JP2023048941A - 割引チケットおよびチケットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】リピーター獲得効果に優れる割引チケットおよびチケットシステムを提供する。【解決手段】チケットシステム100は、珈琲を提供する店舗が発行し、SNSプラットフォーム上で動作するアプリケーションを用い、決済管理部5は、アプリケーションを介して、ユーザの店舗での決済時に、ユーザ用電子情報端末2から得られた割引チケットの情報を含むユーザの会員情報に基づいて会員認証をし、店舗用端末3はユーザの会費の定期支払に応じて正規料金から減額を行う機能を有する割引チケットを運用するシステムであって、チケットシステム100が有する管理側サーバ1と、ユーザ用電子情報端末2と、店舗用端末3と、SNSサーバ6とは、通信ネットワーク7を介してそれぞれ相互に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、店舗が発行する割引チケットおよびチケットシステムに関する。
従来、飲食店や、雑貨店、美容室などサービスを提供する種々の店舗において、新規顧客の初来店や、既存の顧客の再来店を増やすための販売促進手段として、割引チケットの無料配布や有料販売が行われている。
例えば、珈琲を提供する店舗である喫茶店などでは、飲み物1杯当たりの金額が通常料金よりも割安となる複数枚綴りの珈琲チケットが販売されている。珈琲チケットは、所定の金額を支払って購入する複数枚綴りのチケットであり、珈琲チケット使用者は、最小購入単位である一冊分を使用すると、例えば珈琲などの飲み物1杯分程度の割引きを受けられる。そのため、特定の店舗に繰り返し来店するリピーター(常連客)にとって魅力的なサービスであり、販売促進に一定の効果がある。
特許文献1には、珈琲チケットとして、紙製のチケットの代わりに使用する携帯用メダルパックの考案が記載されている。従来の割引チケットは大抵の場合、紙製であることにより、破れや汚れが招来しやすかったところ、本考案では、紙製に代えて合金などのコイン状のメダルとし、特殊なパックに収納することで破れなどを未然に防止できることが記載されている。
また、喫茶店に限らず、サービスを提供する種々の店舗において、販売促進のためにインターネットを介した無料の割引チケット(クーポン)の配布が行われている。
例えば、特許文献2には、イベントに連動したクーポンを発行するクーポン発行システムが記載されている。本発明では、イベントに連動したクーポンを発行することで、そのイベントの集客力を活かして自らの店舗にも来店を促すことができ、従来よりも新規顧客の獲得に繋がりやすくなる旨が記載されている。
実公昭62-28173号公報 特許第5193342号公報
従来の珈琲チケットや特許文献1記載の割引チケットの場合、チケット購入時に数千円程度の金額を一度に支払う必要がある。そのため、将来的に確実に使用する意思を有するリピーターは購入するが、リピーターとなる前の一般の顧客はそのイニシャルコストからチケット購入を躊躇しやすい。また、割引チケットを使い切った場合には、新たに購入する必要があり、顧客にとって不便である。
また、インターネットを介した無料の割引チケットや特許文献2に記載の割引チケットの場合、店舗やシステム運営者は、例えば、所定の期間、対象商品やサービスのクーポンを配布する。その場合、クーポンを取得した者は、クーポンの使用回数、使用時期、商品/サービスを自由に選択できない。その場合、クーポンを取得した者は、店舗やシステム運営者により設定された時期や商品/サービスと自己の希望が適合する場合にのみクーポンを使用するため、当該クーポンの使用者は一定数に限られ、リピーター獲得効果は不十分と考えられる。ここで、リピーター獲得効果とは、店舗におけるリピーターの増加率を意味し、具体的には、店舗が一定の期間販売促進活動に費やした金額に対するリピーターの増加率などを意味する。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、リピーター獲得効果に優れる割引チケットおよびチケットシステムを提供することを目的とする。
本発明の割引チケットは、店舗がユーザに発行する割引チケットであって、SNSプラットフォーム上で動作するアプリケーションを用いたチケットであり、会員登録された上記ユーザの会費の定期支払に応じて上記店舗での決済時に正規料金から減額を行う機能を有することを特徴とする。
以下、「アプリケーション」を「アプリ」ともいう。また、「ユーザ」、は「顧客または潜在的な顧客」を意味する。また、会員登録を行う、または、会員登録を行ったユーザを「会員」とも呼ぶ。
上記店舗が、珈琲を提供する店舗であることを特徴とする。
本発明のチケットシステムは、上記割引チケットを運用するチケットシステムであって、通信ネットワークを介してそれぞれ相互に接続された、上記SNSプラットフォームを構成するSNSサーバと、上記チケットシステムの管理を行う管理側サーバと、上記ユーザが上記会員登録および上記決済時に使用するユーザ用電子情報端末と、上記ユーザ用電子情報端末から上記割引チケットの情報を読み取る店舗用端末とを備えてなり、上記管理側サーバに、上記ユーザ用電子情報端末と上記店舗用端末を用いて行われる決済を管理する決済管理部を有し、上記決済管理部は、上記アプリケーションを介して、上記ユーザの上記店舗での決済時に、上記ユーザ用電子情報端末から得られた上記割引チケットの情報を含む上記ユーザの会員情報に基づいて会員認証をし、上記店舗用端末は上記ユーザの会費の定期支払に応じて正規料金から減額を行う機能を有する、ことを特徴とする。
上記管理側サーバと、上記ユーザ用電子情報端末と、上記店舗用端末と、上記SNSサーバとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイスで連携(以下、「API連携」ともいう)することを特徴とする。
本発明の割引チケットは、SNSプラットフォーム上で動作するアプリケーションを用いたチケットなので、ユーザに認知されやすく、会員登録の手間も少ない。これにより、新規顧客および従来からの顧客の会員登録を促進できる。また、本発明の割引チケットは、会員登録されたユーザの会費の定期支払に応じて店舗での決済時に正規料金から減額を行う機能を有するので、定期支払で一定期間内に支払う金額は一定であるのに対し、割引チケットは回数の制限なく使用できる。これにより、会員は、割引チケットを使えば使うほど、会員はより多くの金額の割引を受けることができ、お得感を感じられるため、会員が店舗を来店することの動機付けとなり、リピーター獲得効果に優れる。
珈琲を提供する店舗の顧客は、他の飲食店などと比べ、一定期間内に繰り返し来店することが多い。そのため、割引チケットを発行する店舗が、珈琲を提供する店舗である場合、一定期間内により多く来店するほど会員が得をする本割引チケットは、リピーター獲得効果により優れる。
本発明のチケットシステムは上記割引チケットを運用するチケットシステムであって、通信ネットワークを介してそれぞれ相互に接続された、SNSプラットフォームを構成するSNSサーバと、チケットシステムの管理を行う管理側サーバと、ユーザが会員登録および決済時に使用するユーザ用電子情報端末と、ユーザ用電子情報端末から割引チケットの情報を読み取る店舗用端末とを備えてなり、管理側サーバに、ユーザ用電子情報端末と店舗用端末を用いて行われる決済を管理する決済管理部を有し、決済管理部は、アプリケーションを介して、ユーザの店舗での決済時に、ユーザ用電子情報端末から得られた割引チケットの情報を含むユーザの会員情報に基づいて会員認証をし、店舗用端末はユーザの会費の定期支払に応じて正規料金から減額を行う機能を有するので、システム運用効率に優れる。これにより、人件費や管理費用を削減できるとともに、処理が迅速化されユーザの利便性も向上する。その結果、リピーター獲得効果、特に費用対効果にさらに優れる。
管理側サーバと、ユーザ用電子情報端末と、店舗用端末と、SNSサーバとは、API連携するので、各部のソフトウェアの機能を容易に共有でき、より低廉な費用で各部同士を連携させるためのシステム構築ができる。これにより、リピーター獲得の費用対効果にさらに優れる。
本発明のチケットシステムの概念図である。 システム運営者と、店舗と、会員との関係性の概念図である。 本発明のチケットシステムを用いた店舗運営の概念図である。 本発明の割引チケットを使用する際のフローチャートである。
本発明の割引チケットについて概要を説明する。本発明の割引チケットは、SNSプラットフォーム上で動作するアプリケーションを用いたチケットである。ここで、SNSプラットフォームとしては、例えば、LINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Twitter(登録商標)、mixi(登録商標)などが挙げられる。上記SNSプラットフォームは、パソコンや、スマートフォン上にダウンロードしたアプリを用いて、現在多くのユーザが日常的に使用しており、スーパーアプリと呼ばれる場合がある。
スーパーアプリに対し、SNSプラットフォーム上で動作するアプリケーションは、ミニアプリとも呼ばれる。ミニアプリは、アプリを販売するアプリストアからダウンロードすることなく、スーパーアプリの操作画面上で利用できる。
自社アプリの機能を初めから全て独自開発する場合、多大な時間と費用を要する。また、知名度に劣る企業がアプリを開発しても、日々多くのアプリが生み出されている中で、ユーザに認知され、ダウンロードされ、日常的かつ継続的に使用されることは容易ではない。そのため、著名性を獲得する前の企業が独自のアプリを開発して、それを用いて販売促進活動を行うことは、開発コストに見合う成果が得られにくい。
一方、ミニアプリは、ユーザが日常的に使っているアプリ上で起動し、スーパーアプリの機能を利用できるため、開発期間、開発コスト、保守コストなどを大幅に低減できるうえ、継続的に使用されやすく、企業側、ユーザ側の双方にとってメリットがある。特に、独自アプリの場合は、OSのヴァージョンアップに対応するための保守費用が負担となるが、ミニアプリを利用することで、これを削減できる。
本発明の割引チケットは、ミニアプリを用いたチケットであるので、スーパーアプリであるSNSプラットフォーム上でユーザに認知されやすい。また、SNSプラットフォーム上で会員登録できるため登録の手間も少ない。これにより、新規顧客および従来からの顧客の会員登録を促進できる。
割引チケットは、会員登録されたユーザの会費の定期支払に応じて店舗での決済時に正規料金から減額を行う機能を有する。ユーザは、例えば、店舗に配置された会員登録を勧める表示に記載されたQRコード(登録商標)を自己のスマートフォンで読み取り、LINE(登録商標)などのSNSプラットフォーム上で店舗(企業)の公式アカウントと友達登録を行い、会員登録できる。会員登録は、友達登録した後に、個人情報を含まないユニークな識別情報を会員情報として登録することにより行われる。ユーザは、会費として、例えば、店舗側が指定する商品の価格の1/4~1/2の額の会費を定期的に支払うことで、会計での決済時には毎回所定の金額が正規料金から減額される。決済時に減額される金額は、会費と同額でもよいし、異なる額でもよい。決済時の減額金額を会費と同額とすることで、ユーザは1回来店で元がとれて再度の訪問でお得感が得られ、かつ、店舗はユーザの来店頻度の向上による売り上げ向上が期待できるため、好ましい。なお、会員登録は、上記方法に限らず、ウェブサイト上、SNSプラットフォーム上などで、友達登録などを介さず直接行ってもよい。
割引チケットを発行する店舗が珈琲を提供する店舗の場合、大抵のユーザは来店時には飲み物を注文するため、会費は飲み物の価格の1/4~1/2の額としてもよい。ユーザが支払う会費は、ユーザが支払うことを躊躇せず気軽に払える手頃な金額とする観点から、例えば、50円~300円が好ましく、100円~200円がより好ましく、100円がさらに好ましい。また、会費は、定期的に支払われればよく、1週間ごと、2週間ごと、1か月ごと、半年ごと、1年ごとなど自由に設定できる。なお、珈琲を提供する店舗の場合、減額を行うのは、飲み物を注文した場合に限るなどしてもよい。
上述のように、割引チケットを発行する店舗のユーザは、会員登録および会費の定期支払を行い、決済時に正規料金から減額されることで、定期支払で一定期間内に支払う金額は一定であるのに対し、割引チケットは回数の制限なく使用できる。これにより、割引チケットを使えば使うほど、会員はより多くの金額の割引を受けることができ、お得感を感じられるため、会員が店舗を来店することの動機付けとなり、リピーター獲得効果に優れる。会費の定期支払を行い、決済時に正規料金から減額する値引きは、サブスクリプション型値引きともいえ、従来の珈琲チケットのように紙片のチケットを店舗で購入する手間が減り、利便性にも優れる。
また、ユーザは、店舗に来店して登録した時点で、その来店中の注文会計で即時に割引チケットを利用できる。よって、決済時の減額金額を会費と同額とすることで、ユーザは、実質0円で会員登録でき、登録後、定期期間(例えば1か月)内に、2回目以降の来店で必ず減額(割引)分の利益を毎回得られる。このため、ユーザは、定期期間内に2回以上来店するつもりがあれば、必ず来店する度に毎回割引分の得をし、お得感が得られる。また、店舗側にとっては、ユーザが会員登録したことは、定期期間(例えば1か月)内に2回以上来店する予定があるといえ、ユーザの来店頻度の向上による売り上げ向上がほぼ確実に期待できる。
割引チケットを発行する店舗が、例えば、珈琲を提供する店舗の場合、当該店舗の顧客は、他の飲食店などと比べ、一定期間内に繰り返し来店することが多い。そのため、一定期間内により多く来店するほど会員が得をする本発明の割引チケットは、リピーター獲得効果により優れる。
上記割引チケットを運用する、本発明のチケットシステムについて、図1を用いて説明する。図1は、チケットシステムの一実施形態の概念図である。図1に示すように、チケットシステム100は、通信ネットワーク7を介してそれぞれ相互に接続された、SNSプラットフォームを構成するSNSサーバ6と、チケットシステムの管理を行う管理側サーバ1と、ユーザが会員登録および決済時に使用するユーザ用電子情報端末2と、ユーザ用電子情報端末2から割引チケットの情報を読み取る店舗用端末3とを備えてなる。チケットシステム100は、管理側サーバ1に、ユーザ用電子情報端末2と店舗用端末3を用いて行われる決済を管理する決済管理部5を有する。決済管理部5は、アプリケーションを介して、ユーザの店舗での決済時に、ユーザ用電子情報端末2から得られた割引チケットの情報を含むユーザの会員情報に基づいて会員認証をする。その後、店舗用端末3は、ユーザの会費の定期支払に応じて正規料金から減額を行う。さらに、チケットシステム100は、管理側サーバ1に、ユーザ用電子情報端末2へ自動応答を行う自動応答部4を有する。自動応答部4および決済管理部5は、それぞれミニアプリを稼働し、SNSサーバ6はスーパーアプリを稼働する。ミニアプリとスーパーアプリは、連携して割引チケットを運用する。ここで、管理側サーバ1は、チケットシステム100の管理に関わるサーバであれば、実質的または仮想的に、1つのサーバであってもよいし、複数のサーバから構成されるサーバ群であってもよい。なお、チケットシステム100は、自動応答部4と、決済管理部5を別々のサーバに有してもよい。また、チケットシステム100は、自動応答部4を有さなくてもよい。
ここで、管理側サーバ1は、チケットシステム100の運営者(システム運営者)が管理するサーバである。ユーザ用電子情報端末2は、ユーザが用いる電子情報端末で、例えば、スマートフォンや、スマートウォッチ、タブレット、パソコンなどである。店舗用端末3は、店舗に配置されて決済情報の入力などを行う端末で、例えば、いわゆるPOSレジなどである。自動応答部4および決済管理部5は、例えば、SaaS(Software as a Service)と呼ばれる、クラウドサーバにあるソフトウェアをインターネット経由して利用できるサービスであり、システム事業者などから提供される。自動応答部4としては、例えば、anybot(登録商標)などが挙げられる。また、決済管理部5としては、例えば、stripe(登録商標)などが挙げられる。
管理側サーバ1の決済管理部5は、ユーザ用電子情報端末2を通して取得される会員情報を登録する会員情報登録手段5aと、会員情報登録手段5aにより登録された会員情報を管理する会員情報管理手段5bとを有する。会員情報管理手段5bは、会員に対してその会員情報に基づき会費の請求と徴収を行う。店舗用端末3は、該端末自体に備えられた、または、該端末に接続された決済手段を有する(図示省略)。決済手段は、会員の店舗での決済時に、ユーザ用電子情報端末2または他の手段から得られた会員の会員情報に基づく会員認証の後に正規料金から減額を行うために用いられる手段である。
本発明のチケットシステムは、システム運用効率に優れるので、人件費や管理費用を削減できるとともに、処理が迅速化されユーザの利便性も向上する。その結果、リピーター獲得効果、特に費用対効果にさらに優れる。
なお、決済手段は、会員の店舗での決済時に、ユーザ用電子情報端末に限らず、QRコード(登録商標)やバーコードが印刷されたカードや、ICカードなどの他の手段から得られた会員情報に基づいた会員認証の後に正規料金から減額を行うために用いられてもよい。
チケットシステム100は、管理側サーバ1と、ユーザ用電子情報端末2と、店舗用端末3と、SNSサーバ6とが、API連携してもよい。これにより、各部のソフトウェアの機能を容易に共有でき、店舗はより低廉な費用で各部同士を連携させるシステム構築ができる。その結果、リピーター獲得の費用対効果にさらに優れる。さらに、管理側サーバ1において、ユーザの利便性向上とシステム構築費用削減の観点から、自動応答部4と、決済管理部5もAPI連携することが好ましい。
割引チケットを運用するチケットシステムの具体例について、図2を用いて説明する。図2は、システム運営者と、店舗と、会員との関係性の一例の概念図である。図2に示すように、チケットシステム100は、当該システムを利用する、経営主体が異なる複数の店舗において、各店舗で使用される店舗用端末3と、各店舗の会員が使用するユーザ用電子情報端末2とを備える。チケットシステムは、さらに、店舗用端末3およびユーザ用電子情報端末2と通信ネットワーク7を介して接続される管理側サーバ1を備える。なお、通信ネットワーク7は、通信可能であれば、有線であっても無線であってもよい。
会員はチケットシステムを利用している店舗のグループである店舗群の中の店舗では、どの店舗でも上述した決済時の減額サービスを受けられる事としてもよい。ここで、「店舗群」は、資本関係を有する関連会社の関係となる店舗のグループであってもよいし、資本関係を有しない非関連会社の関係となる店舗のグループであってもよい。なお、チケットシステムを利用している店舗が1店舗である場合も、会員は、当該店舗において上述した決済時の減額サービスを受けられる事としてもよい。
管理側サーバ1は、上述した会員情報登録手段5aおよび会員情報管理手段5bとともに、店舗用端末3に対して店舗運営のサポート用のサービスを提供するサービス提供手段5cを有してもよい。なお、管理側サーバ1は、会員情報登録手段5aと、会員情報管理手段5bと、サービス提供手段5cとを別個の手段として分けず、一つの情報処理手段の中に有してもよい。また、管理側サーバ1は、会員情報登録手段5aと、会員情報管理手段5bと、サービス提供手段5cとを別々のサーバに有してもよい。
管理側サーバは、上述の通り店舗用端末に対して店舗運営のサポート用のサービスを提供するサービス提供手段を有することにより、チケットシステムは、店舗の管理者に店舗運営の経験が少なかったり、不得手な業務があったりする場合でも、店舗の管理者に不足する運営力を適切に補い、店舗運営効率を向上させることができる。これにより、日常業務以外の、顧客獲得のための新規施策の検討などを行えるため、リピーター獲得効果により優れる。
システム運営者は、会員から継続的に会費を徴収できることで、店舗に提供される店舗運営のサポート用のサービスの質が向上し、店舗で提供されるサービスの質も向上すると考えられる。これにより、顧客満足度が向上することでリピーターが増加し、システム運営者および店舗の収益増大に繋がると考えられる。本発明のチケットシステムは、客単価が低く、回転率も低くなりやすいことから特に効率的な店舗運営が求められる喫茶店へ導入することで、大きな収益改善効果が見込まれる。
会員情報登録手段5aは、ユーザ用電子情報端末2を通して会員の情報を初めて登録する際に、上述した個人情報を含まないユニークな識別情報を会員情報として登録する。ユニークな識別情報としては、例えば、数字やアルファベットの羅列や、画像など、個人の特定には繋がらない識別可能な情報が挙げられる。数字やアルファベットの羅列としては、決済の簡易化の観点から、クレジットカード情報が好ましい。なお、登録するユニークな識別情報は、1つでもよいし、2つ以上であってもよい。
会員情報管理手段5bは、店舗用端末3に備えられた、または、該端末に接続された決済手段による会員の初回の決済時において、識別情報から会員であることを認証できる。会員情報管理手段5bは、決済手段による該会員の2回目の決済時において、会員情報登録手段5aを介して個人情報を取得し、該個人情報を会員情報に追加登録できる。
これにより、会員情報を初めて登録する際には、ユーザは気軽に登録を行うことができ、リピーター獲得へより繋がりやすい。2回目の決済時には、会員となったユーザは、店舗に再度来店する程気に入っているため、個人情報の追加登録を抵抗感なく行うと考えられる。
会員がユーザ用電子情報端末2から通信ネットワーク7を介して会員情報を会員情報登録手段5aで登録する場合、当該会員情報は、ユーザ用電子情報端末2から管理側サーバ1に直接送信されてもよいし、ユーザ用電子情報端末2から店舗の店舗用端末3を経由して管理側サーバ1へ送信されてもよい。
本発明のチケットシステムを用いた店舗運営について、図3を用いて説明する。図3は、チケットシステムを用いた店舗運営の一例の概念図である。図3において、6つの楕円は各主体を示しており、各主体を繋ぐ矢印は、モノ、金、情報、その他各主体が行う行動などを示している。また、点線で囲まれた範囲は、チケットシステムを用いた店舗運営に含まれる範囲である。
オーナー8は、新規開店する店舗や既存の店舗を、チケットシステムのグループに加入させる。グループに加入した店舗9は、システム運営者10の管理側サーバから、店舗運営状況管理などの店舗運営のサポート用のサービスの提供を受ける。これにより、店舗9の店舗運営効率が向上して利益が増大し、オーナー8はより多くの収益を得ることができる。店舗9は、当該店舗のスタッフ11に、報酬を与えるだけでなく、店舗運営のノウハウ、やりがいなどを提供する。スタッフ11は、店舗9に労働力を提供するだけでなく、より効率的な運営アイデアなどを提案できる。店舗9は、管理側サーバに、店舗運営のサポート用のサービスを受けるために必要な情報を提供する。
店舗9を利用するユーザ12は、店舗9において、通常料金を支払って商品を購入したり、サービスの提供を受けたりする。それに対し、チケットシステムのグループに加入している店舗9に会員登録した会員13は、店舗9において、通常料金から減額された割引料金を支払って商品の購入や、サービス提供を受けられる。
店舗9を利用するユーザ12は、チケットシステムの運営に用いられる管理側サーバに対して会員情報を登録するとともに、会費を支払うことにより、店舗9が加入しているチケットシステムに会員登録できる。
本発明の割引チケットを使用する際の流れについて、図4を用いて説明する。図4は、割引チケットを使用する際のフローチャートの一例である。ここでは、SNSプラットフォームとしてLINE(登録商標)を用いた場合について以下に記載する。
割引チケットを使用して割引を受けるために、ユーザはまず、店舗などに配置された会員登録を勧める表示に記載されたQRコード(登録商標)などをスマートフォンなどのユーザ用電子情報端末2で読み取り、友達登録を実行する。ユーザ用電子情報端末2は、友達登録要求信号をSNSサーバ6および管理側サーバ1へ送信する。SNSサーバ6は、友達登録要求信号を受信すると、ユーザと店舗のLINE公式アカウントとの間の友達登録を完了する。管理側サーバ1で友達登録要求信号が受信され、SNSサーバ6での友達登録が完了すると、SNSサーバ6は、友達登録メッセージをユーザ用電子情報端末2へ送信する。
ユーザは、友達登録メッセージの受信後、ユーザ用電子情報端末2で、個人情報を含まないユニークな識別情報を会員情報として入力して会員登録を実行する。ユーザ用電子情報端末2は、会員登録要求信号を管理側サーバ1へ送信する。管理側サーバ1の決済管理部5は、会員登録要求信号を受信すると、ユーザの会員登録を完了する。
会員登録の完了後、管理側サーバ1は、会員のユーザ用電子情報端末2に対してその会員情報に基づいて、会費の定期支払要求信号を送信する。ユーザ用電子情報端末2は、管理側サーバ1から会費の定期支払要求信号を受信すると、管理側サーバ1へ決済情報を送信する。管理側サーバ1の決済管理部5は、ユーザ用電子情報端末2から決済情報を受信すると会員から会費の徴収を行う。会費の定期支払(サブスクリプション決済)は、例えば、1か月に1回の頻度で行われる。
会員は、店舗でサービス提供を受け、料金支払いの決済を行う場合、会員証をユーザ用電子情報端末2の表示画面に表示する。この際、ユーザ用電子情報端末2は、決済管理部5へ会員証表示信号を送信する。決済管理部5は、会員証表示信号を受信すると、決済ステータスを確認して会員認証を行う。決済管理部5による決済ステータスの確認後、店舗用端末3で、会員が提示した会員証のQRコード(登録商標)、バーコード、数字などの会員情報を読み取ると、正規料金から所定の額だけ減額するレジ割引を行う。
会員は、レジ割引された金額を確認し、ユーザ用情報処理端末2で支払いを行う。ユーザ用情報処理端末2で支払いがなされた後、店舗用端末3は決済を完了する。決済を完了した店舗用端末3は、決済管理部5へ会員の来店情報を送信する。決済管理部5は、来店情報を受信すると、会員の来店情報を来店履歴として蓄積する。なお、来店情報には、会員の注文商品や、支払額、来店日時、天気、滞在時間などの情報を含むことができる。
以上、各図を用いて本発明の実施形態の一例を説明したが、本発明の割引チケットおよびチケットシステムはこれに限定されるものではない。例えば、割引チケットおよびチケットシステムは、喫茶店や、レストラン、居酒屋などの飲食店以外にも、ホテルや小売店などのサービス業に適用してもよい。
本発明の割引チケットおよびチケットシステムは、顧客が店舗へ来店することの動機付けとなり、リピーター獲得効果に優れるので、サービス業一般に広く利用できる。
1 管理側サーバ
2 ユーザ用電子情報端末
3 店舗用端末
4 自動応答部
5 決済管理部
5a 会員情報登録手段
5b 会員情報管理手段
5c サービス提供手段
6 SNSプラットフォーム
7 通信ネットワーク
8 オーナー
9 店舗
10 システム運営者
11 スタッフ
12 ユーザ
13 会員
100 チケットシステム

Claims (4)

  1. 店舗がユーザに発行する割引チケットであって、
    前記割引チケットは、SNSプラットフォーム上で動作するアプリケーションを用いたチケットであり、会員登録された前記ユーザの会費の定期支払に応じて前記店舗での決済時に正規料金から減額を行う機能を有することを特徴とする割引チケット。
  2. 前記店舗が、珈琲を提供する店舗であることを特徴とする請求項1記載の割引チケット。
  3. 請求項1または請求項2記載の割引チケットを運用するチケットシステムであって、
    前記チケットシステムは、通信ネットワークを介してそれぞれ相互に接続された、前記SNSプラットフォームを構成するSNSサーバと、前記チケットシステムの管理を行う管理側サーバと、前記ユーザが前記会員登録および前記決済時に使用するユーザ用電子情報端末と、前記ユーザ用電子情報端末から前記割引チケットの情報を読み取る店舗用端末とを備えてなり、
    前記管理側サーバに、前記ユーザ用電子情報端末と前記店舗用端末を用いて行われる決済を管理する決済管理部を有し、
    前記決済管理部は、前記アプリケーションを介して、前記ユーザの前記店舗での決済時に、前記ユーザ用電子情報端末から得られた前記割引チケットの情報を含む前記ユーザの会員情報に基づいて会員認証をし、前記店舗用端末は前記ユーザの会費の定期支払に応じて正規料金から減額を行う機能を有する、
    ことを特徴とするチケットシステム。
  4. 前記管理側サーバと、前記ユーザ用電子情報端末と、前記店舗用端末と、前記SNSサーバとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイスで連携することを特徴とする請求項3記載のチケットシステム。
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