JP2023051101A - 返金管理装置、返金管理方法、および、返金管理プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】返金先の顧客ユーザ主導で企業が用意する返金口座へ該当金額を取得しにいくという流れを作ることで、企業から顧客ユーザへの返金作業負荷を軽減することができる返金管理装置、返金管理方法、および、返金管理プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を表示させ、返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得し、入力受付番号と返金受付番号とが一致し、且つ、入力口座番号とユーザ口座番号とが一致するか否か判定し、一致すると判定された場合、返金データに基づいて、ユーザ口座番号への返金額の入金依頼をファームバンキングシステムに送信する。【選択図】図２

Description

本発明は、返金管理装置、返金管理方法、および、返金管理プログラムに関する。

非特許文献１には、各金融機関様が提供するインターネット口座振替受付サービスと連携し、金融機関Ｗｅｂサイトでの利用者認証のもとで、口座振替手続きを可能とする技術が開示されている。

ＮＴＴ ＤＡＴＡ：ネット口振受付ＧＷサービス（ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｎｔｔｄａｔａ．ｃｏｍ／ｊｐ／ｊａ／ｌｉｎｅｕｐ／ｇｗ／）

しかしながら、非特許文献１に記載の発明においては、ネット口座振替受付にてユーザの返金口座の登録が可能であるが、顧客（消費者）であるユーザへの返金が発生した場合、企業側がユーザ口座への送金手続きを行うため、大量の返金または払戻が発生する企業において、業務工数・対応事務負担の増加が発生してしまうという課題があった。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、返金先の顧客ユーザ主導で企業が用意する返金口座へ該当金額を取得しにいくという流れを作ることで、企業から顧客ユーザへの返金作業負荷を軽減することができる返金管理装置、返金管理方法、および、返金管理プログラムを提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る返金管理装置は、ファームバンキングシステム、および、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた返金管理装置であって、前記記憶部は、ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶する返金記憶手段と、前記ユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶するユーザ記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させる画面表示手段と、前記返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得する受付入力取得手段と、前記入力受付番号と前記返金受付番号とが一致し、且つ、前記入力口座番号と前記ユーザ口座番号とが一致するか否か判定する入力判定手段と、前記入力判定手段により一致すると判定された場合、前記返金データに基づいて、前記ユーザ口座番号への前記返金額の入金依頼を前記ファームバンキングシステムに送信する返金依頼手段と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理装置において、前記ファームバンキングシステムは、返金資金を入金するための返金口座を備え、前記制御部は、前記ファームバンキングシステムからユーザ金融機関口座への前記返金額の入金完了通知を受信する完了受信手段と、前記完了受信手段により前記入金完了通知が受信された場合、前記返金口座への前記返金額の入金依頼を前記返金元に送信する入金依頼手段と、を更に備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理装置において、前記画面表示手段は、更に、前記ユーザ金融機関口座データを入力させる口座入力画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させ、前記制御部は、前記口座入力画面にて入力された前記ユーザ金融機関口座データを取得し、当該ユーザ金融機関口座データを前記ユーザ記憶手段に登録する口座登録手段、を更に備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理装置において、前記制御部は、前記口座登録手段により前記ユーザ金融機関口座データが前記ユーザ記憶手段に登録された場合、前記ユーザに前記返金受付番号を通知する受付番号通知手段、を更に備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理装置において、前記口座登録手段は、前記口座入力画面にて入力された前記ユーザ金融機関口座データを取得した際に、当該ユーザ金融機関口座データを含む登録可否判定依頼を前記ファームバンキングシステムに送信し、当該ファームバンキングシステムから登録可との判定結果を受信した場合、当該ユーザ金融機関口座データを前記ユーザ記憶手段に登録することを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理装置において、前記口座登録手段は、更に、前記ファームバンキングシステムから前記判定結果を受信した場合、当該判定結果を前記端末装置に通知することを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理方法は、ファームバンキングシステム、および、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた返金管理装置に実行させるための返金管理方法であって、前記記憶部は、ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶する返金記憶手段と、前記ユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶するユーザ記憶手段と、を備え、前記制御部で実行させる、前記ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させる画面表示ステップと、前記返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得する受付入力取得ステップと、前記入力受付番号と前記返金受付番号とが一致し、且つ、前記入力口座番号と前記ユーザ口座番号とが一致するか否か判定する入力判定ステップと、前記入力判定ステップにて一致すると判定された場合、前記返金データに基づいて、前記ユーザ口座番号への前記返金額の入金依頼を前記ファームバンキングシステムに送信する返金依頼ステップと、を含むことを特徴とする。

また、本発明に係る返金管理プログラムは、ファームバンキングシステム、および、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた返金管理装置に実行させるための返金管理プログラムであって、前記記憶部は、ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶する返金記憶手段と、前記ユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶するユーザ記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させる画面表示ステップと、前記返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得する受付入力取得ステップと、前記入力受付番号と前記返金受付番号とが一致し、且つ、前記入力口座番号と前記ユーザ口座番号とが一致するか否か判定する入力判定ステップと、前記入力判定ステップにて一致すると判定された場合、前記返金データに基づいて、前記ユーザ口座番号への前記返金額の入金依頼を前記ファームバンキングシステムに送信する返金依頼ステップと、を実行させることを特徴とする。

本発明によれば、返金が発生する企業が主導ではなく、顧客主導で返金口座に該当金額を取りに行くことで、企業から消費者への返金作業における企業側の負担を軽減できるという効果を奏する。

図１は、従来の返金管理処理の一例を示す図である。 図２は、本実施形態における返金管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図３は、本実施形態における返金管理システムの処理の一例を示すフローチャートである。 図４は、本実施形態における返金管理処理の一例を示す図である。

本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。

［１．概要］
まず、図１を参照して、本発明の概要を説明する。図１は、従来の返金管理処理の一例を示す図である。

従来から、イベントの中止、ＥＣ（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｍｍｅｒｃｅ）における注文不成立、または、継続的サービスの途中解約等により発生する企業から顧客への返金作業においては、顧客が記入・登録した口座情報の誤りによる送金不能、送金誤り、組戻し（手数料）の発生、顧客による口座情報の訂正記入があった際の作業負担、企業内で別途返金用の専用部署を開設することによる人員増員・人件費増、および／または、他社への業務委託（ＢＰＯ：Ｂｕｓｉｎｅｓｓ Ｐｒｏｃｅｓｓ Ｏｕｔｓｏｕｒｃｉｎｇ）によるコスト増等の課題があった。

ここで、図１に示すように、従来の返金処理においては、（１）顧客である消費者がオンライン上の受付画面にてネット口座振替受付を行うよう案内され、（２）受付画面から金融機関選択画面へ遷移後、消費者により金融機関選択および口座情報入力がされ、（３）選択された金融機関（例えば、銀行等）の画面に遷移後、消費者による内容確認がされ、（４）登録結果の可否がブラウザ上に通知され、（５）登録結果の可否がサーバ間通信にて通知され、（６）口座登録が完了した顧客に対し、返金受付番号が連携される（ブラウザ上に通知される、または、メール通知される）。

そこで、本実施形態においては、即時口座振替（リアルタイム口座振替）の仕組みを利用して、「出金処理」において、企業側で用意する返金口座へ顧客が返金額を取得しにいく仕組みを提供している。それにより、本実施形態においては、ネット口座振替受付による口座情報の有無、および、正当性を確認することができ、返金受付サービスの導入費および通信費用の従量費を負担する必要があるが、人員増員が不要となり、サービス導入のみのため自社完結し、他社への業務委託が不要となる。

［２．返金管理システムの構成］
本実施形態に係る端末装置１００、サーバ（返金管理装置）２００、企業サーバ（返金元サーバ）５００、および、金融機関システム（ファームバンキングシステム）６００を通信可能に接続した返金管理システムの構成の一例について、図２を参照して説明する。図２は、本実施形態における返金管理システムの構成の一例を示すブロック図である。

［端末装置１００の構成］
図２において、端末装置１００は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ＰＨＳもしくはＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）等の携帯端末、または、一般に市販されるデスクトップ型もしくはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置等であってもよい。

端末装置１００は、制御部１０２と記憶部１０６と入出力部１１２とを備えており、端末装置１００が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

入出力部１１２は、データの入出力（Ｉ／Ｏ）を行う機能を有していてもよい。ここで、入出力部１１２は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド（例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等）、マウス、キーボード、および、マイク等であってもよい。また、入出力部１１２は、アプリケーション・ソフトウェア等の（入出力）情報を表示する表示部（例えば、液晶または有機ＥＬ等から構成されるディスプレイ、モニタ、および、タッチパネル等）であってもよい。また、入出力部１１２は、音声情報を音声として出力する音声出力部（例えば、スピーカ等）であってもよい。また、入出力部１１２は、ＣＣＤイメージセンサまたはＣＭＯＳイメージセンサ等の撮像素子で撮影した画像（静止画および動画）をデジタルデータとして記録する画像入力部（例えば、カメラ等）であってもよい。また、入出力部１１２は、指紋センサ、虹彩認証もしくは顔認証等に利用可能なカメラ（例えば、赤外線カメラ等）、および／または、静脈センサ等の生体センサであってもよい。

端末装置１００は、他の装置とネットワーク３００を介して通信可能に接続し、他の装置とデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク３００は、端末装置１００と他の装置とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えば、インターネットおよび／またはＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等である。

記憶部１０６には、各種のデータベース、テーブル、および／または、ファイルなどが格納される。記憶部１０６には、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）と協働してＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部１０６として、例えば、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）、および／または、ＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等を用いることができる。記憶部１０６は、入出力部１１２にて記録された画像データ、ネットワーク３００を介して受信されたデータ、および／または、入出力部１１２を介して入力された入力データ等を記憶していてもよい。

制御部１０２は、端末装置１００を統括的に制御するＣＰＵ等である。制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。例えば、制御部１０２は、入出力部１１２にて記録された画像データの取得および画像データに含まれる文字データ（ＵＲＬ等）のデータ読取、ネットワーク３００を介したデータ送受信、入出力部１１２を介して入力された入力データの取得、ならびに、入出力部１１２でのデータ（画面）表示等の各処理を実行してもよい。例えば、制御部１０２は、制御部１０２は、入出力部１１２を介して入力された入力データ等をサーバ２００等に送信してもよい。

［サーバ２００の構成］
図２において、サーバ２００は、パーソナルコンピュータ、または、ワークステーション等の情報処理装置であってもよい。サーバ２００は、制御部２０２と記憶部２０６とを備えており、サーバ２００が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。サーバ２００は、ネットワーク３００を介して、他の装置と相互に通信可能に接続されている。

記憶部２０６には、各種のデータベース、テーブル、および／または、ファイルなどが格納される。記憶部２０６には、ＯＳと協働してＣＰＵに命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部２０６は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＨＤＤ、および／または、ＳＳＤ等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブルを格納する。記憶部２０６は、機能概念的に、返金データベース２０６ａとユーザデータベース２０６ｂとを備えている。

返金データベース２０６ａは、返金データを記憶する。ここで、返金データベース２０６ａは、ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶していてもよい。また、返金データは、返金資金を入金するための金融機関および返金口座が設定されていてもよい。

ユーザデータベース２０６ｂは、端末装置１００のユーザのユーザデータを記憶する。ここで、ユーザデータベース２０６ｂは、端末装置１００のユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶していてもよい。ここで、ユーザ金融機関口座データは、ユーザ口座のある金融機関が設定されていてもよい。また、ユーザデータは、氏名、住所、電話番号、Ｅメールアドレス、クレジットカードデータ、デビットカードデータ、プリペイドデータ、携帯決済データ、および／または、パスワード等を含んでいてもよい。また、ユーザデータは、端末装置１００のユーザのユーザ識別データを含んでいてもよい。

制御部２０２は、サーバ２００を統括的に制御するＣＰＵ等である。制御部２０２は、ＯＳ等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部２０２は、機能概念的に、画面表示部２０２ａと口座登録部２０２ｂと受付番号通知部２０２ｃと受付入力取得部２０２ｄと入力判定部２０２ｅと返金依頼部２０２ｆと完了受信部２０２ｇと入金依頼部２０２ｈとを備えている。

画面表示部２０２ａは、各種画面を端末装置１００の入出力部１１２に表示させる。ここで、画面表示部２０２ａは、ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を端末装置１００の入出力部１１２に表示させてもよい。また、画面表示部２０２ａは、ユーザ金融機関口座データを入力させる口座入力画面を端末装置１００の入出力部１１２に表示させてもよい。

口座登録部２０２ｂは、ユーザ金融機関口座データをユーザデータベース２０６ｂに登録する。ここで、口座登録部２０２ｂは、口座入力画面にて入力されたユーザ金融機関口座データを取得し、当該ユーザ金融機関口座データをユーザデータベース２０６ｂに登録してもよい。また、口座登録部２０２ｂは、口座入力画面にて入力されたユーザ金融機関口座データを取得した際に、当該ユーザ金融機関口座データを含む登録可否判定依頼を金融機関システム６００に送信し、当該金融機関システム６００から登録可との判定結果を受信した場合、当該ユーザ金融機関口座データをユーザデータベース２０６ｂに登録してもよい。また、口座登録部２０２ｂは、金融機関システム６００から判定結果を受信した場合、当該判定結果を端末装置１００に通知してもよい。

受付番号通知部２０２ｃは、ユーザに返金受付番号を通知する。ここで、受付番号通知部２０２ｃは、口座登録部２０２ｂによりユーザ金融機関口座データがユーザデータベース２０６ｂに登録された場合、ユーザに返金受付番号を通知してもよい。

受付入力取得部２０２ｄは、入力受付番号および入力口座番号を取得する。ここで、受付入力取得部２０２ｄは、返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得してもよい。

入力判定部２０２ｅは、入力受付番号と返金受付番号とが一致し、且つ、入力口座番号とユーザ口座番号とが一致するか否か判定する。

返金依頼部２０２ｆは、ユーザ口座番号への返金額の入金依頼を金融機関システム６００に送信する。ここで、返金依頼部２０２ｆは、入力判定部２０２ｅにより一致すると判定された場合、返金データに基づいて、ユーザ口座番号への返金額の入金依頼を金融機関システム６００に送信してもよい。

完了受信部２０２ｇは、金融機関システム６００からユーザ金融機関口座への返金額の入金完了通知を受信する。

入金依頼部２０２ｈは、返金口座への返金額の入金依頼を返金元に送信する。ここで、入金依頼部２０２ｈは、完了受信部２０２ｇにより入金完了通知が受信された場合、返金口座への返金額の入金依頼を返金元に送信してもよい。

［企業サーバ５００の構成］
図２において、企業サーバ５００は、パーソナルコンピュータ、または、ワークステーション等の情報処理装置であってもよい。企業サーバ５００は、制御部５０２と記憶部５０６とを備えており、企業サーバ５００が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。企業サーバ５００は、ネットワーク３００を介して、端末装置１００およびサーバ２００と相互に通信可能に接続されている。

記憶部５０６には、各種のデータベース、テーブル、および／または、ファイルなどが格納される。記憶部５０６には、ＯＳと協働してＣＰＵに命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部５０６は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＨＤＤ、および／または、ＳＳＤ等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブルを格納する。ここで、記憶部５０６は、ユーザデータを記憶していてもよい。

制御部５０２は、企業サーバ５００を統括的に制御するＣＰＵ等である。制御部５０２は、ＯＳ等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。ここで、制御部５０２は、端末装置１００に各種通知（例えば、口座振替受付案内通知、または、口座登録完了通知等）を送信してもよい。

［金融機関システム６００］
金融機関システム６００は、パーソナルコンピュータ、または、ワークステーション等の情報処理装置であってもよい。ここで、金融機関システム６００は、返金資金を入金するための返金口座を備えていてもよい。また、金融機関システム６００は、ユーザ口座を備えていてもよい。また、金融機関システム６００は、入金依頼に基づいて、返金口座からユーザ口座への口座振替処理を実行してもよい。また、金融機関システム６００は、入金依頼に基づいて、返金口座から他金融機関のユーザ口座への振込処理を実行してもよい。

［３．返金管理システムの処理］
本実施形態に係る返金管理システムの処理の一例について、図３から図４を参照して説明する。図３は、本実施形態における返金管理システムの処理の一例を示すフローチャートである。

図３に示すように、サーバ２００の画面表示部２０２ａは、ユーザにより端末装置１００の入出力部１１２を介してネット口座振替受付サイトにアクセスがあり、ユーザ金融機関口座データを入力させる口座入力画面の起動指示が入力された場合、口座入力画面を端末装置１００の入出力部１１２に表示させる（ステップＳＡ－１）。

そして、サーバ２００の口座登録部２０２ｂは、ユーザにより端末装置１００の入出力部１１２を介して口座入力画面にユーザ口座番号およびユーザ口座のある金融機関が設定された場合、ユーザ金融機関口座データを取得し、当該ユーザ金融機関口座データを含む登録可否判定依頼を金融機関システム６００に送信し、当該金融機関システム６００から登録可との判定結果を受信した場合、当該ユーザ金融機関口座データをユーザデータベース２０６ｂに登録し、当該判定結果を端末装置１００に通知する（ステップＳＡ－２）。

そして、サーバ２００の受付番号通知部２０２ｃは、ユーザに返金受付番号を通知する（ステップＳＡ－３）。

そして、サーバ２００の画面表示部２０２ａは、ユーザにより端末装置１００の入出力部１１２を介して返金受付サイトにアクセスがあり、ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面の起動指示が入力された場合、返金受付画面を端末装置１００の入出力部１１２に表示させる（ステップＳＡ－４）。

そして、サーバ２００の受付入力取得部２０２ｄは、ユーザにより端末装置１００の入出力部１１２を介して返金受付画面に入力受付番号および入力口座番号が入力された場合、入力受付番号および入力口座番号を取得する（ステップＳＡ－５）。

そして、サーバ２００の入力判定部２０２ｅは、入力受付番号と返金データベース２０６ａに記憶された返金受付番号とが一致し、且つ、入力口座番号とユーザデータベース２０６ｂに記憶されたユーザ口座番号とが一致するか否か判定する（ステップＳＡ－６）。

そして、サーバ２００の入力判定部２０２ｅは、入力受付番号と返金受付番号とが一致しない、または、入力口座番号とユーザ口座番号とが一致しないと判定した場合（ステップＳＡ－６：Ｎｏ）、処理を終了する。

一方、サーバ２００の入力判定部２０２ｅは、入力受付番号と返金受付番号とが一致し、且つ、入力口座番号とユーザ口座番号とが一致すると判定した場合（ステップＳＡ－６：Ｙｅｓ）、処理をステップＳＡ－７に移行させる。

そして、サーバ２００の返金依頼部２０２ｆは、返金データベース２０６ａに記憶された返金データに基づいて、ユーザ口座番号への返金額の入金依頼を金融機関システム６００に送信する（ステップＳＡ－７）。

そして、金融機関システム６００は、入金依頼に基づいて、返金口座からユーザ口座への入出金処理を実行し（ステップＳＡ－８）、処理を終了する。

ここで、図４を参照して、本実施形態における返金管理処理の具体例について説明する。図４は、本実施形態における返金管理処理の一例を示す図である。

図４に示すように、本実施形態においては、（１）返金元である返金が発生する企業から金融機関に用意された返金口座へ返金資金が入金（例えば、口座振替等）され、（２）オンライン上の返金受付サイトにて、顧客である消費者によりネット口座振替受付時に入力された返金受付番号が取得され、（３）返金受付番号と紐づく口座情報がマッチングされ、（４）マッチング完了後、該当消費者口座に出金処理がされる。ここで、本実施形態における返金受付サイトは、返金が発生する企業、または、本システム側で構築されてもよい。また、本実施形態におけるマッチングは、返金受付番号と口座情報との完全一致を前提としてもよい。

［４．他の実施形態］
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。

例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。

また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

また、端末装置１００およびサーバ２００等に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。

例えば、端末装置１００およびサーバ２００等が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）などの記憶部などには、ＯＳと協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。

また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００およびサーバ２００等に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。

また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）メモリ、ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ（Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ ａｎｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＣＤ－ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＭＯ（Ｍａｇｎｅｔｏ－Ｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）、および、Ｂｌｕ－ｒａｙ（登録商標） Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。

また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。

記憶部に格納される各種のデータベース等は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。

また、端末装置１００およびサーバ２００等は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、端末装置１００およびサーバ２００等は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア（プログラムまたはデータ等を含む）を実装することにより実現してもよい。

更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。

本発明は、金融業、各種興行のチケット販売業、ＥＣ業、一般物販業、払戻が発生する公営競技、および、インフルエンサー等のプレゼント企画を提供するイベント企画業等の業界において有用である。

１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０６ 記憶部
１１２ 入出力部
２００ サーバ
２０２ 制御部
２０２ａ 画面表示部
２０２ｂ 口座登録部
２０２ｃ 受付番号通知部
２０２ｄ 受付入力取得部
２０２ｅ 入力判定部
２０２ｆ 返金依頼部
２０２ｇ 完了受信部
２０２ｈ 入金依頼部
２０６ 記憶部
２０６ａ 返金データベース
２０６ｂ ユーザデータベース
３００ ネットワーク
５００ 企業サーバ
５０２ 制御部
５０６ 記憶部
６００ 金融機関システム

Claims (8)

1. ファームバンキングシステム、および、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた返金管理装置であって、
   前記記憶部は、
   ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶する返金記憶手段と、
   前記ユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶するユーザ記憶手段と、
   を備え、
   前記制御部は、
   前記ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させる画面表示手段と、
   前記返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得する受付入力取得手段と、
   前記入力受付番号と前記返金受付番号とが一致し、且つ、前記入力口座番号と前記ユーザ口座番号とが一致するか否か判定する入力判定手段と、
   前記入力判定手段により一致すると判定された場合、前記返金データに基づいて、前記ユーザ口座番号への前記返金額の入金依頼を前記ファームバンキングシステムに送信する返金依頼手段と、
   を備えたことを特徴とする返金管理装置。
2. 前記ファームバンキングシステムは、
   返金資金を入金するための返金口座を備え、
   前記制御部は、
   前記ファームバンキングシステムからユーザ金融機関口座への前記返金額の入金完了通知を受信する完了受信手段と、
   前記完了受信手段により前記入金完了通知が受信された場合、前記返金口座への前記返金額の入金依頼を前記返金元に送信する入金依頼手段と、
   を更に備えたことを特徴とする請求項１に記載の返金管理装置。
3. 前記画面表示手段は、
   更に、前記ユーザ金融機関口座データを入力させる口座入力画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させ、
   前記制御部は、
   前記口座入力画面にて入力された前記ユーザ金融機関口座データを取得し、当該ユーザ金融機関口座データを前記ユーザ記憶手段に登録する口座登録手段、
   を更に備えたことを特徴とする請求項１または２に記載の返金管理装置。
4. 前記制御部は、
   前記口座登録手段により前記ユーザ金融機関口座データが前記ユーザ記憶手段に登録された場合、前記ユーザに前記返金受付番号を通知する受付番号通知手段、
   を更に備えたことを特徴とする請求項３に記載の返金管理装置。
5. 前記口座登録手段は、
   前記口座入力画面にて入力された前記ユーザ金融機関口座データを取得した際に、当該ユーザ金融機関口座データを含む登録可否判定依頼を前記ファームバンキングシステムに送信し、当該ファームバンキングシステムから登録可との判定結果を受信した場合、当該ユーザ金融機関口座データを前記ユーザ記憶手段に登録することを特徴とする請求項３または４に記載の返金管理装置。
6. 前記口座登録手段は、
   更に、前記ファームバンキングシステムから前記判定結果を受信した場合、当該判定結果を前記端末装置に通知することを特徴とする請求項５に記載の返金管理装置。
7. ファームバンキングシステム、および、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた返金管理装置に実行させるための返金管理方法であって、
   前記記憶部は、
   ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶する返金記憶手段と、
   前記ユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶するユーザ記憶手段と、
   を備え、
   前記制御部で実行させる、
   前記ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させる画面表示ステップと、
   前記返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得する受付入力取得ステップと、
   前記入力受付番号と前記返金受付番号とが一致し、且つ、前記入力口座番号と前記ユーザ口座番号とが一致するか否か判定する入力判定ステップと、
   前記入力判定ステップにて一致すると判定された場合、前記返金データに基づいて、前記ユーザ口座番号への前記返金額の入金依頼を前記ファームバンキングシステムに送信する返金依頼ステップと、
   を含むことを特徴とする返金管理方法。
8. ファームバンキングシステム、および、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた返金管理装置に実行させるための返金管理プログラムであって、
   前記記憶部は、
   ユーザ毎の返金元からの返金額、および、返金受付番号を紐付けて設定した返金データを記憶する返金記憶手段と、
   前記ユーザのユーザ口座番号を含むユーザ金融機関口座データを含むユーザデータを記憶するユーザ記憶手段と、
   を備え、
   前記制御部において、
   前記ユーザからの返金受付を処理する返金受付画面を前記端末装置の前記入出力部に表示させる画面表示ステップと、
   前記返金受付画面にて入力された入力受付番号および入力口座番号を取得する受付入力取得ステップと、
   前記入力受付番号と前記返金受付番号とが一致し、且つ、前記入力口座番号と前記ユーザ口座番号とが一致するか否か判定する入力判定ステップと、
   前記入力判定ステップにて一致すると判定された場合、前記返金データに基づいて、前記ユーザ口座番号への前記返金額の入金依頼を前記ファームバンキングシステムに送信する返金依頼ステップと、
   を実行させるための返金管理プログラム。

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