JP2023048519A - プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023048519000001
【課題】プラズマエッチングにおけるボーイングを抑制する技術を提供する。
【解決手段】
プラズマ処理方法が提供される。この方法は、(a)シリコン酸化膜とシリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供する工程と、(b)Cxyガス(x、yは正の整数)と水素(H)含有ガスとを含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(c)Cxyガス(x、yは正の整数)と酸素(O)含有ガスとを含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、エッチングにより形成される凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する工程とを備える。
【選択図】図3

Description

本開示の例示的実施形態は、プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置に関する。
特許文献1には、プラズマエッチングにより深さの異なる開口を対象膜に形成する技術が開示されている。
特開2019-9259号公報
本開示は、プラズマエッチングにおけるボーイングを抑制する技術を提供する。
本開示の一つの例示的実施形態において、プラズマ処理方法であって、(a)シリコン酸化膜と前記シリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供する工程と、(b)Cxyガス(x、yは正の整数)と水素(H)含有ガスとを含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(c)Cxyガス(x、yは正の整数)と酸素(O)含有ガスとを含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記エッチングにより形成される凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する工程とを備えるプラズマ処理方法が提供される。
本開示の一つの例示的実施形態によれば、プラズマエッチングにおけるボーイングを抑制することができる。
プラズマ処理装置1を概略的に示す図である。 基板処理システムPSを概略的に示す図である。 本処理方法の一例を示すフローチャートである。 工程ST1で提供される基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。 工程ST2における処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。 工程ST3における処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。 工程ST4における処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。 本処理方法による処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。 ボーイングの要因を説明するための図である。 実施例にかかるネック位置差とボーイングCDとの関係を示す図である。 本処理方法の他の例を示すフローチャートである。
以下、本開示の各実施形態について説明する。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理方法であって、(a)シリコン酸化膜とシリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供する工程と、(b)Cxyガス(x、yは正の整数)と水素(H)含有ガスとを含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(c)Cxyガス(x、yは正の整数)と酸素(O)含有ガスとを含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、エッチングにより形成される凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する工程とを備えるプラズマ処理方法が提供される。
一つの例示的実施形態において、第1の処理ガスは、酸素(O)含有ガスを含み、第1の処理ガス中の酸素(O)のモル分率は、第2の処理ガス中の酸素(O)のモル分率よりも小さい。
一つの例示的実施形態において、第2の処理ガスは、水素(H)含有ガスを含み、第2の処理ガス中の水素(H)のモル分率は、第1の処理ガス中の水素(H)のモル分率よりも小さい。
一つの例示的実施形態において、(b)、(c)及び(d)の各工程をこの順で実行するサイクルを複数回繰り返す。
一つの例示的実施形態において、(b)及び(c)の各工程を複数回繰り返した後に(d)の工程を実行するサイクルを複数回繰り返す。
一つの例示的実施形態において、(b)の工程において、反応生成物は側壁の第1の位置に最も多く堆積し、(c)の工程において、反応生成物は、第1の位置よりも深い側壁の第2の位置に最も多く堆積する。
一つの例示的実施形態において、第1の位置と第2の位置の差は、450nm以上である。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理方法であって(a)シリコン酸化膜とシリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供する工程と、(b)Cxyガス(x、yは正の整数)を含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(c)Cxyガス(x、yは正の整数)を含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、エッチングにより形成された凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する工程と、を備え、(b)の工程において、反応生成物は側壁の第1の位置に最も多く堆積し、(c)の工程において、反応生成物は、第1の位置よりも深い側壁の第2の位置に最も多く堆積するプラズマ処理方法が提供される。
一つの例示的実施形態において、Cxyガスは、C46ガス、C48ガス、C36ガス、C38ガス及びC78ガスからなる群から選択される少なくとも1種である。
一つの例示的実施形態において、第1の処理ガスに含まれるCxyガスと、第2の処理ガスに含まれるCxyガスとは、同一のガス種である。
(c)の工程において第2の処理ガスから生成したプラズマのイオンエネルギーは、(b)の工程において第1の処理ガスから生成したプラズマのイオンエネルギーよりも大きい。
一つの例示的実施形態において、酸素(O)含有ガスは、O2ガス、COガス及びCO2ガスからなる群から選択される少なくとも1種である。
一つの例示的実施形態において、水素(H)含有ガスは、H2ガス、CH4ガス、CH3Fガス及びCHF3ガスからなる群から選択される少なくとも1種である。
一つの例示的実施形態において、マスク膜は、金属含有膜である。
一つの例示的実施形態において、金属含有膜は、タングステン、炭化タングステン、窒化チタン、窒化シリコン及びポリシリコンからなる群から選択される少なくとも1種を含む。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理チャンバ、プラズマ処理チャンバに処理ガスを供給するガス供給部、プラズマ処理チャンバ内でプラズマを生成させるための電力を供給する電源、及び、制御部を備え、制御部は、(a)シリコン酸化膜とシリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供し、(b)Cxyガス(x、yは正の整数)と水素(H)含有ガスとを含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングし、(c)Cxyガス(x、yは正の整数)と酸素(O)含有ガスとを含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、シリコン酸化膜をエッチングし、(d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、エッチングにより形成された凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する、制御を実行するプラズマ処理装置が提供される。
以下、図面を参照して、本開示の各実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一または同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づいて上下左右等の位置関係を説明する。図面の寸法比率は実際の比率を示すものではなく、また、実際の比率は図示の比率に限られるものではない。
<プラズマ処理装置1の構成>
図1は、一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置1を概略的に示す図である。一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理方法(以下「本処理方法」という)は、プラズマ処理装置1を用いて実行されてよい。
図1に示すプラズマ処理装置1は、チャンバ10を備える。チャンバ10は、その中に内部空間10sを提供する。チャンバ10はチャンバ本体12を含む。チャンバ本体12は、略円筒形状を有する。チャンバ本体12は、例えばアルミニウムから形成される。チャンバ本体12の内壁面上には、耐腐食性を有する膜が設けられている。耐腐食性を有する膜は、酸化アルミニウム、酸化イットリウムなどのセラミックから形成され得る。
チャンバ本体12の側壁には、通路12pが形成されている。基板Wは、通路12pを通して内部空間10sとチャンバ10の外部との間で搬送される。通路12pは、ゲートバルブ12gにより開閉される。ゲートバルブ12gは、チャンバ本体12の側壁に沿って設けられる。
チャンバ本体12の底部上には、支持部13が設けられている。支持部13は、絶縁材料から形成される。支持部13は、略円筒形状を有する。支持部13は、内部空間10sの中で、チャンバ本体12の底部から上方に延在している。支持部13は、基板支持器14を支持している。基板支持器14は、内部空間10sの中で基板Wを支持するように構成されている。
基板支持器14は、下部電極18及び静電チャック20を有する。基板支持器14は、電極プレート16を更に有し得る。電極プレート16は、アルミニウムなどの導体から形成されており、略円盤形状を有する。下部電極18は、電極プレート16上に設けられている。下部電極18は、アルミニウムなどの導体から形成されており、略円盤形状を有する。下部電極18は、電極プレート16に電気的に接続されている。
静電チャック20は、下部電極18上に設けられている。基板Wは、静電チャック20の上面の上に載置される。静電チャック20は、本体及び電極を有する。静電チャック20の本体は、略円盤形状を有し、誘電体から形成される。静電チャック20の電極は、膜状の電極であり、静電チャック20の本体内に設けられている。静電チャック20の電極は、スイッチ20sを介して直流電源20pに接続されている。静電チャック20の電極に直流電源20pからの電圧が印加されると、静電チャック20と基板Wとの間に静電引力が発生する。基板Wは、その静電引力によって静電チャック20に引き付けられて、静電チャック20によって保持される。
基板支持器14上には、エッジリング25が配置される。エッジリング25は、リング状の部材である。エッジリング25は、シリコン、炭化シリコン、又は石英などから形成され得る。基板Wは、静電チャック20上、且つ、エッジリング25によって囲まれた領域内に配置される。
下部電極18の内部には、流路18fが設けられている。流路18fには、チャンバ10の外部に設けられているチラーユニットから配管22aを介して熱交換媒体(例えば冷媒)が供給される。流路18fに供給された熱交換媒体は、配管22bを介してチラーユニットに戻される。プラズマ処理装置1では、静電チャック20上に載置された基板Wの温度が、熱交換媒体と下部電極18との熱交換により、調整される。
プラズマ処理装置1には、ガス供給ライン24が設けられている。ガス供給ライン24は、伝熱ガス供給機構からの伝熱ガス(例えばHeガス)を、静電チャック20の上面と基板Wの裏面との間の間隙に供給する。
プラズマ処理装置1は、上部電極30を更に備える。上部電極30は、基板支持器14の上方に設けられている。上部電極30は、部材32を介して、チャンバ本体12の上部に支持されている。部材32は、絶縁性を有する9材料から形成される。上部電極30と部材32は、チャンバ本体12の上部開口を閉じている。
上部電極30は、天板34及び支持体36を含み得る。天板34の下面は、内部空間10sの側の下面であり、内部空間10sを画成する。天板34は、発生するジュール熱の少ない低抵抗の導電体又は半導体から形成され得る。天板34は、天板34をその板厚方向に貫通する複数のガス吐出孔34aを有する。
支持体36は、天板34を着脱自在に支持する。支持体36は、アルミニウムなどの導電性材料から形成される。支持体36の内部には、ガス拡散室36aが設けられている。支持体36は、ガス拡散室36aから下方に延びる複数のガス孔36bを有する。複数のガス孔36bは、複数のガス吐出孔34aにそれぞれ連通している。支持体36には、ガス導入口36cが形成されている。ガス導入口36cは、ガス拡散室36aに接続している。ガス導入口36cには、ガス供給管38が接続されている。
ガス供給管38には、流量制御器群41及びバルブ群42を介して、ガスソース群40が接続されている。流量制御器群41及びバルブ群42は、ガス供給部を構成している。ガス供給部は、ガスソース群40を更に含んでいてもよい。ガスソース群40は、複数のガスソースを含む。複数のガスソースは、本処理方法で用いられる処理ガスのソースを含む。流量制御器群41は、複数の流量制御器を含む。流量制御器群41の複数の流量制御器の各々は、マスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器である。バルブ群42は、複数の開閉バルブを含む。ガスソース群40の複数のガスソースの各々は、流量制御器群41の対応の流量制御器及びバルブ群42の対応の開閉バルブを介して、ガス供給管38に接続されている。
プラズマ処理装置1では、チャンバ本体12の内壁面及び支持部13の外周に沿って、シールド46が着脱自在に設けられている。シールド46は、チャンバ本体12に反応副生物が堆積することを防止する。シールド46は、例えば、アルミニウムから形成された母材の表面に耐腐食性を有する膜を形成することにより構成される。耐腐食性を有する膜は、酸化イットリウムなどのセラミックから形成され得る。
支持部13とチャンバ本体12の側壁との間には、バッフルプレート48が設けられている。バッフルプレート48は、例えば、アルミニウムから形成された部材の表面に耐腐食性を有する膜(酸化イットリウムなどの膜)を形成することにより構成される。バッフルプレート48には、複数の貫通孔が形成されている。バッフルプレート48の下方、且つ、チャンバ本体12の底部には、排気口12eが設けられている。排気口12eには、排気管52を介して排気装置50が接続されている。排気装置50は、圧力調整弁及びターボ分子ポンプなどの真空ポンプを含む。
プラズマ処理装置1は、高周波電源62及びバイアス電源64を備えている。高周波電源62は、高周波電力HFを発生する電源である。高周波電力HFは、プラズマの生成に適した第1の周波数を有する。第1の周波数は、例えば27MHz~100MHzの範囲内の周波数である。高周波電源62は、整合器66及び電極プレート16を介して下部電極18に接続されている。整合器66は、高周波電源62の負荷側(下部電極18側)のインピーダンスを高周波電源62の出力インピーダンスに整合させるための回路を有する。なお、高周波電源62は、整合器66を介して、上部電極30に接続されていてもよい。高周波電源62は、一例のプラズマ生成部を構成している。
バイアス電源64は、電気バイアスを発生する電源である。バイアス電源64は、下部電極18に電気的に接続されている。電気バイアスは、第2の周波数を有する。第2の周波数は、第1の周波数よりも低い。第2の周波数は、例えば400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数である。電気バイアスは、高周波電力HFと共に用いられる場合には、基板Wにイオンを引き込むために基板支持器14に与えられる。一例では、電気バイアスは、下部電極18に与えられる。電気バイアスが下部電極18に与えられると、基板支持器14上に載置された基板Wの電位は、第2の周波数で規定される周期内で変動する。なお、電気バイアスは、静電チャック20内に設けられたバイアス電極に与えられてもよい。
一実施形態において、電気バイアスは、第2の周波数を有する高周波電力LFであってもよい。高周波電力LFは、高周波電力HFと共に用いられる場合には、基板Wにイオンを引き込むための高周波バイアス電力として用いられる。高周波電力LFを発生するように構成されたバイアス電源64は、整合器68及び電極プレート16を介して下部電極18に接続される。整合器68は、バイアス電源64の負荷側(下部電極18側)のインピーダンスをバイアス電源64の出力インピーダンスに整合させるための回路を有する。
なお、高周波電力HFを用いずに、高周波電力LFを用いて、即ち、単一の高周波電力のみを用いてプラズマを生成してもよい。この場合には、高周波電力LFの周波数は、13.56MHzよりも大きな周波数、例えば40MHzであってもよい。また、この場合には、プラズマ処理装置1は、高周波電源62及び整合器66を備えなくてもよい。この場合には、バイアス電源64は一例のプラズマ生成部を構成する。
プラズマ処理装置1は、電源70を更に備える。電源70は、上部電極30に接続されている。一例において、電源70は、プラズマ処理中、上部電極30に直流電圧又は低周波電力を供給するように構成されてよい。例えば、電源70は、上部電極30に負極性の直流電圧を供給してよく、また、低周波電力を周期的に供給してもよい。直流電圧又は低周波電力はパルス波として供給してよく、また、連続波として供給してもよい。
プラズマ処理装置1においてプラズマ処理が行われる場合には、処理ガスがガス供給部から内部空間10sに供給される。また、高周波電力HF及び/又は電気バイアスが供給されることにより、上部電極30と下部電極18との間で高周波電界が生成される。生成された高周波電界が内部空間10sの中の処理ガスからプラズマを生成する。
プラズマ処理装置1は、制御部80を更に備え得る。制御部80は、プロセッサ、メモリなどの記憶部、入力装置、表示装置、信号の入出力インターフェース等を備えるコンピュータであり得る。制御部80は、プラズマ処理装置1の各部を制御する。制御部80では、入力装置を用いて、オペレータがプラズマ処理装置1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うことができる。また、制御部80では、表示装置により、プラズマ処理装置1の稼働状況を可視化して表示することができる。さらに、記憶部には、制御プログラム及びレシピデータが格納されている。制御プログラムは、プラズマ処理装置1で各種処理を実行するために、プロセッサによって実行される。プロセッサは、制御プログラムを実行し、レシピデータに従ってプラズマ処理装置1の各部を制御する。一つの例示的実施形態において、制御部80の一部又は全てがプラズマ処理装置1の外部の装置の構成の一部として設けられてよい。
<基板処理システムPSの構成>
図2は、一つの例示的実施形態に係る基板処理システムPSを概略的に示す図である。本処理方法は、基板処理システムPSを用いて実行されてもよい。
基板処理システムPSは、基板処理室PM1~PM6(以下、総称して「基板処理モジュールPM」ともいう。)と、搬送モジュールTMと、ロードロックモジュールLLM1及びLLM2(以下、総称して「ロードロックモジュールLLM」ともいう。)と、ローダーモジュールLM、ロードポートLP1からLP3(以下、総称して「ロードポートLP」ともいう。)とを有する。制御部CTは、基板処理システムPSの各構成を制御して、基板Wに所与の処理を実行する。
基板処理モジュールPMは、その内部において、基板Wに対して、エッチング処理、トリミング処理、成膜処理、アニール処理、ドーピング処理、リソグラフィ処理、クリーニング処理、アッシング処理等の処理を実行する。基板処理モジュールPMの一部は、測定モジュールであってよく、基板W上に形成された膜の膜厚や、基板W上に形成されたパターンの寸法等を例えば光学的手法を用いて測定してもよい。図1に示すプラズマ処理装置1は、基板処理モジュールPMの一例である。
搬送モジュールTMは、基板Wを搬送する搬送装置を有し、基板処理モジュールPM間又は基板処理モジュールPMとロードロックモジュールLLMとの間で、基板Wを搬送する。基板処理モジュールPM及びロードロックモジュールLLMは、搬送モジュールTMに隣接して配置されている。搬送モジュールTMと基板処理モジュールPM及びロードロックモジュールLLMは、開閉可能なゲートバルブによって空間的に隔離又は連結される。
ロードロックモジュールLLM1及びLLM2は、搬送モジュールTMとローダーモジュールLMとの間に設けられている。ロードロックモジュールLLMは、その内部の圧力を、大気圧又は真空に切り替えることができる。ロードロックモジュールLLMは、大気圧であるローダーモジュールLMから真空である搬送モジュールTMへ基板Wを搬送し、また、真空である搬送モジュールTMから大気圧であるローダーモジュールLMへ搬送する。
ローダーモジュールLMは、基板Wを搬送する搬送装置を有し、ロードロックモジュールLLMとロードボードLPとの間で基板Wを搬送する。ロードポートLP内の内部には、例えば25枚の基板Wが収納可能なFOUP(Front Opening Unified Pod)または空のFOUPが載置できる。ローダーモジュールLMは、ロードポートLP内のFOUPから基板Wを取り出して、ロードロックモジュールLLMに搬送する。また、ローダーモジュールLMは、ロードロックモジュールLLMから基板Wを取り出して、ロードボードLP内のFOUPに搬送する。
制御部CTは、基板処理システムPSの各構成を制御して、基板Wに所与の処理を実行する。制御部CTは、プロセスの手順、プロセスの条件、搬送条件等が設定されたレシピを格納しており、当該レシピに従って、基板Wに所与の処理を実行するように、基板処理システムPSの各構成を制御する。制御部CTは、図1に示すプラズマ処理装置1の制御部80の一部又は全部の機能を兼ねてもよい。
<本処理方法の一例>
図3は、本処理方法の一例を示すフローチャートである。図3に示すように、本処理方法は、基板の提供工程(工程ST1)と、第1のエッチング工程(工程ST2)と、第2のエッチング工程(工程ST3)と、反応生成物の除去工程(工程ST4)と、繰り返し判定工程(工程ST5)とを含む。
図4A乃至図4Dは、本処理方法の各工程における基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。図4Aは、工程ST1で提供される基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。図4Bは、工程ST2における処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。図4Cは、工程ST3における処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。図4Dは、工程ST4における処理後の基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。
以下、各図を参照しつつ、図3に示す本処理方法の一例を説明する。各工程における処理は、図1に示すプラズマ処理装置1で実行されてよい。以下では、制御部80がプラズマ処理装置1の各部を制御して、基板Wに対して本処理方法を実行する場合を例に説明する。なお、各工程は、図2に示す基板処理システムPS内における任意の基板処理モジュールPMで実行されてもよい。この場合、複数の工程が、1つの基板処理モジュールPMで連続して実行されてよい。
(工程ST1:基板の提供)
工程ST1において、基板Wは、プラズマ処理装置1のチャンバ10の内部空間10s内に提供される。基板Wは、基板支持器14の上面に配置され、静電チャック20により保持される。
図4Aは、工程ST1で提供される基板Wの断面構造の一例を模式的に示す図である。基板Wは、下地膜UF上に、シリコン酸化膜SF及びマスク膜MFがこの順で形成されている。基板Wは、DRAM、3D-NANDフラッシュメモリ等の半導体メモリデバイスを含む半導体デバイスの製造に用いられてよい。
下地膜UFは、例えば、シリコンウェハやシリコンウェハ上に形成された有機膜、誘電体膜、金属膜、半導体膜等でよい。下地膜UFは、複数の膜が積層されて構成されてよい。例えば、下地膜UFは、シリコン酸化膜と多結晶シリコン膜又はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが交互に積層されて構成されてよい。なお、基板Wが下地膜UFの下に他の膜をさらに有し、シリコン酸化膜SF及び下地膜UFの2以上の積層膜が多層マスクとして機能してもよい。すなわち、シリコン酸化膜SF及び下地膜UFの積層膜を多層マスクとして、当該他の膜をエッチングしてよい。
シリコン酸化膜SFは、本処理方法におけるエッチング対象膜である。
シリコン酸化膜SFの上面にはマスク膜MFが形成されている。マスク膜MFは、少なくとも一つの開口OPを有する。開口OPは、マスク膜MFの側壁S1によって規定される。開口OPは、側壁S1に囲まれた、シリコン酸化膜SF上の空間である。すなわち、図4Aにおいて、シリコン酸化膜SFの上面は、マスク膜MFによって覆われた部分と、開口OPの底面において露出した部分とを有する。開口OPは、基板Wの平面視(基板Wを図4Aの上から下に向かう方向に見た場合)において、任意の形状を有してよい。当該形状は、例えば、円、楕円、矩形、線やこれらの1種類以上を組み合わせた形状であってよい。マスク膜MFは、複数の開口OPを有してよい。複数の開口OPは、それぞれ穴形状を有し、一定の間隔で配列されたアレイパターンを構成してよい。また、複数の開口OPは、それぞれ線形状を有し、一定の間隔で並んでライン&スペースのパターンを構成してもよい。当該パターンは、工程ST2や工程ST3におけるエッチングにおいてシリコン酸化膜SFに転写されるパターンである。
マスク膜MFは、工程ST2及び工程ST3におけるシリコン酸化膜SFのエッチングレートよりも低いエッチングレートを有する材料から形成されてよい。また、マスク膜MFは、酸素プラズマに対するエッチング耐性が反応生成物Rよりも高い材料から形成されてよい。例えば、マスク膜MFは、金属含有材料から形成された無機系のハードマスクであってよい。当該金属含含有材料としては、タングステン、炭化タングステン、窒化チタン、窒化シリコン及びポリシリコンからなる群から選択される少なくとも1種を含んでよい。なお、マスク膜MFは、1つの層からなる単層マスクでも、2つ以上の層からなる多層マスクであってもよい。多層マスクは、例えば、窒化チタン(TiN)膜とタングステン(W)膜との積層膜でよい。
基板Wを構成する各膜(下地膜UF、シリコン酸化膜SF及びマスク膜MF)は、それぞれ、CVD法、ALD法、スピンコート法等により形成されてよい。上記各膜は、平坦な膜であってよく、また、凹凸を有する膜であってもよい。マスク膜MFの開口OPは、マスク膜MFをエッチングすることで形成されてよい。なお、基板Wの各膜を形成するプロセスの少なくとも一部は、内部空間10s内で行われてよい。また、基板Wの各膜の全部又は一部がプラズマ処理装置1の外部の装置やチャンバ(例えば、基板処理システムPS内の基板処理モジュールPM)で形成された後、基板Wが内部空間10s内に搬入され、基板支持器14の上面に配置されてもよい。
(工程ST2:第1のエッチング)
工程ST2において、ガス供給部から第1の処理ガスが内部空間10sに供給される。そして、プラズマ生成部(高周波電源62及び/又はバイアス電源64)から高周波電力及び/又は電気バイアスを供給する。これにより、上部電極30と基板支持器14との間で高周波電界が生成され、内部空間10s内の処理ガスからプラズマが生成される。生成されたプラズマ中のイオン、ラジカルといった活性種が基板Wに引きよせられてシリコン酸化膜SFがエッチングされる。
図4Bは、工程ST2における処理後の基板Wの断面構造の一例を示す図である。工程ST2により、マスク膜MFがマスクとして機能し、シリコン酸化膜SFのうち、マスク膜MFの開口OPに対応する部分が深さ方向(図4B中上から下に向かう方向)にエッチングされ、凹部RCが形成される。凹部RCは、マスク膜MKの側壁S1とシリコン酸化膜SFの側壁S2により囲まれた空間である。またマスク膜MFの上面や凹部RCの側壁SW(側壁S1及び側壁S2)の一部には、エッチングに伴って生成されたポリマー等の反応生成物Rが堆積する。反応生成物Rは、エッチングにおいてマスク膜MFを保護し得る。
第1の処理ガスは、Cxyガス(x、yは正の整数)を含む。Cxyガスは、主としてシリコン酸化膜SFのエッチングに寄与する。Cxyガスは、例えば、C46ガス、C48ガス、C36ガス及びC78ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。第1の処理ガスにおいて、Cxyガスの流量は、その余のガスに比べて大きくてよい。
第1の処理ガスは、水素(H)含有ガスを含む。水素(H)含有ガスは、反応生成物Rの堆積位置の制御に寄与する。処理ガス中に含まれる水素(H)のモル分率が大きくなると、反応生成物Rは、凹部RCの上方(入口により近い箇所)に堆積しやすくなる。水素(H)含有ガスは、例えば、H2ガス、CH4ガス、CH3Fガス及びCHF3ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。
第1の処理ガスは、酸素(O)含有ガスをさらに含んでよい。酸素(O)含有ガスは、反応生成物Rの堆積位置の制御に寄与する。処理ガス中に含まれる酸素(O)のモル分率が小さくなると、反応生成物Rは、凹部RCの上方(入口により近い箇所)に堆積しやすくなる。酸素(O)含有ガスは、O2ガス、COガス及びCO2ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。
第1の処理ガスは、Ar等の不活性ガスをさらに含んでよい。
図4Bに示すように、凹部RCの入口近傍の側壁SWには、反応生成物Rが凹部の中心軸に向かって凸状に堆積し、ネックN1が形成される。ネックN1において、反応生成物Rが最も多く堆積される位置(凹部RCの開口幅が最小になる位置であり、以下「ネック位置」ともいう)は、マスク膜MFとシリコン酸化膜SFとの境界面からd1の位置(第1の位置)である。ここで、d1は境界面を基準に下方を正、上方を負とする。ネック位置は、マスク膜MFの側壁S1(d1<0)、マスク膜MFとシリコン酸化膜SFとの境界面(d1=0)又はシリコン酸化膜SFの側壁S2(d1>0)のいずれであってもよい。
(工程ST3:第2のエッチング)
工程ST3において、ガス供給部から第2の処理ガスが内部空間10sに供給される。工程ST2と同様に、プラズマ生成部から高周波電力及び/又は電気バイアスを供給してプラズマを生成し、シリコン酸化膜SFをエッチングする。
図4Cは、工程ST3における処理後の基板Wの断面構造の一例を示す図である。工程ST3により、シリコン酸化膜SFが深さ方向(図4C中上から下に向かう方向)にさらにエッチングされ、凹部RCの深さが大きくなる。またマスク膜MFの上面や凹部RCの側壁(側壁S1及び/又は側壁S2)の一部には、エッチングに伴って生成されたポリマー等の反応生成物Rが堆積する。反応生成物Rは、エッチングにおいてマスク膜MFを保護し得る。なお、工程ST3においては、エッチングの開始時において、工程ST2で形成された反応生成物Rによるマスク保護効果を得られる。工程ST3のエッチング時間を工程ST2のエッチング時間よりも長くする等して、シリコン酸化膜SFのエッチング深さを工程ST2におけるエッチング深さよりも大きくしてよい。
第2の処理ガスは、Cxyガス(x、yは正の整数)を含む。Cxyガスは、主としてシリコン酸化膜SFのエッチングに寄与する。Cxyガスは、例えば、C46ガス、C48ガス、C36ガス、C38ガス及びC78ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。第2の処理ガスにおいて、Cxyガスの流量は、その余のガスに比べて大きくてよい。
第2の処理ガスに含まれるCxyガスは、第1の処理ガスに含まれるCxyガスと同じ種類のガスでよい。また、第2の処理ガスに含まれるCxyガスは、第1の処理ガスに含まれるCxyガスと異なる種類のガスでもよい。例えば、第2の処理ガスに含まれるCxyガスは、第1の処理ガスに含まれるCxyガスよりも吸着係数が低いガスでよい。なお、Cxyガスの吸着係数は、同一温度では、C/F比が小さいほど小さい。例えば、第1の処理ガスとして、C46ガスを選択した場合、第2の処理ガスとして、C38ガスを選択してよい。この場合、C38ガスは、同一温度においてC46ガスよりも吸着係数が低いので、反応生成物Rが第2の工程に比べて凹部RCのより下方に堆積し得る。
第2の処理ガスは、酸素(O)含有ガスを含む。酸素(O)含有ガスは、反応生成物Rの堆積位置の制御に寄与する。処理ガス中に含まれる酸素(O)のモル分率が大きくなると、反応生成Rは、凹部RCの入口からより深い箇所に堆積しやすくなる。酸素(O)含有ガスは、O2ガス、COガス及びCO2ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。第2の処理ガスに含まれる酸素(O)のモル分率は、第1の処理ガスに含まれる酸素(O)のモル分率よりも大きくてよい。なお、第2の処理ガスに含まれる酸素(O)含有ガスは、第1の処理ガスに含まれる酸素(O)含有ガスと同じ種類でも異なる種類でもよい。
第2の処理ガスは、水素(H)含有ガスをさらに含んでよい。水素(H)含有ガスは、反応生成物Rの堆積位置の制御に寄与する。第2の処理ガス中に含まれる水素(H)のモル分率が小さくなると、反応生成物Rは、凹部RCの入口からより深い箇所に堆積しやすくなる。水素(H)含有ガスは、例えば、H2ガス、CH4ガス、CH3Fガス及びCHF3ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。第2の処理ガスに含まれる水素(H)含有ガスのモル分率は、第1の処理ガスに含まれる水素(H)含有ガスのモル分率よりも小さくてよい。なお、第2の処理ガスに含まれる水素(H)含有ガスは、第1の処理ガスに含まれる水素(H)含有ガスと同じ種類でも異なる種類でもよい。
第2の処理ガスは、Ar等の不活性ガスをさらに含んでよい。
図4Cに示すように、凹部RCの入口近傍の側壁SWには、反応生成物Rが凹部の中心軸に向かって凸状に堆積し、ネックN2が形成される。ネックN2のネック位置は、マスク膜MFとシリコン酸化膜SFとの境界面からd2の位置(第2の位置)である。ここで、d2は境界面を基準に下方を正、上方を負とする。ネックN2のネック位置(d2)は、ネックN1のネック位置(d1)よりも下方に位置する。すなわち、d2>d1の関係が成り立つ。なお、ネックN2のネック位置は、d2>d1の関係が成り立つ限り、マスク膜MFの側壁S1(d2<0)、マスク膜MFとシリコン酸化膜SFとの境界面(d2=0)又はシリコン酸化膜SFの側壁S2(d2>0)のいずれであってもよい。
ネックN1のネック位置(d1)とネックN2のネック位置(d2)との間の距離Δd(以下「ネック位置差」ともいう)は、所与の値以上でよく、一例では、200nm以上、250nm以上、300nm以上、350nm以上、400nm以上又は450nm以上でよい。ネック位置差は、開口OPのCD(Critical Dimension)に基いて設定されてよい。
ネック位置差の調整は、第1の処理ガスに含まれる水素(H)含有ガス及び/又は酸素(O)含有ガスの種類や流量を選択することで行ってよい。例えば、第1の処理ガスに含まれる水素(H)のモル分率を大きくし、工程ST2においてネックN1がより上方に形成されるようにする。これによりネック位置差を大きくしてよい。これに加えて又は替えて、第2の処理ガスに含まれる水素(H)含有ガス及び/又は酸素(O)含有ガスの種類や流量を調整することでネック位置差を調整してもよい。例えば、第2の処理ガスに含まれる酸素(O)のモル分率を大きくして工程ST3においてネックN2がより下方に形成されるようにする。これにより、ネック位置差を大きくしてよい。以上に加えて又は替えて、ネック位置差は、工程ST2及びST3において生成されるプラズマのイオンエネルギーを調整することで調整してよい。ネック位置は、プラズマのイオンエネルギーが小さくなると、凹部RCのより上方に生成され、プラズマのイオンエネルギーが大きくなる凹部RCのより下方に生成され得る。したがって、例えば、工程ST3において生成されるプラズマのイオンエネルギーを、工程ST2において生成されるプラズマのイオンエネルギーよりも大きくすることで、ネック位置差を調整してよい。なお、プラズマのイオンエネルギーは、基板支持器14に供給される電気バイアスのレベルを変化させることで調整してよい。例えば、工程ST3における電気バイアスのレベルを工程ST2に比べて大きくすることで、プラズマのイオンエネルギーを大きくしてよい。ここで、電気バイアスが高周波電力LFである場合は、電気バイアスのレベルは、高周波電力LFの電力レベルの実効値である。また電気バイアスが負極性の直流電圧である場合は、電気バイアスのレベルは、負極性の直流電圧の絶対値である。また、基板支持器14に供給される電気バイアスがパルス波である場合、プラズマのイオンエネルギーは、電気バイアスのパルス波のデューティ比によって調整してよい。例えば、基板支持器14に電気バイアスのパルス波を供給する場合において、工程ST3における電気バイアスのパルス波のデューティ比を工程ST2に比べて大きくすることで、プラズマのイオンエネルギーを大きくしてよい。
(工程ST4:反応生成物の除去)
工程ST4において、ガス供給部から第3の処理ガスが内部空間10sに供給される。プラズマ生成部から高周波電力及び/又は電気バイアスを供給してプラズマを生成し、このプラズマを用いて、凹部RCの側壁SWに堆積した反応生成物Rを除去する。
図4Dは、工程ST4における処理後の基板Wの断面構造の一例を示す図である。工程ST4により、マスク膜MFの上面やマスク膜MFの上面や凹部RCの側壁(側壁S1及び/又は側壁S2)に堆積した反応生成物Rが除去される。
第3の処理ガスは、酸素(O)含有ガスを含む。酸素(O)含有ガスは、反応生成物Rの除去に寄与する。酸素(O)含有ガスから生成した酸素プラズマは、ポリマー等からなる反応生成物R中の炭素と結合し、CO2として気化、分解(アッシング)させる。酸素(O)含有ガスは、O2ガス、COガス及びCO2ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。第3の処理ガスに含まれる酸素(O)含有ガスの流量(体積)は、第1の処理ガスや第2の処理ガスに含まれる酸素(O)含有ガスの流量(体積)よりも大きくてよく、一例では、5倍以上、10倍以上、20倍以上、30倍以上、50倍以上でよい。第3の処理ガスは、酸素(O)含有ガスを、主として含んでよく、例えば、50体積%以上、60体積%以上、70体積%以上、80体積%以上、90体積%以上含んでよい。
第3の処理ガスは、水素(H)含有ガスをさらに含んでよい。水素(H)含有ガスは、反応生成物Rの除去中に反応雰囲気中の炭素と反応してCH系ポリマーを形成し、マスク膜MFを保護し得る。水素(H)含有ガスは、例えば、H2ガス、CH4ガス、CH3Fガス及びCHF3ガスからなる群から選択される少なくとも1種でよい。水素(H)含有ガスの流量(体積)は、酸素(O)含有ガスの流量よりも小さくてよい。
(工程ST5:繰り返し判定)
工程ST5において、シリコン酸化膜SFのエッチングを終了するか否かを判断する。所与の条件を満たしていると判断された場合(工程ST5:YES)、本処理方法を終了する。所与の条件を満たしていないと判断された場合(工程ST5:NO)、工程ST2に戻る。すなわち、所与の条件を満たしていると判断されるまで、工程ST2(第1のエッチング)、工程ST3(第2のエッチング)及び工程ST4(反応生成物の除去)を繰り返す。なお、一回のサイクルでシリコン酸化膜SFのエッチングが完了するような場合は、工程ST5は設けなくてもよい。
工程ST5における所与の条件は、適宜定められてよい。例えば、所与の条件は、工程ST2、工程ST3及び工程ST4を1サイクルとした場合のサイクル数に関する条件でよい。すなわち、サイクル数が、予め設定された繰り返し回数(例えば、10回、20回、30回、50回等)に達したか否か判定し、当該回数に達するまで工程ST2、工程ST3及び工程ST4を繰り返してよい。なお、繰り返し回数は、シリコン酸化膜SFの膜厚(エッチングすべき深さ)に基いて設定されてよい。
例えば、所与の条件は、工程ST4(反応生成物の除去)による処理後の凹部RCの寸法に関する条件でもよい。すなわち、工程ST4後に、凹部RCの深さや底部の幅が所与の値に達したか否かを判断し、当該所与の範囲に達するまで工程ST2、工程ST3及び工程ST4のサイクルを繰り返してよい。凹部RCの寸法は、光学的な測定装置で測定されてよい。当該測定装置は、図2に示す基板処理モジュールPMの1つであってよい。なお、本処理方法が複数の基板W(例えば25枚)を1つの単位(以下「ロット」という)として処理する場合、ロットに含まれる1又は複数枚の基板についてのみ、処理後の凹部RCの寸法に基づいてサイクルの繰り返しを判断してもよい。このとき繰り返したサイクル数を記憶しておき、当該ロットに含まれる他の基板についての所与の条件として用いてよい。すなわち、他の基板については、当該記憶したサイクル数に達しているかを判断し、達していない場合、工程ST2、工程ST3及び工程ST4を繰り返すようにしてよい。
図5は、本処理方法による処理後の基板Wの断面構造の一例を示す図である。処理後の基板Wにおいては、シリコン酸化膜SFが深さ方向にエッチングされ、凹部RCの底部が下地膜UFに到達している。この状態における凹部RCのアスペクト比は、例えば、20以上であってよく、30以上、40以上、50以上、又は100以上であってもよい。本処理方法によれば、工程ST2、工程ST3及び工程ST4のサイクルを1又は複数回繰り返すことで、エッチングによるボーイング(エッチングにより形成される凹部の開口幅が一部で広くなること)が抑制され得る。ボーイングは、開口の形状不良の一つであり、デバイスの特性を悪化させ得る。
図6は、ボーイングの要因を説明するための図である。エッチングの進行に伴って、凹部RCの入口近傍には、凹部RCの中心軸に向かって凸状に堆積するネックNが形成される。凹部RCから入射して直進するイオンIは、ネックNにより反射されて軌道が曲げれる。軌道が曲げられたイオンIは、ネックNの下方において、凹部RCの側壁SWに角度を持って衝突する。これにより、側壁SWが幅方向(図6の左右方向)にエッチングされ、ボーイングが生じ得る。エッチングの実行中にネックNのネック位置が変わらない場合、ネックNに反射されるイオンIの軌道も大きくは変化しない。すなわち、エッチングの進行に伴って、側壁SWの特定の箇所にイオンIが集中して衝突する。これによりボーイングが進行すると考えられる。
これに対し、本処理方法においては、工程ST2において形成されるネックN1のネック位置(第1の位置:d1)と、工程ST3において形成されるネックN2のネック位置(第2の位置:d2)とが異なる。そのため、工程ST2においてネックN1により反射されるイオンの軌道と、工程ST3においてネックN2により反射されるイオンの軌道が異なる。すなわち、工程ST2と工程ST3のエッチングにおいて、側壁SWの特定の箇所にイオンが集中して衝突することが回避される。これにより、ボーイングの発生が抑制される。
本処理方法は、工程ST4において、凹部RCの側壁SWに堆積した反応生成物Rを除去する。反応生成物Rが一旦除去されるので、工程ST4の後に工程ST2及び工程ST3を繰り返す場合でも、反応生成物Rが凹部RCの側壁SWに過剰に堆積することが抑制される。また反応生成物Rが一旦除去されるので、工程ST2及び工程ST3において形成されるネックN1及びネックN2の形状や位置がサイクル毎に大きく変動することが抑制される。これにより、シリコン酸化膜SFに形成すべき凹部RCのアスペクト比が大きい場合(工程ST2乃至工程ST4のサイクル回数が多い場合)であっても、ボーイングの発生を抑制し得る。
<実施例>
次に、本処理方法の実施例について説明する。本開示は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1乃至7において、図4Aに示す基板Wに本処理方法を適用して、膜厚10μmのシリコン酸化膜SFをエッチングした。各実施例において、下地膜UFは、シリコンウェハであり、マスク膜MFは、W(タングステン)からなるハードマスクである。マスク膜MFの開口パターンは、ホールパターンであり、ホールの直径は、220nmであった。
各実施例において、第1の処理ガスは、C46ガスを80sccm含むとともに、O2ガス、CH4ガスを表1に示す流量含んでいた。各実施例において、第2の処理ガスは、C46ガスを80sccm含むとともに、O2ガス、CH4ガスをそれぞれ表1に示す流量含んでいた。各実施例において、第3の処理ガスは、O2ガス及びCOガスをそれぞれ600sccm含み、CH4ガスを100sccm含んでいた。各実施例における工程ST2及びST3の処理時間は、表1に示すとおりであり、工程ST4の処理時間はいずれも16秒である。
Figure 2023048519000002
参考例においては、実施例における基板Wと同一の構造及びホールパターンを有する基板Wについて、シリコン酸化膜SFを以下の方法でエッチングした。すなわち、C46ガス、O2ガス及びCH4ガスをそれぞれ80sccm、20sccm及び15sccm含む処理ガスを用いてシリコン酸化膜SFをエッチングする工程(処理時間45秒)と、O2ガス、COガス及びCH4ガスをそれぞれ600sccm、600sccm及び100sccm含む処理ガスを用いてエッチングによる反応生成物を除去する工程(処理時間12秒)とを、51サイクル繰り返した。
表2は、各実施例及び参考例にかかる各種測定結果を示す。表2において、「d1」は工程ST2後のネック位置、「d2」は工程ST3後のネック位置である。「Δd」は、ネック位置差(Δd=|d1-d2|)である。「サイクル数」は、シリコン酸化膜SFのエッチング完了(凹部RCが下地膜URに到達した状態)までに要した総サイクル数である。「BwCD」は、エッチング完了時における凹部RCの最大開口幅(ボーイングCD)である。また図6は、ネック位置差とボーイングCDとの関係を示す図である。図6は、表2の各実施例におけるネック位置差(Δd)とボーイングCD(BwCD)とをプロットしたものである。
Figure 2023048519000003
表2に示すとおり、実施例におけるボーイングCDは、いずれも参考例におけるボーイングCDよりも改善した。また図6に示すとおり、ネック位置差が大きくなるほど、ボーイングCDは改善した。特にネック位置差が450nm以になるとボーイングCDが顕著に改善された。
<本処理方法の他の例>
図7は、本処理方法の他の例を示すフローチャートである。本例では、工程ST3(第2のエッチング)から工程ST4(反応生成物の除去)に進む際に、所与の条件を満たしているかを判断する工程ST31を更に有する。そして当該所与の条件を満たしていると判断されるまで、工程ST2(第1のエッチング)と工程ST3(第2のエッチング)とを繰り返す。この点で本例は図3に示す例と異なる。工程ST31における所与の条件は、適宜定められてよい。所与の条件は、例えば、工程ST2と工程ST3の繰り返し回数が予め定められた回数に達しているか否かでよい。所与の条件は、例えば、工程ST3後による処理後の凹部RCの寸法(開口幅等)が所与の範囲内又は範囲外にあるか否かでもよい。
本処理方法は、本開示の範囲及び趣旨から逸脱することなく種々の変形をなし得る。例えば、本処理方法は、容量結合型のプラズマ処理装置1以外にも、誘導結合型プラズマやマイクロ波プラズマ等、任意のプラズマ源を用いたプラズマ処理装置を用いて実行してよい。
1……プラズマ処理装置、10……チャンバ、10s……内部空間、14……基板支持器、16……電極プレート、18……下部電極、20……静電チャック、30……上部電極、62……高周波電源、64……バイアス電源、80……制御部、CT……制御部、MF…マスク膜、OP…開口、SF…シリコン酸化膜、N1、N2……ネック、R……反応生成物、RC……凹部、SW……側壁、UF…下地膜、W…基板

Claims (16)

  1. プラズマ処理方法であって、
    (a)シリコン酸化膜と前記シリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供する工程と、
    (b)Cxyガス(x、yは正の整数)と水素(H)含有ガスとを含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、
    (c)Cxyガス(x、yは正の整数)と酸素(O)含有ガスとを含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、
    (d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記エッチングにより形成される凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する工程と
    を備えるプラズマ処理方法。
  2. 前記第1の処理ガスは、酸素(O)含有ガスを含み、前記第1の処理ガス中の酸素(O)のモル分率は、前記第2の処理ガス中の酸素(O)のモル分率よりも小さい、請求項1に記載のプラズマ処理方法。
  3. 前記第2の処理ガスは、水素(H)含有ガスを含み、前記第2の処理ガス中の水素(H)のモル分率は、前記第1の処理ガス中の水素(H)のモル分率よりも小さい、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のプラズマ処理方法。
  4. 前記(b)、(c)及び(d)の各工程をこの順で実行するサイクルを複数回繰り返す、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  5. 前記(b)及び(c)の各工程を複数回繰り返した後に前記(d)の工程を実行するサイクルを複数回繰り返す、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  6. 前記(b)の工程において、前記反応生成物は前記側壁の第1の位置に最も多く堆積し、前記(c)の工程において、前記反応生成物は、前記第1の位置よりも深い前記側壁の第2の位置に最も多く堆積する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  7. 前記第1の位置と前記第2の位置の差は、450nm以上である、請求項6に記載のプラズマ処理方法。
  8. プラズマ処理方法であって
    (a)シリコン酸化膜と前記シリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供する工程と、
    (b)Cxyガス(x、yは正の整数)を含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、
    (c)Cxyガス(x、yは正の整数)を含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、
    (d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記エッチングにより形成された凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する工程と、を備え、
    前記(b)の工程において、前記反応生成物は前記側壁の第1の位置に最も多く堆積し、前記(c)の工程において、前記反応生成物は、前記第1の位置よりも深い前記側壁の第2の位置に最も多く堆積する、プラズマ処理方法。
  9. 前記Cxyガスは、C46ガス、C48ガス、C36ガス、C38ガス及びC78ガスからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  10. 前記第1の処理ガスに含まれるCxyガスと、前記第2の処理ガスに含まれるCxyガスとは、同一のガス種である、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  11. 前記(c)の工程において前記第2の処理ガスから生成したプラズマのイオンエネルギーは、前記(b)の工程において前記第1の処理ガスから生成したプラズマのイオンエネルギーよりも大きい、請求項10に記載のプラズマ処理方法。
  12. 前記酸素(O)含有ガスは、O2ガス、COガス及びCO2ガスからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  13. 前記水素(H)含有ガスは、H2ガス、CH4ガス、CH3Fガス及びCHF3ガスからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  14. 前記マスク膜は、金属含有膜である、請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  15. 前記金属含有膜は、タングステン、炭化タングステン、窒化チタン、窒化シリコン及びポリシリコンからなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項14に記載のプラズマ処理方法。
  16. プラズマ処理チャンバ、前記プラズマ処理チャンバに処理ガスを供給するガス供給部、前記プラズマ処理チャンバ内でプラズマを生成させるための電力を供給する電源、及び、制御部を備え、
    前記制御部は、
    (a)シリコン酸化膜と前記シリコン酸化膜上に形成されたマスク膜とを有する基板を提供し、
    (b)Cxyガス(x、yは正の整数)と水素(H)含有ガスとを含む第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングし、
    (c)Cxyガス(x、yは正の整数)と酸素(O)含有ガスとを含む第2の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記シリコン酸化膜をエッチングし、
    (d)酸素(O)含有ガスを含む第3の処理ガスから生成したプラズマを用いて、前記エッチングにより形成された凹部の側壁に堆積した反応生成物を除去する、制御を実行する
    プラズマ処理装置。
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