JP2023063857A - 廃棄物選別システム - Google Patents

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和也 伊藤
Kazuya Ito
陽一 平川
Yoichi Hirakawa
秀一 諏訪
Shuichi Suwa
信也 鈴木
Shinya Suzuki
幸大 井上
Yukihiro Inoue
隆宏 伊藤
Takahiro Ito
雅広 清水
Masahiro Shimizu
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Abstract

【課題】不燃廃棄物処理において破砕不適物を自動で検知できる廃棄物選別システムを提供する。【解決手段】廃棄物選別システムは、廃棄物を破砕する破砕部より上流側でコンベアにより搬送される廃棄物の中から破砕不適物を検知する廃棄物選別システムであって、コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音の情報に基づいて、密度が予め定められた大きさより大きい重量物を検知する重量物検知部と、コンベア上にX線または超音波を照射したときにその反射情報または透過情報に基づいて、液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方を検知する液体検知部と、のうちの少なくとも一方を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、廃棄物選別システムに関する。
一般的に、廃棄物処理施設に搬入される不燃ごみは、コンベアで搬送され、破砕機で細かく破砕された後、素材ごとに選別・処理が行われる。継続的な設備稼働を実現するには、破砕機で破砕するのに適さない対象物(以下、破砕不適物ともいう)を事前に取り除くことが好ましい。この分別作業を人の手で行うと、業務負荷が高いため、この作業の自動化が望まれている。
特許文献1(特許第6842076号)では、廃棄物を素材ごとに選別して回収する中間処理施設において、搬送される廃棄物にX線または近赤外線を照射し、反射情報から対象物の輪郭および素材情報を取得し、事前に登録した素材と同じ素材の廃棄物を後段のロボットアームで回収する技術が提案されている。
特許文献2(特開2020-203249号)では、廃棄物が貯留される貯留ピットにおいて、センサからの取得情報をもとに機械学習モデルを利用して素材を特定し、焼却炉で焼却するのに適さない対象物(焼却不適物)と同じ素材の廃棄物をロボットアームで除去する技術が提案されている。
特許第6842076号 特開2020-203249号
本発明が対象とする不燃廃棄物処理では、電池、リチウムイオン電池が内蔵された製品や、ガス抜きされていないスプレー缶等の液体性の爆破・発火危険物が入っているものが、破砕不適物の一例に該当される。しかし、特許文献1、2に記載の技術では、回収・除去の要否の判断に、廃棄物表面の情報を用いており、廃棄物内部の情報を用いていないため、液体が入った廃棄物を選別することができない。
また、同じ素材の廃棄物でも、密度等の関係で破砕可能なもの(たとえば、鉄パイプ)と不可能なもの(たとえば、鉄アレイ)とがあり、破砕不可能なものも破砕不適物の一例に該当されるが、特許文献1、2に記載の技術では、これらを識別することができない。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、不燃廃棄物処理において破砕不適物を自動で検知できる廃棄物選別システムを提供することにある。
本発明の第1の態様に係る廃棄物選別システムは、
廃棄物を破砕する破砕部より上流側でコンベアにより搬送される廃棄物の中から破砕不適物を検知する廃棄物選別システムであって、
コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音の情報に基づいて、密度が予め定められた大きさより大きい重量物を検知する重量物検知部と、
コンベア上にX線または超音波を照射したときにその反射情報または透過情報に基づいて、液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方を検知する液体検知部と、
のうちの少なくとも一方を備える。
このような態様によれば、廃棄物選別システムが重量物検知部と液体検知部のうちの少なくとも一方を備えるため、破砕部より上流側で、破砕不適物として、(1)密度が所定の大きさを超える重量物と、(2)液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方と、のうちの少なくとも一方を自動的に検知できる。これにより、破砕機に搬入されると装置や施設運営に重大な悪影響を及ぼす破砕不適物を事前に除去しながら、破砕不適物と外見的特徴が似ている廃棄物は除去せずに破砕機で処理することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る廃棄物選別システムは、第1の態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記重量物検知部と前記液体検知部の両方を備える。
このような態様によれば、破砕部より上流側で、破砕不適物として、(1)密度が所定の大きさを超える重量物と、(2)液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方と、のうちの両方を自動的で検知できる。
本発明の第3の態様に係る廃棄物選別システムは、第2の態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記重量物検知部は、前記液体検知部より搬送方向上流側に配置される。
このような態様によれば、不燃廃棄物貯留部に貯留された廃棄物をクレーンが持ち上げてコンベア上に落下させ、あるいは、高さの違うコンベアを用意し、上流側のコンベアから下流側のコンベアへ廃棄物を落下させ、その落下音を重量物検知部にて検知して重量物の検知を行った後で、そのまま液体検知部を通過させて液体の検知を行うことができるため、効率的である。
本発明の第4の態様に係る廃棄物選別システムは、第1~3のいずれかの態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記重量物検知部は、
コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサと、
第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定する重量物座標推定部と、
推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信する制御情報送信部と、
を有する。
このような態様によれば、重量物座標推定部が、第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定し、制御情報送信部が、推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信するため、コンベア上に重量物がある場合には自動でコンベア上から除去することが可能となる。
第4の態様に係る廃棄物選別システムの一変形として、重量物座標推定部が、第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合には、制御情報送信部は、重量物を除去するための制御信号を重量物除去部へと送信する代わりに、アラートを発報してもよいし、コンベアを一時的に停止するための制御信号をコンベアへと送信してもよい。
本発明の第5の態様に係る廃棄物選別システムは、第4の態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記第1センサは、音響カメラである。
本発明の第6の態様に係る廃棄物選別システムは、第4または5の態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記第2センサは、可視光カメラまたは近赤外線カメラである。
本発明の第7の態様に係る廃棄物選別システムは、第4~6のいずれかの態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記重量物除去部は、ロボットアーム、プッシャ、クレーンのうちの少なくとも1つである。
本発明の第8の態様に係る廃棄物選別システムは、第1~7のいずれかの態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記液体検知部は、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、
コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサと、
第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する液体座標推定部と、
推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信する第1制御情報送信部と、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信する第2制御情報送信部と、のうちの少なくとも一方と、
を有する。
このような態様によれば、液体座標推定部が、第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する。そして、液体が入った廃棄物があると判定された場合には、第1制御情報送信部が、推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信する。また、液だまりがあると判定された場合には、第2制御情報送信部が、推定された位置座標の情報に基づいて液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信する。これにより、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがある場合には自動でコンベア上から除去することが可能となる。
第8の態様に係る廃棄物選別システムの一変形として、液体座標推定部が、第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物があるか否かを判定し、液体が入った廃棄物があると判定された場合には、第2制御情報送信部は、液体が入った廃棄物を除去するための制御信号を液体残留物除去部へと送信する代わりに、アラートを発報してもよいし、コンベアを一時的に停止するための制御信号をコンベアへと送信してもよい。
本発明の第9の態様に係る廃棄物選別システムは、第8の態様に係る廃棄物選別システムであって、
前記液体残留物除去部は、ロボットアーム、プッシャ、クレーンのうちの少なくとも1つである。
本発明の第10の態様に係る廃棄物選別システムは、第1~9のいずれかの態様に係る廃棄物選別システムであって、
液体が入った廃棄物は、ガス抜きされていないスプレー缶、ガスボンベ、石油製品の入った容器またはタンク、塗料の入った容器、電池及び電池が搭載されている廃棄物のうちの少なくとも1つである。
本発明の第11の態様に係る廃棄物処理施設は、第1~10のいずれかの態様に係る廃棄物選別システムを備える。
本発明の第12の態様に係る廃棄物選別方法は、
廃棄物を破砕する破砕部より上流側でコンベアにより搬送される廃棄物の中から破砕不適物を検知する廃棄物選別方法であって、
コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1ステップと、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2ステップと、
第1ステップおよび第2ステップにて検出された情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物がある場合にはコンベア上でのその位置座標を推定する第3ステップと、
推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除く第4ステップと、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第5ステップと、
コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第6ステップと、
第5ステップおよび第6ステップにて検出された情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがある場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する第8ステップと、
推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除く第9ステップと、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除く第10ステップと、のうちの少なくとも一方と、
を含む。
本発明の第13の態様に係る情報処理装置は、
コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサとから情報を取得するセンサ情報取得部と、
第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物がある場合にはコンベア上でのその位置座標を推定する重量物座標推定部と、
推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信する制御情報送信部と、
を備える。
本発明の第14の態様に係る情報処理装置は、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサとから情報を取得するセンサ情報取得部と、
第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがある場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する液体座標推定部と、
推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信する第1制御情報送信部と、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信する第2制御情報送信部と、のうちの少なくとも一方と、
を備える。
本発明の第15の態様に係る情報処理方法は、
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサとから情報を取得するステップと、
第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物がある場合にはコンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信するステップと、
を含む。
本発明の第16の態様に係る情報処理方法は、
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサとから情報を取得するステップと、
第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがある場合には、コンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
推定された位置座標の情報に基づいて液藍残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信するステップと、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信するステップと、のうちの少なくとも一方と、
を含む。
本発明の第17の態様に係る情報処理プログラムは、
コンピュータに、
コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサとから情報を取得するステップと、
第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物がある場合にはコンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信するステップと、
を実行させる。
本発明の第18の態様に係る情報処理プログラムは、
コンピュータに、
コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサとから情報を取得するステップと、
第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがある場合には、コンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信するステップと、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信するステップと、のうちの少なくとも一方と、
を実行させる。
本発明によれば、不燃廃棄物処理において破砕不適物を自動で検知できる。
図1は、一実施の形態に係る廃棄物処理施設の構成を示す概略図である。 図2は、一実施の形態に係る廃棄物選別システムの構成を示すブロック図である。 図3は、一実施の形態に係る重量物検知部の構成を示すブロック図である。 図4は、一実施の形態に係る液体検知部の構成を示すブロック図である。 図5は、一実施の形態に係る重量物検知部の動作を説明するための概略図である。 図6は、一実施の形態に係る液体検知部の動作を説明するための概略図である。 図7は、一実施の形態に係る廃棄物選別システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明および以下の説明で用いる図面では、同一に構成され得る部分について、同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
(廃棄物処理施設の構成)
図1は、一実施の形態に係る廃棄物処理施設10の構成を示す概略図である。
図1に示すように、廃棄物処理施設10は、不燃廃棄物処理を行う施設であって、廃棄物を積載する搬送車両(パッカー車両や軽トラックなど)11が停車するプラットホーム17と、プラットホーム17から投入される廃棄物が貯留される不燃廃棄物貯留部(ごみピット)12と、不燃廃棄物貯留部12内に貯留される廃棄物を搬送するクレーン13と、クレーン13により搬送される廃棄物がその上に落下されるコンベア14と、コンベア14により搬送された廃棄物を破砕する破砕部15とを有している。不燃廃棄物貯留部12の構造は、図1に示すような1段ピットに限られるものではなく、不燃廃棄物貯留部12を投入部と貯留部に分割した2段ピットも含まれる。
搬送車両11に積載された状態で搬入される廃棄物は、プラットホーム17から不燃廃棄物貯留部12内へと投入され、不燃廃棄物貯留部12内にて貯留される。不燃廃棄物貯留部12内に貯留される廃棄物は、クレーン13によってコンベア14上まで搬送されて落下され、コンベア14により破砕部15へと搬送され、破砕部15内部にて破砕されたのち、素材毎に選別・処理が行われる。
(廃棄物選別システムの構成)
図1に示すように、本実施の形態に係る廃棄物処理施設10では、破砕部15より上流側でコンベア14により搬送される廃棄物の中から破砕不適物を検知する廃棄物選別システム16が設けられている。図2は、廃棄物選別システム16の構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、廃棄物選別システム16は、重量物検知部20と、液体検知部30とを有している。このうち重量物検知部20は、コンベア14上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音の情報に基づいて、密度が予め定められた大きさより大きい重量物を検知する。液体検知部30は、コンベア14上にX線または超音波を照射したときにその反射情報または透過情報に基づいて、液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方を検知する。
図1および図2に示す実施の形態では、廃棄物選別システム16は、重量物検知部20と液体検知部30の両方を有しているが、これに限定されるものではなく、重量物検知部20と液体検知部30のうちいずれか一方のみを有していてもよい。
廃棄物選別システム16が重量物検知部20と液体検知部30の両方を有している場合には、重量物検知部20は液体検知部30より搬送方向上流側(すなわち不燃廃棄物貯留部12側)に配置されていてもよい。この場合、不燃廃棄物貯留部12に貯留された廃棄物をクレーン13が持ち上げてコンベア14上に落下させ、あるいは、高さの違うコンベアを用意し、上流側のコンベア(不図示)から下流側のコンベア14へ廃棄物を落下させ、その落下音を重量物検知部20にて検知して重量物の検知を行った後で、そのまま液体検知部30を通過させて液体の検知を行うことができるため、効率的である。これに対し、液体検知部30が重量物検知部20より上流側に配置される場合には、不燃廃棄物貯留部12に貯留された廃棄物をクレーン13が持ち上げてコンベア14上に落下させ、液体検知部30を通過させて液体の検知を行った後で、コンベア14での搬送途中にもう一度クレーンが廃棄物を持ち上げてコンベア14上に落下させ、その落下音を重量物検知部20にて検知して重量物の検知を行う必要があるため、システムの構成が複雑になる。
(重量物検知部の構成)
図3は、重量物検知部20の構成を示すブロック図である。図5は、重量物検知部20の動作を説明するための概略図である。図3および図5に示すように、重量物検知部20は、第1センサ21と、第2センサ22と、情報処理装置23と、重量物除去部24とを有している。
第1センサ21は、コンベア14の上方に配置されており、コンベア14上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する。第1センサ21としては、たとえば音響カメラが用いられてもよい。
第2センサ22は、コンベア14の上方に配置されており、コンベア14上の物体から放射または反射された可視光または近赤外線を検出する。第2センサ22としては、たとえば可視光カメラまたは近赤外線カメラが用いられてもよい。なお、本明細書において、可視光とは、波長が380nm~790nmの電磁波をいい、近赤外線とは、波長が780nm~2500nmの電磁波をいう。
情報処理装置23は、1台または複数台のコンピュータによって構成されており、通信部231と、制御部232と、記憶部233とを有している。各部は、バスやネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
このうち通信部231は、第1センサ21、第2センサ22および重量物除去部24に対する通信インターフェースである。通信部231は、第1センサ21、第2センサ22および重量物除去部24の各々と情報処理装置23との間で情報を送受信する。
記憶部233は、たとえばハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性データストレージである。記憶部233には、制御部232が取り扱う各種データが記憶される。また、記憶部233には、後述するセンサ情報取得部232aにより取得された第1センサ21および第2センサ22からの出力情報と、重量物座標推定部232bにより推定された重量物の位置座標情報とが記憶される。
制御部232は、重量物検知部20の各種処理を行う制御手段である。図3に示すように、制御部232は、センサ情報取得部232aと、重量物座標推定部232bと、制御情報送信部232cと、を有している。これらの各部は、情報処理装置23内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
センサ情報取得部232aは、第1センサ21および第2センサ22の各々から検出された情報を取得する。たとえば、第1センサ21が音響カメラである場合には、センサ情報取得部232aは、第1センサ21から、コンベア14上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音の情報(波形、振幅、大きさ、波長など)と、コンベア14上での当該音の発生位置(すなわち廃棄物の落下位置)の位置座標の情報とを取得する。また、センサ情報取得部232aは、第2センサ22から、コンベア14上の物体を可視光または近赤外線で撮像した画像データを取得する。センサ情報取得部232aにより取得された第1センサ21および第2センサ22からの出力情報は、記憶部233に記憶される。
なお、本明細書において、コンベア14上での位置座標とは、コンベア14上に設けられた基準点(不図示)に対する相対的な位置座標を意味しており、コンベア14上で物体が静止している限りでは、当該物体の位置座標の情報は、コンベア14が搬送方向に進行しても変化することはない。
重量物座標推定部232bは、第1センサ21および第2センサ22で検出された情報に基づいて、コンベア14上に密度が予め定められた大きさより大きい重量物があるか否かを判定する。
たとえば、素材が鉄である鉄パイプは内部に空洞があり、見かけの大きさに比して重量が比較的軽い(すなわち密度が比較的小さい)ため、コンベア14上に廃棄物として鉄パイプが落下したときは、落下位置では比較的高音の音が発生する。これに対し、素材が同じ鉄である鉄アレイは内部に空洞がなく、同じ大きさの鉄パイプに比べて密度が大きいため、コンベア14上に廃棄物として鉄アレイが落下したときは、落下位置では鉄パイプが落下した場合よりも低音の音が発生する。したがって、コンベア14上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音の情報から、落下物が、密度が大きい重量物に該当するか否かを判定することが可能である。
一例として、密度が大きく破砕機で破砕するのに適さない重量物(たとえば鉄アレイなど)がコンベア14上に落下したときに落下位置で発生する音(重低音)の情報が予め測定されて記憶部233に記憶されており、重量物座標推定部232bは、第1センサ21で検知された落下物の音の情報を、記憶部233に予め記憶されている重量物の落下音の情報と比較することで、当該落下物が重量物に該当するか否かを判定してもよい。
別例として、重量物座標推定部232bは、記憶部233に予め記憶されている重量物の落下音の情報を教師データとして機械学習した学習済みモデルを有しており、第1センサ21で検知された落下物の音の情報を入力として、学習済みモデルを利用して、当該落下物が重量物に該当するか否かを判定(推定)してもよい。
重量物座標推定部232bは、コンベア14上に重量物があると判定された場合には、第1センサ21および第2センサ22からの出力情報に基づいて、コンベア14上での当該重量物の位置座標を推定する。たとえば、コンベア14上に廃棄物を落下させたとき、廃棄物は落下位置から転がって移動したのち静止することがあり、すなわち、落下位置と静止位置とが一致しないことがある。そのため、重量物座標推定部232bは、第2センサ22から取得した画像データからコンベア14上にある物体の位置座標の情報を抽出したのち、第1センサ21から取得した落下音の発生位置(すなわち重量物の落下位置)の位置座標の情報と比較し、重量物の落下位置に対して最も近くに静止している物体の位置座標を、重量物の位置座標として推定してもよい。重量物座標推定部232bにより推定された重量物の位置座標の情報は、記憶部333に記憶される。
制御情報送信部232cは、重量物座標推定部232bにより推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部24を動作させて重量物をコンベア14上から取り除くための制御情報を、重量物除去部24へと通信部231を介して送信する。
図示された例では、重量物除去部24は、ロボットアームであり、制御情報送信部232cから受信する制御情報に従ってアームを動かし、重量物座標推定部232bにより推定された位置座標にある物体(すなわち重量物)をコンベア14上から取り除く。なお、重量物除去部24は、コンベア14上から重量物を除去できるものであれば、ロボットアームに限定されるものではなく、たとえば、プッシャまたはクレーンであってもよい。
一変形として、重量物座標推定部232bが、第1センサ21および第2センサ22からの情報に基づいて、コンベア14上に重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合には、制御情報送信部232cは、重量物を除去するための制御信号を重量物除去部24へと送信する代わりに、アラートを発報してもよいし、コンベア14を一時的に停止するための制御信号をコンベア14へと送信してもよい。
(液体検知部の構成)
図4は、液体検知部30の構成を示すブロック図である。図6は、液体検知部30の動作を説明するための概略図である。図3および図6に示すように、液体検知部30は、第3センサ31と、第4センサ32と、情報処理装置33と、液体残留物除去部34と、ブロア35とを有している。
第3センサ31は、コンベア14の上方に配置されており、コンベア14上の物体から放射または反射された可視光または近赤外線を検出する。第3センサ31としては、たとえば可視光カメラまたは近赤外線カメラが用いられてもよい。図6の符号P1は、第3センサ31から出力される、コンベア14上の物体を可視光または近赤外線で撮像した画像データの一例を示している。
第4センサ32は、コンベア14の上方(または下方)に配置されており、コンベア14上にX線または超音波を照射し、コンベア14上の液体から反射または透過したX線または超音波を検出する。第4センサ32としては、たとえばX線カメラまたは超音波カメラが用いられてもよい。図6の符号P2は、第4センサ32から出力される、コンベア14上の液体をX線または超音波で撮像した画像データの一例を示している。
情報処理装置33は、1台または複数台のコンピュータによって構成されており、通信部331と、制御部332と、記憶部333とを有している。各部は、バスやネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
このうち通信部331は、第3センサ31、第4センサ32、液体残留物除去部34およびブロア35に対する通信インターフェースである。通信部331は、第3センサ31、第4センサ32、液体残留物除去部34およびブロア35の各々と情報処理装置33との間で情報を送受信する。
記憶部333は、たとえばハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性データストレージである。記憶部333には、制御部332が取り扱う各種データが記憶される。また、記憶部333には、後述するセンサ情報取得部332aにより取得された第3センサ31および第4センサ32からの出力情報と、液体座標推定部332bにより推定された対象物の種類(液体が入った廃棄物か、液だまりか)およびその位置座標情報とが記憶される。
制御部332は、液体検知部30の各種処理を行う制御手段である。図4に示すように、制御部332は、センサ情報取得部332aと、液体座標推定部332bと、第1制御情報送信部332cと、第2制御情報送信部332dとを有している。これらの各部は、情報処理装置33内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
センサ情報取得部332aは、第3センサ31および第4センサ32の各々から検出された情報を取得する。たとえば、センサ情報取得部232aは、第3センサ31から、コンベア14上の物体を可視光または近赤外線で撮像した画像データP1を取得する。また、センサ情報取得部332aは、第4センサ32から、コンベア14上の液体をX線または超音波で撮像した画像データP2を取得する。センサ情報取得部332aにより取得された第3センサ31および第4センサ32からの出力情報は、記憶部333に記憶される。
液体座標推定部332bは、第3センサ31および第4センサ32で検出された情報に基づいて、コンベア14上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア14上でのその位置座標を推定する。なお、液体が入った廃棄物とは、たとえば、ガス抜きされていないスプレー缶、ガスボンベ、灯油やガソリン等の石油製品(油)の入った容器またはタンク、水性や油性塗料の入った容器(たとえばペンキ、プリンターのインキなど)、電池及び電池が搭載されている廃棄物のうちの少なくとも1つであってもよい。
具体的には、たとえば、図6に示すように、液体座標推定部332bは、第3センサ31から取得した画像データP1からコンベア14上にある物体の位置座標の情報を抽出するとともに、第4センサ32から取得した画像データP2からコンベア14上にある液体の位置座標の情報を抽出し、それらの情報を比較する。そして、液体座標推定部332bは、コンベア14上にある物体の位置座標に液体の位置座標が重なる場合には、当該物体は「液体が入った廃棄物」であると判定し、当該物体の位置座標を、液体が入った廃棄物の位置座標として推定してもよい。また、液体座標推定部332bは、コンベア14上にある液体の位置座標が、いずれの物体の位置座標にも重ならなかった場合には、当該液体は「液だまり」(すなわち容器に入っていない液体)であると判定し、当該液体の位置座標を、液だまりの位置座標として推定してもよい。液体座標推定部332bにより推定された液体が入った廃棄物および/または液だまりの位置座標の情報は、記憶部333に記憶される。
液体座標推定部332bにより液体が入った廃棄物の位置座標が推定された場合には、第2制御情報送信部332cは、液体座標推定部332bにより推定された位置座標の情報に基づいてロボットアーム34を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア14上から取り除くための制御情報を、液体残留物除去部34へと通信部331を介して送信する。
図示された例では、液体残留物除去部34は、ロボットアームであり、第2制御情報送信部332cから受信する制御情報に従ってアームを動かし、液体座標推定部332bにより推定された位置座標にある物体(すなわち液体が入った廃棄物)をコンベア14上から取り除く。なお、液体残留物除去部34は、コンベア14上から液体が入った廃棄物を除去できるものであれば、ロボットアームに限定されるものではなく、たとえば、プッシャまたはクレーンであってもよい。
一変形として、液体座標推定部332bが、第3センサ31および第4センサ32からの情報に基づいて、コンベア14上に液体が入った廃棄物があるか否かを判定し、液体が入った廃棄物があると判定された場合には、第2制御情報送信部332cは、液体が入った廃棄物を除去するための制御信号を液体残留物除去部34へと送信する代わりに、アラートを発報してもよいし、コンベア14を一時的に停止するための制御信号をコンベア14へと送信してもよい。
液体座標推定部332bにより液だまりの位置座標が推定された場合には、第2制御情報送信部332dは、液体座標推定部332bにより推定された位置座標の情報に基づいて液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア14上から取り除くための制御情報を、ブロア35へと通信部331を介して送信する。
ブロア35は、第2制御情報送信部332dから受信する制御情報に従って、液体座標推定部332bにより推定された位置座標に向けて熱風を吹きかけ、当該位置座標にある液だまりを蒸発させてコンベア14上から取り除く。
(廃棄物選別システムの動作の一例)
次に、図7を参照して、一実施の形態に係る廃棄物選別システム16の動作の一例について説明する。図7は、廃棄物選別システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、不燃廃棄物貯留部12内に貯留される廃棄物が、クレーン13によって持ち上げられて搬送されたのち、コンベア14上に落下される(あるいは、高さの違うコンベアが用意され、上流側のコンベア(不図示)から下流側のコンベア14へと廃棄物が落下される)と、重量物検知部20の第1センサ21が、落下位置で発生する音を検出する(ステップS10)。
また、重量物検知部20の第2センサ22が、コンベア14上の物体から放射または反射された可視光または近赤外線を検出する(ステップS11)。
そして、センサ情報取得部232aが、第1センサ21および第2センサ22の各々から検出された情報を取得し、重量物座標推定部232bが、第1センサ21および第2センサ22で検出された情報に基づいて、コンベア14上に密度が予め定められた大きさより大きい重量物があるか否かを判定する(ステップS12)。一例として、重量物座標推定部232bは、第1センサ21で検知された落下物の音の情報を、記憶部233に予め記憶されている重量物の落下音の情報と比較することで、当該落下物が重量物に該当するか否かを判定してもよい。別例として、重量物座標推定部232bは、重量物の落下音の情報を教師データとして機械学習した学習済みモデルを利用して、第1センサ21で検知された落下物の音の情報を入力として、当該落下物が重量物に該当するか否かを判定(推定)してもよい。
コンベア14上に重量物があると判定された場合には(ステップS13:YES)、重量物座標推定部232bは、第1センサ21および第2センサ22からの出力情報に基づいて、コンベア14上での当該重量物の位置座標を推定する(ステップS14)。たとえば、重量物座標推定部232bは、第2センサ22から取得した画像データからコンベア14上にある物体の位置座標の情報を抽出したのち、第1センサ21から取得した落下音の発生位置(すなわち重量物の落下位置)の位置座標の情報と比較し、重量物の落下位置に対して最も近くに静止している物体の位置座標を、重量物の位置座標として推定してもよい。
次いで、制御情報送信部232cは、重量物座標推定部232bにより推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部24を動作させて重量物をコンベア14上から取り除くための制御情報を、重量物除去部24へと送信する。重量物除去部24は、制御情報送信部232cから受信する制御情報に従って動作して、重量物座標推定部232bにより推定された位置座標にある物体(すなわち重量物)をコンベア14上から取り除く(ステップS15)。
次に、コンベア14上の廃棄物が液体検知部30に差し掛かると、液体検知部30の第3センサ31が、コンベア14上の物体から放射または反射された可視光または近赤外線を検出する(ステップS16)。
また、液体検知部30の第4センサ32が、コンベア14上にX線または超音波を照射し、コンベア14上の液体から反射または透過したX線または超音波を検出する(ステップS17)。
そして、センサ情報取得部332aが、第3センサ31および第4センサ32の各々から検出された情報を取得し、液体座標推定部332bが、第3センサ31および第4センサ32で検出された情報に基づいて、コンベア14上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定する(ステップS18)。たとえば、図6に示すように、液体座標推定部332bは、第3センサ31から取得した画像データP1からコンベア14上にある物体の位置座標の情報を抽出するとともに、第4センサ32から取得した画像データP2からコンベア14上にある液体の位置座標の情報を抽出したのち、それらの情報を比較し、コンベア14上にある物体の位置座標に液体の位置座標が重なる場合には、当該物体は「液体が入った廃棄物」であると判定し、コンベア14上にある液体の位置座標が、いずれの物体の位置座標にも重ならなかった場合には、当該液体は「液だまり」(すなわち容器に入っていない液体)であると判定してもよい。
コンベア14上に液体が入った廃棄物があると判定された場合には(ステップS19:YES)、液体座標推定部332bは、第3センサ31および第4センサ32で検出された情報に基づいて、液体が入った廃棄物のコンベア14上での位置座標を推定する(ステップS20)。
次いで、第1制御情報送信部332cは、液体座標推定部332bにより推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部34を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア14上から取り除くための制御情報を、液体残留物除去部34へと送信する。液体残留物除去部34は、第1制御情報送信部332cから受信する制御情報に従って動作して、液体座標推定部332bにより推定された位置座標にある物体(すなわち液体が入った廃棄物)をコンベア14上から取り除く(ステップS21)。
また、コンベア14上に液だまりがあると判定された場合には(ステップS22:YES)、液体座標推定部332bは、第3センサ31および第4センサ32で検出された情報に基づいて、コンベア14上での液だまりの位置座標を推定する(ステップS23)。
次いで、液体座標推定部332bにより液だまりの位置座標が推定された場合には、第2制御情報送信部332dは、液体座標推定部332bにより推定された位置座標の情報に基づいて液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア14上から取り除くための制御情報を、ブロア35へと送信する。ブロア35は、第2制御情報送信部332dから受信する制御情報に従って、液体座標推定部332bにより推定された位置座標に向けて熱風を吹きかけ、当該位置座標にある液だまりを蒸発させてコンベア14上から取り除く(ステップS24)。
重量物検知部20により重量物が取り除かれ、液体検知部30により液体が入った廃棄物および液だまりが取り除かれた後の残りの廃棄物は、コンベア14により破砕部15へと搬送され、破砕部15内部にて破砕されたのち、素材毎に選別・処理が行われる。
以上のような本実施の形態によれば、廃棄物選別システム16が重量物検知部20と液体検知部30とを備えるため、破砕部より上流側で、破砕不適物として、(1)密度が所定の大きさを超える重量物と、(2)液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方と、を自動的で検知できる。これにより、破砕機に搬入されると装置や施設運営に重大な悪影響を及ぼす破砕不適物を事前に除去しながら、破砕不適物と外見的特徴が似ている廃棄物は除去せずに破砕機で処理することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、重量物検知部20が液体検知部30より搬送方向上流側に配置されるため、不燃廃棄物貯留部12に貯留された廃棄物をクレーン13が持ち上げてコンベア14上に落下させ、あるいは、高さの違うコンベアを用意し、上流側のコンベア(不図示)から下流側のコンベア14へ廃棄物を落下させ、その落下音を重量物検知部20にて検知して重量物の検知を行った後で、そのまま液体検知部30を通過させて液体の検知を行うことができ、効率的である。
また、本実施の形態によれば、重量物座標推定部232bが、第1センサ21および第2センサ22からの情報に基づいて、コンベア14上に重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア14上でのその位置座標を推定し、制御情報送信部232cが、推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部24を動作させて重量物をコンベア14上から取り除くための制御情報を重量物除去部24へと送信するため、コンベア14上に重量物がある場合には自動でコンベア14上から除去することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、液体座標推定部332bが、第3センサ31および第4センサ32からの情報に基づいて、コンベア14上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア14上でのその位置座標を推定する。そして、液体が入った廃棄物があると判定された場合には、第1制御情報送信部332cが、推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部34を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア14上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部34へと送信する。また、液だまりがあると判定された場合には、第2制御情報送信部332dが、推定された位置座標の情報に基づいて液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア14上から取り除くための制御情報をブロア35へと送信する。これにより、コンベア14上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがある場合には自動でコンベア14上から除去することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、重量物検知部20と液体検知部30にはそれぞれ、コンベア14上の物体を可視光または近赤外線で検出するセンサとして、第2センサ22と第3センサ31という別個のセンサが設けられていたが、これに限定されるものではなく、重量物検知部20と液体検知部30は、コンベア14上の物体を可視光または近赤外線で検出するセンサとして、同一のセンサを共有で利用するように構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、重量物検知部20と液体検知部30にはそれぞれ、コンベア14上の破砕不適物を除去する構成として、符号24の除去部(たとえばロボットアーム)と符号34の除去部(たとえばロボットアーム)という別個の除去部(たとえばロボットアーム)が設けられていたが、これに限定されるものではなく、重量物検知部20と液体検知部30は、コンベア14上の破砕不適物を除去する構成として、同一の除去部(たとえばロボットアーム)を共有で利用するように構成されていてもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。また、各実施の形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、本実施の形態に係る重量物検知部20の情報処理装置22および液体検知部30の情報処理装置32は1つまたは複数のコンピュータによって構成され得るが、1つまたは複数のコンピュータにこれらの情報処理装置22、32を実現させるためのプログラム及び当該プログラムを非一時的に記録した記録媒体も、本件の保護対象である。
10 廃棄物処理施設
11 搬送車両
12 不燃廃棄物貯留部
13 クレーン
14 コンベア
15 破砕部
16 廃棄物選別システム
17 プラットホーム
20 重量物検知部
21 第1センサ
22 第2センサ
23 情報処理装置
231 通信部
232 制御部
232a センサ情報取得部
232b 重量物座標推定部
232c 制御情報送信部
233 記憶部
24 重量物除去部
30 液体検知部
31 第3センサ
32 第4センサ
33 情報処理装置
331 通信部
332 制御部
332a センサ情報取得部
332b 液体座標推定部
332c 第1制御情報送信部
332d 第2制御情報送信部
333 記憶部
34 液体残留物除去部
35 ブロア

Claims (18)

  1. 廃棄物を破砕する破砕部より上流側でコンベアにより搬送される廃棄物の中から破砕不適物を検知する廃棄物選別システムであって、
    コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音の情報に基づいて、密度が予め定められた大きさより大きい重量物を検知する重量物検知部と、
    コンベア上にX線または超音波を照射したときにその反射情報または透過情報に基づいて、液体が入った廃棄物およびコンベア上の液だまりのうちの少なくとも一方を検知する液体検知部と、
    のうちの少なくとも一方を備えた廃棄物選別システム。
  2. 前記重量物検知部と前記液体検知部の両方を備えた、請求項1に記載の廃棄物選別システム。
  3. 前記重量物検知部は、前記液体検知部より搬送方向上流側に配置される、請求項2に記載の廃棄物選別システム。
  4. 前記重量物検知部は、
    コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、
    コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサと、
    第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定する重量物座標推定部と、
    推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を第重量物除去部へと送信する制御情報送信部と、
    を有する、請求項1~3のいずれかに記載の廃棄物選別システム。
  5. 前記第1センサは、音響カメラである、請求項4に記載の廃棄物選別システム。
  6. 前記第2センサは、可視光カメラまたは近赤外線カメラである、請求項4または5に記載の廃棄物選別システム。
  7. 前記重量物除去部は、ロボットアーム、プッシャ、クレーンのうちの少なくとも1つである、請求項4~6のいずれかに記載の廃棄物選別システム。
  8. 前記液体検知部は、
    コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、
    コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサと、
    第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する液体座標推定部と、
    推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信する第1制御情報送信部と、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信する第2制御情報送信部と、のうちの少なくとも一方と、
    を有する、請求項1~7のいずれかに記載の廃棄物選別システム。
  9. 前記液体残留物除去部は、ロボットアーム、プッシャ、クレーンのうちの少なくとも1つである、請求項8に記載の廃棄物選別システム。
  10. 液体が入った廃棄物は、ガス抜きされていないスプレー缶、ガスボンベ、石油製品の入った容器またはタンク、塗料の入った容器、電池及び電池が搭載されている廃棄物のうちの少なくとも1つである、請求項1~9のいずれかに記載の廃棄物選別システム。
  11. 請求項1~10のいずれかに記載の廃棄物選別システムを備えた廃棄物処理施設。
  12. 廃棄物を破砕する破砕部より上流側でコンベアにより搬送される廃棄物の中から破砕不適物を検知する廃棄物選別方法であって、
    コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1ステップと、
    コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2ステップと、
    第1ステップおよび第2ステップにて検出された情報に基づいて、コンベア上に密度が予め定められた大きさより大きい重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定する第3ステップと、
    推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除く第4ステップと、
    コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第5ステップと、
    コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第6ステップと、
    第5ステップおよび第6ステップにて検出された情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する第8ステップと、
    推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除く第9ステップと、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除く第10ステップと、のうちの少なくとも一方と、
    を含む廃棄物選別方法。
  13. コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサとから情報を取得するセンサ情報取得部と、
    第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に密度が予め定められた大きさより大きい重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定する重量物座標推定部と、
    推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信する制御情報送信部と、
    を備えた情報処理装置。
  14. コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサとから情報を取得するセンサ情報取得部と、
    第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定する液体座標推定部と、
    推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信する第1制御情報送信部と、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信する第2制御情報送信部と、のうちの少なくとも一方と、
    を備えた情報処理装置。
  15. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサとから情報を取得するステップと、
    第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に密度が予め定められた大きさより大きい重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
    推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信するステップと、
    を含む情報処理方法。
  16. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサとから情報を取得するステップと、
    第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
    推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信するステップと、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信するステップと、のうちの少なくとも一方と、
    を含む情報処理方法。
  17. コンピュータに、
    コンベア上に廃棄物を落下させたときに落下位置で発生する音を検出する第1センサと、コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第2センサとから情報を取得するステップと、
    第1センサおよび第2センサからの情報に基づいて、コンベア上に密度が予め定められた大きさより大きい重量物があるか否かを判定し、重量物があると判定された場合にはコンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
    推定された位置座標の情報に基づいて重量物除去部を動作させて重量物をコンベア上から取り除くための制御情報を重量物除去部へと送信するステップと、
    を実行させるための情報処理プログラム。
  18. コンピュータに、
    コンベア上の物体を可視光または近赤外線で検出する第3センサと、コンベア上の液体をX線または超音波で検出する第4センサとから情報を取得するステップと、
    第3センサおよび第4センサからの情報に基づいて、コンベア上に液体が入った廃棄物および/または液だまりがあるか否かを判定し、液体が入った廃棄物および/または液だまりがあると判定された場合には、コンベア上でのその位置座標を推定するステップと、
    推定された位置座標の情報に基づいて液体残留物除去部を動作させて液体が入った廃棄物をコンベア上から取り除くための制御情報を液体残留物除去部へと送信するステップと、液だまりに熱風を吹きかけて蒸発させてコンベア上から取り除くための制御情報をブロアへと送信するステップと、のうちの少なくとも一方と、
    を実行させるための情報処理プログラム。
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