JP2023056794A

JP2023056794A - 展示パネルユニット，係止部材，展示パネル，及び，展示方法

Info

Publication number: JP2023056794A
Application number: JP2021166217A
Authority: JP
Inventors: 由美子深堀; Yumiko Fukabori
Original assignee: Fdot Co Ltd
Current assignee: Fdot Co Ltd
Priority date: 2021-10-08
Filing date: 2021-10-08
Publication date: 2023-04-20

Abstract

【課題】本願発明は、再利用可能で、展示物の背景として用いることが可能な展示パネルユニット等を提供することを目的とする。【解決手段】展示物を展示するための背景として用いる展示パネルを備える展示パネルユニットであって、前記展示物を展示するための係止部材をさらに備え、前記係止部材は、磁石部と、前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを有し、前記展示パネルは、板状の基板部と、前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有し、前記係止部材は、前記カバー部越しに前記磁性体部に着脱可能である、展示パネルユニットである。【選択図】図１

Description

特許法第３０条第２項適用申請有り令和２年１０月２４日、株式会社西日本新聞社、西日本新聞、令和２年１０月２４日付朝刊、第２１面［刊行物等］令和２年１１月４日、博多リバレイン管理株式会社、博多「場」文化通信博多ば日記、インターネット＜ＵＲＬ：ｈｔｔｐ：／／ｒｉｖｅｒａｉｎ．ｃｏ．ｊｐ／ｈａｋａｔａｂａ／４３６６／＞［刊行物等］令和２年１１月１１日、２０２０冬特選会、日本の匠迎春のしつらえ、福岡三越８階［刊行物等］令和２年１１月、株式会社岩田屋三越、２０２０冬特選会、第３５頁［刊行物等］令和２年１１月１０日、ＲＫＢ毎日放送株式会社、タダイマ！［刊行物等］令和２年１１月１１日、第６回長澤宏美作品展、日本橋木屋本店ｉｚｕｔｕｋｉ［刊行物等］令和２年１１月２５、博多の結う美展、日本橋木屋東急プラザ渋谷店［刊行物等］令和２年１１月２６日、博多水引長澤宏美展、日本橋木屋大丸心斎橋店［刊行物等］令和２年１２月２日、博多の結う美展、日本橋木屋東京ミッドタウン店［刊行物等］令和２年１２月７日、株式会社テレビ西日本、ももち浜ストア［刊行物等］令和２年１２月７日、ＴＨＥＢＬＯＳＳＯＭＨＡＫＡＴＡＰｒｅｍｉｅｒのＨＡＫＡＴＡＬＯＵＮＧＥ［刊行物等］令和２年１２月１６日、迎春日本橋木屋、日本橋木屋本店ｉｚｕｔｕｋｉ

特許法第３０条第２項適用申請有り［刊行物等］令和３年４月１２日、博多の結う美～博多水引と博多織～、アクロス福岡２階匠ギャラリー［刊行物等］令和３年３月１日、公益財団法人アクロス福岡、アクロス福岡情報誌「Ａｃｒｏｓ」、２０２１年４月号、第６頁［刊行物等］令和３年３月、公益財団法人アクロス福岡、インターネット＜ＵＲＬ：ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ａｃｒｏｓ．ｏｒ．ｊｐ／ｅｖｅｎｔｓ／１２０１１．ｈｔｍｌ＞＜ＵＲＬ：ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ａｃｒｏｓ．ｏｒ．ｊｐ／ｍａｇａｚｉｎｅ／ｗｅｂｂｏｏｋ／ａｃｒｏｓ２０２１０４／ｈｔｍｌ５．ｈｔｍｌ＃ｐａｇｅ＝１＞［刊行物等］令和３年４月１６日、株式会社西日本新聞社、西日本新聞、令和３年４月１６日付朝刊、第１８面［刊行物等］令和３年６月１７日、新作水引「珠の緒」発表会、芸艸堂［刊行物等］令和３年６月８日、有限会社ながさわ結納店［刊行物等］令和３年７月１日、新作水引「珠の緒」発表会、裏参道ガーデン［刊行物等］令和３年７月１日、日本橋木屋直営５店舗合同企画展『きょうを越えて』博多の結う美、日本橋木屋東急プラザ渋谷店［刊行物等］令和３年７月９日、八田公子、インターネット＜ＵＲＬ：ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｈａｋａｔａ－ｐｈｏｔｏ．ｃｏｍ／＞［刊行物等］令和３年８月１２日、住友林業株式会社、ｈｉｔマリナ通り住宅展示場内の住友林業株式会社のモデルハウス［刊行物等］令和３年９月２９日、九州深発見「九州のナンバー１・オンリー１」『博多水引×タケオキクチが結ぶご縁』、大丸福岡天神店本館５階［刊行物等］令和３年９月２７日、株式会社博多大丸、インターネット＜ＵＲＬ：ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｄａｉｍａｒｕ－ｆｕｋｕｏｋａ．ｊｐ／ｓｈｏｐｂｌｏｇ／ｄｅｔａｉｌ／？ｃｄ＝００２５８６＆ｓｃｄ＝０００５８８＞

本願発明は、展示パネルユニット，係止部材，展示パネル，及び，展示方法に関するものである。

従来、表面に印刷が施されたシート地をパネルに張った状態で、壁等に掛けたり、立てかけたりして、インテリアとして用いるファブリックパネルが知られている（例えば、特許文献１）。ファブリックパネルは、展示物の背景として用いられることもある。

実用新案登録第３２０５８６９号公報

しかしながら、従来のファブリックパネルを展示物の背景とする展示パネルとして用いる場合、展示物を引っ掛けるためにファブリックパネルに釘を打っていた。そうすると、ファブリックパネルの表面に穴が開くため、インテリアとしても、展示パネルとしても再利用が制限される。

そこで、本願発明は、再利用可能で、展示物の背景として用いることが可能な展示パネルユニット等を提供することを目的とする。

本願発明の第１の観点は、展示物を展示するための背景として用いる展示パネルを備える展示パネルユニットであって、前記展示物を展示するための係止部材をさらに備え、前記係止部材は、磁石部と、前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを有し、前記展示パネルは、板状の基板部と、前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有し、前記係止部材は、前記カバー部越しに前記磁性体部に着脱可能である、展示パネルユニットである。

本願発明の第２の観点は、第１の観点の展示パネルユニットであって、前記磁石部は、略平板状であり、前記係止部は、前記磁石部の平面に対して略垂直方向に伸びた棒状の形状をしている。

本願発明の第３の観点は、第２の観点の展示パネルユニットであって、前記係止部が、当該係止部が棒状に伸びた方向に対して交差する方向に凹んだ凹部を有する。

本願発明の第４の観点は、第２又は第３の観点の展示パネルユニットであって、前記係止部は直径５ｍｍ以下の細長い棒状である。

本願発明の第５の観点は、第１から第４のいずれかの観点の展示パネルユニットであって、前記展示パネルに取り付けられている前記係止部材の前記磁石部に対して前記展示パネルを挟んで着脱可能な補助磁石をさらに備える。

本願発明の第６の観点は、展示物を展示するための背景として用いる展示パネルに取り付ける係止部材であって、磁石部と、前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを備える、係止部材である。

本願発明の第７の観点は、展示物を展示するための背景として用いる展示パネルであって、前記展示パネルは、板状の基板部と、前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有する、展示パネルである。

本願発明の第８の観点は、展示パネルを用いて展示物を展示する展示方法であって、前記展示パネルは、板状の基板部と、前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有し、磁石部と、前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを有する係止部材を、前記カバー部越しに前記磁性体部に取り付ける係止部材取付け工程と、前記展示パネルに取り付けた前記係止部材の前記係止部に前記展示物を係止させる展示工程とを含む、展示方法である。

本願発明の各観点によれば、係止部材を展示パネルに穴を開けることなく取り付けることができる。そのため、展示パネルの外観を損なうことなく、展示物の背景として用いることができる展示パネルユニット等を提供することが可能になる。

本願発明の展示パネルユニット等は、展示物に応じて係止部材を取り付ける位置を自由に変更することができるため、様々な展示物の背景として繰り返し利用することができる。また、表面に穴が開かないため、展示パネルとして用いた後に、インテリア用のファブリックパネルとして再利用することも可能である。

また、本願発明の第２の観点によれば、展示物を展示するための係止部材が直線的であるため、一般的に用いられるフックのように湾曲した部材と比較して、正面から見たときの係止部材の存在感を抑え、展示の美観を損ねないことが容易となる。

さらに、本願発明の第３又は第４の観点によれば、溝に展示物を引っ掛けることができる。そのため、正面から見たときに展示の美観を損ねないことと、展示物がずれ落ちることの防止を両立することが可能となる。

本願発明の第５の観点によれば、補助磁石を取り付けることにより、展示パネルにバーをさらに強く固定することが可能になる。そのため、より重い展示物を展示することが可能になる。

本実施例に係る展示パネルユニットの断面図である。本実施例に係るバーの六面図である。本実施例に係るバーの斜視図及び断面図である。本実施例に係る展示パネルユニットの写真である。水引を引っ掛けた状態の展示パネルユニット１の写真である。

以下、図面を参照して本願発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本願発明の実施例は、以下に記載する内容に限定されるものではない。

図１は、本実施例に係る展示パネルユニット１（本願請求項に記載の「展示パネルユニット」の一例）の断面図である。図１を参照して、展示パネルユニット１は、係止部材３（本願請求項に記載の「係止部材」の一例）と、展示パネル５（本願請求項に記載の「展示パネル」の一例）と、補助磁石７（本願請求項に記載の「補助磁石」の一例）とを備える。

展示パネル５は、図の左側から順に、裏紙部８と、基板部９（本願請求項に記載の「基板部」の一例）と、磁性体部１１（本願請求項に記載の「磁性体部」の一例）と、カバー部１３（本願請求項に記載の「カバー部」の一例）とを備える。本実施例では、裏紙部８には厚さ０．５ｍｍの塩化ビニル樹脂系の壁紙、基板部９には長方形の木枠の片面に板を張り付けた木製パネル、磁性体部１１には０．１ｍｍのステンレス製の板、カバー部１３には博多織を用いた。

展示パネル５の生産にあたっては、まず、基板部９の正面に板状の磁性体部１１を粘着剤で貼り付けた。次に、カバー部１３の片面に水のりでカバー部１３の補強と伸縮抑制のための裏打ちとして和紙１２を貼り付けた。そして、基板部９に貼り付けた磁性体部１１及び基板部９の木枠部分の外側面を覆うように、かつ、カバー部１３の和紙１２を貼り付けた面が磁性体部１１に接するように、カバー部１３を水のりで磁性体部１１に貼り付けた。さらに、基板部９の木枠部分の背面及び内側面に水貼りテープ１４を貼り付け、その上から基板部９の背面全体に裏紙部８を粘着剤で貼り付けた。なお、水貼りテープ１４は、通常３ｃｍ前後の幅の帯状の紙で、片側に糊が加工されたもので、糊面に水分を含ませると粘着状になるものである。

補助磁石７は、バーに対して着脱可能な磁石本体１５と磁石カバー１７とを備える。本実施例では、磁石本体１５にはネオジム磁石を用い、磁石カバー１７はプラスチックで形成した。

図２は、本実施例に係るバー３の六面図であり、（ａ）正面図、（ｂ）背面図、（ｃ）左側面図、（ｄ）右側面図、（ｅ）平面図及び（ｆ）底面図である。図３は、本実施例に係るバー３の（ａ）斜視図及び（ｂ）断面図である。図１－３を参照して、係止部材３は、略平板状の磁石本体１９と磁石カバー２１とを有する略平板状の磁石部２３（本願請求項に記載の「磁石部」の一例）と、磁石部２３に接続している係止部２５（本願請求項に記載の「係止部」の一例）とを備える。

本実施例では、磁石部２３の磁石本体１９にはネオジム磁石を用い、磁石カバー２１はプラスチックで形成した。

本実施例に係る係止部２５は、磁石部２３の平面に対して略垂直方向に伸びた細長い棒状の形状をしている。また、係止部２５は、真鍮製の芯材と、芯材の周囲を覆うプラスチック部とを備える。係止部２５の直径は５ｍｍ以下であることが望ましい。また、係止部２５は、係止部２５が棒状に伸びた方向に対して交差する方向に凹んだ凹部２７（本願請求項に記載の「凹部」の一例）を有する。凹部２７は、引っ掛けた展示物がずれ動くことを防止するためのものである。

図１に示す通り、係止部材３は、カバー部１３越しに磁性体部１１に取り付けることができる（本願請求項に記載の「係止部材取付け工程」の一例）。そして、展示パネル５に取り付けた係止部材３の係止部２５には、水引やアクセサリー等の展示物を引っ掛けることができる（本願請求項に記載の「展示工程」の一例）。

また、展示パネル５を係止部材３と補助磁石７の間に挟むようにして、展示パネル５に取り付けられている係止部材３に対して補助磁石７を取り付けることにより、展示パネル５に係止部材３をさらに強く固定することができ、より重い展示物を展示することが可能になる。

図４は、（ａ）展示パネル５に係止部材３を取り付けた状態の展示パネルユニット１の表面の写真、（ｂ）補助磁石７を取りつけた状態の展示パネルユニット１の裏面の写真、及び（ｃ）取り付けた状態の係止部材３部分の拡大図である。なお、図４（ｃ）には、色違いの係止部材３を２つ示した。展示パネル５の表面をカバー部１３で覆うことにより、美観に優れた展示パネルユニット１を提供することができる。

図５は、水引２９を引っ掛けた状態の展示パネルユニット１の写真であり、（ａ）正面図、（ｂ）正面右側斜視図、（ｃ）正面左側斜視図である。

以上に示すように、本願発明によれば、係止部２５を有する係止部材３を磁力により展示パネル５に取り付けることができるため、展示パネル５の外観を損なうことなく、展示物の背景として用いることができる。また、展示物に応じて係止部２５を取り付ける位置を自由に変更することができるため、様々な展示物の背景として繰り返し利用することができる。

また、表面に穴が開かないため、展示パネルとして用いた後に、インテリア用のファブリックパネルとして再利用することも可能である。

さらに、係止部２５を直径５ｍｍ以下の細長い棒状にすることにより、係止部２５の存在感を抑え、展示物を目立たせることが可能になる。

なお、図１に示すカバー部１３は、展示パネル５磁性体部１１側の片面及び側面を覆うものとしたが、展示パネル５の表面全体又は任意の範囲の一部分を覆うものとしてもよい。カバー部は視覚を通じて美観を起こさせるものであるため、少なくとも係止部材３を取り付ける側の展示パネル５の表面を覆うものであれば、展示物の背景としては十分である。ただ、カバー部は、展示パネル５の側面まで覆うものであることが好ましい。

また、本実施例に係る磁性体部１１は、基板部９の片面を覆うものとしたが、基板部９の片面の一部を覆うものであってもよい。

１；展示パネルユニット、３；係止部材、５；展示パネル、７；補助磁石、８；裏紙部、９；基板部、１１；磁性体部、１２：和紙、１３；カバー部、１４；水貼りテープ、１５；磁石本体、１７；磁石カバー、１９；磁石本体、２１；磁石カバー、２３；磁石部、２５；係止部、２７；凹部、２９；水引

Claims

展示物を展示するための背景として用いる展示パネルを備える展示パネルユニットであって、
前記展示物を展示するための係止部材をさらに備え、
前記係止部材は、
磁石部と、
前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを有し、
前記展示パネルは、
板状の基板部と、
前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、
前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有し、
前記係止部材は、前記カバー部越しに前記磁性体部に着脱可能である、
展示パネルユニット。
前記磁石部は、略平板状であり、
前記係止部は、前記磁石部の平面に対して略垂直方向に伸びた棒状の形状をしている、請求項１記載の展示パネルユニット。
前記係止部が、当該係止部が棒状に伸びた方向に対して交差する方向に凹んだ凹部を有する、請求項２記載の展示パネルユニット。
前記係止部は、直径５ｍｍ以下の細長い棒状である、請求項２又は３記載の展示パネルユニット。
前記展示パネルに取り付けられている前記係止部材の前記磁石部に対して前記展示パネルを挟んで着脱可能な補助磁石をさらに備える、請求項１から４のいずれかに記載の展示パネルユニット。
展示物を展示するための背景として用いる展示パネルに取り付ける係止部材であって、
磁石部と、
前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを備える、係止部材。
展示物を展示するための背景として用いる展示パネルであって、
前記展示パネルは、
板状の基板部と、
前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、
前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有する、展示パネル。
展示パネルを用いて展示物を展示する展示方法であって、
前記展示パネルは、
板状の基板部と、
前記基板部の少なくとも片面の一部を覆う磁性体部と、
前記展示パネルの少なくとも片面の表面を覆うカバー部とを有し、
磁石部と、前記磁石部に接続して前記展示物を係止する係止部とを有する係止部材を、前記カバー部越しに前記磁性体部に取り付ける係止部材取付け工程と、
前記展示パネルに取り付けた前記係止部材の前記係止部に前記展示物を係止させる展示工程とを含む、展示方法。