JP2023058180A - 管理装置及び管理プログラム - Google Patents
管理装置及び管理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023058180A JP2023058180A JP2021168010A JP2021168010A JP2023058180A JP 2023058180 A JP2023058180 A JP 2023058180A JP 2021168010 A JP2021168010 A JP 2021168010A JP 2021168010 A JP2021168010 A JP 2021168010A JP 2023058180 A JP2023058180 A JP 2023058180A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- management
- information
- toilet device
- acquisition unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q10/00—Administration; Management
- G06Q10/20—Administration of product repair or maintenance
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q50/00—Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
- G06Q50/10—Services
Abstract
【課題】便器装置の利用者の利便性を向上させる管理装置及び管理プログラムを提供する。【解決手段】施設のトイレ室に設置される複数の便器装置を管理する管理装置と、便器装置又はトイレ室に設置されたセンサが検知した検知情報を管理装置に送信する通信装置と、便器装置の製造主体の製造主体端末と、トイレ室の清掃を担当する清掃者の清掃者端末と、サービス利用者の利用者端末と、便器装置又はトイレ室の内部若しくは周辺に設置された設備或いは機器の点検、修理、交換などを担当する保守主体の保守主体端末と、これら各装置の間で通信を行うための通信手段であるインターネットとを備える管理システムにおいて、管理装置50は、便器装置又はその設置場所に関する情報を取得するトイレ情報取得部61と、トイレ情報取得部61により取得された情報に基づいて、便器装置の点検、修理、及び交換のうち少なくとも1つを管理する管理部68と、を備える。【選択図】図6
Description
本開示は、便器装置を管理するための管理装置及び管理プログラムに関する。
トイレは、人が居住する住宅においても、人が利用する施設においても、必要不可欠な設備である。汚れや臭いが発生しがちな設備であるからこそ、トイレを清潔に維持管理することが、住宅や施設を快適な空間にするための重要な鍵となる。とくに、多数の人が利用する商業施設、娯楽施設、複合施設、旅客駅施設などに設置されたトイレは、公衆衛生的な観点からも、適切に維持管理される必要がある。
施設に設置されたトイレが故障した場合、例えば、次のような手順で対処されている。まず、トイレの利用者である第一発見者が施設の管理者に連絡をする。施設の管理者は、故障事象を確認し、自分で修理できないと判断した場合、トイレの製造主体の連絡先を調べて連絡をする。トイレの製造主体の修理員が故障事象を確認し、修理や交換が必要と判断された場合、修理見積を施設の管理者に提出する。施設の管理者は、修理見積を確認し、施設の所有者に見積を提出する。施設の所有者は、見積を確認し、稟議決裁を行い、施設の管理者に決済した内容を連絡する。施設の管理者は、決済内容に基づき、トイレの製造主体に修理を発注する。トイレの製造主体は、発注内容に基づいて修理を行い、請求書を施設の管理者へ提出する。施設の管理者は検収を行い、施設の所有者はトイレの製造主体に支払を行う。
このように、故障したトイレを適切に修理して維持管理するためには、多大な時間、労力、費用がかかる。1つの施設に複数の製造主体のトイレが混在している場合もあり、その場合は、故障したトイレの製造主体に応じて異なる連絡先に連絡する必要があるので、更に手順が煩雑になりうる。施設の管理者の負担を軽減させるために、トイレの適切な管理を支援するサービスの提供が望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、便器装置を適切に管理する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の管理装置は、便器装置又はその設置場所に関する情報を取得するトイレ情報取得部と、トイレ情報取得部により取得された情報に基づいて、便器装置の点検、修理、及び交換のうち少なくとも1つを管理する管理部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本開示の実施の形態として、施設などに設置された便器装置を管理する技術について説明する。本実施の形態の管理装置は、施設などに設置された便器装置の点検、修理、交換、清掃などを管理するサービスを提供する。管理装置は、サービスを提供するにあたって、便器装置に関する情報や、便器装置の設置場所に関する情報などを事前に取得しておき、取得された情報に基づいて、便器装置の点検、修理、交換、清掃などを管理する。例えば、施設の利用者の属性や、便器装置の修理履歴などに応じて、適切な内容や頻度で便器装置の点検、修理、交換、清掃などを実施する。
本実施の形態のサービスの提供者は、便器装置の点検、修理、交換、清掃などを定額で所定期間実施する。これにより、施設の管理者は、便器装置の管理をサービス提供者に委託することができるので、便器装置の管理に要する労力を軽減することができる。また、追加の費用を必要としないので、便器装置の管理に要する費用を軽減することができる。また、便器装置の管理に要する費用を予め把握することができるので、運用リスクを低減させることができる。
図1は、実施の形態に係る管理システムの構成を示す。管理システム10は、施設20のトイレ室21に設置される複数の便器装置30を管理する管理装置50と、便器装置30又はトイレ室21に設置されたセンサ33により検知された検知情報を管理装置50に送信する通信装置22と、便器装置30の製造主体の製造主体端末40と、トイレ室21の清掃を担当する清掃者の清掃者端末42と、サービス利用者の利用者端末44と、便器装置30又はトイレ室21の内部若しくは周辺に設置された設備若しくは機器の点検、修理、交換などを担当する保守主体の保守主体端末46と、これらの装置の間で通信を行うための通信手段の一例であるインターネット12とを備える。
施設20には、1以上のトイレ室21が設けられる。トイレ室21には、トイレ室21のドア23と、洗面台26と、1以上の個室24と、それぞれの個室24のドア25と、それぞれの個室24に設置された便器装置30と、便器装置30の使用者が便器装置30に操作指示を入力するためのコントローラ31と、男性用のトイレ室21に設置された小便器32とが設けられる。便器装置30は、和式の便器装置であっても洋式の便器装置であってもよい。以下、小便器32も含めて「便器装置30」と総称する。
図2は、実施の形態に係る管理方法の手順を示すシーケンス図である。施設20の所有者や管理者などのサービス利用者は、施設20に設置された便器装置30に関する情報や、便器装置30の設置場所に関する情報を管理装置50へ送信する(S10)。便器装置30に関する情報は、便器装置30の製造主体、機種、設置時期、使用状況、点検実績、修理実績、交換実績、清掃実績などを含む。便器装置30の設置場所に関する情報は、例えば、便器装置30を設置する施設20の種類、数、広さ、利用状況、トイレ室21の数、広さ、利用状況、施設20において便器装置30を使用すると想定される人の属性、数などを含む。施設20の種類は、例えば、不特定多数の人が利用する商業施設、娯楽施設、医療施設、宿泊施設、運動施設などや、特定多数の人が利用するオフィス、居住施設などである。便器装置30に関する情報は、便器装置30やトイレ室21を撮像した画像であってもよい。この場合、管理装置50は、画像を解析することにより、便器装置30の製造主体、機種、設置時期、使用状況などの情報を取得してもよい。
管理装置50は、取得された便器装置30に関する情報、便器装置30の設置場所に関する情報などに基づいて、サービス利用者に提供するサービスの内容を判定する(S12)。例えば、管理装置50は、便器装置30が設置されてから多くの年数が経過している場合や、便器装置30の使用頻度が高い場合や、便器装置30の点検や清掃などが十分に実施されていなかった場合や、便器装置30の修理や交換などが多数実施されていた場合などには、便器装置30の点検や清掃の頻度を高めたり、早期の交換を提案したりしてもよい。
管理装置50は、判定されたサービスの内容、便器装置30に関する情報、便器装置30の設置場所に関する情報などに基づいて、便器装置30を定額で所定期間管理するサービスの課金額を算出する(S14)。例えば、管理装置50は、これらの情報から便器装置30の寿命を予測し、便器装置30の交換に要する費用を見積もることにより、課金額を算出してもよい。また、管理装置50は、便器装置30の点検や清掃の作業人数、時間、内容、頻度などに基づいて課金額を算出してもよい。管理装置50は、便器装置30を使用する際に使用される消耗品、例えば、トイレットペーパー、石けん、洗浄液、消毒液、ペーパータオルなどの費用などに更に基づいて課金額を算出してもよい。課金額は、便器装置30の貸与料や、便器装置30の清掃又は保守を支援するためのアプリケーションの利用料などを含んでもよい。
管理装置50は、課金額を算定するための算定基準に基づいて課金額を算定してもよい。算定基準は、例えば、便器装置30を設置する施設20の種類、数、広さ、利用状況、トイレ室21の数、広さ、利用状況、施設20において便器装置30を使用すると想定される人の属性、数、貸与される便器装置30の種類、数、便器装置30の予測される使用状況などに応じて定められる。算定基準は、例えば、これらの数値を代入して課金額を算出するための数式などであってもよいし、これらの情報と課金額とが対応付けて格納されたテーブルなどであってもよいし、これらの情報を入力して課金額を出力するニューラルネットワークなどのアルゴリズムであってもよい。算定基準は、各種の施設のトイレ室に設置された便器装置の過去の使用状況の実績、便器装置の清掃、交換、保守などの実績、便器装置の清掃、交換、保守などに要した費用の実績などに基づいて定められてもよい。
管理装置50は、判定されたサービスの内容を利用者端末44に提示するとともに(S16)、算定された課金額を利用者端末44に提示する(S18)。
サービス利用者は、管理装置50により提示されたサービス内容と課金額を確認し、サービスを享受するか否かを判断する。サービス利用者がサービスを享受する場合は、利用者端末44から管理装置50へサービスの享受を申し込む(S20)。管理装置50は、サービス利用者との間でサービス提供契約を締結する(S22)。
管理装置50は、所定期間ごとに定額の課金額をサービス利用者に請求する(S24)。サービス利用者は、請求された課金額をサービス提供者に支払う(S26)。
図3は、実施の形態に係る管理方法の手順を示すシーケンス図である。施設20のトイレ室21に設置された通信装置22は、便器装置30やセンサ33などにより検知された検知情報を管理装置50に送信する(S30)。検知情報は、例えば、便器装置30の使用状態を示す情報、コントローラ31の操作状況を示す情報、トイレ室21のドア23又は個室24のドア25に設置された開閉センサにより検知されたドアの開閉状況を示す情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された照明、換気扇、ペーパーホルダーなどの設備又は機器の使用状況又は状態を示す情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された人感センサ、温度センサ、臭気センサなどのセンサにより検知された情報、便器装置30に設けられた着座センサ、温度センサ、水位センサなどのセンサにより検知された情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された撮像装置により撮像された画像、トイレ室21の内部又は外部に設置されたマイクロフォンにより取得された音声、これらの情報を分析することにより得られた着座回数、フラッシュ回数、詰まり回数、臭い指数、汚れ指数などを含んでもよい。
便器装置30やトイレ室21に異常が発生すると、サービス利用者は管理装置50に異常の発生を通知する(S32)。管理装置50は、検知情報に基づいて自動的に便器装置30やトイレ室21の異常を検知してもよい。
管理装置50は、事前に取得した便器装置30、トイレ室21、施設20などに関する情報や、検知情報や、サービス利用者から通知された異常に関する情報や、サービス利用者の要望などに基づいて、便器装置30を管理するために実施する点検、修理、交換、清掃の内容を判定する(S34)。便器装置30に不具合が発生した場合、管理装置50は、不具合が発生した便器装置30を修理するか、便器装置30の部品を交換するか、便器装置30を交換するかを判定する。管理装置50は、判定された内容を便器装置30の製造主体、保守主体、清掃者などに指示する(S36)。
便器装置30の製造主体、保守主体、清掃者などは、管理装置50から指示された内容の点検、修理、交換、清掃などを実施する(S38)。製造主体、保守主体、清掃者などは、指示された内容の点検、修理、交換、清掃などが完了すると、その旨を管理装置50に通知する(S40)。
管理装置50は、検知情報を参照して、指示された内容の作業が実施されたことを確認し、作業の完了をサービス利用者に通知する(S42)。サービス利用者は、便器装置30やトイレ室21を検査し、異常が解消されたことを確認すると、その旨を管理装置50に通知する(S44)。管理装置50は、対価を製造主体、保守主体、清掃者などに支払う(S46)。この対価は、定額の課金額に含まれるので、サービス利用者には請求しない。
管理装置50は、発生した異常に関する情報と、実施された管理の内容を、管理実績として記録する(S48)。この管理実績は、次回以降の管理の内容を判定する際や、サービス利用者に対する定額の課金額を更新する際などに参照される。
図4は、図3のS34において、管理内容を判定する手順の例を示すフローチャートである。図4は、便器装置30の本体の陶器部分を交換する場合の手順を示す。管理装置50は、事前に取得した便器装置30に関する情報を参照して、異常が発生した便器装置30が、壁掛けタイプであるか、床置きタイプで壁排水であるか、床置きタイプで床排水であるかを確認するとともに、便器装置30の排水や給水の方式を確認し、入手可能な便器装置30の情報を格納したデータベースを参照して、交換する便器装置30の機種を選定する。
図5は、図3のS34において、管理内容を判定する手順の例を示すフローチャートである。図5は、便器装置30の便座部分を交換する場合の手順を示す。管理装置50は、事前に取得した便器装置30やトイレ室21に関する情報を参照して、異常が発生した便器装置30が設置されたトイレ室21の個室24に電源があるか、便器装置30に温水洗浄機能があるか、便器装置30が中水仕様を有しているかを確認するとともに、便座と便器装置30との組み合わせやトイレ室21における電気容量などを確認し、入手可能な便座の情報を格納したデータベースを参照して、交換する便座の種類を選定する。
管理装置50は、便器装置30の全部又は一部を交換する場合に、特定の製造主体により製造された便器装置30に交換してもよい。複数の製造主体により製造された便器装置30が施設20に混在していると、異常が発生した便器装置30の製造主体ごとに異なる連絡先に保守を依頼することになって手間がかかるが、特定の製造主体により製造された便器装置30に交換することにより、特定の製造主体により製造された便器装置30に統一していくことができるので、管理の手間を軽減させることができる。管理装置50は、特定の機種の便器装置30に交換してもよい。これにより、管理の手間を更に軽減させることができる。
図6は、実施の形態に係る管理装置50の構成を示す。管理装置50は、通信装置51、表示装置52、入力装置53、記憶装置80、及び制御装置60を備える。管理装置50は、サーバ装置であってもよいし、パーソナルコンピュータなどの装置であってもよいし、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末であってもよい。
通信装置51は、他の装置との間の通信を制御する。通信装置51は、有線又は無線の任意の通信方式により通信を行ってもよい。通信装置51は、インターネット12を介して通信装置22との間で通信を行い、センサ33により検知された検知情報を受信する。また、インターネット12を介して、製造主体端末40、清掃者端末42、利用者端末44、及び保守主体端末46との間で通信を行う。
表示装置52は、制御装置60により生成される画面を表示する。表示装置52は、液晶表示装置、有機EL表示装置などであってもよい。入力装置53は、管理装置50の使用者による指示入力を制御装置60に伝達する。入力装置53は、マウス、キーボード、タッチパッドなどであってもよい。表示装置52及び入力装置53は、タッチパネルとして実装されてもよい。
記憶装置80は、制御装置60により使用されるプログラム、データなどを記憶する。記憶装置80は、半導体メモリ、ハードディスクなどであってもよい。記憶装置80には、トイレ情報保持部81、検知情報保持部82、管理実績情報保持部83、及びトイレデータベース84が格納される。
トイレ情報保持部81は、便器装置30や、便器装置30が設置されたトイレ室21、施設20などに関する情報を保持する。トイレ情報保持部81は、便器装置30の製造主体、機種、設置時期、使用状況、点検実績、修理実績、交換実績、清掃実績、便器装置30を設置する施設20の種類、数、広さ、利用状況、トイレ室21の数、広さ、利用状況、施設20において便器装置30を使用すると想定される人の属性、数などを格納する。
検知情報保持部82は、センサ33により検知された検知情報を保持する。検知情報保持部82は、便器装置30の使用状態を示す情報、コントローラ31の操作状況を示す情報、トイレ室21のドア23又は個室24のドア25に設置された開閉センサにより検知されたドアの開閉状況を示す情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された照明、換気扇、ペーパーホルダーなどの設備又は機器の使用状況又は状態を示す情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された人感センサ、温度センサ、臭気センサなどのセンサにより検知された情報、便器装置30に設けられた着座センサ、温度センサ、水位センサなどのセンサにより検知された情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された撮像装置により撮像された画像、トイレ室21の内部又は外部に設置されたマイクロフォンにより取得された音声、これらの情報を分析することにより得られた着座回数、フラッシュ回数、詰まり回数、臭い指数、汚れ指数などを格納する。
管理実績情報保持部83は、便器装置30の点検、修理、交換、清掃などの実績を示す情報を保持する。管理実績情報保持部83は、便器装置30やトイレ室21において発生した不具合の内容、発生日時、状況、便器装置30やトイレ室21の点検、修理、交換、清掃の実施日時、内容、費用、実施者によるコメントなどを格納する。
トイレデータベース84は、便器装置30に関する情報を格納する。トイレデータベース84は、便器装置30の製造主体、製造日、機種、仕様、設置条件、価格、納入可能日などを格納する。
制御装置60は、トイレ情報取得部61、サービス内容判定部62、課金管理部63、課金額提示部64、契約管理部65、検知情報取得部66、異常情報取得部67、管理部68、及び管理実績情報取得部69を備える。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIなどにより実現され、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアの組合せなど、いろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
トイレ情報取得部61は、便器装置30に関する情報や、便器装置30が設置された場所に関する情報などを利用者端末44から取得して、トイレ情報保持部81に格納する。
サービス内容判定部62は、トイレ情報保持部81に格納された情報に基づいて、サービス利用者に提供するサービスの内容を判定する。
課金管理部63は、判定されたサービスの内容、便器装置30に関する情報、便器装置30の設置場所に関する情報などに基づいて、便器装置30を定額で所定期間管理するサービスの課金額を算出する。課金管理部63は、例えば、月単位、四半期単位、半期単位、年単位で定額の課金額を算出してもよい。これにより、サービス利用者は、便器装置30の設置及び維持管理に要する費用を定額で賄うことができるので、運用リスクを低減させることができる。
課金額提示部64は、判定されたサービスの内容を利用者端末44に提示するとともに、算定された課金額を利用者端末44に提示する。
契約管理部65は、サービス利用者との間でサービス提供契約を締結する。課金管理部63は、所定期間ごとに定額の課金額をサービス利用者に請求する。
検知情報取得部66は、便器装置30やセンサ33などにより検知された検知情報を取得し、検知情報保持部82に格納する。
異常情報取得部67は、便器装置30やトイレ室21に異常が発生したことを示す情報を取得する。異常情報取得部67は、利用者端末44から異常が発生したことを示す情報を取得してもよいし、検知情報保持部82に格納された情報に基づいて異常を検知してもよい。
管理部68は、トイレ情報保持部81に保持された情報、検知情報保持部82に保持された検知情報、利用者端末44から取得された異常に関する情報、サービス利用者の要望などに基づいて、便器装置30を管理するために実施する点検、修理、交換、清掃の内容を判定し、判定された内容を製造主体端末40、清掃者端末42、保守主体端末46などに指示する。
管理実績情報取得部69は、便器装置30やトイレ室21の点検、修理、交換、清掃を実施した担当者から、実施された作業の内容などを示す実績情報を取得し、発生した異常に関する情報と実績情報を管理実績情報保持部83に記録する。課金管理部63は、作業の対価を製造主体、保守主体、清掃者などに支払う。
サービス内容判定部62は、サービス提供期間が更新される際に、それまでの管理実績や検知情報などに基づいて、次の期間におけるサービスの内容を判定してもよい。課金管理部63は、それまでの管理実績、検知情報、サービス内容判定部62により判定されたサービスの内容などに基づいて、次の期間における定額の課金額を算出してもよい。課金額提示部64は、次の期間におけるサービスの内容と、新たに算出された課金額を利用者端末44に提示する。契約管理部65は、サービスの内容と新たな課金額に利用者が承諾した場合、次の期間におけるサービス提供契約を締結する。これにより、便器装置30の使用状況や管理の実績を課金額に反映させることができるので、サービス提供者の運用リスクを低減させることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
実施の形態においては、施設のトイレ室に設置された便器装置を管理する例について説明したが、本実施の形態の技術は、一般的な住宅のトイレや、公園や路上などに設置された公衆トイレなどを管理する場合にも適用可能である。また、本実施の形態の技術は、トイレ室に設置された水栓やオートソープなどの設備や機器などを管理する場合にも適用可能である。また、本開示の管理システム10は、小便器も便器装置として同様に管理可能である。
実施の形態においては、サービス利用者が所有する既設の便器装置の清掃、交換、又は保守を管理する例について説明したが、本実施の形態の技術は、サービス利用者に便器装置を販売又は貸与し、販売又は貸与した便器装置の清掃、交換、又は保守を管理する場合にも適用可能である。
10 管理システム、12 インターネット、20 施設、21 トイレ室、22 通信装置、23 ドア、24 個室、25 ドア、26 洗面台、30 便器装置、31 コントローラ、32 小便器、33 センサ、40 製造主体端末、42 清掃者端末、44 利用者端末、46 保守主体端末、50 管理装置、61 トイレ情報取得部、62 サービス内容判定部、63 課金管理部、64 課金額提示部、65 契約管理部、66 検知情報取得部、67 異常情報取得部、68 管理部、69 管理実績情報取得部、80 記憶装置、81 トイレ情報保持部、82 検知情報保持部、83 管理実績情報保持部、84 トイレデータベース。
Claims (11)
- 便器装置又はその設置場所に関する情報を取得するトイレ情報取得部と、
前記トイレ情報取得部により取得された情報に基づいて、前記便器装置の点検、修理、及び交換のうち少なくとも1つを管理する管理部と、
を備える管理装置。 - 前記トイレ情報取得部は、前記設置場所の種類、数、広さ、位置、利用状況、前記便器装置の使用者の属性、数、前記便器装置の製造主体、機種、機能、仕様、設置時期、設置数、使用状況、清掃実績、点検実績、修理実績、及び交換実績のうち少なくとも1つを取得する
請求項1に記載の管理装置。 - 前記便器装置の点検、修理、交換、及び清掃のうち少なくとも1つを定額で所定期間実施するサービスに対する課金を管理する課金管理部を更に備える
請求項1又は2に記載の管理装置。 - 前記課金管理部は、前記トイレ情報取得部により取得された情報に基づいて、前記サービスに対する課金額を算出する
請求項3に記載の管理装置。 - 前記管理部は、前記トイレ情報取得部により取得された情報に基づいて、前記所定期間に実施する前記便器装置の点検、修理、交換、及び清掃のうち少なくとも1つの内容を判定し、
前記課金管理部は、前記管理部により判定された内容のサービスに対する課金額を算出する
請求項4に記載の管理装置。 - 前記課金管理部は、前記管理部により判定されたサービスの内容と、前記課金管理部により算出された課金額を提示する
請求項5に記載の管理装置。 - 前記課金管理部は、前記サービスにおける前記便器装置の点検、修理、交換、及び清掃のうち少なくとも1つの実績、前記サービスの提供継続期間、前記所定期間、及び前記便器装置の使用状況のうち少なくとも1つに基づいて、前記サービスに対する課金額を更新する
請求項3から6のいずれかに記載の管理装置。 - 前記便器装置又は前記設置場所に設置されたセンサにより検知された検知情報を取得する検知情報取得部を更に備え、
前記管理部は、前記検知情報取得部により取得された情報に基づいて、前記便器装置の点検、修理、交換、及び清掃のうち少なくとも1つを管理する
請求項1から7のいずれかに記載の管理装置。 - 前記管理部は、前記便器装置の不具合が発生したときに、前記トイレ情報取得部により取得された情報、又は、前記検知情報取得部により取得された検知情報に基づいて、不具合が発生した便器装置を修理するか、前記便器装置の部品を交換するか、前記便器装置を交換するかを判定する
請求項8に記載の管理装置。 - 前記管理部は、前記便器装置を交換する場合、特定の製造者により製造された便器装置又は特定の機種の便器装置に交換する
請求項1から9のいずれかに記載の管理装置。 - コンピュータを、
便器装置又はその設置場所に関する情報を取得するトイレ情報取得部と、
前記トイレ情報取得部により取得された情報に基づいて、前記便器装置の点検、修理、及び交換のうち少なくとも1つを管理する管理部と、
として機能させるための管理プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021168010A JP2023058180A (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 管理装置及び管理プログラム |
PCT/JP2022/035215 WO2023063042A1 (ja) | 2021-10-13 | 2022-09-21 | 管理装置及び管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021168010A JP2023058180A (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 管理装置及び管理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023058180A true JP2023058180A (ja) | 2023-04-25 |
Family
ID=85987482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021168010A Pending JP2023058180A (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 管理装置及び管理プログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023058180A (ja) |
WO (1) | WO2023063042A1 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008059492A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Kyoritsu Seiyaku Kk | 設備管理支援システム及びコンピュータプログラム |
SG11202101010TA (en) * | 2018-08-03 | 2021-02-25 | As America Inc | Connected sanitaryware systems and methods |
US20200217057A1 (en) * | 2019-01-07 | 2020-07-09 | First Star Communications Ltd. | Self-cleaning Public Bathroom Systems and Methods |
-
2021
- 2021-10-13 JP JP2021168010A patent/JP2023058180A/ja active Pending
-
2022
- 2022-09-21 WO PCT/JP2022/035215 patent/WO2023063042A1/ja unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2023063042A1 (ja) | 2023-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10679296B1 (en) | Systems and methods for determining insurance coverage based on informatics | |
US20240126308A1 (en) | Connected Sanitaryware Systems and Methods | |
US11866923B2 (en) | Toilet management system and management device | |
JP7385988B2 (ja) | 情報提供装置及び情報提供プログラム | |
JP7261552B2 (ja) | トイレ管理システム及び管理装置 | |
WO2014022916A1 (en) | System and method for repair and maintenance of a property | |
US20130290052A1 (en) | Methods and systems for managing renovation of a property | |
CA3091721A1 (en) | Toilet management system and management device | |
WO2023063042A1 (ja) | 管理装置及び管理プログラム | |
JP2011253296A (ja) | リフォーム時期演算方法、リフォーム時期演算システム、及びリフォーム時期提案シート | |
JP2021166797A (ja) | トイレ管理システム、管理装置及び便器装置 | |
JP2011086076A (ja) | 情報処理システム | |
JP7465681B2 (ja) | 情報提供装置、情報提供プログラム、及び情報提供方法 | |
Lai et al. | A probe into the facilities maintenance data of a hotel | |
JP2015207037A (ja) | リニューアル計画装置、リニューアル計画方法およびリニューアル計画プログラム | |
JP2019067190A (ja) | ハウスクリーニング受注管理システム | |
JP7373734B2 (ja) | システム、方法、装置及びプログラム | |
JP6990599B2 (ja) | トイレ管理システム及び管理装置 | |
Alzubaidi | Maintenance modelling of a major hospital complex | |
JP2023058179A (ja) | 管理システム、管理装置、端末装置、及び管理プログラム | |
US20240152839A1 (en) | Management apparatus, management system, terminal device, and non-transitory computer-readable storage medium storing management program for managing work on lavatory equipment | |
US20240153622A1 (en) | Management apparatus, management system, terminal device, and non-transitory computer-readable storage medium storing management program for managing work on lavatory equipment | |
JP2019141307A (ja) | トイレ管理システム及び管理装置 | |
US20210133901A1 (en) | Apparatuses, systems, and methods for determining classification of a tangible property expenditure | |
JP2002175362A (ja) | 施設診断システム |