JP2023060519A - 多機能クッション - Google Patents

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Abstract

【課題】平常時には、軽量のクッション等として使用可能であり、かつ災害時等にはエアーマットとして使用可能である多機能クッションを提供する。【解決手段】第一面(12)と、第一面(12)に対向する第二面(14)とを有するとともに開口(16)が設けられた袋状の側材(10)と、側材(10)の内部に配置されたポリウレタンフォーム(20)と、減容状態で側材(10)に出し入れ可能に収納されたエアーマット(30)と、を有し、エアーマット(30)は、側材(10)の最大長さよりも長尺であるとともに吸排気可能な口栓(32)を備え、側材(10)から引き出された状態で口栓(32)から気体を吸入可能であることを特徴とする多機能クッション。【選択図】図3

Description

本発明は、多用途に使用することが可能な多機能クッションに関する。
災害発生時における避難場所として学校の体育館や公民館などが想定されており、このような施設では、各種の防災製品が備蓄されている。防災製品としては、避難所における初動対応用備蓄品として食料や飲料水の他、生活必需品(寝具や携帯トイレ等)が挙げられる。備蓄品における寝具としてはアルミ毛布などの薄いシート状物が一般的であり、後発の支援物資として寝具類が供給されるまでの間、避難者は体育館などの硬い床に横たわり、床からの冷気に耐えつつ睡眠をとらなくてはならなかった。
後発の支援物資は、被害状況によってはすぐに供給されない場合があり、また食料などの支援が優先されるため、寝具の供給は後回しになる場合があった。したがって、避難者は、避難後しばらくの間、不十分な環境での睡眠を余技なくされ、十分な休息がままならい場合があり問題であった。このような問題を解消するために、枕としても使用可能なクッションや床敷用のマットなどが備蓄されることが望ましい。しかしながら、そのようなクッション性を有するものは一般的に嵩高く、備蓄場所を占有してしまうことから、備蓄が実質的に困難である場合が多い。
このような備蓄場所の確保の問題を解消するため、平常時において普段使い可能であるため備蓄場所を要さず、かつ災害発生時において普段使い以外の機能によって防災用品としても使用可能な多機能用品が検討されている。たとえば、特許文献1には、見掛け密度0.1~0.9g/cmであるゴム発泡体を成形して得られた浮力を有する防災頭巾が開示されている。上記防災頭巾は、たとえば平常時には椅子のクッションとして使用され、災害時には防災頭巾として使用可能であるとともに、浮力のあるゴム発泡体を用いていることから、津波などが発生した際、防災頭巾として頭に着用した状態で、水中で頭部を浮かせることができる旨、説明されている。
特開2015-128560号公報
上述する特許文献1に開示される防災頭巾はクッション性があるものの、防災頭巾を広げても人が横たわる程度の面積を確保できず、避難所における寝具用のマットとして使用することはできない。また上記防災頭巾は、浮力を出すために見掛け密度0.1~0.9g/cmであるゴム発泡体を使用しているが、かかる密度範囲のゴム発泡体は重量が大きいため、子供や高齢者とって、持ち運ぶ際、あるいは頭部に着用した際に負担が大きい。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、平常時には、軽量のクッション等として使用可能であり、かつ災害時等にはエアーマットとして使用可能である多機能クッションを提供することを課題とする。
本発明の多機能クッションは、第一面と、当該第一面に対向する第二面とを有するとともに開口が設けられた袋状の側材と、上記側材の内部に配置されたポリウレタンフォームと、減容状態で上記側材に出し入れ可能に収納されたエアーマットと、を有し、上記エアーマットは、上記側材の最大長さよりも長尺であるとともに吸排気可能な口栓を備え、上記側材から引き出された状態で上記口栓から気体を吸入可能であることを特徴とする。
上記構成を備える本発明の多機能クッションは、クッションとして使用でき、また災害時などには内部からエアーマットを引き出して気体を封入することでエアーマットとして使用することができる。また、本発明は、内部に配置されたポリウレタンフォームにより、良好な軽量性が示される。そのため、使用者が子供や高齢者であっても、持ち運び等の際に負担がないか、あるいは軽減される。
本発明の第一実施形態の多機能クッションの平面図である。 図1に示す多機能クッションのA-A線端面図である。 第一実施形態におけるエアーマットと側材の平面図である。 第一実施形態におけるエアーマットの膨張時の斜視図である。 第一実施形態のクッションの斜視図である。 第一実施形態の防災頭巾の斜視図である。 第二実施形態の多機能クッションにおける側材と、当該側材から取り出されたエアーマットの平面図である。 図7に示すエアーマットのB-B線端面図である。
以下に図面を用いて本発明を説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、1つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること等を許容する。
[第一実施形態]
以下に図1~図6を用いて本発明の第一実施形態である多機能クッション100について、説明する。
図1は、本発明の第一実施形態の多機能クッション100の平面図である。図2は、図1に示す多機能クッション100のA-A線端面図である。図3は、第一実施形態の多機能クッション100におけるエアーマット30と側材10の平面図である。図4は、第一実施形態におけるエアーマット30の膨張時の斜視図である。図5は、クッションとして使用されている第一実施形態の多機能クッション100の斜視図である。図6は、防災頭巾として使用されている第一実施形態の多機能クッション100の斜視図である。
多機能クッション100は、側材10と、ポリウレタンフォーム20と、エアーマット30とを備える。側材10は、第一面12と、第一面12に対向する第二面14とを有し、開口16を備える袋状のカバーである。かかる側材10の内部に、ポリウレタンフォーム20が配置されるとともに、エアーマット30が収納されている。
側材10に収納されたエアーマット30は、図3に示すとおり、側材10の最大長さよりも長尺であるとともに吸排気可能な口栓32を備え、側材10から引き出された状態で口栓32から内部に気体を吸入し膨張可能である。
上述する構成を備える多機能クッション100は、内部にポリウレタンフォーム20が配置されているためクッションとして使用することができ、また災害時などには側材10から引き出されたエアーマット30を膨張させることによってマット(寝具)として使用することができる。このように多機能クッション100は、シンプルな構成でありながら複数の用途に用いられる多機能性用品である。本発明によれば嵩高いマットを備蓄するスペースを確保する必要がない。また本発明は、防災用具以外の用途(たとえばレジャー用、家庭における客人用の寝具など)にも好適に使用することができる。
以下に、多機能クッション100についてさらに詳細に説明する。なお、本発明の多機能クッションは、少なくともクッションとしての使用およびエアーマットとしての使用を可能とするが、本実施形態ではさらに防災頭巾としても使用可能な態様を説明する。クッションとしての使用態様の例は図5に示され、防災頭巾としての使用態様は図6に示される。なお、図5では背凭れのある椅子に対し、多機能クッション100を背凭れから座部に亘って配置させる例を示しているが、多機能クッション100を座部のみの椅子に対し、そのまま、あるいは2つ折りにするなどして用いることもできるし、床面に直接置いて、座布団のように使用することもできる。
[クッション全体]
多機能クッション100は、内部に少なくともポリウレタンフォーム20が配置された状態で、クッションとして使用される。通常は、多機能クッション100は、ポリウレタンフォーム20および減容されたエアーマット30が収納された状態で、クッションとして使用される。
図2に示すとおり、多機能クッション100は、内部にポリウレタンフォーム20および減容されたエアーマット30が収容された状態で、所定の厚みTを有する。かかる厚みTは特に限定されないが、持ち運びが容易であり、また後述するとおり防災頭巾としても使用可能とするという観点からは、厚みTは、2cm以上、6cm以下であることが好ましい。上述する多機能クッション100の厚みTは、JIS B7503:2017年に規定されたダイヤルゲージを用いて多機能クッション100における中央部の最大厚みを測定した値である。
上述する好ましい範囲の厚みTを示す多機能クッション100の重量は特に限定されないが、たとえば総重量が1kg以下であることが好ましく、0.8kg以下であることがより好ましい。特に上述する範囲の総重量であえる多機能クッション100であれば、子供や高齢者が防災頭巾として負担なく頭部に着用することができるため好ましい。
多機能クッション100は、良好なクッション性を示すという観点からは、硬さが40N以上200N以下であることが好ましい。上記好ましい範囲の硬さを示す多機能クッション100は、防災頭巾としての使用にも好適である。
上述する多機能クッション100の硬さは、JIS K6400-2:2012年のA法に準じて測定することができる。実際の測定には、内部にポリウレタンフォーム20および減容されたエアーマット30が収容された状態の多機能クッション100が被測定物として供される。
多機能クッション100の硬さの調整は、多機能クッション100の全体厚みの調整、多機能クッション100を構成する各構成部材の厚みの調整、各構成部材を構成するための材料の選択等により行うことができる。特にポリウレタンフォーム20の物性が、多機能クッション100の硬さに大きく影響しうる。一般的にポリウレタンフォームは、軽量かつ柔軟性があり、かつ適度な反発弾性を示すため、側材10の内部に配置される部材として適している。
[側材]
側材10は、第一面12及び第二面14を備え、減容されたエアーマット30を出し入れ可能な開口16が設けられた袋状体である。ここで袋状体は、シート状の第一面12と第一面12とは別体のシート状の第二面14とを対向させ互いの外縁を任意の手段で接着させてなる扁平の形態であってもよいし、第一面12及び第二面14との間に側面部(マチ)が設けられた薄厚みの直方体の形態であってもよいし、一枚のシート部材を二つにおって対向する外縁を接着することで構成された形態などであってもよい。
側材10に形成された開口16は、側材10の内部に減容されたエアーマット30を出し入れ可能な寸法であればよい。本実施形態の多機能クッション100では、平面視において確認される側材10の外縁の一部に開口16が設けられている。しかし本発明における開口16はこれに限定されず、たとえば第一面12または第二面14の面内に開口16が設けられてもよい。本実施形態では開口16は、常に開いた状態であるが、適宜開口16にホック、ボタン、ファスナーなどの留め具を設けて、エアーマット30の出し入れ以外のときには閉止した状態としてもよい。
側材10の形状および寸法は、クッションとしての使用が可能であり、かつ内部にポリウレタンフォーム20と減容されたエアーマット30が収納される範囲において、適宜に決定することができる。たとえば、一例として、側材10は、平面視において長軸と短軸を有する形状(たとえば長方形や楕円形など)であって、長軸方向の最大長さが60cm以上80cm以下であり、横軸方向の最大長さが30cm以上50cm以下とすることができる。
本実施形態では、具体的には、第一面12および第二面14が同一形状の略長方形であり、長方形の短辺に開口16が設けられた側材10を図示している。かかる長方形の側材10を有する多機能クッション100を防災頭巾として使用するという観点からは、略長方形の側材10の長辺が60cm以上80cm以下であり、短辺が30cm以上50cm以下となるよう構成されることが好ましい。なお、略長方形とは、完全に長方形である場合と、長軸と短軸とを有し長方形を構成する2つの長辺と2つの短辺のいずれかまたは全てが非直線状であるものを含む。
平面視において略長方形である側材10は、図1に示すとおり第一面12の一方の長辺側の外縁である長辺外縁45に沿って接合手段18が設けられている。これにより、第一面12を内側にして多機能クッション100を側材10の長手方向に折り畳んだとき、屈曲することで互いに対向する長辺外縁45同士は、接合手段18により接合される。その結果、多機能クッション100は、上述のとおり折り畳まれた状態を維持することができ、その状態で図6に示すとおり頭部に着用されることで防災頭巾として機能しうる。なお、ここでいう接合とは、繰り返し着脱可能な接合を意味する。
接合手段18は、折り畳まれることで対向する長辺外縁13同士の接合状態を維持できるものであればよく、たとえばファスナー、あるいはボタンとボタン留め部の組み合わせが挙げられる。ファスナーとしては、雄雌(フック片とループ片)一対で面と面とを着脱可能に接合する面ファスナー、スナップボタンなどの点ファスナー、ジッパー(登録商標)などの線ファスナーがある。本実施形態では図1においてフック片18aとループ片18bとからなる面ファスナーである接合手段18が設けられた例を示している。
側材10の長辺外縁45に対向する長辺外縁46の一端側には紐部44が設けられており、この紐部44の長手方向に長さ調節用アジャスターなどを設け、紐部44の長さを調整することが可能である。紐部44は一端が、長辺外縁46またはその近傍に取付固定されており、他端は自由端となっている。上記他端には着脱部44aが設けられており、長辺外縁45またはその近傍に設けられた被着脱部に着脱部44aを接合することで、ループが形成されるよう構成されている。本実施形態では着脱部44aに、差し込みバックルや面ファスナーのフック片などが取り付けられており、上述するループ片18bが着脱部44aに対する被着脱部として兼用されている。しかし着脱部44aの着脱手段は差し込みバックルや面ファスナーに限定されず、またループ片18bとは別に、着脱部44aに対応する個別の被着脱部が設けられてもよい。紐部44を用いて上記ループを作るための当該個別の被着脱部は、長辺外縁45の近傍、特には、長辺外縁46において紐部44が取り付けられた位置と対向する長辺外縁45の近傍の位置に設けられるとよい。
上記ループは、任意の部材に対し多機能クッション100を取り付けるために使用される。例えば図5に示すように、椅子の背凭れに上記ループをかけることで椅子に対する多機能クッション100の取付姿勢を安定させることができる。図示省略するが、椅子の座部に上記ループを掛けて同様に多機能クッション100の取付姿勢を安定させることもできる。
さらに、側材10の長辺外縁46において、紐部44が取り付けられた端部とは反対側の端部にも紐部44の着脱部44aに対応する被着脱部42が設けられている。これにより、多機能クッション100が図6に示すとおり防災頭巾として用いられたとき、紐部44の着脱部44aを被着脱部42に接合することで、紐部44を使用者の顎紐として使用することができ、防災頭巾の着用状態を安定させることができる。着脱部44aと被着脱部42との接合についても、繰り返し着脱可能な範囲で、適宜の接合手段を採用することができる。
[ポリウレタンフォーム]
次に側材10の内部に配置されたポリウレタンフォーム20について説明する。
ポリウレタンフォーム20は、多機能クッション100がクッションとして使用された場合に良好なクッション性を発揮するための部材である。本実施形態では、所定の厚みを有するシート状のポリウレタンフォーム20が用いられた態様を例に説明する。シート状のポリウレタンフォーム20を用いることで、多機能クッション100の厚みを均一に保ちやすく、また多機能クッション100の面方向において硬度や反発弾性率を均等に調整し易い。しかし本実施形態においてポリウレタンフォーム20はシート状に限定されず、たとえば、変形例として、ポリウレタン発泡ビーズなどの小片であってもよい。複数の当該小片を側材10の内部に配置することで多機能クッション100を構成してもよい。この場合には、小片が側材10の外に漏れ出ずに一定の領域にとどまるよう、側材10の内部に適宜の容量の小室を設け、当該小室に適当量の小片を充填してもよい。かかる変形例が実施される場合、上記小室は、側図10の第一面12の裏面略全面において1つまたは複数に区画されて設けられるとよい。
シート状のポリウレタンフォーム20の見かけ密度は、0.07g/cm以下であることが好ましい。見掛け密度が0.07g/cm以下であるポリウレタンフォーム20を備えることによって、多機能クッション100の総重量を小さく抑え、運搬や取り扱い性を良好なものとすることができる。またかかる範囲の見掛け密度であれば、多機能クッション100を防災頭巾として使用した際、頭部を保護するという防災頭巾本来の機能を十分に維持しつつ、使用者に良好な軽量性、良好な使用感を提供可能である。
一方、本実施形態におけるポリウレタンフォームの見掛け密度の下限は限定されないが、クッションとして使用したときに底つき感がなく良好なクッション性が発揮され、また頭部を保護するという防災頭巾本来の機能を十分に維持するという観点からは0.02g/cm以上であることが好ましく、0.03g/cm以上であることがより好ましい。なお、本発明に関し底つき感とは、載置面の硬さが顕著に伝わりクッション性に欠けることを意味する。
ポリウレタンフォーム20の厚みの上限は特に限定されないが、良好なクッション性を維持しつつ、多機能クッション100を防災頭巾として頭に着用した場合に、違和感がなく頭部から肩に沿わせることができるという観点からは6cm以下であることが好ましく、5cm以下であることがより好ましい。一方、上記厚みの下限についても特に限定されないが、クッションとして使用した際に底つき感がなく良好なクッション性を発揮し易く、また防災頭巾として使用した際に頭部を良好に保護できるという観点からは2cm以上であることが好ましく、3cm以上であることがより好ましい。
ポリウレタンフォーム20の硬さの下限は特に限定されないが、多機能クッション100をクッションとして用いたときに底つき感が発生しにくく、また防災頭巾として用いた際に頭部を良好に保護可能であるという観点からは、80N以上であることが好ましい。一方、上記硬さの上限についても特に限定されないが、クッションとして良好な柔軟性を発揮するという観点からは、200N以下であることが好ましく、150N以下であることがより好ましい。ポリウレタンフォーム20の硬さは、JIS K6400-2:2012年のA法に準じて測定される。かかる測定には、実際に側材10の内部に配置されるポリウレタンフォーム20が被測定物として供される。
ポリウレタンフォーム20の反発弾性率の下限は特に限定されないが、クッションとして用いたときに良好なクッション性が発揮されるという観点からは、30%以上であることが好ましい。ポリウレタンフォームの反発弾性率は、JIS K6400-3:2011年に準じて測定することができる。かかる測定には、実際に側材10の内部に配置されるポリウレタンフォーム20が被測定物として供される。
シート状のポリウレタンフォーム20は、単層のシート状物であってもよいし、積層された2以上のシート状物より構成された積層体であってもよい。上述するポリウレタンフォーム20の見掛け密度、厚み、硬さ、反発弾性率は、ポリウレタンフォーム20が単層のシート状物である場合には、当該シート状物が被測定物として用いられ、ポリウレタンフォーム20が2以上のシート状物からなる積層体である場合には、当該積層体が被測定物として用いられる。
またポリウレタンフォーム20は、側材10の内部に配置された状態において、側材10の一方の短辺から他方の短辺まで連続した一体のシート状物であってもよいし、複数に分割されたシート状物が面方向に配列されていてもよい。
本実施形態では、図2に示されるとおり、2つのシート状物を側材10の長手方向に配列することでポリウレタンフォーム20をなしている。これによって、本実施形態の多機能クッション100は、側材10の長手方向の中間部において、ポリウレタンフォーム20の厚みが、周辺領域よりも小さい(但し、ゼロを含む)肉薄部40が、当該長手方向に対し交差する方向に連続して設けられている。より具体的には、本実施形態では、側材10の内部においてポリウレタンフォームからなる2つの同形状のシート状物が側材10の長手方向に配列されてポリウレタンフォーム20が構成されており、当該長手方向の2分の1の領域で短手方向にポリウレタンフォーム20の厚みがゼロの肉薄部40が設けられている。
肉薄部40が設けられた多機能クッション100は、肉薄部40において折り畳みやすく、図5に示すように、背凭れのある椅子に対し、肉薄部40で屈曲させて、背凭れと座部とに亘って多機能クッション100を設置し易い。また肉薄部40を備える多機能クッション100は、防災頭巾として使用される場合にも肉薄部40において屈曲させることによって、容易に防災頭巾の形状に変更することができる。
なお、本発明は、図示省略する変形例として、ポリウレタンフォーム20が側材10の長手方向に連続する一体のシート状物であって、かかる一体のシート状物の中間部において厚みが相対的に小さい領域を側材10の短手方向に連続して設けることで肉薄部40を構成してもよい。
ポリウレタンフォーム20が上述するとおり2以上のシート状物から構成される場合、各シート状物の物性および厚みは同じであってもよいし、異なっていてもよい。たとえば、図5に示すように、側材10の長手方向中間部において屈曲させて、椅子に対し背凭れ部と座部とに亘って多機能クッション100を設置することを予定する場合、座部に対向するポリウレタンフォーム20と背凭れ部に対向するポリウレタンフォーム20との厚みや物性を異ならしめてもよい。
側材10においてポリウレタン20と減容されたエアーマット30とが厚み方向に重ねて配置された本実施形態では、図2に示すとおり第一面12側にポリウレタンフォーム20が配置され、第二面14側に減容されたエアーマットが収容されていることが好ましい。本実施形態を防災頭巾として使用する場合、第一面12は、使用者に接する側の面となるため、ポリウレタンフォーム20が第一面12側に配置されていることで防災頭巾の使用者に対し柔らかく良好な着用感を与えることができる。
シート状物であるポリウレタンフォーム20は、側材10の内部において、側材10に対し分離可能に配置されてもよく、また所定の面(例えば第一面12の裏面)に対し、任意の接合手段、接着手段、あるいは縫製手段などにより取り付けられていてもよい。
エアーマット:
次に側材10の内部に収納されたエアーマット30について説明する。エアーマット30は減容可能であり、かつ内部に気体が供給されることによって膨張しマットとして使用可能である。エアーマット30は、側材10の最大長さよりも長尺である。上記最大長さとは、たとえば略長方形の側材10の長辺の長さに相当する。側材10よりもエアーマット30が長いので、側材10から取り出されたエアーマット10は、平常時の多機能クッション100よりも広面積のマットとして使用可能である。
気体が供給され膨張したエアーマット30は厚み方向に盛り上がるため、膨張したエアーマット30の長手方向および短手方向の寸法は、膨張前(即ち減容した状態)のエアーマット30の長手方向および短手方向の寸法よりやや小さくなる。したがってそのことを勘案してエアーマット30の寸法を決定するとよい。
具体的には、気体が供給され膨張した状態で学童や成人男性が十分に横たわることができるという観点から、減容された状態のエアーマット30の長さは160cm以上320cm以下であることが好ましく、170cm以上280cm以下であることがより好ましく、170cm以上220cm以下であることがさらに好ましい。また同様に、減容された状態のエアーマット30の短手方向の寸法は、30cm以上100cm以下であることが好ましく、30cm以上80cm以下であることがより好ましく、30cm以上60cm以下であることがさらに好ましい。
膨張しマットとして使用可能な状態では、たとえば、エアーマット30の寸法は、長手方向の寸法は150cm以上300cm以下、短手方向の寸法は30cm以上80cm以下、高さ(厚み)は2cm以上5cm以下であることが好ましく、特に避難所などで防災用品として用いるという観点からは、長手方向の寸法は150cm以上200cm以下、短手方向の寸法は30cm以上50cm以下、高さ(厚み)は2cm以上5cm以下であることが好ましい。また、気体が供給されることで膨張したエアーマット30の高さ(厚み)は、気体が供給される前のエアーマット30の高さ(厚み)の2倍以上となるよう構成されることが好ましい。なお、膨張したエアーマット30の高さ(厚み)および気体が供給される前のエアーマット30の高さ(厚み)は、JIS B7503:2017年に規定されたダイヤルゲージを用いてエアーマット30における中央部の最大厚みを測定した値である。
本実施形態におけるエアーマット30は、柔軟性があり、かつ非通気性の部材から構成されることが好ましい。具体的には、樹脂シートなどを用いてエアーマット30を構成することできる。エアーマット30の肌触りをより良いものとするために、樹脂シートに生地などの部材を積層させ、当該生地がエアーマット30の外面側に配置されるようエアーマット30を構成してもよい。樹脂シートを構成する樹脂は、特に限定されないが、たとえば熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)や塩化ビニル樹脂(PVC)、またはこれらを少なくとも片面に備えるターポリンなどが挙げられる。
図3および図4に示すとおり、エアーマット30は、任意の箇所に1以上の口栓32が設けられており、ここから内部に気体が供給される。供給方法は特に限定されず、たとえば気体供給ポンプなどを使用してもよい。気体供給後、内部の気体が漏れ出ないよう口栓32がしっかりと閉じられる。
本実施形態におけるエアーマット30は、図3に示すとおり、側材10から完全に取り出される。つまり、エアーマット30は、側材10に非接着な状態で収納されている。エアーマット30が取り出された後の側材10は、内部にウレタンフォーム20が配置されているので、これをそのまま、あるいは肉薄部40において折り畳んで、枕などとして使用することができる。
また本実施形態におけるエアーマット30は、長手方向において複数の空間38に区画されている。1つの空間38とこれに隣り合う他の空間38との間には、接着部36が設けられており、これによって空間38が区画されている。接着部36は、エアーマット30を構成する一方面の裏面と他方面の裏面とを任意の手段で接着させることで形成することができる。本実施形態では、接着部36は、所定の箇所においてエアーマット30の短手方向に連続的または断続的に設けられている。
本発明は、エアーマットが、上述する区切られた空間38を有さず、内部に1つの空間のみを有する態様を含むが、この場合、気体が供給されたエアーマット30は、高さ方向の盛り上がりが大きくなり、棒状体のような外観になり易い。これに対し、空間38を長手方向に複数備える本実施形態のエアーマット30は、接着部36によって高さ方向への膨張が抑制されるため、大観すると平坦状であるマットを提供し易い。上記観点から空間38は3つ以上であることが好ましく、4つ以上であることがより好ましく、6つ以上であることがさらに好ましい。
エアーマット30の長手方向における空間38の寸法w1を側材10の長手方向の内寸以下とした場合、接着部36を折り畳み部分として、減容した状態のエアーマット30を折り畳みやすく、また側材10に収納し易い。なお、この場合、エアーマット30の短手方向の寸法w2は、側材10の短手方向の内寸以下であることが好ましい。
本実施形態におけるエアーマット30は、1つの空間38の寸法w1が側材10の長手方向の内寸の略2分の1となっており、6つの空間38を二つ置きに接着部36で折り畳み、全体を三つ折りの状態として側材10に収納可能である。
接着部36により区画された空間38は、互いに完全に独立した空間であってもよいし、気体が通気可能に連通していてもよい。本実施形態では、接着部36は、エアーマット30の短手方向に断続的に複数設けられており、一つの接着部36とこれに隣り合う他の接着部36との間は、気体が通気可能な通気路34となっている。そのため、エアーマット30は、口栓32を空間38ごとに設ける必要がない。本実施形態では、図3に示すとおり長手方向の一端側に設けられた空間38に直結する口栓32が1つ設けられており、かかる口栓32から気体を供給することによって、すべての空間38に気体を供給することができる。
尚、空間38を区画するための構成は接着部36に限定されず、たとえば、エアーマット30の上面および下面に亘る釣り布をエアーマット30の短手方向に延設することで、空間38を区画してもよい。かかる釣り布をエアーマット30の短手方向において断続的に設けるか、釣り布とエアーマット30との内側側面との間に距離を設けることで通気路を設けることができる。
[第二実施形態]
次に本発明の第二実施形態について、図7および図8を用いて説明する。図7は、第二実施形態における多機能クッション120における側材10と、側材10から取り出されたエアーマット30の平面図である。図8は、図7に示すエアーマット30のB-B線端面図である。本実施形態の多機能クッション120は、ポリウレタンフォーム20がエアーマット30の内部に収容されている点で、第一実施形態の多機能クッション100と相違している。したがって、以下では、多機能クッション120に関し、主として、多機能クッション100とは異なる構成について説明する。それ以外の構成については、適宜第一実施形態の説明が参照される。
多機能クッション120は、図7に示すとおり、エアーマット30の内部にポリウレタンフォーム20が収容されている。エアーマット30は、口栓32を通気可能に開放した状態で内部に収容されたポリウレタンフォーム20とともに圧縮されながら折り畳まれ、側材10に収納される。折り畳まれたエアーマット30を側材10に収納する際、口栓32を閉じておいてもよいし開放した状態のままとしてもよい。
かかるエアーマット30が側材10に収納されることで、ポリウレタンフォーム20は側材10の内部に配置された状態となる。口栓32が開放されている場合には、側材10の内部において、側材10の内寸の厚みを限度にポリウレタンフォーム20が僅かに膨張し、これによって側材10の内面が外方向に押し広げられる。この状態で多機能クッション120は、多機能クッション100と同様にクッションや防災頭巾として使用される。
本実施形態では、側材10からエアーマット30を取り出すとともに口栓32を開放することで、側材10の内部で圧縮されていたポリウレタンフォーム20を自己膨張させることができる。かかる自己膨張によって、エアーマット30の内面が外方向に押し広げられるとともに口栓32からエアーマット30の内部に自然と空気が流入し、エアーマット30が膨張した状態となる。つまり、本実施形態では、エアーマット30の内部に気体を人為的に供給する作業を行うことなく、側材10から取り出されたエアーマット30を自然と膨張させマットとして使用可能な状態とすることができる。災害時の避難所等において一度に多数のマットを準備しなくてはならない場合、1つずつエアーマット30に気体を供給する作業は時間および労力がかかるが、本実施形態の多機能クッション120であれば、口栓32を開放した状態とするだけで気体供給作業を割愛できる。
本実施形態におけるエアーマット30は、第一実施態様のエアーマット30と同様に長辺方向において複数の空間38が設けられおり、空間38ごとにシート状のポリウレタンフォーム20が収容されている。隣り合う空間38、38の間には接着部36と通気路34とが設けられており、すべての空間38は気体が流通可能に連通している。そのため1か所に設けられた口栓32を開放するだけで、それぞれのポリウレタンフォーム20が自己膨張するとともに、すべての空間に気体が流入しエアーマット30が膨張する。
たとえば、ポリウレタンフォーム20を元の形状にまで自己膨張させるために、図8に示すとおり空間38の内寸は、ポリウレタンフォーム20の外寸以上となるよう構成されることが好ましい。
本実施形態に用いられるシート状のポリウレタンフォーム20は、単層のポリウレタンシートから構成されてもよいし、2層以上のポリウレタンシートの積層体であってもよい。
本実施形態では、ポリウレタンフォーム20の見掛け密度の上限は、特に限定されないが、多機能クッション120の総重量を小さく抑え、運搬や取り扱い性を良好なものとすることができるという観点からは、0.07g/cm以下であることが好ましく0.04g/cm以下であることがより好ましい。一方、上記見掛け密度の下限は、特に限定されないが、側材10から取り出された際に、エアーマット30の内面を外方向に押し広げながら十分に自己膨張することができ、かつマットとして使用した際に底つき感が生じ難いという観点からは、0.012g/cm以上であることが好ましく、0.014g/cm以上であることがより好ましく、0.020g/cm以上であることが更に好ましい。
本実施形態におけるシート状のポリウレタンフォーム20の厚みは、特に限定されないが、マットとして使用された際に十分なクッション性を発揮させつつも、側材10の内部に収容し易いという観点からは、2cm以上5cm以下であることが好ましい。
第一実施形態とは異なり、本実施形態では、エアーマット30のマットとしての厚みは、概ねポリウレタンフォーム20の厚み(膨張時)によって決定される。そのため、総重量や側材10への収納性を踏まえつつ、マットとしての機能も鑑みて、ポリウレタンフォーム20の厚みを決定するとよい。
本実施形態におけるポリウレタンフォーム20の硬さの下限は、マットとして用いたときに底つき感が発生しにくく、また防災頭巾として用いた際に頭部を良好に保護可能であるという観点からは、例えば80N以上であることが好ましい。一方、上記硬さの上限は、マットとして良好な柔軟性を発揮するという観点からは、200N以下であることが好ましく、150N以下であることがより好ましい。ポリウレタンフォーム20の硬さは、JIS K6400-2:2012年のA法に準じて測定することができる。かかる測定には、実際にエアーマット30の内部に収容されるポリウレタンフォーム20が被測定物として供される。
本実施形態におけるポリウレタンフォーム20の反発弾性率の下限は、マットとして用いたときに良好なクッション性が発揮されるという観点からは、30%以上であることが好ましい。ポリウレタンフォームの反発弾性率は、JIS K6400-3:2011年に準じて測定することができる。かかる測定には、実際にエアーマット30の内部に収容されるポリウレタンフォーム20が被測定物として供される。
以上のとおり、第一実施形態では、ポリウレタンフォーム20がエアーマット30とは独立し側材10の内部に配置された態様を説明し、第二実施形態では、ポリウレタンフォーム20がエアーマット30の内部に収容された態様について説明した。本発明は、これら実施形態に制限されるものではなく、たとえば、第二実施形態の多機能クッション120において、側材10の第一面12のと、収納されたエアーマット30との間にさらに別体のウレタンフォームを配置してもよい。
[多機能クッションユニット]
以上に説明する本発明の多機能クッションは、平常時にはクッションとして使用可能であり、災害時等にはマット(寝具)や防災頭巾として使用しうる。避難所などでは個人に与えられるスペースには制限があり、限られたスペースで寝るために、側材から取り出されたエアーマットは学童や成人男性1人が横たわれる程度のサイズであることが好ましく、平面視において膨張状態のエアーマットの長手方向の寸法は150cm以上200cm以下、短手方向の寸法は30cm以上50cm以下であることが好適である。
一方、急病人の手当ての際に用いられるマットやレジャーなどに用いられるマットなどでは、上述よりも広い面積であることが所望される場合がある。そのような要望に応えるために、2つ以上の本発明の多機能クッションを準備し、複数の膨張したエアーマットを並べて使用することもできる。この際、隣り合うエアーマットが離間しないよう、予め、エアーマットの長辺外縁に、接合手段を設けておき、1つのエアーマットとこれに隣り合う他のエアーマットの長辺外縁同士を接合させてもよい。かかる接合手段は、1つのエアーマットの長辺外縁のいずれか一方に設けられてもよいが、たとえば図3に示すように、1つのエアーマット30の一方の長辺外縁51に第一接合手段51a(たとえば面ファスナーのフック片)を設けて置き、他方の長辺外縁52に第一接合手段51aと接合可能な第二接合手段52a(たとえ面ファスナーのループ片)を設けても良い。このように第一接合手段51aと第二接合手段52aを備える多機能クッションを2以上準備し、これらからエアーマットを取り出し、1つのエアーマットに設けられた第一接合手段51aと、これに隣り合う他のエアーマットの第二接合手段52aを接合することによって互いの位置関係を固定し広面積のマットを構成することができる。
このように本発明の多機能クッションは、複数で使用可能な多機能クッションユニットを構成することもできる。
上述する本発明は、下記の技術的思想を包含する。
(1)第一面と、当該第一面に対向する第二面とを有するとともに開口が設けられた袋状の側材と、
前記側材の内部に配置されたポリウレタンフォームと、
減容状態で前記側材に出し入れ可能に収納されたエアーマットと、
を有し、
前記エアーマットは、前記側材の最大長さよりも長尺であるとともに吸排気可能な口栓を備え、前記側材から引き出された状態で前記口栓から気体を吸入可能であることを特徴とする多機能クッション。
(2)前記側材が平面視において略長方形であり、
前記第一面の一方の長辺側の外縁である長辺外縁に沿って、
前記第一面を内側にして前記側材を長手方向に折り畳んだとき、互いに対向する前記長辺外縁を接合するための接合手段が設けられている上記(1)に記載の多機能クッション。
(3)前記側材内部において、前記第一面側に前記ポリウレタンフォームが配置され、前記第二面側に減容された前記エアーマットが収容されている上記(1)または(2)に記載の多機能クッション。
(4)前記エアーマットの内部に前記ポリウレタンフォームが収容されている上記(1)または(2)に記載の多機能クッション。
(5)上記(1)から(4)に記載の多機能クッションを2つ以上有し、
第一の多機能クッションに収容された平面視において長方形である前記エアーマットの一方側の長辺外縁、および第二の多機能クッションに収容された平面視において長方形である前記エアーマットの一方側の長辺外縁それぞれには、互いを接合するための接合手段が設けられていることを特徴とする多機能クッションユニット。
10・・・側材
12・・・第一面
14・・・第二面
16・・・開口
18・・・接合手段
18a・・・フック片
18b・・・ループ片
20・・・ポリウレタンフォーム
30・・・エアーマット
32・・・口栓
34・・・通気路
36・・・接着部
38・・・空間
40・・・肉薄部
42・・・被着脱部
42a・・・着脱部
44・・・紐部
44a・・・着脱部
45、46、51、52・・・長辺外縁
51a・・・第一接合手段
52a・・・第二接合手段
100、120・・・多機能クッション
T・・・厚み
w1、w2・・・寸法

Claims (4)

  1. 第一面と、当該第一面に対向する第二面とを有するとともに開口が設けられた袋状の側材と、
    前記側材の内部に配置されたポリウレタンフォームと、
    減容状態で前記側材に出し入れ可能に収納されたエアーマットと、
    を有し、
    前記エアーマットは、前記側材の最大長さよりも長尺であるとともに吸排気可能な口栓を備え、前記側材から引き出された状態で前記口栓から気体を吸入可能であることを特徴とする多機能クッション。
  2. 前記側材が平面視において略長方形であり、
    前記第一面の一方の長辺側の外縁である長辺外縁に沿って、
    前記第一面を内側にして前記側材を長手方向に折り畳んだとき、互いに対向する前記長辺外縁を接合するための接合手段が設けられている請求項1に記載の多機能クッション。
  3. 前記側材内部において、前記第一面側に前記ポリウレタンフォームが配置され、前記第二面側に減容された前記エアーマットが収容されている請求項1または2に記載の多機能クッション。
  4. 前記エアーマットの内部に前記ポリウレタンフォームが収容されている請求項1または2に記載の多機能クッション。
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