JP2023053845A - 配線ボックス、配線ボックス装置、波付管の接続構造、及び波付管の接続方法 - Google Patents

配線ボックス、配線ボックス装置、波付管の接続構造、及び波付管の接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】波付管の安定した接続状態を維持できる配線ボックス装置を提供する。【解決手段】波付管が接続される接続部を有する周壁12を備えた配線ボックス10と、小径波付管41が管径方向に移動するのを規制するビス31と、を備えた。配線ボックス10は、周壁12のうち2面が交差する角部分12cにおいて、一方の面に貫通形成された接続開口15と、他方の面に貫通形成され、接続開口15と連通する挿入開口16と、による接続部14が構成されている。挿入開口16は、小径波付管41の端部を管径方向に移動させることにより接続開口15への入り込みを許容し、接続開口15は、小径波付管41の管軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部を有する。ビス31は、接続部14に小径波付管41を接続した後に、小径波付管41よりも挿入開口16側に形成された取着部21に取着される。【選択図】図4

Description

本発明は、建物の壁裏に配設され、波付管が接続される接続部を有する周壁を備えた配線ボックス、配線ボックス装置、波付管の接続構造、及び波付管の接続方法に関するものである。
建物の間仕切り壁等の室内壁にスイッチ、コンセント等の配線器具を設置するために壁裏に配線ボックス等の配設体が設置され、配線ボックスには波付管が接続されている。波付管は、径方向に突出する凸部が外面の複数箇所に形成され、隣接する凸部間に凹部が形成され、内部にケーブル等の電線が挿通されてこれを保護する。この種の配設体として特許文献1に記載の配線ボックスが開示されている。
特許文献1に記載の配線ボックスは、周壁のうち2面が交差する角部分に、一方の面に貫通形成された接続開口と、他方の面に貫通形成され接続開口と連通する挿入開口と、によって、波付管が接続される接続部が構成されている。更に、接続開口は長孔状をなすスライド孔と、波付管の凹部に係合可能な係合部とにより構成されており、接続された波付管が管軸方向に抜け出すのを防止している。また、挿入開口の一端部には抜け止め片が設けられ、波付管は端部の外面が抜け止め片と当接して管径方向に抜け出すのを防止している。波付管は、挿入開口から径方向に挿入されて接続開口の内部に移動しボックス本体に接続される。ここで、抜け止め片は、薄い弾性片で形成されており、波付管の挿入時には接続開口の内部側に撓み変形して波付管の挿入を許容する。
特開2005-33992号公報
しかし、特許文献1の配線ボックスの接続部は、波付管の外径に対応して形成されるが、波付管は同じ呼び径であっても径の異なるものが存在する。例えば、JISC8411合成樹脂製可とう電線管において、呼び16のCD管の外径は21.0mmであるのに対し、呼び16のPF管は23.0mmである。また、呼び22のCD管の外径は27.5mmであるのに対し、呼び22のPF管は30.5mmである。
この外径の違いは接続開口の係合部の抜け止めに大きく関わる。すなわち、係合部は波付管の外面凹部に入り込んで外面凸部に係止するが、波付管の外径によって外面凹部内への係止量が異なり、係止量が小さい波付管は管自身の僅かな変形等により係止が外れて管軸方向に抜けてしまうおそれがあった。
また、波付管の端部のボックス本体内への挿入長、すなわち波付管の端部から係合部が係止する波付管の外面凹部までの長さが足りない状態では、抜け止め片の抜け出し防止の機能は十分に発揮されないおそれがあった。
更に、特許文献1に記載の抜け止め片は、波付管の挿入の妨げにならないよう小さく形成されており、波付管の変形によって抜け止め片の端部を簡単に乗り越えてしまう等、同様に十分な抜け出し防止効果を発揮できないおそれがあった。
加えて、波付管内に呼び線やケーブルを挿通する際に管内側から管径方向への力がかかるため、抜け出し方向に強い力がかかることがあり、外れ易かった。
そこで、本発明は、波付管の安定した接続状態を維持できる配線ボックス、配線ボックス装置、波付管の接続構造、及び波付管の接続方法の提供を課題とするものである。
請求項1の配線ボックスは、波付管が接続される接続部を有する周壁を備えたものであって、
前記周壁のうち2面が交差する角部分において、一方の面に貫通形成された接続開口と、他方の面に貫通形成され前記接続開口と連通する挿入開口と、によって前記接続部が構成されており、
前記挿入開口は、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口への入り込みを許容し、
前記接続開口は、前記入り込んだ波付管の外面に形成された凹部に入り込んで前記波付管の軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部を有し、
前記接続部に接続後に前記波付管が前記軸方向移動規制部から離れる方向に過剰に移動して前記接続部から抜け出すのを規制すべく、前記波付管よりも前記挿入開口側に、前記波付管の管径方向への移動を規制する径方向移動規制部材としてのビスを取着するための取着部が形成されたものである。
請求項2の配線ボックスは、前記取着部におけるビスのねじ込み先に、前記ビスの先端が前記周壁の内部に露出するのを防止する区画壁が形成されたものである。
請求項3の配線ボックスは、前記取着部に取着された前記ビスのねじ込み先に、前記ビスの先端が突き当たる突き当たり部が形成されたものである。
請求項4の配線ボックスは、前記取着部が、前記挿入開口の(前記波付管の挿入方向と交差する)幅方向の中間に位置し、前記ビスを、接続される前記波付管の軸方向に沿うように取着可能なものである。
請求項5の配線ボックスは、前記取着部が、前記ビスを前記挿入開口の前記波付管の挿入方向と交差する幅方向に沿うように取着可能なものである。
請求項6の配線ボックスは、前記取着部が、複数形成されたものである。
請求項7の配線ボックスは、前記接続部が、呼び径が異なり相対的に大径である大径波付管と相対的に小径である小径波付管とを選択的に接続可能とすべく、
前記挿入開口は、前記大径波付管が通過可能な幅に形成され、
前記接続開口は、前記大径波付管の外面に形成された凹部に入り込む大径用の前記軸方向移動規制部と、前記小径波付管の外面に形成された凹部に入り込む小径用の前記軸方向移動規制部と、が設けられ、
前記取着部は、前記呼び径が異なる各波付管に対して共用されるものである。
請求項8の配線ボックスは、請求項7の配線ボックスと比較して、前記取着部が、前記大径波付管に対応する位置と前記小径波付管に対応する位置とにそれぞれ設けられたものである。
請求項9の配線ボックス装置は、請求項1の配線ボックスと、径方向移動規制部材と、からなる。
請求項10の配線ボックス装置は、前記取着部が、凹設された窪み、または貫通孔からなり、前記径方向移動規制部材が、前記取着部に圧入される圧入部を有するものである。
請求項11の波付管の接続構造は、交差する2面のうちの一方の面に貫通形成された接続開口に波付管が貫通した状態で接続されているものであって、
前記他方の面には、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口への入り込みを許容するよう、前記接続開口と連通する挿入開口が貫通形成されており、
軸方向移動規制部が、前記接続開口内に配置された前記波付管の外面に形成された少なくとも1の凹部に入り込んで、前記一方の面に対する当該波付管の軸方向の移動を規制しており、
更に、前記接続開口内に配置された前記波付管よりも前記挿入開口の側に、管径方向の移動により当該波付管が当該挿入開口から抜け出すのを規制する径方向移動規制部材が取着されたものである。
請求項12の波付管の接続構造は、前記径方向移動規制部材が、前記波付管に向けて傾斜姿勢で取着されているものである。
請求項13の波付管の接続構造は、前記径方向移動規制部材が、挿入開口側から接続開口側に向かう方向に付勢した状態で前記波付管に当接しているものである。
請求項14の波付管の接続構造は、前記径方向移動規制部材が、ビスであり、当該ビスの頭部が、前記波付管の外面の、前記軸方向移動規制部が入り込んだ凹部とは異なる凹部に入り込んだものである。
請求項15の波付管の接続方法は、交差する2面のうちの一方の面に貫通形成された接続開口に波付管を貫通した状態で接続するものであって、
前記他方の面に貫通形成され前記接続開口と連通する挿入開口から前記波付管を管径方向に移動させて前記接続開口の内部へと配置するとともに、当該波付管の外面に形成された凹部に軸方向移動規制部を入り込ませて軸方向の移動を規制した状態とし、
前記波付管よりも前記挿入開口側に別部材からなる径方向移動規制部材を取着して、前記接続開口の内部に配置した前記波付管が当該挿入開口から抜け出すのを規制するものである。
本発明は、取着部に取着した径方向移動規制部材により、波付管が軸方向移動規制部から離れる方向に過剰に移動するのが規制されるので、波付管に対する軸方向移動規制部のかかり不足による抜け出しを防止でき、波付管の安定した接続状態を確保することができる。
本発明の実施形態の配線ボックスを示す斜視図である。 図1の配線ボックスから最小径波付管用抜止部を折り取った状態を示す斜視図である。 図2の配線ボックスの接続部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態の配線ボックス装置に小径波付管が接続された状態を示す斜視図である。 図4の配線ボックス装置に小径波付管が接続された状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図4の配線ボックス装置に小径波付管が接続された状態を示し、(a)は平面図、(b)は図5(b)のA-A切断線による断面図である。 図3の配線ボックスから小径用の軸方向移動規制部を折り取った状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の配線ボックス装置に大径波付管が接続された状態を示す斜視図である。 図7の配線ボックス装置に大径波付管が接続された状態を示し、(a)は平面図、(b)は図6(b)と同様の断面図である。 (a)は図4の配線ボックス装置に対して別の方向からビスを取着した状態を示す斜視図であり、(b)はその平面図である。 図10の配線ボックス装置から小径用の軸方向移動規制部を折り取り、大径波付管を接続した状態を示す平面図である。 図4とは異なる箇所にビスを取着した状態を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 本発明の実施形態の別の配線ボックスを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、以下の説明において上下の方向は、図1における上下の向きに合わせて記載している。
図4、図8等において、本実施形態の配線ボックス装置1は、波付管が接続される接続部14を有する周壁12を備えた配線ボックス10と、接続部14に接続された波付管が径方向に移動して外部に抜け出すのを規制する径方向移動規制部材30と、からなる。
波付管は、外面から管径方向に突出する凸部43が平行して管軸方向に複数形成され、隣接する凸部43間に凹部42が形成され、内部にケーブル等の電線が挿通されてこれを保護する。
配線ボックス10は、図1乃至図3等に示すように、合成樹脂材により矩形箱状に形成され、矩形板状の底壁11と、底壁11の各周縁から立設された4面の周壁12と、を備え、底壁11との反対側に開口13が形成されている。上面に形成された周壁12aと片方の側面に形成された周壁12bとの2面が交差する角部分12cには、一方の面である上面の周壁12aに貫通形成された接続開口15と、他方の面である片方の側面の周壁12bに貫通形成され接続開口15と連通する挿入開口16と、によって、波付管が接続される接続部14が構成されている。
接続開口15は、ここに挿入された波付管の外面に形成された凹部42に入り込んで、波付管の軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部17を有する。挿入開口16は、波付管の端部を管径方向に移動させることにより接続開口15への入り込みを許容する。
接続部14は、呼び径が異なり相対的に大径である大径波付管40と相対的に小径である小径波付管41とを選択的に接続可能とすべく、挿入開口16は、大径波付管40が通過可能な幅に形成されている。ここで、挿入開口16の幅とは、挿入開口16における波付管の挿入方向と交差する方向の幅をいう。軸方向移動規制部17は、大径波付管40の外面の凹部42に入り込む大径用の軸方向移動規制部17aと、小径波付管41の外面の凹部42に入り込む小径用の軸方向移動規制部17bと、が設けられている。
大径用の軸方向移動規制部17aは、略U字状に形成され、半円弧部とその両側において対向する一対の直線部とを有する形状に形成されていて、管径方向の内部側に突出する一定厚さの板状をなし、大径波付管40の外面の凹部42内に入り込んで大径波付管40の軸方向への移動を規制する。略U字状をなす大径用の軸方向移動規制部17aの両側の直線部の端部には、大径波付管40の外面に形成された凸部43に当接して、大径波付管40が径方向に移動し挿入開口16から抜け出すのを防止する鈎状の抜け出し防止突起18が形成されている。
小径用の軸方向移動規制部17bは、同じく略U字状に形成されて大径用の軸方向移動規制部17bの内側に配置され、径方向内部側に突出する一定厚さの板状をなし、小径波付管41の外面の凹部42内に入り込んで小径波付管41の軸方向への移動を規制する。略U字状をなす小径用の軸方向移動規制部17bの両側の直線部の端部には、小径波付管41の外面の凸部43に当接して、同じく小径波付管41が径方向に移動し挿入開口16から抜け出すのを防止する鈎状の抜け出し防止突起18が形成されている。小径用の軸方向移動規制部17bは、2箇所の折り取り可能な連結部19によって大径用の軸方向移動規制部17aの内側に連結されている。
なお、本実施形態において、小径用の軸方向移動規制部17bは、大径用の軸方向移動規制部17aの内側への張り出しについて挿入開口16方向への突出量を大きく形成している、すなわち、これら2種類の軸方向移動規制部17は、波付管を接続開口15に接続したときに、小径波付管41の軸芯は、大径波付管40の軸芯より挿入開口16側に少しずれるように設定されている。
更に小径用の軸方向移動規制部17bの先端両側の抜け出し防止突起18の相対向する側面間には、略四角柱状の剛性を備えた棒状ノックからなる最小径波付管用抜止部20が架設されており、その両端は抜け出し防止突起18の側面に折り取り可能に接続されている。この小径用の軸方向移動規制部17bと最小径波付管用抜止部20とによって本実施形態で最小径の呼びサイズ14の波付管が接続される接続開口15が形成されている。
折り取りにより最小径波付管用抜止部20の両端部を切除し除去した後は、側方に開放する接続部14が形成され、小径波付管41の端部を径方向に移動可能な挿入開口16が形成される。これにより、接続開口15には呼びサイズ16の小径波付管41が接続可能となる。更に、連結部19で小径用の軸方向移動規制部17bを折り取って除去すれば接続開口15には呼びサイズ22の大径波付管40が接続可能となる。
棒状ノックからなる最小径波付管用抜止部20は、長さ方向中間部に、円弧と弦とで囲まれた弓形状の薄板で抜け止め突片20aが形成されており、抜け止め突片20aは、最小径の波付管の外面の凹部42に入り込む。最小径波付管用抜止部20の両端部は後述する取着部21に取着可能な圧入部20bが形成されている。この最小径波付管用抜止部20は、ノックにより破断除去した後は、いずれか一端の圧入部20bを取着部21内に圧入し取着することにより波付管が管径方向に移動するのを規制する径方向移動規制部材30として利用することもできる。
接続部14において、波付管を挟んだ軸方向移動規制部17との反対側すなわち波付管より挿入開口16側には、波付管が管径方向に過剰に移動するのを規制する径方向移動規制部材30を取着するための取着部21が形成されている。ここで、軸方向移動規制部17との反対側とは、概ね軸方向移動規制部17と反対側という意であり、具体的には軸方向移動規制部17における半円弧部分との反対側を意味する。
径方向移動規制部材30は、軸方向移動規制部17が波付管の外面の凹部42に入り込んだ状態で取着部21に脱落することなく取着され、波付管が軸方向移動規制部17から離れる方向に過剰に移動するのを規制するものであり、本実施形態では、頭部31aを有するビス31からなる。ここで、過剰に移動するとは、主として、波付管が管径方向に移動して変形しつつ軸方向移動規制部17の先端部の抜け出し防止突起18を通り抜けて更に挿入開口16から抜け出し接続部14から離脱する移動を意味するが、波付管が潰れるように管径方向へ変形する等して、軸方向移動規制部17が波付管の外面の凹部42から抜け出して波付管が軸方向に移動して接続部14から抜け出す移動も含まれる。
取着部21は、ビス31を取着可能な下孔で形成され、挿入開口16における波付管の挿入方向と交差する幅を狭めて波付管が挿入開口16から抜け出すのを規制するようにビス31を取着可能な位置に設けられている。取着部21は、具体的には、挿入開口16の下端部に水平方向に架け渡された板状の下孔形成部22の長さ方向中間部の3箇所に形成されている。加えて、下孔形成部22の両端から立設している矩形状の立設板部23の各中央に形成されている。このように、取着部21は、複数の箇所、本実施形態では計5箇所に形成されている。ビス31は、下孔形成部22の3箇所の取着部21には、接続される波付管の軸方向に沿うように上方から略垂直方向に取着可能である。また、ビス31は、両側の立設板部23の中央の取着部21には、挿入開口16の幅方向に沿うように側方から水平方向に取着可能である。
更に、取着部21周辺のビス31のねじ込み先には、ビス31の先端が周壁12の内部に進入して露出するのを防止する板状の区画壁24が立設され、下孔形成部22の下側周辺部分を塞いでいる。また、下孔形成部22の下方には、下孔形成部22と対向し、取着部21に取着されたビス31のねじ込み先に位置して、ビス31の先端が突き当たる板状の突き当たり部25が外方に張り出し形成されている。
次に、上記のように構成された配線ボックス10に波付管を接続する方法を説明する。
まず、最小径の呼びサイズ14の波付管を接続するときは、配線ボックス10は図1に示す状態にあり、接続開口15は、挿入開口16側に棒状ノックからなる最小径波付管用抜止部20が架設されているとともに小径用の軸方向移動規制部17bが接続部14の内側に張り出すことによって狭くなっている。この状態で接続開口15内に最小径の波付管の端部を軸方向から押し込み、撓み変形させながら強制的に挿入する。挿入後は、小径用の軸方向移動規制部17bと、その反対側に位置する棒状ノックの弓形状の薄板に形成された抜け止め突片20aとが波付管の外面の凹部42内に入り込んで接続部14に接続され、波付管は軸方向及び径方向への移動が規制される。
次に、小径の呼びサイズ16の波付管である小径波付管41を接続するときは、図2に示すように、挿入開口16側に接続されている棒状ノックの両端を折り取って接続部14から除去する。これにより、図2及び図3に示すように、接続部14は側方が開放されるので、挿入開口16から小径波付管41の端部を管径方向に移動させつつ挿入し、接続開口15内の小径用の軸方向移動規制部17bを小径波付管41の外面の凹部42内に入り込ませ係止させる。
続いて、図4に示すように、挿入開口16の下端部の下孔形成部22内に設けられた下孔からなる3箇所の取着部21のうち配線ボックス10の開口13側に位置する取着部21にビス31を小径波付管41の軸方向に沿うようにねじ込んで取着する。これにより、大径波付管40の直径よりも大きい挿入開口16の幅は、小径波付管41の直径よりも狭められる。その結果、接続部14に接続された小径波付管41が、管径方向に移動して小径用の軸方向移動規制部17bと波付管の凹部42との係止が外れ接続開口15及び挿入開口16から抜け出すのが確実に防止される。小径波付管41が配線ボックス10の接続部14に接続された状態を図4乃至図6に示す。なお、接続後、ビス31の頭部31aは、図6に示すように、小径波付管41の外面の凸部43から僅かに離間している。
次に、大径の呼びサイズ22の波付管である大径波付管40を接続するときは、同じく挿入開口16側に接続されている棒状ノックの両端を折り取って接続部14から除去するとともに、小径用の軸方向移動規制部17bを連結部19で折り取って除去する。除去後の接続部14を図7に示す。これにより、接続部14は側方が開放され、接続開口15は大径波付管40を接続可能となるので、挿入開口16から波付管の端部を管径方向に移動させつつ挿入し、接続開口15内の大径用の軸方向移動規制部17aを波付管の外面の凹部42内に入り込ませ係止させる。
続いて、図8に示すように、下孔形成部22の3つの取着部21のうち、小径波付管41を接続するときと同一の、配線ボックス10の開口13側に位置する取着部21にビス31をねじ込んで取着する。すなわち、大径波付管40を接続するときの取着部21は、小径波付管41を接続するときの取着部21と共用される。これにより、大径波付管40の直径よりも大きい挿入開口16の幅は、大径波付管40の直径よりも狭められる。その結果、接続部14に接続された大径波付管40が管径方向に移動して大径用の軸方向移動規制部17aと波付管の凹部42との係止が外れ接続開口15及び挿入開口16から抜け出すのが確実に防止される。大径波付管40が配線ボックス10の接続部14に接続された状態を図8及び図9に示す。なお、接続後、ビス31の頭部31aは、図9に示すように、小径波付管41と同程度の離間距離で、大径波付管40の外面の凸部43から僅かに離間している。
なお、上記では、大径波付管40及び小径波付管41を接続部14に接続した後、ビス31は、下孔形成部22の取着部21に波付管の軸方向に沿うように上方から略垂直方向に取着されているが、いずれの波付管も、ビス31は、図10及び図11に示すように、両側のいずれかの立設板部23の中央の取着部21に、側方から挿入開口16の幅方向に沿うようにして水平方向に取着してもよい。ここで、図10は、小径波付管41を接続した後、ビス31を取着した例を示し、図11は大径波付管40を接続した後、ビス31を取着した例を示す。なお、この場合も、波付管の外面の凸部43とビス31の軸部31bとは、大径波付管40、小径波付管41ともに略同一の大きさで離間している。
ここで、このように、取着部21へのビス31の取着方向がいずれの場合も、ビス31を取着した後に、波付管の外面の凸部43とビス31との間隔は、大径波付管40、小径波付管41ともに略同一の大きさになっているのは、前述のように、小径用の軸方向移動規制部17bの挿入開口16側への張出量を大きくすることにより、波付管を接続開口15に接続したときに、小径波付管41の軸芯が、大径波付管40の軸芯よりも挿入開口16側に少しずれた位置に設定されているからである。このようにしたことにより、大小の波付管についてビス31の取着部21を共用して取着したときに、大小いずれの波付管の場合も、波付管の外面とビス31との間隔や当接具合等を等しく良好な移動規制状態とすることができる。
これら大小の波付管の接続において、ビス31のねじ込み先には、ビス31の先端が周壁12の内部に進入し露出するのを防止するための区画壁24が形成されているので、取着部21を貫通したビス31の先端が配線ボックス10内に入り込むことによって配線ボックス10内に取り廻されるケーブルが傷付いたり、配線ボックス10内に挿入した手指を怪我するのが防止される。
また、下孔形成部22の下方には、ビス31の先端が突き当たる突き当たり部25が形成されているので、ビス31をねじ込む際にねじ込み抵抗が増す。これにより、作業者は、ビス31をどのあたりの位置までねじ込んだかを感知できる。このため、突き当たり部25は、ねじ込み量が過剰であることを知らせることに利用することもできる。
そして、ビス31の先端は、下孔形成部22と突き当たり部25との間に位置することにより、外部への露出が制限され、ビス31の先端で怪我したり、物品が引掛かって傷付いたりするのを防止することができる。更には、ビス31の先端を突き当たり部25に軽くねじ込めば、より安全であるとともにビス31が脱落するのを防止できる。
なお、上記実施形態は、波付管の接続構造の発明として把握することも可能である。
すなわち、交差する2面のうちの一方の面に貫通形成された接続開口15に波付管が貫通した状態で接続されている波付管の接続構造であって、
前記他方の面には、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口15への入り込みを許容するよう、前記接続開口15と連通する挿入開口16が貫通形成されており、
軸方向移動規制部17が、前記接続開口15内に配置された前記波付管の外面に形成された少なくとも1の凹部42に入り込んで、前記一方の面に対する当該波付管の軸方向の移動を規制しており、
更に、前記接続開口15内に配置された前記波付管よりも前記挿入開口16の側に、管径方向の移動により当該波付管が当該挿入開口16から抜け出すのを規制する径方向移動規制部材30が取着されていることを特徴とする波付管の接続構造。
また、上記実施形態において、棒状ノックからなる最小径波付管用抜止部20を径方向移動規制部材30として用いた配線ボックス10は、次の発明として把握することも可能である。
すなわち、波付管が接続される接続部14を有する周壁12を備え、
前記周壁12のうち2面が交差する角部分12cにおいて、一方の面に貫通形成された挿入開口16と、他方の面に貫通形成され、前記挿入開口16と連通する接続開口15と、によって前記接続部14が構成されており、
前記挿入開口16は、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口15への入り込みを許容し、
前記接続開口15は、前記入り込んだ波付管の外面に形成された凹部42に入り込んで、前記波付管の軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部17を有する配線ボックスであって、
前記軸方向移動規制部17が前記凹部42に入り込んだ状態の波付管よりも前記挿入開口16側に形成された取着部21と、
切断または破断により分離可能に一体化されており、前記取着部21に取着されて、少なくとも前記凹部42から前記軸方向移動規制部17が抜け出す位置に前記波付管が移動するのを規制する径方向移動規制部材30と、
を備えることを特徴とする配線ボックス。
次に、上記実施形態の配線ボックス装置1及び配線ボックス10の作用を説明する。
配線ボックス10は、取着部21を備えているので、これに取着した径方向移動規制部材30であるビス31により、波付管が軸方向移動規制部17から離れる方向に過剰に移動するのが規制される。これによって、波付管に対する軸方向移動規制部17のかかり不足による波付管の管軸方向及び管径方向への抜け出しを確実に防止でき、配線ボックス10への波付管の安定した接続状態を確保できる。
また、径方向移動規制部材30は頭部31aを有するビス31からなる。このため、径方向移動規制部材30は汎用品を用いることができて安価であり、ねじ込むことにより取着部21からの離脱を確実に防止できる。
加えて、ビス31の打ち込み量を調整することで、例えばビス31の頭部31aを波付管の外面の凸部43に当接させたり、波付管の外面の凹部42に入り込ませたりすることができる。ビス31の頭部31aを波付管の凸部43に当てれば、波付管への付勢力を大きくすることができる。また、ビス31の頭部31aを波付管の凹部42に入り込ませれば、軸方向への移動を規制する補助ともなる。
更に、ビス31の頭部31aを、接続開口15の内面に形成された軸方向移動規制部17が係止した波付管の凹部42とは異なる凹部42に入り込ませることもできるため、ビス31の頭部31aを管軸方向にずれた異なる凹部42に入り込ませることにより、2段階で移動規制することができる。例えば、図12に示すように、接続部14に小径波付管41を接続した場合に、小径用の軸方向移動規制部17bは小径波付管41の先端から2番目の凹部42に入り込ませ、ビス31は下孔形成部22の中間の取着部21に取着してビス31の頭部31aを小径波付管41の先端から3番目の凹部42に入り込ませることができる。その結果、一方の凹部42において波付管の変形により入り込み量が減少しても、他方の凹部42への入り込みがあるため、小係波付管411が軸方向に抜け出しにくくなることも期待でき、この場合のビス31の頭部31aは軸方向移動規制の補助としても作用する。
また、このように、ビス31の頭部31aが軸方向移動規制部17が入り込んだ凹部42と異なる凹部42に入り込む場合は、凹部42の損傷を防ぐこともできる。すなわち、軸方向移動規制部17とビス31の頭部31aとがいずれも波付管の同じ高さの凹部42に入り込むと、この特定の凹部42が軸方向移動規制部17とビス31の頭部31aとの両方から挟圧されることによりこの凹部42に応力が集中し、亀裂等の損傷が生じるおそれがある。しかし、別の凹部42に入り込ませることにより、押圧による応力が分散し、凹部42の損傷を防ぐことができる。
加えて、取着部21は、複数箇所、本実施形態では5箇所に形成されているので、そのうちからビス31を取着し易い箇所を選択することができる。
また、上記実施形態においては、小径波付管41を接続するときと大径波付管40を接続するときのいずれにおいても、ビス31は下孔形成部22における配線ボックス10の開口13側に形成された同一の取着部21に取着されており、両波付管の接続においてビス31を取着する取着部21は共用される。このため、波付管の大きさごとに取着部21を形成してその複数のうちから適する取着部21を選択する必要がなく手間が省ける。
ところで、上記実施形態では、大径波付管40、小径波付管41のいずれにおいてもビス31は同一の共用する取着部21に取着されているが、これに限られるものではなく、取着部21は、図示しないが、大径波付管40に対応する位置と小径波付管41に対応する位置とに専用に設けてもよい。この場合、各管径等の波付管に応じたより適切な位置の取着部21にビス31を取着することができる。
更に、上記実施形態のビス31は、波付管に並行に打ち込み、取着部21に対して真上から垂直に取着されているが、波付管に寄せたり離れるようにして取着部21に斜めに打ち込み、波付管の外面に向けて傾斜姿勢として取着することもできる。この場合、径方向移動規制部材30としてビス31を用いていることにより、ビス31を取着部21に斜めに取着できるため、管径や呼び径の違いへの対応が容易であり、移動規制力や移動を規制する位置を柔軟に変更できる。また、作業し易い姿勢をとれるため、作業性が良い。
この場合、軸方向移動規制部17とは反対側から波付管を軸方向移動規制部17に向かう方向に付勢した状態でビス31の頭部31aを波付管の外面に当接させてもよい。当接させるときは、ビス31を取着しながらあるいは取着してから手で頭部31aを押すなどして行なうことができる。
なお、上記実施形態では、小径用の軸方向移動規制部17bの内部側への張出量を大きくして、波付管を接続後の小径波付管41の軸芯は、大径波付管40の軸芯よりも挿入開口16側に少しずれた位置となるように設定されているが、これら2種類の軸方向移動規制部17は、両波付管の軸芯が同一位置となるように形成してもよい。但し、この場合、大小の波付管の外径は異なるので、取着部21は各波付管に対応する箇所にそれぞれ形成する。これに関連して、複数の取着部21は管挿入方向にずれるように設けてもよい。
上記実施形態では、複数の取着部21は、ビス31が波付管の軸方向に沿うように取着されるものと、ビス31が挿入開口16の幅方向に沿うように取着されるものとの両方が形成されているが、これに限られるものではなく、複数全ての取着部21が、ビス31が波付管の軸方向に沿うように取着されるものであってもよく、複数全ての取着部21が、ビスが挿入開口の幅方向に沿うように取着されるものであってもよい。
また、上記実施形態の取着部21は、複数形成されているが、大小径の波付管に対して共通の取着部21を形成できる場合などでは、1の接続部14について取着部21は1つのみ形成することも可能である。
更には、上記実施形態では、ビス31は複数のうち選択された1つの取着部21のみに取着されているが、複数の取着部21を使用して1つの接続部14に対して複数のビス31を取着し、1つの波付管に対して複数のビス31で抜け出しを防止してもよい。
また、上記実施形態では、配線ボックス10に取着部21を形成し、ビス31は取着部21に取着しているが、配線ボックス10に取着部21を形成することなく、ビス31を配線ボックス10に直に取着してもよい。
更に、上記実施形態の取着部21である下孔は、貫通したものであってもよく貫通してないものであってもよい。加えて、取着部21は、ビス31がねじ込まれるものに限られず、ビス31の軸部31bを圧入することで取着される被圧入部で形成してもよい。そして、取着部21は下孔で形成しているが、凹設された窪み等で形成してもよい。
また、上記実施形態の径方向移動規制部材30は、ビス31で構成しているが、これ以外のもので構成してもよく、波付管の移動する力に抗する強度を有する物体であって取着部21に取着可能であれば如何なるものであってもよい。例えば、前述した最小径の呼びサイズ14の波付管を接続するために設けられている棒状ノックからなる最小径波付管用抜止部20のように、接続部14を横断するように架設されているものは、両端を打ち抜いて切断除去することで接続開口15を外部に開放して大径波付管40及び小径波付管41を挿入可能としている一方で、切断して取り出された棒状ノックを径方向移動規制部材30として使用して、両端部の圧入部20bのいずれか一方を取着部21である被圧入部に圧入して取着することもできる。この場合、径方向移動規制部材30は、簡単に取着部21に取着することができる。
なお、このように取着部21に圧入される圧入部は、棒状ノックのように外面が平面に形成されているものでもよいし、外面に雄ねじを有するものでもよいし、外面が凹凸面等で形成されたものとしてもよい。また、圧入部の形状として、丸棒状、角棒状などとしたり、挿入先端から後端にかけて徐々に太くなる形状とか長さ方向中間部が太い形状とかに形成したりすることができる。更に、被圧入部に圧入される径方向移動規制部材30としては、現場で発生するケーブルや棒材の切れ端などの廃棄物、不要物などを使用してもよい。
加えて、上記実施形態では、波付管が接続される接続部14は、配線ボックス10の上面に形成された周壁12aと片方の側面に形成された周壁12bとの2面が交差する角部分12cに形成されているが、側面の周壁12どうしの2面が交差する角部分や、底壁11と側面の周壁12との2面が交差する角部分などに形成してもよい。また、接続部14は、波付管の接続数に対応して配線ボックス10に1箇所のみあるいは複数箇所に形成してもよい。
更に、上記実施形態の軸方向移動規制部17は、略U字状に形成され、半円弧部分とその両側において対向する一対の直線部分とからなる形状に形成されているが、図13に示すように、半円弧部分がなく、接続部14における配線ボックス10の開口13側及び底壁11側に平行する一対の直線部分のみで形成し、波付管の軸方向への移動を規制するものとしてもよい。図13に示す配線ボックス10の一対の軸方向移動規制部17は、前術の実施形態と同じく外側の大径用の軸方向移動規制部17aの内部側に小径用の軸方向移動規制部17bが折り取り可能に接合されており、それぞれには抜け出し防止突起18が設けられている。
そして、挿入開口16側には側方外部側に向けてフランジ26が突設され、その中央に下孔からなる取着部21が形成され、波付管の管径方向への移動を規制する。この実施形態においても、波付管を接続後取着部21に取着された径方向移動規制部材30としてのビス31は波付管の外面と当接するものであってもよく所定距離離間するものであってもよい。
加えて、上記実施形態の軸方向移動規制部17には、先端部に波付管が管径方向に抜け出すのを防止する抜け出し防止突起18が設けられているが、本発明を実施する場合には、抜け出し防止突起18は設けないものとしてもよい。また、抜け出し防止突起18は、管軸方向すなわち周壁12の内外方向に突出しているが、接続部14の内部側に向けてすなわち接続部14の幅方向に向けて突出するように形成してもよい。
更に、上記各実施形態では、波付管は配線ボックス10に接続されるものを示しているが、本発明は、配線ボックス10以外のものに波付管が接続されるものにも適用することができる。なお、配線ボックス10は底壁11の有無を問わない。
なお、上記実施形態では、波付管は、呼びサイズ14、16、22の管径のものを例示しているが、これ以外の呼び径のものであってもよく、また、同じ呼び径のCD管やPF管を接続するものであってもよい。更に、本発明は、管径や種別が特定の1種類の波付管のみを接続する場合にも同様に適用することができる。
1 配線ボックス装置 20 最小径波付管用抜止部
10 配線ボックス 20b 圧入部
12 周壁 21 取着部
12a 上面の周壁 24 区画壁
12b 片方の側面の周壁 25 突き当たり部
12c 角部分 30 径方向移動規制部材
14 接続部 31 ビス
15 接続開口 31a 頭部
16 挿入開口 40 大径波付管
17 軸方向移動規制部 41 小径波付管
17a 大径用の軸方向移動規制部 42 凹部
17b 小径用の軸方向移動規制部 43 凸部

Claims (15)

  1. 波付管が接続される接続部を有する周壁を備えた配線ボックスであって、
    前記周壁のうち2面が交差する角部分において、一方の面に貫通形成された接続開口と、他方の面に貫通形成され前記接続開口と連通する挿入開口と、によって前記接続部が構成されており、
    前記挿入開口は、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口への入り込みを許容し、
    前記接続開口は、前記入り込んだ波付管の外面に形成された凹部に入り込んで前記波付管の軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部を有し、
    前記接続部に接続後に前記波付管が前記軸方向移動規制部から離れる方向に過剰に移動して前記接続部から抜け出すのを規制すべく、前記波付管よりも前記挿入開口側に、前記波付管の管径方向への移動を規制する径方向移動規制部材としてのビスを取着するための取着部が形成されていることを特徴とする配線ボックス。
  2. 前記取着部における前記ビスのねじ込み先に、前記ビスの先端が前記周壁の内部に露出するのを防止する区画壁が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記取着部に取着された前記ビスのねじ込み先に、前記ビスの先端が突き当たる突き当たり部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記取着部は、前記挿入開口の前記波付管の挿入方向と交差する幅方向の中間部に位置し、前記ビスを、接続される前記波付管の軸方向に沿うように取着可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線ボックス。
  5. 前記取着部は、前記ビスを前記挿入開口の前記波付管の挿入方向と交差する幅方向に沿うように取着可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線ボックス。
  6. 前記取着部は、複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の配線ボックス。
  7. 前記接続部は、呼び径が異なり相対的に大径である大径波付管と相対的に小径である小径波付管とを選択的に接続可能とすべく、
    前記挿入開口は、前記大径波付管が通過可能な幅に形成され、
    前記接続開口は、前記大径波付管の外面に形成された凹部に入り込む大径用の前記軸方向移動規制部と、前記小径波付管の外面に形成された凹部に入り込む小径用の前記軸方向移動規制部と、が設けられ、
    前記取着部は、前記呼び径が異なる各波付管に対して共用されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の配線ボックス。
  8. 前記接続部は、呼び径が異なり相対的に大径である大径波付管と相対的に小径である小径波付管とを選択的に接続可能とすべく、
    前記挿入開口は、前記大径波付管が通過可能な幅に形成され、
    前記接続開口は、前記大径波付管の外面に形成された凹部に入り込む大径用の前記軸方向移動規制部と、前記小径波付管の外面に形成された凹部に入り込む小径用の前記軸方向移動規制部と、が設けられ、
    前記取着部は、前記大径波付管に対応する位置と前記小径波付管に対応する位置とにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の配線ボックス。
  9. 波付管が接続される接続部を有する周壁を備え、
    前記周壁のうち2面が交差する角部分において、一方の面に貫通形成された接続開口と、他方の面に貫通形成され、前記接続開口と連通する挿入開口と、によって前記接続部が構成されており、
    前記挿入開口は、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口への入り込みを許容し、
    前記接続開口は、前記入り込んだ波付管の外面に形成された凹部に入り込んで、前記波付管の軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部を有している配線ボックスと、
    前記接続部に接続後に、前記波付管よりも前記挿入開口側に形成された取着部に対して取着されて、前記軸方向移動規制部から前記波付管の凹部が管径方向に抜け出す位置に当該波付管が移動するのを規制する径方向移動規制部材と、
    からなることを特徴とする配線ボックス装置。
  10. 前記取着部は、凹設された窪みまたは貫通孔からなり、
    前記径方向移動規制部材は、前記取着部に圧入される圧入部を有することを特徴とする請求項9に記載の配線ボックス装置。
  11. 交差する2面のうちの一方の面に貫通形成された接続開口に波付管が貫通した状態で接続されている波付管の接続構造であって、
    前記他方の面には、前記波付管の端部を管径方向に移動させることにより前記接続開口への入り込みを許容するよう、前記接続開口と連通する挿入開口が貫通形成されており、
    軸方向移動規制部が、前記接続開口内に配置された前記波付管の外面に形成された少なくとも1の凹部に入り込んで、前記一方の面に対する当該波付管の軸方向の移動を規制しており、
    更に、前記接続開口内に配置された前記波付管よりも前記挿入開口の側に、管径方向の移動により当該波付管が当該挿入開口から抜け出すのを規制する径方向移動規制部材が取着されていることを特徴とする波付管の接続構造。
  12. 前記径方向移動規制部材は、前記波付管に向けて傾斜姿勢で取着されていることを特徴とする請求項11に記載の波付管の接続構造。
  13. 前記径方向移動規制部材は、挿入開口側から接続開口側に向かう方向に付勢した状態で前記波付管に当接していることを特徴とする請求項12に記載の波付管の接続構造。
  14. 前記径方向移動規制部材は、ビスであり、当該ビスの頭部が、前記波付管の外面における、前記軸方向移動規制部が入り込んだ凹部とは異なる凹部に入り込んでいることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の波付管の接続構造。
  15. 交差する2面のうちの一方の面に貫通形成された接続開口に波付管を貫通した状態で接続する波付管の接続方法であって、
    前記他方の面に貫通形成され前記接続開口と連通する挿入開口から前記波付管を管径方向に移動させて前記接続開口の内部へと配置するとともに、当該波付管の外面に形成された凹部に軸方向移動規制部を入り込ませて軸方向の移動を規制した状態とし、
    前記波付管よりも前記挿入開口側に別部材からなる径方向移動規制部材を取着して、前記接続開口の内部に配置した前記波付管が当該挿入開口から抜け出すのを規制することを特徴とする波付管の接続方法。
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