JP2023046680A

JP2023046680A - 電動スクータ

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Publication number: JP2023046680A
Application number: JP2021155403A
Authority: JP
Inventors: 茜三本; Akane Mitsumoto
Original assignee: Freemile; Freemile Co Ltd
Current assignee: Freemile; Freemile Co Ltd
Priority date: 2021-09-24
Filing date: 2021-09-24
Publication date: 2023-04-05
Anticipated expiration: 2041-09-24
Also published as: JP7115791B1

Abstract

【課題】ケーブル類を車体フレーム内に収容するとともに、当該ケーブル類に基づく雨水等の車体フレーム内への侵入を防止することのできる電動スクータを提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、電動スクータが提供される。この電動スクータは、車体フレームと、ケーブルとを備える。車体フレームは、壁部と、該壁部に覆われた中空部とを有する。ケーブルは、中空部に収容されるとともに、壁部を貫通しない。【選択図】図１

Description

本発明は、電動スクータに関する。

電動スクータには、キックスクータ又はキックボード（登録商標）と称される小型の車両が存在する（例えば、特許文献１を参照）。

実用新案登録第３０８１１９７号公報

ところで、小型の電動スクータ等と比較して大型のスクータ等は、車体フレームに対してカバーが設けられていることが多く、ブレーキワイヤや制御ケーブル等のケーブル類をカバー内に収容することができるが、小型の車両は、車体フレームに対して、ケーブル類が結束バンド等で結束されているものが多く、美観を損なうことがある。また、ケーブル類を結束バンド等で結束している場合、いたずら等の故意によって、当該ケーブル類が切断される恐れもある。

また、車体フレームに貫通孔が設けられ、この貫通孔を利用して、ケーブル類を車体フレーム内に収容しているものもあるが、このケーブル類をつたって、雨水等が車体フレーム内に侵入することがある。

本発明では上記事情を鑑み、ケーブル類を車体フレーム内に収容するとともに、当該ケーブル類に基づく雨水等の車体フレーム内への侵入を防止することのできる電動スクータを提供することとした。

本発明の一態様によれば、電動スクータが提供される。この電動スクータは、車体フレームと、ケーブルとを備える。車体フレームは、壁部と、該壁部に覆われた中空部とを有する。ケーブルは、中空部に収容されるとともに、壁部を貫通しない。

本発明の一態様によれば、ケーブル類を車体フレーム内に収容し、かつ、当該ケーブル類に基づく雨水等の車体フレーム内への侵入を防止することが可能となる。

本発明の実施形態に係る電動スクータ１の外観を示した図である。電動スクータ１の構成を模式的に示した図である。電動スクータ１とは異なる電動スクータ５の構成を模式的に示した図である。

以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。

ところで、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、０又は１で構成される２進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ（いわゆる量子ビット）によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。

また、広義の回路とは、回路（Ｃｉｒｃｕｉｔ）、回路類（Ｃｉｒｃｕｉｔｒｙ）、プロセッサ（Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、及びメモリ（Ｍｅｍｏｒｙ）等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ：ＡＳＩＣ）、プログラマブル論理デバイス（例えば、単純プログラマブル論理デバイス（ＳｉｍｐｌｅＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ：ＳＰＬＤ）、複合プログラマブル論理デバイス（ＣｏｍｐｌｅｘＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ：ＣＰＬＤ）、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦｉｅｌｄＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＧａｔｅＡｒｒａｙ：ＦＰＧＡ））等を含むものである。

１．車両の構成
図１は、本発明の実施形態に係る電動スクータ１の外観を示した図である。また、図２は、電動スクータ１の構成を模式的に示した図である。なお、電動スクータ１は、例えば、キックスケータ、スクータ、キックスクータ、キックボード（登録商標）とも称されるものであり、電動機を有するもの、電動機を有さないもの等がある。

電動スクータ１は、車体フレーム１０と、ケーブル１３１と、ケーブル１４１等とを備える。車体フレーム１０は、壁部１１と、壁部１１に覆われた中空部１２とを有する。ケーブル１３１、ケーブル１４１等は、壁部１１を貫通しないように、中空部１２に収容される。

また、車体フレーム１０の中空部１２には、制御部１０１と、バッテリ１０２と、無線給電部１０３とが収容されている。制御部１０１は、ブレーキレバー２０１、ブレーキレバー２０２、スロットルレバー２０３、方向指示スイッチ２０４、警報スイッチ２０５、灯火スイッチ２０６、速度指示器２０７、前輪ブレーキ２０８、後輪ブレーキ２０９、ブレーキ灯３００、電動機３０１、方向指示器３０２、前照灯３０３、尾灯３０４、番号灯３０５、警報器３０６、速度検出器３０７と、それぞれ、車体フレーム１０が備えるコネクタ２１、コネクタ２２、コネクタ２３、コネクタ２４、コネクタ２５、コネクタ２６、コネクタ２７、コネクタ２８、コネクタ２９、コネクタ３０、コネクタ３１、コネクタ３２、コネクタ３３、コネクタ３４、コネクタ３５、コネクタ３６、コネクタ３７を介して接続されている。

このコネクタ２１、コネクタ２２、コネクタ２３、コネクタ２４、コネクタ２５、コネクタ２６、コネクタ２７、コネクタ２８、コネクタ２９、コネクタ３０、コネクタ３１、コネクタ３２、コネクタ３３、コネクタ３４、コネクタ３５、コネクタ３６、コネクタ３７は、壁部１１に配設され、例えば、このコネクタ２１には、ケーブル１３１の一端が接続されている。

制御部１０１は、ブレーキレバー２０１、ブレーキレバー２０２、スロットルレバー２０３、方向指示スイッチ２０４、警報スイッチ２０５、灯火スイッチ２０６の各操作に基づいて、前輪ブレーキ２０８、後輪ブレーキ２０９、ブレーキ灯３００、電動機３０１、方向指示器３０２、前照灯３０３、尾灯３０４、番号灯３０５、警報器３０６の各部を制御するとともに、速度検出器３０７の検出結果を速度指示器２０７に表示させる。例えば、制御部１０１は、ブレーキレバー２０１の操作に応じて前輪ブレーキ２０８を制御する。

バッテリ１０２は、電動機３０１を駆動したり、他の各部を動作させるための電源であり、無線給電部１０３は、車体フレーム１０の外部から無線により電力を受電し、該受電した電力をバッテリ１０２に充電する。

コネクタ２１と制御部１０１を接続するケーブル１３１は、信号用の通信ケーブルであり、その全部が中空部１２に収容されており、壁部１１を貫通していない。同様に、コネクタ２２、コネクタ２３、コネクタ２４、コネクタ２５、コネクタ２６、コネクタ２７、コネクタ３７のそれぞれと制御部１０１を接続しているケーブル（図中では、符号を省略している）も、信号用の通信ケーブルであり、その全部が中空部１２に収容されており、壁部１１を貫通していない。

コネクタ２８と制御部１０１を接続するケーブル１３１は、ケーブルは、電力供給用の電力ケーブルであり、その全部が中空部１２に収容されており、壁部１１を貫通していない。同様に、コネクタ２８、コネクタ２９、コネクタ３０、コネクタ３１、コネクタ３２、コネクタ３３、コネクタ３４、コネクタ３５、コネクタ３６のそれぞれと制御部１０１を接続しているケーブル（図中では、符号を省略している）も、電力供給用の電力ケーブルであり、その全部が中空部１２に収容されており、壁部１１を貫通していない。

なお、車体フレーム１０は、防水処理が施されていることが望ましく、コネクタ２１、コネクタ２２、コネクタ２３、コネクタ２４、コネクタ２５、コネクタ２６、コネクタ２７、コネクタ２８、コネクタ２９、コネクタ３０、コネクタ３１、コネクタ３２、コネクタ３３、コネクタ３４、コネクタ３５、コネクタ３６、コネクタ３７のそれぞれも、防水処理が施されていることが望ましい。

図３は、電動スクータ１とは異なる電動スクータ５の構成を模式的に示した図である。同図に示す電動スクータ５は、車体フレーム５０と、ブレーキレバー６０１と、ブレーキ灯６０２と、前輪ブレーキ６０４とを備えている。なお、電動スクータ５は、他にも電動機等を備えているが、ここでは、省略する。

車体フレーム５０は、車体フレーム１０と同様に、壁部５１で囲まれた中空部５２を有し、中空部５２には、バッテリ５０１が収容されている。壁部５１には、コネクタ６１、コネクタ６２、コネクタ６３、コネクタ６４が配設されている。

コネクタ６１には、ケーブル５３１の一端が接続されており、このケーブル５３１の他端には、コネクタ６４が接続されている。このケーブル５３１は、ブレーキ用のワイヤケーブルである。コネクタ６１とコネクタ６４は、ワイヤケーブルを接続するもので、例えば、特開２００５－１３３９２７号公報に開示されているものを用いることができる。

また、ケーブル５４１は、コネクタ６２とバッテリ５０１を接続し、ケーブル５４２は、コネクタ６２とコネクタ６３を接続し、ケーブル５４３は、コネクタ６３とバッテリ５０１を接続するもので、いずれも、電力供給用の電力ケーブルである。

この構成の場合、ブレーキレバー６０１が操作されると、その操作による力がケーブル５３１を介して前輪ブレーキ６０４に伝えられ、図示しない前輪に制動力が生じ、ブレーキレバー６０１の操作により、電気的な閉回路が生じることで、ケーブル５４１、ケーブル５４２、ケーブル５４３を介して電流が流れ、ブレーキ灯６０２が点灯する。

なお、車体フレーム５０は、防水処理が施されていることが望ましく、コネクタ６１、コネクタ６２、コネクタ６３、コネクタ６４のそれぞれも、防水処理が施されていることが望ましい。

４．その他
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記電動スクータにおいて、前記車体フレームは、コネクタを備え、前記コネクタは、前記壁部に配設され、前記ケーブルの一端が接続される電動スクータ。
前記電動スクータにおいて、前記ケーブルは、ブレーキ用のワイヤケーブルである電動スクータ。
前記電動スクータにおいて、前記ケーブルは、信号用の通信ケーブルである電動スクータ。
前記電動スクータにおいて、前記ケーブルは、電力供給用の電力ケーブルである電動スクータ。
前記電動スクータにおいて、電動機と、バッテリとを備え、前記電動機は、前記車体フレームの外部に配設され、前記バッテリは、前記中空部に配設される電動スクータ。
前記電動スクータにおいて、無線給電部を備え、前記無線給電部は、前記中空部に配設され、前記車体フレームの外部から無線により電力を受電し、該受電した電力を前記バッテリに充電する電動スクータ。
もちろん、この限りではない。

１：電動スクータ
５：電動スクータ
１０：車体フレーム
１１：壁部
１２：中空部
２１：コネクタ
２２：コネクタ
２３：コネクタ
２４：コネクタ
２５：コネクタ
２６：コネクタ
２７：コネクタ
２８：コネクタ
２９：コネクタ
３０：コネクタ
３１：コネクタ
３２：コネクタ
３３：コネクタ
３４：コネクタ
３５：コネクタ
３６：コネクタ
３７：コネクタ
５０：車体フレーム
５１：壁部
５２：中空部
６１：コネクタ
６２：コネクタ
６３：コネクタ
６４：コネクタ
１０１：制御部
１０２：バッテリ
１０３：無線給電部
１３１：ケーブル
１４１：ケーブル
２０１：ブレーキレバー
２０２：ブレーキレバー
２０３：スロットルレバー
２０４：方向指示スイッチ
２０５：警報スイッチ
２０６：灯火スイッチ
２０７：速度指示器
２０８：前輪ブレーキ
２０９：後輪ブレーキ
３００：ブレーキ灯
３０１：電動機
３０２：方向指示器
３０３：前照灯
３０４：尾灯
３０５：番号灯
３０６：警報器
３０７：速度検出器
５０１：バッテリ
５３１：ケーブル
５４１：ケーブル
５４２：ケーブル
５４３：ケーブル
６０１：ブレーキレバー
６０２：ブレーキ灯
６０４：前輪ブレーキ

Claims

電動スクータであって、
車体フレームと、ケーブルとを備え、
前記車体フレームは、壁部と、該壁部に覆われた中空部とを有し、
前記ケーブルは、前記中空部に収容されるとともに、前記壁部を貫通しない
電動スクータ。
請求項１に記載の電動スクータにおいて、
前記車体フレームは、コネクタを備え、
前記コネクタは、前記壁部に配設され、前記ケーブルの一端が接続される
電動スクータ。
請求項１又は請求項２に記載の電動スクータにおいて、
前記ケーブルは、ブレーキ用のワイヤケーブルである
電動スクータ。
請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の電動スクータにおいて、
前記ケーブルは、信号用の通信ケーブルである
電動スクータ。
請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載の電動スクータにおいて、
前記ケーブルは、電力供給用の電力ケーブルである
電動スクータ。
請求項５に記載の電動スクータにおいて、
電動機と、バッテリとを備え、
前記電動機は、前記車体フレームの外部に配設され、
前記バッテリは、前記中空部に配設される
電動スクータ。
請求項６に記載の電動スクータにおいて、
無線給電部を備え、
前記無線給電部は、前記中空部に配設され、前記車体フレームの外部から無線により電力を受電し、該受電した電力を前記バッテリに充電する
電動スクータ。