JP2023063488A - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

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Daisaku Ogasawara
淳一 安部
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Abstract

【課題】周波数偏差補償量を周波数シフトにより補償した場合、複数に分けた入力ブロックにおいて、隣接する入力ブロックとの間で位相オフセットが生じるために、復元されたビット列に誤りが生じる。【解決手段】ディジタル信号処理装置は、受信光信号に対応するディジタル信号に対する周波数シフト処理を用いて、受信光信号の周波数偏差を補償する周波数偏差補償部と、周波数シフト処理で生じるディジタル信号の位相オフセットが、所定の位相オフセット量となる周波数偏差量を特定する補償量算出部と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、ディジタル信号処理装置に関する。
インターネットの普及により、基幹系通信システムのトラフィック量が急激に増大している。これにより、100Gbpsを越える超高速の光通信システムの実用化が待望されている。超高速の光通信システムを実現する技術として、光位相変調方式と偏波多重分離技術とを組み合わせたディジタルコヒーレント方式が注目されている。
特許文献1や非特許文献1には、ディジタルコヒーレント受信機において、周波数偏差を補償する技術が開示されている。
非特許文献1のディジタルコヒーレント受信機は、発振周波数を制御可能な局所発振光を用いて、局所発振光の発振周波数を周波数偏差設定値と逆方向に制御することによって周波数偏差を補償する。しかし、非特許文献1に記載の構成は、局所発振光の発振周波数の制御を行う構成が必要となる。
一方、特許文献1のディジタルコヒーレント受信機は、オーバーラップ型の高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)及び逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse FFT)を行うことにより、波形歪みを補償する。このディジタルコヒーレント受信機は、入力部と、FFT入力フレーム生成部と、FFT処理部と、特性乗算部と、IFFT処理部と、IFFT出力フレーム抽出部と、出力部と、を含む回路を備える。入力データを256個のパラレル信号とし、FFTおよびIFFTのウィンドウサイズを1024とした場合、特許文献1のディジタルコヒーレント受信機は次のように動作する。
入力部は、入力データ(時間領域:256サンプル)をバッファリングし、2クロックごとに、512サンプルからなるフレームを生成し、FFT入力フレーム生成部へ出力する。
FFT入力フレーム生成部は、入力されたサンプルフレームについて、1つ前の512サンプルフレームと現在の512サンプルフレームとを結合して1024サンプルからなるフレームを生成し、FFT処理部へ出力する。
FFT処理部は、入力されたフレームを周波数領域のデータに変換して特性乗算部へ出力する。
特性乗算部は、入力された周波数領域のデータに対して、周波数成分ごとの特性パラメータ(1024周波数分)をそれぞれ乗算してIFFT処理部へ出力する。特性パラメータは、例えば、外部から入力される。
IFFT処理部は、入力されたフレームを時間領域のデータに変換してIFFT出力フレーム抽出部へ出力する。ここで、IFFT処理部から出力されるフレームの前後には不連続点が含まれている。
IFFT出力フレーム抽出部は、入力されたフレームについて、前後256サンプル、すなわち、ウィンドウサイズの4分の1ずつを破棄する。IFFT出力フレーム抽出部において破棄する領域に不連続点が収まっていれば、破棄しない512サンプルをつなぎ合わせた出力には不連続点は発生しない。IFFT出力フレーム抽出部は、処理したフレームを出力部へ出力する。
出力部は、入力されたフレーム(2クロックごとに出力される512サンプル)を1クロックあたり256サンプルずつに切り出し、パラレル信号として後段へ出力する。
上述した特許文献1に記載のディジタルコヒーレント受信機は、上記のオーバーラップ型のFFTおよびIFFTを行う回路を備えることにより、不連続点の発生を抑制している。
特開2011-9956号公報
Z. Tao et al., "Simple, Robust, and Wide-Range Frequency Offset Monitor for Automatic Frequency Control in Digital Coherent Receivers", 2007 33rd European Conference and Exhibition of Optical Communication (ECOC2007)
ここで、ディジタルコヒーレント受信機が受信光信号の周波数偏差の補償を行う場合、周波数シフト処理によって周波数偏差を補償することが考えられる。しかしながら、オーバーラップ型のFFTおよびIFFTを備えるディジタルコヒーレント受信機において、周波数シフト処理により周波数偏差を補償する場合、入力信号を複数に分けたフレームと、そのフレームの前後のフレームとの間で位相オフセットが生じる。この場合、最終的に復元されたビット列に誤りが生じる。特に、差動符号でない通信方式を用いる場合には、通信が一時的に遮断される恐れもある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、周波数シフト処理により周波数偏差を補償した場合でも、位相オフセットによる誤りが生じない、ディジタル信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明のディジタル信号処理装置は、受信光信号に対応するディジタル信号に対する周波数シフト処理を用いて、前記受信光信号の周波数偏差を補償する周波数偏差補償手段と、前記周波数シフト処理で生じるディジタル信号の位相オフセットが、所定の位相オフセット量となる周波数偏差量を特定する補償量算出手段と、を備える。
本発明のディジタル信号処理装置によれば、周波数シフト処理により周波数偏差を補償した場合でも、位相オフセットによる誤りが生じない。
第1の実施形態のディジタルコヒーレント光受信機のブロック図である。 第1の実施形態のディジタル信号処理部104のブロック図である。 第1の実施形態の周波数偏差粗補償部202のブロック図である。 第1の実施形態の周波数偏差粗補償部202の他のブロック図である。 第1の実施形態におけるオーバーラップFDEの動作例を示す図である。 非特許文献1に記載されている周波数偏差を粗く推定する方式の周波数偏差粗補償部202のブロック図である。 第1の実施形態の周波数偏差補償部206のブロック図である。 第1の実施形態の周波数偏差推定部301のブロック図である。 第1の実施形態の周波数偏差粗補償部202の他のブロック図である。 第1の実施形態の周波数偏差粗補償部202の他のブロック図である。 第2の実施形態の周波数偏差粗補償部202のブロック図である。 第2の実施形態の周波数偏差粗補償部202の他のブロック図である。 第3の実施形態の周波数偏差粗補償部202のブロック図である。 第4の実施形態の周波数偏差粗補償部202のブロック図である。 第5の実施形態の周波数偏差補償部206のブロック図である。 第5の実施形態の周波数偏差補償部206の他のブロック図である。 第5の実施形態の周波数偏差補償部206の他のブロック図である。 第5の実施形態の周波数偏差補償部206の他のブロック図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施の形態について説明する。最初に、ディジタルコヒーレント方式について説明する。超高速の光通信システムを実現する技術として、光位相変調方式と偏波多重分離技術を組み合わせたディジタルコヒーレント方式が注目されている。
光位相変調方式は、送信レーザ光の光強度に対してデータ変調を行う光強度変調方式とは異なり、送信レーザ光の位相に対してデータ変調を行う方式である。光位相変調方式は、例えば、QPSK(Quadruple Phase Shift Keying)方式や16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)方式などが知られている。
偏光多重分離技術は、光搬送波が同一の周波数帯に設定されると共に偏光状態が互いに直交する2個の独立した単一偏光の光信号を、光送信機において偏光多重する。そして、光受信機において、受信光信号から前述の2個の独立した単一偏光の光信号を分離する。偏光多重分離技術は、2倍の伝送速度を実現する。
ディジタルコヒーレント方式を用いた光受信機のブロック図を図1に示す。局所発振光生成部100は、受信光信号と同一周波数帯の局所発振光を送出する。なお、送信側の光信号の周波数と受信側の局所発振光の周波数とは、例えば、管理者が予め決めておき、それぞれの光源に対してその周波数を設定する。
受信光信号と、局所発振光生成部100から送出された局所発振光とが、90度ハイブリッド101へ入力される。90度ハイブリッド101は、入力された受信光信号と局所発振光とを干渉させて、光電変換部102-1~102-4へ2個ずつ、計8個の光信号を出力する。
光電変換部102-1~102-4はそれぞれ、入力された2個の光信号を電気信号に変換し、ADコンバータ(ADC:Analog-to-Digital Converter)103-1~103-4へ出力する。
ADコンバータ103-1~103-4は、入力されたアナログの電気信号をディジタル信号に変換してディジタル信号処理部104へ出力する。ADコンバータ103-1~103-4からは、90度ハイブリッド101の偏光軸に平行な信号成分(X偏波信号)の実数部および虚数部と、90度ハイブリッド101の偏光軸に直交する信号成分(Y偏波信号)の実数部および虚数部と、に相当する4個のディジタル信号が出力される。
ADコンバータ103-1~103-4から出力された4個のディジタル信号は、ディジタル信号処理部104において復調処理が施された後、シンボル識別部105-1~105-2においてビット列へ復元される。
次に、ディジタルコヒーレント方式の光受信機におけるディジタル信号処理の動作について詳細に説明する。ディジタル信号処理部104のブロック図を図2に示す。
X偏波信号生成部200は、ADC103-1~103-2から入力されたディジタル信号から、複素数であるX偏波信号を生成して周波数偏差粗補償部202-1へ出力する。一方、Y偏波信号生成部201は、ADC103-3~103-4から入力されたディジタル信号から、複素数であるY偏波信号を生成して周波数偏差粗補償部202-2へ出力する。
周波数偏差粗補償部202-1~202-2は、入力された偏波信号について、受信光信号の中心周波数と局所発振光の発振周波数との偏差を、粗い精度で補償する。以下、受信光信号の中心周波数と局所発振光の発振周波数の偏差を光搬送波周波数偏差と記載する。
光搬送波周波数偏差が大きいと、受信光信号の位相変調方式の種類や光SN比(Signal-Noise ratio)によっては、後段の偏波分離部204が正常に動作しない場合がある。また、後段の波形歪み補償部203-1~203-2にマッチドフィルタを配置する場合、受信光信号とマッチドフィルタの中心周波数に偏差があると、信号品質が劣化する。なお、これらの問題が無い場合、周波数偏差粗補償部202-1~202-2を省略することもできる。
周波数偏差粗補償部202のブロック図を図3に示す。周波数偏差設定部401は周波数偏差を設定し、位相補償量算出部402が当該設定された周波数偏差に基づいて位相補償量を算出する。位相補償量は、周波数偏差設定値と単位サンプル時間(ADC103-1~103-4のサンプリングレートの逆数)の積の総和として算出される。
周波数偏差粗補償部202に入力された入力信号は、位相補償量が算出されるまで遅延器400において待機される。そして、位相補償量が算出された後、入力信号は、算出された位相補償量だけ時計方向(正の位相方向と逆向き)に位相回転されることにより、周波数偏差が補償される。
一方、周波数領域において光スペクトルを周波数方向にシフトすることにより、位相補償することもできる。この場合の周波数偏差粗補償部202のブロック図を図4に示す。図4の周波数偏差粗補償部202は、周波数領域において光スペクトルを周波数方向にシフトすることによって位相補償する。これは、周波数領域等化(FDE:Frequency Domain Equalization)と呼ばれる。FDEを用いた光搬送波周波数偏差補償方式は、周波数偏差補償量だけデータを周波数方向にシフトさせるだけの単純な処理であり、他の線形歪みも同時に補償できることから、回路規模の削減に有効である。
FDEを用いる周波数偏差粗補償部202は、図5に示すように、先ず、入力信号を所定の長さの入力ブロックに分割する。オーバーラップ付与部403は、当該入力ブロックのそれぞれを、1個前の入力ブロックの後半の所定の長さ(オーバーラップサイズNoverlap)のデータと合わせる。これにより、データの長さがFFT/IFFTウィンドウサイズNFFTのFDE処理ブロックがそれぞれ生成される。
FFT部404は、生成されたFDE処理ブロックのそれぞれを、周波数領域の信号に高速フーリエ変換(FFT)する。周波数シフト部405は、高速フーリエ変換されたFDE処理ブロックを、周波数偏差設定値の逆方向に周波数シフトする。FDE処理ブロックの境界のうち、周波数シフトによって周波数範囲から外れたデータは削除される。一方、その逆側のFDE処理ブロック境界には、周波数シフト量に応じたゼロが挿入される。
IFFT部406は、FDE処理ブロックを逆高速フーリエ変換(IFFT)することにより時間領域の信号に再変換し、オーバーラップ削除部407へ出力する。オーバーラップ削除部407は、FDE処理ブロックの前後からオーバーラップサイズの1/2データをそれぞれ削除することによって、出力ブロックを生成する。
オーバーラップ付与及びオーバーラップ削除の処理は、FFT及びIFFTが繰り返し信号を仮定することに起因する演算歪みを除外するために実施される。上述したオーバーラップの付与と削除の処理を伴うFDEを、オーバーラップFDE方式と呼ぶ。
一方、発振周波数を制御可能な局所発振光生成部100においては、局所発振光の発振周波数を周波数偏差設定値と逆方向に制御することにより、周波数偏差を補償することもできる。この方式は、背景技術に記載した非特許文献1に開示されている。非特許文献1に記載されている方式によって周波数偏差を補償する周波数偏差粗補償部202のブロック図を図6に示す。
図6において、実数部抽出部412および虚数部抽出部413は、入力信号の実数部および虚数部を抽出する。そして、抽出した実数部および虚数部のそれぞれに対して前後の2サンプルの積の差分を算出し、移動平均等の低域通過フィルタ414を透過させる。周波数偏差算出部415は、低域通過フィルタ414の出力値から周波数偏差を推定する。
ここで、周波数偏差が所定の範囲内である場合、低域通過フィルタ414の出力値と周波数偏差は比例関係となることが、シミュレーションにより明らかになっている。従って、低域通過フィルタ414の出力値から周波数偏差を推定することができる。
図2を用いたディジタル信号処理部104についての説明に戻る。波形歪み補償部203-1~203-2は、周波数偏差粗補償部202-1~202-2から入力された信号に対して、伝送品質を向上させるための各種の補償処理を行い、補償処理後の受信光信号を偏波分離部204へ出力する。波形歪み補償部203-1~203-2は、伝送品質を向上させるための補償処理として、例えば、波長分散補償、マッチドフィルタによる波形整形、非線形波形歪み補償を行う。
偏波分離部204は、入力された受信光信号を、光送信機において偏波多重された2個の独立した光信号にそれぞれ対応する2個のディジタル信号に分離し、分離したディジタル信号をそれぞれ、リサンプリング部205-1~205-2へ出力する。偏波分離部204は、偏波分離のアルゴリズムとして、CMA(Continuous Modulus Algorithm)やDD-LMS(Decision Decided Least Mean Square)等を用いる。
リサンプリング部205-1~205-2はそれぞれ、入力されたディジタル信号を、サンプルタイミングを最適化した状態で1倍オーバーサンプリングの信号に変換し、周波数偏差補償部206-1~206-2へ出力する。ここで、周波数偏差補償部206-1~206-2に入力される信号のオーバーサンプリングは1倍である必要がある。従って、リサンプリング部205-1~205-2は、周波数偏差補償部206-1~206-2の前段であれば、偏波分離部204の前段等の他の位置に配置することもできる。
周波数偏差補償部206-1~206-2は、入力された信号について、周波数偏差粗補償部202-1~202-2が補償しきれなかった光搬送波周波数偏差を完全に補償し、位相偏差補償部207-1~207-2へ出力する。周波数偏差補償部206-1~206-2のブロック図を図7に示す。
図7において、周波数偏差補償部206-1~206-2は、遅延器300、周波数偏差推定部301、位相補償量算出部302を含む。周波数偏差補償部206-1~206-2に入力された信号は2分岐されて遅延器300と周波数偏差推定部301に入力される。周波数偏差推定部301は、2分岐された入力信号の一方を用いて周波数偏差を設定する。周波数偏差推定部301のブロック図を図8に示す。周波数偏差推定部301は、M-th Power Algorithm、又は、ビタビアルゴリズムを用いて周波数偏差を設定する。これらのアルゴリズムを用いるには、サンプルタイミングが最適化された状態の1倍オーバーサンプリングの信号を用いる必要がある。さらに、1倍のオーバーサンプリングの信号を用いるため、補償可能な周波数偏差の範囲に制限がある。
位相補償量算出部302は、設定された周波数偏差に基づいて位相補償量を算出して遅延器300に入力された信号に付与する。遅延器300に入力された信号は、位相補償量算出部302において算出された位相補償量だけ時計方向(正の位相方向と逆向き)に位相回転され、周波数偏差が補償された信号が位相偏差補償部207-1~207-2へ入力される。
なお、周波数偏差補償部206は、図3又は図4に示した周波数偏差粗補償部202と同様の構成を適用することもできる。この場合、周波数偏差補償部206は、周波数偏差推定部301の代わりに、周波数偏差設定部を備える。
位相偏差補償部207-1~207-2は、入力された信号の光位相偏差を補償してシンボル識別部105-1~105-2へ出力する。
上記で説明した光位相変調方式と偏光多重分離技術を組み合わせたディジタルコヒーレント方式を用いることにより、100Gbpsの超高速の光通信システムを実現できる。
ここで、上述したとおり、本実施形態に係る周波数偏差粗補償部202は、データを周波数方向に周波数偏差補償量だけ周波数シフトさせることにより、周波数偏差を補償する。しかしながら、図3、図4及び図6で説明した周波数偏差粗補償部202において、周波数領域における周波数シフト処理により周波数偏差を補償する場合、前後のブロック間で位相オフセットが生じ、復元されたビット列に誤りが生じる。特に、差動符号でない通信方式を用いる場合、通信が一時的に遮断する恐れがある。
そこで、本実施形態では、周波数偏差粗補償部202が、位相オフセット補償部及び位相オフセット量算出部を備えることにより、上記の問題を解決する。本実施形態に係る周波数偏差粗補償部202のブロック図を図9に示す。図9の周波数偏差粗補償部202は、位相オフセット補償部408及び位相オフセット量算出部409を備える。
周波数偏差設定部401は、周波数偏差設定値を周波数偏差補償量として、周波数シフト部405及び位相オフセット量算出部409へ出力する。ここで、オーバーラップFDE処理におけるオーバーサンプリングを2倍とすると、シンボルレートB、FFT/IFFTウィンドウサイズNFFT、整数nを用いて、周波数シフトする周波数偏差補償量Δfは、数式1のように表すことができる。なお、周波数偏差補償量Δfと周波数偏差量との符号は、互いに逆である。
Figure 2023063488000002
数式1において、2Bは、オーバーラップFDE処理におけるサンプリングレートwを表す。また、nは-NFFT/2≦n<NFFT/2を満たす整数である。
次に、n番目のFDE処理ブロックを処理して出力されるデータのうちの最後のデータと、n+1番目のFDE処理ブロックを処理して出力されるデータのうちの最初のデータと、の間に生じる位相オフセットΔφは数式2で計算できる。
Figure 2023063488000003
これは、位相オフセットΔφが、n番目のFDE処理ブロックにおいて周波数偏差補償量Δfにより生じる位相回転量と、n+1番目のFDE処理ブロックにおいて周波数偏差補償量Δfに生じる位相回転量の差分から求められるためである。
FDE処理ブロックのブロック番号が増える毎に(すなわち、nの値が増える毎に)、位相オフセットΔφが生じるため、m番目のFDE処理ブロックにおける位相オフセットΔφは数式3で表される。
Figure 2023063488000004
位相オフセット量算出部409は、周波数偏差設定部401から入力された周波数偏差補償量、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズの回路パラメータに基づいて、位相オフセットΔφを算出し、位相オフセット補償部408へ出力する。
位相オフセット補償部408は、FDE処理ブロックに含まれるデータの位相を、Δφ逆回転させることにより、周波数シフトによって生じる位相オフセットを補償する。
なお、本実施形態に係る周波数偏差粗補償部202は、位相オフセット補償部408が周波数領域のデータに対して位相回転を行ったが、時間領域のデータに対して位相回転を行うこともできる。この場合の周波数偏差粗補償部202のブロック図を図10に示す。
以上に説明したように、本実施形態に係る周波数偏差粗補償部202は、位相オフセット補償部408及び位相オフセット量算出部409を備えることにより、周波数シフトによって生じる位相オフセットを補償することができる。これにより、周波数偏差補償において周波数シフト処理により周波数偏差を補償した場合でも、位相オフセットによる誤りが生じないという効果がある。
なお、周波数偏差補償部206-1及び206-2を、図9及び図10に示した周波数偏差粗補償部202と同様に構成することもできる。この場合、周波数偏差補償部206においても、周波数シフトによって生じる位相オフセットを補償できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本実施形態における周波数偏差粗補償部202のブロック図を図11に示す。図11の周波数偏差粗補償部202は周波数シフト量算出部410を備える。
周波数シフト量算出部410は、周波数偏差設定部401から入力された周波数偏差量Δfに基づき、数式3を用いて周波数シフト処理で生じる位相オフセットΔφを算出する。周波数シフト量算出部410はさらに、算出した位相オフセットΔφが常に2πの整数倍の値となる周波数偏差量Δf’を算出し、周波数シフト部405に通知する。
例えば、FFT/IFFTウィンドウサイズが1024、オーバーラップサイズが256である場合には、数式3の位相オフセットは数式4で表される。
Figure 2023063488000005
従って、位相オフセットΔφは、nを4の倍数とすることにより、mの値に関わらず常に2πの整数倍とすることができる。
周波数シフト部405は、周波数シフト量算出部410から入力された周波数偏差補償量Δf’を用いて周波数シフト処理を実行する。ここで、位相オフセットの値は2πの整数倍であり、位相オフセットはゼロと等価であることから、位相オフセットの補償は不要である。ΔfとΔf’の差異は、後段の周波数偏差補償部206-1~206-2において補償される。
本実施形態では、位相オフセットが2πの整数倍となるように周波数偏差補償量を調整する構成を説明したが、図12に示す周波数偏差粗補償部202を用いてΔfとΔf’の差異を縮小することもできる。図12の周波数偏差粗補償部202はパラメータ制御部411を備える。
パラメータ制御部411は、周波数偏差設定部401から入力された周波数偏差補償量に基づいて適切なFFT/IFFTウィンドウサイズを求め、FFT部404及び/又はIFFT部406に出力する。FFT部404及び/又はIFFT部406は、入力信号のFFT/IFFTウィンドウサイズを、パラメータ制御部411から入力されたFFT/IFFTウィンドウサイズに調整する。
さらに、パラメータ制御部411は、周波数偏差設定部401から入力された周波数偏差補償量に基づいて適切なオーバーラップサイズを求め、オーバーラップ付与部403へ出力する。オーバーラップ付与部403は、入力信号のオーバーラップサイズを、パラメータ制御部411から入力されたオーバーラップサイズに調整する。
図12の周波数偏差粗補償部202は、周波数偏差補償量に基づいてFFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズを調整しているので、ΔfとΔf’の差異を縮小することができる。
本実施形態によれば、周波数シフトによって生じる位相オフセットを補償することができる。従って、周波数偏差補償において周波数シフト処理により周波数偏差を補償した場合でも、位相オフセットによる誤りが生じないという効果がある。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。本実施形態における周波数偏差粗補償部202のブロック図を図13に示す。図13に示すように、周波数偏差粗補償部202は、周波数偏差補償手段405’と、位相オフセット補償手段408’と、を備える。なお、周波数偏差補償手段405’は第1及び第2の実施形態における周波数シフト部405と、位相オフセット補償手段408’は第1の実施形態における位相オフセット補償部408と対応する。
周波数偏差補償手段405’は、信号を周波数方向にシフトする等によって、周波数領域の信号の周波数偏差を補償する。位相オフセット補償手段408’は、信号を周波数方向にシフトすることにより生じる位相オフセットを、信号の位相を位相オフセットだけ逆方向に回転する等によって補償する。
本実施形態に係る周波数偏差粗補償部202は、位相オフセット補償部408’を備えることにより、信号を周波数方向にシフトすることにより生じる位相オフセットを補償することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、第1乃至3の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。本実施形態における周波数偏差粗補償部202のブロック図を図14に示す。図14に示すように、周波数偏差粗補償部202は、周波数偏差補償手段405’と、周波数偏差算出手段401’と、補償量算出手段410’と、を備える。なお、周波数偏差補償手段405’は、第1及び第2の実施形態における周波数シフト部405と対応する。さらに、補償量算出手段410’は、第1及び第2の実施形態における周波数シフト量算出部410と対応する。
周波数偏差算出手段401’は、周波数領域の信号の周波数偏差の補償量を算出して補償量算出手段410’へ出力する。
補償量算出手段410’は、入力された周波数偏差量Δfに基づき、周波数シフト処理で生じる位相オフセットΔφを計算し、位相オフセットΔφが常に2πの整数倍の値となる周波数偏差量Δf’を算出する。補償量算出手段410’は、算出した周波数偏差量Δf’を、周波数偏差補償手段405’へ出力する。
周波数偏差補償手段405’は、入力された周波数偏差量Δf’に基づいて、信号の周波数偏差を補償する。なお、周波数偏差補償手段405’は、例えば、信号を周波数方向にシフトすることにより、当該信号の周波数偏差を補償する。
本実施形態によれば、周波数偏差補償において信号を周波数方向にシフトすることにより生じる位相オフセットを補償できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について説明する。本実施形態の光受信機は、図1の光受信機と同様に構成され、図2のディジタル信号処理部104を備える。本実施形態において、周波数偏差粗補償部202-1及び2は、周波数偏差設定部401が設定した周波数偏差補償量により周波数偏差を補償する。一方、周波数偏差補償部206-1及び2は、周波数偏差補償量を動的に変更して、周波数偏差を補償する。
ディジタルコヒーレント方式において、周波数偏差補償量を動的に変更した場合、前後のブロック間で位相オフセットが生じ、復元されたビット列に誤りが生じる。特に、差動符号でない通信方式を用いる場合には通信が一時的に遮断する恐れがある。
そこで、本実施形態では、周波数偏差補償部206が、周波数偏差補償量の変更に伴う位相オフセットを補償する機能を備え、周波数偏差補償量を動的に変更した場合であっても、位相オフセットによる誤りが生じないようにする。この場合の周波数偏差補償部206のブロック図を図15に示す。
図15において、オーバーラップ付与部503は、図9の周波数偏差粗補償部202のオーバーラップ付与部403と同様に機能する。FFT部504はFFT部404と、周波数シフト部505は周波数シフト部405と、IFFT部506はIFFT分406と、オーバーラップ削除部507はオーバーラップ削除部407と、位相オフセット補償部508は位相オフセット補償部408と、それぞれ同様に機能する。
周波数偏差推定部501は、周波数偏差推定値を周波数偏差補償量として、周波数シフト部505及び位相オフセット量算出部509へ出力する。FDE処理ブロックnにおける周波数偏差補償量をΔf、FDE処理ブロックn+1における周波数偏差補償量をΔfn+1、周波数偏差補償量の変更量をΔf=Δfn+1-Δfとすると、Δfは、サンプリングレートfs、FFT/IFFTウィンドウサイズNFFT、整数nを用いて、数式5のように表される。
Figure 2023063488000006
さらに、FDE処理ブロックnの出力ブロックの最後のデータと、FDE処理ブロックn+1の出力ブロックの最初のデータとの間の位相オフセットは、数式6で計算できる。数式6は、FDE処理ブロックn+1において、信号の位相がΔfだけ進んでいることを意味する。
Figure 2023063488000007
位相オフセット量算出部509は、入力された周波数偏差補償量、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズの回路パラメータに基づいて、位相オフセットΔφを計算し、位相オフセット補償部508へ出力する。
位相オフセット補償部508は、位相オフセットΔφだけFDE処理ブロックn+1に含まれるデータの位相を逆に(時計方向に)回転させることにより、周波数偏差補償量の変更によって生じる位相オフセットを補償する。
図15に示す周波数偏差補償部206は、位相オフセット補償部508が周波数領域のデータに対して位相回転を行ったが、位相オフセット補償部508が時間領域のデータに対して位相回転を行うこともできる。この場合の周波数偏差補償部206のブロック図を図16に示す。
さらに、周波数偏差補償部206を図17のように構成することもできる。図17の周波数偏差補償部206は、周波数シフト量算出部510を備える。
周波数シフト量算出部510は、周波数偏差推定部501から入力された周波数偏差補償量に基づき、数式2を用いて周波数偏差補償量の変更で生じる位相オフセットを計算し、2πの整数倍の値のうち位相オフセットの値に最も近い値Δφ’に位相オフセットを近似する。周波数シフト量算出部510は、数式2を用いてΔφ’に対応する周波数偏差補償量の変更量Δf’を算出し、数式1を用いて新しい周波数偏差補償量Δfn+1’=f+Δf’を算出し、周波数シフト部505に周波数偏差補償量Δfn+1’を出力する。
周波数シフト部505は、入力された周波数偏差補償量Δfn+1’を用いて周波数シフトを行うが、位相オフセットは2πの整数倍であるため、位相オフセットはゼロと等価であることから、位相オフセットの補償は不要である。
また、FFT/IFFTウィンドウサイズを1024、オーバーラップサイズを256とすると、位相オフセットは常にπ/4の整数倍となる。nを8の倍数とすれば、位相オフセットは2πの整数倍となるため、位相オフセットはゼロと等価となる。従って、数式1より、周波数偏差補償量Δfが予めサンプリングレートをFFT/IFFTウィンドウサイズで除算した値と8の倍数の積に制限すれば、位相オフセットは常に2πの整数倍となり、位相オフセットによる問題は生じない。
本実施形態では、位相オフセットが2πの整数倍となるように周波数偏差補償量を調整する構成を説明したが、図18に示す周波数偏差補償部206を用いてΔfn+1とΔfn+1’の差異を縮小することもできる。
図18において、パラメータ制御部511は、周波数偏差推定部501から入力された周波数偏差補償量に基づいて適切なFFT/IFFTウィンドウサイズを求め、FFT部504及び/又はIFFT部506に出力する。FFT部504及び/又はIFFT部506は、入力信号のFFT/IFFTウィンドウサイズを、パラメータ制御部511から入力されたFFT/IFFTウィンドウサイズに調整する。
さらに、パラメータ制御部511は、周波数偏差推定部501から入力された周波数偏差補償量に基づいて適切なオーバーラップサイズを求め、オーバーラップ付与部503へ出力する。オーバーラップ付与部503は、入力信号のオーバーラップサイズを、パラメータ制御部511から入力されたオーバーラップサイズに調整する。
図18の周波数偏差補償部206は、周波数偏差補償量に基づいてFFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズを調整しているので、Δfn+1とΔfn+1’の差異を縮小することができる。
本実施形態において、周波数偏差粗補償部202-1及び2は、図9乃至図12のいずれかの構成と同様であり、周波数シフトによって生じる位相オフセットを補償することができる。また、周波数偏差補償部206-1及び2は、図15乃至図18のいずれかに示す構成を備えるので、周波数偏差補償において周波数偏差補償量を動的に変更した場合に生じる位相オフセットを補償することができる。
従って、本実施形態によれば、周波数偏差粗補償において周波数シフト処理により周波数偏差を補償し、かつ、周波数偏差補償において周波数偏差補償量を動的に変更した場合であっても、位相オフセットによる誤りが生じないという効果がある。
なお、周波数偏差粗補償部202-1及び2が周波数偏差補償量を動的に変更して周波数偏差を補償し、周波数偏差補償部206-1及び2が周波数偏差設定部が設定した周波数偏差補償量により周波数偏差を補償してもよい。この場合の周波数偏差補償部206-1及び2の構成は、図9乃至図12のいずれかに示す構成と同様であり、周波数偏差粗補償部202-1及び2の構成は図15乃至図18のいずれかの構成と同様である。
(第6の実施形態)
第6の実施形態について説明する。本実施形態において、光受信機のコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等は、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を実行する。光受信機は、例えばCD-R(Compact Disc Recordable)等の各種記憶媒体又はネットワークを介して、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を取得する。光受信機が取得するプログラム、又は、該プログラムを記憶した記憶媒体は、本発明を構成することになる。なお、該ソフトウェア(プログラム)は、例えば、光受信機に含まれる所定の記憶部に、予め記憶されていてもよい。
光受信機のコンピュータ、CPU又はMPU等は、取得したソフトウェア(プログラム)のプログラムコードを読み出して実行する。したがって、当該光受信機は、上述した各実施形態における光受信機の処理と同一の処理を実行する。
上記の実施形態では、光信号が電気信号へ変換された後の処理であり、光伝送(光通信)に適用できる全ての光の変調方式に適用できる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
信号に生じる周波数偏差を周波数シフトにより補償する周波数偏差補償手段と、
前記周波数シフトにより前記信号に生じる位相オフセットを補償する位相オフセット補償手段と
を備えることを特徴とする周波数偏差補償方式。
[付記2]
前記位相オフセット補償手段は、前記信号の位相を前記位相オフセットだけ逆方向に回転することにより、前記位相オフセットを補償することを特徴とする付記1に記載の周波数偏差補償方式。
[付記3]
前記周波数シフトにより前記信号に生じる位相オフセットを算出する位相オフセット算出手段をさらに備え、
前記位相オフセット補償手段は、前記算出された位相オフセットに基づいて、前記信号の前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記1又は2に記載の周波数偏差補償方式。
[付記4]
前記信号の周波数偏差補償量を算出する周波数偏差算出部をさらに備え、
前記周波数偏差補償手段は、前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記信号の前記周波数偏差を補償し、
前記位相オフセット算出手段は、前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記位相オフセットを算出する
ことを特徴とする付記3に記載の周波数偏差補償方式。
[付記5]
前記周波数偏差算出部は、前記信号を分割した複数のブロック毎に周波数偏差補償量を算出し、
前記周波数偏差補償手段は、前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記複数のブロック毎に周波数偏差を補償し、
前記位相オフセット補償手段は、前記ブロックの周波数偏差補償量に対応する位相回転量と、前記ブロックに隣接するブロックの周波数偏差補償量に対応する位相回転量との差分から生じる前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記4に記載の周波数偏差補償方式。
[付記6]
前記位相オフセット算出手段は、前記周波数偏差補償量、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズに基づいて、前記位相オフセットを算出する
ことを特徴とする付記3乃至5のいずれかに記載の周波数偏差補償方式。
[付記7]
前記位相オフセット補償手段は、周波数領域の前記信号の位相を、前記位相オフセットだけ逆方向に回転させることにより、前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の周波数偏差補償方式。
[付記8]
前記位相オフセット補償手段は、時間領域の前記信号の位相を、前記位相オフセットだけ逆方向に回転させることにより、前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の周波数偏差補償方式。
[付記9]
信号の周波数偏差を周波数シフトにより補償する場合に前記信号に生じる位相オフセットが所定の量となるように、前記信号の周波数偏差補償量を調整する補償量算出手段と、
前記調整された補償量に基づいて、前記信号の前記周波数偏差を補償する周波数偏差補償手段と
を有することを特徴とする周波数偏差補償方式。
[付記10]
前記所定の量は、2πの整数倍であることを特徴とする付記9に記載の周波数偏差補償方式。
[付記11]
前記信号に生じる位相オフセットが所定の量となるように、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズの少なくとも1つを調整するパラメータ制御手段をさらに備えることを特徴とする付記9又は10に記載の周波数偏差補償方式。
[付記12]
前記周波数偏差補償量として、第1の周波数偏差補償量を算出する周波数偏差算出手段をさらに備え、
前記パラメータ制御手段は、
FFT/IFFTウィンドウサイズがオーバーラップサイズの正数値の倍数となるように、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズを調整し、
サンプリングレートをFFT/IFFTウィンドウサイズで除算した値に前記正数値の2倍の整数倍を乗算した値のうち、前記第1の周波数偏差補償量に最も近い値を、第2の周波数偏差補償量に設定し、
前記周波数偏差補償手段は、前記第2の周波数偏差補償量に基づいて、前記信号を周波数方向にシフトすることにより、前記信号の前記周波数偏差を補償する
ことを特徴とする付記9乃至11のいずれかに記載の周波数偏差補償方式。
[付記13]
信号に生じる周波数偏差を周波数シフトにより補償し、
前記周波数シフトにより前記信号に生じる位相オフセットを補償する
ことを特徴とする周波数偏差補償方法。
[付記14]
前記信号の位相を前記算出された位相オフセットだけ逆方向に回転することにより、前記位相オフセットを補償すること
を特徴とする付記13に記載の周波数偏差補償方法。
[付記15]
前記周波数シフトにより前記信号に生じる位相オフセットを算出し、
前記算出された位相オフセットに基づいて、前記信号の前記位相オフセットを補償すること
を特徴とする付記13又は14に記載の周波数偏差補償方法。
[付記16]
前記信号の周波数偏差補償量を算出し、
前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記信号の前記周波数偏差を補償し、
前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記位相オフセットを算出することを特徴とする付記13乃至15のいずれかに記載の周波数偏差補償方法。
[付記17]
前記信号を分割した複数のブロック毎に周波数偏差補償量を算出し、
前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記複数のブロック毎に周波数偏差を補償し、
前記ブロックの周波数偏差補償量に対応する位相回転量と、前記ブロックに隣接するブロックの周波数偏差補償量に対応する位相回転量との差分から生じる前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記16に記載の周波数偏差補償方法。
[付記18]
前記周波数偏差補償量、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズ
に基づいて、前記位相オフセットを算出する
ことを特徴とする付記13乃至17のいずれかに記載の周波数偏差補償方法。
[付記19]
周波数領域の前記信号の位相を、前記位相オフセットだけ逆方向に回転させることにより、前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記13乃至18のいずれかに記載の周波数偏差補償方法。
[付記20]
時間領域の前記信号の位相を、前記位相オフセットだけ逆方向に回転させることにより、前記位相オフセットを補償する
ことを特徴とする付記13乃至18のいずれかに記載の周波数偏差補償方法。
[付記21]
信号の周波数偏差を周波数シフトにより補償する場合に前記信号に生じる位相オフセットが所定の量となるように、前記信号の周波数偏差補償量を調整し、
前記調整された周波数偏差補償量に基づいて、前記信号の前記周波数偏差を補償する
ことを特徴とする周波数偏差補償方法。
[付記22]
前記所定の量は、2πの整数倍であることを特徴とする付記21に記載の周波数偏差補償方法。
[付記23]
前記位相オフセットが所定の量となるように、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズの少なくとも1つを調整することを特徴とする付記21又は22に記載の周波数偏差補償方法。
[付記24]
前記周波数偏差補償量として、第1の周波数偏差補償量を算出し、
FFT/IFFTウィンドウサイズがオーバーラップサイズの正数値の倍数となるように、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズを調整し、
サンプリングレートをFFT/IFFTウィンドウサイズで除算した値に前記正数値の2倍の整数倍を乗算した値のうち、前記第1の周波数偏差補償量に最も近い値を、第2の周波数偏差補償量に設定し、
前記第2の周波数偏差補償量に基づいて、前記信号を周波数方向にシフトすることにより、前記信号の前記周波数偏差を補償する
ことを特徴とする付記21乃至23に記載の周波数偏差補償方法。
[付記25]
信号に生じる周波数偏差を周波数シフトにより補償する処理と、
前記周波数シフトにより前記信号に生じる位相オフセットを補償する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
[付記26]
前記信号の位相を前記算出された位相オフセットだけ逆方向に回転することにより、前記位相オフセットを補償する処理と
を含むことを特徴とする付記25に記載のプログラム。
[付記27]
前記周波数シフトにより前記信号に生じる位相オフセットを算出する処理と、
前記算出された位相オフセットに基づいて、前記信号の前記位相オフセットを補償する処理と
を含むことを特徴とする付記25又は26に記載のプログラム。
[付記28]
前記信号の周波数偏差の補償量を算出する処理と、
前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記信号の前記周波数偏差を補償する処理と、
前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記位相オフセットを算出する処理と
を含むこと特徴とする付記25乃至27のいれかに記載のプログラム。
[付記29]
前記信号を分割した複数のブロック毎に周波数偏差補償量を算出する処理と、
前記算出された周波数偏差補償量に基づいて、前記複数のブロック毎に周波数偏差を補償する処理と、
前記ブロックの周波数偏差補償量に対応する位相回転量と、前記ブロックに隣接するブロックの周波数偏差補償量に対応する位相回転量との差分から生じる前記位相オフセット
を補償する処理と
を含むことを特徴とする付記25乃至28のいずれかに記載のプログラム。
[付記30]
前記周波数偏差補償量、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズに基づいて、前記位相オフセットを算出する処理を含むことを特徴とする付記23乃至29のいずれかに記載のプログラム。
[付記31]
周波数領域の前記信号の位相を、前記位相オフセットだけ逆方向に回転させることにより、前記位相オフセットを補償する処理を含むことを特徴とする付記23乃至30のいずれかに記載のプログラム。
[付記32]
時間領域の前記信号の位相を、前記位相オフセットだけ逆方向に回転させることにより、前記位相オフセットを補償する処理を含むことを特徴とする付記23乃至28のいずれかに記載のプログラム。
[付記33]
信号の周波数偏差を周波数シフトにより補償する場合に前記信号に生じる位相オフセットが所定の量となるように、前記信号の周波数偏差補償量を調整する処理と、
前記調整された周波数偏差補償量に基づいて、前記信号の前記周波数偏差を補償する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
[付記34]
前記所定の量は、2πの整数倍であることを特徴とする付記33に記載のプログラム。
[付記35]
前記位相オフセットが所定の量となるように、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズの少なくとも1つを調整する処理を含むことを特徴とする付記33又は34に記載のプログラム。
[付記36]
前記周波数偏差補償量として、第1の周波数偏差補償量を算出する処理と、
FFT/IFFTウィンドウサイズがオーバーラップサイズの正数値の倍数となるように、FFT/IFFTウィンドウサイズ及びオーバーラップサイズを調整する処理と、
サンプリングレートをFFT/IFFTウィンドウサイズで除算した値に前記正数値の2倍の整数倍を乗算した値のうち、前記第1の周波数偏差補償量に最も近い値を、第2の周波数偏差補償量に設定する処理と、
前記第2の周波数偏差補償量に基づいて、前記信号を周波数方向にシフトすることにより、前記信号の前記周波数偏差を補償する処理と、
を含むことを特徴とする付記33乃至35のいずれかに記載のプログラム。
この出願は、2013年11月15日に出願された日本出願特願2013-236643を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本願発明は、光通信に適用される全ての光の変調方式に適用することができる。
100 局所発振光生成部
101 90度ハイブリッド
102-1、102-2、102-3、102-4 光電変換部
103-1、103-2、103-3、103-4 ADC
104 ディジタル信号処理部
105-1、105-2 シンボル識別部
200 X偏波信号生成部
201 Y偏波信号生成部
202-1、202-2 周波数偏差粗補償部
203-1、203-2 波形歪み補償部
204 偏波分離部
205-1、205-2 リサンプリング部
206-1、206-2 周波数偏差補償部
207-1、207-2 位相偏差補償部
300 遅延器
301 周波数偏差推定部
302 位相補償量算出部
400 遅延器
401 周波数偏差設定部
401’ 周波数偏差算出手段
402 位相補償量算出部
403、503 オーバーラップ付与部
404、504 FFT部
405、505 周波数シフト部
405’ 周波数偏差補償手段
406、506 IFFT部
407、507 オーバーラップ削除部
408、508 位相オフセット補償部
408’ 位相オフセット補償手段
409、509 位相オフセット量算出部
410、510 周波数シフト量算出部
410’ 補償量算出手段
411、511 パラメータ制御部
412 実数部抽出部
413 虚数部抽出部
414 低域通過フィルタ
415 周波数偏差算出部
501 周波数偏差推定部

Claims (7)

  1. 受信光信号に対応するディジタル信号に対する周波数シフト処理を用いて、前記受信光信号の周波数偏差を補償する周波数偏差補償手段と、
    前記周波数シフト処理で生じるディジタル信号の位相オフセットが、所定の位相オフセット量となる周波数偏差量を特定する補償量算出手段と、
    を備えるディジタル信号処理装置。
  2. 前記所定の位相オフセット量は、2πの整数倍である、請求項1に記載のディジタル信号処理装置。
  3. 前記所定の位相オフセット量は、ゼロと等価の位相である、請求項1に記載のディジタル信号処理装置。
  4. 前記所定の位相オフセット量に応じて、FFT/IFFTウィンドウサイズとオーバーラップサイズの少なくとも1つを調整するパラメータ制御手段をさらに備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のディジタル信号処理装置。
  5. 前記周波数偏差を推定する周波数偏差推定手段をさらに備え、
    前記周波数偏差補償手段によって補償される周波数偏差補償量が動的に変更された場合、
    前記周波数偏差推定手段は、前記補償量算出手段に周波数偏差推定値を送出する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のディジタル信号処理装置。
  6. 前記周波数偏差補償手段が、歪等化手段よりも前段で前記周波数偏差を補償する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のディジタル信号処理装置。
  7. 前記周波数偏差補償手段が、偏波分離手段よりも前段で前記周波数偏差を補償する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のディジタル信号処理装置。
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