JP2017227385A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 燃焼装置の構成機器自体や機能について、個々の燃焼装置の劣化状況に応じて適切なタイミングで点検を促す報知を行い得るようにした燃焼装置を提供する。
【解決手段】 使用開始から所定の点検報知時期までの設定期間が経過すると点検報知処理部26により点検を促すための報知を行う。構成機器又は機能の劣化状況として、劣化状況検知部22によりファンの目標回転数の増加補正に係る初期補正率が上限値よりも低い段階まで進行すれば、変更設定部24により、それに応じて点検報知に係る設定期間をより短く変更する。変更後の期間経過により報知部25から点検を促すための報知を行う。初期補正率が上限値まで到達すれば、異常報知処理部23により異常報知する。
【選択図】 図1
【解決手段】 使用開始から所定の点検報知時期までの設定期間が経過すると点検報知処理部26により点検を促すための報知を行う。構成機器又は機能の劣化状況として、劣化状況検知部22によりファンの目標回転数の増加補正に係る初期補正率が上限値よりも低い段階まで進行すれば、変更設定部24により、それに応じて点検報知に係る設定期間をより短く変更する。変更後の期間経過により報知部25から点検を促すための報知を行う。初期補正率が上限値まで到達すれば、異常報知処理部23により異常報知する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、給湯器やふろ釜等に用いられる燃焼装置に関し、特に、出荷時点等から所定期間が経過すると定期点検を促すための報知処理を行う機能を備えたものに係る。
下記の特許文献1では、潜熱回収用の熱交換器で発生するドレンを中和処理する中和器についてのメンテナンス時期を報知する燃焼装置において、バーナの燃焼熱量の積算値が所定の基準値に到達すれば、メンテナンス時期であると報知する一方、熱交換器への入水温度が低くなるに従い前記積算値が大きくなるように補正することで前記報知時期を早めるようにする、ことが提案されている(例えば、同文献1の段落0012,0013参照)。
又、下記の特許文献2では、燃焼機器において、メンテナンスを要する旨の報知を行うための報知期間を複数記憶し、この報知期間よりも短い所定期間内の燃焼時間及び燃焼回数に基づいて前記複数の報知期間から一つの報知期間を選択し、電力供給が開始されてからの運転時間がこの報知期間に到達すれば報知する、ことが提案されている。
さらに、特許文献3では、電力供給が開始されてからの運転時間が所定の報知期間に到達すれば、メンテナンスを要する旨の報知を行う燃焼機器において、計測した燃焼時間及び燃焼回数に基づいて家庭用か業務用かの使用形態を判別し、判別した使用形態に応じて前記の報知期間を補正する、ことが提案されている。
ところで、燃焼装置等においては、多くの電子部品や機械部品などの機器が用いられており、その使用期間の経過に伴い機器自体や機能等に劣化が生じるおそれがある。しかるに、ユーザーによっては、サービスマンの点検を一度も受けることなく長年に亘り継続使用する場合も考えられる。このため、燃焼装置の使用期間を計測し、所定の使用期間(例えば10年)が経過すれば、ユーザーに定期点検を促すために、その旨、報知する機能(例えばタイムスタンプ機能)を備えるように構成されている。
その一方、使用態様によっては、前記の報知よりも前に劣化が進行してしまうケースが想定される。これに対し、種々の提案がなされているものの、対策が十分とは言えない状況にあると考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、燃焼装置の構成機器自体や燃焼装置の機能について、個々の燃焼装置の劣化状況に応じて適切なタイミングで点検を促す報知を行い得るようにした燃焼装置を提供することにある。
本発明では、使用開始から所定の点検報知時期までの設定期間が経過すると点検を促すための報知を行う点検報知処理部と、構成機器又は機能の劣化状況を検知するための劣化状況検知部と、前記劣化状況検知部により前記劣化状況が上限の劣化状況として設定された第1劣化状況に達したことが検知されたときに異常報知を行うための異常報知処理部と、を備えた燃焼装置を対象にして、次の技術的手段を講じることとした。すなわち、前記劣化状況検知部によって前記劣化状況が前記第1劣化状況よりも軽度な劣化状況として設定された第2劣化状況に達したことが検知されたとき、前記設定期間をより短い期間に変更設定するための変更設定部を備えることとした(請求項1)。
本発明の場合、劣化状況が第1劣化状況よりも軽度な第2劣化状況に達したことが検知されると、点検報知処理部の設定期間がより短い期間に変更され、変更後の短い期間が経過すれば、ユーザーに対し点検が必要である旨の報知が行われる。このため、異常発生と判定されるような第1劣化状況に至る前の早い段階で、ユーザーに対し適切なタイミングで点検報知を与えることが可能となる。これにより、燃焼装置において、設置後の使用状況や使用環境等の違いに基づいて変化する個々の劣化状況に応じて、適切なタイミングで点検を促す報知を行うことが可能となる。
又、本発明の燃焼装置において、劣化状況検知部として、燃焼のための給排気通路の閉塞状況を劣化状況として検知するものとすることができる(請求項2)。給排気通路の閉塞が進行すると燃焼機能が低下していき、ついには、燃焼装置としての機能を果たし得なくなる。かかる給排気通路の閉塞状況を劣化状況として検知することにより、燃焼装置の機能劣化状況を的確に把握し、把握された機能劣化状況に基づきユーザーに対する点検報知時期を早めることが可能となる。
加えて、本発明の燃焼装置において、燃焼用空気を供給するためのファンと、このファンを駆動制御するためのファン駆動制御部とを備えることとし、ファン駆動制御部として、劣化状況検知部によって第2劣化状況に達したことが検知されたとき、ファンの回転数を増加補正する構成とすることができる(請求項3)。このようにすることにより、給排気通路の閉塞状況が機能劣化状況として検知される一方、これを是正すべくファンの回転数が増加補正されて燃焼用空気が適切に供給され得るようになる。これにより、機能劣化状況が第2劣化状況まで進行したとしても、燃焼装置の機能は維持されることになる。
以上、説明したように、本発明の燃焼装置によれば、劣化状況が第1劣化状況よりも軽度な第2劣化状況に達したことが検知されると、点検報知処理部の設定期間をより短い期間に変更して、変更後の短い期間が経過すれば、ユーザーに対し点検が必要である旨の報知を行うことができるようになる。このため、異常発生と判定されるような第1劣化状況に至る前の早い段階で、ユーザーに対し適切なタイミングで点検報知を与えることができるようになる。以上より、燃焼装置において、設置後の使用状況や使用環境等の違いに基づいて変化する個々の劣化状況に応じて、適切なタイミングで点検を促す報知を行うことができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る燃焼装置1の例を示したものである。なお、図1では、給湯機能のみの単機能タイプの給湯器で用いられる燃焼装置を示すが、これに限らず、給湯機能に加えて、温水循環式暖房機能、風呂追い焚き機能、風呂湯張り機能のいずれか1以上の機能を併有する複合熱源機で用いられる燃焼装置にも本発明を適用することができる。
この燃焼装置1は、使用開始から予め設定した点検期間(例えば10年間)が経過すると、ユーザーに対し定期点検の必要がある旨を報知するための点検報知機能を備えている。この点検報知機能は、燃焼装置1の構成要素の劣化が時間経過に伴い進行するとの想定の下、使用期間が所定の点検期間に到達すれば一律に点検報知するものとして備えられている。一方、燃焼装置1の構成要素の劣化は使用状況や使用環境等により進行速度が異なることから、時間経過に伴う一律の点検報知とは別に、劣化状況を監視し、上限値として予め設定した劣化状況(第1劣化状況)まで進行したことを検知すれば、異常発生との警告を報知するための異常報知機能を別に備えている。これらに加え、本実施形態では、劣化状況の進行に応じて定期点検が必要である旨の報知を早めに行うことにより、異常発生(つまり故障発生)との警告報知に至る前段階において、適切なタイミングでユーザーに対し点検報知を行い得るようにしている。ここで、燃焼装置1の構成要素の劣化とは、熱交換器のフィン詰まり等に起因する給排気通路の閉塞や、バーナ等の機器の劣化等が該当する。
まず、図1の燃焼装置1の具体的な構成及び作動制御の例について簡単に説明する。すなわち、燃焼装置1は、缶体2、缶体2内の燃焼室内に設置されたバーナ3、及び、同様に缶体2内に収容配置された熱交換器4を備えたものである。缶体2の下部には給気部2aが開口し、この給気部2aに連設されたファンケース5の内部には、直流モータであるファンモータ6により回転駆動されるファン(例えばシロッコファン)7が配設されている。缶体2の上部には排気部2bが外部に向けて開口されている。ここで、前記ファン7は、缶体2を内蔵する給湯器ケースの内部空間から空気を取り込み給気部2aを通して燃焼室に対し燃焼用空気として送風するように構成されている。又、排気部2bは、缶体2を内蔵する給湯器ケースから外部に露出する場合の他に、延長排気用の接続管を通して外部空間に露出する場合を含む。
そして、「給排気通路」とは給気部2aから排気部2bまでの通路のことであり、この通路の開口面積が例えば熱交換器4のフィン詰まり等により減少したり、排気部2bから逆風が吹き込んだりして通路抵抗が増大することを「閉塞」と言い、給湯器が適切に設置された段階(閉塞がないと見なし得る段階)の閉塞率が0%であり、完全閉塞した状態の閉塞率が100%となる。
バーナ3にはガスなどの燃料を供給するための燃料供給管8が接続され、燃料供給管8には開閉弁9等が介装され、この開閉弁9等は給湯制御部10によって作動制御されるように構成されている。熱交換器4には、水道水等の水を供給するための給水管11が入口側に接続され、加熱された湯を出湯するための出湯管12が出口側に接続されている。給水管11には給水流量を検出して給湯制御部10に出力するための流量センサ13が介装される一方、出湯管12の下流端には給湯栓14等が接続されている。バーナ3の上部炎孔の近傍にはイグナイタ15により作動される点火プラグ16が配設されており、これらイグナイタ15や点火プラグ16も給湯制御部10によって作動制御される。
そして、給湯栓14の開栓などにより給水管11に通水されて流量センサ13により通水(例えば最低作動流量以上の通水)が検知されると、給湯制御部10は、ファン駆動制御部17に燃焼要求信号を供給して、ファン駆動制御部17から着火許可信号もしくは着火禁止信号が返信されるまで待機する。給湯制御部10は、ファン駆動制御部17から着火許可信号が供給されると、開閉弁9を開いてイグナイタ15及び点火プラグ16を作動させることによってバーナ3を着火制御する。逆に、ファン駆動制御部17から着火中止制御信号を受け取ると、以後の着火制御を中断するように構成されている。かかる給湯制御部10の一部はマイコンにより構成されている。
ファンモータ6を制御するために次の構成を備えている。すなわち、マイコンにより構成されるファン駆動制御部17と、このファン駆動制御部17からの制御信号に基づいてファンモータ6に駆動電力を供給して回転駆動させるファン駆動電力制御部18と、このファン駆動電力制御部18からの駆動電力の供給に基づいてファンモータ6に実際に流れる電流値を検出する電流値検出部19と、ファンモータ6の回転数を検出するファン回転数センサ20と、を備えている。かかるファン駆動制御部17としては、前記給湯制御部10と共に共通のマイコンにより構成することもできる。
ファン駆動制御部17は、初期目標回転数に基づいて例えばプリパージ運転制御やポストパージ運転制御を行い、着火制御後の燃焼中の目標回転数を、給湯制御部10から出力される要求熱量に対応する燃焼量との関係で、所定の空燃比(例えば最適空燃比)での燃焼を実現させるのに必要な空気量に基づいて定めることになる。プリパージ運転制御とは、着火前にファンモータ6を作動させて燃焼室内を事前掃気するものであり、ポストパージ運転制御とは、燃焼停止後にファンモータ6を作動させて燃焼室内を事後掃気するものである。いずれも、ファン回転数センサ20により検出されるファン回転数に基づいてファンモータ6の駆動電力をフィードバック制御するように構成されている。
ここで、通常は、ファン7から缶体2の燃焼室に供給(送風)される空気量(風量)はファンモータ6の回転数に対応するものの、給排気通路の閉塞が生じると、同じ回転数を維持しても、風量は低下するとともに駆動電流値も低下することになる。そこで、ファン補正処理部21において、初期目標回転数に基づいてファンモータ6を駆動させたときに検出される駆動電流値を監視し、一定の風量を確保し得るように初期目標回転数を増加補正するようにしている。
補正処理の基本は次の通りである。例えば図2に示すように、一定燃焼性を確保するために必要な風量を示すラインLに基づいて、まず、初期目標回転数で回転させることによって駆動電流値aを供給してファンモータ6を駆動させる。なお、ラインLは、風量に対応する仕事率(電流値に電圧値を乗じたもの)が一定となるように、ファン回転数と駆動電流値との関係を定めたものである。そして、閉塞が生じて送風抵抗が標準状態S1から閉塞状態S2に変化すると、検出される駆動電流値がbまで低下してラインLよりも下回ることになる。これを是正するために、閉塞状態S2とラインLとの交点の駆動電流値cを指標として定めたファン回転数を、補正後の初期目標回転数とする。
具体的には、補正処理部21による補正処理は、図3に示すように、初期目標回転数に基づいて駆動させたときの駆動電流値が所定以上低下すれば(ステップS1でYES)、初期目標回転数を駆動電流値に基づいて増加補正する(ステップS2)。このような駆動電流値の低下及びそれに伴う増加補正の発生回数が所定回数以上になれば、閉塞状況が一時的なものではないものと判定し(ステップS3でYES)、以後は初期目標回転数として、現時点の初期目標回転数を例えば1%増加した値に補正する(ステップS4)。そして、初期補正率Pに1%の増分を加えて更新し(ステップS5)、更新後の初期補正率Pの値を劣化状況検知部22(図1参照)に出力する(ステップS6)。
劣化状況検知部22は、前記の初期補正率Pにより表される閉塞度合に基づいて劣化状況を検知するように構成され、検知された劣化状況に基づいて異常報知処理部23での異常報知や、変更設定部24での点検期間の変更設定などが行われるように構成されている。すなわち、図3の補正処理が繰り返されて初期補正率Pが1%ずつ累積し、ついに上限値(例えば8%)に到達すると、その情報が異常報知処理部23に出力されて、所定の異常報知がなされることになる。つまり、初期補正率Pの上限値(8%)が第1劣化状況を構成する。異常報知は、第1劣化状況に陥った状態をエラー状態発生と判定し、報知部(例えばリモコン)25によりテキスト表示や音声案内等によりユーザーに対し要修理のエラー報知(警告)を発するようにする。
又、初期補正率Pが前記の劣化状況に係る上限値(8%)を超えて補正限度(10%)に到達すると、ファン補正処理部21は給湯制御部10に対し着火中止制御信号を出力し、これにより、以後の着火制御が停止されるとともに、報知部25に対し故障発生との報知指令を出力することになる。一方、初期補正率Pが上限値(8%)に到達するまでは、初期補正率Pの累積値が1%増加する毎にその初期補正率Pの値が劣化状況検知部22から変更設定部24に出力される。そして、変更設定部24では、初期補正率Pの値(劣化状況)に応じて、後述の如く、点検報知処理部26に設定されている点検報知時期までの設定期間を変更設定することになる。
一方、使用期間の経過に基づく点検報知機能は点検報知処理部26及び時間計測部27により行われる。点検報知処理部26に対する点検報知時期までの設定期間(点検期間:使用開始から例えば10年経過後)の設定は、工場出荷時に予め、又は、設置時対応作業により、行われる。時間計測部27は、燃焼装置1の使用時間(使用期間)を計測し、図示省略の記憶部(例えばEEPROM)の使用時間に係る記憶領域に記録されている使用時間に対し積算して更新するようになっている。かかる使用時間の計測・積算は、点検報知処理部26等を構成するマイコンへ通電されている時間を計測し、積算することにより行うことができる。そして、点検報知処理部26は、時間計測部27により積算された使用期間が前記設定の点検期間に到達すると、定期点検が必要である旨の報知を報知部25を通して行うようになっている。
変更設定部24は、劣化状況検知部22から出力される初期補正率P(劣化状況)の値に応じて、点検報知処理部26に設定されている点検期間を短く変更設定するようになっている。例えば当初設定の点検期間が例えば10年であれば、図4に示すように初期補正率Pが上限値(8%)に到達するまでの間、つまり、初期補正率Pが1〜7%の範囲でその値の増加に応じて点検期間が短縮されるように、当初設定の点検期間を変更する。この初期補正率Pの1〜7%の各段階に相当する劣化状況が第2劣化状況を構成する。具体的には、次の演算式(1)を用いて変更後の点検期間Yを得ることができる。
Y=当初設定の点検期間−(α×P) …(1)
ここで、Y:変更後の点検期間(年)、α:報知時期可変係数(年/%)、P:初期補正率P(%)。
Y=当初設定の点検期間−(α×P) …(1)
ここで、Y:変更後の点検期間(年)、α:報知時期可変係数(年/%)、P:初期補正率P(%)。
報知時期可変係数αは、報知時期を初期補正率Pの1%当たりどの程度の期間(年)短縮させるかの程度を表すものである。本実施形態の如く、初期補正率Pの上限値として8%でエラー報知を行うようにしている場合には例えばα=1.0(年/%)を用いることができ、初期補正率Pの上限値として例えば4%でエラー報知を行うようにしている場合にはα>1.0(年/%)を用いることができる。α=1.0(年/%)とした場合には、初期補正率Pが0〜7%というように累積する間に、点検期間Yは10〜3年の範囲で設定されることになる。詳細には、初期補正率Pが1%であれば点検期間Yとして9年に短縮させ、同様に、2%であれば8年に、3%であれば7年に、4%であれば6年に、5%であれば5年に、6%であれば4年に、7%であれば3年に、それぞれ短縮させる。
変更設定部24による変更設定を加味した点検報知処理部26による点検報知制御を、図5を参照しつつ説明する。図5は、工場出荷時に点検期間等の設定を行う例を示している。まず、工場出荷の際に(ステップS11でNO)、点検期間の設定を行う(ステップS12)。以上の工場出荷時の処理が終了すれば(ステップS11でYES)、時間計測部27による使用期間(使用時間)の積算を行う(ステップS13)。変更設定部24による点検期間の変更設定の有無を判定し(ステップS14)、変更設定が無ければ現時点の点検期間のまま(ステップS14でNO)、変更設定が有れば変更設定後の点検期間を用いて(ステップS14でYES,S15)、使用期間の判定を行う(ステップS16)。そして、使用期間が点検期間に到達していれば(ステップS16でYES)、点検報知処理を実行する(ステップS17)。点検報知は、報知部25に指令を出力して、「定期点検の時期になりましたので、サービスショップに連絡して下さい。」等のテキスト表示や音声案内を行う。
以上の燃焼装置1の場合、初期補正率Pによって表される給排気通路の閉塞度合に応じて、点検報知の時期が当初設定の点検期間よりも短く変更され、ユーザーに対し定期点検が必要である旨の報知がより早期に行われる。これにより、異常発生と判定されるような劣化状況に至る前の早い段階で、ユーザーに対し適切なタイミングで点検報知を与えることができる。つまり、燃焼装置1を用いた給湯器等において、設置後の使用状況や使用環境等の違いに基づいて変化する個々の劣化状況に応じて、適切なタイミングで点検を促す報知を行うことができるようになる。
<他の実施形態>
本発明は前記実施形態に限らず、種々の形態を含むものである。すなわち、前記実施形態では、給排気通路の閉塞度合に基づく燃焼機能の劣化状況をファンモータ6の駆動制御上の初期補正率Pによって把握する場合を説明したが、これに限らず、例えばバーナ3の炎の温度をバーナセンサにより検出して燃焼機能を把握したり、熱交換加熱後の出湯温度と制御上の燃焼量との対比で熱交換効率の所定値以上の低下に基づく熱交換機能の低下を検出したりすることにより、バーナ3の燃焼管詰まりや給排気通路の閉塞度合という構成機器自体や機能についての劣化状況を把握することができる。
本発明は前記実施形態に限らず、種々の形態を含むものである。すなわち、前記実施形態では、給排気通路の閉塞度合に基づく燃焼機能の劣化状況をファンモータ6の駆動制御上の初期補正率Pによって把握する場合を説明したが、これに限らず、例えばバーナ3の炎の温度をバーナセンサにより検出して燃焼機能を把握したり、熱交換加熱後の出湯温度と制御上の燃焼量との対比で熱交換効率の所定値以上の低下に基づく熱交換機能の低下を検出したりすることにより、バーナ3の燃焼管詰まりや給排気通路の閉塞度合という構成機器自体や機能についての劣化状況を把握することができる。
4 熱交換器
7 ファン
21 ファン補正処理部
22 劣化状況検知部
23 異常報知処理部
24 変更設定部
25 報知部
26 点検報知処理部
7 ファン
21 ファン補正処理部
22 劣化状況検知部
23 異常報知処理部
24 変更設定部
25 報知部
26 点検報知処理部
Claims (3)
- 使用開始から所定の点検報知時期までの設定期間が経過すると点検を促すための報知を行う点検報知処理部と、構成機器又は機能の劣化状況を検知するための劣化状況検知部と、前記劣化状況検知部により前記劣化状況が上限の劣化状況として設定された第1劣化状況に達したことが検知されたときに異常報知を行うための異常報知処理部と、を備えた燃焼装置において、
前記劣化状況検知部によって前記劣化状況が前記第1劣化状況よりも軽度な劣化状況として設定された第2劣化状況に達したことが検知されたとき、前記設定期間をより短い期間に変更設定するための変更設定部を備えている、
ことを特徴とする燃焼装置。 - 請求項1に記載の燃焼装置であって、
前記劣化状況検知部は、燃焼のための給排気通路の閉塞状況を、劣化状況として検知するものである、燃焼装置。 - 請求項2に記載の燃焼装置であって、
燃焼用空気を供給するためのファンと、このファンを駆動制御するためのファン駆動制御部とを備え、前記ファン駆動制御部は、前記劣化状況検知部によって第2劣化状況に達したことが検知されたとき、前記ファンの回転数を増加補正するように構成されている、燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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