JP2023061415A - シールドコネクタ - Google Patents

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章義 高木
Akiyoshi Takagi
光希 ▲徳▼本
Mitsuki Tokumoto
翔梧 古井
Shogo Furui
義直 佐藤
Yoshinao Sato
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Abstract

【課題】防水性能の低下を抑制する。【解決手段】シールドコネクタ1は、電線Wと、シールドシェル2と、ハウジング3と、第1パッキン4と、第2パッキン5と、を備える。シールドシェル2は、外部とシールド空間2sとにそれぞれ連通し、ハウジング空間3sに対して外部側に位置し、電線Wを保持する保持空間20sを有する。直線状部202の電線Wの延在方向Xにおける長さL202は、第1面取り部201の延在方向Xにおける長さL201と第2面取り部203の延在方向Xにおける長さL203との和よりも長く形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、シールドコネクタに関する。
シールドコネクタは、導電性の電線と、電線を収容するハウジングと、電線およびハウジングを収容する金属性のシールドシェルと、を備える。そして、シールドコネクタは、電線をシールドシェルで覆うことによって、所望のシールド機能を発揮し、当該シールド機能によって、電線から発生するノイズがシールドシェルの外部に漏れることを抑制することができる。
シールドコネクタの中には、ハウジングおよび電線に接触する円筒状のパッキンと、電線の延在方向へパッキンが移動することを規制する合成樹脂製のホルダ(バックリテーナ)と、を設けるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-15141号公報
しかしながら、シールドコネクタの外部で電線を折り曲げた電線屈曲時において、電線を折り曲げることによって発生する電線を直交方向へ移動させる力がホルダに加わった場合、合成樹脂製のホルダは一部が変形する。そして、シールドコネクタは、ホルダの一部が変形することによって、パッキンの一部が変形するおそれがある。パッキンの一部が変形した場合、シールドコネクタは、所望の防水性能を発揮することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、防水性能の低下を抑制することができるシールドコネクタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るシールドコネクタは、電線と、外部から挿通される前記電線を収容するシールド空間が形成される金属製のシールドシェルと、前記シールド空間に配置され、前記シールド空間から挿通される前記電線を収容するハウジング空間が形成されるハウジングと、前記ハウジング空間に配置され、前記電線および前記ハウジングに接触する第1パッキンと、前記シールド空間に配置され、前記電線および前記シールドシェルに接触する第2パッキンと、を備え、前記シールドシェルは、前記外部と前記シールド空間とにそれぞれ連通し、前記ハウジング空間に対して外部側に位置し、前記電線を保持する保持空間を有し、前記保持空間は、前記外部側から前記シールド空間側へ向けて順番に配置される第1面取り部と直線状部と第2面取り部とで形成され、前記第1面取り部および前記第2面取り部は、前記電線に対して非接触に形成され、前記直線状部は、前記電線に接触し、かつ、前記電線の軸線を含む断面視において、直線状に形成され、前記直線状部の前記電線の延在方向における長さは、前記第1面取り部の延在方向における長さと前記第2面取り部の前記延在方向における長さとの和よりも長く形成される、ことを特徴とする。
本発明に係るシールドコネクタは、上記構成を有するため、防水性能の低下を抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係るシールドコネクタの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るシールドコネクタの斜視図である。 図3は、第1実施形態に係るシールドコネクタにおいて、電線の軸線を含む平面における断面図である。 図4は、第2実施形態に係るシールドコネクタにおいて、電線の軸線を含む平面における断面図である。
以下に、本発明に係るシールドコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るシールドコネクタ1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係るシールドコネクタ1の斜視図である。図3は、第1実施形態に係るシールドコネクタ1において、電線Wの軸線XLを含む平面における断面図である。
Xは、本実施形態に係るシールドコネクタ1の電線Wの延在方向である。Yは、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、延在方向Xに対して直交する幅方向である。Zは、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、延在方向Xおよび幅方向Yに対してそれぞれ直交する上下方向である。
図1に示す本実施形態に係るシールドコネクタ1は、自動車等の車両に搭載されるワイヤハーネスWH1に組み込まれる。ワイヤハーネスWH1は、例えば、車両に搭載される各機器間の電気的な接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、複数の電線Wで各機器に接続するものである。なお、ワイヤハーネスWH1は、この他、さらに、電気接続箱、グロメット等を含んで構成されてもよい。以下、各図を参照してシールドコネクタ1の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示すシールドコネクタ1は、図1において仮想線で示す相手方シールドコネクタ101に対して電気的に接続される。シールドコネクタ1は、相手方シールドコネクタ101と共にコネクタ装置100を構成する。コネクタ装置100は、シールドコネクタ1と相手方シールドコネクタ101との電気的な接続によって、シールドコネクタ1に接続された第1接続対象物と、相手方シールドコネクタ101に接続された第2接続対象物とを電気的に接続する装置である。
相手方シールドコネクタ101は、第2接続対象物の筐体に設けられる。当該筐体は、導電性の基板101aを有する。そして、当該基板101aは、後述するシールドシェル2が取り付けられる。基板101aの上下方向Zにおける上面は、第1ボルトBo1に螺合する第1ネジ穴Nu1が形成され、かつ、第2ボルトBo2に螺合する第2ネジ穴Nu2が形成される。さらに基板101aは、当該基板101aを上下方向Zに貫通する貫通孔102が形成される。貫通孔102は、相手方端子金具Wdが挿入される。
相手方シールドコネクタ101は、相手方ハウジング103を有する。そして相手方ハウジング103は、第2ボルト取り付け部104を有する。第2ボルト取り付け部104は、第2ボルトBo2の先端を挿通する第2ボルト孔が形成される。
第1接続対象物は、例えば、インバータ等の電源回路であり、シールドコネクタ1は、電線Wを介して、電源回路に対して電気的に接続される。第2接続対象物は、例えば、回転機等の電気機器であり、相手方シールドコネクタ101は、不図示の相手方電線を介して電気機器に対して電気的に接続される。
そして、コネクタ装置100は、シールドコネクタ1と相手方シールドコネクタ101とが電気的に接続されることによって、電源回路と電気機器とを電気的に接続し、電源回路から電気機器への電力の供給および電気機器で発生させた電力で電源回路を充電することができる。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、例えば、端子金具を有する。一方、相手方シールドコネクタ101は、相手方端子金具Wdを有する。そして、端子金具および相手方端子金具Wdは、シールドコネクタ1と相手方シールドコネクタ101とが嵌合することによって電気的に接続される。
シールドコネクタ1は、電線Wと、シールドシェル2と、ハウジング3と、第1パッキン4と、第2パッキン5と、移動規制部材6と、編組導体7と、ブーツ8と、を備える。つまり、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、少なくとも、電線Wと、シールドシェル2と、ハウジング3と、第1パッキン4と、第2パッキン5と、を備える。
電線Wは、導電性の芯線Waと、芯線Waを被覆して弾性変形可能な絶縁性の被覆部Wbとを備える。電線Wの延在方向Xにおける一方側の端部は、不図示の第1接続対象物に対して電気的に接続される。また、電線Wの延在方向Xにおける他方側の端部は、複数の導電性部材を介して、端子金具に対して電気的に接続される。そして、端子金具は、相手方シールドコネクタ101に設けられた相手方端子金具Wdに対して電気的に接続される。
シールドシェル2は、導電性の金属材料で形成される。シールドシェル2は、図3に示すように、外部から挿通される電線Wを収容するシールド空間2sが形成される。その上、本実施形態に係るシールドシェル2は、外部とシールド空間2sとにそれぞれ連通し、後述するハウジング空間3sに対して外部側に位置し電線Wを保持する保持空間20sを有する。さらに、シールドシェル2は、外部から電線Wを保持空間20sに挿通するシェル開口部20aを、延在方向Xにおける他方側の端部に有する。
本実施形態に係るシールドシェル2は、延在方向Xの一方側に位置する第1シールドシェル部材21と、延在方向Xの他方側に位置する第2シールドシェル部材22とで形成される。そして、第2シールドシェル部材22は、第1シールドシェル部材21に対して組付可能である。
本実施形態に係るシールド空間2sは、延在方向Xの一方側に位置するシールド幅狭空間2s1と、延在方向Xの他方側に位置し、シールド幅狭空間2s1よりも径方向の幅が広いシールド幅広空間2s2とを有する。
シールド幅狭空間2s1は、第1シールドシェル部材21に形成される。そして、シールド幅狭空間2s1は、第2パッキン5を収容する。
シールド幅広空間2s2は、第1シールドシェル部材21および第2シールドシェル部材22に形成される。シールド幅広空間2s2は、第1パッキン4を収容する。
第1シールドシェル部材21の延在方向Xにおける一方側の端部には、シェル開口部20aが形成される。さらに、第1シールドシェル部材21の延在方向Xにおける途中には、シェル鍔部211が形成される。そして、第1シールドシェル部材21は、シェル鍔部211を基準として、延在方向Xの一方側に筒状のシェル筒状部211aを有する一方、延在方向Xの他方側に板状のシェル板状部211bを有する。
第2シールドシェル部材22は、第1ボルト取り付け部221を有する。第1ボルト取り付け部221は、第1ボルトBo1の先端を挿通する第1ボルト孔が形成される。
保持空間20sは、外部側からシールド空間2s側へ向けて順番に配置される第1面取り部201と直線状部202と第2面取り部203とで形成される。
第1面取り部201は、電線Wに対して非接触に形成される。また、本実施形態に係る第1面取り部201は、電線Wの軸線XLを含む断面視において、曲線状に形成される。また、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、第1面取り部201の延在方向Xの長さL201は、第2面取り部203の延在方向Xの長さL203よりも長い。
直線状部202は、電線Wの軸線XLを含む断面視において、電線Wに接触し、かつ、直線状に形成される。また、直線状部202は、電線Wの軸線XLを含む断面視において、第1面取り部201と第2面取り部203との間に配置される。本実施形態における直線状部202は、電線Wの軸線XLを含む断面視において、電線Wの軸線XLに対して平行に配置される。そして、直線状部202の延在方向Xにおける長さL202は、第1面取り部201の延在方向Xにおける長さL201と第2面取り部203の延在方向Xにおける長さL203との和よりも長く形成される。本実施形態にかかる直線状部202の延在方向Xにおける長さL202は、第1面取り部201の延在方向Xにおける長さL201と第2面取り部203の延在方向Xにおける長さL203との和の2倍である。なお、長さL202は、長さL201と長さL203との和の2倍以上が好ましい。
第2面取り部203は、電線Wに対して非接触に形成される。また、本実施形態に係る第2面取り部203は、電線Wの軸線XLを含む断面視において、延在方向Xおよび上下方向Zに対して傾斜する直線状に形成される。
ハウジング3は、絶縁性の合成樹脂等で形成される。本実施形態に係るハウジング3は、図2に示すように、電線Wを個別に収容する第1収容部31および第2収容部32と、第1収容部31および第2収容部32を幅方向Yにおいて連結する連結部33とを有する。
第1収容部31および第2収容部32は、それぞれシールド空間2sに配置され、シールド空間2sから挿通される電線Wを収容するハウジング空間3sがそれぞれ形成される。つまり、ハウジング3は、シールド空間2sに配置され、シールド空間2sから挿通される電線Wを収容するハウジング空間3sが形成される。また、ハウジング3は、シールド空間2sから電線Wをハウジング空間3sに挿通するハウジング開口部30aを、延在方向Xにおける一方側の端部に有する。本実施形態に係るハウジング空間3sは、延在方向Xの一方側に位置するハウジング幅広空間3s1と、延在方向Xの他方側に位置し、ハウジング幅広空間3s1部よりも径方向の幅が狭いハウジング幅狭空間3s2とを有する。
第1パッキン4は、例えば、熱硬化性エラストマ(合成ゴム)または熱可塑性エラストマ等の弾性変形可能な弾性および絶縁性を有する材料で形成される。第1パッキン4は、円筒状に形成された第1パッキン基部40と、第1パッキン基部40の外周面から径方向の外側に突出する第1パッキン外側突出部41と、第1パッキン基部40の内周面から径方向の内側に突出する第1パッキン内側突出部42と、を備える。本実施形態に係る第1パッキン4は、延在方向Xにおける第1パッキン外側突出部41の位置と、延在方向Xにおける第1パッキン内側突出部42の位置とが同一である。本実施形態に係る第1パッキン4は、延在方向Xに沿って離隔して配置された2つの第1パッキン外側突出部41を備え、延在方向Xに沿って離隔して配置された2つの第1パッキン内側突出部42を備える。第1パッキン基部40は、延在方向Xに沿って形成された第1パッキン挿通空間4sを有する。
第2パッキン5は、例えば、熱硬化性エラストマ(合成ゴム)または熱可塑性エラストマ等の弾性変形可能な弾性および絶縁性を有する材料で形成される。第2パッキン5は、円筒状に形成された第2パッキン基部50と、第2パッキン基部50の外周面から径方向の外側に突出する第2パッキン外側突出部51と、第2パッキン基部50の内周面から径方向の内側に突出する第2パッキン内側突出部52と、を備える。本実施形態に係る第2パッキン5は、延在方向Xにおける第2パッキン外側突出部51の位置と、延在方向Xにおける第2パッキン内側突出部52の位置とが同一である。本実施形態に係る第2パッキン5は、延在方向Xに沿って離隔して配置された2つの第2パッキン外側突出部51を備え、延在方向Xに沿って離隔して配置された2つの第2パッキン内側突出部52を備える。第2パッキン基部50は、延在方向Xに沿って形成された第2パッキン挿通空間5sを有する。
移動規制部材6は、例えば、合成樹脂等の絶縁性を有する材料で形成される。移動規制部材6は、円筒状に形成された移動規制部材基部60と、移動規制部材基部60の外周面から径方向の外側に突出する移動規制部材鍔部61と、を備える。移動規制部材基部60は、延在方向Xに沿って形成された移動規制部材挿通空間6sを有する。延在方向Xにおいて、移動規制部材鍔部61は、図3に示すように、ハウジング3の一方側の端部と、第1シールドシェル部材21のシェル鍔部211とに挟持される。そのため、移動規制部材6は、延在方向Xへの移動が規制される。これにより、第1パッキン4は、移動規制部材6の他方側の端部に接触するため、延在方向Xの一方側に移動することが規制される。その上、第2パッキン5は、移動規制部材6の一方側の端部に接触するため、延在方向Xの他方側に移動することが規制される。
編組導体7は、導電性材料によって2本の電線Wの外周面を覆うよう筒状に形成され、電線Wから発生するノイズが外部に漏れることを抑制する。編組導体7は、複数の編組線を網目状に編み込んで形成される。なお、図3に示す編組導体7は、図示の便宜のため、編組導体7における網目形状を省略して仮想線で示してあり、他の図においては、編組導体7を省略してある。
シールドコネクタ1は、編組導体7をシールドシェル2の外周面に取り付ける環状のシールリング71を備える(図2、図3参照)。そして、編組導体7の延在方向Xにおける一方側の端部は、当該シールリング71によってシールドシェル2と電気的に接続してあり、シールドシェル2および相手方シールドコネクタ101の接地部材を介して接地される。
ブーツ8は、編組導体7を覆い、例えば、合成ゴムによって筒状に形成される。当該ブーツ8は、例えば、結束バンド等の締結部材81を巻き付けて、シールドシェル2の外周面に密着状態で固定する。
次に、上述したコネクタ装置100の組み立てについて図2を用いて説明する。最初に、作業者は、貫通孔102に相手方端子金具Wdを挿入した後、相手方ハウジング103における第2ボルト孔に第2ボルトBo2の先端を挿通し、その後、第2ボルトBo2を第2ネジ穴Nu2に螺合することによって、基板101aに相手方ハウジング103を取り付ける。
次に、作業者は、シールドコネクタ1のハウジング3において、第1収容部31のハウジング空間3sに電線Wを挿通し、かつ、第2収容部32のハウジング空間3sに電線Wを挿通する。
次いで、作業者は、電線Wの延在方向Xにおける他方側の端部のそれぞれに、複数の導電性部材を介して端子金具を取り付ける。
次に、作業者は、第1パッキン4の第1パッキン挿通空間4sに電線Wを挿通し、その後、当該第1パッキン4をハウジング空間3sに収容する。
次いで、作業者は、移動規制部材6の移動規制部材挿通空間6sに電線Wを挿通し、その後、移動規制部材鍔部61を、延在方向Xにおけるハウジング3の一方側の端部に突き当てる。
次に、作業者は、第2パッキン5の第2パッキン挿通空間5sに電線Wを挿通する。
次いで、作業者は、相手方端子金具Wdを端子金具の接続孔に挿入し、相手方端子金具Wdと端子金具とを電気的に接続し、かつ、相手方シールドコネクタ101にハウジング3を取り付ける。
次に、作業者は、第1シールドシェル部材21の保持空間20sに電線Wを挿通する。
次いで、作業者は、第1シールドシェル部材21におけるシールド幅狭空間2s1に第2パッキン5を収容する。
次に、作業者は、第1シールドシェル部材21を延在方向Xの他方側に移動させてシェル鍔部211を移動規制部材鍔部61に押し当て、延在方向Xにおいて、移動規制部材鍔部61を、ハウジング3の一方側の端部と、第1シールドシェル部材21のシェル鍔部211とで挟持する。そのため、移動規制部材鍔部61は、延在方向Xへの移動が規制される。
次いで、作業者は、環状のシールリング71によって、不図示の編組導体7(図3参照)を第1シールドシェル部材21の外周面に取り付ける。
次に、作業者は、ブーツ8で編組導体7を覆った後、ブーツ8の外周面に締結部材81を巻き付け、当該締結部材81によってブーツ8を第1シールドシェル部材21の外周面に固定する。
次いで、作業者は、第2シールドシェル部材22を第1シールドシェル部材21に組み付けてシールドシェル2を形成する。
最後に、作業者は、第2シールドシェル部材22の第1ボルト孔に第1ボルトBo1の先端を挿通した後、第1ボルトBo1を第1ネジ穴Nu1に螺合することによって、基板101aに第2シールドシェル部材22を取り付け、シールドコネクタ1およびコネクタ装置100を形成する。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、以下の構成を有する。金属製のシールドシェル2は、外部とシールド空間2sとにそれぞれ連通し、ハウジング空間3sに対して外部側に位置し、電線Wを保持する保持空間20sを有する。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、樹脂製のホルダに電線Wが接触するシールドコネクタ1に対して、電線Wが接触する部材の剛性を高くすることができる。その結果、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、シールドシェル2の外部において電線Wを折り曲げた電線屈曲時、電線Wを折り曲げることによって発生する電線Wを直交方向へ移動させる力がシールドシェル2に加えられたとしても、その力によってシールドシェル2が変形することを抑制することができる。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、電線屈曲時に電線Wを折り曲げることによって発生する電線Wを直交方向へ移動させる力が第1パッキン4および第2パッキン5に加わることを抑制することができる。従って、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、第1パッキン4の一部および第2パッキン5の一部が変形することを抑制することができる。それにより、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、防水性能の低下を抑制することができる。その上、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、以下の構成を有する。直線状部202の延在方向Xにおける長さL202は、第1面取り部201の延在方向Xにおける長さL201と第2面取り部203の延在方向Xにおける長さL203との和よりも長く形成される。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、電線屈曲時に電線Wを折り曲げることによって発生する電線Wを直交方向へ移動させる力を、直線状部202で確実に受けることができる。
また、仮に、シールドコネクタ1の保持空間20sにおける延在方向Xの両端部に角部が形成され、当該角部と被覆部Wbとが接触した場合、角部に接触する被覆部Wbに大きな力が加わることによって被覆部Wbを傷つけ、被覆部Wbによる芯線Waの保護機能が低下する虞がある。一方、本実施形態に係るシールドコネクタ1の保持空間20sにおける延在方向Xの両端部には、第1面取り部201および第2面取り部203が配置され、当該第1面取り部201および第2面取り部203は、電線Wに対して非接触である。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1の保持空間20sにおける延在方向Xの両端部によって、被覆部Wbに大きな力が加わることを抑制することができ、それによって、被覆部Wbによる芯線Waの保護機能が低下することを防止することができる。
さらに、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、第1面取り部201の延在方向Xの長さL201は、第2面取り部203の延在方向Xの長さL203よりも長い。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、電線屈曲時において、変形量の大きい外部側に位置する電線Wの被覆部Wbと、第1面取り部201とが接触することを防止することができる。その結果、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、被覆部Wbによる芯線Waの保護機能が低下することを防止することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るシールドコネクタ1Aを説明する。本実施形態に係るシールドコネクタ1Aは、保持空間20sAの構成が、第1実施形態に係るシールドコネクタ1の保持空間20sの構成と異なる一方、他の構成については同一である。そこで、以下に本実施形態に係る保持空間20sAについて説明し、第1実施形態に係るシールドコネクタ1と同様の構成については説明を省略する。
保持空間20sAは、外部側からシールド空間2s側へ向けて順番に配置される第1面取り部201Aと直線状部202Aと第2面取り部203Aとで形成される。
直線状部202Aは、軸線XLを含む断面視において、第1面取り部201Aに連続する一方の端部2021と、第2面取り部203Aに連続する他方の端部2022とを有する。また、本実施形態における直線状部202Aは、電線Wの軸線XLを含む断面視において、電線Wの軸線XLに対して傾斜して配置される。そして、延在方向Xと直交する直交方向において、軸線XLと一方の端部2021との幅L2021は、軸線XLと他方の端部2022との幅L2022よりも狭く形成される。
本実施形態に係るシールドコネクタ1Aは、以下の構成を有する。延在方向Xと直交する直交方向において、軸線XLと一方の端部2021との幅L2021は、軸線XLと他方の端部2022の幅L2022よりも狭く形成される。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1Aは、直線状部202における一方の端部2021は、直線状部202における他方の端部2022よりも被覆部Wbを圧縮することで被覆部Wbに食い込む。その結果、本実施形態に係るシールドコネクタ1Aにおいて、直線状部202の一方の端部2021における電線Wの保持力は、直線状部202の他方の端部2022における電線Wの保持力よりも大きい。その上、本実施形態に係るシールドコネクタ1Aにおいて、延在方向Xにおける第2パッキン5に対する一方の端部2021の位置は、延在方向Xにおける第2パッキン5に対する他方の端部2022の位置よりも遠い。従って、本実施形態に係るシールドコネクタ1Aは、第2パッキン5に対する位置が他方の端部2022よりも遠い一方の端部2021で電線Wを強く支持するため、電線屈曲時に電線Wを折り曲げることによって発生する電線Wを直交方向へ移動させる力が、第2パッキン5に加わることを抑制することができる。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1Aは、第2パッキン5の一部が変形することを抑制することができる。それにより、本実施形態に係るシールドコネクタ1Aは、防水性能の低下を一層抑制することができる。
なお、上述した実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aは、2本の電線Wを備えるものを説明した。しかし、本実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aは、それに限られない。例えば、シールドコネクタ1、1Aは、3本の以上の電線Wを備えてもよい。
また、上述した実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aの第1面取り部201、201Aは、電線Wの軸線XLを含む断面視において、曲線状に形成されるものを説明した。しかし、本実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aの第1面取り部201、201Aは、それに限られない。例えば、シールドコネクタ1、1Aの第1面取り部201、201Aは、延在方向Xおよび上下方向Zに対して傾斜する直線状に形成してもよい。
さらに、上述した実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aの第2面取り部203、203Aは、電線Wの軸線XLを含む断面視において、延在方向Xおよび上下方向Zに対して傾斜する直線状に形成されるものを説明した。しかし、本実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aの第2面取り部203、203Aは、それに限られない。例えば、シールドコネクタ1、1Aの第2面取り部203、203Aは、曲線状に形成してもよい。
また、上述した実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aにおいて、第1面取り部201の延在方向Xの長さL201は、第2面取り部203の延在方向Xの長さL203よりも長いものを説明した。しかし、本実施形態に係るシールドコネクタ1、1Aの第1面取り部201、201Aおよび第2面取り部203、203Aは、それに限られない。例えば、第1面取り部201の延在方向Xの長さL201は、第2面取り部203の延在方向Xの長さL203と同一でもよい。もしくは、第2面取り部203の延在方向Xの長さL203は、第1面取り部201の延在方向Xの長さL201よりも長くてもよい。
1、1A シールドコネクタ
2 シールドシェル
2s シールド空間
20s、20sA 保持空間
201、201A 第1面取り部
202、202A 直線状部
203、203A 第2面取り部
3 ハウジング
3s ハウジング空間
4 第1パッキン
5 第2パッキン
6 移動規制部材
L201 第1面取り部における延在方向の長さ
L202 直線状部における延在方向の長さ
L203 第2面取り部における延在方向の長さ
L2021 軸線と一方の端部との幅
L2022 軸線と他方の端部の幅
W 電線
X 延在方向
XL 軸線

Claims (2)

  1. 電線と、
    外部から挿通される前記電線を収容するシールド空間が形成される金属製のシールドシェルと、
    前記シールド空間に配置され、前記シールド空間から挿通される前記電線を収容するハウジング空間が形成されるハウジングと、
    前記ハウジング空間に配置され、前記電線および前記ハウジングに接触する第1パッキンと、
    前記シールド空間に配置され、前記電線および前記シールドシェルに接触する第2パッキンと、
    を備え、
    前記シールドシェルは、前記外部と前記シールド空間とにそれぞれ連通し、前記ハウジング空間に対して外部側に位置し、前記電線を保持する保持空間を有し、
    前記保持空間は、前記外部側から前記シールド空間側へ向けて順番に配置される第1面取り部と直線状部と第2面取り部とで形成され、
    前記第1面取り部および前記第2面取り部は、前記電線に対して非接触に形成され、
    前記直線状部は、前記電線に接触し、かつ、前記電線の軸線を含む断面視において、直線状に形成され、
    前記直線状部の延在方向における長さは、前記第1面取り部の前記延在方向における長さと前記第2面取り部の前記延在方向における長さとの和よりも長く形成される、
    ことを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記電線は、導電性の芯線と、前記芯線を被覆して弾性変形可能な絶縁性の被覆部とを備え、
    前記直線状部は、前記軸線を含む断面視において、前記第1面取り部に連続する一方の端部と、前記第2面取り部に連続する他方の端部とを有し、
    前記延在方向と直交する直交方向において、前記軸線と一方の前記端部との幅は、前記軸線と他方の前記端部の幅よりも狭く形成される、
    請求項1に記載のシールドコネクタ。
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