JP2023057277A - 流体循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを精度良く判定できる流体循環装置を提供する。【解決手段】流体循環装置1において、状態判定部C1Jは、流体循環装置1の設置作業完了時に設置後信号SG1を記憶部C1Mに記憶させる設置後チェック処理S101、S102と、設置後信号SG1に所定の許容誤差T1を加味して上限値G1H及び下限値G1Lを設定する基準範囲設定処理S111と、流量測定部10の交換作業完了時に交換後信号SG2を記憶部C1Mに記憶させる交換後チェック処理S121、S122と、交換後信号SG2が上限値G1Hよりも大きい場合、又は、交換後信号SG2が下限値G1Lよりも小さい場合、流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なる第1エラーが発生したと判定し、第1エラーに対応する第1報知を報知部C1Nに行わせる判定処理S131~S138と、を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は流体循環装置に関する。
特許文献1に従来の流体循環装置の一例である貯湯式給湯機が開示されている。この貯湯式給湯機は据え置き型であり、流路の一例である循環回路と、熱源ポンプと、流量測定部の一例であるフローセンサと、記憶部及び状態判定部の一例である制御部と、報知部とを備えている。
循環回路は、流体の一例である湯水を循環させる。熱源ポンプは、循環回路に設けられ、湯水を圧送する。フローセンサは、循環回路を流通する湯水の流量を測定する。
制御部は記憶回路を有し、記憶回路に予め記憶されたフローセンサの正常範囲等とフローセンサの測定結果とに基づいてフローセンサの故障等を判定し、その旨の報知を報知部に行わせる。
特開2016-217551号公報
ところで、上記の貯湯式給湯機のような従来の流体循環装置において、流量測定部は、流路内を流通する流体の流量に応じた信号を出力するものであって、流量と信号との相関関係である測定仕様がそれぞれ異なる複数の流量測定部から任意の一つが選択されて流路に取り付けられ得る。
測定仕様がそれぞれ異なる構成の具体例としては、羽根車式の流量測定部において、ハウジングの取り付け部の形状や内部流路の内径は同じであるが内部流路に配置された羽根車の羽根形状等の相違によって流量が同じときに羽根車の回転数が異なり、その結果、信号のパルス数が異なる構成が挙げられる。
また、別の具体例としては、羽根車式の流量測定部において、ハウジングの取り付け部の形状が同じであるが内部流路の内径及び羽根車の大きさの相違によって、流量が同じときに羽根車の回転数が異なり、その結果、信号のパルス数が異なる構成が挙げられる。
ここで、測定仕様がそれぞれ異なる複数の流量測定部から任意の一つが選択されて流路に取り付けられ得る構成であると、流量測定部の交換作業時に誤って、設置後の流量測定部とは測定仕様が異なる流量測定部を取り付けてしまう場合がある。
この場合において、上記の貯湯式給湯機におけるフローセンサの故障等の判定と同様の判定を状態判定部が実施しても、流量測定部が故障したと判定するだけで、流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを判定できない。
また、据え置き型の流体循環装置において、流路の長さは、様々な設置場所に応じて大きくばらつく。例えば、流体循環装置が給湯機であれば、住宅や施設において主に室外に設置される給湯機と、台所や浴室等に設置される水栓金具等とを接続する流路の長さが住宅等の大きさ等の相違によって大きくばらつく。
このため、各流量測定部のそれぞれについて、設計時における測定仕様に対して、設置後における測定仕様が大きくばらつき易い。その結果、この流体循環装置は、各流量測定部のそれぞれの設計時における測定仕様を記憶部に予め記憶させて流量測定部についての判定に利用しても、精度良く判定することが難しい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを精度良く判定できる流体循環装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の流体循環装置は、流体を循環させる流路と、
前記流路に設けられ、前記流体を圧送するポンプと、
前記流路内を流通する前記流体の流量に応じた信号を出力する流量測定部であって、前記流量と前記信号との相関関係である測定仕様がそれぞれ異なる複数の前記流量測定部から任意の一つが選択されて前記流路に取り付けられる前記流量測定部と、
前記信号を少なくとも記憶する記憶部と、
前記流量測定部の状態を判定する状態判定部と、
報知を行う報知部と、
を備える据え置き型の流体循環装置であって、
前記状態判定部は、
前記流体循環装置の設置作業が完了したときに前記ポンプを所定の試験運転条件で作動させ、前記流量測定部が出力する前記信号を設置後信号として前記記憶部に記憶させる設置後チェック処理と、
前記記憶部に記憶された前記設置後信号に所定の許容誤差を加味して上限値及び下限値を設定する基準範囲設定処理と、
前記流量測定部の交換作業が完了したときに前記ポンプを前記試験運転条件で作動させ、前記流量測定部が出力する前記信号を交換後信号として前記記憶部に記憶させる交換後チェック処理と、
前記交換後信号が前記上限値よりも大きい場合、又は、前記交換後信号が前記下限値よりも小さい場合、前記流量測定部の前記測定仕様が前記交換作業の前後で異なる第1エラーが発生したと判定し、前記第1エラーに対応する第1報知を前記報知部に行わせる判定処理と、
を実行するように構成されていることを特徴とする。
本発明の流体循環装置について、状態判定部は、設置後チェック処理において、設置作業が完了したときに設置後信号を記憶部に記憶させる。設置後信号は、流体循環装置の設置場所に応じた流路の長さに対応し、流量測定部の設置後、すなわち交換前における測定仕様を精度良く反映する。
次に、状態判定部は、基準範囲設定処理において、設置後信号に所定の許容誤差を加味して上限値及び下限値を設定する。
次に、状態判定部は、交換後チェック処理において、流量測定部の交換作業が完了したときに交換後信号を記憶部に記憶させる。
次に、状態判定部は、判定処理において、設置後信号に基づく上限値及び下限値を交換後信号との比較に利用して、流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを判定する。
つまり、状態判定部は、流体循環装置の設置場所に応じた流路の長さに対応し、流量測定部の設置後、すなわち交換前における測定仕様を精度良く反映する設置後信号を流量測定部についての判定に利用することにより、仮に各流量測定部のそれぞれの設計時における測定仕様を記憶部に予め記憶させて流量測定部についての判定に利用する場合と比較して、判定精度を向上させることができる。
したがって、本発明の流体循環装置は、流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを精度良く判定できる。その結果、この流体循環装置において流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なると判定された場合、交換作業者が誤った流量測定部から正しい流量測定部に取り替える作業を速やかに実施できる。
記憶部は、各流量測定部のそれぞれの下限値よりも低く、ゼロよりも大きい閾値を予め記憶していることが望ましい。そして、状態判定部は、判定処理において、交換後信号が閾値よりも小さい場合、交換後の流量測定部が故障した状態である第2エラーが発生したと判定し、第1報知ではなく、第2エラーに対応する第2報知を報知部に行わせることが望ましい。
この場合、状態判定部は、判定処理において、第1エラーの発生と第2エラーの発生とを区別して判定し、第1エラーが発生したと判定すれば第1報知を報知部に行わせ、第2エラーが発生したと判定すれば第2報知を報知部に行わせることができる。これにより、この流体循環装置は、流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを一層精度良く判定して交換作業者に報知できるとともに、交換後の流量測定部が故障した状態を区別して判定して交換作業者に報知できる。その結果、交換作業者の利便性の向上を実現できる。
本発明の流体循環装置によれば、流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを精度良く判定できる。
図1は、実施例の給湯機の模式図である。 図2は、測定仕様がそれぞれ異なる複数の流量測定部に係り、設置後信号、上限値、下限値及び閾値を説明するグラフである。 図3は、設置後チェック処理及び基準範囲設定処理に係る第1プログラムのフローチャートである。 図4は、交換後チェック処理及び判定処理に係る第2プログラムのフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1に示すように、実施例の給湯機1は、本発明の流体循環装置の具体的態様の一例である。給湯機1は、住宅等において主に室外に設置される据え置き型であり、台所や浴室等に設置された混合栓8に高温の湯水を供給する装置である。
給湯機1は、略箱状体である筐体1B内に、制御部C1、ガスバーナ7、燃料ガス管71、元弁72及び流量調整弁73を備えている。
制御部C1は、図示しないCPUと、ROM及びRAM等の記憶素子によって構成された記憶部C1Mと、制御対象との間で信号の送受信を行うインタフェース回路と、制御対象への給電を制御する給電回路と、を含んで構成された電子回路ユニットである。
記憶部C1Mは、給湯機1を動作させるための各種プログラム及び設定情報等を記憶している。また、記憶部C1Mは、給湯機1の動作中において制御部C1が取得する各種情報を適宜記憶する。
記憶部C1Mが規則するプログラムには、図3に示す「設置後チェック処理及び基準範囲設定処理に係る第1プログラム」と、図4に示す「交換後チェック処理及び判定処理に係る第2プログラム」とが含まれる。制御部C1が第1プログラム及び第2プログラムを実行するときに、制御部C1の一部は、後述する状態判定部C1J及び報知部C1Nとして機能する。
燃料ガス管71は、都市ガス供給管等の図示しない燃料ガス供給源に接続し、ガスバーナ7に燃料ガスを供給する。元弁72は、燃料ガス管71の開閉を切り替える電磁弁である。流量調整弁73は、燃料ガス管71を経由してガスバーナ7に供給される燃料ガスの流量を調整する電磁弁である。
ガスバーナ7は、制御部C1の制御によって元弁72が開弁され、図示しない点火装置によって点火されることにより燃焼を開始する。そして、ガスバーナ7は、制御部C1の制御によって流量調整弁73の開度が調整されるとともに図示しない送風ファンの回転数が調整されることにより、給湯負荷に応じた火力で燃焼し、燃焼排ガスを生成する。
また、給湯機1は、筐体1B内に、熱交換器3、第1内部配管31、第2内部配管32、第1温度センサ31T、流量測定部10、第2温度センサ32T及びポンプ5を備えている。
熱交換器3は、ガスバーナ7の上方に位置している。第1内部配管31の下端は、筐体1Bの底壁に配置された管接手91に接続している。第1内部配管31の上端は、熱交換器3の入水側に接続している。第2内部配管32の上端は、熱交換器3の出水側に接続している。第2内部配管32の下端は、筐体1Bの底壁に配置された管接手92に接続している。
第1温度センサ31Tは、第1内部配管31の途中であって、第1内部配管31の下端に近い位置に配置されている。第1温度センサ31Tは、第1内部配管31内を流通する湯水、すなわち熱交換器3によって加熱される前の湯水の温度を測定し、測定結果を制御部C1に伝達する。
流量測定部10は、第1内部配管31の途中に配置されている。流量測定部10は、第1内部配管31内を流通する湯水の流量を測定し、測定結果を制御部C1に伝達する。流量測定部10の詳細については、後で詳しく説明する。
第2温度センサ32Tは、第2内部配管32の途中に配置されている。第2温度センサ32Tは、第2内部配管32内を流通する湯水、すなわち熱交換器3によって加熱された後の湯水の温度を測定し、測定結果を制御部C1に伝達する。
ポンプ5は、第2内部配管32の途中であって、第2内部配管32の下端に近い位置に配置されている。ポンプ5は、制御部C1の制御によって作動し、湯水を第2内部配管32の下端に向けて圧送する。
さらに、給湯機1は、筐体1Bの外部において、第1外部配管41、第2外部配管42及び第3外部配管43を備えている。
第1外部配管41の一端は、管接手91を介して第1内部配管31の下端と接続している。第1外部配管41の他端は、T型管接手93と接続している。
第2外部配管42の一端は、管接手92を介して第2内部配管32の下端と接続している。第2外部配管42の他端は、T型管接手94を介して、第3外部配管43の一端と、混合栓8の高温水導入配管8Hとに接続している。
第3外部配管43の他端は、T型管接手93を介して第1外部配管41の他端と接続している。
第3外部配管43の途中であってT型管接手93に近い位置には、逆止弁43Vが配置されている。逆止弁43Vは、第3外部配管43内の湯水について、第1外部配管41に向かって流通することを許容する一方、その向きとは逆向きに流通することを規制する。
第1外部配管41の他端と、第3外部配管43の他端とは、T型管接手93を介して第1給水分岐配管51の一端と接続している。
第1給水分岐配管51の他端は、T型管接手95を介して給水主配管50の一端と、第2給水分岐配管52の一端とに接続している。
給水主配管50の他端は、上水道等である図示しない水供給源に接続している。第2給水分岐配管52の他端は、混合栓8の低温水導入配管8Lに接続している。
給水主配管50の途中には、逆止弁50Vが配置されている。逆止弁50Vは、給水主配管50内の湯水について、第1給水分岐配管51及び第2給水分岐配管52に向かって流通することを許容する一方、その向きとは逆向きに流通することを規制する。
給水主配管50の途中であってT型管接手95に近い位置には、膨張弁50Wが配置されている。膨張弁50Wは、給水主配管50、第1給水分岐配管51及び第2給水分岐配管52内の圧力増を吸収する。
給水主配管50及び第1給水分岐配管51は、第1外部配管41を経由して、給湯機1の第1内部配管31に加熱されていない水を供給する。
給湯機1は、第1給水分岐配管51の途中に配置された給水流量測定部15を備えている。給水流量測定部15は、第1給水分岐配管51内を流通する水の流量を測定し、測定結果を制御部C1に伝達する。
給水主配管50及び第2給水分岐配管52は、混合栓8の低温水吐出側が開けられたときに、混合栓8の低温水導入配管8Lに加熱されていない水を供給する。
給湯機1は、台所や浴室等において混合栓8の周辺に設置されたリモコン80を備えている。リモコン80は、操作部81及び表示部82を有している。
操作部81は複数のボタンを有し、給湯機1の起動、停止、即湯運転の実行、目標給湯温度等の各種設定情報の入力等の操作入力を受け付ける。操作部81が受けた操作入力は、制御部C1に伝達される。
表示部82は液晶ディスプレイ等である。表示部82は、制御部C1に制御されて、給湯機1の運転状態や各種設定情報、エラーメッセージ等を適宜表示する。
<給湯運転>
ユーザがリモコン80を操作して給湯機1を起動させると、制御部C1は給湯運転の待機状態となる。
給湯運転において、制御部C1は、ガスバーナ7を即座に点火可能な待機状態とする。なお、給湯運転において、ポンプ5は停止したままであり、第2内部配管32内の湯水の流通を妨げない。
混合栓8の高温水吐出側が開けられると、水供給源から供給される水が給水主配管50、第1給水分岐配管51、第1外部配管41、第1内部配管31、熱交換器3、第2内部配管32、第2外部配管42及び高温水導入配管8H内を流通し、混合栓8から吐出される。
この際、制御部C1は、給水流量測定部15及び流量測定部10のそれぞれの測定流量がゼロよりも大きいことに基づいて、混合栓8の高温水吐出側が開けられたと判断し、即座にガスバーナ7を点火させる。熱交換器3は、ガスバーナ7が生成する燃焼排ガスにより、内部を流通する水を加熱する。
そして、制御部C1は、第1温度センサ31T及び第2温度センサ32Tの測定結果に基づいて、給湯機1から出湯する湯水の温度が目標給湯温度になるように、ガスバーナ7の火力を調整する。その結果、混合栓8から高温水が吐出される。混合栓8の低温水吐出側も開けられている場合には、混合栓8は、その高温水に低温水を混合して吐出する。
混合栓8の高温水吐出側が閉じられたり、ユーザがリモコン80によって給湯機1の停止操作をしたりすると、制御部C1は、ガスバーナ7を消火させて給湯運転を終了する。
<即湯運転>
ユーザがリモコン80を操作して給湯機1を起動させ、即湯運転を選択すると、制御部C1は即湯運転を開始する。
即湯運転において、制御部C1は、ポンプ5を作動させるとともに、ガスバーナ7を点火させる。すると、第1外部配管41、第1内部配管31、熱交換器3、第2内部配管32、第2外部配管42及び第3外部配管43は、ポンプ5によって圧送される湯水を循環させる。熱交換器3は、ガスバーナ7が生成する燃焼排ガスにより、内部を流通する水を加熱する。
第1外部配管41、第1内部配管31、熱交換器3、第2内部配管32、第2外部配管42及び第3外部配管43によって、循環流路2が構成されている。循環流路2は、本発明の「流路」の一例である。湯水は、本発明の「流体」の一例である。
制御部C1は、給水流量測定部15の測定流量がゼロであることに基づいて、混合栓8の高温水吐出側が閉じていると判断するとともに、流量測定部10の測定流量が循環流路2を循環する湯水の流量であると判断する。
そして、制御部C1は、第1温度センサ31T及び第2温度センサ32Tの測定結果に基づいて、循環流路2を循環する湯水の温度が目標給湯温度になるように、ガスバーナ7の火力を調整したり、ガスバーナ7を間欠的に燃焼させたりする。
混合栓8の高温水吐出側が開けられると、循環流路2を循環する湯水の一部が第1外部配管41の他端から混合栓8の高温水導入配管8Hに流れ込む。その結果、混合栓8から高温水が即座に吐出される。混合栓8の低温水吐出側も開けられている場合には、混合栓8は、その高温水に低温水を混合して吐出する。
この際、給水主配管50及び第1給水分岐配管51は、循環流路2から高温水導入配管8Hに流出した水の量に応じて、循環流路2に水を補充する。制御部C1は、給水流量測定部15の測定流量がゼロよりも大きいことに基づいて、混合栓8の高温水吐出側が開けられたと判断するとともに、循環流路2に水が補充されて湯水の温度が低下したと判断する。
そして、制御部C1は、第1温度センサ31T及び第2温度センサ32Tの測定結果に基づいて、循環流路2を循環する湯水の温度が目標給湯温度になるように、ガスバーナ7の火力を調整する。
ユーザがリモコン80によって給湯機1の停止操作をすると、制御部C1は、ガスバーナ7を消火させるとともにポンプ5を停止させて即湯運転を終了する。
<流量測定部の詳細>
図示は簡略するが、流量測定部10は、第1内部配管31の途中に取り付けるための取り付け部を有するハウジングと、ハウジングに形成された内部流路と、内部流路に配置された羽根車とを有している。
羽根車は、内部流路が延びる方向と平行な回転軸心周りに回転可能であり、回転軸心を中心として螺旋状に延びる羽根を有している。羽根車の単位時間(秒)当たりの回転数は、第1内部配管31内を流通する湯水の流量に比例して増加する。
また、流量測定部10は、羽根車の外周縁に装着されたマグネットと、ハウジングにおける内部流路の内壁面に近い箇所に装着されたマグネットセンサとを有している。マグネットセンサの内部接点は、羽根車が1回転する間においてマグネットが離れている間は遮断されており、マグネットが最接近したときだけ接続状態に切り替わって1回パルス信号を発信する。
このため、流量測定部10が発信する信号(パルス数/秒)は、第1内部配管31内を流通する湯水の流量に比例して増加する。
第1内部配管31内を流通する湯水の流量は、ポンプ5の単位時間(秒)当たりの回転数に比例して増加する。このため、換言すると、流量測定部10が発信する信号(パルス数/秒)は、ポンプ5の単位時間(秒)当たりの回転数に比例して増加する。
第1内部配管31内を流通する湯水の流量(ポンプ5の単位時間(秒)当たりの回転数)と、流量測定部10の信号(パルス数/秒)との相関関係を流量測定部10の測定仕様とする。
流量測定部10は、測定仕様がそれぞれ異なる2つの流量測定部10、すなわち第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bから任意の一つが選択されて第1内部配管31に取り付けられる。
第1流量測定部10Aと第2流量測定部10Bとは、ハウジングの取り付け部の形状や内部流路の内径は同じであるが、内部流路に配置された羽根車の羽根形状等の相違によって流量が同じときに羽根車の回転数が異なり、その結果、信号のパルス数が異なっている。
より詳しくは、給湯機1の設置後における第1流量測定部10Aの測定仕様の一例を図2に実線L1で示す。また、給湯機1の設置後における第2流量測定部10Bの測定仕様の一例を図2に二点鎖線L2で示す。
第2流量測定部10Bは、第1流量測定部10Aと比較して、低流量で羽根車が回転し始める低流量作動型である。また、第2流量測定部10Bは、第1流量測定部10Aと比較して、同じ流量における羽根車の回転数が高く、信号におけるパルス数/秒が高い。
第2流量測定部10Bは、給湯機1について、混合栓8の細かい操作に精度良く反応して給湯可能な仕様とするために用いられる。
第1流量測定部10A又は第2流量測定部10Bの選択は、給湯機1の製造時に実施され、制御部C1もその選択された第1流量測定部10A又は第2流量測定部10Bの測定仕様に応じて、第1内部配管31内を流通する湯水の流量を判断するように設定される。
給湯機1が設置される住宅は、その大きさや複数の部屋の配置構成等が様々である。このため、給湯機1の循環経路2の長さは給湯機1が設置される住宅に応じて様々に変化するので、給湯機1の設置後における第1流量測定部10Aの測定仕様が実線L1に対してずれたり、給湯機1の設置後における第2流量測定部10Bの測定仕様が二点鎖線L2に対してずれたりし得る。
<流量測定部の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを判定するための第1、2プログラム>
給湯機1が住宅に設置されて長期間使用されると、保守や修理のため、流量測定部10を新しいものに交換する作業が行われる場合がある。この場合において、流量測定部10の交換作業時に誤って、設置後の第1流量測定部10Aとは測定仕様が異なる第2流量測定部10Bを第1内部配管31に取り付けてしまったり、設置後の第2流量測定部10Bとは測定仕様が異なる第1流量測定部10Aを第1内部配管31に取り付けてしまったりする不具合が発生するおそれがある。
制御部C1は、そのような不具合が発生した場合にその旨を交換作業者に報知するため、図3に示す「設置後チェック処理及び基準範囲設定処理に係る第1プログラム」と、図4に示す「交換後チェック処理及び判定処理に係る第2プログラム」とを実行する。
給湯機1の設置作業が完了した後、設置作業者がリモコン80を操作し、給湯機1の電源を投入して試運転を実施するときに、制御部C1は、複数の機能確認試験の1つとして、図3に示す第1プログラムを実行する。
図3に示すステップS101、S102は、本発明の「設置後チェック処理」の一例である。図3に示すステップS111は、本発明の「基準範囲設定処理」の一例である。
初めに、制御部C1の一部である状態判定部C1Jは、ステップS101において、ポンプ5を所定の試験運転条件で作動させる。循環流路2内の湯水は、ポンプ5に圧送されて循環する。
所定の試験運転条件は、循環流路2、給水主配管50、第1給水分岐配管51、第2給水分岐配管52、高温水導入配管8H及び低温水導入配管8Lに水が満たされ、混合栓8が閉じられた状態で、ポンプ5を図2に示す回転数R1で回転させるという条件である。
回転数R1は、第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bの羽根車が安定的に高速回転する程度の回転数に設定されている。
なお、ポンプ5が回転数R1で作動するときに、第1流量測定部10A又は第2流量測定部10Bについて、初期不良、異物の侵入、取り付け不良等があれば、羽根車の回転数が正常な状態と比較して大幅に低くなり、信号におけるパルス数/秒が大幅に低くなる。このため、記憶部C1Mは、図2に示す閾値G2を予め記憶している。
閾値G2は、給湯機1の開発時において、第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bについて、試験的に初期不良、異物の侵入、取り付け不良等を発生させ、ポンプ5が回転数R1で作動するときの信号におけるパルス数/秒を計測した結果よりも大きい値に設定されている。また、閾値G2は、第1流量測定部10Aの設計時における測定仕様、及び第2流量測定部10Bの設計時の測定仕様に対して、設置場所のばらつきを考慮して充分に低く設定されている。
このように設定される閾値G2は、第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bのそれぞれの後述する下限値G1L(G1LA、G1LB)よりも低く、ゼロよりも大きい。
次に、状態判定部C1Jは図3に示すステップS102に移行し、流量測定部10が出力する信号を設置後信号SG1として記憶部C1Mに記憶させる。
図2に示すように、設置後の流量測定部10が第1流量測定部10Aであれば、状態判定部C1Jは、第1流量測定部10Aが出力する信号SG1Aを設置後信号SG1として記憶部C1Mに記憶させる。
その一方、設置後の流量測定部10が第2流量測定部10Bであれば、状態判定部C1Jは、第2流量測定部10Bが出力する信号SG1Bを設置後信号SG1として記憶部C1Mに記憶させる。
次に、状態判定部C1Jは図3に示すステップS105に移行し、設置後信号SG1(SG1A又はSG1B)が閾値G2よりも小さいか否かを判断する。ステップS105において「Yes」の場合、ステップS106に移行する。その一方、ステップS105において「No」の場合、ステップS111に移行する。
ステップS105からステップS106に移行すると、状態判定部C1Jは、設置後の流量測定部10が故障した状態であると判定する。
そして、状態判定部C1JはステップS107に移行し、設置後の流量測定部10の故障を知らせる報知を制御部C1の一部である報知部C1Nに行わせる。報知部C1Nは、リモコン80の表示部82を制御して、流量測定部10の故障を知らせるエラーメッセージを表示する。
その後、状態判定部C1Jは第1プログラムを終了する。そのエラーメッセージを確認した設置作業者は、故障した流量測定部10から正常な流量測定部10に取り替える作業を速やかに実施できる。
ステップS105からステップS111に移行すると、状態判定部C1Jは、図2に示すように、記憶部C1Mに記憶された設置後信号SG1(SG1A又はSG1B)に所定の許容誤差T1を加味して上限値G1H(G1HA又はG1HB)及び下限値G1L(G1LA又はG1LB)を設定する。その後、状態判定部C1Jは第1プログラムを終了する。
ここで、設置後信号SG1に所定の許容誤差T1を加味するときに、加算、減算、乗算、除算等を用いることができる。以下に一例として、許容誤差T1がパーセントである場合を示す。
上限値G1H=設置後信号SG1×(1+所定の許容誤差T1(%)/100)
下限値G1L=設置後信号SG1×(1-所定の許容誤差T1(%)/100)
給湯機1が住宅に設置されて長期間使用され、流量測定部10の交換作業が実施され、交換作業が完了した後、交換作業者がリモコン80を操作し、給湯機1の電源を投入して試運転を実施するときに、制御部C1は、複数の機能確認試験の1つとして、図4に示す第2プログラムを実行する。
図4に示すテップS121、S122は、本発明の「交換後チェック処理」の一例である。図4に示すステップS131~S138は、本発明の「判定処理」の一例である。
初めに、状態判定部C1Jは、ステップS121において、ポンプ5を所定の試験運転条件で作動させる。循環流路2内の湯水は、ポンプ5に圧送されて循環する。所定の試験運転条件は、図3に示すステップ101における所定の試験運転条件と同じである。
次に、状態判定部C1Jは図4に示すステップS122に移行し、流量測定部10が出力する信号を交換後信号SG2として記憶部C1Mに記憶させる。
次に、状態判定部C1JはステップS131に移行し、交換後信号SG2が上限値G1H(G1HA又はG1HB)よりも大きいか否かを判断する。ステップS131において「Yes」の場合、ステップS137に移行する。その一方、ステップS131において「No」の場合、ステップS132に移行する。
ステップS131からステップS132に移行すると、状態判定部C1Jは、交換後信号SG2が下限値G1L(G1LA又はG1LB)よりも小さいか否かを判断する。ステップS132において「Yes」の場合、ステップS134に移行する。その一方、ステップS132において「No」の場合、ステップS133に移行する。
ステップS132からステップS133に移行すると、状態判定部C1Jは、交換後の流量測定部10が正常な状態、すわわち、交換後の流量測定部10が故障しておらず、流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で同じであると判定する。その後、状態判定部C1Jは第2プログラムを終了する。
ステップS132からステップS134に移行すると、状態判定部C1Jは、交換後信号SG2が閾値G2よりも小さいか否かを判断する。ステップS134において「Yes」の場合、ステップS135に移行する。その一方、ステップS134において「No」の場合、ステップS137に移行する。
ステップS131又はステップS134からステップS137に移行すると、状態判定部C1Jは、流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なる第1エラーが発生したと判定する。
次に、状態判定部C1JはステップS138に移行し、第1エラーに対応する第1報知を報知部C1Nに行わせる。報知部C1Nは、リモコン80の表示部82を制御し、第1報知として例えば「流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なります。」というエラーメッセージを表示する。
その後、状態判定部C1Jは第2プログラムを終了する。第1報知を確認した交換作業者は、誤った流量測定部10(第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bの一方)から正しい流量測定部10(第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bの他方)に取り替える作業を速やかに実施できる。
ステップS134からステップS135に移行すると、状態判定部C1Jは、交換後の流量測定部10が故障した状態である第2エラーが発生したと判定する。
そして、状態判定部C1JはステップS136に移行し、第1報知ではなく、第2エラーに対応する第2報知を報知部C1Nに行わせる。報知部C1Nは、リモコン80の表示部82を制御して、第2報知として流量測定部10の故障を知らせるエラーメッセージを表示する。
その後、状態判定部C1Jは第2プログラムを終了する。そのエラーメッセージを確認した交換作業者は、故障した流量測定部10から正常な流量測定部10に取り替える作業を速やかに実施できる。
<作用効果>
実施例の給湯機1について、状態判定部C1Jは、設置後チェック処理(図3に示すステップS101、S102)において、設置作業が完了したときに設置後信号SG1(SG1A又はSG1B)を記憶部C1Mに記憶させる。設置後信号SG1は、給湯機1の設置場所に応じた循環流路2の長さに対応し、流量測定部10の設置後、すなわち交換前における測定仕様を精度良く反映する。
次に、状態判定部C1Jは、基準範囲設定処理(図3に示すステップS111)において、設置後信号SG1(SG1A又はSG1B)に所定の許容誤差T1を加味して上限値G1H(G1HA又はG1HB)及び下限値G1L(G1LA又はG1LB)を設定する。
次に、状態判定部C1Jは、交換後チェック処理(図4に示すステップS121、S122)において、流量測定部10の交換作業が完了したときに交換後信号SG2を記憶部C1Mに記憶させる。
次に、状態判定部C1Jは、判定処理(図4に示すステップS131~S138)において、設置後信号SG1に基づく上限値G1H(G1HA又はG1HB)及び下限値G1LG1L(G1LA又はG1LB)を交換後信号SG2との比較に利用して、流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを判定する。
つまり、状態判定部C1Jは、給湯機1の設置場所に応じた循環流路2の長さに対応し、流量測定部10の設置後、すなわち交換前における測定仕様を精度良く反映する設置後信号SG1を流量測定部10についての判定に利用することにより、仮に各流量測定部10、すなわち第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bのそれぞれの設計時における測定仕様を記憶部C1Mに予め記憶させて流量測定部10についての判定に利用する場合と比較して、判定精度を向上させることができる。
したがって、実施例の給湯機1は、流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを精度良く判定できる。その結果、この給湯機1において流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なると判定された場合、交換作業者が誤った流量測定部10(第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bの一方)から正しい流量測定部10(第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bの他方)に取り替える作業を速やかに実施できる。
また、この給湯機1において、記憶部C1Mは、第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bのそれぞれの下限値G1L(G1LA、G1LB)よりも低く、ゼロよりも大きい閾値G2を予め記憶している。そして、状態判定部C1Jは、判定処理(図4に示すステップS131~S138)において、交換後信号SG2が閾値G2よりも小さい場合、交換後の流量測定部10が故障した状態である第2エラーが発生したと判定し、第1報知ではなく、第2エラーに対応する第2報知を報知部C1Nに行わせる。
この構成により、状態判定部C1Jは、判定処理(図4に示すステップS131~S138)において、第1エラーの発生と第2エラーの発生とを区別して判定し、第1エラーが発生したと判定すれば第1報知を報知部C1Nに行わせ、第2エラーが発生したと判定すれば第2報知を報知部C1Nに行わせることができる。これにより、この給湯機1は、流量測定部10の測定仕様が交換作業の前後で異なるか否かを一層精度良く判定して交換作業者に報知できるとともに、交換後の流量測定部10が故障した状態を区別して判定して交換作業者に報知できる。その結果、交換作業者の利便性の向上を実現できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例では、流量測定部10は、測定仕様がそれぞれ異なる2つの流量測定部10、すなわち第1流量測定部10A及び第2流量測定部10Bから任意の一つが選択されて第1内部配管31に取り付けられるが、本発明はこの構成には限定されない。流量測定部は、測定仕様がそれぞれ異なる3つ以上の流量測定部から任意の一つが選択されて流路に取り付けられてもよい。
実施例では、流量測定部10の羽根車は、内部流路が延びる方向と平行な回転軸心周りに回転可能であるが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、流量測定部は、内部流路が延びる方向に直交する回転軸心周りに回転可能な羽根車を有していてもよい。また、流量測定部は、羽根車式に限定されず、浮き子式、超音波式、電磁式等の各種の流量計であってもよい。流量測定部の信号もパルス信号に限定されず、増減する電圧値や電流値等のアナログ信号や、数値を示すデジタル信号等であってもよい。
実施例では、流体循環装置が給湯機1であるが、本発明はこの構成には限定されない。流体循環装置は据え置き型であればどのような流体循環装置でもよく、例えば、温水を循環させる暖房装置であってもよいし、熱媒又は冷媒を循環させる温度調整装置であってもよい。
本発明は例えば、給湯機、温水を循環させる暖房装置等の住宅設備や、熱媒又は冷媒を循環させる温度調整装置等の工場設備に利用可能である。
1…流体循環装置(給湯機)
2…流路(循環流路)
5…ポンプ
10(10A、10B)…流量測定部(10A…第1流量測定部、10B…第2流量測定部)
C1M…記憶部
C1J…状態判定部
C1N…報知部
SG1…設置後信号
S101、S102…設置後チェック処理
T1…所定の許容誤差
G1H…上限値
G1L…下限値
S111…基準範囲設定処理
SG2…交換後信号
S121、S122…交換後チェック処理
S131~S138…判定処理
G2…閾値

Claims (2)

  1. 流体を循環させる流路と、
    前記流路に設けられ、前記流体を圧送するポンプと、
    前記流路内を流通する前記流体の流量に応じた信号を出力する流量測定部であって、前記流量と前記信号との相関関係である測定仕様がそれぞれ異なる複数の前記流量測定部から任意の一つが選択されて前記流路に取り付けられる前記流量測定部と、
    前記信号を少なくとも記憶する記憶部と、
    前記流量測定部の状態を判定する状態判定部と、
    報知を行う報知部と、
    を備える据え置き型の流体循環装置であって、
    前記状態判定部は、
    前記流体循環装置の設置作業が完了したときに前記ポンプを所定の試験運転条件で作動させ、前記流量測定部が出力する前記信号を設置後信号として前記記憶部に記憶させる設置後チェック処理と、
    前記記憶部に記憶された前記設置後信号に所定の許容誤差を加味して上限値及び下限値を設定する基準範囲設定処理と、
    前記流量測定部の交換作業が完了したときに前記ポンプを前記試験運転条件で作動させ、前記流量測定部が出力する前記信号を交換後信号として前記記憶部に記憶させる交換後チェック処理と、
    前記交換後信号が前記上限値よりも大きい場合、又は、前記交換後信号が前記下限値よりも小さい場合、前記流量測定部の前記測定仕様が前記交換作業の前後で異なる第1エラーが発生したと判定し、前記第1エラーに対応する第1報知を前記報知部に行わせる判定処理と、
    を実行するように構成されていることを特徴とする流体循環装置。
  2. 前記記憶部は、各前記流量測定部のそれぞれの前記下限値よりも低く、ゼロよりも大きい閾値を予め記憶しており、
    前記状態判定部は、前記判定処理において、前記交換後信号が前記閾値よりも小さい場合、交換後の前記流量測定部が故障した状態である第2エラーが発生したと判定し、前記第1報知ではなく、前記第2エラーに対応する第2報知を前記報知部に行わせる請求項1記載の流体循環装置。
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