JP2023048364A - 高圧流体加工装置および高圧流体加工装置の健全性診断方法 - Google Patents
高圧流体加工装置および高圧流体加工装置の健全性診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023048364A JP2023048364A JP2021157634A JP2021157634A JP2023048364A JP 2023048364 A JP2023048364 A JP 2023048364A JP 2021157634 A JP2021157634 A JP 2021157634A JP 2021157634 A JP2021157634 A JP 2021157634A JP 2023048364 A JP2023048364 A JP 2023048364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- processing apparatus
- pressure fluid
- fluid processing
- soundness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 124
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims abstract description 65
- 238000002405 diagnostic procedure Methods 0.000 title abstract 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 129
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 claims abstract description 80
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 115
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 37
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 27
- 230000007547 defect Effects 0.000 claims 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000005498 polishing Methods 0.000 abstract 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 9
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 9
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 7
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 6
- 230000036541 health Effects 0.000 description 5
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 208000024891 symptom Diseases 0.000 description 3
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000002223 garnet Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 1
- 238000013024 troubleshooting Methods 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
Description
ここで、データセット取得部は、ポンプ設備の運転状態と相関がある複数の指標の組合せからなるデータセットを取得する。
偏差指標値算出部は、ポンプ設備の正常時における複数の指標の組合せからなる基準データセットと実際のデータセットとの偏差を示す偏差指標値を算出する。
要因特定部は、ポンプ設備に異常兆候があると判定された場合、偏差指標値に対する複数の指標の各々の寄与度に基づいて、異常兆候の要因を特定する。
対策データ出力部は、要因特定部で特定された要因に予め関連付けられた対策データを出力する。
図1に、本発明に係る実施形態の高圧水加工装置1の構成概念図を示す。
実施形態の高圧水加工装置1は、高圧水(被加圧流体)Lを加工対象のワークWに噴射して加工する装置である。
高圧水加工装置1は、高圧ポンプ2、給水ユニット3、油圧ユニット4、ノズルヘッド5、研磨剤供給手段7、検知手段8、健全性診断手段9、遠隔操作手段11、および加工条件制御部15を備えている。
高圧ポンプ2は、給水ユニット3から供給される被加圧流体(水)を増圧機2aのシリンダ2a1内でプランジャ2a2を往復させて加圧することによって、高圧水(被加圧流体)Lを生成する。
なお、被加圧流体(L)は、純水や水、その他の液体等を含む流体である。給水ポンプは市販のものを利用できる。
ノズルヘッド5は、高圧ポンプ2で生成された高圧水Lをノズル6からワークWに対して噴射する。
研磨剤供給手段7は、ノズルヘッド5に研磨剤を供給する。研磨剤としては、ガーネット、アルミナ(Al2O3)等を用いる。研磨剤供給手段7は、研磨剤タンク7aとレギュレータ7bとを有している。研磨剤タンク7a内に貯留される研磨剤を、レギュレータ7bによって一定速度や一定量で、ノズルヘッド5内のノズル6に供給する。
図2(a)に、実施形態の高圧水加工装置1の検知手段8の構成図を示す。図2(b)に、実施形態の高圧水加工装置1の健全性診断手段9の構成図を示す。
検知手段8は、図1に示す高圧ポンプ2、給水ユニット3、油圧ユニット4、ノズルヘッド5、研磨剤供給手段7等のデータを検知する。
検知手段8は、例えば、ポンプ検知センサ8A、給水検知センサ8B、ノズル検知センサ8C、研磨剤検知センサ8D、ドレン検知センサ8E等である。
ドレン検知センサ8Eは、パッキン2pの冷却水のドレン量を測る。
検知手段8による検知データD1として、油圧ユニット4の供給圧力もしくは吐出圧力、前記した給水ユニット3の供給圧力または吐出圧力や吐出流量、増圧機2aの回転速度もしくは切換時間、または、研磨剤供給手段7の研磨剤供給量等がある。そのため、検知データD1は、上記の検出値のうち、少なくとも1つ以上を選択できる。つまり、検知データD1は設ける検知手段8に応じて任意に選択して用いることができる。
給水ユニット3に配置する給水検知センサ8Bとしては、給水ユニット2に、第1の排水検知センサ8b1を配置することによって、給水ユニット2からの流体Lの排出量を検知できる。
研磨剤供給量や吐出圧力等の検出値によって、健全性診断手段9は、研磨剤供給手段7における圧力状態の維持等を判定する。
図1に示す高圧ポンプ2の増圧機2aには、シリンダ2a1とプランジャ2a2の間をシールするパッキン2pが設けられている。パッキンp2には冷却水が流れ、冷却される。
ところで、従来、上から下に向かって流れるドレン量をドレン検知センサで測る場合、適正なドレン量を測れないケースがある。つまり、従来、ドレン検知センサの計測値にバラつきが生じる可能性があった。
ドレンldが配管k11、配管k12を通り、配管k13の水位w1に達するとドレン検知センサ8E1がドレン量を検知する。
ドレン容器yに貯留するドレンldが水位w2に達するとドレン検知センサ8E2がドレン量を検知する。
図2(b)に示す健全性診断手段9は、取得部9Aと演算部9Bと判定部9Cとを有している。
健全性診断手段9は、検知手段8で取得した検知データD1に基づいて高圧水加工装置1における主構成要素の状態を監視する。高圧水加工装置1が、規定基準の圧力(例えば、200~700MPaの高圧領域)を維持することで、切断等の加工精度を安定させることができる。
総合値は、200~700MPaの範囲において、使用条件や加工条件によって異なるため、適宜設定する。規定基準の圧力(総合値)が高圧領域であればあるほど、高圧ポンプ2、給水ユニット3、油圧ユニット4、ノズルヘッド5等のそれぞれの要素にかかる負荷も大きく、2つ以上の要素を安定的な状態に保つことが難しい。
高圧ポンプ2、給水ユニット3、油圧ユニット4、ノズルヘッド5の給水圧力や吐出圧力は、上昇または維持した状態を保つことで、規定基準の圧力(200~700MPaの範囲で設定する総合値)が下限を下回らないよう維持し、加工精度の安定化を図ることができる。
また、規定基準の圧力を700MPaとして、ワークを加工する場合、ノズルヘッド5の吐出圧力が700MPaを維持するように、高圧ポンプ2、給水ユニット3、油圧ユニット4のそれぞれの圧力や排出に数値の許容範囲を設定しておくことで、過度の上昇や減少が生じないように、健全性を維持する。
規定基準の圧力が、200MPaの場合と700MPaの場合を比較すると、700MPaの場合の方が、各要素にかかる負荷が高く、同一装置において、200~700MPaの範囲を調整できるよう、高圧ポンプ2、給水ユニット3、油圧ユニット4、ノズルヘッド5自体やそれらを構成する消耗品の耐性や寿命時間等を考慮して、規定基準の圧力(総合値)が設定される。
加工時/ピアス時に使用する高圧水Lの圧力帯、昇圧までの圧力幅等が100~300MPaを推移する。
例えば、300MPaで使用する場合、昇圧段階では、300MPaよりも低い圧力帯から上昇するので、300MPaのみに焦点を当てたデータ取得をしていると、予兆診断の精度が得られないことになる。
これにより、健全性診断手段9による予兆診断の精度を安定化させることができる。
図1に示す高圧ポンプ2は、高圧水加工装置1を200~700MPaの加工圧力で利用するために、圧力を調整しなければならない。例えば、高圧水加工装置1を、200MPaの加工圧力で利用する場合と700MPaの加工圧力で利用する場合とでは、高圧ポンプ2を駆動するために必要な油圧ユニット4の動力(往復回数、回転速度等)が異なる。さらに、高圧ポンプ2は、高圧水Lを吐出する構造であり、高圧水Lの吐出量や吐出時間に応じて、高圧水Lの圧力を一定にするための工夫が必要である。
また、高圧水加工装置1の加工圧力以外の油圧ユニット4の供給圧力もしくは吐出圧力、給水ユニット3の供給圧力または吐出圧力や吐出流量、増圧機2aの回転速度もしくは切換時間、または、研磨剤供給手段7の研磨剤供給量等の検知データD1の取得値の上限と下限の平均値を用いる設定にすることができることは言うまでもない。
さらに、図2(b)に示す取得部9Aは、切断加工時判断部9Abを備えることもできる。切断加工時判断部9Abは、高圧水加工装置1の切断加工時には、取得部9Aが稼働するが、高圧水加工装置1の非切断加工時には取得部9Aが稼働しないように制御する。
常に健全性診断を行う場合、検知データD1を含めたデータの取得量が膨大になる。また、健全性診断に際して、検知データD1を含めた取得したデータに余分な情報が多く含まれてしまうため、高圧水加工装置1の非切断加工時においては、検知データD1を取得しない構成とし、より精度の高い健全性診断を行うことができる。また、取得部9Aの記憶部9Eを縮小でき、処理が使用する主記憶領域を狭めることができる。そのため、コスト低下を図れる。
さらに、取得部9Aは、ピアス加工時判断部9Acを備えることもできる。ピアス加工時判断部9Acは、高圧水加工装置1のピアス時には取得部9Aが稼働しないようにする。
例えば、高圧水加工装置1を用いてワークWの切断を行う場合、特に、脆性の弱いワークWを切断する場合、切断時の加工圧力よりも低い圧力で予備切断(ピアス加工)を施した後で、切断時の加工圧力まで昇圧してワークWを切断加工する手法が採用されることが多い。
図2(b)に示す演算部9Bは、取得部9Aで取得した検知データD1を予め設定する基準値と比較し、偏差データD2(図6参照)を演算する。予め設定する基準値とは、検知データD1の許容範囲の上限や下限等を設定した値である。演算部9Bは、偏差データD2が検知データD1の許容範囲である基準値の範囲内または範囲外の何れに属するかを演算する。
図2(b)に示す判定部9Cは、演算部9Bで演算した偏差データD2を予め設定する寄与度に基づいて健全性診断結果D3を判定する。寄与度とは、検知手段8で取得される圧力、排水、稼働(ON/OFFや回転速度等)、温度、振動という属性の組み合わせであり、健全性の度合い(程度)を判断するための指標である。寄与度を用いることで、健全性基準の高低を調整できる。
図4に示すように、健全性基準(太実線)をあらかじめ定めておき、検知手段8(8A~8D等)で取得されるデータの組み合わせに基づく数値のコンディションスコア(白抜き棒グラフ)を監視することによって、健全性を判定する。健全性基準(太実線)より低いコンディションスコア(状態値)の場合が健全性がある。
図2(b)に示す判定部9Cは、検知データD1に基づいて判断する。
また、寿命期間判定部9Dが配置されている。寿命期間判定部9Dは、消耗品や部品、例えば、シール部材2p、増圧機2aのプランジャ2a2等の構成品の平均的な寿命期間が予め設定されている。そして、寿命期間判定部9Dは、ある構成品の使用期間が予め設定された寿命期間に至った場合には、当該構成品の交換を推奨する仕組みである。これにより、消耗品や部品等が寿命に至る前に交換を行い、稼働停止を伴うことなく円滑な加工を持続的に行える。
図5に、実施形態の遠隔操作手段11の構成図を示す。
遠隔操作手段11は、健全性診断手段9で判定されたデータである健全性診断結果D3(図2(b)参照)を、通信網10を介して、遠隔で作業員が携帯端末等で操作する。
なお、遠隔操作手段11は、代替して高圧水加工装置1の近くに構成してもよいし、高圧水加工装置1が設置される敷地内に配置してもよい。
そこで、実施形態の状態監視部12は、故障原因に影響度の大きい高圧ポンプ2の吐出圧力、給水ユニット3の給水圧力、冷却水のドレン量、増圧機2aの切換時間を検知手段8で取得し、見える化を図っている。
これにより、故障原因の早期究明を図ることができる。
状態監視部12の表示の形式としては、すべて表示する形式や選択によって重点的に表示する形式等がある。
図1に示す加工条件制御部(制御装置)15は、健全性診断手段9で判定される健全性診断結果D3に基づいて、高圧水加工装置1の加工条件を制御する。
例えば、切断プログラム(特許6058575参照)、設定切断速度、被切断物の材質に関する情報と切断品質とを含む切断パラメータ、算定切断速度等を利用して、加工条件を制御する。これにより、実機の現在(リアルタイム)の条件に応じた最適な加工を選択できる。
図1に示す高圧水加工装置1は、健全性診断手段9によって、主構成要素の状態を監視する。そして、高圧水加工装置1は、高圧水Lを規定基準の圧力を維持した状態で、高圧水Lを噴射してワークを加工する。
高圧水加工装置1は、検知手段8によって、各種データを検知するが、高圧水Lが規定基準の圧力を維持することと、ワークを加工することの両方を満たす必要がある。そこで、高圧水加工装置1は、健全性診断手段9の機能と、加工条件制御部15の機能を満たすことのできるように、検知手段8(図2(a)参照)で検知して取得した検知データD1(図2(b)参照)を健全性診断手段9と加工条件制御部15のそれぞれで使える構成とすることもできる。
図6に、実施形態の健全性診断方法を示す。
次に、図6を参照して、実施形態の健全性診断方法について説明する。
次に、高圧水Lを発生させる高圧ポンプ2または高圧水Lを噴射するノズルヘッド5に、少なくとも1つ以上配置される検知手段8(8A、8C等)で検知データD1を取得する(工程P1)。
なお、工程P1A、P1B、P1Cは後記する。
続いて、工程P2で、演算部9Bは、検知データD1を予め設定する基準値と比較し、偏差データD2を演算する。
例えば、切断プログラム(特許6058575参照)、設定切断速度、被切断物の材質に関する情報と切断品質とを含む切断パラメータ、算定切断速度等を利用して、加工条件を制御する。
また、図6に示す工程P1の検知データD1を取得する工程において、図2(b)に示す取得部9Aの検知データ平均値算出部9Aaが検知データD1の上限と下限の平均値を算出する工程P1Aを含むこともできる。
高圧水Lの圧力が、検知データD1の上限(例えば、500MPa)と下限(例えば、100MPa)で変化する状況においても、検知データ平均値算出部9Aaが平均値を算出する。これにより、高圧水Lが規定基準の圧力を維持するための最低限のボーダーの圧力を保持することに繋がり、高圧水加工装置1の稼働率や加工精度の安定化を図ることができる。
検知データD1を常に取得した状態の場合、情報量が膨大になり、ノイズも含まれてくる。そのため、切断加工時以外は検知データD1を取得しないことによって、健全性診断手段9は、より精度の高い健全性診断を行うことができる。
ピアス(準備)加工時は、通常の加工圧力よりも低い圧力で前加工を行う。しかし、ピアス時の状態が健全性診断に与える影響は少ない。そのため、ピアス加工時に検知データD1を取得しないことによって、健全性診断手段9は、より精度の高い健全性診断を行うことができる効果がある。
さらに、図2(b)に示す寿命期間判定部9Dにおいて、消耗品、例えば、シール部材2p、増圧機2aのプランジャ2a2等や部品、各種構成要素の平均的な寿命期間を予め設定しておく。そして、寿命期間判定部9Dは、消耗品や部品の使用期間が予め設定した寿命期間に至った否か判断する。そして、消耗品や部品の使用期間が予め設定した寿命期間に至った場合には交換を推奨する(工程P6)を追加できる。
例えば、健全性診断結果D3に基づいて、図1、図2(b)に示す検知手段8で検知する検知データD1の対象箇所である消耗品や部品(シール部材2p、増圧機2aのプランジャ2a2等)の異常が診断された場合、健全性診断結果D3(総合的な評価)が、A~C段階の評価のうち「A」であれば、高圧ポンプの回転速度を5%調整する、「B」であれば、高圧ポンプ2の回転速度を10%調整する、「C」であればOFFにするというフィードバックをかける。
1.前記実施形態では、被加圧流体として高圧水Lを例に挙げて説明したが、流体であれば水に限定されず任意に選択できる。
2 高圧ポンプ
2a 増圧機
2b シリンダ
3 給水ユニット
4 油圧ユニット
5 ノズルヘッド
6 ノズル
7 研磨剤供給手段
7a 研磨剤タンク
7b レギュレータ
8 検知手段
8A ポンプ検知センサ(検知手段)
8B 給水検知センサ(検知手段)
8C ノズル検知センサ(検知手段)
8D 研磨剤検知センサ(検知手段)
8E ドレン検知センサ(検知手段)
8a 圧力検知センサ
8b 排水検知センサ
9 健全性診断手段
9A 取得部
9Aa 検知データ平均値算出部
9Ab 切断加工時判断部
9Ac ピアス加工時判断部
9Ad
9B 演算部
9C 判定部
9D 寿命期間判定部
9E 記憶部
10 通信網
11 遠隔操作手段
12 状態監視部
13 アラーム部
14 部品交換部
15 加工条件制御部
L 高圧水(被加圧流体)
D1 検知データ
D2 偏差データ
D3 健全性診断結果
P1 取得工程
P1A 工程
P1B 工程
P1C 工程
Claims (12)
- 被加圧流体を発生させる高圧ポンプと、
前記被加圧流体を噴射するノズルヘッドと、
研磨材を供給する研磨剤供給手段と、
前記高圧ポンプ、前記ノズルヘッドまたは前記研磨剤供給手段に少なくとも1つ以上の検知センサを配置する検知手段と、
前記検知手段の検知データに基づいて、100~700MPaの加工圧力を維持した状態で、故障が発生する前の健全性を診断する健全性診断手段と、
前記検知手段の検知データに基づいて、加工条件を制御する加工条件制御部とを
備えていることを特徴とする高圧流体加工装置。 - 請求項1記載の高圧流体加工装置において、
前記検知データは、前記高圧ポンプを稼働する油圧ユニットの供給圧力もしくは吐出圧力、給水ユニットの供給圧力もしくは吐出圧力、前記給水ユニットの吐出流量、増圧機の回転速度もしくは切換時間、または、研磨剤供給手段の研磨剤供給量のうちの少なくとも1つ以上が選択される
ことを特徴とする高圧流体加工装置。 - 請求項1または2記載の高圧流体加工装置において、
前記健全性診断手段は、前記検知データの上限と下限の平均値を算出する検知データ平均値算出部を有する
ことを特徴とする高圧流体加工装置。 - 請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の高圧流体加工装置において、
前記健全性診断手段は、切断加工時以外は前記検知データを取得しないと判断する切断加工時判断部を有する
ことを特徴とする高圧流体加工装置。 - 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の高圧流体加工装置において、
前記健全性診断手段は、ピアス加工時は前記検知データを取得しないと判断するピアス加工時判断部を有する
ことを特徴とする高圧流体加工装置。 - 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の高圧流体加工装置において、
前記健全性診断手段は、事前に指定する消耗品または部品の寿命時間を判定する寿命期間判定部を有する
ことを特徴とする高圧流体加工装置。 - 請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の高圧流体加工装置において、
前記健全性診断手段は、消耗品または部品に関する過去の故障や不具合情報、または交換情報を加味して前記健全性を判断する
ことを特徴とする高圧流体加工装置。 - 被加圧流体を発生させる高圧ポンプと、被加圧流体を噴射するノズルヘッドと、研磨材を供給する研磨剤供給手段と、前記高圧ポンプ、前記ノズルヘッド、または前記研磨剤供給手段に、少なくとも1つ以上配置される検知手段と、取得部と、診断部と、加工条件制御部とを備える高圧流体加工装置の健全性診断方法であって、
前記取得部が前記検知手段で検知データを取得する取得工程と、
前記診断部が前記検知データに基づいて、100~700MPaの加工圧力を維持した状態で、故障が発生する前に健全性を診断する診断工程と、
前記加工条件制御部が前記検知データに基づいて、加工条件を制御する加工条件制御工程とを含む
ことを特徴とする高圧流体加工装置の健全性診断方法。 - 請求項8記載の高圧流体加工装置の健全性診断方法において、
前記高圧流体加工装置は、油圧ポンプと給水ポンプと前記高圧ポンプに設けられる増圧機とを備え、
前記検知データは、前記油圧ポンプまたは前記給水ポンプの供給圧力または吐出圧力、吐出流量、前記増圧機の回転速度または切換時間、前記研磨剤供給手段の研磨剤の供給量の何れか1つである
ことを特徴とする高圧流体加工装置の健全性診断方法。 - 請求項8または請求項9記載の高圧流体加工装置の健全性診断方法において、
前記取得工程において、前記検知データの上限と下限の平均値を算出する工程を含む
ことを特徴とする高圧流体加工装置の健全性診断方法。 - 請求項8~請求項10のいずれか1項に記載の高圧流体加工装置の健全性診断方法において、
前記取得工程において、切断加工時以外は前記検知データを取得しない工程を含む
ことを特徴とする高圧流体加工装置の健全性診断方法。 - 請求項8~請求項11のいずれか1項に記載の高圧流体加工装置の健全性診断方法において、
前記取得工程において、ピアス加工時は前記検知データを取得しない工程を含む
ことを特徴とする高圧流体加工装置の健全性診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021157634A JP2023048364A (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 高圧流体加工装置および高圧流体加工装置の健全性診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021157634A JP2023048364A (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 高圧流体加工装置および高圧流体加工装置の健全性診断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023048364A true JP2023048364A (ja) | 2023-04-07 |
Family
ID=85779961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021157634A Pending JP2023048364A (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 高圧流体加工装置および高圧流体加工装置の健全性診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023048364A (ja) |
-
2021
- 2021-09-28 JP JP2021157634A patent/JP2023048364A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9008847B2 (en) | Method of controlling a cooling device for a machine tool | |
EP2761186B1 (en) | Method and system for monitoring the operational state of a pump | |
JP4542819B2 (ja) | 油圧機械、油圧機械の健康状態を監視するためのシステム及び方法 | |
KR101837249B1 (ko) | 필터의 교환 시기의 예측 기능을 갖는 와이어 방전 가공기 | |
US7947917B2 (en) | Wire-cut electric discharge machine having water level abnormality detection function and water level abnormality alarm generation cause specifying method | |
JP6309936B2 (ja) | クーラント監視機能を有する制御装置 | |
US11319973B2 (en) | Abnormality detecting system and abnormality detecting method | |
CN109154592B (zh) | 用于监测和评价液体状况的系统和传感器单元 | |
CN111379898B (zh) | 阀芯状态监视装置和流体压驱动装置 | |
JP6328523B2 (ja) | クーラント供給装置 | |
JP2023048364A (ja) | 高圧流体加工装置および高圧流体加工装置の健全性診断方法 | |
JP4691803B2 (ja) | 主軸装置 | |
KR101054027B1 (ko) | 공작기계 작동 중 불량 유무를 판단하여 경보를 전달하는 분사노즐 장치 | |
WO2021220719A1 (ja) | 成形システム、異常予測装置、異常予測方法、プログラム及び学習済みモデル | |
CN113570160A (zh) | 一种混砂车砂泵的寿命预测方法及装置 | |
JP2023091117A (ja) | 微粒化装置、および微粒化装置の健全性診断方法 | |
JP2509646B2 (ja) | 油圧発生設備の異常監視装置 | |
CN111379766A (zh) | 状态监视装置和流体压驱动装置 | |
JP2005052717A (ja) | 塗布液供給装置 | |
WO2021220718A1 (ja) | 成形システム、異常予測装置、異常予測方法、プログラム及び学習済みモデル | |
KR20240094258A (ko) | 차압을 이용한 실린더의 예지 보전방법 | |
KR20200012061A (ko) | 습식 클러치 브레이크 유닛을 포함하는 프레스의 작동 모니터링 제어장치 및 이를 포함하는 프레스 장치 | |
JP2019198941A (ja) | 異常検出装置 | |
KR20240043289A (ko) | 차압을 이용한 실린더의 예지 보전방법 | |
CN113623525A (zh) | 基于压力控制的润滑系统清洗方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240611 |