシステムが利用されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、医用情報に設定された参照権限等に基づいて、公開範囲を判断している。
特開2014-44495号公報
しかしながら、上記従来技術は、病院等の医療施設で作成されたレポートをクラウドにアップロードするものであるが、医療施設内のサーバー内のデータがマスターであり、クラウドサーバー内のデータはバックアップ用という位置付けであった。
近年、診断性能向上のため、診断対象とする医用画像に対して多重読影が推奨されている。多重読影とは、同一の検査(医用画像)に対して複数の医師が読影を行うことをいう。医療施設内に複数の医師(読影医)がいれば、医療施設内のサーバー(オンプレミスサーバー)を用いた多重読影が可能であるが、小さなクリニックでは医師が一人の場合が多い。このようなクリニックが、他の病院との間でVPN接続されることで連携可能な病院のグループに入っていない場合には、クリニック内のサーバーを用いて多重読影を行う必要があり、同一の医用画像に対して複数の医師がそれぞれ読影レポートを作成するという運用は現実的ではない。すなわち、他の病院との間でVPN接続されていないような小さなクリニックであっても、同一の医用画像に対して他の病院に所属する医師が読影レポートを作成できることが求められている。電子カルテの場合、同一の対象に対して複数の医師がそれぞれカルテを作成することはないため、読影レポート特有の課題となっている。
また、近年、医師の働き方改革が推奨されており、医師が院内のローカルサーバーで読影レポートを作成できるだけでなく、自宅や外出先で読影レポートを作成できることが望まれる。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、クラウドサーバーで読影レポートを作成できることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ローカルサーバーとネットワークで接続された医用画像を管理するクラウドサーバーであって、前記ローカルサーバーから第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得する第1の取得部と、前記第1の読影レポートを記憶する第1の記憶部と、前記ローカルサーバーから第2の医用画像をインターネットを介して取得する第2の取得部と、前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成する作成部と、前記第2の読影レポートを記憶する第2の記憶部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクラウドサーバーにおいて、前記第2の読影レポートをインターネットを介して前記ローカルサーバーに出力する出力部を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクラウドサーバーにおいて、前記ローカルサーバーからレポート要求を受け取る入力部を備え、前記出力部は、前記レポート要求に基づき前記第2の読影レポートを前記ローカルサーバーに出力する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、前記第1の読影レポートは、ローカルネットワーク内で作成されたものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、前記作成部は、前記第1の読影レポートを利用して前記第2の読影レポートを作成する。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、前記作成部は、前記第1の読影レポートを利用せずに前記第2の読影レポートを作成する。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、前記第2の医用画像は、前記第1の医用画像と同じ医用画像である。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、ネットワークで接続されたクライアント端末に前記第2の読影レポートを表示させる制御をする制御部を備え、前記制御部は、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様で前記クライアント端末に表示させる制御をする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、ネットワークで接続されたクライアント端末に前記第2の読影レポートを表示させる制御をする制御部を備え、前記制御部は、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様で前記クライアント端末に表示させる制御をする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のクラウドサーバーにおいて、ネットワークで接続されたクライアント端末に前記第2の読影レポートを表示させる制御をする制御部を備え、前記制御部は、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートと区別可能に前記クライアント端末に表示させる制御をする。
請求項11に記載の発明は、ローカルサーバーと、医用画像を管理するクラウドサーバーとがネットワークで接続されたクラウドシステムが有する前記クラウドサーバーのコンピューターに実行させるプログラムであって、前記ローカルサーバーから第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得させ、前記第1の読影レポートを記憶させ、前記ローカルサーバーから第2の医用画像をインターネットを介して取得させ、前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成させ、前記第2の読影レポートを記憶させる。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のプログラムにおいて、前記第1の読影レポートを前記クラウドサーバーの記憶部に記憶させる。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートをインターネットを介して前記ローカルサーバーに出力させる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のプログラムにおいて、前記ローカルサーバーから取得したレポート要求に基づき前記第2の読影レポートを前記ローカルサーバーに出力させる。
請求項15に記載の発明は、請求項11から14のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第1の読影レポートは、ローカルネットワーク内で作成されたものである。
請求項16に記載の発明は、請求項11から15のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第1の読影レポートを利用して前記第2の読影レポートを作成させる。
請求項17に記載の発明は、請求項11から15のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第1の読影レポートを利用せずに前記第2の読影レポートを作成させる。
請求項18に記載の発明は、請求項11から17のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第2の医用画像は、前記第1の医用画像と同じ医用画像である。
請求項19に記載の発明は、請求項11から18のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様でクライアント端末に表示させる。
請求項20に記載の発明は、請求項11から18のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末に表示させる。
請求項21に記載の発明は、請求項11から18のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末に表示させる。
請求項22に記載の発明は、ローカルサーバーと、医用画像を管理するクラウドサーバーとがネットワークで接続されたクラウドシステムが有する前記ローカルサーバーのコンピューターに実行させるプログラムであって、第1の医用画像に関する第1の読影レポートと第2の医用画像とをインターネットを介して前記クラウドサーバーへ送信させ、前記クラウドサーバーで作成された前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを取得させ、前記第2の読影レポートを記憶させる。
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様でクライアント端末に表示させる。
請求項24に記載の発明は、請求項22に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末に表示させる。
請求項25に記載の発明は、請求項22に記載のプログラムにおいて、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末に表示させる。
請求項26に記載の発明は、ローカルサーバーと、医用画像を管理するクラウドサーバーとがネットワークで接続されたクラウドシステムであって、前記ローカルサーバーから第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得する第1の取得部と、前記第1の読影レポートを記憶する第1の記憶部と、前記ローカルサーバーから第2の医用画像をインターネットを介して取得する第2の取得部と、前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成する作成部と、前記第2の読影レポートを記憶する第2の記憶部と、を備える。
請求項27に記載の発明は、請求項26に記載のクラウドシステムにおいて、前記第2の読影レポートをインターネットを介して前記ローカルサーバーに出力する出力部を備える。
請求項28に記載の発明は、請求項26又は27に記載のクラウドシステムにおいて、前記ローカルサーバーは、前記第1の読影レポート及び前記第2の医用画像をインターネットを介して前記クラウドサーバーへ送信する通信部を備え、前記クラウドサーバーは、前記第1の取得部、前記第1の記憶部、前記第2の取得部、前記作成部、前記第2の記憶部を備える。
請求項29に記載の発明は、第1のローカルサーバー及び第2のローカルサーバーを含む複数のローカルサーバーと、前記複数のローカルサーバーとネットワークで接続された請求項1から10のいずれか一項に記載のクラウドサーバーを備えたクラウドシステムであって、前記クラウドサーバーは、前記第1のローカルサーバーと前記第2のローカルサーバーからアクセス可能であり、前記第1のローカルサーバーと前記第2のローカルサーバーとは互いにアクセス不可である。
本発明によれば、クラウドサーバーで読影レポートを作成できる。
本発明の第1の実施の形態におけるクラウドシステムのシステム構成図である。 クラウドサーバーの機能的構成を示すブロック図である。 ユーザーテーブルのデータ構成例を示す図である。 グループテーブルのデータ構成例を示す図である。 検査管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 レポート管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 ローカルサーバーの機能的構成を示すブロック図である。 クライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 1次読影処理を示すラダーチャートである。 2次読影処理を示すラダーチャートである。 クライアント端末に表示される読影画面の例である。 レポート表示処理を示すラダーチャートである。 クライアント端末に表示されるレポート参照画面の例である。 クライアント端末が2画面のモニターを有する場合のレポート参照画面の例である。 第2の実施の形態においてクライアント端末に表示されるレポート参照画面の例である。 第3の実施の形態における第2のレポート表示処理を示すラダーチャートである。
本発明の一実施形態において、ローカルサーバーとは、インターネットを介さずにローカル接続のみでもアクセス可能なサーバーが含まれる。
ローカルサーバーとしては、例えば、一又は複数の施設内で共有されたサーバーであって、ローカル接続のみでもアクセス可能な物理的サーバーが含まれる。
本発明の一実施形態では、ローカルネットワーク内でローカルサーバーにアクセスし、ローカルサーバーに保存された医用画像に対してローカルネットワーク内で第1の読影レポートが作成される。
本発明の一実施形態において、クラウドサーバーとは、インターネット接続でアクセス可能なクラウド環境下で構築されたサーバーが含まれる。
例えば、第1のローカルサーバーや第2のローカルサーバーを含む複数のローカルサーバー同士がクラウドサーバーを介して間接的にネットワーク接続された環境下においては、第1のローカルサーバー及び第2のローカルサーバーは、クラウドサーバーを経由して間接的に接続されているため、クラウドサーバーには含まれない。
クラウドサーバーとしては、例えば、クラウドサービス提供会社が提供する大容量のサーバーであって、一又は複数の施設からインターネット経由で与えられた記憶容量の範囲で使用する仮想サーバーが含まれる。
本発明の一実施形態では、ユーザーがインターネットを介してクラウドサーバーにアクセスし、クラウドサーバーに保存された医用画像に対してインターネットを介して第2の読影レポートが作成される。
以下、図面を参照して、本発明に係るクラウドシステムの実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
<クラウドシステムの構成>
図1に、第1の実施の形態におけるクラウドシステム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、クラウドシステム100は、クラウド環境に設置されたクラウドサーバー1と、医療施設Aに設けられた施設内システム2Aと、医療施設Bに設けられた施設内システム2Bと、クライアント端末4Xと、・・・を備えて構成されている。クラウドサーバー1は、施設内システム2A、施設内システム2B、クライアント端末4X、・・・と、インターネット等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
クラウドサーバー1は、各医療施設において生成された医用画像の画像データを蓄積し管理する。また、クラウドサーバー1は、各施設内システム2A,2B,・・・から医用画像に対する読影の依頼を受け付け、読影レポートを蓄積し管理する。
施設内システム2Aは、ローカルサーバー3A、クライアント端末4A及び撮影装置5Aを備え、各装置は、LAN(Local Area Network)等の施設内ネットワーク6Aにより相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。また、ローカルサーバー3A及びクライアント端末4Aは、通信ネットワークNを介してクラウドサーバー1とデータ通信可能に接続されている。
施設内システム2Bは、ローカルサーバー3B、クライアント端末4B及び撮影装置5Bを備え、各装置は、LAN等の施設内ネットワーク6Bにより相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。また、ローカルサーバー3B及びクライアント端末4Bは、通信ネットワークNを介してクラウドサーバー1とデータ通信可能に接続されている。
クライアント端末4Xは、医療施設の内外を問わず、通信ネットワークNを介してクラウドサーバー1と接続し、データ通信を行うことができる。
クラウドシステム100において、クラウドサーバー1は、複数のローカルサーバー3A,3B,・・・と通信ネットワークNを介して接続されている。
クラウドサーバー1は、複数のローカルサーバー3A,3B,・・・のうち少なくともローカルサーバー3A(第1のローカルサーバー)とローカルサーバー3B(第2のローカルサーバー)からアクセス可能である。
一方、ローカルサーバー3A(第1のローカルサーバー)とローカルサーバー3B(第2のローカルサーバー)等、異なる施設内システム間のローカルサーバー同士は互いにアクセス不可である。
なお、クラウドシステム100を構成する施設内システム2A,2B等の施設内システムの数、各施設内システム内又は外のクライアント端末の数は、特に限定されない。
<クラウドサーバーの構成>
図2に、クラウドサーバー1の機能的構成を示す。
図2に示すように、クラウドサーバー1は、制御部11、通信部12、計時部13、記憶部14等を備えて構成されており、各部はバス15により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、クラウドサーバー1の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、記憶部14に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
通信部12は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
計時部13は、計時回路(RTC:Real Time Clock)を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部11に出力する。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部14には、外部機器に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して外部機器のユーザーに画像ビューアー機能、読影レポート作成機能、読影レポート表示機能等を提供するためのアプリケーションプログラムが記憶されている。
また、記憶部14には、ユーザーテーブルT1、グループテーブルT2、検査管理テーブルT3、レポート管理テーブルT4等が記憶されている。また、記憶部14は、データ記憶領域141を有する。
ユーザーテーブルT1は、クラウドシステム100を使用するユーザーごとに、ユーザーに関するユーザー情報を管理するためのテーブルである。図3に、ユーザーテーブルT1のデータ構成例を示す。ユーザーテーブルT1には、ユーザーごとに、ユーザーID、ユーザー名、所属施設、メールアドレス、グループID等が対応付けられて格納されている。ユーザーIDは、ユーザーの識別情報である。ユーザー名は、ユーザーの名称である。所属施設は、ユーザーが所属する医療施設である。メールアドレスは、ユーザーのメールアドレスである。グループIDは、ユーザーが属するグループのグループIDである。
グループテーブルT2は、ユーザーが属するグループごとに、クラウドサーバー1に対する権限を定義したテーブルである。図4に、グループテーブルT2のデータ構成例を示す。グループテーブルT2には、グループごとに、グループID、グループ名、ログイン権限、参照権限、レポート権限等が対応付けられて格納されている。グループIDは、グループの識別情報である。グループ名は、グループの名称(読影医、承認医、参照医等)である。ログイン権限は、クラウドサーバー1が提供するシステムにログインする権限である。参照権限は、クラウドサーバー1で管理されている医用画像や読影レポートを参照する権限である。レポート権限は、クラウドサーバー1で読影レポートを作成する権限である。
検査管理テーブルT3は、データ記憶領域141に記憶されている医用画像に係る検査を管理するためのテーブルである。図5に、検査管理テーブルT3のデータ構成例を示す。検査管理テーブルT3には、検査ごとに、検査ID、患者ID、撮影装置、撮影施設、検査日時、画像ID、読影依頼元ユーザーID、読影依頼先ユーザーID等が対応付けられて格納されている。検査IDは、検査に付与された識別情報である。患者IDは、撮影対象とされた患者の患者IDである。撮影装置は、医用画像の撮影に用いられた撮影装置である。撮影施設は、医用画像が撮影された医療施設である。検査日時は、検査(撮影)が行われた日時である。画像IDは、検査に係る医用画像の識別情報である。読影依頼元ユーザーIDは、検査(医用画像)に対する読影を依頼したユーザーのユーザーIDである。読影依頼先ユーザーIDは、検査(医用画像)に対する読影を依頼されたユーザーのユーザーIDである。なお、複数回の読影が予定されている場合には、読影依頼先ユーザーIDを複数指定可能とする。
レポート管理テーブルT4は、データ記憶領域141に記憶されている読影レポートを管理するためのテーブルである。図6に、レポート管理テーブルT4のデータ構成例を示す。レポート管理テーブルT4には、レポートごとに、レポートID、検査ID、レポート作成ユーザーID、レポート作成日時、撮影施設、レポート作成場所、読影種別、ダウンロード済みフラグ等が対応付けられて格納されている。レポートIDは、読影レポートに付与された識別情報である。検査IDは、読影対象とされた検査の検査IDである。レポート作成ユーザーIDは、読影レポートを作成したユーザーのユーザーIDである。レポート作成日時は、読影レポートが作成された日時である。撮影施設は、医用画像が撮影された医療施設である。レポート作成場所は、読影レポートが作成された場所(クラウド、医療施設A、医療施設B等)である。読影種別は、1次読影、2次読影、承認読影等、読影の種別を示す情報である。ダウンロード済みフラグは、クラウドサーバー1において作成された読影レポートが「撮影施設」にダウンロードされたか否かを示すフラグである。ダウンロード済みフラグの初期値は「0」であり、読影レポートがダウンロードされると、ダウンロード済みフラグは「1」となる。なお、各医療施設(ローカルサーバー3A,3B,・・・)において作成された読影レポートについては、ダウンロード済みフラグは「null」とする。
データ記憶領域141には、各医療施設内で生成された医用画像、各医療施設(ローカルサーバー3A,3B,・・・)で作成された読影レポート、クラウドサーバー1で作成された読影レポート等が記憶される。
制御部11は、ローカルサーバー3A,3B,・・・(以下、単にローカルサーバー3と記す場合もある。)から第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得する。すなわち、制御部11は、第1の取得部として機能する。第1の読影レポートは、ローカルネットワーク(施設内ネットワーク6A,6B,・・・)内で作成されたものである。
制御部11は、第1の読影レポートを第1の記憶部としての記憶部14に記憶させる。
制御部11は、ローカルサーバー3から第2の医用画像をインターネットを介して取得する。すなわち、制御部11は、第2の取得部として機能する。
制御部11は、第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成する。すなわち、制御部11は、作成部として機能する。ここで、第2の医用画像は、第1の医用画像と同じ医用画像であることとする。
制御部11は、第1の読影レポートを利用して、第2の読影レポートを作成する。例えば、制御部11は、第1の読影レポートをひな形として利用し、ユーザーからの修正、追加、削除等の操作を受け付けることで、第2の読影レポートを作成する。あるいは、制御部11は、第1の読影レポートを利用せずに、第2の読影レポートを作成することとしてもよい。
制御部11は、第2の読影レポートを第2の記憶部としての記憶部14に記憶させる。ここでは、第1の読影レポートを記憶する第1の記憶部と、第2の読影レポートを記憶する第2の記憶部が、一つの記憶部(記憶部14)である場合について説明するが、第1の記憶部と第2の記憶部は、異なる記憶部であってもよい。
制御部11は、通信部12を制御して、第2の読影レポートをインターネットを介してローカルサーバー3に出力する。すなわち、制御部11及び通信部12は、出力部として機能する。
制御部11は、通信部12を介して、ローカルサーバー3からレポート要求を受け取る。すなわち、制御部11及び通信部12は、入力部として機能する。
制御部11は、レポート要求に基づき第2の読影レポートをローカルサーバー3に出力する。
制御部11は、通信ネットワークNで接続されたクライアント端末4A,4B,4X,・・・(以下、単にクライアント端末4と記す場合もある。)に第2の読影レポートを表示させる制御をする。
制御部11は、第2の読影レポートを、第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様でクライアント端末4に表示させる制御をする。「異なる表示態様で表示させる」には、異なる表示領域に表示させることや異なる表示形式で表示させることが含まれる。
制御部11は、第2の読影レポートを、第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末4に表示させる制御をする。
<施設内システムの構成>
次に、施設内システム2Aを構成する各装置について説明する。
ローカルサーバー3Aは、医療施設において生成された医用画像の画像データ、医用画像に対して作成された読影レポート等を蓄積し管理する。
図7に、ローカルサーバー3Aの機能的構成を示す。
図7に示すように、ローカルサーバー3Aは、制御部31、通信部32、計時部33、記憶部34等を備えて構成されており、各部はバス35により接続されている。
制御部31は、CPU、RAM等から構成され、ローカルサーバー3Aの各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、記憶部34に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
通信部32は、ネットワークインターフェース等により構成され、施設内ネットワーク6Aや通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
計時部33は、計時回路を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部31に出力する。
記憶部34は、HDD、SSD等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部34には、医療施設A内の外部機器に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して外部機器のユーザーに画像ビューアー機能、読影レポート作成機能、読影レポート表示機能等を提供するためのアプリケーションプログラムが記憶されている。
また、記憶部34には、ユーザーテーブルT11、グループテーブルT12、検査管理テーブルT13、レポート管理テーブルT14等が記憶されている。また、記憶部34は、データ記憶領域341を有する。
ユーザーテーブルT11は、図3に示したユーザーテーブルT1と同様であるが、ユーザーテーブルT11には、医療施設Aに所属するユーザーの情報のみが格納されている。
グループテーブルT12は、図4に示したグループテーブルT2と同様であるが、グループテーブルT12には、ローカルサーバー3Aに対する権限が定義されている。
検査管理テーブルT13は、図5に示した検査管理テーブルT3と同様であるが、検査管理テーブルT13には、医療施設Aで行われた検査の情報のみが格納されている。
レポート管理テーブルT14は、ダウンロード済みフラグがないことを除いて、図6に示したレポート管理テーブルT4と同様である。レポート管理テーブルT14には、医療施設A(ローカルサーバー3A)において作成された読影レポートの情報と、ローカルサーバー3Aがクラウドサーバー1からダウンロードした読影レポートの情報と、が格納されている。
データ記憶領域341には、医療施設A内で生成された医用画像、ローカルサーバー3Aで作成された読影レポート、クラウドサーバー1からダウンロードされた読影レポート等が記憶される。
制御部31は、通信部32を制御して、ローカルネットワーク(施設内ネットワーク6A)内で作成された第1の読影レポート、及び、第2の医用画像をインターネットを介してクラウドサーバー1へ送信させる。
制御部31は、通信部32を介して、クラウドサーバー1で作成された第2の医用画像に関する第2の読影レポートを取得する。
制御部31は、第2の読影レポートを記憶部34に記憶させる。
クライアント端末4Aは、医療従事者により使用されるPC(Personal Computer)等のコンピューター装置であり、医用画像を読影して読影レポートを作成する際、読影レポートを参照する際等に用いられる。
図8に、クライアント端末4Aの機能的構成を示す。
図8に示すように、クライアント端末4Aは、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、記憶部45等を備えて構成されており、各部はバス46により接続されている。
制御部41は、CPU、RAM等から構成され、クライアント端末4Aの各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、記憶部45に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部42は、カーソルキー、文字・数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。
クライアント端末4Aがタブレット端末、スマートフォン等である場合には、操作部42は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部43に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部41に出力する。
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部43は、読影画面(読影レポート作成画面)やレポート参照画面等を表示する。
通信部44は、ネットワークインターフェース等により構成され、施設内ネットワーク6Aや通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部45は、HDD、SSD等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。具体的に、記憶部45には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
撮影装置5Aは、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像の画像データを生成する。撮影装置5Aとして、CR(Computed Radiography)、CT(Computed Tomography)、MR(Magnetic Resonance Imaging)、US(Ultrasonography)、ES(Endoscope)等が挙げられる。
なお、施設内システム2A内の撮影装置5Aの数は限定されない。
施設内システム2A以外の施設内システム2B等についても、施設内システム2Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
具体的には、ローカルサーバー3B,・・・は、ローカルサーバー3Aと同様の構成であるため、図7を援用して、説明を省略する。
医療施設内のクライアント端末4B,・・・は、クライアント端末4Aと同様の構成であるため、図8を援用して、説明を省略する。
医療施設の内外で使用されるクライアント端末4Xは、クライアント端末4Aと同様の構成であるため、図8を援用して、説明を省略する。
<クラウドシステムにおける動作>
次に、クラウドシステム100における動作について説明する。
図9は、クラウドシステム100において実行される1次読影処理を示すラダーチャートである。1次読影処理は、医療施設Aにおいて撮影された医用画像に対する1次読影、及び、医療施設Bへの2次読影の依頼を含む処理である。クラウドサーバー1における処理は、制御部11と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。ローカルサーバー3Aにおける処理は、制御部31と記憶部34に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。クライアント端末4A,4Bにおける処理は、制御部41と記憶部45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、医療施設Aの撮影装置5Aは、患者の検査対象部位を撮影し、医用画像の画像データを生成する(ステップS1)。撮影装置5Aは、DICOM規格に則って、医用画像のファイルのヘッダーに付帯情報(患者情報、検査情報、画像ID等)を書き込むことにより、医用画像に付帯情報を付帯させる。撮影装置5Aは、施設内ネットワーク6Aを介して、医用画像をローカルサーバー3Aに送信する。
患者情報は、患者に関する情報であり、患者ID、患者氏名、年齢、性別、生年月日等を含む。
検査情報は、検査に関する情報であり、検査ID、撮影装置、撮影施設、検査日時、検査部位等を含む。
ローカルサーバー3Aでは、制御部31が、通信部32を介して医用画像を受信すると、医用画像を記憶部34に保存する(ステップS2)。具体的には、制御部31は、医用画像を記憶部34のデータ記憶領域341に格納するとともに、医用画像に係る検査の情報(検査ID、患者ID、撮影装置、撮影施設、検査日時、画像ID等)を検査管理テーブルT13に格納する。検査ID、患者ID、撮影装置、撮影施設、検査日時、画像ID等の情報は、医用画像の付帯情報から取得する。
次に、医療施設Aのユーザー(医師)が、クライアント端末4Aからローカルサーバー3Aにログインし、操作部42から検査を指定すると、ローカルサーバー3Aの制御部31は、指定された検査に対応する医用画像を表示するための表示用データを、通信部32を介してクライアント端末4Aに送信する。制御部31は、クライアント端末4Aに、読影画面(画像ビューアー機能及び読影レポート作成機能)を提供する。
クライアント端末4Aでは、表示部43に医用画像が表示される(ステップS3)。ここでは、ローカルサーバー3Aの記憶部34に記憶されているグループテーブルT12において、クライアント端末4Aを操作するユーザーが属するグループにレポート権限があることを前提としている。
次に、医療施設Aのユーザーが、クライアント端末4Aの操作部42からレポート内容を入力すると(ステップS4)、ローカルサーバー3Aの制御部31は、入力された内容に基づいて、第1の読影レポートを作成し(ステップS5)、作成した第1の読影レポートを記憶部34に保存する(ステップS6)。具体的には、制御部31は、第1の読影レポートを記憶部34のデータ記憶領域341に格納するとともに、第1の読影レポートの情報(レポートID、検査ID、レポート作成ユーザーID、レポート作成日時、撮影施設、レポート作成場所、読影種別等)をレポート管理テーブルT14に格納する。制御部31は、第1の読影レポートの作成時にレポートIDを付与し、この「レポートID」を「レポートID」フィールドに格納する。制御部31は、「検査ID」フィールドに、読影対象の医用画像に係る検査の「検査ID」を格納する。制御部31は、「レポート作成ユーザーID」フィールドに、クライアント端末4Aからローカルサーバー3Aにログイン中のユーザーの「ユーザーID」を格納する。制御部31は、「レポート作成日時」フィールドに、第1の読影レポートに対する保存が指示された際に計時部33から取得した「現在日時」を格納する。制御部31は、「撮影施設」フィールドに「医療施設A」を格納し、「レポート作成場所」フィールドに、ローカルサーバー3Aに対応する「医療施設A」を格納し、「読影種別」フィールドに「1次読影」を格納する。第1の読影レポートは、例えば、PDF(Portable Document Format)、XML(Extensible Markup Language)形式のファイルとして保存される。
次に、制御部31は、読影された医用画像及び第1の読影レポートを、通信部32を介して、クラウドサーバー1にアップロードする(ステップS7)。
クラウドサーバー1では、制御部11が、通信部12を介して、ローカルサーバー3Aから医用画像及び第1の読影レポートを取得し、取得した医用画像及び第1の読影レポートを記憶部14に保存する(ステップS8)。具体的には、制御部11は、医用画像及び第1の読影レポートを記憶部14のデータ記憶領域141に格納するとともに、医用画像に係る検査の情報(検査ID、患者ID、撮影装置、撮影施設、検査日時、画像ID等)を検査管理テーブルT3に格納し、第1の読影レポートの情報(レポートID、検査ID、レポート作成ユーザーID、レポート作成日時、撮影施設、レポート作成場所、読影種別等)をレポート管理テーブルT4に格納する。検査管理テーブルT3に格納される情報は、医用画像の付帯情報から取得する。レポート管理テーブルT4に格納される情報は、ローカルサーバー3Aから取得する。
ステップS8において、クラウドサーバー1の制御部11は、ローカルサーバー3Aから第1の読影レポートをインターネットを介して取得して記憶部14にさせるとともに、後に第2の読影レポートの対象となる第2の医用画像をローカルサーバー3Aからインターネットを介して取得している。
次に、医療施設Aのユーザーが、クライアント端末4Aの操作部42から読影医を指定して2次読影を指示すると(ステップS9)、ローカルサーバー3Aの制御部31は、通信部32を介して、クラウドサーバー1に読影依頼を送信する(ステップS10)。読影依頼には、読影対象とする検査の検査IDと、読影依頼元ユーザーIDと、読影依頼先ユーザーIDと、が含まれる。読影依頼元ユーザーIDは、クライアント端末4Aからローカルサーバー3Aにログイン中のユーザーの「ユーザーID」である。読影依頼先ユーザーIDは、指定された読影医の「ユーザーID」である。
クラウドサーバー1では、制御部11が、通信部12を介して、ローカルサーバー3Aから読影依頼を受信すると、記憶部14に読影依頼を登録する(ステップS11)。具体的には、制御部11は、検査管理テーブルT3において、読影依頼に含まれる「検査ID」により特定される検査のレコードに、読影依頼に含まれる「読影依頼元ユーザーID」及び「読影依頼先ユーザーID」を格納する。
次に、制御部11は、記憶部14のユーザーテーブルT1を参照して、読影依頼先ユーザーIDが示す「ユーザーID」に対応する「メールアドレス」を取得し、このメールアドレス宛てに、通信部12を介して、読影依頼の通知メールを送信する(ステップS12)。
ここでは、読影依頼先として、医療施設Bのユーザーが指定されている。医療施設Bのクライアント端末4Bでは、通信部44を介して、クラウドサーバー1から読影依頼の通知メールを受信する。
以上で、1次読影処理が終了する。
図10は、クラウドシステム100において実行される2次読影処理を示すラダーチャートである。2次読影処理は、医用画像に対する2次読影、及び、第2の読影レポートのダウンロードを含む処理であり、1次読影処理(図9参照)に続いて行われる。クラウドサーバー1における処理は、制御部11と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。ローカルサーバー3Aにおける処理は、制御部31と記憶部34に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。クライアント端末4Bにおける処理は、制御部41と記憶部45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、2次読影を依頼された医療施設Bのユーザー(医師)が、クライアント端末4Bからクラウドサーバー1にログインし、操作部42から検査を指定すると、制御部41は、通信部44を介して、指定された検査に対応する画像参照要求をクラウドサーバー1に送信する(ステップS21)。ここでは、クラウドサーバー1の記憶部14に記憶されているグループテーブルT2において、クライアント端末4Bを操作するユーザーが属するグループにレポート権限があることを前提としている。
クラウドサーバー1の制御部11は、通信部12を介して、クライアント端末4Bから画像参照要求を受信すると、指定された検査に対応する医用画像を表示するための表示用データをクライアント端末4Bに送信する。制御部11は、クライアント端末4Bに、読影画面(画像ビューアー機能及び読影レポート作成機能)を提供する(ステップS22)。
クライアント端末4Bでは、表示部43に医用画像が表示される(ステップS23)。
図11に、クライアント端末4Bの表示部43に表示される読影画面431の例を示す。読影画面431には、患者検査情報領域51、医用画像領域52、クラウドレポート入力領域53、ローカルレポート表示領域54等が含まれる。
患者検査情報領域51には、検査に係る患者情報及び検査情報が表示される。患者情報及び検査情報は、クラウドサーバー1の制御部11により、検査管理テーブルT3の指定された検査に対応するレコード、又は、検査に係る医用画像の付帯情報から取得される。
医用画像領域52には、検査に係る医用画像が表示される。医用画像については、クラウドサーバー1の制御部11により、検査管理テーブルT3から指定された検査の検査IDに対応する画像IDが取得され、この画像IDに基づいて、データ記憶領域141に記憶されている医用画像が取得される。
クラウドレポート入力領域53は、医用画像領域52に表示されている医用画像に対する読影レポートを入力するための領域である。
ローカルレポート表示領域54には、医用画像領域52に表示されている医用画像に対して、医療施設Aにおいて作成された第1の読影レポートが表示される。第1の読影レポートについては、クラウドサーバー1の制御部11により、レポート管理テーブルT4から指定された検査の検査IDに対応するレポートIDが取得され、このレポートIDに基づいて、データ記憶領域141に記憶されている読影レポートが取得される。ここでは、「FILE001」というファイル名のPDFファイルのアイコンが示されている。ユーザーがこのアイコンをクリックすると、第1の読影レポート(FILE001)の内容が表示される。なお、ローカルレポート表示領域54において、第1の読影レポートが医療施設A(ローカルサーバー3A)で作成されたことが、認識可能に表示されることとしてもよい。
次に、医療施設Bのユーザーが、クライアント端末4Bの操作部42からレポート内容を入力すると(ステップS24)、クラウドサーバー1の制御部11は、入力された内容に基づいて、第2の読影レポートを作成し(ステップS25)、作成した第2の読影レポートを記憶部14に保存する(ステップS26)。具体的には、制御部11は、第2の読影レポートを記憶部14のデータ記憶領域141に格納するとともに、第2の読影レポートの情報(レポートID、検査ID、レポート作成ユーザーID、レポート作成日時、撮影施設、レポート作成場所、読影種別等)をレポート管理テーブルT4に格納する。制御部11は、第2の読影レポートの作成時にレポートIDを付与し、この「レポートID」を「レポートID」フィールドに格納する。制御部11は、「検査ID」フィールドに、読影対象の医用画像に係る検査の「検査ID」を格納する。制御部11は、「レポート作成ユーザーID」フィールドに、クライアント端末4Bからクラウドサーバー1にログイン中のユーザーの「ユーザーID」を格納する。制御部11は、「レポート作成日時」フィールドに、第2の読影レポートに対する保存が指示された際に計時部13から取得した「現在日時」を格納する。制御部11は、「撮影施設」フィールドに「医療施設A」を格納し、「レポート作成場所」フィールドに、クラウドサーバー1に対応する「クラウド」を格納し、「読影種別」フィールドに「2次読影」を格納する。また、制御部11が、第2の読影レポートについて、レポート管理テーブルT4に新規のレコードを登録する際、ダウンロード済みフラグは「0」とする。第2の読影レポートは、例えば、PDF、XML形式のファイルとして保存される。
なお、第1の読影レポートと第2の読影レポートとは異なるファイル形式で区別可能に保存され、表示されてもよい。例えば、第1の読影レポートがPDF形式のファイルとして保存されている場合に、第2の読影レポートはXML形式のファイルとして保存されて表示されてもよい。また、第1の読影レポートがXML形式のファイルとして保存されている場合に、第2の読影レポートはPDF形式のファイルとして保存されて表示されてもよい。
また、第1の読影レポートと第2の読影レポートとが同じファイル形式で保存される場合であっても、第1の読影レポートとは独立に第2の読影レポートを作成することで区別可能に保存され、表示されてもよい。例えば、第1の読影レポートがPDF形式のファイルとして保存され、第2の読影レポートがPDF形式の別のファイルとして独立して保存されることで区別可能に保存され、表示されてもよい。
このようにして、読影医(医療施設Bのユーザー)は、クライアント端末4Bからクラウドサーバー1にアクセスして、クラウドサーバー1が提供するソフトウェア(アプリケーション)を用いて医用画像の読影及び読影レポートの作成を行う。
医療施設Aのローカルサーバー3Aでは、制御部31が、通信部32を介して、定期的にクラウドサーバー1に対し、医療施設A宛ての読影レポートが作成されたか否かの問い合わせを行う(ステップS27)。医療施設A宛ての読影レポートとは、医療施設Aからの読影依頼により作成された読影レポートである。
クラウドサーバー1では、制御部11が、記憶部14のレポート管理テーブルT4を参照し、「撮影施設」フィールドが「医療施設A」、「レポート作成場所」フィールドが「クラウド」、「ダウンロード済みフラグ」フィールドが「0」であるレコードを検索する。制御部11は、上記条件を満たすレコードが存在する場合に、通信部12を介して、医療施設A宛ての読影レポートが作成されたことをローカルサーバー3Aに通知する。
ローカルサーバー3Aの制御部31は、クラウドサーバー1からの通知に応じて、通信部32を介して、クラウドサーバー1にレポート要求を送信する(ステップS28)。
クラウドサーバー1の制御部11は、通信部12を介して、ローカルサーバー3Aからレポート要求を受け取ると、レポート要求に基づき、第2の読影レポート(医療施設A宛ての読影レポートであって、ダウンロードされていないもの)を記憶部14のデータ記憶領域141から読み出す。そして、制御部11は、通信部12を介して、第2の読影レポートをローカルサーバー3Aに出力する(ステップS29)。制御部11は、記憶部14のレポート管理テーブルT4において、出力した第2の読影レポートに対応するレコードの「ダウンロード済みフラグ」を「1」に変更する。
ローカルサーバー3Aの制御部31は、通信部32を介して、クラウドサーバー1から第2の読影レポートを受信し、受信した第2の読影レポートを記憶部34に保存する(ステップS30)。具体的には、制御部31は、第2の読影レポートを記憶部34のデータ記憶領域341に格納するとともに、第2の読影レポートの情報(レポートID、検査ID、レポート作成ユーザーID、レポート作成日時、撮影施設、レポート作成場所、読影種別等)をレポート管理テーブルT14に格納する。レポート管理テーブルT14に格納される情報は、クラウドサーバー1から取得する。
以上で、2次読影処理が終了する。
なお、1次読影処理(図9参照)及び2次読影処理(図10参照)では、医療施設A(ローカルサーバー3A)において第1の読影レポートを作成し、医療施設Bの医師の操作により、クラウドサーバー1において第2の読影レポートを作成することとしたが、第1の読影レポートが作成される医療施設や、読影依頼先については、上記の例に限定されない。
図12は、クラウドシステム100において実行されるレポート表示処理を示すラダーチャートである。レポート表示処理は、医用画像に対する読影レポートを表示する処理である。クラウドサーバー1における処理は、制御部11と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。クライアント端末4Xにおける処理は、制御部41と記憶部45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、読影レポートを参照したいユーザー(医師)が、クライアント端末4Xからクラウドサーバー1にログインし、操作部42から検査を指定すると(ステップS31)、制御部41は、通信部44を介して、指定された検査に対応するレポート参照要求をクラウドサーバー1に送信する(ステップS32)。ここでは、クラウドサーバー1の記憶部14に記憶されているグループテーブルT2において、クライアント端末4Xを操作するユーザーが属するグループに参照権限があることを前提としている。
クラウドサーバー1の制御部11は、通信部12を介して、クライアント端末4Xからレポート参照要求を受信すると、指定された検査に対応する読影レポートを表示するための表示用データをクライアント端末4Xに送信する。すなわち、制御部11は、クライアント端末4Xに、第1の読影レポート及び第2の読影レポートを含むレポート参照画面を提供する(ステップS33)。具体的には、制御部11は、記憶部14のレポート管理テーブルT4を参照して、指定された検査の検査IDに対応するレポートIDを取得し、このレポートIDに基づいて、記憶部14のデータ記憶領域141から第1の読影レポート及び第2の読影レポートを取得する。制御部11は、レポート管理テーブルT4において、指定された検査の検査IDに対応するレコードのうち、「レポート作成場所」フィールドが「医療施設A」等の医療施設であるものを「第1の読影レポート」と判断し、「レポート作成場所」フィールドが「クラウド」であるものを「第2の読影レポート」と判断する。そして、制御部11は、第1の読影レポート及び第2の読影レポートを含むレポート参照画面の表示用データを生成する。
クライアント端末4Xでは、表示部43にレポート参照画面が表示される(ステップS34)。
以上で、レポート表示処理が終了する。
図13に、クライアント端末4Xの表示部43に表示されるレポート参照画面432の例を示す。レポート参照画面432には、患者検査情報領域61、医用画像領域62、クラウドレポート表示領域63、ローカルレポート表示領域64等が含まれる。
患者検査情報領域61、医用画像領域62については、読影画面431(図11参照)の患者検査情報領域51、医用画像領域52と同様である。
クラウドレポート表示領域63には、医用画像領域62に表示されている医用画像に対して、クラウドサーバー1において作成された読影レポートが表示される。
ローカルレポート表示領域64には、医用画像領域62に表示されている医用画像に対して、各医療施設(ローカルサーバー3)において作成された読影レポートが表示される。ここでは、「FILE001」というファイル名のPDFファイルのアイコンが示されている。
レポート参照画面432では、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポート(クラウドレポート)が、クラウドサーバー1以外(ローカルサーバー3)で作成された第1の読影レポート(ローカルレポート)とは異なる表示態様で表示されている。具体的には、第2の読影レポートがクラウドレポート表示領域63に表示され、第1の読影レポートがローカルレポート表示領域64に表示されることで、第2の読影レポートは、第1の読影レポートとは別の領域に表示されている。また、第2の読影レポートは、レポート内容が参照できる状態で表示されており、アイコンで示された第1の読影レポートとは別の表示態様となっている。第1の読影レポートは、ユーザーがクライアント端末4Xの操作部42を操作して、アイコンをクリックすることで、ファイルが開かれるようになっている。
また、レポート参照画面432では、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートが、クラウドサーバー1以外(ローカルサーバー3)で作成された第1の読影レポートとは別の領域に、別の表示態様で表示されることで、第2の読影レポートは、第1の読影レポートと区別可能となっている。
なお、クライアント端末4Xの表示部43が2画面のモニターを有している場合には、一方のモニターにクラウドサーバー1において作成された読影レポートを表示させ、他方のモニターに各医療施設(ローカルサーバー3)において作成された読影レポートを表示させることとしてもよい。
図14(a)に、クライアント端末4Xの表示部43の一方のモニターに表示されるレポート参照画面433の例を示す。
図14(b)に、クライアント端末4Xの表示部43の他方のモニターに表示されるレポート参照画面434の例を示す。
図14(a)に示すレポート参照画面433には、患者検査情報領域71、医用画像領域72、クラウドレポート表示領域73等が含まれる。
患者検査情報領域71には、検査に係る患者情報及び検査情報が表示される。
医用画像領域72には、検査に係る医用画像が表示される。
クラウドレポート表示領域73には、医用画像領域72に表示されている医用画像に対して、クラウドサーバー1において作成された読影レポートが表示される。
図14(b)に示すレポート参照画面434には、医用画像領域74、ローカルレポート表示領域75等が含まれる。
医用画像領域74には、医用画像領域72と同様、検査に係る医用画像が表示される。
ローカルレポート表示領域75には、医用画像領域74(医用画像領域72)に表示されている医用画像に対して、各医療施設(ローカルサーバー3)において作成された読影レポートが表示される。ここでは、「FILE001」というファイル名のPDFファイルのアイコンが示されている。ユーザーがクライアント端末4Xの操作部42を操作して、このアイコンをクリックすると、読影レポートの内容が表示される。
なお、レポート表示処理(図12参照)においては、クラウドサーバー1がクライアント端末4Xに読影レポートを表示させる場合を例にしたが、クラウドサーバー1が他のクライアント端末4(クライアント端末4A,4B,・・・)に読影レポートを表示させる場合も同様である。
また、ここでは、クラウドサーバー1の記憶部14に記憶されているグループテーブルT2において、クライアント端末4Xを操作するユーザーが属するグループに参照権限があることを前提として説明したが、当該ユーザーが属するグループにレポート権限があることを前提とした場合、制御部11は、クライアント端末4Xに、画像ビューアー機能及び読影レポート作成機能を提供し得る。この場合のクライアント端末4Xへの画像ビューアー機能及び読影レポート作成機能の提供は、クライアント端末4Bに画像ビューアー機能及び読影レポート作成機能を提供する場合と同様である(図10参照)。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、クラウドサーバー1で読影レポートを作成できる。
クラウドサーバー1にアップロードされた医用画像について、クラウドサーバー1を利用して読影レポートを作成することができるので、医師が一人しかいない医療施設においても、多重読影が容易になる。
また、クラウドサーバー1で作成された読影レポートを各医療施設(ローカルサーバー3)からダウンロードすることで、医療施設が、連携可能な病院のグループに属していない場合であっても、医療施設外の医師が作成した読影レポートを利用可能となる。
また、クラウドサーバー1は、第2の読影レポートをインターネットを介してローカルサーバー3に出力することができる。具体的には、クラウドサーバー1は、ローカルサーバー3からのレポート要求に基づいて、第2の読影レポートをローカルサーバー3に出力することができる。
また、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートを、クラウドサーバー1以外で作成された第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様で、第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末4に表示させるので、ユーザーは、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートを、ローカルサーバー3からアップロードされた第1の読影レポートと区別して、参照することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態におけるクラウドシステムは、第1の実施の形態に示したクラウドシステム100と同様の構成であるため、図1~図8を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
本実施の形態では、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートが、クラウドサーバー1以外で作成された第1の読影レポートと同じ表示態様で表示される。
クラウドサーバー1の制御部11は、通信ネットワークNで接続されたクライアント端末4(クライアント端末4A,4B,4X,・・・)に第2の読影レポートを表示させる制御をする。
制御部11は、第2の読影レポートを、第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末4に表示させる制御をする。「同じ表示態様で表示させる」には、同じ表示領域に表示させることや同じ表示形式で表示させることが含まれる。
図15に、クライアント端末4の表示部43に表示されるレポート参照画面435の例を示す。レポート参照画面435では、クラウドサーバー1において作成された読影レポートと、各医療施設(ローカルサーバー3)において作成された読影レポートと、が同じ表示態様で表示される。レポート参照画面435には、患者検査情報領域81、医用画像領域82、レポート表示領域83等が含まれる。
患者検査情報領域81には、検査に係る患者情報及び検査情報が表示される。
医用画像領域82には、検査に係る医用画像が表示される。
レポート表示領域83には、医用画像領域82に表示されている医用画像に対して作成された読影レポートが表示される。レポート表示領域83には、1次読影タブ84、2次読影タブ85、承認読影タブ86が設けられており、各タブを選択することによって、表示対象とする読影レポートを切り替えることができる。
クラウドサーバー1の制御部11は、クライアント端末4にレポート参照画面435を表示させる際に、記憶部14のレポート管理テーブルT4を参照して、表示対象検査の検査IDに対応するレコードを抽出し、抽出したレコードの「読影種別(1次読影、2次読影、承認読影等)」を特定する。また、抽出したレコードのうち、「レポート作成場所」フィールドが「医療施設A」等の医療施設であるものが「第1の読影レポート」であり、「レポート作成場所」フィールドが「クラウド」であるものが「第2の読影レポート」である。
制御部11は、表示対象検査の検査IDに対応するレコードのレポートIDに基づいて、記憶部14のデータ記憶領域141から読影レポート(第1の読影レポート及び第2の読影レポート)を取得し、レポート参照画面435を表示させるための表示用データを生成して、通信部12を介して、クライアント端末4に送信する。制御部11は、レポート参照画面435のレポート表示領域83において1次読影タブ84が選択された場合に、「1次読影」に該当する読影レポートを表示させ、2次読影タブ85が選択された場合に、「2次読影」に該当する読影レポートを表示させ、承認読影タブ86が選択された場合に、「承認読影」に該当する読影レポートを表示させる。
レポート参照画面435では、例えば、「1次読影」に該当する読影レポートとして、クラウドサーバー1以外(ローカルサーバー3)で作成された第1の読影レポートが表示される。また、「2次読影」に該当する読影レポートとして、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートが表示される。
このように、レポート参照画面435では、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートが、クラウドサーバー1以外(ローカルサーバー3)で作成された第1の読影レポートと同じ表示態様で表示される。具体的には、第2の読影レポートは、第1の読影レポートと同じ領域に、同じ表示態様で表示される。
レポート参照画面435において、各読影レポートがクラウドサーバー1で作成されたものであるか、クラウドサーバー1以外(ローカルサーバー3)で作成されたものであるかを、区別不可としてもよいが、各読影レポートに対して「レポート作成場所」を付加して表示させることとしてもよい。
また、第2の読影レポートを第1の読影レポートと同じ表示態様で表示させる際に、同じ領域内に第2の読影レポート及び第1の読影レポートを表示させてもよいし、第2の読影レポートと第1の読影レポートとで同じ表示態様を用いつつ、表示領域は別々にしてもよい。
また、第1の読影レポートを利用して第2の読影レポートを作成させることとしてもよい。例えば、第1の読影レポートをひな形として情報を追加したり削除したりすることで第2の読影レポートを作成してもよい。この場合、第1の読影レポートを上書き保存することで第2の読影レポートを作成してもよいし、第1の読影レポートとは別に保存することで第2の読影レポートを作成してもよい。この場合も、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートは、クラウドサーバー1以外で作成された第1の読影レポートと同じ表示態様で表示され得る。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様、クラウドサーバー1で読影レポートを作成できる。
また、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートを、クラウドサーバー1以外で作成された第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末4に表示させるので、ユーザーは、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートと、ローカルサーバー3からアップロードされた第1の読影レポートとを、同じように参照することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態におけるクラウドシステムは、第1の実施の形態に示したクラウドシステム100と同様の構成であるため、図1~図8を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
第3の実施の形態では、或る医療施設内において、ローカルサーバー3に記憶されている読影レポートをクライアント端末4に表示させる。
医療施設Aを例にすると、ローカルサーバー3Aの制御部31は、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートを、ローカルネットワーク(施設内ネットワーク6A)内で作成された第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様でクライアント端末4Aに表示させる。
ローカルサーバー3Aの制御部31は、第2の読影レポートを、第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末4Aに表示させる。
図16は、医療施設Aのローカルサーバー3A及びクライアント端末4Aにおいて実行される第2のレポート表示処理を示すラダーチャートである。第2のレポート表示処理は、医用画像に対する読影レポートを表示する処理である。ローカルサーバー3Aにおける処理は、制御部31と記憶部34に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。クライアント端末4Aにおける処理は、制御部41と記憶部45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、読影レポートを参照したいユーザー(医師)が、クライアント端末4Aからローカルサーバー3Aにログインし、操作部42から検査を指定すると(ステップS41)、制御部41は、通信部44を介して、指定された検査に対応するレポート参照要求をローカルサーバー3Aに送信する(ステップS42)。ここでは、ローカルサーバー3Aの記憶部34に記憶されているグループテーブルT12において、クライアント端末4Aを操作するユーザーが属するグループに参照権限があることを前提としている。
ローカルサーバー3Aの制御部31は、通信部32を介して、クライアント端末4Aからレポート参照要求を受信すると、指定された検査に対応する読影レポートを表示するための表示用データをクライアント端末4Aに送信する。すなわち、制御部31は、クライアント端末4Aに、第1の読影レポート及び第2の読影レポートを含むレポート参照画面を提供する(ステップS43)。具体的には、制御部31は、記憶部34のレポート管理テーブルT14を参照して、指定された検査の検査IDに対応するレポートIDを取得し、このレポートIDに基づいて、記憶部34のデータ記憶領域341から第1の読影レポート及び第2の読影レポートを取得する。制御部31は、レポート管理テーブルT14において、指定された検査の検査IDに対応するレコードのうち、「レポート作成場所」フィールドが「医療施設A」であるものを「第1の読影レポート」と判断し、「レポート作成場所」フィールドが「クラウド」であるものを「第2の読影レポート」と判断する。そして、制御部31は、第1の読影レポート及び第2の読影レポートを含むレポート参照画面の表示用データを生成する。
クライアント端末4Aでは、表示部43にレポート参照画面が表示される(ステップS44)。
以上で、第2のレポート表示処理が終了する。
クライアント端末4Aの表示部43には、例えば、図13に示したレポート参照画面432が表示される。レポート参照画面432では、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポート(クラウドレポート)が、ローカルネットワーク内(ローカルサーバー3A)で作成された第1の読影レポート(ローカルレポート)とは異なる表示態様で表示されている。具体的には、第2の読影レポートがクラウドレポート表示領域63に表示され、第1の読影レポートがローカルレポート表示領域64に表示されることで、第2の読影レポートは、第1の読影レポートとは別の領域に表示されている。また、第2の読影レポートは、レポート内容が参照できる状態で表示されており、アイコンで示された第1の読影レポートとは別の表示態様となっている。第1の読影レポートは、ユーザーがクライアント端末4Aの操作部42を操作して、アイコンをクリックすることで、ファイルが開かれるようになっている。
また、レポート参照画面432では、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートが、ローカルネットワーク内で作成された第1の読影レポートとは別の領域に、別の表示態様で表示されることで、第2の読影レポートは、第1の読影レポートと区別可能となっている。
また、図14(a)及び(b)に示すように、2画面に分けて、第1の読影レポートと第2の読影レポートとが表示されることとしてもよい。
以上、医療施設Aのローカルサーバー3Aについて説明したが、医療施設A以外の医療施設のローカルサーバー3についても、同様である。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、ローカルサーバー3が、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートを、クラウドサーバー1以外で作成された第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様で、第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末4に表示させるので、ユーザーは、クラウドサーバー1において作成された第2の読影レポートを、ローカルネットワーク内で作成された第1の読影レポートと区別して、参照することができる。
また、第3の実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に、ローカルサーバー3の制御部31が、第2の読影レポートを、第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末4に表示させることとしてもよい。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係るクラウドシステムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、図9に示した1次読影処理では、医用画像が撮影されたタイミングで、医用画像が撮影された医療施設Aの医師の操作に基づいて第1の読影レポートを作成することとしたが、医療施設Aの医師が第1の読影レポートを作成することなく、医用画像のみをクラウドサーバー1にアップロードすることとしてもよい。
また、読影依頼のタイミングについても、上記の例に限定されず、医用画像をクラウドサーバー1にアップロードする時とは異なるタイミングで、独立して読影依頼を行うこととしてもよい。
また、医用画像に対してローカルサーバー3で作成される第1の読影レポートと、クラウドサーバー1で作成される第2の読影レポートは、どちらが先に作成されてもよい。
また、ローカルサーバー3で作成される第1の読影レポートと、クラウドサーバー1で作成される第2の読影レポートは、異なる医用画像に対して作成された読影レポートであってもよい。つまり、第2の医用画像は、第1の医用画像とは別の医用画像であってもよい。
また、クラウドサーバー1がクライアント端末4に提供する読影画面やレポート参照画面において、患者が撮影された医療施設とは別の医療施設に所属するユーザーに対しては、患者情報等を匿名化して表示させることとしてもよい。
また、上記各実施の形態では、クラウドサーバー1又はローカルサーバー3で読影レポートを作成する際に、クライアント端末4からのユーザーの操作入力に基づくこととしたが、読影レポートの内容は、ユーザーが入力したものでなくてもよい。例えば、クラウドサーバー1又はローカルサーバー3において、AI(Artificial Intelligence)により医用画像を解析し、読影レポートを作成することとしてもよい。
また、上記各実施の形態では、グループテーブルT2,T12において、ユーザーが属するグループに対して権限(ログイン権限、参照権限、レポート権限)が定められていることとしたが、検査ごとに、各ユーザーに対する権限が設定されることとしてもよい。
また、上記各実施の形態では、ローカルサーバー3が医用画像及び読影レポートを管理することとしたが、医療施設内で、医用画像を管理するPACSと、読影レポートを管理するレポートシステムと、に分かれていてもよい。
また、医療施設Aのクライアント端末4Aからクラウドサーバー1にアクセスしている場合に、クラウドサーバー1に、医療施設Aが依頼して作成された読影レポートでなくても、医療施設Aの患者について医療施設Bで作成された読影レポートがあるときには、当該読影レポートが存在することを、クライアント端末4Aのユーザーから認識可能としてもよい。
また、クライアント端末4からクラウドサーバー1にアクセスした場合と、クライアント端末4と同じ医療施設内のローカルサーバー3にアクセスした場合とで、読影についての承認ルートやレポート権限に基づいて、読影レポートの表示態様を変えることとしてもよい。また、患者が複数の医療施設に跨って受診している場合や、医師が複数の医療施設に所属している場合に、情報の公開範囲を変えることとしてもよい。
各処理を実行するためのプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体としては、上記の例に限定されず、可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
1 クラウドサーバー
11 制御部
12 通信部
14 記憶部
3A,3B,・・・ ローカルサーバー
31 制御部
32 通信部
34 記憶部
4A,4B,4X,・・・ クライアント端末
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 記憶部
100 クラウドシステム
431 読影画面
432 レポート参照画面
433 レポート参照画面
434 レポート参照画面
435 レポート参照画面
N 通信ネットワーク
T3 検査管理テーブル
T4 レポート管理テーブル
T13 検査管理テーブル
T14 レポート管理テーブル

Claims (29)

  1. ローカルサーバーとネットワークで接続された医用画像を管理するクラウドサーバーであって、
    前記ローカルサーバーから第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得する第1の取得部と、
    前記第1の読影レポートを記憶する第1の記憶部と、
    前記ローカルサーバーから第2の医用画像をインターネットを介して取得する第2の取得部と、
    前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成する作成部と、
    前記第2の読影レポートを記憶する第2の記憶部と、
    を備えるクラウドサーバー。
  2. 前記第2の読影レポートをインターネットを介して前記ローカルサーバーに出力する出力部を備える請求項1に記載のクラウドサーバー。
  3. 前記ローカルサーバーからレポート要求を受け取る入力部を備え、
    前記出力部は、前記レポート要求に基づき前記第2の読影レポートを前記ローカルサーバーに出力する請求項2に記載のクラウドサーバー。
  4. 前記第1の読影レポートは、ローカルネットワーク内で作成されたものである請求項1から3のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  5. 前記作成部は、前記第1の読影レポートを利用して前記第2の読影レポートを作成する請求項1から4のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  6. 前記作成部は、前記第1の読影レポートを利用せずに前記第2の読影レポートを作成する請求項1から4のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  7. 前記第2の医用画像は、前記第1の医用画像と同じ医用画像である請求項1から6のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  8. ネットワークで接続されたクライアント端末に前記第2の読影レポートを表示させる制御をする制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様で前記クライアント端末に表示させる制御をする請求項1から7のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  9. ネットワークで接続されたクライアント端末に前記第2の読影レポートを表示させる制御をする制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様で前記クライアント端末に表示させる制御をする請求項1から7のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  10. ネットワークで接続されたクライアント端末に前記第2の読影レポートを表示させる制御をする制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートと区別可能に前記クライアント端末に表示させる制御をする請求項1から7のいずれか一項に記載のクラウドサーバー。
  11. ローカルサーバーと、医用画像を管理するクラウドサーバーとがネットワークで接続されたクラウドシステムが有する前記クラウドサーバーのコンピューターに実行させるプログラムであって、
    前記ローカルサーバーから第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得させ、
    前記第1の読影レポートを記憶させ、
    前記ローカルサーバーから第2の医用画像をインターネットを介して取得させ、
    前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成させ、
    前記第2の読影レポートを記憶させるプログラム。
  12. 前記第1の読影レポートを前記クラウドサーバーの記憶部に記憶させる請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記第2の読影レポートをインターネットを介して前記ローカルサーバーに出力させる請求項11又は12に記載のプログラム。
  14. 前記ローカルサーバーから取得したレポート要求に基づき前記第2の読影レポートを前記ローカルサーバーに出力させる請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記第1の読影レポートは、ローカルネットワーク内で作成されたものである請求項11から14のいずれか一項に記載のプログラム。
  16. 前記第1の読影レポートを利用して前記第2の読影レポートを作成させる請求項11から15のいずれか一項に記載のプログラム。
  17. 前記第1の読影レポートを利用せずに前記第2の読影レポートを作成させる請求項11から15のいずれか一項に記載のプログラム。
  18. 前記第2の医用画像は、前記第1の医用画像と同じ医用画像である請求項11から17のいずれか一項に記載のプログラム。
  19. 前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様でクライアント端末に表示させる請求項11から18のいずれか一項に記載のプログラム。
  20. 前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末に表示させる請求項11から18のいずれか一項に記載のプログラム。
  21. 前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末に表示させる請求項11から18のいずれか一項に記載のプログラム。
  22. ローカルサーバーと、医用画像を管理するクラウドサーバーとがネットワークで接続されたクラウドシステムが有する前記ローカルサーバーのコンピューターに実行させるプログラムであって、
    第1の医用画像に関する第1の読影レポートと第2の医用画像とをインターネットを介して前記クラウドサーバーへ送信させ、
    前記クラウドサーバーで作成された前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを取得させ、
    前記第2の読影レポートを記憶させるプログラム。
  23. 前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様とは異なる表示態様でクライアント端末に表示させる請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートの表示態様と同じ表示態様でクライアント端末に表示させる請求項22に記載のプログラム。
  25. 前記第2の読影レポートを、前記第1の読影レポートと区別可能にクライアント端末に表示させる請求項22に記載のプログラム。
  26. ローカルサーバーと、医用画像を管理するクラウドサーバーとがネットワークで接続されたクラウドシステムであって、
    前記ローカルサーバーから第1の医用画像に関する第1の読影レポートをインターネットを介して取得する第1の取得部と、
    前記第1の読影レポートを記憶する第1の記憶部と、
    前記ローカルサーバーから第2の医用画像をインターネットを介して取得する第2の取得部と、
    前記第2の医用画像に関する第2の読影レポートを作成する作成部と、
    前記第2の読影レポートを記憶する第2の記憶部と、
    を備えるクラウドシステム。
  27. 前記第2の読影レポートをインターネットを介して前記ローカルサーバーに出力する出力部を備える請求項26に記載のクラウドシステム。
  28. 前記ローカルサーバーは、前記第1の読影レポート及び前記第2の医用画像をインターネットを介して前記クラウドサーバーへ送信する通信部を備え、
    前記クラウドサーバーは、前記第1の取得部、前記第1の記憶部、前記第2の取得部、前記作成部、前記第2の記憶部を備える請求項26又は27に記載のクラウドシステム。
  29. 第1のローカルサーバー及び第2のローカルサーバーを含む複数のローカルサーバーと、前記複数のローカルサーバーとネットワークで接続された請求項1から10のいずれか一項に記載のクラウドサーバーを備えたクラウドシステムであって、
    前記クラウドサーバーは、前記第1のローカルサーバーと前記第2のローカルサーバーからアクセス可能であり、
    前記第1のローカルサーバーと前記第2のローカルサーバーとは互いにアクセス不可であるクラウドシステム。
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