JP2023058014A - 電磁波リフレクトアレイ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023058014000001
【課題】電磁波送受信方向および共振周波数を調整することのできる電磁波リフレクトアレイを提供する。
【解決手段】電磁波リフレクトアレイは、第1基板SUB1と、第2基板SUB2と、第1方向D1および第2方向D2に沿って第1基板および第2基板上にそれぞれ配列された第1導線WR1および第2導線と、第1方向に沿って第1基板および第2基板上の第1導線および第2導線に電気接続された第1電極列および第2電極列にそれぞれ配列されたアンテナ電極110およびチューニング電極120と、第1基板と第2基板の間に配置された液晶層LCLと、を含む。チューニング電極は、第2基板上のアンテナ電極の正投影を完全に覆う。
【選択図】図3

Description

本発明は、電磁波リフレクトアレイ(reflectarray)に関するものであり、特に、電磁波送受信方向および共振周波数を調整することのできる電磁波リフレクトアレイに関するものである。
モバイル通信において、伝送路における電磁波のエネルギー損失を減らすことが、最も重要な課題となっている。電磁波の使用頻度が増えるにつれて、電磁波が障害物(例えば、コンクリート壁、樹木、家具、看板等)に当たった時に発生するエネルギー損失が大きくなる。そのため、デッドスポット、暗領域、または信号カバレッジの悪いエリアが適用空間に発生しやすい。
これらの問題は、基地局やブースターを配置することによって対処することができるが、工事、エネルギー消費、またはその後のハードウェアメンテナンスによって、かなりの経費を負担することになる。そのため、これらの問題を解決するために、リフレクトアレイを幅広く使用して電磁波信号カバレッジを増やすが、反射アンテナアレイの固定されたアンテナサイズにより、工事環境に応じて電磁波送受信方向を調整することができず、使用上の不便が生じる。
本発明は、電磁波送受信方向および共振周波数を調整することのできる電磁波リフレクトアレイを提供する。
本発明の電磁波リフレクトアレイは、第1基板と、第2基板と、複数の第1導線と、複数の第2導線と、複数のアンテナ電極と、複数のチューニング電極(tuning electrode)と、液晶層とを含む。第2基板は、第1基板に対向して配置される。第1導線は、第1方向に沿って第1基板上に分離して配列され、第2方向に延伸する。第1方向は、第2方向と交差する。第2導線は、第2方向に沿って第2基板上に分離して配列され、第1方向に延伸する。アンテナ電極は、第1基板上に配置されるとともに、複数の第1導線にそれぞれ電気接続され、第2方向に沿って複数の第1電極列(electrode string)を形成する。チューニング電極は、第2基板上に配置されるとともに、第2基板上のアンテナ電極の正投影にそれぞれ重なり合って完全に覆う。チューニング電極は、複数の第2導線にそれぞれ電気接続され、第1方向に沿って複数の第2電極列を形成する。液晶層は、第1基板と第2基板の間に配置される。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの第1導線は、第1電圧源に電気接続され、第1電圧を有する。第2導線は、第2電圧源に電気接続され、第2電圧を有する。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの第1導線は、アンテナ電極間に位置する複数の第1抵抗器を有し、これらの第1抵抗器は、第1電極列における任意の2つのアンテナ電極にそれぞれ電気接続される。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの第2導線は、アンテナ電極間に位置する複数の第2抵抗器を有し、これらの第2抵抗器は、第2電極列における任意の2つのチューニング電極にそれぞれ電気接続される。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの第1導線または第2導線は、それぞれ異なる電圧を有する。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイは、さらに、第1D/A変換器(digital-to-analog converter, DAC)アレイおよび第2DACアレイを含み、第1導線は、第1DACアレイに電気接続され、それぞれ異なる電圧を有し、第2導線は、第2DACアレイに電気接続され、それぞれ異なる電圧を有する。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイにおいて、各第1導線の電圧は、第1導線の第1方向における一側から他側に向かって増加または減少し、各第2導線の電圧は、第2導線の第2方向における一側から他側に向かって増加または減少する。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの各アンテナ電極は、第1方向および第2方向に沿ってそれぞれ第1幅および第2幅を有する。各アンテナ電極の第1幅は、同じであり、各アンテナ電極の第2幅は、同じである。
本発明の1つの実施形態において、第3方向に沿った電磁波リフレクトアレイの各アンテナ電極の幅は、アンテナ電極の第3方向における一側から他側に向かって増加または減少する。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの第3方向は、第1方向および第2方向のうちの1つに対して平行である。
本発明の1つの実施形態において、第4方向に沿った電磁波リフレクトアレイの各アンテナ電極の幅は、アンテナ電極の第4方向における一側から他側に向かって増加または減少し、第4方向は、第1方向および第2方向に対して平行ではない。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの各チューニング電極は、第3方向に沿って同じ幅を有する。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの各チューニング電極は、第2基板に対して平行な底部、および底部から湾曲可能に延伸する側壁部を有する。液晶層は、互いに分離された複数の部分に分割され、各チューニング電極の側壁部は、液晶層の一部および1つのアンテナ電極を取り囲む。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの各アンテナ電極は、少なくとも1つの導体パッチ(patch)を含み、第1基板上の少なくとも1つの導体パッチの正投影の輪郭は、円形、矩形、環状、U字型、またはL字型である。
本発明の1つの実施形態において、第2電極上の電磁波リフレクトアレイの各アンテナ電極の正投影は、第2電極上の1つのチューニング電極の正投影によって完全に覆われる。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイは、さらに、液晶層と第1電極および第2電極のうちの少なくとも1つの間に配置された少なくとも1つのアライメント層を含む。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの少なくとも1つのアライメント層は、チューニング電極に対応して配置された複数のアライメントパターンであり、第1基板上の各アライメントパターンと各チューニング電極の正投影の輪郭は、同じである。
本発明の1つの実施形態において、電磁波リフレクトアレイの各アライメントパターンのアライメント方向は、放射状または同心円状である。
以上のように、本発明の実施形態の電磁波リフレクトアレイにおいて、1つのアレイに配列された各アンテナ構造は、アンテナ電極、チューニング電極、および2つの電極間に設置された液晶層を有する。これらのアンテナ電極における液晶層の有効誘電定数(effective dielectric constant)の分布を調整することにより、これらのアンテナ構造によって反射した後の電磁波リフレクトアレイの放射パターンまたは反射効率を変えることができる。
添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれ、且つその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図2Aおよび図2Bは、図1の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。 図3は、図1の電磁波リフレクトアレイの層の一部の概略的拡大図である。 図4A~図4Fは、本発明のいくつかの変形実施形態に係るアンテナ電極の概略的平面図である。 図5Aは、図2Aのアライメント層のアライメント方向の概略図である。図5Bおよび図5Cは、本発明のいくつかの変形実施形態に係るアライメント層のアライメント方向の概略図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図7Aおよび図7Bは、図6の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図9Aおよび図9Bは、図8の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図11Aおよび図11Bは、図10の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。 図12は、本発明の第5実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図13は、本発明の第6実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図14は、本発明の第7実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。 図15Aおよび図15Bは、図14の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。 図16は、本発明の第8実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。
本明細書に用いられる「約(approximately)」、「近似(similar to)」、「本質的(essentially)、または「実質的(substantially)」は、その値および当業者が確定する特定値の許容可能な偏差範囲内の平均値を含み、討論する計測および計測に関連する誤差の特定数(すなわち、計測システムの制限)を考慮する。例えば、「約」は、その値の1つまたは複数の標準偏差内、例えば、±30%、±20%、±15%、±10%、または±5%内であることを示す。さらに、本明細書に用いられる「約」、「近似」、「本質的」、または「実質的」は、1つの標準偏差を全ての性質に適用するものではなく、測定性、切断性、または他の性質に応じて、許容可能な偏差範囲または標準偏差を選択することができる。
図面を簡潔にするため、例えば、層、膜、プレート、および領域の厚さを拡大する。層、膜、領域、または基板が別の素子の「上にある」または別の素子「に接続される」と表現されている場合、該素子は、直接別の素子の上にあってもよく、または別の素子と接続してもよく、あるいは中間素子が存在してもよいことを理解すべきである。反対に、素子が「直接別の素子の上にある」または別の素子「に直接接続される」と表現されている場合、中間素子は存在しない。本明細書において使用されているように、「接続される」は、物理および/または電気接続を指すことができる。また、「電気接続される」は、2つの素子間にその他の素子が存在してもよいことを意味する。
ここで、本発明の例示的実施形態を詳細に参照し、例示的実施形態の実例を図面に示す。可能な限り、図面および説明において、同一の、または類似する部分には、同一の参照番号を使用する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図2Aおよび図2Bは、それぞれ断面線A1-A1’および断面線A2-A2’に沿った図1の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。図3は、図1の電磁波リフレクトアレイの層の一部の概略的拡大図である。図4A~図4Fは、本発明のいくつかの変形実施形態に係るアンテナ電極の概略的平面図である。図5Aは、図2Aのアライメント層のアライメント方向の概略図である。図5Bおよび図5Cは、本発明のいくつかの変形実施形態に係るアライメント層のアライメント方向の概略図である。簡潔にするため、図1において、図2Aの第1基板SUB1、液晶層LCL、スペーサSP、アライメント層AL1、およびアライメント層AL2を省略する。言及すべきこととして、図面に示したアンテナ電極110、チューニング電極120、第1導線WR1、および第2導線WR2の数は、単なる例示であり、本発明を限定するために使用されるものではない。
図1~図3を参照すると、電磁波リフレクトアレイ10は、第1基板SUB1と、第2基板SUB2と、複数のアンテナ電極110と、複数のチューニング電極120と、複数の第1導線WR1と、複数の第2導線WR2とを含む。第1基板SUB1は、第2基板SUB2に対向して配置される。アンテナ電極110は、第1基板SUB1上に配置され、第1基板SUB1の第2基板SUB2から離れた側に位置する。チューニング電極120は、第2基板SUB2上に配置され、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間に位置する。
本実施形態において、アンテナ電極110は、方向D1および方向D2に沿って、それぞれ複数の行および複数の列に配列することができる。つまり、アンテナ電極110は、第1基板SUB1上に配置され、反射アンテナアレイを形成することができる。例えば、本実施形態において、方向D1は、方向D2に対して選択的に垂直であってもよいが、本発明はこれに限定されない。チューニング電極120は、それぞれこれらのアンテナ電極110に対応して配置される。さらに具体的に説明すると、チューニング電極120は、第2基板SUB2上のこれらのアンテナ電極110の正投影にそれぞれ重なり合って完全に覆う。
本実施形態において、アンテナ電極110は、1つのサイズのみを有するが、本発明はこれに限定されない。さらに具体的に説明すると、各アンテナ電極110は、方向D1および方向D2に沿って、それぞれ幅W1をおよび幅W2を有する。各アンテナ電極110の幅W1は、同じであり、各アンテナ電極110の幅W2も、同じである。同様に、チューニング電極120も1つのサイズのみを有し、各チューニング電極120のサイズは、対応するアンテナ電極110のサイズよりわずかに大きいが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、チューニング電極のサイズおよびアンテナ電極のサイズは、ほぼ同じであってもよい。しかしながら、別の実施形態において、チューニング電極および液晶層は、電磁波リフレクトアレイのコストを下げるため、アンテナ電極を有する一部の領域にのみ配置することができる。つまり、チューニング電極のサイズは、アンテナ電極のサイズより小さくてもよい。
第1導線WR1も第1基板SUB1上に配置される。これらの第1導線WR1は、方向D1に沿って配置され、方向D2に延伸する。第2導線WR2も第2基板SUB2上に配置される。これらの第2導線WR2は、方向D2に沿って配置され、方向D1に延伸する。例えば、アンテナ電極110は、方向D2に沿って複数の第1電極列110Sに配列することができ、これらの電極列110Sは、それぞれ第1導線WR1に電気接続される。チューニング電極120は、方向D1に沿って複数の第2電極列120Sに配列することができ、これらの電極列120Sは、それぞれ第2導線WR2に電気接続される。
電磁波リフレクトアレイ10は、さらに、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間に配置された液晶層LCLを含む。例えば、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間にスペーサSPを配置して、液晶層LCLに対して収容空間を形成することができる。さらに、液晶層LCLの少なくとも一側にアライメント層を配置して、電場の影響がない時に、その液晶分子をアライメント層のアライメント方向に沿って配列し、有効な光軸の指向性を維持する必要がある。
本実施形態において、電磁波リフレクトアレイ10は、2つのアライメント層AL1およびアライメント層AL2を配置することができる。アライメント層AL1は、液晶層LCLに接触している第1基板SUB1の表面に配置され、アライメント層AL2は、液晶層LCLに接触しているチューニング電極120の表面に配置されるが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、電磁波リフレクトアレイの設計またはプロセス要求(例えば、液晶層LCLの厚さ)に応じて、アライメント層のうちの1つを省略し、配置しなくてもよい。例えば、本実施形態において、アライメント層AL1のアライメント方向AD1は、アライメント層AL2のアライメント方向AD2に対して逆平行(anti-parallel)であってもよい(図5Aに示す)。そのため、印加される電場が存在しない時、液晶層LCLの複数の液晶分子(図示せず)は、2つの基板に対して実質的に平行なアライメント層のアライメント方向に沿って一列に並ぶ。
一方、本実施形態のアライメント層は、基板全体を覆ってもよいが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、アライメント層は、複数のチューニング電極または複数のアンテナ電極に対応して配置された複数のアライメントパターンであってもよく、アライメントパターンは、基板上の対応するチューニング電極またはアンテナ電極の両方の正投影の輪郭と同じであってもよい。
言及すべきこととして、方向D3に沿って重なり合うアンテナ電極110とチューニング電極120、およびこれらの2つの電極間に位置する液晶層LCLの一部は、本実施形態の1つのアンテナ構造とみなすことができる。アンテナ電極110における電磁波の共振周波数は、液晶層LCLのその部分の有効誘電定数を変更することによって調整することができる。
液晶材料は、誘電異方性(dielectric anisotropy)を有する、つまり、液晶材料は、液晶分子の主軸(分子軸とも称す)に対して平行な方向および垂直な方向において、それぞれ異なる誘電定数(例えば、誘電定数ε//および誘電定数ε)を有するため、液晶材料を電気的に制御することができる。電磁波の電場方向において液晶層LCLの有効誘電定数を変更するために、アンテナ電極110およびチューニング電極120にそれぞれ異なる電圧を印加して、液晶層LCL複数の液晶分子を駆動するために使用することのできる電場を生成し、2つの電極間で回転させることができる。異なる強度の電場は、これらの液晶分子を異なる方向(例えば、分子の主軸の方向)に配列し、電磁波の電場方向において異なる有効誘電定数を生成するため、有効誘電定数は、誘電定数ε//と誘電定数εの間の範囲に入る。
例えば、本実施形態において、全てのアンテナ電極110は、同じ第1電圧V1を有し、全てのチューニング電極120は、同じ第2電圧V2を有する。第1電圧V1は、第2電圧V2とは異なる。詳しく説明すると、電極列110Sに電気接続された第1導線WR1は、第1電圧源210に選択的に電気接続され、第1電圧V1を有することができ、電極列120Sに電気接続された第2導線WR2は、第2電圧源220に選択的に電気接続され、第2電圧V2を有することができる。
つまり、本実施形態において、これらのアンテナ電極110およびこれらのチューニング電極120を駆動する上記の方法は、全てのアンテナが電磁波の共振周波数(すなわち、中心周波数)に対して同じ同調量(tuning amount)を生成できるようにすることができる。別の観点から見ると、このような駆動方法は、特定の周波数の電磁波に対してこれらのアンテナ構造の反射効率を調整することができる。
さらに、本実施形態のアンテナ電極110は、例えば、導体パッチであり、第1基板SUB1上の正投影の輪郭は、正方形であるが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、第1基板SUB1上のアンテナ電極110Aの正投影の輪郭は、円形であってもよい(図4Aに示す)。アンテナ構造によって反射した後に電磁波が異なる特性(例えば、より優れた指向性)を有するよう、いくつかの実施形態において、アンテナ電極の構成は、別の態様であってもよい。例えば、アンテナ電極は、複数の導体パッチを含むことができ、第1基板SUB1上の各導体パッチの正投影の輪郭は、矩形、円形、U字型、L字型、または反射信号の位相遅延と電極の物理サイズ/電気サイズ(例えば、電気長)の間で全単射(bijection)に導くことのできる他の形状を含むことができる。
例えば、アンテナ電極は、間隔を空けて配列された1つの正方形の導体パッチ111および2つの矩形の導体パッチ112で構成することができる(図4Bに示す)。アンテナ電極は、また、間隔を空けて同心円状に配列された2つの円形の導体パッチ111Cおよび112Cで構成されてもよい(図4Cに示す)。アンテナ電極は、また、1つの正方形の導体パッチ111Dが1つの正方形の環状の導体パッチ112Dによって取り囲まれた態様に実施されてもよい(図4Dに示す)。アンテナ電極は、また、1つの正方形の導体パッチ111Eが1つのU字型の導体パッチ112Eおよび2つのL字型の導体パッチ113Eによって取り囲まれた態様に実施されてもよい(図4Eに示す)。アンテナ電極は、また、アンテナ電極は、また、間隔を空けて配列された2つの矩形の導体パッチ111Fが2つのU字型の導体パッチ112Fによって取り囲まれた態様に実施されてもよい(図4Fに示す)。
一方、アンテナ構造を電磁波の様々な可能な偏光方向に提供するため、アンテナ電極の構成に基づいて、上述したアライメント層のアライメント方向をさらに調整することができる。例えば、図4Aのアンテナ電極110Aを使用する電磁波リフレクトアレイについては、アライメント層AL1-Aのアライメント方向AD1-Aおよびアライメント層AL2-Aのアライメント方向AD2-Aが放射状であってもよい(図5Bに示す)。図4Cのアンテナ電極110Cを使用する電磁波リフレクトアレイについては、アライメント層AL1-Bのアライメント方向AD1-Bおよびアライメント層AL2-Bのアライメント方向AD2-Bが同心円状であってもよい(図5Cに示す)。言及すべきこととして、図5Bおよび図5Cのアライメント層は、輪郭がチューニング電極またはアンテナ電極に類似する複数のアライメントパターンで構成することができるが、本発明はこれに限定されない。
具体的に説明すると、導電性を考慮して、導体パッチは、通常、金属材料で作られるが、本発明はこれに限定されない。異なる使用状況における要求を満たすため、導体パッチは、透明導電材料で作られてもよい。透明導電材料は、例えば、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、アルミニウム錫酸化物、アルミニウム亜鉛酸化物、他の適切な金属酸化物、またはこれらのうちの少なくとの2つのスタック層を含む。例えば、アンテナ電極が透明導電材料で作られた場合、本発明の電磁波リフレクトアレイは、ビルのガラス窓に直接統合することができる。つまり、第1基板SUB1および第2基板SUB2は、セラミックラミネートまたは低誘電損失基板(例えば、ロジャース(Rogers)基板)であってもよく、またはガラス基板であってもよい。
以下、別の実施形態を記載して、本発明を詳しく説明する。同一の参照番号は、同一の構成要素を示すものとし、同じ技術内容については、説明を省略する。省略した部分の詳細説明については、上述した実施形態を参照することができるため、以下の実施形態では繰り返し説明しない。
図6は、本発明の第2実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図7Aおよび図7Bは、それぞれ断面線B1-B1’および断面線B2-B2’に沿った図6の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。簡潔にするため、図6において、図7Aの第1基板SUB1、液晶層LCL、スペーサSP、アライメント層AL1、およびアライメント層AL2を省略する。図6~図7Bを参照すると、図1の電磁波リフレクトアレイ10とは異なり、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Aのアンテナ電極110Aおよびチューニング電極120Aは、様々なサイズを有する。
詳しく説明すると、アンテナ電極110Aは、第1導線WR1の配列方向(例えば、方向D1)に沿って、幅W3を有し、アンテナ電極110Aの幅W3は、これらのアンテナ電極110Aの配列方向における一側から他側に向かって減少または増加する。例えば、本実施形態において、方向D1において順番に配列された電極列110S1、電極列110S2、電極列110S3、および電極列110S4は、第2基板SUB2上の電極列110S1が配置された一側から電極列110S4が配置された他側に向かって減少する。これに対応して、同じ電極列120Sの各チューニング電極120Aのサイズも、第2基板SUB2上の電極列110S1が配置された一側から電極列110S4が配置された他側に向かって減少する。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。図示していない別の実施形態において、アンテナ電極のサイズおよびチューニング電極のサイズは、第2導線WR2の配列方向(例えば、方向D2)に沿って減少または増加してもよい。つまり、アンテナ電極のサイズおよびチューニング電極のサイズは、方向D1または方向D2に沿って変化してもよい。
本実施形態のアンテナ電極110Aのサイズは、方向D1に沿って変化するため、異なるサイズのこれらのアンテナ電極110Aによって反射した電磁波の位相も変化する。これは、サイズの設定によって、電磁波の主要出射方向が電磁波リフレクトアレイ10Aによって反射した後に変化することを意味する。また、液晶層LCLの有効誘電定数を調変させることにより、各アンテナ構造によって反射した電磁波の位相を個別に管理することができ、上述した主要出射方向付近でビーム走査を行って、電磁波信号カバレッジを増やすことができる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図9Aおよび図9Bは、それぞれ断面線C1-C1’および断面線C2-C2’に沿った図8の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。簡潔にするため、図8において、図9Aの第1基板SUB1、液晶層LCL、スペーサSP、アライメント層AL1、およびアライメント層AL2を省略する。図8~図9Bを参照すると、図6の電磁波リフレクトアレイ10Aとは異なり、本実施形態における電磁波リフレクトアレイ10Bの各アンテナ電極110Bおよび各チューニング電極120Bは、複数の方向に沿って減少または増加してもよい。
本実施形態において、アンテナ電極110Bのサイズおよびチューニング電極120Bのサイズは、方向D1および方向D2に沿って変化することができる。例えば、方向D2において順番に配列された電極列110S1、電極列110S2、電極列110S3、および電極列110S4にそれぞれ重なり合う各アンテナ電極110Bのサイズは、第2基板SUB2上の電極列110S1が配置された一側から電極列110S4が配置された他側に向かって減少する。そのため、本実施形態におけるチューニング電極120Bのサイズは、図6の電磁波リフレクトアレイ10Aよりも明らかに、方向D1および方向D2に対して平行ではない方向において変化する(例えば、アンテナ電極110Bの幅W4は、方向D4において変化する)。
本実施形態におけるアンテナ電極110Aのサイズは、方向D1に沿って変化するため、異なるサイズのこれらのアンテナ電極110Aによって反射した電磁波リフレクトアレイの位相も変化する。つまり、サイズの設定によって、電磁波の主要出射方向が電磁波リフレクトアレイ10Bによって反射した後に変化することを意味する。一方、液晶層LCLの有効誘電定数を調変させることにより、各アンテナ構造によって反射した電磁波の位相を個別に管理することができるため、上述したプリセット出射方向付近の特定の角度範囲内で出射方向を調整することにより、電磁波信号カバレッジの調整を達成することができる。
図10は、本発明の第4実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図11Aおよび図11Bは、それぞれ断面線D1-D1’および断面線D2-D2’に沿った図10の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。簡潔にするため、図10において、図11Aの第1基板SUB1、液晶層LCL、スペーサSP、アライメント層AL1、およびアライメント層AL2を省略する。図10~図11Bを参照すると、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Cと図1の電磁波リフレクトアレイ10は、主に、チューニング電極の構成において異なる。
本実施形態において、アンテナ電極110Cおよび第1導線WR1-Aは、第1基板SUB1の第2基板SUB2に面する外側面に配置され、液晶層LCLは、互いに分離された複数の部分に分割することができる。チューニング電極120Cは、第2基板SUB2に対して平行な底部120bp、および底部120bpから湾曲可能に延伸する側壁部120spを有し、側壁部120spは、アンテナ電極110Cおよび液晶層LCLの一部を取り囲む。
各チューニング電極120Cの側壁部120spは、アンテナ電極110Cおよびチューニング電極120Cによって生成された外部電場から、取り囲んだ液晶層LCLの一部に対する影響を有効に減らすことができるため、電磁波における各チューニング電極120Cの等価電子サイズを所望の方法で制御することができる。そのため、これらのアンテナ構造をより緊密に配列することができ、任意の2つの隣接するアンテナ電極110C間の等価電子サイズにおける差を大きくすることによって、反射した電磁波のマルチリップル(multiple ripples)の効果を達成することができる。
説明すべきこととして、プロセス考慮および液晶層LCLの厚さ設計に基づき、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Cは、液晶層LCLに接触している第1基板SUB1の表面にのみアライメント層AL1を配置する。また、第1導線WR1-Aとチューニング電極120Cの間の電気的分離を確実にするため、チューニング電極120Cと第1基板SUB1の間に絶縁層INS1をさらに配置し、絶縁層INS1は、第1導線WR1-Aを覆う。任意の2つの隣接するチューニング電極120C間に絶縁層INS2を配置して、互いに電気的分離してもよい。
言及すべきこととして、本実施形態の別の変形態様において、図2Aのアンテナ電極110のように、第1基板SUB1の第2基板SUB2から離れた外側面にアンテナ電極110Cを配置してもよい。
図12は、本発明の第5実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図12を参照すると、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Dと図1の電磁波リフレクトアレイ10は、アンテナ電極とチューニング電極の駆動方法が異なるという点でのみ異なる。具体的に説明すると、リフレクトアレイ10Dにおいて、各第1導線WR1-Bは、複数の第1抵抗器R1を有し、各第2導線WR2-Bは、複数の第2抵抗器R2を有する。
説明すべきこととして、各第1抵抗器R1は、対応する電極列における任意の2つのアンテナ電極110に電気接続され、各第2抵抗器R2は、対応する電極列における任意の2つのチューニング電極120に電気接続される。また、図1の電磁波リフレクトアレイ10とは異なり、本実施形態の第1導線WR1-Bの対向する両端は、それぞれ第1電圧源210および第3電圧源230に電気接続され、第1電圧V1および第3電圧V3を有し、第2導線WR2-Bの対向する両端は、それぞれ第2電圧源220および第4電圧源240に電気接続され、第2電圧V2および第4電圧V4を有する。
同じ第1導線WR1-Bに電気接続されたアンテナ電極110は、第1抵抗器R1を配置することによって異なる電圧を有することができ、同じ第2導線WR2-Bに電気接続されたチューニング電極120は、第2抵抗器R2を配置することによって異なる電圧を有することができる。したがって、これらの電極の操作フレキシビリティを増やして、各アンテナ構造の電磁波の反射位相を個別に制御することができ、それにより、アンテナ構造によって反射した電磁波の出射方向を変更することができる。
例えば、第1電圧V1は、第3電圧V3より大きくてもよく、同じ第1導線WR1-Bに直列接続された第1抵抗器R1は、同じ抵抗値を有する。そのため、同じ電極列の各アンテナ電極110の電圧は、第1電圧源210の一側から第3電圧源230の一側に向かって減少し、任意の2つの隣接するアンテナ電極110間の電圧差は、(V3-V1)/Nであり、Nは、第1導線WR1-Bに直列接続された第1抵抗器R1の数(例えば、本実施形態では3つ)である。
同様に、第2電圧V2は、第4電圧V4より大きくてもよく、同じ第2導線WR2-Bに直列接続された第2抵抗器R2は、同じ抵抗値を有する。そのため、同じ電極列の各チューニング電極120の電圧は、第2電圧源220の一側から第4電圧源240の一側に向かって減少し、任意の2つの隣接するチューニング電極120間の電圧差は、(V4-V2)/Mであり、Mは、第2導線WR2-Bに直列接続された第2抵抗器R2の数(例えば、本実施形態では3つ)である。
本実施形態において、第1抵抗器R1および第2抵抗器R2は、固定された抵抗値を有する抵抗器であってもよいが、本発明はこれに限定されない。図示していない別の実施形態において、導線上の抵抗器は、調整可能な抵抗値を有する可変抵抗器であってもよく、複数の可変抵抗器を制御回路に電気的に結合してもよい。制御回路は、これらのアンテナ構造の必要な反射位相分布に基づいて、これらの可変抵抗器の抵抗値を決定することができる。
図13は、本発明の第6実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図13を参照すると、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Eと図1の電磁波リフレクトアレイ10は、アンテナ電極とチューニング電極の駆動方法が異なるという点で異なる。本実施形態において、電磁波リフレクトアレイ10Eは、第1導線WR1および第2導線WR2の電圧を個別に制御することができる。さらに具体的に説明すると、各導線の電圧は、1つの対応するD/A変換器によって制御することができる。そのため、これらの導線に電気接続されたアンテナ電極およびチューニング電極の操作フレキシビリティを増やして、各アンテナ構造の電磁波の反射位相を個別に制御することができ、それにより、アンテナ構造によって反射した電磁波の出射方向を変更することができる。
詳しく説明すると、第1導線WR1は、複数のD/A変換器310によって形成された第1DACアレイに電気接続することができ、各第1導線WR1の電圧は、第1導線WR1の配列方向(例えば、方向D1)における一側から他側に向かって増加または減少する。例えば、方向D1に沿って順番に配列された4つの第1導線WR1(または、4つの電極列110S1~110S4)は、複数のD/A変換器310に電気接続され、それぞれ第1電圧V1、第2電圧V2、第3電圧V3、および第4電圧V4を有し、これらの電圧は、等差または不等差によって、方向D1に沿って一方向に増加(または減少)することができる。
同様に、第2導線WR2は、複数のD/A変換器320によって形成された第2DACアレイに電気接続することができ、各第2導線WR2の電圧は、第2導線WR2の配列方向(例えば、方向D2)における一側から他側に向かって増加または減少する。例えば、方向D2に沿って順番に配列された4つの第2導線WR2(または、4つの電極列120S1~120S4)は、複数のD/A変換器320に電気接続され、それぞれ第5電圧V5、第6電圧V6、第7電圧V7、および第8電圧V8を有し、これらの電圧は、等差または不等差によって、方向D2に沿って一方向に増加(または減少)することができる。
説明すべきこととして、図1、図12、および図13において開示した電極の駆動方法は、いずれも別の態様における電磁波リフレクトアレイに応用することができる。そのため、本発明のいくつかの実施形態において、電圧源、抵抗器、またはD/A変換器を示していない。
図14は、本発明の第7実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図15Aおよび図15Bは、それぞれ断面線E1-E1’および断面線E2-E2’に沿った図14の電磁波リフレクトアレイの概略的断面図である。図14~図15Bを参照すると、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Fと図1の電磁波リフレクトアレイ10は、導線の構成が異なるという点でのみ異なる。本実施形態において、電磁波リフレクトアレイ10Fの導線は、これらの電極に重なり合わずに、方向D3に沿って複数の電極間に配置される。
例えば、電極列110Sに電気接続された第1導線WR1-Bは、それぞれ電極列110Sの配列方向における一側(例えば、図14の右側)に配置することができ、電極列120Sに電気接続された第2導線WR2-Bは、それぞれ電極列120Sの配列方向における一側(例えば、図14の下側)に配置することができる。さらに具体的に説明すると、第1導線WR1-Bおよび電極列110Sは、第1方向D1に沿って交互に配列することができ、第2導線WR2-Bおよび電極列120Sは、第2方向D2に沿って交互に配列することができる。
図16は、本発明の第8実施形態に係る電磁波リフレクトアレイの概略的平面図である。図16を参照すると、本実施形態の電磁波リフレクトアレイ10Gと図6の電磁波リフレクトアレイ10Aは、チューニング電極の構成が異なるという点で異なる。具体的に説明すると、アンテナ電極110Aは、図6と同様に、アンテナ電極110Aのサイズが漸変するように配列してもよいが、チューニング電極120のサイズは、異なるサイズのアンテナ電極110Aに対応して調整されない。例えば、本実施形態において、これらのチューニング電極120は、1つのサイズのみを有し、いずれも各アンテナ電極110Aのサイズよりも大きい。
以上のように、本発明の実施形態の電磁波リフレクトアレイにおいて、1つのアレイに配列された各アンテナ構造は、アンテナ電極、チューニング電極、および2つの電極間に設置された液晶層を有する。これらのアンテナ電極における液晶層の有効誘電定数の分布を調整することにより、これらのアンテナ構造によって反射した後の電磁波リフレクトアレイの放射パターンまたは反射効率を変えることができる。
電磁波送受信方向および共振周波数を調整することのできる電磁波リフレクトアレイは、電磁波リフレクトアレイに応用することができる。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G 電磁波リフレクトアレイ
110、110A、110B、110C アンテナ電極
111、112、111C、112C、111D、112D、111E、112E、111F、112F 導体パッチ
110S、120S、110S1~110S4、120S1~120S4 電極列
120、120A、120B、120C チューニング電極
120bp 底部
120sp 側壁部
210、220、230、240 電圧源
310、320 D/A変換器
AD1、AD2、AD1-A、AD2-A、AD1-B、AD2-B アライメント方向
AL、AL1、AL2、AL1-A、AL2-A、AL1-B、AL2-B アライメント層
D1、D2、D3、D4 方向
INS1、INS2 絶縁層
LCL 液晶層
R1、R2 抵抗器
SP スペーサ
SUB1 第1基板
SUB2 第2基板
V1~V8 第1電圧~第8電圧
W1、W2、W3、W4 幅
WR1、WR1-A、WR1-B、WR1-C 第1導線
WR2、WR2-B、WR2-C 第2導線
A1-A1’、A2-A2’、B1-B1’、B2-B2’、C1-C1’、C2-C2’、D1-D1’、D2-D2’、E1-E1’、E2-E2’ 断面線

Claims (18)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対向して配置された第2基板と、
    第1方向に沿って前記第1基板上に分離して配列され、前記第1方向と交差する第2方向に延伸する複数の第1導線と、
    前記第2方向に沿って前記第2基板上に分離して配列され、前記第1方向に延伸する複数の第2導線と、
    前記第1基板上に配置されるとともに、前記複数の第1導線にそれぞれ電気接続され、前記第2方向に沿って複数の第1電極列を形成する複数のアンテナ電極と、
    前記第2基板上に配置されるとともに、前記第2基板上の前記複数のアンテナ電極の正投影にそれぞれ重なり合って完全に覆い、且つ前記複数の第2導線にそれぞれ電気接続され、前記第1方向に沿って複数の第2電極列を形成する複数のチューニング電極と、
    前記第1基板と前記第2基板の間に配置された液晶層と、
    を含む電磁波リフレクトアレイ。
  2. 前記複数の第1導線が、第1電圧源に電気接続され、第1電圧を有し、前記複数の第2導線が、第2電圧源に電気接続され、第2電圧を有する請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  3. 前記複数の第1導線のそれぞれが、前記複数のアンテナ電極間に位置する複数の第1抵抗器を有し、前記複数の第1抵抗器が、前記複数の第1電極列の1つにおける前記複数のアンテナ電極のうちの任意の2つにそれぞれ電気接続された請求項2に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  4. 前記複数の第2導線のそれぞれが、前記複数のアンテナ電極間に位置する複数の第2抵抗器を有し、前記複数の第2抵抗器が、前記複数の第2電極列の1つにおける前記複数のチューニング電極のうちの任意の2つにそれぞれ電気接続された請求項3に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  5. 前記複数の第1導線または前記複数の第2導線が、それぞれ異なる電圧を有する請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  6. 第1DACアレイおよび第2DACアレイをさらに含み、前記複数の第1導線が、前記第1DACアレイに電気接続され、それぞれ異なる電圧を有し、前記複数の第2導線が、前記第2DACアレイに電気接続され、それぞれ異なる電圧を有する請求項5に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  7. 前記複数の第1導線のそれぞれの電圧が、前記複数の第1導線の前記第1方向における一側から他側に向かって増加または減少し、前記複数の第2導線のそれぞれの電圧が、前記複数の第2導線の前記第2方向における一側から他側に向かって増加または減少する請求項6に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  8. 前記複数のアンテナ電極のそれぞれが、前記第1方向および前記第2方向に沿って、それぞれ第1幅および第2幅を有し、前記複数のアンテナ電極のそれぞれの前記第1幅が、同じであり、前記複数のアンテナ電極のそれぞれの前記第2幅が、同じである請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  9. 第3方向に沿った前記複数のアンテナ電極のそれぞれの幅が、前記複数のアンテナ電極の前記第3方向における一側から他側に向かって増加または減少する請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  10. 前記第3方向が、前記第1方向および前記第2方向のうちの1つに対して平行である請求項9に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  11. 第4方向に沿った前記複数のアンテナ電極のそれぞれの幅が、前記複数のアンテナ電極の前記第4方向における一側から他側に向かって増加または減少し、前記第4方向が、前記第1方向および前記第2方向に対して平行ではない請求項9に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  12. 前記第3方向に沿った前記複数のチューニング電極のそれぞれの幅が、同じである請求項9に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  13. 前記複数のチューニング電極のそれぞれが、前記第2基板に対して平行な底部、および前記底部から湾曲可能に延伸する側壁部を有し、前記液晶層が、互いに分離された複数の部分に分割され、前記複数のチューニング電極のそれぞれの前記側壁部が、前記液晶層の前記複数の部分および前記複数のアンテナ電極のうちの1つを取り囲む請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  14. 前記複数のアンテナ電極のそれぞれが、少なくとも1つの導体パッチを含み、前記第1基板上の前記少なくとも1つの導体パッチの正投影の輪郭が、円形、矩形、環状、U字型、またはL字型である請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  15. 前記第2電極上の前記複数のアンテナ電極のそれぞれの正投影が、前記第2電極上の前記複数のチューニング電極のうちの1つの正投影によって完全に覆われる請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  16. 前記液晶層と前記第1電極および前記第2電極のうちの少なくとも1つの間に配置された少なくとも1つのアライメント層をさらに含む請求項1に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  17. 前記少なくとも1つのアライメント層が、前記複数のチューニング電極に対応して配置された複数のアライメントパターンであり、前記第1基板上の前記複数のアライメントパターンのそれぞれと前記複数のチューニング電極のそれぞれの正投影の輪郭が、同じである請求項16に記載の電磁波リフレクトアレイ。
  18. 前記複数のアライメントパターンのそれぞれのアライメント方向が、放射状または同心円状である請求項17に記載の電磁波リフレクトアレイ。
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