JP2023063756A - 車両のシート調整補助装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023063756000001
【課題】使用者に対応するシートの位置および角度をより正確に特定することができる車両のシート調整補助装置を得ることを目的とする。
【解決手段】車両のシート調整補助装置109は、シート101と、シート101に着座している使用者とを監視する監視装置110から、監視データを取得する。シート調整補助装置109は、監視データに基づき、シートに着座している使用者が事前に登録されている識別情報に対応する使用者であるかどうかを判定する。シート調整補助装置109は、識別情報に対応する使用者であると判定された場合、識別情報に関連付けられている状態情報に基づいて、シートの状態を調整するための指令を生成する。シート調整補助装置109は、生成した指令を外部装置に出力する。
【選択図】図1

Description

本開示は、車両のシート調整補助装置に関するものである。
車両に搭載されている従来の電動シート装置においては、使用者により調整された後のシート位置が、メモリに登録される。メモリには、使用者ごとにシート位置が登録されている。使用者は、車両を使用する際、メモリに登録されている複数のシート位置の中から、一つのシート位置を選択する。これにより、シートは、選択されたシート位置に自動的に調整される(例えば特許文献1)。
特開2011-68180号公報
従来の電動シート装置においては、多数のシート位置がメモリに登録されている場合、使用者は、選択すべきシート位置とは異なるシート位置を誤って選択する可能性がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、使用者に対応するシートの位置および角度をより正確に特定することができる車両のシート調整補助装置を得ることを目的とする。
本開示に係る車両のシート調整補助装置は、シートと、シートに着座している使用者とを監視する監視装置から、シートの位置および角度の情報である状態情報と、使用者の識別情報とを含む監視データを取得するデータ取得部、識別情報と状態情報とを関連付けて記憶する記憶部、データ取得部によって取得された監視データに基づき、シートに着座している使用者が識別情報に対応する使用者であるかどうかを判定する判定部、判定部により、識別情報に対応する使用者であると判定された場合、識別情報に関連付けられている状態情報に基づいて、シートの状態を調整するための指令を生成する指令生成部、および指令生成部によって生成された指令を、シートの状態を調整するための外部装置に出力する指令出力部を備えている。
本開示の車両のシート調整補助装置によれば、使用者に対応するシートの位置および角度をより正確に特定することができる。
実施の形態1におけるシート調整システムを示す構成図である。 図1に示されているシート調整システムの一部を示すブロック図である。 図1に示されている監視装置によって撮影される範囲を示す図である。 図1に示されているマーク部材を用いて、現在のシートの位置および角度を検出する方法を説明する図である。 図1に示されているディスプレイによる表示例を示す図である。 図2に示されている判定部による処理を示すフローチャートである。 図2に示されている決定部による処理を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるシート調整システムの一部を示すブロック図である。 実施の形態1および2のシート調整補助装置の各機能を実現する処理回路の第1例を示す構成図である。 実施の形態1および2のシート調整補助装置の各機能を実現する処理回路の第2例を示す構成図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるシート調整システムを示す構成図である。
実施の形態1におけるシート調整システム100は、車両に搭載されているシステムである。車両には、図示しない使用者が座るシート101が設けられている。シート101は、座面部101Aと、背もたれ部101Bとを有している。
シート調整システム100は、シート調整補助装置109、監視装置110、ディスプレイ111、決定ボタン112、およびマーク部材108を備えている。
監視装置110は、可視光線用カメラである。監視装置110は、車両においてシート101に対向する位置に設けられている。監視装置110は、被写体として、シート101と、シート101に着座している使用者とを撮影する。撮影された画像データは、監視データとして、シート調整補助装置109に送られる。
ディスプレイ111は、使用者によりシート101の状態を調整するための外部装置である。また、ディスプレイ111は、シート調整補助装置109からの指令に基づき、使用者に画像を表示する表示装置の機能を備えている。また、ディスプレイ111は、表示装置の機能に加え、スピーカを介して音声を発する通知装置の機能も備えている。ディスプレイ111は、ナビゲーションシステム、オーディオシステムなど、他の機能と共用されてもよい。
決定ボタン112は、車両のハンドル部に設けられた物理ボタンである。決定ボタン112は、シート101の状態を、シート調整補助装置109に記憶させるために使用される。
ここで、シート101の状態には、シート位置とシート角度とが含まれている。シート位置とは、シート101の前後方向の位置、およびシート101の高さ方向の位置である。シート101の高さを調整できない車種においては、シート位置は、シート101の前後方向の位置のみである。シート角度は、座面部101Aに対する背もたれ部101Bの角度である。
マーク部材108は、背もたれ部101Bに設けられている。また、マーク部材108は、背もたれ部101Bから上方へ突出している。また、マーク部材108は、使用者がシート101に着席した状態において、監視装置110によって撮影可能な位置に設けられている。マーク部材108の正面形状、即ち監視装置110から見た形状は、+形である。
シート調整補助装置109は、使用者によるシート101の状態の調整を補助する機能を有している。シート調整補助装置109は、現在のシート101の状態が、使用者により事前に登録されているシート101の状態となるように、使用者にガイドする。
シート101の状態は、使用者の手動操作により変更可能となっている。
車両には、シート前後移動機構102およびシート高さ調整機構103が設けられている。シート前後移動機構102は、シート101の前後方向への移動を案内する。シート高さ調整機構103は、シート101の高さ方向への移動を案内する。
シート101には、リクライニング機構104、リクライニング操作レバー105、高さ調整操作レバー106、およびシート前後移動操作レバー107が設けられている。
使用者により、シート前後移動操作レバー107が操作されると、シート前後移動機構102のロックが解除される。これにより、使用者は、シート101を前後方向へ移動させることができる。
また、使用者により、高さ調整操作レバー106が操作されると、シート高さ調整機構103のロックが解除される。これにより、使用者は、シート101を高さ方向へ移動させることができる。
また、使用者により、リクライニング操作レバー105が操作されると、リクライニング機構104のロックが解除される。これにより、使用者は、背もたれ部101Bの角度を変更することができる。
図2は、図1に示されているシート調整システム100の要部を示すブロック図である。
シート調整補助装置109は、機能ブロックとして、データ取得部201、判定部202、指令生成部203、指令出力部204、決定部205、および記憶部206を備えている。
データ取得部201は、監視装置110から画像データを取得する。取得した画像データには、使用者の識別情報、およびシート101に関する状態情報が含まれている。
使用者の識別情報は、本例では、使用者の顔の特徴量とする。但し、使用者の識別情報としては、監視装置110によって撮影された画像データから、使用者が写っている部分を切り出した画像データであってもよい。
状態情報は、シート位置とシート角度とを示す情報である。状態情報は、監視装置110によって撮影された画像データから、マーク部材108を切り出した画像データとする。但し、状態情報は、監視装置110によって撮影された画像データから、シート101が写っている部分を切り出した画像データであってもよい。また、状態情報は、シート101の状態を示す数値データでもよい。
記憶部206は、使用者の識別情報と状態情報とを関連付けて、管理データとして記憶する。
判定部202は、データ取得部201から画像データを取得する。判定部202は、画像データに基づき、シート101に着座している使用者が、管理データに含まれている識別情報に対応する使用者であるかどうかを判定する。
具体的には、判定部202は、画像データから、シート101に着座している使用者の顔の特徴量を抽出する。判定部202は、抽出した特徴量と、管理データに含まれている識別情報とを比較する。判定部202は、抽出した特徴量と同じ識別情報が管理データに含まれていた場合、シート101に着座している使用者が、管理データに含まれている識別情報に対応する使用者であると判定する。そして、判定部202は、当該特徴量に対応付けられている状態情報を管理データから取得する。
指令生成部203は、判定部202が取得した状態情報に基づいて、シート101の状態を調整するための指令を生成する。
具体的には、指令生成部203は、データ取得部201により取得された画像データに基づき、現在の状態情報を取得する。そして、指令生成部203は、判定部202が取得した状態情報と、現在の状態情報とを比較する。
以下、判定部202が取得した状態情報を、「登録状態情報」と称する。また、現在のシート101の状態情報を「現在状態情報」と称する。
指令生成部203は、現在状態情報を登録状態情報と比較した結果、両者が一致していない場合、ディスプレイ111に音声メッセージを発生させるための指令を生成する。音声メッセージは、使用者がシート101の状態を手動により変化させるためのメッセージである。
また、指令生成部203は、ディスプレイ111にガイド画像を表示させるための指令を生成する。ガイド画像は、使用者がシート101の状態を手動により変化させるための画像である。
尚、現在状態情報を登録状態情報と比較した結果、両者が一致していれば、この後の工程は実施されなくてもよい。
指令出力部204は、指令生成部203によって生成された指令を、ディスプレイ111に出力する。
使用者は、ディスプレイ111からの音声メッセージと、ディスプレイ111に表示されたガイド画像との少なくともいずれか一方に基づいて、シート101の状態を変更する。
決定ボタン112は、新たな使用者により新たな状態情報を管理データに登録する場合、および管理データに既に登録されている状態情報を変更する場合に操作される。決定ボタン112が操作されると、決定部205は、新たな識別情報及び状態情報を登録、または既に登録されている識別情報に対応する状態情報を更新する。
図3は、図1に示されている監視装置110によって撮影される範囲を示す図である。
監視装置110は、車両に固定されているため、撮影範囲301は変化せず、固定されている。これに対して、シート101が写っている範囲であるシート範囲302は、シート101の状態の変化により変化する。
また、マーク部材検索範囲303は、撮影範囲301内において、シート調整補助装置109がマーク部材108を検索する範囲である。マーク部材検索範囲303は、撮影範囲301内の特定の領域に固定されている。
図4は、図1に示されているマーク部材108を用いて、シート101の状態を検出する方法を説明する図である。図4において、矢印Aは、シート101の前後方向を示している。矢印Bは、上下方向を示している。
基準像401、第1像402、第2像403、第3像404、および第4像405は、いずれもシート調整補助装置109により検出されたマーク部材108の像である。
基準像401は、シート101の位置を移動範囲の中心位置とし、且つシート角度を最も前傾姿勢にしたときのマーク部材108の像である。
マーク部材108の像の大きさ、位置、および形状は、シート位置およびシート角度により変化する。すなわち、シート位置が中心位置よりも前にあれば、マーク部材108の像は、基準像401よりも大きな像、例えば第1像402となる。シート位置が中心位置よりも後ろにあれば、マーク部材108の像は、基準像401よりも小さな像、例えば第2像403となる。
また、シート位置が中心位置よりも高ければ、マーク部材108の像は、基準像401よりも高い位置に、例えば第3像404として検出される。また、シート位置が中心位置よりも低ければ、マーク部材108の像は、基準像401よりも低い位置に検出される。
シート角度が前傾姿勢の角度から変化していると、マーク部材108の像は、基準像401に対して上下方向に歪んだ像、例えば第4像405となる。
従って、画像データ内におけるマーク部材108の像の大きさ、高さ方向の位置、および歪みを求めることにより、現在のシート位置およびシート角度を求めることができる。指令生成部203および決定部205は、このような画像認識の手法を用いて、監視装置110によって取得された画像データから、現在状態情報を取得することができる。
尚、マーク部材108以外においても、画像データ内に写っているシート101の一部であれば、同様の手法により、現在状態情報を取得することができる。
図5は、図1に示されているディスプレイ111による表示例を示す図である。指令生成部203は、登録状態情報に基づき、図5に示されている破線シート画像501のデータを生成する。また、指令生成部203は、現在状態情報に基づき、図5に示されている実線シート画像502のデータを生成する。指令生成部203は、この2つの画像データを重ね合わせた、重ね合わせ画像データを生成する。指令生成部203は、重ね合わせ画像データの生成により、使用者に対し、登録されている位置からシート101がどの程度ずれているかを、視覚的に伝達することができる。
また、指令生成部203は、シート101の状態の調整すべき量をノッチ単位により通知するための指令を生成する。ノッチ単位とは、シート101の状態が段階的に変更可能となっている場合における1段階である。例えば、「3ノッチ」は、3段階を意味している。
図5の例においては、指令生成部203は、先に生成した重ね合わせ画像データに、通知情報503を付したガイド画像データを生成する。また、指令生成部203は、通知情報503の内容の音声データを生成する。そして、指令生成部203は、ガイド画像データ及び音声データを組み合わせてなる指令を生成する。
指令出力部204は、指令生成部203により生成された指令を、ディスプレイ111に出力する。ディスプレイ111は、ガイド画像を使用者に表示するとともに、通知情報503の内容を、使用者に音声通知する。
使用者は、ディスプレイ111により伝達された情報に基づいてシート101の状態を調整するが、このときの様子は監視装置110により撮影される。
シート調整補助装置109は、シート101の状態の調整中に、シート101の状態の変化に応じて、現在状態情報を更新し、ディスプレイ111に出力する指令を更新する。
このように、使用者がシート101の状態を調整しているときは、ディスプレイ111への指令を生成する処理が繰り返し実施される。これにより、リアルタイムな情報が使用者に通知される。
図6は、図2に示されている判定部202による処理を示すフローチャートである。図6に示されている処理は、例えば100msごとに起動される。また、図6に示されている処理は、メインルーチン内のサブルーチンとして実行される。また、使用者が特定された後は、車両の電源がOFFになるまで、図6の処理は行われなくてもよい。
ステップS601において、判定部202は、データ取得部201から取得した画像データから、使用者を判定する。ステップS602において、判定部202は、使用者に対応している識別情報が、管理データに登録済みであるか否かを判定する。
使用者に対応している識別情報が管理データに登録済みである場合、判定部202は、ステップS604において、使用者に対応している登録状態情報を読み出す。また、判定部202は、読み出した登録状態情報を、指令生成部203に出力し、その回の処理を終了する。
一方、使用者に対応している識別情報が管理データに登録済みでない場合、判定部202は、ステップS603において、現在のシート101の状態を新規に登録するか否かを判定する。このとき、判定部202は、ディスプレイ111を介して、新規に登録するか否かの問い合わせを、使用者に対して行う。判定部202は、使用者からの返答操作に応じて、状態情報を新規に登録するか否かを判定する。返答操作は、決定ボタン112の操作によって行われる。
状態情報を新規に登録しない場合、判定部202は、その回の処理を終了する。一方、状態情報を新規に登録する場合、判定部202は、ステップS605において、新規登録処理を実施してから、その回の処理を終了する。
図7は、図2に示されている決定部205による処理を示すフローチャートである。
決定部205は、使用者から更新開始の操作を受け付けることにより、図7に示されている処理を開始する。また、決定部205は、開始する際、監視装置110から取得されている画像データを介して、更新対象となる使用者を特定する。また、図7に示されている処理は、更新開始の操作を受け付けた後、例えば100msごとに起動される。図7に示されている処理は、メインルーチン内のサブルーチンとして実行される。
ステップS701において、決定部205は、車両が走行中であるかを判定する。車両が走行中である場合、決定部205は、ステップS705において、その時点におけるシート101の状態を、登録状態情報として記憶する。車両の走行中に使用者が手動によりシート101の調整を行うのは、リスクの伴う行動となる。このため、決定部205は、ステップS705の後、その回の処理を終了する。尚、使用者が運転者でない場合、ステップS701の判定は、不要としてもよい。
車両が走行中でない場合、決定部205は、ステップS702において、図7に示されている処理が開始されてから、設計時間経過したか否かを判定する。設計時間経過した場合、決定部205は、ステップS705の処理を行う。
設計時間経過していない場合、決定部205は、ステップS703において、決定ボタン112が操作されたか否かを判定する。決定ボタン112が操作された場合、決定部205は、ステップS705において、その時点におけるシート101の状態を、登録状態情報として記憶し、その回の処理を終了する。
決定ボタン112が操作されていない場合、決定部205は、ステップS704において、図7に示されている処理の開始からの経過時間を、カウントアップし、その回の処理を終了する。
ステップS702の判定処理は、決定ボタン112が操作されずに放置されていても、設計時間経過した後には、ディスプレイ111が他の表示を行うことを可能とするために実施される。このため、ディスプレイ111がシート調整システム100専用のものであれば、ステップS702の判定処理は、不要としてもよい。もしくは、ディスプレイ111を使用しない場合、ステップS702の判定処理は、不要としてもよい。
尚、ステップS702の判定処理は、ステップS704の処理において更新された経過時間と、設計時間とを比較する処理である。
図6に示されているステップS605の新規登録処理は、図7に示されている処理と類似した処理である。
ステップS605の新規登録処理においては、ステップS705の処理が以下の処理に置き替えられる。すなわち、画像データから抽出された使用者の顔の特徴量が、記憶部206によって記憶される。また、画像データに基づき取得された現時点のシート101の状態が、登録状態情報として登録される。これらの置き替え以外は、図7に示されている処理と同じである。
このようなシート調整補助装置109では、データ取得部201は、シート101と、シート101に着座している使用者とが写っている画像データを取得する。また、判定部202は、シート101に着座している使用者が、識別情報に対応する使用者であるかどうかを判定する。識別情報に対応する使用者であると判定された場合、指令生成部203は、識別情報に関連付けられている状態情報に基づいて、シート101の状態を調整するための指令を生成する。そして、指令出力部204は、指令生成部203によって生成された指令をディスプレイ111に出力する。
このため、シート調整補助装置109は、使用者に対応するシート101の位置および角度をより正確に特定することができる。
また、指令生成部203によって生成される指令は、ディスプレイ111に音声メッセージを発生させるための指令である。このため、シート101の状態をどのように調整すべきかを、使用者に容易に伝えることができる。
また、指令生成部203によって生成される指令は、ディスプレイ111にガイド画像を表示させるための指令である。このため、シート101の状態をどのように調整すべきかを、より分かり易く使用者に伝えることができる。
また、データ取得部201は、状態情報として、監視装置110から見たマーク部材108の形状および大きさの情報を取得する。このため、マーク部材検索範囲303内の画像だけで、状態情報を得ることができる。また、シート101の形状によらず、共通のマーク部材108によって、シート101の状態を検出することができる。
また、マーク部材108は、背もたれ部101Bの上端から上方へ突出するように設けられている。このため、使用者がシート101に着座しても、マーク部材108が使用者によって遮られることがなく、シート101の状態を安定して検出することができる。
尚、シート調整システム100の構成の一部は、従前の運転者監視システムの構成の一部を流用してもよい。運転者監視システムは、画像解析により、運転者の居眠り、およびよそ見の判定を行うシステムである。また、シート調整システム100の構成の一部は、車内監視システムの構成の一部を流用してもよい。車内監視システムは、異常事態に備え、車両内を常時録画するシステムである。
また、監視装置110は、可視光線用カメラに限らず、赤外線カメラ、LiDAR、およびレーダーのうちのいずれかであってもよい。この場合、監視装置110を起点とした3次元の位置データが、監視データとして生成される。
また、マーク部材108の形状は、+形に限らず、どのような形状であっても構わない。また、マーク部材108の大きさは問わない。ただし、監視装置110によって撮影された画像データから確認できる程度であることを要する。また、マーク部材108に色または模様が付されていても構わない。
また、マーク部材108の代わりに、シート101の一部にマークが付されてもよい。この場合、マークは、使用者によって隠れない位置、例えば背もたれ部101Bの上端角部に付される必要がある。データ取得部201は、状態情報として、監視装置110から見たマークの形状および大きさの情報を取得する。
また、ディスプレイ111がタッチパネルディスプレイである場合、決定ボタン112に替えて、タッチボタンを用いてもよい。また、決定ボタン112による押し操作に替えて、使用者の発する声を受け付ける方法であってもよい。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2におけるシート調整システム100の一部の構成を示すブロック図である。
実施の形態2において、指令出力部204の出力先である外部装置は、アクチュエータ120である。アクチュエータ120は、シート101の状態を変化させる駆動装置である。
指令生成部203は、管理データに登録されている状態情報に基づいて、アクチュエータ120を駆動するための指令を生成する。具体的には、指令生成部203は、現在状態情報と登録状態情報との差分を求める。そして、指令生成部203は、求めた差分に基づき、アクチュエータ120の駆動量を算出し、算出された駆動量だけアクチュエータ120を駆動させる指令を生成する。
実施の形態2における他の構成および動作は、実施の形態1と同様である。
このような実施の形態2におけるシート調整補助装置109によっても、使用者に対応するシート101の位置および角度をより正確に特定することができる。
また、アクチュエータ120によって、シート101の状態が自動的に調整されるため、使用者の負担を軽減することができる。
尚、実施の形態1および2のシート調整補助装置109の各機能は、処理回路によって実現される。図9は、実施の形態1および2のシート調整補助装置109の各機能を実現する処理回路の第1例を示す構成図である。第1例の処理回路50は、専用のハードウェアである。
処理回路50は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものに該当する。また、シート調整補助装置109の各機能それぞれを個別の処理回路50により実現してもよい。もしくは、シート調整補助装置109の各機能をまとめて処理回路50により実現してもよい。
また、図10は、実施の形態1および2のシート調整補助装置109の各機能を実現する処理回路の第2例を示す図である。第2例の処理回路60は、プロセッサ61およびメモリ62を備えている。
処理回路60において、シート調整補助装置109の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述される。そして、ソフトウェアおよびファームウェアは、メモリ62に格納される。プロセッサ61は、メモリ62に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。
メモリ62に格納されるプログラムは、上述した各部の手順あるいは方法を、コンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ62とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなども、メモリ62に該当する。
上述した各部の機能について、一部が専用のハードウェアにより実現され、一部がソフトウェアまたはファームウェアにより実現されてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した各部の機能を実現することができる。
101 シート、101A 座面部、101B 背もたれ部、108 マーク部材、109 シート調整補助装置、110 監視装置、111 ディスプレイ(外部装置、通知装置、表示装置)、120 アクチュエータ(外部装置)、201 データ取得部、202 判定部、203 指令生成部、204 指令出力部、206 記憶部。

Claims (7)

  1. シートと、前記シートに着座している使用者とを監視する監視装置から、前記シートの位置および角度の情報である状態情報と、前記使用者の識別情報とを含む監視データを取得するデータ取得部、
    前記識別情報と前記状態情報とを関連付けて記憶する記憶部、
    前記データ取得部によって取得された前記監視データに基づき、前記シートに着座している前記使用者が前記識別情報に対応する使用者であるかどうかを判定する判定部、
    前記判定部により、前記識別情報に対応する使用者であると判定された場合、前記識別情報に関連付けられている前記状態情報に基づいて、前記シートの状態を調整するための指令を生成する指令生成部、および
    前記指令生成部によって生成された指令を、前記シートの状態を調整するための外部装置に出力する指令出力部
    を備えている車両のシート調整補助装置。
  2. 前記外部装置は、前記使用者が前記シートの状態を手動により変化させるための音声メッセージを、前記使用者に通知する通知装置であり、
    前記指令生成部は、前記状態情報に基づいて、前記通知装置に前記音声メッセージを発生させるための指令を生成する請求項1記載の車両のシート調整補助装置。
  3. 前記外部装置は、前記使用者が前記シートの状態を手動により変化させるためのガイド画像を表示する表示装置であり、
    前記指令生成部は、前記状態情報に基づいて、前記表示装置に前記ガイド画像を表示させるための指令を生成する請求項1記載の車両のシート調整補助装置。
  4. 前記外部装置は、前記シートの状態を変化させるアクチュエータであり、
    前記指令生成部は、前記状態情報に基づいて、前記アクチュエータを駆動するための指令を生成する請求項1記載の車両のシート調整補助装置。
  5. 前記シートには、マークが付されており、
    前記データ取得部は、前記状態情報として、前記監視装置から見た前記マークの形状および大きさの情報を取得する請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両のシート調整補助装置。
  6. 前記シートに取り付けられているマーク部材
    をさらに備え、
    前記データ取得部は、前記状態情報として、前記監視装置から見た前記マーク部材の形状および大きさの情報を取得する請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両のシート調整補助装置。
  7. 前記シートは、座面部と背もたれ部とを有しており、
    前記マーク部材は、前記背もたれ部から上方へ突出している請求項6記載の車両のシート調整補助装置。
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