JP2023050549A - 不動産管理装置、不動産管理方法及び不動産管理プログラム - Google Patents

不動産管理装置、不動産管理方法及び不動産管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティ設定の変更前後における各物件の作業を円滑に実行可能とする。【解決手段】判定部は、物件管理者により管理対象物件へのアクセス要求がされた際に、管理対象物件と、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報、管理対象物件を管理する物件管理者、物件管理者が所属する物件管理者グループ、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス権限の有無を判定する。セキュリティ制御部は、アクセス権限を有する判定結果が得られた際にアクセスを許可する。【選択図】図11

Description

本発明は、不動産管理装置、不動産管理方法及び不動産管理プログラムに関する。
今日において、不動産業界の会社は、顧客との間で結ばれた、例えば清掃契約、管理契約又は賃貸契約等の様々な契約の内容をシステム管理している。システム管理される契約内容は、不正な参照及び修正を防止すべく、システム要件として、例えば「物件」単位でセキュリティ設定がされることが多い。
ここで、不動産業界の会社は、組織変更に伴う担当物件の入れ替えが多く、この担当物件の入れ替えの度にセキュリティ設定を見直す必要がある。また、「組織変更に伴う担当物件の入れ替え」は、月初に行われることが多い。
しかし、前月のシステム処理を、翌月の月初に行うことも多く、月初からセキュリティ設定を変更すると、下記の不都合を生じ、前月分の計上処理が困難となる不都合を生ずる。すなわち、例えばオペレータのKさんは、2021年4月1日に行われた組織変更により、担当物件が物件Aから物件Bに変更になったとする。この場合、2021年4月1日付けで、物件Aのセキュリティ設定から物件Bのセキュリティ設定に、Kさんのセキュリティ設定を変更すると、物件Aに対する2021年3月分の計上処理が困難となる不都合を生ずる。
従来は、このような不都合を防止するために、前月分の計上処理が完了するのを待って、組織変更のセキュリティ設定を反映する措置が行われていた。
特開2017-138932号公報
しかし、前月分の計上処理が完了するのを待って、組織変更のセキュリティ設定を反映する措置を行った場合、セキュリティ設定の変更後の物件の作業に支障が出ることがある。すなわち、上述の例の場合、Kさんは、物件Aの計上処理が完了するまでは、物件Bの作業に着手することが困難となる不都合を生ずる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、セキュリティ設定の変更前後における各物件の作業を円滑に行うことを可能とする不動産管理装置、不動産管理方法及び不動産管理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不動産管理装置は、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定部と、複数の物件管理者のうち、管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を記憶部に記憶する物件管理者設定部と、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を記憶部に記憶するセキュリティ設定部と、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、物件セキュリティパターン情報、管理者グループ情報及びセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス要求を行った物件管理者に対して付与されている、管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定部と、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が判定部から得られた場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御部と、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不動産管理方法は、管理対象物件設定部が、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定ステップと、物件管理者設定部が、複数の物件管理者のうち、管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を記憶部に記憶する物件管理者設定ステップと、セキュリティ設定部が、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を記憶部に記憶するセキュリティ設定ステップと、判定部が、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、物件セキュリティパターン情報、管理者グループ情報及びセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス要求を行った物件管理者に対して付与されている、管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定ステップと、セキュリティ制御部が、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が判定部から得られた場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御ステップと、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不動産管理プログラムは、コンピュータを、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定部と、複数の物件管理者のうち、管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を記憶部に記憶する物件管理者設定部と、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を記憶部に記憶するセキュリティ設定部と、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、物件セキュリティパターン情報、管理者グループ情報及びセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス要求を行った物件管理者に対して付与されている、管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定部と、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が判定部から得られた場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティ設定の変更前後における各物件の作業を円滑に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の不動産管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、物件セキュリティパターンの設定画面の一例を示す図である。 図3は、物件セキュリティパターンの一例を示す図である。 図4は、ユーザグループの設定画面の一例を示す図である。 図5は、ユーザグループ情報の一例を示す図である。 図6は、セキュリティ設定画面の一例を示す図である。 図7は、セキュリティ設定情報の一例を示す図である。 図8は、物件セキュリティパターンマスタの模式図である。 図9は、ユーザグループマスタの模式図である。 図10は、セキュリティ設定マスタの模式図である。 図11は、ユーザが物件の参照又は修正を指定した場合における判定部の許可判定動作を説明するためのフローチャートである。 図12は、入力操作が行われた日付の時点で、入力操作を行ったユーザのユーザIDが含まれるユーザグループに対する、物件に関する情報の参照及び修正の可否の判定を行う動作の詳細な流れを示すフローチャートである。 図13は、物件に関する情報の参照許可の第1の具体例となる流れを示すフローチャートである。 図14は、物件に関する情報の参照拒否の第1の具体例となる流れを示すフローチャートである。 図15は、物件に関する情報の修正許可の第1の具体例の流れを示すフローチャートである。 図16は、物件に関する情報の修正許可の第2の具体例の流れを示す他のフローチャートである。 図17は、物件に関する情報の修正拒否の第1の具体例となる流れを示すフローチャートである。 図18は、物件に関する情報の参照許可の第2の具体例となる流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した実施の形態となる不動産管理装置を、図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態の説明により、本発明が限定されるものではない。
[ハードウェア構成]
まず、図1は、実施の形態の不動産管理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。一例ではあるが、この実施の形態の不動産管理装置1としては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置の他、ノート型のパーソナルコンピュータ装置又はタブレット型のパーソナルコンピュータ装置を用いることができる。また、不動産管理装置1としては、PDA(Personal Digital Assistants)装置又はスマートフォン等携帯型情報処理装置を用いることができる。このような不動産管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。
入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置、マウス装置、及びマイクロホン装置の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置を用いることができる。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、各不動産物件(以下、単に物件という)の物件に関する情報の他、物件セキュリティパターンマスタ11、ユーザグループマスタ12、セキュリティ設定マスタ13、及び、不動産管理プログラムが記憶されている。なお、各物件の物件に関する情報は、インターネット等の所定のネットワーク上のサーバ装置又は他のコンピュータ装置等から取得してもよい。
物件セキュリティパターンマスタ11には、各物件の物件に関する情報に対する修正又は参照等のアクセス権限を示すセキュリティパターンコード、各物件セキュリティパターンコードに対して付された物件セキュリティパターン名、及び、各物件セキュリティパターンコードでアクセス形態が管理される各物件の物件コードが関連付けされた「物件セキュリティパターン情報」が記憶されている。
ユーザグループマスタ12には、各ユーザグループコード、各ユーザグループに対して付されたユーザグループ名、各ユーザグループに対して所属するユーザのユーザ識別番号(ユーザID)、そのユーザグループに対する各ユーザの所属適用日及び所属廃止日が関連付けされた「ユーザグループ」が記憶されている。
セキュリティ設定マスタ13には、各物件の物件に関する情報に対するアクセス権限を示すセキュリティパターンコードと、各ユーザグループコードとを関連付けて形成した「セキュリティ設定情報」が記憶されている。セキュリティパターンコードとしては、一例として、各物件の物件に関する情報の修正権限を示す物件修正セキュリティパターン、及び、各物件の物件に関する情報の参照権限を示す物件参照セキュリティパターンが記憶されている。なお、この他、各物件の物件に関する情報の登録権限を示す物件登録セキュリティパターン等を、セキュリティパターンコードとして設けてもよい。
(不動産管理装置の機能構成)
次に、制御部3は、不動産管理プログラムを実行することで、表示制御部20、管理対象物件設定部21、物件管理者設定部22、セキュリティ設定部23、判定部24、及び、セキュリティ制御部25として機能する。
表示制御部20は、上述の物件セキュリティパターン又はユーザグループの設定画面等を出力装置7に表示制御する。管理対象物件設定部21は、物件セキュリティパターンの設定画面を介して設定された物件セキュリティパターンを、物件セキュリティパターンマスタ11に登録する。物件管理者設定部22は、ユーザグループの設定画面を介して設定された物件を管理するユーザグループを、ユーザグループマスタ12に登録する。
セキュリティ設定部23は、上述のセキュリティ設定情報の設定画面を介して設定されたユーザグループ毎に付与される物件の修正権限及び参照権限を、セキュリティ設定マスタ13に登録する。
判定部24は、ユーザにより物件の参照、修正、又は登録等が指定された際に、そのユーザに対して、物件の参照、修正、又は登録等の権限が付与されているか否かを判定する。セキュリティ制御部25は、判定部24の判定結果に基づいて、ユーザにより指定された物件の参照、修正、又は登録等の許可又は拒否を行う。
(物件セキュリティパターンの設定)
次に、物件セキュリティパターンの設定動作を説明する。図2は、物件セキュリティパターンの設定画面の一例である。業務オペレータにより、物件セキュリティパターンの設定が指定されると、表示制御部20は、図2に示す物件セキュリティパターンの設定画面を出力装置7に表示する。図2の物件セキュリティパターンの設定画面の例は、物件セキュリティパターンコードの入力欄、物件セキュリティパターン名の入力欄、不動産管理会社で管理している全物件の一覧、及び、物件セキュリティパターンコードのユーザに対して管理を許可する物件の一覧(セキュリティ対象物件)が表示された例である。
業務オペレータは、このような設定画面を介して物件セキュリティパターンコードを設定し、物件セキュリティパターン名を入力する。図2の例は、物件セキュリティパターンコードとして「10001」が設定され、物件セキュリティパターン名として「第一管理グループ」が設定された例である。物件セキュリティパターンコードは、制御部3が自動採番で設定してもよいし、業務オペレータが所望のコードを入力してもよい。
また、業務オペレータは、一覧表示された全物件の中から、物件セキュリティパターンコードに対応するユーザに対して管理を許可するセキュリティ対象物件を選択して設定する。図2の例は、一覧表示された全物件の中から、物件コードが「2400」で物件名が「丸の内Tokyoゲート」の物件、物件コードが「3300」で物件名が「品川スカイタワー」の物件、物件コードが「8000」で物件名が「大手町West 1号館」の物件、及び、物件コードが「8100」で物件名が「大手町West 2号館」の物件が選択されて設定された例である。
このように物件セキュリティパターンコード及びセキュリティ対象物件が設定されると、管理対象物件設定部21は、図3に示すように物件セキュリティパターンコード、物件セキュリティパターン名及び物件コードを関連付けた「物件セキュリティパターン」を形成して物件セキュリティパターンマスタ11に記憶制御する。図3の例は、「10001」の物件セキュリティパターンコードで、「第一管理グループ」の物件セキュリティパターン名が付され、「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の物件コードの物件が、管理可能な物件として指定された物件セキュリティパターンを示している。このような物件セキュリティパターンが、物件セキュリティパターンマスタ11に記憶される。
(ユーザグループの設定)
次に、ユーザグループの設定動作を説明する。図4は、ユーザグループの設定画面の一例である。業務オペレータにより、ユーザグループの設定が指定されると、表示制御部20は、図4に示すユーザグループの設定画面を出力装置7に表示する。図4のユーザグループの設定画面の例は、ユーザグループコードの入力欄、ユーザグループ名の入力欄、不動産管理会社で物件の管理を行うユーザの一覧、各ユーザの物件の管理の許可開始日である所属適用日の入力欄、及び、各ユーザの物件の管理の許可終了日である所属廃止日の入力欄が表示された例である。
業務オペレータは、このような設定画面を介してユーザグループコードを設定し、ユーザグループ名を入力する。図4の例は、ユーザグループコードとして「U20001」が設定され、ユーザグループ名として「第一管理グループ」が設定された例である。ユーザグループコードは、制御部3が自動採番で設定してもよいし、業務オペレータが所望のコードを入力してもよい。
また、業務オペレータは、不動産管理会社で物件の管理を行うユーザの一覧の中から、「U20001」の「第一管理グループ」に所属させるユーザを選択して設定する。図4の例は、一覧表示されたユーザの中から、ユーザIDが「F0002」でユーザ名が「ユーザ2」のユーザ、ユーザIDが「F0004」でユーザ名が「ユーザ3」のユーザ、及び、ユーザIDが「F0005」でユーザ名が「ユーザ4」のユーザが選択されて設定された例である。
次に、業務オペレータは、選択した各ユーザに対して、物件の管理の許可開始日である所属適用日、及び、各ユーザの物件の管理の許可終了日である所属廃止日を設定する。所属適用日から所属廃止日までの期間は、その物件の管理を行うユーザが正当に物件の管理を行うことが可能な有効期間となっている。
図4の例は、ユーザIDが「F0002」の「ユーザ2」に対して、「2021年4月1日」の所属適用日が設定された例を示している。なお、このユーザ2に対する所属廃止日の設定は、まだ行われていない。また、この図4の例は、ユーザIDが「F0004」の「ユーザ3」に対して、「2020年4月1日」の所属適用日が設定され、「2021年3月31日」の所属廃止日が設定された例を示している。また、この図4の例は、ユーザIDが「F0005」の「ユーザ4」に対して、「2021年4月1日」の所属適用日が設定され、「2022年4月8日」の所属廃止日が設定された例を示している。
このようにユーザグループコード、ユーザグループに所属するユーザ、所属する各ユーザの所属適用日及び所属廃止日が設定されると、物件管理者設定部22は、図5に示すように、ユーザグループコード、ユーザグループ名、ユーザID、所属適用日及び所属廃止日を関連付けた「ユーザグループ情報」を形成し、これをユーザグループマスタ12に記憶制御する。図5の例は、「U20001」のユーザグループコードで、「第一管理グループ」のユーザグループ名が付され、ユーザIDが「F0002」のユーザに対して、「2021年4月1日」の所属適用日が設定されたユーザグループ情報を示している。
また、図5の例は、「U20001」のユーザグループコードで、「第一管理グループ」のユーザグループ名が付され、ユーザIDが「F0004」のユーザに対して、「2020年4月1日」の所属適用日が、また、「2021年3月31日」の所属廃止日が設定されたユーザグループ情報を示している。また、図5の例は、「U20001」のユーザグループコードで、「第一管理グループ」のユーザグループ名が付され、ユーザIDが「F0005」のユーザに対して、「2021年4月1日」の所属適用日が、また、「2022年4月8日」の所属廃止日が設定されたユーザグループ情報を示している。
(セキュリティ設定)
次に、セキュリティ設定動作を説明する。図6は、セキュリティ設定画面の一例である。業務オペレータにより、セキュリティの設定が指定されると、表示制御部20は、図6に示すセキュリティ設定画面を出力装置7に表示する。図6のセキュリティ設定画面の例は、物件の修正権限又は物件の参照権限を許可するユーザグループのユーザグループコードの入力欄、修正権限を許可する物件の物件修正セキュリティパターンコードの入力欄、及び、参照権限を許可する物件の物件参照セキュリティパターンコードの入力欄が表示された例である。
業務オペレータは、このような設定画面を介して、各ユーザグループに対して物件の修正権限及び物件の参照権限を許可する設定操作を行う。図6の例は、ユーザグループコードが「U20001」の第一管理グループに対して、第一管理グループが管理する「10001」の物件セキュリティパターンコードの物件に対して物件の修正権限(物件修正セキュリティパターン)が付与された例を示している。また、図6の例は、ユーザグループコードが「U20001」の第一管理グループに対して、物件コードが「90000」の関東営業所全物件に対する参照権限(物件参照セキュリティパターン)が付与された例を示している。
このようにユーザグループコード、物件修正セキュリティパターン及び物件参照セキュリティパターンが設定されると、セキュリティ設定部23は、図7に示すように、ユーザグループコード、物件修正セキュリティパターン及び物件参照セキュリティパターンを関連付けた「セキュリティ設定情報」を形成し、これをセキュリティ設定マスタ13に記憶制御する。図7の例は、ユーザグループコードが「U20001」のユーザグループに対して、「10001」の第一管理グループが管理する物件に対する修正権限を許可する物件修正セキュリティパターン、及び、「90000」の関東営業所全物件に対する参照権限を許可する物件参照セキュリティパターンを設定した「セキュリティ設定情報」の例である。
(物件セキュリティパターンマスタの例)
図8は、物件セキュリティパターンマスタ11の模式図である。この図8の例に示すように、物件セキュリティパターンコードマスタ11には、「10001」、「20001」又は「90000」等の物件毎のアクセス権限を示す物件セキュリティパターンコードと、「第一管理グループ」、「第二管理グループ」又は「関東営業所全物件」等の物件セキュリティパターン名、及び、「2400」、「3300」、「8000」又は「8100」等の物件セキュリティパターンコードでアクセス権限が管理される各物件の物件コードが関連付けされ、「物件セキュリティパターン情報」として記憶される。
(ユーザグループマスタの例)
図9は、ユーザグループマスタ12の模式図である。この図9の例に示すように、ユーザグループマスタ12には、「U20001」、「U20002」又は「U90000」等のユーザグループコードと、「第一管理グループ」、「第二管理グループ」又は「関東営業所」等のユーザグループ名、及び、「F0002」、「F0004」、「F0005」又は「F0006」等のユーザID、「2021年4月1日」又は「2022年4月1日」等の所属適用日、及び、「2022年4月8日」又は「2022年3月31日」等の所属廃止日が関連付けされ、「ユーザグループ情報(管理者グループ情報の一例)」として記憶される。
(セキュリティ設定マスタの例)
図10は、セキュリティ設定マスタ13の模式図である。この図10の例に示すように、セキュリティ設定マスタ13には、「U20001」、「U20002」又は「U90000」等のユーザグループコードと、「10001」又は「20001」等の物件修正セキュリティパターン、及び、「90000」等の物件参照セキュリティパターンが関連付けされて、「セキュリティ設定情報」としてセキュリティ設定マスタ13に記憶される。
(物件に対する参照又は修正の許可判定動作)
次に、ユーザが物件の参照又は修正を指定した場合における判定部24の許可判定動作を説明する。図11は、このような許可判定動作の流れを示すフローチャートである。制御部3は、記憶部2に記憶されている不動産管理プログラムに基づいて判定部24として動作することで、図11のフローチャートのステップS1から処理を実行する。
すなわち、ステップS1において、ユーザが入力装置6を介して自分のユーザID及び参照又は修正を行う物件の物件コードを入力操作すると、判定部24が、この入力操作されたユーザID及び物件コードを取得する。
ステップS2では、判定部24が、ユーザID及び物件コードが入力された日付(現在の日付)を、図示しないタイマ等から取得する。判定部24は、取得したユーザIDに基づいて、図9に示したユーザグループマスタ12、図10に示したセキュリティ設定マスタ13及び図8に示した物件セキュリティパターンマスタ11を参照する。そして、判定部24は、現在の日付の時点で、入力操作されたユーザIDが含まれるユーザグループに対して参照又は修正が許可されている物件の物件コードを検出する。
ステップS3では、判定部24が、ユーザIDが含まれるユーザグループに対して参照又は修正が許可されている物件の物件コードに、ステップS1でユーザから入力操作された物件コードが含まれているか否かを判別する。
ユーザIDが含まれるユーザグループに対して参照又は修正が許可されている物件の物件コードに、ステップS1でユーザから入力操作された物件コードが含まれていない場合(ステップS3:No)、判定部24は、入力操作された物件コードの物件に関する情報の参照及び修正は許可しない旨の判定を行う(ステップS4)。
判定部24により、参照及び修正は許可しない旨の判定が行われた場合(ステップS3:No)、図1に示すセキュリティ制御部25は、表示制御部20を介して、その物件コードの物件に対する参照権限及び修正権限が無い旨のエラーメッセージを出力装置7に表示する。そして、セキュリティ制御部25は、そのユーザIDのユーザに対する、入力操作された物件コードの物件に関する情報に対する参照及び修正を拒否する(操作を無効とする)。これにより、権限なきユーザに対して物件に関する情報を参照させ、又は、修正を許可する不都合を防止でき、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる。
これに対して、判定部24により、参照又は修正を許可する旨の判定が行われた場合(ステップS3:Yes)、セキュリティ制御部25は、入力操作により指定された物件コードの物件に関する情報を、出力装置7に表示制御する。これにより、権限を有するユーザに対してのみ、物件に関する情報を参照させ、又は、修正を許可することができ、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる(ステップS5)。
このような判定動作を、詳しく説明する。図12は、入力操作が行われた日付の時点で、入力操作を行ったユーザのユーザIDが含まれるユーザグループに対する、物件に関する情報の参照及び修正の可否の判定を行う動作の詳細な流れを示すフローチャートである。
上述の図11のフローチャートのステップS1で、ユーザにより入力操作されたユーザID及び参照又は修正を指定する物件の物件コードを検出すると、図12のフローチャートのステップS11に処理が進む。ステップS11では、判定部24が、入力操作されたユーザID及び現在の日付に基づいて図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、そのユーザIDのユーザが、入力操作が行われた日付の時点で所属するユーザグループが存在するか否かを判別する。
すなわち、判定部24は、図9のユーザグループマスタ12に登録されているユーザIDの中に、入力操作されたユーザIDが存在した場合に、現在の日付が、所属適用日及び所属廃止日で示される有効期間内であるか否かを判別する。現在の日付が、有効期間内であった場合、判定部24は、入力操作されたユーザIDのユーザが、入力操作が行われた日付の時点で所属するユーザグループが存在すると判別する。
入力操作されたユーザIDのユーザが、入力操作が行われた日付の時点で所属するユーザグループが存在しない場合(ステップS11:No)、判定部24は、ユーザから指定された物件コードの物件に関する情報の参照又は修正を不可とする判定を行う(ステップS15)。
判定部24により、参照及び修正は許可しない旨の判定が行われた場合、図1に示すセキュリティ制御部25は、表示制御部20を介して、その物件コードの物件に対する参照権限及び修正権限が無い旨のエラーメッセージを出力装置7に表示する。そして、セキュリティ制御部25は、そのユーザIDのユーザに対する、入力操作された物件コードの物件に関する情報に対する参照及び修正を拒否する(操作を無効とする)。これにより、権限なきユーザに対して物件に関する情報を参照させ、又は、修正を許可する不都合を防止でき、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる。
これに対して、入力操作されたユーザIDのユーザが、入力操作が行われた日付の時点で所属するユーザグループが存在すると判別した場合(ステップS11:Yes)、判定部24は、ステップS12に処理を進める。ステップS12では、判定部24が、ユーザから指定された操作は、物件に関する情報の「修正」を指定する操作であるか、又は、物件に関する情報の「参照」を指定する操作であるかを判別する。判定部24は、ユーザから指定された操作が、物件に関する情報の「修正」を指定する操作であると判別した場合、ステップS13に処理を進める。また、判定部24は、ユーザから指定された操作が、物件に関する情報の「参照」を指定する操作であると判別した場合、ステップS16に処理を進める。
ユーザから指定された操作が、物件に関する情報の「修正」を指定する操作であると判別することで処理をステップS13に進めると、判定部24は、図10に示すセキュリティ設定マスタ13を参照することで、そのユーザIDのユーザが所属するユーザグループに対して設定されている物件修正セキュリティパターンを検出する。また、判定部24は、検出した物件修正セキュリティパターンに基づいて、図8に示す物件セキュリティパターンマスタ11を参照することで、物件修正セキュリティパターンで許可されている物件の物件コードを検出する。判定部24は、物件セキュリティパターンマスタ11から検出した物件コードの中に、ユーザから修正が指定された物件コードが存在するか否かを判別する。
物件セキュリティパターンマスタ11から検出した物件コードの中に、ユーザから修正が指定された物件コードが存在しないということは、その物件に対する修正権限が設定されていないことを意味する(ステップS13:No)。この場合、処理がステップS17に進み、セキュリティ制御部25が、表示制御部20を介して、その物件コードの物件に対する修正権限が無い旨のエラーメッセージを出力装置7に表示し、その物件コードの物件に関する情報に対する修正を拒否する(操作を無効とする)。これにより、権限なきユーザに対して物件に関する情報の修正を許可する不都合を防止でき、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる。
これに対して、物件セキュリティパターンマスタ11から検出した物件コードの中に、ユーザから修正が指定された物件コードが存在するということは、修正権限が設定されていることを意味する(ステップS13:Yes)。この場合、処理がステップS14に進み、セキュリティ制御部25が、ユーザから指定された物件コードの物件に関する情報を記憶部2から読み出し、表示制御部20を介して出力装置7に表示し、その物件に関する情報に対する修正を可能な状態とする。これにより、ユーザは、指定した物件の物件に関する情報の修正を行うことができる。
一方、ユーザから指定された操作が、物件に関する情報の「参照」を指定する操作であると判別することで処理がステップS12からステップS16に進むと、判定部24は、図10に示すセキュリティ設定マスタ13を参照することで、そのユーザIDのユーザが所属するユーザグループに対して設定されている物件参照セキュリティパターンを検出する。また、判定部24は、検出した物件参照セキュリティパターンに基づいて、図8に示す物件セキュリティパターンマスタ11を参照することで、物件参照セキュリティパターンで許可されている物件の物件コードを検出する。判定部24は、物件セキュリティパターンマスタ11から検出した物件コードの中に、ユーザから参照が指定された物件コードが存在するか否かを判別する。
物件セキュリティパターンマスタ11から検出した物件コードの中に、ユーザから参照が指定された物件コードが存在しないということは、参照権限が設定されていないことを意味する(ステップS16:No)。この場合、処理がステップS18に進み、セキュリティ制御部25が、表示制御部20を介して、その物件コードの物件に対する参照権限が無い旨のエラーメッセージを出力装置7に表示し、その物件コードの物件に関する情報の参照を拒否する(操作を無効とする)。これにより、権限なきユーザに対して物件に関する情報の参照を許可する不都合を防止でき、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる。
これに対して、物件セキュリティパターンマスタ11から検出した物件コードの中に、ユーザから参照が指定された物件コードが存在するということは、参照権限が設定されていることを意味する(ステップS16:Yes)。この場合、処理がステップS14に進み、セキュリティ制御部25が、ユーザから指定された物件コードの物件に関する情報を記憶部2から読み出し、表示制御部20を介して出力装置7に表示する。これにより、ユーザは、指定した物件の物件に関する情報を参照することができる。
(参照及び修正の許可及び拒否の具体例)
次に、このような参照及び修正の許可及び拒否の具体例を説明する。
(参照許可の第1の具体例)
図13は、物件に関する情報の参照許可の第1の具体例となる流れを示すフローチャートである。この図13のフローチャートにおいて、「2022年3月31日」に、ユーザIDが「F0006」のユーザが、「2400」の物件コードの物件に関する情報の参照を指定したとする(ステップS21)。
判定部24は、図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、「2022年3月31日」の時点で、「F0006」のユーザIDが含まれる「U90000」のユーザグループコードを検出する。また、判定部24は、図10に示すセキュリティ設定マスタ13を参照し、「U90000」のユーザグループコードに設定されている「90000」の物件参照セキュリティパターンを検出する。そして、判定部24は、図8に示す物件セキュリティパターンマスタ11を参照することで、「90000」の物件参照セキュリティパターンに対して参照権限が設定されている物件の物件コードを検出する。図8の例の場合、判定部24は、「90000」の物件参照セキュリティパターンに基づいて、関東営業所の全物件の「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードを取得する(ステップS22)。
次に、判定部24は、ユーザから参照が指定された「2400」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードの中に存在するか否かを判別する(ステップS23)。この場合、ユーザから参照が指定された「2400」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した各物件の物件コードの中に存在する(ステップS23:Yes)。このため、判定部24は、ステップS24において、ユーザから参照が指定された「2400」の物件コードの物件に関する情報の参照を許可する判定を行う。セキュリティ制御部25は、「2400」の物件コードの物件に関する情報を記憶部2から読み出し、表示制御部20を介して出力装置7に表示する。これにより、ユーザは、指定した物件の物件に関する情報を参照することができる。
(参照拒否の第1の具体例)
図14は、物件に関する情報の参照拒否の第1の具体例となる流れを示すフローチャートである。この図14のフローチャートにおいて、「2022年4月1日」に、ユーザIDが「F0006」のユーザが、「2400」の物件コードの物件に関する情報の参照を指定したとする(ステップS31)。
判定部24は、図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、「2022年4月1日」の時点で、「F0006」のユーザIDが含まれるユーザグループコードを検出する。しかしながら、図9の例において、「F0006」のユーザIDのユーザに対して設定されている所属適用日は「2021年4月1日」であり、また、所属廃止日は「2022年3月31日」である。このため、「2022年4月1日」の時点で、「F0006」のユーザIDが含まれるユーザグループコードは、存在しない。
このため、判定部24は、ステップS32において、参照可能な物件の物件コードを取得することなくステップS33に処理を進める。また、判定部24は、ステップS32で参照可能な物件の物件コードを取得できず、「F0006」のユーザIDのユーザから指定された「2400」の物件コードが存在しないため、物件に関する情報の参照を拒否する判定を行う(ステップS33:No)。
この場合、セキュリティ制御部25は、ステップS34において、表示制御部20を介して、「2400」の物件コードの物件に対する参照権限が無い旨のエラーメッセージを出力装置7に表示し、「F0006」のユーザIDのユーザの、その物件コードの物件に関する情報の参照を拒否する(操作を無効とする)。これにより、権限なきユーザに対して物件に関する情報の参照を許可する不都合を防止でき、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる。
(修正許可の第1の具体例)
次に、図15は、物件に関する情報の修正許可の第1の具体例の流れを示すフローチャートである。この図15のフローチャートにおいて、「2022年4月1日」に、ユーザIDが「F0002」のユーザが、「2400」の物件コードの物件に関する情報の修正を指定したとする(ステップS41)。
判定部24は、図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、「2022年4月1日」の時点で、「F0002」のユーザIDが含まれる「U20001」のユーザグループコードを検出する。また、判定部24は、図10に示すセキュリティ設定マスタ13を参照し、「U20001」のユーザグループコードに設定されている「10001」の物件修正セキュリティパターンを検出する。そして、判定部24は、図8に示す物件セキュリティパターンマスタ11を参照することで、「10001」の物件修正セキュリティパターンに対して修正可能に設定されている物件の物件コードを検出する。図8の例の場合、判定部24は、「10001」の物件修正セキュリティパターンに基づいて、第一管理グループの「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードを取得する(ステップS42)。
次に、判定部24は、ユーザから修正が指定された「2400」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードの中に存在するか否かを判別する(ステップS43)。この場合、ユーザから参照が指定された「2400」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した各物件の物件コードの中に存在する(ステップS43:Yes)。このため、判定部24は、ステップS44において、ユーザから修正が指定された「2400」の物件コードの物件に関する情報の修正を許可する判定を行う。セキュリティ制御部25は、「2400」の物件コードの物件に関する情報を記憶部2から読み出し、表示制御部20を介して出力装置7に表示する。これにより、ユーザは、指定した物件の物件に関する情報を修正することができる。
(修正許可の第2の具体例)
次に、図16は、物件に関する情報の修正許可の第2の具体例の流れを示す他のフローチャートである。この図16のフローチャートにおいて、「2022年4月1日」に、ユーザIDが「F0002」のユーザが、「8000」の物件コードの物件に関する情報の修正を指定したとする(ステップS51)。
判定部24は、図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、「2022年4月1日」の時点で、「F0002」のユーザIDが含まれる「U20001」のユーザグループコードを検出する。また、判定部24は、図10に示すセキュリティ設定マスタ13を参照し、「U20001」のユーザグループコードに設定されている「10001」の物件修正セキュリティパターンを検出する。そして、判定部24は、図8に示す物件セキュリティパターンマスタ11を参照することで、「10001」の物件修正セキュリティパターンに対して修正可能に設定されている物件の物件コードを検出する。図8の例の場合、判定部24は、「10001」の物件修正セキュリティパターンに基づいて、第一管理グループの「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードを取得する(ステップS52)。
次に、判定部24は、ユーザから修正が指定された「8000」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードの中に存在するか否かを判別する(ステップS53)。この場合、ユーザから参照が指定された「8000」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した各物件の物件コードの中に存在する(ステップS53:Yes)。このため、判定部24は、ステップS54において、ユーザから修正が指定された「8000」の物件コードの物件に関する情報の修正を許可する判定を行う。セキュリティ制御部25は、「8000」の物件コードの物件に関する情報を記憶部2から読み出し、表示制御部20を介して出力装置7に表示する。これにより、ユーザは、指定した物件の物件に関する情報を修正することができる。
(修正拒否の第1の具体例)
次に、図17は、物件に関する情報の修正拒否の第1の具体例となる流れを示すフローチャートである。この図17のフローチャートにおいて、「2022年4月1日」に、ユーザIDが「F0004」のユーザが、「8000」の物件コードの物件に関する情報の修正を指定したとする(ステップS61)。
判定部24は、図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、「2022年4月1日」の時点で、「F0004」のユーザIDが含まれるユーザグループコードを検出する。しかしながら、図9の例において、「F0004」のユーザIDのユーザに対して設定されている所属適用日は「2021年4月1日」であり、また、所属廃止日は「2022年3月31日」である。このため、「2022年4月1日」の時点で、「F0004」のユーザIDが含まれるユーザグループコードは、存在しない。
このため、判定部24は、ステップS62において、修正可能な物件の物件コードを取得することなくステップS63に処理を進める。また、判定部24は、ステップS62で修正可能な物件の物件コードを取得できず、「F0004」のユーザIDのユーザから指定された「8000」の物件コードが存在しないため、物件に関する情報の修正を拒否する判定を行う(ステップS63:No)。
この場合、セキュリティ制御部25は、ステップS64において、表示制御部20を介して、「8000」の物件コードの物件に対する修正権限が無い旨のエラーメッセージを出力装置7に表示し、「F0004」のユーザIDのユーザの、その物件コードの物件に関する情報の参照を拒否する(操作を無効とする)。これにより、権限なきユーザに対して物件に関する情報の修正を許可する不都合を防止でき、不動産管理装置1のセキュリティ性の向上を図ることができる。
(参照許可の第2の具体例)
次に、図18は、物件に関する情報の参照許可の第2の具体例となる流れを示すフローチャートである。この図18のフローチャートにおいて、「2022年3月31日」に、ユーザIDが「F0004」のユーザが、「8000」の物件コードの物件に関する情報の参照を指定したとする(ステップS71)。
判定部24は、図9に示すユーザグループマスタ12を参照することで、「2022年3月31日」の時点で、「F0004」のユーザIDが含まれる「U20001」のユーザグループコードを検出する。また、判定部24は、図10に示すセキュリティ設定マスタ13を参照し、「U20001」のユーザグループコードに設定されている「90000」の物件参照セキュリティパターンを検出する。そして、判定部24は、図8に示す物件セキュリティパターンマスタ11を参照することで、「90000」の物件参照セキュリティパターンに対して参照可能に設定されている物件の物件コードを検出する。図8の例の場合、判定部24は、「90000」の物件参照セキュリティパターンに基づいて、関東営業所の全物件の「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードを取得する(ステップS72)。
次に、判定部24は、ユーザから参照が指定された「8000」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した「2400」、「3300」、「8000」及び「8100」の各物件の物件コードの中に存在するか否かを判別する(ステップS73)。この場合、ユーザから参照が指定された「8000」の物件コードが、物件セキュリティパターンマスタ11から取得した各物件の物件コードの中に存在する(ステップS73:Yes)。このため、判定部24は、ステップS74において、ユーザから参照が指定された「8000」の物件コードの物件に関する情報の参照を許可する判定を行う。セキュリティ制御部25は、「8000」の物件コードの物件に関する情報を記憶部2から読み出し、表示制御部20を介して出力装置7に表示する。これにより、ユーザは、指定した物件の物件に関する情報を参照することができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、実施の形態の不動産管理装置1は、参照又は修正等を可能とする物件をまとめて、参照又は修正等のセキュリティ設定を行うことができる。また、オペレータ毎に有効期間を設定することができる。また、1人のオペレータに対して、有効期間を重複させて複数のセキュリティを設定することもできる。このため、セキュリティ設定の変更前後における各物件の作業を円滑に行うことを可能とすることができる。
また、セキュリティ設定の変更時に、新物件と旧物件の両方のセキュリティ権限を担当者に付与する過渡期用のセキュリティ設定を行うことも考えられるが、この場合、セキュリティ設定回数が多くなり、システムを運用するオペレータに対する負荷が高くなる不都合を生ずる。
これに対して、実施の形態の不動産管理装置1は、オペレータ毎及び物件毎に有効期間を設定できるため、セキュリティ設定の変更時に、システムを運用するオペレータに対してセキュリティ設定による大きな負荷を掛ける不都合を防止できる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、不動産管理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、不動産管理装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて不動産管理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、このコンピュータプログラムである不動産管理プログラムは、不動産管理装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための不動産管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、不動産管理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、不動産管理装置1は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能付加に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、不動産の管理業務に有用である。
1 不動産管理装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 物件セキュリティパターンマスタ
12 ユーザグループマスタ
13 セキュリティ設定マスタ
20 表示制御部
21 管理対象物件設定部
22 物件管理者設定部
23 セキュリティ設定部
24 判定部
25 セキュリティ制御部
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不動産管理装置は、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定部と、複数の物件管理者のうち、管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を記憶部に記憶する物件管理者設定部と、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を記憶部に記憶するセキュリティ設定部と、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、物件セキュリティパターン情報、管理者グループ情報及びセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス要求を行った物件管理者に対して付与されている、管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定部と、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が判定部から得られた場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御部と、を有し、判定部は、管理者グループ情報に基づいて、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が、所属適用日データ及び所属廃止日データで示される有効期間内であるか否かを判別すると共に、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が有効期間内であると判別した場合に、アクセス要求を行った物件管理者が所属する物件管理者グループを検出し、検出した物件管理者グループに基づいてセキュリティ設定情報を参照することで、物件管理者グループに対して付与されているアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを検出し、検出した物件セキュリティパターンに基づいて、物件セキュリティパターン情報を参照することで、検出した物件セキュリティパターンに関連付けされている管理対象物件を検出し、検出した管理対象物件の中に、物件管理者によりアクセス要求が行われた管理対象物件が存在する場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して管理対象物件に対するアクセス権限が付与されているとの判定を行う。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不動産管理方法は、管理対象物件設定部が、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定ステップと、物件管理者設定部が、複数の物件管理者のうち、管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を記憶部に記憶する物件管理者設定ステップと、セキュリティ設定部が、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を記憶部に記憶するセキュリティ設定ステップと、判定部が、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、物件セキュリティパターン情報、管理者グループ情報及びセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス要求を行った物件管理者に対して付与されている、管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定ステップと、セキュリティ制御部が、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が判定部から得られた場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御ステップと、を有し、判定ステップでは、管理者グループ情報に基づいて、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が、所属適用日データ及び所属廃止日データで示される有効期間内であるか否かを判別すると共に、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が有効期間内であると判別した場合に、アクセス要求を行った物件管理者が所属する物件管理者グループを検出し、検出した物件管理者グループに基づいてセキュリティ設定情報を参照することで、物件管理者グループに対して付与されているアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを検出し、検出した物件セキュリティパターンに基づいて、物件セキュリティパターン情報を参照することで、検出した物件セキュリティパターンに関連付けされている管理対象物件を検出し、検出した管理対象物件の中に、物件管理者によりアクセス要求が行われた管理対象物件が存在する場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して管理対象物件に対するアクセス権限が付与されているとの判定を行う。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不動産管理プログラムは、コンピュータを、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定部と、複数の物件管理者のうち、管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を記憶部に記憶する物件管理者設定部と、物件管理者グループと、管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を記憶部に記憶するセキュリティ設定部と、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、物件セキュリティパターン情報、管理者グループ情報及びセキュリティ設定情報に基づいて、アクセス要求を行った物件管理者に対して付与されている、管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定部と、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が判定部から得られた場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して、管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御部として機能させ、判定部は、管理者グループ情報に基づいて、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が、所属適用日データ及び所属廃止日データで示される有効期間内であるか否かを判別すると共に、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が有効期間内であると判別した場合に、アクセス要求を行った物件管理者が所属する物件管理者グループを検出し、検出した物件管理者グループに基づいてセキュリティ設定情報を参照することで、物件管理者グループに対して付与されているアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを検出し、検出した物件セキュリティパターンに基づいて、物件セキュリティパターン情報を参照することで、検出した物件セキュリティパターンに関連付けされている管理対象物件を検出し、検出した管理対象物件の中に、物件管理者によりアクセス要求が行われた管理対象物件が存在する場合に、アクセス要求を行った物件管理者に対して管理対象物件に対するアクセス権限が付与されているとの判定を行う。

Claims (5)

  1. 複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各前記管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定部と、
    複数の物件管理者のうち、前記管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各前記物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された前記管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された前記管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を前記記憶部に記憶する物件管理者設定部と、
    前記物件管理者グループと、前記管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を前記記憶部に記憶するセキュリティ設定部と、
    物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、前記物件セキュリティパターン情報、前記管理者グループ情報及び前記セキュリティ設定情報に基づいて、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して付与されている、前記管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定部と、
    前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して、前記管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が前記判定部から得られた場合に、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して、前記管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御部と、
    を有する不動産管理装置。
  2. 前記判定部は、
    前記管理者グループ情報に基づいて、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が、前記所属適用日データ及び前記所属廃止日データで示される有効期間内であるか否かを判別すると共に、物件管理者により管理対象物件に対するアクセス要求が行われた日付が前記有効期間内であると判別した場合に、アクセス要求を行った前記物件管理者が所属する物件管理者グループを検出し、
    検出した前記物件管理者グループに基づいて前記セキュリティ設定情報を参照することで、前記物件管理者グループに対して付与されているアクセス権限を示す前記物件セキュリティパターンを検出し、
    検出した前記物件セキュリティパターンに基づいて、前記物件セキュリティパターン情報を参照することで、検出した前記物件セキュリティパターンに関連付けされている前記管理対象物件を検出し、検出した管理対象物件の中に、物件管理者によりアクセス要求が行われた管理対象物件が存在する場合に、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して前記管理対象物件に対するアクセス権限が付与されているとの判定を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の不動産管理装置。
  3. 前記物件セキュリティパターンは、前記管理対象物件に関する情報に対する少なくとも修正又は参照のアクセス権限を示す情報であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の不動産管理装置。
  4. 管理対象物件設定部が、複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各前記管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定ステップと、
    物件管理者設定部が、複数の物件管理者のうち、前記管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各前記物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された前記管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された前記管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を前記記憶部に記憶する物件管理者設定ステップと、
    セキュリティ設定部が、前記物件管理者グループと、前記管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を前記記憶部に記憶するセキュリティ設定ステップと、
    判定部が、物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、前記物件セキュリティパターン情報、前記管理者グループ情報及び前記セキュリティ設定情報に基づいて、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して付与されている、前記管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定ステップと、
    セキュリティ制御部が、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して、前記管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が前記判定部から得られた場合に、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して、前記管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御ステップと、
    を有する不動産管理方法。
  5. コンピュータを、
    複数の不動産物件から管理対象の不動産物件として選択された一つ又は複数の管理対象物件と、各前記管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンを関連付けた物件セキュリティパターン情報を記憶部に記憶する管理対象物件設定部と、
    複数の物件管理者のうち、前記管理対象物件を管理する一人又は複数の物件管理者、及び、各前記物件管理者が所属する物件管理者グループ、及び、物件管理者毎に設定された前記管理対象物件の管理開始日となる所属適用日を示す所属適用日データ、及び、物件管理者毎に設定された前記管理対象物件の管理終了日となる所属廃止日データを関連付けた管理者グループ情報を前記記憶部に記憶する物件管理者設定部と、
    前記物件管理者グループと、前記管理対象物件に対するアクセス権限を示す物件セキュリティパターンとを関連付けたセキュリティ設定情報を前記記憶部に記憶するセキュリティ設定部と、
    物件管理者により、管理対象物件に対するアクセス要求が行われた際に、前記物件セキュリティパターン情報、前記管理者グループ情報及び前記セキュリティ設定情報に基づいて、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して付与されている、前記管理対象物件に対するアクセス権限の有無を判定する判定部と、
    前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して、前記管理対象物件に対するアクセス権限が付与されていることを示す判定結果が前記判定部から得られた場合に、前記アクセス要求を行った前記物件管理者に対して、前記管理対象物件に関する情報に対するアクセスを許可するセキュリティ制御部として機能させること
    を特徴とする不動産管理プログラム。
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