JP2023053334A - テープフィーダ - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書は、電子部品をそれぞれ収納する複数のキャビティが搬送方向に所定の間隔で形成されたベーステープに前記キャビティの開口部を閉塞するカバーテープが接着されたキャリアテープの先端を挿入される挿入部、および電子部品装着機に前記電子部品を供給する供給部を有するフィーダ本体と、前記フィーダ本体に設けられ、前記キャリアテープの複数の係合穴にスプロケットを順次係合させて搬送する駆動装置と、前記フィーダ本体の前記供給部に設けられるテープガイドと、前記テープガイドに設けられ、前記カバーテープを前記ベーステープの幅方向の一方側の縁部が接着された状態を維持して他方側を剥離する剥離装置と、前記テープガイドに設けられ、前記ベーステープから剥離された前記カバーテープを前記一方側に折り曲げる折り曲げ装置と、前記テープガイドに設けられ、前記カバーテープの裏面に接触して折り曲げられた前記カバーテープの状態を維持する規制部と、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープを前記供給部まで搬送するように前記駆動装置を制御し、先端側に前記電子部品を収納しない空の前記キャビティが存在する適宜長さの冗長部を確保した前記キャリアテープの搬送に伴って前記ベーステープから前記カバーテープが剥離されて複数の前記キャビティのうち先端側から最初に前記電子部品を収納した第一キャビティを前記フィーダ本体における所定位置に位置決めするローディング処理を実行する制御装置と、を備えたテープフィーダを開示する。
1-1.テープフィーダ1の概要
テープフィーダ1は、回路基板に部品を装着して基板製品を生産する電子部品装着機に用いられるオートローディング式のテープフィーダである。以下では、電子部品装着機を「部品装着機」、テープフィーダを「フィーダ」、回路基板を「基板」、電子部品を「部品」と称する。フィーダ1は、図1に示すように、キャリアテープ90を挿入する挿入部Piからレール11に沿って搬送するローディング処理を実行する。フィーダ1は、部品装着機に部品を供給する供給部Ptに、装填されたキャリアテープ90を搬送して、供給部Ptにおいて部品を供給可能とする。
キャリアテープ90は、図2に示すように、多数の部品を一列に収納する。キャリアテープ90は、ベーステープ91と、カバーテープ92とを有する。ベーステープ91は、紙材や樹脂等の可撓性を有する材料により形成される。ベーステープ91には、幅方向(図2の上下方向)の中央付近にキャビティ95が形成される。キャビティ95は、底部を有する凹状をなす。キャビティ95は、ベーステープ91の搬送方向(キャリアテープ90の長手方向であって、図2の左右方向)に所定の間隔で形成される。それぞれのキャビティ95は、一つの部品を収納する。
フィーダ1は、図1に示すように、フィーダ本体10と、第一駆動装置20と、第二駆動装置30と、テープ支持ユニット40と、テープガイド50と、付勢装置55と、検出センサ61と、制御装置70とを備える。以下の説明において、ローディング処理においてテープ90が搬送される搬送方向の下流側(図1の右側)を前方とし、搬送方向の上流側(図1の左側)を後方とする。フィーダ本体10は、扁平な箱形状に形成され、部品装着機を構成する部品供給装置のスロットにセットされる。フィーダ本体10は、挿入部Piと供給部Ptとの間の搬送路R1を構成するレール11を有する。
上記のフィーダ1によるローディング処理、およびテープ90の装填方法について、図4-図7Cを参照して説明する。なお、図7A-図7Cにおいて、キャビティ95に収納された部品に斜線を付して示す。ここで、フィーダ1に装填されるテープ90には、新規のテープ90、または例えばアンローディング処理によりフィーダ1から取り外された使いかけのテープ90が想定される。新規のテープ90は、最初に部品が収納された第一キャビティ95Fから先端側に多数の空のキャビティ95が存在することがある。使いかけのテープ90は、例えば作業者により切断された任意の位置に応じて、第一キャビティ95Fより先端側に空のキャビティ95の有無および数量が変動する。
上記のフィーダ1の構成、および調整工程(S10)と位置決め工程(S30)とを備えるキャリアテープの装填方法の構成によると、第一キャビティ95Fから先端までの長さが規定長さLsに調整されたテープ90を、第一キャビティ95Fをフィーダ本体10における所定位置に位置決めするように装填することができる。これにより、第一キャビティ95Fが供給部Ptに位置決めされた場合に、規定長さLsの先端部が確保されていることからテープ90の幅方向位置が安定し、結果として部品の供給を安定させることができる。また、第一キャビティ95Fより先端側に部品が収納されていないので、無駄な電子部品の発生を防止できる。
3-1.テープ90の規定長さLsについて
実施形態において、規定長さLsは、例示した条件(A)-条件(E)を満たすように設定されるものとした。これに対して、規定長さLsは、条件(A)-条件(D)の少なくとも一つが満たされるように設定されてもよい。例えば、実施形態では、テープガイド50が付勢装置55により付勢される構成でありテープガイド50が傾斜することから条件(B)を挙げたが、テープガイド50が傾斜しない構成を採用する場合には、規定長さLsがこの条件(B)を満たす必要はない。
実施形態において、テープガイド50の剥離装置52は、ベーステープ91からカバーテープ92の幅方向の一部を残して剥離する際に、係合穴96側の一部の接着状態が維持されるように剥離する。これに対して、剥離装置52は、係合穴96側とは反対側の一部のみを残すように剥離してもよいし、係合穴96側および係合穴96側とは反対側の両部を残して剥離してもよい。このような構成においても同様に、各条件を満たすように規定長さLsを設定することにより同様の効果を奏する。
Claims (2)
- 電子部品をそれぞれ収納する複数のキャビティが搬送方向に所定の間隔で形成されたベーステープに前記キャビティの開口部を閉塞するカバーテープが接着されたキャリアテープの先端を挿入される挿入部、および電子部品装着機に前記電子部品を供給する供給部を有するフィーダ本体と、
前記フィーダ本体に設けられ、前記キャリアテープの複数の係合穴にスプロケットを順次係合させて搬送する駆動装置と、
前記フィーダ本体の前記供給部に設けられるテープガイドと、
前記テープガイドに設けられ、前記カバーテープを前記ベーステープの幅方向の一方側の縁部が接着された状態を維持して他方側を剥離する剥離装置と、
前記テープガイドに設けられ、前記ベーステープから剥離された前記カバーテープを前記一方側に折り曲げる折り曲げ装置と、
前記テープガイドに設けられ、前記カバーテープの裏面に接触して折り曲げられた前記カバーテープの状態を維持する規制部と、
前記挿入部に挿入された前記キャリアテープを前記供給部まで搬送するように前記駆動装置を制御し、先端側に前記電子部品を収納しない空の前記キャビティが存在する適宜長さの冗長部を確保した前記キャリアテープの搬送に伴って前記ベーステープから前記カバーテープが剥離されて複数の前記キャビティのうち先端側から最初に前記電子部品を収納した第一キャビティを前記フィーダ本体における所定位置に位置決めするローディング処理を実行する制御装置と、
を備えたテープフィーダ。 - 前記冗長部の長さは、前記キャリアテープの先端から前記第一キャビティまでの長さであり、前記係合穴の間隔の3倍の長さ以上5倍の長さ以下である、請求項1に記載のテープフィーダ。
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