JP2023048149A - 半導体集積回路チップのテスト用液冷式テストソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】被試験ICチップとICチップがロードボードに結合されるテストソケットとの両方を冷却する。【解決手段】ICチップ用テストソケットは、ロードボードに隣接して位置するリテーナであってロードボード上のコンタクトパッドに対応する複数の開口を画定するリテーナと、複数の開口内に配置された複数のコンタクトであってICチップをコンタクトパッドに電気的に結合する複数のコンタクトと、入口、液体出口および蒸気出口と流体連通するチャンバを画定するハウジングとを含む。ハウジングは、複数の開口に対応する複数のキャビティを画定しその中に複数のコンタクトを受け入れる本体構造と、ICチップを受け入れ複数のコンタクトと係合したときにICチップをチャンバ内に位置させるガイド構造と、を含む。チャンバは、入口を介して二相流体冷却剤を受け入れ、複数のコンタクトを少なくとも部分的に二相流体冷却剤に浸漬させる。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年9月27日に出願された「Liquid Cooled Test Socket for Testing Semiconductor Integrated Circuit Chips」と題する中国特許出願第202111137602.8号および2021年11月5日に出願された「Liquid Cooled Test System for Testing Semiconductor Integrated Circuit Chips」と題する中国特許出願第202111306143.1号の優先権を主張し、これらの内容全体を殺傷によって本出願に援用する。
(技術分野)
本開示の分野は、概して、半導体集積回路チップをテストするためのテストシステムに関し、より具体的には、テストソケットコンタクトが少なくとも部分的に液体冷却剤に浸漬される液冷式テストソケットを含むシステムに関する。
半導体集積回路(IC)チップは、様々なパッケージまたはチップ構成で生産され、大量生産される。ICチップの製造は、概して、そのチップのエンドユーザーの実用をシミュレートする方法での、各ICチップパッケージ、または単に「ICチップ」のテストを含む。ICチップをテストする1つの方法は、ICチップの様々な機能を実行するプリント回路基板(PCB)またはロードボードにテストソケットを通して各ICチップを接続することである。その後、ICチップは、テストソケットから取り外され、テストの結果に基づいて製造工程に進む。その後、テストソケットアセンブリは、多くのICチップをテストするために再利用され得る。
ICチップのテストは、しばしば高度に自動化され、テストサイトへのICチップの出し入れに例えば「オートハンドラ」などのロボットシステムを使用する。これは、テスト期間中に各ICチップをロードボードに取り付けられたテストソケットにセットし、テストが完了したときにICチップを取り外すことを含む。いくつかのロボットシステムは、1時間あたり数十または数百のICチップから最大数万のICチップを取り扱い得る。したがって、テストソケットの精度および耐久性が不可欠である。さらに、近年のICチップには、より高い周波数で動作し、より大きい電流スループットを有し、より大きい消費電力を有する、高密度の半導体コンポーネントが組み込まれている。このようなICチップを適切にテストすると、概して、ICチップおよびテストソケットが大幅に加熱されることとなり、これは、テストソケットを時間の経過とともに劣化させ得、そのままにしておくとテスト自体の完全性に影響を与え、結果としてテストソケットのライフサイクルが短くなり得る。したがって、被試験ICチップとICチップがロードボードに結合されるテストソケットとの両方を冷却することが望ましい。
課題を解決する手段
一態様では、ICチップ用テストソケットは、ロードボードに隣接して位置するように構成されたリテーナであって、ロードボード上のコンタクトパッドに対応する複数の開口を画定するリテーナと、複数の開口内に配置された複数のコンタクトであって、ICチップをコンタクトパッドに電気的に結合させるように構成される複数のコンタクトと、入口、液体出口および蒸気出口と流体連通するチャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングと、を含む。ハウジングは、ICチップを受け入れ、複数のコンタクトと係合したときにICチップをチャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造を含む。チャンバは、複数のコンタクトを二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるために、入口を介して二相流体冷却剤を受け入れるように構成される。
別の態様では、複数のICチップのテストシステムは、テストサイト、流体冷却剤システムおよびハンドラシステムを含む。テストサイトは、ロードボードに結合されたテストソケットを含む。テストソケットは、ハウジングと複数のコンタクトとガイド構造とを含む。ハウジングは、少なくとも部分的にチャンバを画定する。複数のコンタクトは、チャンバ内のリテーナ構造内に配置され、ロードボードに電気的に結合される。ガイド構造は、複数のICチップの各々を受け入れ、複数のコンタクトと係合したときに各ICチップをチャンバ内に位置させるように構成される。流体冷却剤システムは、二相流体冷却剤を保持するように構成されたリザーバと、リザーバとテストソケットとの間に結合された入口経路であって二相流体冷却剤をテストソケットに運びチャンバを少なくとも部分的に満たすように構成された入口経路と、リザーバとテストソケットとの間に結合された液体出口経路であって加熱液体冷却剤をテストソケットから運びだすように構成された液体出口経路と、リザーバとテストソケットとの間で結合された蒸気出口経路であって冷却剤蒸気をテストソケットから運びだすように構成された蒸気出口経路と、を含む。ハンドラシステムは、複数のICチップを供給容器からテストサイトへおよびテストサイトから出力容器へ移動させるように構成される。ハンドラシステムは、各ICチップをテストソケットのガイド構造にセットして二相流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬された複数のコンタクトと係合させるように構成されたピックアームを含む。
さらに別の態様では、ICチップをテストする方法は、テストソケットをロードボードに結合することを含む。テストソケットは、その中に複数のコンタクトが配置されたチャンバを画定する。複数のコンタクトは、ICチップをロードボードに電気的に結合するように構成される。この方法は、二相流体冷却剤をチャンバに供給し、複数のコンタクトを少なくとも部分的に浸漬させることを含む。この方法は、ICチップをテストソケットのガイド構造内に受け入れ、複数のコンタクトと係合したときにICチップをチャンバ内に位置させることを含む。この方法は、ロードボードを使用してICチップの電気的試験を行うことを含む。この方法は、テストソケット内に画定された液体出口を介して加熱液体冷却剤を除去することを含む。この方法は、テストソケットに画定された蒸気出口を介して冷却剤蒸気を除去することを含む。
上記の態様に関連して記載された特徴には、様々な改良点が存在する。また、上記の態様においても、さらなる特徴が取り入れられ得る。これらの改良点および追加機能は、単独で存在し得、または任意の組み合わせで存在し得る。例えば、後述する様々な特徴は、図示された任意の実施形態に関連して、単独でまたは任意の組み合わせで、上記の任意の態様に組み込まれ得る。
ICチップ用テストシステムのブロック図である。 ICチップ用テストシステムの一例を示す断面図である。 図2A~図2Bは、テストソケットコンタクトを流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケットの一実施形態の概略図である。 テストソケットコンタクトを流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケットの一実施形態の断面図である。 ICチップを流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケットの別の実施形態の断面図である。 図3または図4に示すテストソケットと共に使用するための流体冷却剤システムの一例の概略図である。 ICチップを流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケットの他の実施形態の断面図である。 図6に示すテストソケットと共に使用するための流体冷却剤システムの別の例の概略図である。 ICチップの検査方法の一実施形態のフロー図である。 ICチップの検査方法の一実施形態のフロー図である。
様々な実施形態の特定の特徴がいくつかの図面に示され、他の図面には示されていない場合があり得るが、これは単に便宜上のものである。任意の図面の任意の特徴は、他の任意の図面の任意の特徴と組み合わせて参照され、および/または請求され得る。
別段の指示がない限り、本明細書に提供される図面は、本開示の実施形態の特徴を示すことを意図する。これらの特徴は、本開示の1つ以上の実施形態を備える多種多様なシステムに適用可能であると考えられる。したがって、図面は、本明細書に開示された実施形態を実施するために必要であると当業者に知られているすべての従来の特徴を含むことを意図していない。
ICチップを冷却するための既知のシステムおよび方法は、概して、ICチップ自体から熱を運びだすことに限定されている。例えば、一般的な冷却方式は、ヒートシンク、ファンまたはヒートパイプを利用して、ICチップのパッケージから熱を吸収し、周囲または冷却剤リザーバなどの他の部分に放出する。このような方式では、一般的に、ICチップの接触界面、テストソケット内のコンタクトプローブまたはテストソケット自体を冷却することができない。
本開示のテストソケットは、そのコンタクトを流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬させ、およびいくつかの実施形態では、液体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬させる。テストソケットは、ロードボードの上面に載る密閉チャンバを画定し、その中で、テストソケットコンタクトは、ICチップ(すなわち被試験デバイス(DUT))が挿入されたとき、ロードボードとICチップとの両方と界面接触する。密閉チャンバは、入口を通して流体冷却剤を受け入れ、流体冷却剤は、少なくとも部分的にテストソケットコンタクト(例えば、スプリングプローブまたは回転コンタクト)を浸漬する高さまで密閉チャンバを満たす。特定の実施形態では、テストソケットコンタクトは、ICチップのコンタクトボールまたはコンタクトパッドと同様に、完全に浸漬される。特定の実施形態では、ICチップは、少なくとも部分的に浸漬され、任意に完全に浸漬される。
流体冷却剤は、電気的絶縁性であり、低く安定した誘電率を有する。例えば、流体冷却剤は、ペルフルオロヘキサン、ペルフルオロ、ペルフルオロトリペンチルアミンなどのペルフルオロ化合物(PFC)を含み得る。PFCは、しばしばフロリナート(商標)と呼ばれ、これは、3M社によって製造される一例である。冷却剤の電気伝導度の低さによって、テストソケットコンタクトを短絡させることを妨げる。低い誘電率によって、ICチップとロードボードとの間のテストソケットピンを通して伝導される信号のシグナルインテグリティが保たれる。真空または大気よりも大きな誘電率を有する流体冷却剤がある場合、テストソケットの特性は、テストソケットコンタクトを囲む追加の誘電体材料(すなわち流体冷却剤)を補償するように変更される場合があり得る。例えば、同軸コンタクトを受け入れるためにテストソケット内に画定されたキャビティは、チャンバおよびICチップとロードボードとの間のキャビティを通って流れる流体冷却剤の誘電率に基づいて寸法を決定され得る。
流体冷却剤は、室温付近、すなわちチャンバに導入されたときの温度の液体であり得、特定の実施形態では、比較的低い気化閾値を有する。概して、液体冷却剤は、気体冷却剤よりも熱を吸収する能力が高い。液体冷却剤は、テストソケット、テストソケットコンタクトおよびICチップによって加熱される。いくつかの実施形態では、液体冷却剤は、気化のための閾値未満に加熱され、液体出口を通してチャンバから流れる。このような実施形態では、単相冷却剤と呼ばれる冷却剤、すなわち液相のみで動作するものを利用する。例えば、流体冷却剤は、約100℃以上の気化閾値を有し得る。他の実施形態では、気化閾値はより高い場合もより低い場合もあり得る。
あるいは、テストソケット、テストソケットコンタクトおよびICチップは、液体冷却剤の温度を気化のための閾値を超えて(例えば、約40~60℃を超えて)上昇させる。このような流体冷却剤は、二相冷却剤とも呼ばれ得る。すなわち、これは、冷却プロセス中の様々な時点で、気体と液体の両方の状態または相の形をとる。冷却剤蒸気は、チャンバ内で上昇し、チャンバから蒸気出口を通って流れる。いくつかの二相の実施形態では、加熱冷却剤の液体出口と蒸気出口との両方を含み得る。テストソケットとロードボードとの間にシールを適用し、界面での液体または蒸気の冷却剤の漏れを防止する。同様に、2つ以上の本体構造(例えば、ソケット本体およびリテーナ)から構成されるテストソケットを有する実施形態では、それらの界面で液体または蒸気冷却剤の漏れを防ぐために本体構成要素の間にシールを適用する。気化冷却剤は、概して、チャンバから除去されると効率よく熱を放出するための高い能力を有する。
流体冷却剤は、リザーバから流入ポンプ、重力または他の適切な動力によって供給される。非加熱または未使用の流体冷却剤は、所望の充填高さに達するまでチャンバに流れる。充填高さは、例えば、テストソケットに位置する1つ以上のセンサによって検出され得る。センサは、例えば、圧力変換器または光センサを含み得る。特定の実施形態では、例えば、チャンバ内の冷却剤温度を測定するために、1つ以上の追加のセンサは、チャンバ内に位置し得る。加熱冷却剤は、チャンバから出口を通って、冷却および再循環のための同じリザーバまたは冷却および再循環または廃棄のための第2のリザーバに流れる。チャンバから流れる加熱冷却剤は、液体冷却剤、冷却剤蒸気またはその両方を含み得る。例えば、一実施形態では、加熱冷却剤は、液相のみにおいてチャンバから流れる。別の実施形態では、加熱冷却剤は、液相および気相の両方においてチャンバから流れる。
加熱冷却剤は、再循環を可能にするために冷却する必要があるが、これは、例えば冷却剤冷却システムによって実現され得る。加熱冷却剤は、加圧下で入口からチャンバから流出し得るか、あるいは流出ポンプ、重力またはその他の適切な動力によって移動し得る。加熱流体冷却剤の圧力は、戻り冷却剤流路に配置された1つ以上の圧力センサを用いて測定され得る。特定の実施形態では、加熱冷却剤は、ポンプ、チラーまたはリザーバに到達する前に、粒子または他の汚染物を除去するために濾過される。チャンバを通過する流体冷却剤の流は、測定値、温度、圧力、流量またはその他の動作パラメータに基づく流量アルゴリズムに従って調節され得る。流量アルゴリズムは、ICチップサイズおよび電力需要に応じて、ルックアップテーブルで決定されるまたはユーザーによってプログラムされる一定の流量設定値を含み得る。あるいは、流量アルゴリズムは、例えば、所望の冷却剤出口温度設定値または所望の冷却剤圧力設定値を達成するために、流出を動的に調整し得る。
流体冷却剤システムは、オートハンドラシステムと呼ばれる試験装置に組み込まれ得、単独で設けられ得る。特定の実施形態では、流体冷却剤システムは、オートハンドラシステム内の複数のテストソケット、またはテストサイトにサービスを提供し、流体冷却剤システムの規模をより効率的にすることを可能にする。テストシステムまたはオートハンドラは、テストソケットから漏れる冷却剤蒸気を排出するための追加の換気装置を含み得る。同様に、特定の実施形態では、冷却剤蒸気がテストシステムから漏れないように、テストシステムの筐体に追加のシーラントまたはシールを組み込み得る。
図1Aは、ICチップ102用のテストシステム100のブロック図である。図1Bは、テストシステム100の断面概略図である。テストシステム100は、より一般的には、しばしば「オートハンドラ」または「自動テスト装置」と呼ばれる。テストシステム100は、数千個のICチップ102に対して所定期間内に電気的試験を行うための自動化されたシステムである。テストシステム100は、ICチップを入力または供給容器106から1つ以上のテストサイト108へ、その後出力容器110へと移動させるハンドラシステム104を含む。供給容器106は、例えば、各ICチップ102がハンドラシステム104を通して移動する際に正確に方向付け、固定するための成形トレイを含み得る。同様に、出力容器110は、例えば、電気的試験に「合格」または「不合格」したICチップを収集するための1つ以上の出力トレイまたはビンを含み得る。いくつかの実施形態では、供給容器106および出力容器110は、図1Bに示されるように、単一の容器であり得る。ハンドラシステム104は、供給容器106からICチップ102を取得し、ICチップ102を所定のテストサイト108のテストソケット114にセットするピックアーム112またはピックシステムをも含む。ピックアーム112は、特定の実施形態では、電気テストの期間中、テストソケットの方向、例えば、下向きに、被試験ICチップ102に力を加え続け得る。あるいは、ピックアーム112は、テスト期間中、被試験ICチップ102を解放し得る。電気テストが完了したとき、ピックアーム112は、テストソケット114からICチップ102を取り外し、例えば合格ビンおよび不合格ビンを含み得る出力容器110に、ICチップ102を廃棄する。次に、ピックアーム112は、電気的試験の別のサイクルのために、供給容器106から別のICチップ102を取得する。
テストシステム100は、1つ以上のテストサイト108およびハンドラシステム104を含み得る。さらに、各ハンドラシステム104は、複数のテストサイト108および複数のテストソケット114にICチップ102を供給し得る。図1は、単一のテストサイト108および単一のテストソケット114のための単一のハンドラシステム104を明確にするためにのみ図示する。
各テストソケット114は、ロードボード116の表面に取り付けられ、または結合される。ロードボード116は、ICチップ102などの所定のICチップに対して自動電気的試験を行うように構成されたプリント回路基板(PCB)である。ロードボード116は、複数のICチップ102の実質的に同時の電気的試験のために、1つ以上のテストソケット114を提供し得る。例えば、所定のテストサイト108は、各々がその上に取り付けられた1つ以上のテストソケット114を有する1つ以上のロードボード116を含み得る。
テストシステム100は、流体冷却剤システム118を含む。流体冷却剤システム118は、流体冷却剤のリザーバ120を含み、いくつかの実施形態では、冷却剤は、室温付近の温度、例えば、約20~25℃で液体であり、特定の実施形態では、比較的低い気化閾値、例えば、約40~60℃の範囲を有する。このような冷却剤は、二相冷却剤と呼ばれる。代替実施形態では、気化閾値は、より高い場合があり得、例えば、約60~70℃、約70~80℃、約80~90℃、約90~100℃であり得、または特定のテストソケットおよびテストシステムに対する任意の他の適切な閾値温度であり得る。流体冷却剤は、電気絶縁性または非導電性であり、低い誘電率を有する。流体冷却剤は、リザーバ120から流入経路122を通って、各々が1つ以上のテストソケット114を有する1つ以上のテストサイト108に供給される。流体冷却剤は、流入ポンプ124、重力または他の適切な動力の助けによって供給され得る。液状冷却剤は、テストソケット114、テストソケットコンタクトおよびICチップ102によって加熱される。いくつかの実施形態では、液体冷却剤は、気化のための閾値未満に加熱され、液体出口を通してチャンバから流れる。このような実施形態では、単相冷却剤と呼ばれる冷却剤、すなわち液相のみで動作するものを利用する。例えば、流体冷却剤は、約100℃以上の気化閾値を有し得る。
あるいは、テストソケット114、テストソケットコンタクトおよびICチップ102は、液体冷却剤の温度を気化のための閾値を超えて(例えば、約40~60℃を超えて)上昇させる。このような流体冷却剤は、しばしば二相冷却剤と呼ばれる。すなわち、冷却プロセス中の様々な時点で、気体と液体の両方の状態、または相をとる。冷却剤蒸気は、テストソケット114によって形成されたチャンバ内を上昇し、チャンバから蒸気出口を通って流れる。いくつかの二相の実施形態では、加熱冷却剤の液体出口と蒸気出口との両方を含み得る。
流体冷却剤は、テストサイト108で一旦加熱後、流出経路126を通って除去され、リザーバ120に戻されて冷却され再循環される。チャンバから流れる加熱冷却剤は、液体冷却剤、冷却剤蒸気またはその両方を含み得る。例えば、一実施形態では、加熱冷却剤は、テストサイト108から液相のみで流れる。代替の実施形態では、加熱冷却剤は、液相と気相との両方でテストサイト108から流れる。
加熱冷却剤は、例えば冷却剤冷却システムによって実現される再循環を可能にするために冷却する必要がある。加熱冷却剤は、加圧下で入口からチャンバから流出し得るか、あるいは流出ポンプ、重力、その他の適切な動力によって移動され得る。加熱流体冷却剤の圧力は、戻り冷却剤流路に配置された1つ以上の圧力センサを用いて測定され得る。特定の実施形態では、加熱冷却剤は、ポンプ、チラーまたはリザーバに到達する前に、粒子や他の汚染物を除去するために濾過される。
代替の実施形態では、加熱流体冷却剤は、冷却のために流出経路126を通って第2のリザーバ(図示せず)に戻され、特定の実施形態では、リザーバ120に再循環され得る。流入経路122および流出経路126は各々、例えば金属製またはプラスチック製のチューブを含む、適切な流体チューブまたはパイプを含む。流体冷却剤は、流出ポンプ128、重力または他の任意の適切な動力の助けによって、流出経路126を通ってリザーバ120に向かって流れ得る。
特定の実施形態では、流体冷却剤システム118は、流入ポンプ124、流出ポンプ128またはその両方を操作する、すなわちトルクまたは速度出力を制御するように構成された1つ以上の処理装置およびメモリを有するポンプコントローラ(図示せず)を含む。特定の実施形態では、ポンプコントローラは、流入ポンプ124を操作して、テストソケット114を所定の充填高さまで満たす。あるいは、ポンプコントローラは、例えば、圧力センサまたは光学センサなどの1つ以上のセンサによって所望の充填高さが検出されるまで、流入ポンプ124を動作させ得る。同様に、ポンプコントローラは、所望の充填高さが検出されると、加熱冷却剤を選択された速度で除去するために流出ポンプ128を動作させ得る。速度は、メモリにプログラムされる場合があり得、あるいは、ユーザーによって選択される場合があり得る。代替の実施形態では、ポンプコントローラは、1つ以上のパラメータまたは設定値に基づいてテストソケット114からの流出を動的に調節するための制御アルゴリズムを実行し得る。例えば、ポンプコントローラは、加熱冷却剤の所望の温度を達成するために、加熱冷却剤を選択された速度で除去するために流出ポンプ128を動作させ得る。
テストシステム100は、テストサイト108およびハンドラシステム104が配置される筐体130を含む。筐体130は、例えば、周囲温度、湿度または大気組成を含む、ICチップをテストするための制御された環境を供給する。少なくともいくつかの実施形態では、流体冷却剤システム118は、テストサイト108から漏れる少なくともいくつかの量の冷却剤蒸気を導入し得る。したがって、テストシステム100は、筐体130の内部から蒸気を排出するか、または筐体130内の大気を別の容積と交換するための換気サブシステム132を含む。加えて、特定の実施形態では、テストシステム100は、例えば、筐体130内の冷却剤蒸気の捕集を助け、筐体130内のドア、ハッチまたは他の開口からの不要な漏れを回避するために、1つ以上のシール134を含み得る。
図2Aは、複数のテストソケットコンタクト(図示せず)を流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケット200の透視図法の概略図である。図2Bは、テストソケット200の透視図法の断面図である。テストソケット200は、チャンバ204、1つ以上の入口206および1つ以上の出口208を少なくとも部分的に画定するハウジング202を含む。テストソケット200はまた、ICチップを受け入れ、複数のテストソケットコンタクトと係合したときにICチップをチャンバ204内に位置させるように構成されたガイド構造210をも含む。テストソケット200は、複数のテストソケットコンタクトを受け入れるように構成された複数のキャビティ(図示せず)を画定するリテーナカートリッジ214を保持する本体構造212を含む。チャンバ204は、複数のテストソケットコンタクトを流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるために、1つ以上の入口206を介して流体冷却剤を受け入れるように構成される。特定の実施形態では、流体冷却剤の充填高さは、ICチップ自体を少なくとも部分的に浸漬させるのに十分である。入口206および出口208は、図1に示す流体冷却剤システム118などの流体冷却剤システムに流体的に結合される。より具体的には、例えば、入口206は、流入経路122と流体連通し、出口208は、流出経路126と流体連通する。
ハウジング202はまた、チャンバ204内の流体冷却剤を保持するためのシールを受け入れるための1つ以上のチャネルを画定する。例えば、ハウジング202は、カートリッジシール216を受け入れるためのリテーナカートリッジ214に面するチャネルを画定する。カートリッジシール216は、ハウジング202とリテーナカートリッジ214との間の界面における流体冷却剤の漏れを防止する。リテーナカートリッジ214は、ロードボードに面するように構成された追加のチャネルを画定する。追加のチャネルは、PCBシール218を受け入れる。流体冷却剤がリテーナカートリッジ214に画定されたキャビティを通してテストソケットコンタクトの周囲を流れる際に、PCBシール218は、テストソケット200とロードボードとの間の界面での流体冷却剤の漏れを防止する。
図3は、テストソケットコンタクト302を流体冷却剤304中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケット300の断面図である。図4は、図3に示したテストソケット300の別の実施形態であって、ICチップ306を流体冷却剤304中に少なくとも部分的に浸漬させるための断面図である。図5は、図3または図4に示すテストソケット300等のテストソケットと共に使用するための流体冷却剤システムの一例の概略図である。図3および図4を参照すると、テストソケット300は、少なくとも部分的にチャンバ310を画定するハウジング305を含む。テストソケットは、ICチップ306とロードボード314とを電気的に接続するために、テストソケットコンタクト302が配置される複数のキャビティを定義する本体構造308を含む。キャビティは、テストソケットコンタクト302を受け入れ、チャンバ310内、より具体的には、ICチップ306とテストソケットコンタクト302との間の界面およびテストソケットコンタクト302とロードボード314との間の界面内の流体の流れを可能にする大きさである。テストソケット300は、ロードボード314に隣接して位置し、例えば、ロードボード314の上面に取り付けられたリテーナ312を含む。ロードボード314は、複数のコンタクトパッド316を含む。リテーナ312は、ロードボード314上のコンタクトパッド316に対応し、本体構造308のキャビティに対応する複数の開口を画定する。テストソケットコンタクト302は、リテーナ312の開口および本体構造308のキャビティ内に配置され、ICチップ306の電気的試験を行うために、ICチップ306をロードボード314上のコンタクトパッド316に電気的に結合する。
テストソケット300は、ICチップ306を受け入れ、テストソケットコンタクト302と係合したときに、ICチップ306をチャンバ310内に位置させるように構成されたガイド構造318を含む。ガイド構造318は、例えば、図1に示すようなオートハンドラシステムによって、ICチップ306をチャンバ310に正確に挿入することを可能にする。ハウジング305は、1つ以上の入口322と1つ以上の出口324をさらに画定する。入口322および出口324は、図1に示す流体冷却剤システム118のような流体冷却剤システムと流体連通する。入口322は、液状冷却剤などの流体冷却剤304をチャンバ310に導入することを可能にする。流体冷却剤は、テストソケットコンタクト302の周囲からリテーナ312を通り、ロードボード314の上面までを満たす。1つ以上のPCBシール326は、リテーナ312とロードボード314との間に位置し、テストソケット300とロードボード314との間から流体冷却剤が漏れるのを防止する。追加のカートリッジシール327もまた、リテーナ312とガイド構造318との間または代替的にリテーナ312とテストソケット300の本体構造308との間に位置する。代替の実施形態では、本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、単一のユニット構造に組み込まれ得、それによって、例えば、リテーナ312とガイド構造318との間のシールの必要性を排除し得る。本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、金属、金属合金またはプラスチックから作製され得る。例えば、本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、アルミニウム、マグネシウム、チタン、ジルコニウム、銅、鉄またはそれらの任意の合金(アルミニウム5053など)から作製され得る。あるいは、本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、例えば、PEEK、セラミックPEEK、MDS100、SCP5000または他の適切な材料から作製され得る。
流体冷却剤は、所望の充填高さに達するまで、チャンバ310を満たす。例えば、本体構造308は、チャンバ310内の充填高さを検出するように構成されたセンサ328を含む。図3の実施形態では、センサ328は、ICチップ306と等しい高さに位置する。したがって、流体冷却剤304は、テストソケットコンタクト302を浸漬する。同様に、図4の実施形態では、センサ328は、ICチップ306の上面を超える高さに位置する。したがって、流体冷却剤304は、テストソケットコンタクト302およびICチップ306の少なくとも一部を浸漬させる。特定の実施形態では、1つ以上の追加のセンサは、例えば、チャンバ内の冷却剤温度を測定するために、チャンバ内に位置し得る。
図5は、テストソケット300と共に使用するための図1に示す流体冷却剤システム118を示す図である。流体冷却剤システム118は、流入ポンプ124に流体的に結合されたリザーバ120を含む。特定の実施形態では、1つ以上のセンサ140は、リザーバ120内の流体冷却剤の充填高さを測定するために、リザーバ120内に含まれ得る。流入ポンプ124は、流体冷却剤をリザーバ120から流入経路122を通ってテストソケット300の入口322に移動させる。加熱冷却剤は、出口324を通ってテストソケット300を出て、流出経路126を介して流体冷却剤システム118に逆流する。流出経路126は、流出ポンプ128に流体的に結合して、加熱冷却剤を再循環のためにリザーバ120の方へ戻すのを助ける。流出経路126は、出口324から流れる加熱冷却剤の流体圧を測定するための圧力センサ136を含み得る。流出経路126は、リザーバ120に戻される前に加熱冷却剤から微粒子または他の汚染物を捕集するための濾過システム138を含み得る。
流体冷却剤システム118は、流出経路126から加熱冷却剤を受け入れ、流体冷却剤を再びテストソケット300への再循環に適した温度まで冷却するチラー130を含む。特定の実施形態では、流体冷却剤が蒸気としてテストソケット300を出る場合、チラー130はまた、流体冷却剤を凝縮して液体状態に戻す。流体冷却剤が冷却され凝縮されると、再循環のためにリザーバ120に逆流する。
図6は、テストソケットコンタクト302を流体冷却剤304中に少なくとも部分的に浸漬させるためのテストソケット600の断面図である。より具体的には、テストソケット600は、二相冷却剤、すなわち、冷却プロセスにおいて液相と気相との両方で動作するもののために構成される。図3および図4に示すテストソケット300の類似の構成要素がテストソケット600に含まれる限り、テストソケット600の説明において共通の部品番号が使用される。図7は、図6に示すテストソケット600のようなテストソケットと共に使用するための例示的流体冷却剤システム118の概略図である。図6を参照すると、テストソケット600は、チャンバ310を少なくとも部分的に画定するハウジング305を含む。テストソケット600は、ICチップ306とロードボード314とを電気的に接続するために、テストソケットコンタクト302が配置される複数のキャビティを画定する本体構造308を含む。キャビティは、テストソケットコンタクト302を受け入れ、チャンバ310内、より具体的には、ICチップ306とテストソケットコンタクト302との間の界面およびテストソケットコンタクト302とロードボード314との間の界面内の流体の流れを可能にする大きさである。テストソケット600は、ロードボード314に隣接して位置するリテーナ312を含み、例えば、ロードボード314の上面に取り付けられる。ロードボード314は、複数のコンタクトパッド316を含む。リテーナ312は、ロードボード314上のコンタクトパッド316に対応し、本体構造308内のキャビティに対応する複数の開口を画定する。テストソケットコンタクト302は、リテーナ312の開口および本体構造308のキャビティ内に配置され、ICチップ306の電気的試験を行うために、ICチップ306をロードボード314上のコンタクトパッド316に電気的に結合する。
テストソケット600は、ICチップ306を受け入れ、テストソケットコンタクト302と係合したときにICチップ306をチャンバ310内に位置付けるように構成されたガイド構造318を含む。ガイド構造318は、例えば、図1に示すようなオートハンドラシステムによって、ICチップ306をチャンバ310に正確に挿入することを可能にする。ハウジング305はさらに、1つ以上の入口322、1つ以上の液体出口324および1つ以上の蒸気出口332を画定する。入口322、液体出口330および蒸気出口332は、図1または図7に示す流体冷却剤システム118などの二相流体冷却剤システムと流体連通する。入口322は、液状冷却剤などの流体冷却剤304をチャンバ310に導入することを可能にする。流体冷却剤は、テストソケットコンタクト302の周囲からリテーナ312を通り、ロードボード314の上面までを満たす。一つ以上のPCBシール326は、リテーナ312とロードボード314との間に位置し、流体冷却剤がテストソケット600とロードボード314との間から漏れるのを防止する。追加のカートリッジシール327もまた、リテーナ312とガイド構造318との間または代替的にリテーナ312とテストソケット600の本体構造308との間に位置する。代替の実施形態では、本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、単一のユニット構造に組み込まれ得、それによって、例えば、リテーナ312とガイド構造318との間のシールの必要性を排除し得る。本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、金属、金属合金またはプラスチックから作製され得る。例えば、本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、アルミニウム、マグネシウム、チタン、ジルコニウム、銅、鉄またはそれらの任意の合金(アルミニウム5053など)から作製され得る。あるいは、本体構造308、ガイド構造318およびリテーナ312は、例えば、PEEK、セラミックPEEK、MDS100、SCP5000または他の適切な材料から作製され得る。
流体冷却剤は、所望の充填高さに達するまで、チャンバ310を満たす。例えば、本体構造308は、チャンバ310内の充填高さを検出するように構成されたセンサ328を含む。図6の実施形態では、センサ328は、ICチップ306の上面を超える高さに位置する。したがって、流体冷却剤304は、テストソケットコンタクト302およびICチップ306の少なくとも一部を浸漬させる。特定の実施形態では、1つ以上の追加のセンサ334は、例えば、チャンバ内の冷却剤温度を測定するために、チャンバ内に位置し得る。
図7は、二相冷却剤およびテストソケット600と共に使用するための図1に示す流体冷却剤システム118を示す図である。流体冷却剤システム118は、流入ポンプ124に流体的に結合されたリザーバ120を含む。特定の実施形態では、1つ以上のセンサ140は、リザーバ120内に含まれ得、リザーバ120内の流体冷却剤の充填高さを測定する。流入ポンプ124は、流体冷却剤をリザーバ120から流入経路122を通してテストソケット600の入口322に移動させる。加熱液体冷却剤は、液体出口330を通ってテストソケット600を出て、流出経路126を介して流体冷却剤システム118に逆流する。流出経路126は、流出ポンプ128に流体的に結合して、加熱冷却剤を再循環のためにリザーバ120の方へ戻すのを助ける。流出経路126は、液体出口330から流れる加熱冷却剤の流体圧を測定するための圧力センサ136を含み得る。流出経路126は、リザーバ120に戻される前に加熱冷却剤から微粒子または他の汚染物を捕集するための濾過システム138を含み得る。同様に、加熱冷却剤の一部は気化し、冷却剤蒸気336は、蒸気出口332を通ってテストソケット600を出て、蒸気経路142を介して流体冷却剤システム118に逆流する。蒸気経路142は、蒸気ポンプ144に流体的に結合し、冷却剤蒸気を凝縮のためにチラー130の方へ戻し、最終的には再循環のためにリザーバ120へ移動させるのを助ける。
流体冷却剤システム118は、流出経路126から加熱冷却剤を受け入れ、流体冷却剤を再びテストソケット300への再循環に適した温度まで冷却するチラー130を含む。特定の実施形態では、流体冷却剤が蒸気としてテストソケット300を出る場合、チラー130はまた、流体冷却剤を凝縮して液体状態に戻す。流体冷却剤が冷却され凝縮されると、再循環のためにリザーバ120に逆流する。
図8は、図6に示したテストソケット600などのテストソケットを使用して、図6に示したICチップ306のようなICチップをテストする方法800の一実施形態のフロー図である。テストソケット600は、ロードボード314に結合802される。テストソケット600は、テストソケットコンタクト302が配置されるチャンバ310を画定する。テストソケットコンタクト302は、ICチップ306をロードボード314に電気的に結合するように構成される。二相流体冷却剤をチャンバ310に供給804して、複数のテストソケットコンタクト302を少なくとも部分的に浸漬させる。特定の実施形態では、二相流体冷却剤は、テストソケットコンタクト302に加えてICチップ306を少なくとも部分的に浸漬するために、チャンバ310に供給される。ガイド構造318は、ICチップ306を受け入れ806、チャンバ310に、より具体的には、テストソケットコンタクト302との係合に正確にガイドする。
ICチップ306がテストソケット600内の所定の位置にあると、ロードボード314は、ICチップ306の電気テストを行う808ために使用される。より具体的には、電気的試験は、概して、ICチップ306によって消費される大量の電力および少なくともいくつかのテストソケットコンタクト302を通して伝導される電流をもたらし、テストソケット600、より具体的には、テストソケットコンタクト302、ハウジング305およびICチップ306の大幅な加熱をもたらす。少なくともテストソケットコンタクト302が少なくとも部分的に浸漬されている二相流体冷却剤は、チャンバ310内で循環され、十分に加熱されると、チャンバ310から除去される。加熱液体冷却剤は、テストソケット600に画定された液体出口330を介して除去810される。加熱液体冷却剤が気化閾値まで加熱されると、冷却剤蒸気は、蒸気出口332を通して除去612される。
液体冷却剤および蒸気冷却剤は、冷却と凝縮のためにチラーに戻され、テストソケット600に再循環させるためにリザーバ120に流れる。電気的試験が完了すると、ICチップ306は、テストソケット600から取り外され、出力容器に渡される。そして、テストソケット600は、次のICチップ306の電気的なテストを行うために使用され得る。
図9は、図3および図4に示したテストソケット300などのテストソケットを使用して、図3および図4に示したICチップ306などのICチップをテストする方法900の一実施形態を示すフロー図である。テストソケット300は、ロードボード314に結合902される。テストソケット300は、テストソケットコンタクト302がその中に配置されるチャンバ310を画定する。テストソケットコンタクト302は、ICチップ306をロードボード314に電気的に結合するように構成される。流体冷却剤は、チャンバ310に供給904され、複数のテストソケットコンタクト302を少なくとも部分的に浸漬する。特定の実施形態では、流体冷却剤は、テストソケットコンタクト302に加えてICチップ306を少なくとも部分的に浸漬するために、チャンバ310に供給される。ガイド構造318は、ICチップ306を受け入れ906、チャンバ310に、より具体的には、テストソケットコンタクト302との係合に、正確に導く。
ICチップ306がテストソケット300内の所定の位置にあると、ロードボード314は、ICチップ306の電気テストを行う908ために使用される。電気的試験は、概して、ICチップ306によって消費される大量の電力、および少なくともいくつかのテストソケットコンタクト302を通して伝導される電流をもたらし、テストソケット300、より具体的には、テストソケットコンタクト302、ハウジング305およびICチップ306の大幅な加熱をもたらす。少なくともテストソケットコンタクト302が少なくとも部分的に浸漬される流体冷却剤は、チャンバ310内で循環され、十分に加熱されると、チャンバ310から除去される。例えば、液体冷却剤が気化閾値まで加熱されると、冷却剤蒸気は、出口324および流出経路を通して除去され、冷却剤を冷却およびテストソケット300への再循環のためにリザーバへ戻す。電気的試験が終了すると、ICチップ306は、テストソケット300から取り外され、出力容器に渡される。そして、テストソケット300は、次のICチップ306の電気的なテストを行うために使用され得る。
本明細書に記載された方法、システムおよび装置の技術的効果の例は、(a)少なくともテストソケットコンタクトを流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬し、テストソケットコンタクト、テストソケットコンタクトとロードボードとの間の界面およびテストソケットコンタクトとICチップとの間の界面を直接冷却することと、(b)被試験ICチップの少なくとも一部を流体冷却剤に浸漬し、ICチップとテストソケットコンタクトに加えて、テストソケットの筐体を直接冷却することと、(c)テストソケットコンタクトを非導電性の低誘電率流体冷却剤に浸漬させることを通してシグナルインテグリティを維持することと、(d)室温付近で液体状態であり気化閾値が低い流体冷却剤を使用することによって、流体冷却剤の熱吸収能力および熱放出能力を向上させることと、(e)テストソケットを通過する流量を増加させることによって、単相冷却剤の熱吸収能力および熱放出能力を向上させることと、(f)所望の冷却剤温度、テストソケットコンタクト温度、ICチップ温度または他の適切なパラメータを達成するために、テストソケットへの流体冷却剤の供給と除去の流れを制御することと、(g)テストソケットコンタクトの耐用年数の向上と、(h)テストソケットコンタクトを交換するためのテストシステムのダウンタイムの低減と、のうちの少なくとも1つを含む。
本開示のテストソケット、テストシステムおよび方法の実施形態の少なくともいくつかの実施例は、下記を含む。
(実施例1)集積回路(IC)チップ用テストソケットであって、テストソケットは、ロードボードに隣接して位置するように構成されたリテーナであって、リテーナは、ロードボード上のコンタクトパッドに対応する複数の開口を画定する、リテーナと、複数の開口内に配置された複数のコンタクトであって、複数のコンタクトは、ICチップをコンタクトパッドに電気的に結合させるように構成される、複数のコンタクトと、入口、液体出口および蒸気出口と流体連通するチャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングであって、ハウジングは、ICチップを受け入れ、複数のコンタクトと係合したときにICチップをチャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造を備える、ハウジングと、を備え、ここで、チャンバは、入口を介して二相流体冷却剤を受け入れ、複数のコンタクトを二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるように構成される、集積回路(IC)チップ用テストソケット。
(実施例2)複数のコンタクトは、複数の同軸コンタクトプローブを備える、実施例1に記載のテストソケット。
(実施例3)複数のコンタクトは、複数の回転コンタクトを備える、実施例1に記載のテストソケット。
(実施例4)チャンバは、二相流体冷却剤としてペルフルオロ化合物を受け入れるようにさらに構成される、実施例1に記載のテストソケット。
(実施例5)ハウジング上に配置され、チャンバ内の二相流体冷却剤の温度を検出するように構成された、センサをさらに備える、実施例1に記載のテストソケット。
(実施例6)ハウジング上に配置されチャンバ内の二相流体冷却剤の充填高さを検出するように構成されたセンサをさらに備え、センサは、充填高さを検出するように位置し、その結果、複数のコンタクトは、二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬する、実施例1に記載のテストソケット。
(実施例7)ハウジング上に配置されチャンバ内の二相流体冷却剤の充填高さを検出するように構成されたセンサをさらに備え、センサは、充填高さを検出するように位置し、その結果、ICチップは、二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、実施例1に記載のテストソケット。
(実施例8)室温で液体状態の二相流体冷却剤を受け入れるようにさらに構成され、流体冷却剤は、60℃以下の気化閾値を有する、実施例1のテストソケット。
(実施例9)集積回路(IC)チップ用テストソケットであって、テストソケットは、ロードボードに隣接して位置するように構成されたリテーナであって、リテーナは、ロードボード上のコンタクトパッドに対応する複数の開口を画定するリテーナと、複数の開口内に配置された複数のコンタクトであって、複数のコンタクトは、ICチップをコンタクトパッドに電気的に結合するように構成された複数のコンタクトと、入口と出口と流体連通するチャンバを画定する少なくとも部分的に画定するハウジングであって、ハウジングは、ICチップを受け入れ、複数のコンタクトと係合したときにICチップをチャンバ内に位置するように構成されたガイド構造を備える、ハウジングと、を備え、チャンバは、入口を介して流体冷却剤を受け入れ、複数のコンタクトを流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるように構成される、集積回路(IC)チップ用テストソケット。
(実施例10)複数のコンタクトは、複数の同軸コンタクトプローブを備える、実施例9に記載のテストソケット。
(実施例11)複数のコンタクトは、複数の回転コンタクトを備える、実施例10に記載のテストソケット。
(実施例12)チャンバは、流体冷却剤としてペルフルオロ化合物を受け入れるようにさらに構成される、実施例10に記載のテストソケット。
(実施例13)ハウジング上に配置され、チャンバ内の流体冷却剤の充填高さを検出するように構成されたセンサをさらに備える、実施例10に記載のテストソケット。
(実施例14)センサは、充填高さを検出するように位置し、その結果、複数のコンタクトは、流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬される、実施例13に記載のテストソケット。
(実施例15)センサは、充填高さを検出するように位置し、その結果、複数のコンタクトは、流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬される、実施例14に記載のテストソケット。
(実施例16)室温で液体状態の流体冷却剤を受け入れるようにさらに構成され、流体冷却剤は、60℃以下の気化閾値を有する、実施例10に記載のテストソケット。
(実施例17)集積回路(IC)チップをテストする方法であって、テストソケットをロードボードに結合することであって、テストソケットは、複数のコンタクトが配置されるチャンバを画定し、複数のコンタクトは、ICチップをロードボードに電気的に結合するように構成される、テストソケットをロードボードに結合することと、複数のコンタクトを少なくとも部分的に浸漬させるためにチャンバに流体冷却剤を供給することと、複数のコンタクトと結合したときにICチップをチャンバの中に位置させるためにICチップをテストソケットのガイド構造で受け入れることと、ロードボードを使用して、ICチップの電気テストを実施することと、を含む、集積回路(IC)チップをテストする方法。
(実施例18)電気的試験の完了時にICチップをテストソケットから取り外すことをさらに含む、実施例17に記載の方法。
(実施例19)チャンバから加熱流体冷却剤を除去することをさらに含む、実施例17に記載の方法。
(実施例20)ICチップを少なくとも部分的に浸漬させるために流体冷却剤をチャンバに供給することをさらに含む、実施例17に記載の方法。
(実施例21)集積回路(IC)チップをテストする方法であって、方法は、テストソケットをロードボードに結合することであって、テストソケットは、複数のコンタクトが配置されるチャンバを画定し、複数のコンタクトは、ICチップをロードボードに電気的に結合するように構成される、テストソケットをロードボードに結合することと、複数のコンタクトを少なくとも部分的に浸漬させるためにチャンバに二相流体冷却剤を供給することと、ICチップをテストソケットのガイド構造内に受け入れ、複数のコンタクトと係合したときにICチップをチャンバの中に位置させることと、ロードボードを使用して、ICチップの電気的試験を行うことと、チャンバから加熱流体冷却剤を取り除くことであって、テストソケット内に画定された液体出口を介して加熱液体冷却剤を除去することおよびテストソケット内に画定された蒸気出口を介して冷却剤蒸気を除去することを含む、チャンバから加熱流体冷却剤を取り除くことと、を含む、集積回路(IC)チップをテストする方法。
(実施例22)電気的試験の終了後、ICチップをテストソケットから取り外すことをさらに含む、実施例21に記載の方法。
(実施例23)ICチップを少なくとも部分的に浸漬させるために流体冷却剤をチャンバに供給することをさらに含む、実施例21に記載の方法。
(実施例24)複数の集積回路(IC)チップ用テストシステムであって、ロードボードに結合されるテストソケットであって、テストソケットは、チャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングと、チャンバ内のリテーナ構造内に配置されロードボードに電気的に結合された複数のコンタクトと、複数のICチップの各々を受け入れ複数のコンタクトと係合したときに各ICチップをチャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造と、を備えるテストソケット、を備えるテストサイト、および、流体冷却剤を保持するように構成されたリザーバと、リザーバとテストソケットとの間に結合された入口経路であって、入口経路は、チャンバを少なくとも部分的に満たすためにテストソケットに流体冷却剤を運ぶように構成された、入口経路と、リザーバとテストソケットとの間に結合された出口経路であって、出口経路は、加熱冷却剤をテストソケットから運び出すように構成された、出口経路と、を備える、流体冷却剤システム、および、複数のICチップを供給容器からテストサイトへおよびテストサイトから出力容器へ移動させるように構成されたハンドラシステムであって、ハンドラシステムは、各ICチップをテストソケットのガイド構造にセットして少なくとも部分的に流体冷却剤に浸された複数のコンタクトと係合するように構成されたピックアームを備える、ハンドラシステムを備える、複数の集積回路(IC)チップ用テストシステム。
(実施例25)テストサイトは、ICチップの電気テストを行うように構成されたロードボードをさらに備える、実施例24に記載のテストシステム。
(実施例26)テストサイトは、流体冷却剤システムに結合された複数のテストソケットを備える、実施例24に記載のテストシステム。
(実施例27)流体冷却剤システムは、リザーバと入口経路とに結合された流入ポンプを備え、流入ポンプは、流体冷却剤を充填高さに達するまで入口経路を通してテストソケットのチャンバに移動させるように構成される、実施例24に記載のテストシステム。
(実施例28)流体冷却剤システムは、リザーバと出口経路とに結合された流出ポンプを備え、流出ポンプは、流体冷却剤をテストソケットのチャンバから出口経路を通して選択された流量で移動させるように構成される、実施例24に記載のテストシステム。
(実施例29)流体冷却剤システムは、ユーザーが選択した流量設定に従って流出ポンプを作動させるように構成されたポンプ制御装置をさらに備える、実施例28に記載のテストシステム。
(実施例30)テストソケットは、ハウジング上に配置され、チャンバ内の流体冷却剤の充填高さを検出するように構成され、その結果、複数のコンタクトは、流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、センサをさらに備える、実施例24に記載のテストシステム。
(実施例31)センサは、充填高さを検出するように位置し、その結果、各ICチップは、流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、実施例30に記載のテストシステム。
(実施例32)複数の集積回路(IC)チップ用テストシステムであって、ロードボードに結合されるテストソケットであって、テストソケットは、チャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングと、チャンバ内のリテーナ構造内に配置されロードボードに電気的に結合された複数のコンタクトと、複数のICチップの各々を受け入れ複数のコンタクトと係合したときに各ICチップをチャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造と、を備えるテストソケット、を備える、テストサイト、および、二相流体冷却剤を保持するように構成されたリザーバと、リザーバとテストソケットとの間に結合された入口経路であって、入口経路は、チャンバを少なくとも部分的に満たすためにテストソケットに二相流体冷却剤を運ぶように構成された、入口経路と、リザーバとテストソケットとの間に結合された液体出口経路であって、液体出口経路は、加熱冷却剤をテストソケットから運び出すように構成された、液体出口経路と、リザーバとテストソケットとの間に結合された蒸気出口経路であって、蒸気出口経路は、冷却剤蒸気をテストソケットから運び出すように構成された、蒸気出口経路と、を備える、流体冷却剤システム、および、複数のICチップを供給容器からテストサイトへおよびテストサイトから出力容器へ移動させるように構成されたハンドラシステムであって、ハンドラシステムは、各ICチップをテストソケットのガイド構造にセットして少なくとも部分的に二相流体冷却剤に浸された複数のコンタクトと係合するように構成されたピックアームを備える、ハンドラシステムを備える、複数の集積回路(IC)チップ用テストシステム。
(実施例33)テストサイトは、ICチップの電気テストを行うように構成されたロードボードをさらに備える、実施例32に記載のテストシステム。
(実施例34)テストサイトは、流体冷却剤システムに結合された複数のテストソケットを備える、実施例32に記載のテストシステム。
(実施例35)流体冷却剤システムは、リザーバと入口経路とに結合された流入ポンプを備え、流入ポンプは、二相流体冷却剤を充填高さに達するまで入口経路を通してテストソケットのチャンバに移動させるように構成される、実施例32に記載のテストシステム。
(実施例36)流体冷却剤システムは、リザーバと液体出口経路とに結合された流出ポンプを備え、流出ポンプは、加熱液体冷却剤をテストソケットのチャンバから液体出口経路を通して選択された流量で移動させるように構成される、実施例32に記載のテストシステム。
(実施例37)流体冷却剤システムは、リザーバと液体出口経路とに結合された蒸気ポンプをさらに備え、蒸気ポンプは、加熱冷却剤蒸気をテストソケットのチャンバから蒸気出口経路を通して選択された流量で移動させるように構成される、実施例36に記載のテストシステム。
(実施例38)流体冷却剤システムは、液体出口経路に流体的に結合され、加熱液体冷却剤から汚染物質を除去する濾過システムをさらに備える、実施例32に記載のテストシステム。
(実施例39)流体冷却剤システムは、液体出口経路に結合され、テストソケットから流れる加熱液体冷却剤の圧力を測定するように構成されたセンサを更に備える、実施例32に記載のテストシステム。
(実施例40)テストサイトおよびハンドラシステムが配置される筐体をさらに備え、筐体は、テストサイトから放出される冷却剤蒸気を排出するように構成された換気システムを含む、実施例32に記載のテストシステム。
本明細書に記載のシステムおよび方法は、本明細書に記載の特定の実施形態に限定されるものではなく、むしろ、システムの構成要素および/または方法のステップは、本明細書に記載の他の構成要素および/またはステップとは独立して、別々に利用され得る。
本開示の様々な実施形態の特定の特徴は、いくつかの図面に示され、他の図面には示されていない場合があり得るが、これは単に簡便さのためである。本開示の原則に従って、ある図面の任意の特徴は、他の図面の任意の特徴と組み合わせて参照および/または請求され得る。
本明細書で使用する場合、単数形で記載され、単語「a」または「an」に続く要素またはステップは、そのような除外が明示的に記載されていない限り、複数の要素またはステップを除外しないものとして理解されたい。さらに、本開示の「一実施形態」または「例示的な実施形態」への言及は、記載された特徴をも組み込んだ追加の実施形態の存在を除外するように解釈されることを意図していない。
「X、YまたはZのうち少なくとも1つ」などの接続詞は、特に別段の記載のない限り、概して、ある項目、用語などがX、YまたはZのいずれか、あるいはそれらの任意の組み合わせ(例えば、X、Yおよび/またはZ)であり得ることを示すために用いられるものとして文脈内で理解される。したがって、このような接続詞的な表現は、特定の実施形態では、Xの少なくとも1つ、Yの少なくとも1つまたはZの少なくとも1つが各々存在する必要があることを意味すること必ずしも意図せず、また、そのようなことを意味すべきではない。加えて、「X、YおよびZのうち少なくとも1つ」などの接続詞もまた、特に別段の記載がない限り、「X、Yおよび/またはZ」を含む、「X、Y、Zまたはその任意の組み合わせ」を意味すると理解されたい。
この書面による説明は、当業者が最良の形態を含むさまざまな実施形態を開示する実施例を使用して、任意のデバイスまたはシステムを作成および使用することならびに任意の組み込まれた方法を実行することを含んで、それらの実施形態を実践することを可能にする。特許性のある範囲は、請求項によって定義され、当業者が思いつく他の例を含み得る。そのような他の例は、請求項の文言と異ならない構造要素を有する場合または請求項の文言と実質的に異ならない同等の構造要素を含む場合、請求項の範囲内にあることを意図する。
100 テストシステム
102 ICチップ
104 ハンドラシステム
106 供給容器
108 テストサイト
110 出力容器
112 ピックアーム
114 テストソケット
116 ロードボード
118 流体冷却剤システム
120 リザーバ
122 流入経路
124 流入ポンプ
126 流出経路
128 流出ポンプ
130 筐体
132 換気サブシステム
134 シール
136 圧力センサ
138 濾過システム
140 センサ
142 蒸気経路
144 蒸気ポンプ
200 テストソケット
202 ハウジング
204 チャンバ
206 入口
208 出口
210 ガイド構造
212 本体構造
214 リテーナカートリッジ
216 カートリッジシール
218 PCBシール
300 テストソケット
302 テストソケットコンタクト
304 流体冷却剤
305 ハウジング
306 ICチップ
308 本体構造
310 チャンバ
312 リテーナ
314 ロードボード
316 コンタクトパッド
318 ガイド構造
322 入口
324 出口
326 PCBシール
327 カートリッジシール
328 センサ
330 液体出口
332 蒸気出口
334 センサ
336 冷却剤蒸気
600 テストソケット
800 方法
802 結合
804 供給
806 受け入れ
808 行う
810 除去
900 方法
902 結合
904 供給
906 受け入れ
908 行う

Claims (40)

  1. 集積回路(IC)チップ用テストソケットであって、前記テストソケットは、
    ロードボードに隣接して位置するように構成されたリテーナであって、前記リテーナは、前記ロードボード上のコンタクトパッドに対応する複数の開口を画定する、リテーナと、
    前記複数の開口内に配置された複数のコンタクトであって、前記複数のコンタクトは、前記ICチップを前記コンタクトパッドに電気的に結合させるように構成される、複数のコンタクトと、
    入口および出口と流体連通するチャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングであって、前記ハウジングは、
    前記ICチップを受け入れ、前記複数のコンタクトと係合したときに前記ICチップを前記チャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造を備える、ハウジングと、を備え、
    ここで、前記チャンバは、前記入口を介して流体冷却剤を受け入れ、前記複数のコンタクトを前記流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるように構成される、
    集積回路(IC)チップ用テストソケット。
  2. 前記複数のコンタクトは、複数の同軸コンタクトプローブを備える、請求項1に記載のテストソケット。
  3. 前記複数のコンタクトは、複数の回転コンタクトを備える、請求項1に記載のテストソケット。
  4. 前記チャンバは、前記流体冷却剤としてペルフルオロ化合物を受け入れるようにさらに構成される、請求項1に記載のテストソケット。
  5. 前記ハウジング上に配置され、前記チャンバ内の前記流体冷却剤の充填高さを検出するように構成された、センサをさらに備える、請求項1に記載のテストソケット。
  6. 前記センサは、前記充填高さを検出するように位置し、その結果、前記複数のコンタクトは、前記流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬される、請求項5に記載のテストソケット。
  7. 前記センサは、前記充填高さを検出するように位置し、その結果、前記ICチップは、前記流体冷却剤に少なくとも部分的に浸漬される、請求項6に記載のテストソケット。
  8. 前記チャンバは、室温で液体状態の前記流体冷却剤を受け入れるようにさらに構成され、前記流体冷却剤は、60℃以下の気化閾値を有する、請求項1に記載のテストソケット。
  9. 複数の集積回路(IC)チップ用テストシステムであって、
    ロードボードに結合されるテストソケットであって、前記テストソケットは、
    チャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングと、
    前記チャンバ内のリテーナ構造内に配置され、前記ロードボードに電気的に結合された複数のコンタクトと、
    前記複数のICチップの各々を受け入れ、前記複数のコンタクトと係合したときに各ICチップを前記チャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造と、
    を備えるテストソケット、
    を備えるテストサイト、および、
    流体冷却剤を保持するように構成されたリザーバと、
    前記リザーバと前記テストソケットとの間に結合された入口経路であって、前記入口経路は、前記チャンバを少なくとも部分的に満たすために前記テストソケットに前記流体冷却剤を運ぶように構成された、入口経路と、
    前記リザーバと前記テストソケットとの間に結合された出口経路であって、前記出口経路は、加熱冷却剤を前記テストソケットから運び出すように構成された、出口経路と、
    を備える、流体冷却剤システム、および、
    前記複数のICチップを供給容器から前記テストサイトへおよび前記テストサイトから出力容器へ移動させるように構成されたハンドラシステムであって、前記ハンドラシステムは、各ICチップを前記テストソケットの前記ガイド構造にセットして少なくとも部分的に前記流体冷却剤に浸された前記複数のコンタクトと係合するように構成されたピックアームを備える、ハンドラシステム、
    を備える、複数の集積回路(IC)チップ用テストシステム。
  10. 前記テストサイトは、前記ICチップの電気テストを行うように構成されたロードボードをさらに備える、請求項9に記載のテストシステム。
  11. 前記テストサイトは、前記流体冷却剤システムに結合された複数のテストソケットを備える、請求項9に記載のテストシステム。
  12. 前記流体冷却剤システムは、前記リザーバと前記入口経路とに結合された流入ポンプを備え、前記流入ポンプは、前記流体冷却剤を充填高さに達するまで前記入口経路を通して前記テストソケットの前記チャンバに移動させるように構成される、請求項9に記載のテストシステム。
  13. 前記流体冷却剤システムは、前記リザーバと前記出口経路とに結合された流出ポンプを備え、前記流出ポンプは、前記流体冷却剤を前記テストソケットの前記チャンバから前記出口経路を通して選択された流量で移動させるように構成される、請求項9に記載のテストシステム。
  14. 前記流体冷却剤システムは、ユーザーが選択した流量設定に従って前記流出ポンプを作動させるように構成されたポンプ制御装置をさらに備える、請求項13に記載のテストシステム。
  15. 前記テストソケットは、前記ハウジング上に配置され、前記チャンバ内の前記流体冷却剤の充填高さを検出するように構成されるセンサをさらに備え、その結果、前記複数のコンタクトは、前記流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、請求項9に記載のテストシステム。
  16. 前記センサは、前記充填高さを検出するように位置し、その結果、各ICチップは、前記流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、請求項15に記載のテストシステム。
  17. 集積回路(IC)チップをテストする方法であって、前記方法は、
    テストソケットをロードボードに結合することであって、前記テストソケットは、複数のコンタクトが配置されたチャンバを画定し、前記複数のコンタクトは、前記ICチップを前記ロードボードに電気的に結合するように構成される、テストソケットをロードボードに結合することと、
    流体冷却剤を前記チャンバに供給し、前記複数のコンタクトを少なくとも部分的に浸漬させることと、
    前記ICチップを前記テストソケットのガイド構造内に受け入れ、前記複数のコンタクトと係合したときに前記ICチップを前記チャンバ内に位置させることと、
    前記ロードボードを使用して、前記ICチップの電気的試験を行うことと、
    を含む、集積回路(IC)チップをテストする方法。
  18. 電気的試験の終了後、前記ICチップを前記テストソケットから取り外すことをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記チャンバから加熱流体冷却剤を除去することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記ICチップを少なくとも部分的に浸漬させるために前記流体冷却剤をチャンバに供給することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  21. 集積回路(IC)チップ用テストソケットであって、前記テストソケットは、
    ロードボードに隣接して位置するように構成されたリテーナであって、前記リテーナは、前記ロードボード上のコンタクトパッドに対応する複数の開口を画定する、リテーナと、
    前記複数の開口内に配置された複数のコンタクトであって、前記複数のコンタクトは、前記ICチップを前記コンタクトパッドに電気的に結合させるように構成される、複数のコンタクトと、
    液体入口および蒸気出口と流体連通するチャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングであって、前記ハウジングは、
    前記ICチップを受け入れ、前記複数のコンタクトと係合したときに前記ICチップを前記チャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造を備える、ハウジングと、を備え、
    ここで、前記チャンバは、前記入口を介して二相流体冷却剤を受け入れ、前記複数のコンタクトを前記二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬させるように構成される、
    集積回路(IC)チップ用テストソケット。
  22. 前記複数のコンタクトは、複数の同軸コンタクトプローブを備える、請求項21に記載のテストソケット。
  23. 前記複数のコンタクトは、複数の回転コンタクトを備える、請求項21に記載のテストソケット。
  24. 前記チャンバは、前記二相流体冷却剤としてペルフルオロ化合物を受け入れるようにさらに構成される、請求項21に記載のテストソケット。
  25. 前記ハウジング上に配置され、前記チャンバ内の前記二相流体冷却剤の温度を検出するように構成されたセンサをさらに備える、請求項21に記載のテストソケット。
  26. 前記ハウジング上に配置され、前記チャンバ内の前記二相流体冷却剤の充填高さを検出するように構成されたセンサをさらに備え、ここで、前記センサは、前記充填高さを検出するように位置し、その結果、前記複数のコンタクトは、前記二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、請求項21に記載のテストソケット。
  27. 前記ハウジング上に配置され、前記チャンバ内の前記二相流体冷却剤の充填高さを検出するように構成されたセンサをさらに備え、前記センサは、前記充填高さを検出するように位置し、その結果、前記ICチップは、前記二相流体冷却剤中に少なくとも部分的に浸漬される、請求項21に記載のテストソケット。
  28. 前記チャンバは、室温で液体状態の前記二相流体冷却剤を受け入れるようにさらに構成され、前記流体冷却剤は、60℃以下の気化閾値を有する、請求項21に記載のテストソケット。
  29. 複数の集積回路(IC)チップ用テストシステムであって、
    ロードボードに結合されるテストソケットであって、前記テストソケットは、
    チャンバを少なくとも部分的に画定するハウジングと、
    前記チャンバ内のリテーナ構造内に配置され、前記ロードボードに電気的に結合された複数のコンタクトと、
    前記複数のICチップの各々を受け入れ、前記複数のコンタクトと係合したときに各ICチップを前記チャンバ内に位置させるように構成されたガイド構造と、
    を備えるテストソケット、
    を備える、テストサイト、および、
    二相流体冷却剤を保持するように構成されたリザーバと、
    前記リザーバと前記テストソケットとの間に結合された入口経路であって、前記入口経路は、前記チャンバを少なくとも部分的に満たすために前記テストソケットに前記二相流体冷却剤を運ぶように構成された、入口経路と、
    前記リザーバと前記テストソケットとの間に結合された液体出口経路であって、前記液体出口経路は、加熱冷却剤を前記テストソケットから運び出すように構成された、液体出口経路と、
    前記リザーバと前記テストソケットとの間に結合された蒸気出口経路であって、前記蒸気出口経路は、冷却剤蒸気を前記テストソケットから運び出すように構成された、蒸気出口経路と、
    を備える、流体冷却剤システム、および、
    前記複数のICチップを供給容器から前記テストサイトへおよび前記テストサイトから出力容器へ移動させるように構成されたハンドラシステムであって、前記ハンドラシステムは、各ICチップを前記テストソケットの前記ガイド構造にセットして少なくとも部分的に前記二相流体冷却剤に浸された前記複数のコンタクトと係合するように構成されたピックアームを備える、ハンドラシステム、
    を備える、複数の集積回路(IC)チップ用テストシステム。
  30. 前記テストサイトは、前記ICチップの電気テストを行うように構成されたロードボードをさらに備える、請求項29に記載のテストシステム。
  31. 前記テストサイトは、前記流体冷却剤システムに結合された複数のテストソケットを備える、請求項29に記載のテストシステム。
  32. 前記流体冷却剤システムは、前記リザーバと前記入口経路とに結合された流入ポンプを備え、前記流入ポンプは、前記二相流体冷却剤を充填高さに達するまで前記入口経路を通して前記テストソケットの前記チャンバに移動させるように構成される、請求項29に記載のテストシステム。
  33. 前記流体冷却剤システムは、前記リザーバと前記液体出口経路とに結合された流出ポンプを備え、前記流出ポンプは、加熱液体冷却剤を前記テストソケットの前記チャンバから前記液体出口経路を通して選択された流量で移動させるように構成される、請求項29に記載のテストシステム。
  34. 前記流体冷却剤システムは、前記リザーバと前記液体出口経路とに結合された蒸気ポンプをさらに備え、前記蒸気ポンプは、加熱冷却剤蒸気を前記テストソケットの前記チャンバから前記蒸気出口経路を通して選択された流量で移動させるように構成される、請求項33に記載のテストシステム。
  35. 前記流体冷却剤システムは、前記液体出口経路に流体的に結合され、加熱液体冷却剤から汚染物質を除去する濾過システムをさらに備える、請求項29に記載のテストシステム。
  36. 前記流体冷却剤システムは、前記液体出口経路に結合され、前記テストソケットから流れる加熱液体冷却剤の圧力を測定するように構成されたセンサを更に備える、請求項29に記載のテストシステム。
  37. 前記テストサイトおよび前記ハンドラシステムが配置される筐体をさらに備え、前記筐体は、前記テストサイトから放出される冷却剤蒸気を排出するように構成された換気システムを含む、請求項29に記載のテストシステム。
  38. 集積回路(IC)チップをテストする方法であって、前記方法は、
    テストソケットをロードボードに結合することであって、前記テストソケットは、その中に複数のコンタクトが配置されたチャンバを画定し、前記複数のコンタクトは、前記ICチップを前記ロードボードに電気的に結合するように構成される、テストソケットをロードボードに結合することと、
    二相流体冷却剤を前記チャンバに供給し、前記複数のコンタクトを少なくとも部分的に浸漬させることと、
    前記ICチップを前記テストソケットのガイド構造内に受け入れ、前記複数のコンタクトと係合したときに前記ICチップを前記チャンバ内に位置させることと、
    前記ロードボードを使用して、前記ICチップの電気的試験を行うことと、
    前記チャンバから加熱流体冷却剤を除去することであって、
    前記テストソケットに設けられた液体出口を介して加熱液体冷却剤を取り出すことおよび
    前記テストソケットに設けられた蒸気出口を介して冷却剤蒸気を排出することを含む、前記チャンバから加熱流体冷却剤を除去することと、
    を含む、集積回路(IC)チップをテストする方法。
  39. 前記電気的試験の終了後、前記ICチップを前記テストソケットから取り外すことをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記ICチップを少なくとも部分的に浸漬させるために前記流体冷却剤を前記チャンバに供給することをさらに含む、請求項38に記載の方法。
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