JP2023045887A - 社会参加支援装置および社会参加支援方法 - Google Patents

社会参加支援装置および社会参加支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023045887A
JP2023045887A JP2021154498A JP2021154498A JP2023045887A JP 2023045887 A JP2023045887 A JP 2023045887A JP 2021154498 A JP2021154498 A JP 2021154498A JP 2021154498 A JP2021154498 A JP 2021154498A JP 2023045887 A JP2023045887 A JP 2023045887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intervention
social participation
user
social
effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021154498A
Other languages
English (en)
Inventor
真敬 荒木
Masataka Araki
裕司 鎌田
Yuji Kamata
秀行 伴
Hideyuki Ban
高伸 大崎
Takanobu Osaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2021154498A priority Critical patent/JP2023045887A/ja
Priority to PCT/JP2022/001531 priority patent/WO2023047612A1/ja
Publication of JP2023045887A publication Critical patent/JP2023045887A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/04Forecasting or optimisation specially adapted for administrative or management purposes, e.g. linear programming or "cutting stock problem"
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • G06Q50/22Social work
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16YINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY SPECIALLY ADAPTED FOR THE INTERNET OF THINGS [IoT]
    • G16Y20/00Information sensed or collected by the things
    • G16Y20/40Information sensed or collected by the things relating to personal data, e.g. biometric data, records or preferences

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】社会参加の促進を図ること。【解決手段】ユーザの社会参加を支援する社会参加支援装置は、記憶デバイスに、いつどこでどのような介入施策で社会参加の介入を前記ユーザに実行した実行結果を示す介入実行履歴と、前記ユーザがいつどこで何をしたかを示す行動履歴と、を記憶し、前記介入実行履歴と、前記行動履歴と、に基づいて、前記介入実行履歴における社会参加の介入に対応する前記行動履歴について、前記ユーザの社会参加頻度を算出する社会参加頻度算出処理と、前記社会参加頻度算出処理によって算出された社会参加頻度に基づいて、前記ユーザの社会参加の開始からの所定期間における介入効果と、を算出する介入効果算出処理と、前記介入効果算出処理による算出結果を出力する出力処理と、を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、社会参加を支援する社会参加支援装置および社会参加支援方法に関する。
高齢化社会において、高齢者が社会の担い手の一員として、知識および経験を生かし、主体的に社会へ参加することが重要となってきている。高齢者の社会参加を推進することによって社会の活性化と、高齢者自身のQoL(Quality of Life)の向上及び健康寿命の延伸とが期待される。
社会参加を促進するためには、人に社会へ参加する動機付けを喚起する必要がある。一つの方法として、自治体により介入施策を講じる方法があるが、社会参加の動機付けや人の行動の定着は十分ではない。
下記特許文献1は、経時的に取得した生体情報に基づいて関心健康領域の健康度と予防的介入行動のそれぞれとの相関度及び影響度を評価する方法を開示する。この方法は、個人の前記生体情報を経時的に取得し、取得した生体情報に基づいて個人の健康度の評価を経時的に行い、一つ以上の予防的介入行動のそれぞれの介入量を経時的に取得し、予防的介入行動のそれぞれの経時的な介入量と個人の経時的な健康度との相関度及び影響度を求め、一つ以上の予防的介入行動の内で相関度が所定の値以上であるものを関連予防的介入行動として決定する。
特開2020-161187号公報
しかし、特許文献1の方法は、社会参加の有効な介入方法を与えていない。また、一般介護予防事業では、通いの場設置等、通り一遍の施策になっている。健常時からの個別かつ詳細なデータが存在せず、施策に対する効果評価が十分ではないためである。
本発明は、社会参加の促進を図ること目的とする。
本願において開示される発明の一側面となる社会参加支援装置は、ユーザの社会参加を支援する社会参加支援装置であって、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、前記記憶デバイスは、いつどこでどのような介入施策で社会参加の介入を前記ユーザに実行した実行結果を示す介入実行履歴と、前記ユーザがいつどこで何をしたかを示す行動履歴と、を記憶し、前記プロセッサは、前記介入実行履歴と、前記行動履歴と、に基づいて、前記介入実行履歴における社会参加の介入に対応する前記行動履歴について、前記ユーザの社会参加頻度を算出する社会参加頻度算出処理と、前記社会参加頻度算出処理によって算出された社会参加頻度に基づいて、前記ユーザの社会参加の開始からの所定期間における介入効果と、を算出する介入効果算出処理と、前記介入効果算出処理による算出結果を出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、社会参加の促進を図ることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図1は、改善システムのシステム構成例を示す説明図である。 図2は、コンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、改善サーバの機能的構成例を示すブロック図である。 図4は、アカウントDBの一例を示す説明図である。 図5は、行動目的DBの一例を示す説明図である。 図6は、介入実行主体DBの一例を示す説明図である。 図7は、行動履歴DBの一例を示す説明図である。 図8は、地域DBの一例を示す説明図である。 図9は、地域パターンDBの一例を示す説明図である。 図10は、介入施策パターンDBの一例を示す説明図である。 図11は、介入計画DBの一例を示す説明図である。 図12は、介入実行履歴DBの一例を示す説明図である。 図13は、社会参加履歴DBの一例を示す説明図である。 図14は、第1介入評価結果DBの一例を示す説明図である。 図15は、第2介入評価結果DBの一例を示す説明図である。 図16は、行動パターンDBの一例を示す説明図である。 図17は、社会参加パターンDBの一例を示す説明図である。 図18は、介入知識DBの一例を示す説明図である。 図19は、社会参加介入の継続的改善の初期処理の一例を示すシーケンス図である。 図20は、社会参加介入の継続的改善理例を示すシーケンス図である。 図21は、介入計画部による介入計画(ステップS2001)の一例を示すフローチャートである。 図22は、介入計画画面の一例を示す説明図である。 図23は、端末における介入実行(ステップS2002)の表示例を示す説明図である。 図24は、介入評価部による介入評価(ステップS2003)の一例を示すフローチャート(その1)である。 図25は、第1介入評価結果の一例を示すグラフである。 図26は、介入評価部による介入評価(ステップS2003)の一例を示すフローチャート(その2)である。 図27は、第2介入評価結果を示すグラフである。 図28は、介入知識化部による介入知識化(ステップS2004)の一例を示すフローチャートである。 図29は、介入推薦部による介入レコメンド(ステップS2005)の一例を示すフローチャートである。 図30は、介入レコメンド画面の一例を示す説明図である。 図31は、介入評価レポート生成処理(ステップS2012)の一例を示すフローチャートである。 図32は、介入評価レポート表示画面例を示す説明図である。
以下、添付図面を用いて、社会参加介入の継続的改善システム(以下、単に「改善システム」)について説明する。この改善システムは、「社会参加」に影響する個人、行動、および地域特性を加味し、かつエビデンスに基づいて介入方法を学習し、提供する。改善システムを利用するユーザにとっては、自分にあった有効な介入を受けて社会参加を促進し、継続することができる。これにより、介護予防、QoL向上、および健康寿命の延伸が期待される。
<用語>
なお、本明細書において、「社会参加」とは、外出、社会交流、社会参加など人との接触を伴う活動である。SNS(Social Networking Service)のようなバーチャルコミュニティではなくフィジカルな活動を対象とする。
「行動(データ)」とは、いつだれが何の目的でどのくらいの頻度でどの経路をどの手段を使って行動したかを示すデータである。
「社会参加介入」とは、社会参加促進を目的とした、ユーザへのあらゆる働きかけや支援行為である。アドバイスなどの直接的行為、環境整備などの間接的行為も含まれる。
<改善システムのシステム構成例>
図1は、改善システムのシステム構成例を示す説明図である。改善システム100は、介入実行主体サーバ101と、介入の継続的改善サーバ(以下、改善サーバ)102と、地域情報サーバ103と、ユーザの端末104と、を有する。介入実行主体サーバ101および改善サーバ102は、ユーザの社会参加を支援する社会参加支援装置である。介入実行主体サーバ101、改善サーバ102、地域情報サーバ103およびユーザの端末104は、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク110を介して通信可能に接続される。
<コンピュータ(介入実行主体サーバ101、改善サーバ102、地域情報サーバ103およびユーザの端末104)のハードウェア構成例>
図2は、コンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。コンピュータ200は、プロセッサ201と、記憶デバイス202と、入力デバイス203と、出力デバイス204と、通信インターフェース(通信IF)205と、を有する。プロセッサ201、記憶デバイス202、入力デバイス203、出力デバイス204、および通信IF205は、バス206により接続される。プロセッサ201は、コンピュータ200を制御する。記憶デバイス202は、プロセッサ201の作業エリアとなる。また、記憶デバイス202は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス202としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス203は、データを入力する。入力デバイス203としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナ、マイク、センサがある。出力デバイス204は、データを出力する。出力デバイス204としては、たとえば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカがある。通信IF205は、ネットワーク110と接続し、データを送受信する。
<改善サーバ102の機能的構成例>
図3は、改善サーバ102の機能的構成例を示すブロック図である。改善サーバ102は、介入計画部301と、介入実行部302と、介入評価部303と、介入知識化部304と、介入推薦部305と、介入評価レポート生成部306と、通信部307と、を有する。介入計画部301、介入実行部302、介入評価部303、介入知識化部304、介入推薦部305、および介入評価レポート生成部306は、具体的には、たとえば、図2に示した記憶デバイス202に記憶されたプログラムをプロセッサ201に実行させることにより実現される。通信部307は、たとえば、図2に示した通信IF205により実現される。
また、改善サーバ102は、あらかじめ、他のコンピュータ200からの取得、または改善サーバ102の内部計算により、アカウントDB311、行動目的DB312、介入実行主体DB313、行動履歴DB314、地域DB315、地域パターンDB316、介入施策パターンDB317、介入計画DB318、介入実行履歴DB319、社会参加履歴DB320、第1介入評価結果DB321、第2介入評価結果DB322、行動パターンDB323、社会参加パターンDB324、および介入知識DB325を保持する。これらのデータベース311~325は、具体的には、たとえば、図2に示した記憶デバイス202により実現される。
また、改善サーバ102は、介入推薦部305により、介入効果予測回帰モデル331と介入効果予測FM(Factorization Machines)モデル332とを生成する。介入効果予測回帰モデル331および介入効果予測FMモデル332は、記憶デバイス202に記憶される。
<データベース311~325>
図4は、アカウントDB311の一例を示す説明図である。アカウントDB311は、たとえば、フィールドとして、ユーザID401と、氏名402と、生年月日403と、性別404と、住所405と、を有する。同一行の各フィールド401~405の値の組み合わせが1人のユーザを示すユーザ情報を規定するエントリとなる。
ユーザID401は、ユーザを一意に特定する識別情報である。氏名402は、ユーザID401によって特定されるユーザの苗字と名前の組み合わせである。生年月日403は、ユーザID401によって特定されるユーザが生まれた年月日である。性別404は、ユーザID401によって特定されるユーザの生物学上の男女の区別である。住所405は、ユーザID401によって特定されるユーザが居住する場所である。
改善サーバ102は、アカウントDB311の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、他のコンピュータ200から取得してもよい。
図5は、行動目的DB312の一例を示す説明図である。行動目的DB312は、フィールドとして、行動目的501と、キーワード502と、を有する。行動目的501は、ユーザが行動する目的である。キーワード502は、行動目的501を定義したり、行動目的501に関連したり、または、行動目的501を連想したりする文字列である。
改善サーバ102は、行動目的DB312の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、他のコンピュータ200から取得してもよい。
図6は、介入実行主体DB313の一例を示す説明図である。介入実行主体DB313は、介入実行主体を規定するデータベースであり、フィールドとして、実行主体ID601と、実行主体区分602と、実行主体名603と、介入目的604と、参照ユーザID605と、を有する。同一行の各フィールド601~605の値の組み合わせが1つの介入実行主体を示す介入実行主体情報を規定するエントリとなる。
実行主体ID601は、介入実行主体を一意に特定する識別情報である。実行主体区分602は、実行主体ID601によって特定される介入実行主体の分類先である。実行主体名603は、実行主体ID601によって特定される介入実行主体の名称である。介入目的604は、実行主体ID601によって特定される介入実行主体が介入を実行する狙いまたは介入実行の内容である。
参照ユーザID605は、実行主体ID601によって特定される介入実行主体を参照するユーザのユーザID401である。具体的には、たとえば、参照ユーザID605によって特定されるユーザは、その実行主体ID601によって特定される介入実行主体の顧客である。
改善サーバ102は、介入実行主体DB313の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、介入実行主体サーバ101から取得してもよい。
図7は、行動履歴DB314の一例を示す説明図である。行動履歴DB314は、フィールドとして、ユーザID401と、タイムスタンプ701と、位置702と、スポット703と、行動目的704と、滞在/移動区分705と、移動手段706と、を有する。同一行の各フィールド401、701~706の値の組み合わせが、1つの行動履歴を規定するエントリとなる。なお、同一のユーザであってもタイムスタンプ702が異なれば、複数の行動履歴に規定される。
タイムスタンプ701は、ユーザID401によって特定されるユーザが行動した日付時刻である。位置702は、ユーザID401によって特定されるユーザが行動した地点である。スポット703は、位置702に存在する施設などの場所名である。行動目的704は、行動目的DB312の行動目的501から選択された項目である。
滞在/移動区分705は、ユーザID401によって特定されるユーザが位置702に滞在しているか位置702で移動中であるかを示す区分である。移動手段706は、ユーザID401によって特定されるユーザが移動に用いている手段(たとえば、電車、車、徒歩、該当なし(N/A(Not Applicable))である。
各エントリである行動履歴は、ユーザの端末401で生成され、端末401から直接または他のコンピュータを介して間接的に改善サーバ102に送信される。なお、端末401は、衛星測位システムを利用した現在位置測位機能や移動手段706を特定するための加速度センサや移動速度および移動方向を算出する機能を有する。
図8は、地域DB315の一例を示す説明図である。地域DB315は、フィールドとして、たとえば、地域ID801と、地域名802と、地理分類803と、気候:年平均降雪量804と、気候:年平均降水量805と、人口密度806と、高齢化率807と、交通:T指標808と、通いの場の設置数/高齢人口809と、医療機関数810と、を有する。同一行の各フィールド801~810の組み合わせが、1つの地域を示す地域情報を規定するエントリとなる。
地域ID801は、市区町村の行政区画単位である地域を一意に特定する識別情報である。地域名802は、地域ID801によって特定される地域の名称である。地理分類803は、地域ID801によって特定される地域の地理的区分である。気候:年平均降雪量804は、地域ID801によって特定される地域の年間の平均降雪量である。気候:年平均降水量805は、地域ID801によって特定される地域の年間の平均降水量である。
人口密度806は、地域ID801によって特定される地域における単位面積1km当たりに居住する人の数である。高齢化率807は、地域ID801によって特定される地域の人口に対する高齢者(たとえば、65歳以上)の割合である。
交通:T指標808は、地域ID801によって特定される地域内の各地点から当該地域内の目的地点(たとえば、中心地)における交通利便性(アクセシビリティレベル)を示す値であり、単位は所要時間(分)である。
通いの場の設置数809は、地域ID801によって特定される地域内に存在する通いの場の設置数である。通いの場とは、高齢者をはじめ地域住民が、他者とのつながりの中で主体的に取り組む、介護予防やフレイル予防に資する多様な活動の場や機会である。医療機関数810は、地域ID801によって特定される地域内に存在する医療機関の数である。
改善サーバ102は、地域DB315の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、地域情報サーバ103から取得してもよい。
図9は、地域パターンDB316の一例を示す説明図である。地域パターンDB316は、フィールドとして、たとえば、地域パターンID901と、地理分類902と、気候:降雪903と、人口密度904と、高齢化率905と、交通906と、参照地域ID907と、を有する。同一行の各フィールド901~907の値の組み合わせが、1つの地域パターンを規定するエントリとなる。
地域パターンID901は、地域の類型を示す地域パターンを一意に特定する識別情報である。地理分類902は、地域パターンID901で特定される地域パターンの地理的区分である。気候:降雪903は、地域パターンID901で特定される地域パターンの降雪の度合いである。人口密度904は、地域パターンID901で特定される地域パターンにおける単位面積1km当たりに居住する人の数である。
高齢化率905は、地域パターンID901で特定される地域パターンでの高齢者(たとえば、65歳以上)の割合である。交通906は、地域パターンID901で特定される地域パターンにおける交通の利便性である。参照地域ID907は、地域パターンID901で特定される地域パターンに該当する地域の地域ID801である。参照地域ID907は、後述する地域クラスタリング(ステップS1902)において設定される。
改善サーバ102は、地域DB315の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、地域情報サーバ103から取得してもよい。
図10は、介入施策パターンDB317の一例を示す説明図である。介入施策パターンDB317は、フィールドとして、たとえば、施策パターンID1001と、施策パターン名1002と、対象主体1003と、タッチポイント1004と、内容1005と、を有する。同一行の各フィールドの値の組み合わせが、1つの施策パターンを規定するエントリとなる。
施策パターンID1001は、介入施策の類型を示す介入施策パターンを一意に特定する識別情報である。施策パターン名1002は、施策パターンID1001によって特定される介入施策パターンの名称である。対象主体1003は、施策パターンID1001によって特定される介入施策パターンで介入施策される者である。タッチポイント1004は、施策パターンID1001によって特定される介入施策パターンで対象主体1003に介入施策する方法である。内容1005は、施策パターンID1001によって特定される介入施策パターンで対象主体1003に介入施策する内容である。
改善サーバ102は、介入施策パターンDB317の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、他のコンピュータ200から取得してもよい。
図11は、介入計画DB318の一例を示す説明図である。介入計画DB318は、フィールドとして、たとえば、計画ID1101と、参照施策パターンID1102と、計画名1103と、参照実行主体ID1104と、群ID1105と、対象ユーザID1106と、スケジュール1107と、内容1108と、期待効果:即効性1109と、期待効果:継続性1110と、を有する。同一行の各フィールド1101~1110の値の組み合わせが、1つの介入計画を規定するエントリとなる。
計画ID1101は、介入施策の計画を示す介入計画を一意に特定する識別情報である。参照施策パターンID1102は、計画ID1101によって特定される介入計画を作成する際に参照した施策パターンの施策パターンID1001である。計画名1103は、計画ID1101によって特定される介入計画の名称である。
参照実行主体ID1104は、計画ID1101によって特定される介入計画を実行する介入実行主体の実行主体ID601である。群ID1105は、介入群または対照群(非介入群)を一意に特定する識別情報である。対象ユーザID1106は、群ID1105によって特定される群に所属するユーザ(対象ユーザ)のユーザID401である。
スケジュール1107は、計画ID1101によって特定される介入計画を実行する日程である。内容1108は、計画ID1101によって特定される介入計画の詳細な事項である。
期待効果:即効性1109は、計画ID1101によって特定される介入計画に期待される即効性である。即効性は、社会参加による効果が出る早さを示す短期的な指標であり、本例では社会参加行動の動機付けの評価指標となる。期待効果:継続性1110は、計画ID1101によって特定される介入計画に期待される継続性である。継続性は、社会参加行動がどのくらい続くかを示す長期的な指標であり、社会参加行動の定着度に関連する。
介入計画は、改善サーバ102において人手によって作成され、介入計画DB318に保存される。また、改善サーバ102は、介入実行主体サーバ101において人手によって作成された介入計画を取得して、介入計画DB318に保存してもよい。
期待効果:即効性1109および期待効果:継続性1110は、直接処理に使うものではなく、レコメンド結果で示された値を人が参照する、つまりこれから計画する介入施策に対する期待効果を参考値として参照し、計画に役立てるための情報である。
図12は、介入実行履歴DB319の一例を示す説明図である。介入実行履歴DB319は、フィールドとして、実行履歴ID1201と、参照介入計画ID1202と、群ID1105と、対象ユーザID1106と、開始時期1203と、終了時期1204と、介入経過1205と、介入判定結果1206と、を有する。同一行の各フィールド1105,1106、1201~1206の値の組み合わせが、1つの介入実行履歴を規定するエントリとなる。
実行履歴ID1201は、介入実行履歴を一意に特定する識別情報である。参照介入計画ID1202は、実行履歴ID1201で特定される介入実行履歴として介入実行された介入施策の計画の計画ID1101である。なお、対象ユーザID1106は、介入実行履歴DB319においては、1エントリに1つのユーザID401を格納する。
開始時期1203は、実行履歴ID1201で特定される介入実行履歴として介入実行された介入施策を開始した日付である。終了時期1204は、実行履歴ID1201で特定される介入実行履歴として介入実行された介入施策を終了した日付である。介入経過1205は、実行履歴ID1201で特定される介入実行履歴として介入実行された介入施策の成り行きを示す1以上の日付である。最古の日付が開始時期1203であり、最新の日付が終了時期1204である。介入判定結果1206は、実行履歴ID1201で特定される介入実行履歴として介入施策が実行されたか否かを示す判定結果である。
改善サーバ102は、介入実行履歴DB319の各エントリを内部計算で求めて介入実行履歴DB319に格納してもよく、介入実行主体サーバ101の内部計算で求められた各エントリを介入実行主体サーバ101から取得して、介入実行履歴DB319に格納してもよい。
図13は、社会参加履歴DB320の一例を示す説明図である。社会参加履歴DB320は、フィールドとして、ユーザID401と、集計月1301と、社会参加頻度移動平均1302と、を有する。同一行の各フィールド401、1301、1302の値の組み合わせが、社会参加履歴を規定するエントリとなる。同一ユーザであっても、複数の社会参加履歴を有する。
集計月1301は、ユーザID401によって特定されるユーザが社会参加した頻度を集計した月である。社会参加頻度移動平均1302は、ユーザID401によって特定されるユーザが社会参加した頻度の移動平均値である。具体的には、たとえば、社会参加頻度移動平均1302は、社会参加頻度1320の移動平均値と、その内訳である運動系趣味1321、文科系趣味1322、就労1323、ボランティア1324、その他1325の各移動平均値と、を含む。文科系趣味1322、就労1323、ボランティア1324、その他1325の各移動平均値の合計が、社会参加頻度1320の移動平均値となる。
改善サーバ102は、社会参加履歴DB320の各エントリを端末104からの情報に基づいて内部計算で求めて社会参加履歴DB320に格納してもよく、端末104からの情報に基づいて介入実行主体サーバ101の内部計算で求められた各エントリを介入実行主体サーバ101から取得して、介入実行履歴DB319に格納してもよい。
図14は、第1介入評価結果DB321の一例を示す説明図である。第1介入評価結果DB321は、フィールドとして、たとえば、ユーザID401と、評価時期1401と、実行履歴ID12101と、ベースライン1402と、即効性評価期間平均1403と、即効性1404と、継続性評価期間平均1405と、継続性1406と、を有する。同一行の各フィールド401,1201,1401~1406の組み合わせが、ユーザの各々についての介入評価結果(第1介入評価結果)を規定するエントリとなる。
評価時期1401は、ユーザID401によって特定されるユーザの社会参加を評価する時期である。ベースライン1402は、ユーザID401によって特定されるユーザの介入開始時点における月当たりの社会参加回数であり、評価の基準値である。即効性評価期間平均1403は、ユーザID401によって特定されるユーザの即効性評価期間における社会参加回数の平均値である。即効性1404は、即効性評価期間における介入開始時点からの社会参加頻度の改善率である。即効性1404は、下記式(1)により算出される。即効性評価期間は、介入の開始時期1203から終了時期1204後の一定期間までの期間である。
即効性=即効性評価期間の社会参加頻度移動平均(介入開始時期1203除く)/介入開始時期1203の社会参加頻度・・・(1)
継続性評価期間平均1405は、ユーザID401によって特定されるユーザの継続性評価期間における社会参加回数の平均値である。継続性1406は、継続性評価期間における介入開始時点からの社会参加頻度の改善率である。継続性1406は、下記式(2)により算出される。継続性評価期間は、介入即効性評価期間よりも長い開始時期1203からの期間である。
継続性=継続性評価期間の社会参加頻度移動平均(介入開始時点除く)/介入開始時点の社会参加頻度・・・(2)
改善サーバ102は、第1介入評価結果DB321の各エントリを内部計算で求めて社会参加履歴DB320に格納してもよく、介入実行主体サーバ101の内部計算で求められた各エントリを介入実行主体サーバ101から取得して、第1介入評価結果DB321に格納してもよい。
図15は、第2介入評価結果DB322の一例を示す説明図である。第2介入評価結果DB322は、フィールドとして、たとえば、群ID1105と、対象ユーザID1106と、評価時期1501と、実行履歴ID12101と、即効性群平均1502と、継続性群平均1503と、を有する。同一行の各フィールド1105、1106,1201,1501~1503の組み合わせが、群の各々についての介入評価結果(第2介入評価結果)を規定するエントリとなる。
評価時期1401は、群ID1105によって特定される群の社会参加を評価する時期である。即効性群平均1502は、対象ユーザID1106によって特定されるユーザの即効性1404の平均値である。継続性評価期間平均1405は、対象ユーザID1106によって特定されるユーザの継続性1406の平均値である。
改善サーバ102は、第2介入評価結果DB322の各エントリを内部計算で求めて社会参加履歴DB320に格納してもよく、介入実行主体サーバ101の内部計算で求められた各エントリを介入実行主体サーバ101から取得して、第2介入評価結果DB322に格納してもよい。
図16は、行動パターンDB323の一例を示す説明図である。行動パターンDB323は、フィールドとして、たとえば、行動パターンID1601と、平日1602と、休日1603と、を有する。同一行の各フィールド1601~1603の値の組み合わせが、1つの行動パターンを規定するエントリとなる。
行動パターンID1601は、ユーザの習慣的な外出傾向をとらえた行動の類型である行動パターンを一意に特定する識別情報である。行動パターンは社会参加に影響する要因の一つである。就労形態(無職、常勤、パートタイム、夜勤等)によって外出または在宅の組み合わせが異なる。平日1602は、平日における行動を示す情報であり、たとえば、「1」が外出、「0」が在宅を示す。休日1603は、休日における行動を示す情報であり、たとえば、「1」が外出、「0」が在宅を示す。
改善サーバ102は、行動パターンID1601の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、他のコンピュータ200から取得してもよい。
図17は、社会参加パターンDB324の一例を示す説明図である。社会参加パターンDB324は、フィールドとして、たとえば、社会参加パターンID1701と、頻度(運動系趣味)1702と、頻度(文化系趣味)1703と、頻度(就労)1704と、頻度(ボランティア)1705と、頻度(その他)1706と、を有する。同一行の各フィールド1701~1706の値の組み合わせが、社会参加パターンを規定するエントリとなる。
社会参加パターンID1701は、行動目的別の社会参加傾向をとらえた社会参加の類型となる社会参加パターンを一意に特定する識別情報である。頻度(運動系趣味)1702は、社会参加パターンID1701によって特定される社会参加パターンにおける運動系趣味の頻度である。頻度(文化系趣味)1703は、社会参加パターンID1701によって特定される社会参加パターンにおける文化系趣味の頻度である。
頻度(就労)1704は、社会参加パターンID1701によって特定される社会参加パターンにおける就労の頻度である。頻度(ボランティア)1705は、社会参加パターンID1701によって特定される社会参加パターンにおけるボランティアの頻度である。頻度(その他)1706は、社会参加パターンID1701によって特定される社会参加パターンにおけるその他(運動系趣味、文科系趣味、就労、ボランティア以外)の頻度である。
改善サーバ102は、社会参加パターンID1701の各エントリをあらかじめ保持していてもよく、他のコンピュータ200から取得してもよい。
図18は、介入知識DB325の一例を示す説明図である。介入知識DB325は、フィールドとして、たとえば、ユーザID401と、ユーザ属性1801と、行動特性1802と、地域特性1803と、施策パターン1804と、を有する。同一行の各フィールド401、1801~1804の値の組み合わせが、1つの介入知識を規定するエントリとなる。
ユーザ属性1801は、ユーザID401によって特定されるユーザの属性を示し、たとえば、年齢(生年月日403から算出される)、性別404、および住所405である。行動特性1802は、ユーザID401によって特定されるユーザに該当する行動パターンを特定する行動パターンID1601および社会参加パターンを特定する社会参加パターンID1701である。
地域特性1803は、ユーザID401によって特定されるユーザに該当する地域パターンを特定する地域パターンID1803である。施策パターン1804は、施策パターンごとのユーザID401によって特定されるユーザの即効性および継続性である。改善サーバ102は、介入知識DB325の各エントリを内部計算で求めて介入知識DB325に格納する。
<社会参加介入の継続的改善の初期処理>
図19は、社会参加介入の継続的改善の初期処理の一例を示すシーケンス図である。地域情報サーバ103は、地域情報(図8の地域DB315のエントリ)を改善サーバ102に送信する(ステップS1901)。
改善サーバ102は、地域情報を受信して地域DB315に格納し、地域クラスタリングを実行する(ステップS1902)。具体的には、たとえば、改善サーバ102は、地域パターンDB316を参照して、地域情報で規定される地域の各々と、該当する地域パターンの地域パターンID901と、を対応付ける。すなわち、改善サーバ102は、地域パターンDB316の参照地域ID907に、該当する地域ID801を格納する。
介入実行主体サーバ101は、アカウント情報(図4のアカウントDB311のエントリ)を改善サーバ102に送信する(ステップS1903)。
改善サーバ102は、介入実行主体サーバ101からのアカウント情報を受信して、アカウント登録を実行する(ステップS1904)。具体的には、たとえば、改善サーバ102は、受信したアカウント情報をアカウントDB311に格納する。
また、端末104は、経時的に行動情報(図7の行動履歴DB314のエントリ)を改善サーバ102に送信に送信する(ステップS1905)。そして、改善サーバ102は、行動情報を行動履歴DB314のエントリとして登録する。これにより、社会参加介入の継続的改善の初期処理が終了する。
<社会参加介入の継続的改善処理例>
図20は、社会参加介入の継続的改善理例を示すシーケンス図である。改善サーバ102は、ベースフローとして、介入計画部301による介入計画(ステップS2001)、介入実行部302による介入実行(ステップS2002)、介入評価部303による介入評価(ステップS2003)、介入知識化部304による介入知識化(ステップS2004)、介入推薦部305による介入レコメンド(ステップS2005)を実行する。以下、介入計画(ステップS2001)、介入実行(ステップS2002)、介入評価(ステップS2003)、介入知識化(ステップS2004)、および介入レコメンド(ステップS2005)について具体的に説明する。
[介入計画(ステップS2001)]
図21は、介入計画部301による介入計画(ステップS2001)の一例を示すフローチャートである。図22は、介入計画画面の一例を示す説明図である。介入計画画面2200は、改善サーバ102の出力デバイス204の一例である表示装置に表示される。
図21において、改善サーバ102は、運用者の操作により、計画ルートを受け付ける(ステップS2101)。介入計画画面2200は、介入施策パターン選択ボタン2201と、介入レコメンド使用ボタン2202と、を有する。改善サーバ102は、運用者の操作により、介入計画画面2200から、計画ルートとして、介入施策パターン選択ボタン2201および介入レコメンド使用ボタン2202のいずれの選択を受け付けたかを判断する。介入施策パターン選択ボタン2201の選択が受け付けられた場合、ステップS2102に移行する。介入レコメンド使用ボタン2202の選択が受け付けられた場合、ステップS2104に移行する。
介入レコメンド(ステップS2104)は、ステップS2005を同じ処理であり、図30で後述するが、介入レコメンド(ステップS2104)は、介入レコメンド結果を出力する。レコメンド結果は、たとえば、たとえば、施策パターンID1001とその施策パターンの即効性1404および継続性1406の予測値である。
介入施策パターン選択ボタン2201の選択が受け付けられた場合、改善サーバ102は、運用者の操作により、介入施策パターンを活用するか否かを判断する(ステップS2102)。介入計画画面2200は、新規計画ボタン2203と、介入施策パターン2204と、を有する。改善サーバ102は、運用者の操作により、介入計画画面2200から、新規計画ボタン2203および介入施策パターン2204のいずれの選択を受け付けたかを判断する。新規計画ボタン2203の選択が受け付けられた場合、ステップS2103に移行する。介入施策パターン2204の選択が受け付けられた場合、ステップS2105に移行する。
新規計画ボタン2203の選択が受け付けられた場合、改善サーバ102は、運用者の操作により、介入施策パターン2204の登録を受け付ける(ステップS2103)。具体的には、たとえば、運用者は、介入施策パターン2204を介入計画画面2200に入力して、登録ボタン2205を押下する。これにより、入力された介入施策パターン2204が介入施策パターンDB317に登録され、ステップS2104に移行する。
一方、介入施策パターン2204の選択が受け付けられた場合、ステップS2104に移行する。このあと、改善サーバ102は、介入施策パターン2204や介入レコメンド結果を参照して、運用者の操作で作成された介入計画2206の登録を受け付ける(ステップS2104)。作成された介入計画2206は、登録ボタン2205の押下により、介入計画DB318に新規エントリとして登録される。
[介入実行(ステップS2002)]
介入実行(ステップS2002)では、改善サーバ102は、介入計画DB318の介入計画を端末104に送信し、介入実行履歴DB319を更新する。具体的には、たとえば、改善サーバ102は、対象ユーザID1106で特定されるユーザの端末104に、そのエントリの介入計画をメッセージデータとして送信する。そして、改善サーバ102は、送信した介入計画についての介入実行履歴のエントリを生成して介入実行履歴DB319に格納する。
図23は、端末104における介入実行(ステップS2002)の表示例を示す説明図である。端末104は、ユーザの操作により、受信したメッセージデータをオープンすることにより、表示画面2300に介入計画の内容1108を表示する。内容1108は、参照施策パターンID1102で特定される介入施策パターン(図10の介入施策パターンDB317のエントリ)に対応する。
端末104は、ユーザが内容1108を閲覧したか否かを判断する。たとえば、端末104は、内容1108の最下端までスクロールされた場合に、ユーザが内容1108を閲覧したと判断する。そのほか、端末104は、所定の閲覧時間の経過や不図示の既読ボタンの押下により、ユーザが内容1108を閲覧したと判断してもよい。端末104は、ユーザが閲覧したか否かを示す介入判定結果1206を改善サーバ102に送信する。改善サーバ102は、受信した介入判定結果1206を、介入実行履歴DB319におけるそのユーザの介入実行履歴のエントリに登録する。
[介入評価(ステップS2003)]
図24は、介入評価部303による介入評価(ステップS2003)の一例を示すフローチャート(その1)である。改善サーバ102は、介入実行履歴DB319を読み込み(ステップS2401)、行動履歴DB314を読み込む(ステップS2402)。
改善サーバ102は、未選択群を選択し、選択群に属する対象ユーザID1106(ユーザID401)を選択する(ステップS2403)。そして、改善サーバ102は、選択ユーザの集計月1301の社会参加頻度移動平均1302を算出する(ステップS2404)。具体的には、たとえば、改善サーバ102は、介入実行履歴DB319の介入実行履歴に該当する行動履歴を、社会参加の介入に対応する行動履歴として、行動履歴DB314のタイムスタンプ701、位置702、スポット703、行動目的704から特定する。改善サーバ102は、特定した行動履歴について、ユーザの月々の行動目的704に該当する社会参加の頻度について移動平均値を算出して社会参加履歴を集計月1301別に生成し、社会参加履歴DB320に格納する。
改善サーバ102は、未選択群がなくなるか判断し(ステップS2405)、未選択群が存在すればステップS2403に戻る。一方、改善サーバ102は、未選択群がない場合、改善サーバ102は、各ユーザの即効性評価期間平均1403、即効性1404、継続性評価期間平均1405および継続性1406を算出し、第1介入評価結果DB321に格納する(ステップS2406)。
即効性評価期間平均1403は、ユーザID401によって特定されるユーザの即効性評価期間における社会参加回数の平均値である。即効性評価期間は、集計月1301の全期間から選択される。即効性1404は、即効性評価期間における介入開始時点からの社会参加頻度の改善率である。
継続性評価期間平均1405は、ユーザID401によって特定されるユーザの継続性評価期間における社会参加回数の平均値である。継続性評価期間は、集計月1301の全期間となる。即効性1404は、即効性評価期間の全期間における介入開始時点からの社会参加頻度の改善率である。
図25は、第1介入評価結果の一例を示すグラフである。第1介入評価結果グラフ2500は、ユーザ毎に生成される。第1介入評価結果グラフ2500の横軸は集計月1301を示す時間軸であり、縦軸は、そのユーザの社会参加頻度(回/月)である。図25では例として、社会参加頻度1320は月平均の値とし、移動平均をとる観測区間は3か月とし、即効性評価期間を介入の開始時期1203から介入の終了時期1204に3か月を加算した期間とし、継続性評価期間を12か月とする。
図26は、介入評価部303による介入評価(ステップS2003)の一例を示すフローチャート(その2)である。図27は、第2介入評価結果を示すグラフである。改善サーバ102は、群ID1105で特定される介入群の各々について、即効性群平均1502と継続性群平均1503とを算出して第2介入評価結果を生成して、第2介入評価結果DB322に格納する(ステップS2601)。
改善サーバ102は、群ID1105で特定される介入群の各々について、ベースライン1402と即効性群平均1502および継続性群平均1503とを同一介入施策(実行履歴ID1201で指定)で比較する第1グラフ2701を生成する(ステップS2602)。第1グラフの縦軸は改善率であり、前(Gr001のベースライン)と後(Gr001の即効性群平均1502および継続性群平均1503の改善率)の相対評価を示す。
前(Gr001)であるベースライン1402の社会参加頻度(回/月)は4.7回/月(図14および図25を参照)である。この4.7回/月を1.0としたときの即効性群平均1502および継続性群平均1503の改善率が、後(Gr001)で表される。たとえば、即効性評価平均が5.64回/月であれば、後(Gr001)の即効性の棒グラフの改善率は1.2(=5.64/4.7)になる。第2グラフ2702~第4グラフ2704の縦軸についても同様である。なお、即効性群平均1502および継続性群平均1503のように平均値としたが、平均値以外の最大値や最小値、最頻値、中央値のような統計値でもよい。
また、改善サーバ102は、群ID1105で特定される介入群の各々について、当該介入群の即効性群平均1502および継続性群平均1503と、対照群の即効性群平均1502および継続性群平均1503と、を同一介入施策(実行履歴ID1201で指定)で比較する第2グラフ2702を生成する(ステップS2603)。
また、改善サーバ102は、群ID1105で特定される介入群の各々について、当該介入群の即効性群平均1502および継続性群平均1503と、他の介入群の即効性群平均1502および継続性群平均1503と、を同一介入施策(実行履歴ID1201で指定)で比較する第3グラフ2703を生成する(ステップS2604)。
また、改善サーバ102は、群ID1105で特定される介入群の各々について、当該介入群内のある介入施策(実行履歴ID1201で指定)の即効性群平均1502および継続性群平均1503と、他の介入施策(実行履歴ID1201で指定)の即効性群平均1502および継続性群平均1503と、を比較する第4グラフ2704を生成する(ステップS2605)。なお、改善サーバ102は、第1グラフ2701~第4グラフ2704のうち少なくとも1つを生成すればよい。これにより、介入評価(ステップS2003)が終了する。
[介入知識化(ステップS2004)]
介入知識化(ステップS2004)は、ユーザ属性1801、行動特性1802(習慣的な外出傾向をとらえた行動パターンと行動目的別の社会参加傾向をとらえた社会参加パターン)、および地域特性1803から、ユーザの施策パターンの即効性1404および継続性1406を予測するモデル(介入効果予測回帰モデル331、介入効果予測FMモデル332)を構築する。
図28は、介入知識化部304による介入知識化(ステップS2004)の一例を示すフローチャートである。改善サーバ102は、未選択ユーザID401を選択し(ステップS2801)、選択ユーザID401について、ステップS2802~S2807を実行する。
改善サーバ102は、アカウントDB311から選択ユーザID401のユーザ情報を取得して、ユーザ属性1801として介入知識DB325に格納する(ステップS2802)。
改善サーバ102は、行動履歴DB314および行動目的DB312から、選択ユーザID401の行動パターンの行動パターンID1601を行動パターンDB323から判定し、判定した行動パターンIDを、行動特性1802として介入知識DB325に格納する(ステップS2803)。
改善サーバ102は、社会参加履歴DB320の選択ユーザID401の社会参加頻度移動平均1302を参照して、選択ユーザID401で特定されるユーザの社会参加パターンID324を特定し、特定した社会参加パターンID324を行動特性1802として介入知識DB325に格納する(ステップS2804)。
改善サーバ102は、選択ユーザのユーザ情報に含まれる住所405を含む地域の地域ID801を地域DB315から特定し、特定した地域ID801を参照地域ID907とする地域パターンの地域パターンID901を特定し、特定した地域パターンID901を地域特性1803として介入知識DB325に格納する(ステップS2805)。
改善サーバ102は、第1介入評価結果DB321から、選択ユーザの即効性1404および継続性1406を施策パターンごとに取得して、介入知識DB325に格納する(ステップS2806)。
改善サーバ102は、未選択ユーザID401がなくなるか判断し(ステップS2807)、未選択ユーザID401が存在すればステップS2801に戻る。一方、改善サーバ102は、未選択ユーザID401がない場合、改善サーバ102は、介入知識DB325から介入効果予測回帰モデル331を構築する(ステップS2808)。
介入効果予測回帰モデル331は、介入効果を予測する回帰モデルであり、a,εを学習パラメータとする即効性1404に関する介入効果予測回帰モデルと、b,eを学習パラメータとする継続性1406に関する介入効果予測回帰モデルと、がある。即効性1404に関する介入効果予測回帰モデル(a,ε)は下記式(3)により生成され、継続性1406に関する介入効果予測回帰モデル(b,e)は下記式(4)により生成される。
Figure 2023045887000002
改善サーバ102は、介入知識DB325から介入効果予測FMモデル332を構築する(ステップS2809)。介入効果予測FMモデル332は、v,wを学習パラメータとし、即効性1404および継続性1406を含む介入効果を予測するFMモデルであり、そのユーザの情報は少ないが、似たようなユーザから介入効果を推測する。介入効果予測FMモデル332は、下記式(5)により生成される。
Figure 2023045887000003
ベクトルxには、ユーザ属性1801、行動特性1802、地域特性1803が説明変数として入力され、ベクトルyには、施策パターンの即効性1404および継続性1406が目的変数として入力される。これにより、介入知識化(ステップS2004)が終了する。
[介入レコメンド(ステップS2005)]
図29は、介入推薦部305による介入レコメンド(ステップS2005)の一例を示すフローチャートである。図30は、介入レコメンド画面の一例を示す説明図である。改善サーバ102は、介入レコメンド画面3000において、介入対象データ入力欄3001から介入対象データを受け付ける(ステップS2901)。具体的には、たとえば、改善サーバ102は、介入対象のユーザ属性1801、行動特性1802、地域特性1803を受け付ける。
改善サーバ102は、介入対象データの介入対象者が新規ユーザまたは新規集団であるか、既存ユーザであるかを判断する(ステップS2902)。介入対象データにユーザID401が含まれていれば介入対象者は既存ユーザであり、介入対象データにユーザID401が含まれていなければ、介入対象者は新規ユーザまたは新規集団である。新規集団とは、複数の新規ユーザの集合である。
介入対象者が新規ユーザまたは新規集団であれば、改善サーバ102は、新規ユーザごとに、当該新規ユーザの介入対象データを介入効果予測回帰モデルに入力して、新規ユーザの施策パターン1804の即効性1404および継続性1406の予測値を算出する(ステップS2903)。そして、改善サーバ102は、施策パターン1804の即効性1404の平均予測値および施策パターン1804の継続性1406の平均予測値を算出するとともに、施策パターン1804の即効性1404の予測値および継続性1406の予測値のそれぞれについて順位付けし、ランキング領域3002に表示する(ステップS2904)。
介入対象者が既存ユーザであれば、改善サーバ102は、既存ユーザの介入対象データを介入効果予測FMモデルに入力して、既存ユーザの施策パターン1804の即効性1404および継続性1406の予測値を算出する(ステップS2905)。そして、改善サーバ102は、施策パターン1804の即効性1404の予測値および継続性1406の予測値のそれぞれについて順位付けし、ランキング領域3002に表示する(ステップS2906)。これにより、介入レコメンド(ステップS2005)が終了する。
つぎに、図20において、代替フローについて説明する。代替フローでは、改善サーバ102で実行した処理の一部が介入実行主体サーバ101で実行される点がベースフローと異なる。
介入実行主体サーバ101が、介入施策の問い合わせとして介入対象データを改善サーバ102に送信する(ステップS2006)。改善サーバ102は、介入施策の問い合わせを受信して、介入レコメンドを実行する(ステップS2007)。介入レコメンド(ステップS2007)は、介入レコメンド(ステップS2005)と同一処理である。
そして、改善サーバ102は、介入レコメンド(ステップS2007)による介入レコメンド結果を介入実行主体サーバに送信する。これにより、介入実行主体サーバ101において、介入レコメンド画面3000に介入レコメンド結果が表示される。介入実行主体サーバ101の運用者は、介入レコメンド結果を参照して、介入計画を策定することができる。
介入実行主体サーバ101は、介入計画(ステップS2008)を実行する。介入計画(ステップS2008)は、介入計画(ステップS2001)と同一処理である。介入計画は、改善サーバ102に送信され、介入計画DB318に格納される。
介入実行主体サーバ101は、介入実行する(ステップS2009)。介入実行(ステップS2009)は、介入実行(ステップS2002)と同一処理である。介入実行主体サーバ101は、端末104からのデータ(たとえば、介入判定結果1206)を改善サーバ102に転送する。
このあと、介入実行主体サーバ101は、介入評価問い合わせを改善サーバ102に送信する(ステップS2010)。改善サーバ102は、介入評価問い合わせを受信すると、介入評価を実行する(ステップS2011)。介入評価(ステップS2011)は、介入評価(ステップS2003)と同一処理である。
このあと、改善サーバ102は、介入評価レポート生成部により介入評価レポート生成処理を実行して介入評価レポートを介入実行主体サーバ101に送信する(ステップS2012)。そして、改善サーバ102は、介入知識化を実行する(ステップS2013)。介入知識化(ステップS2013)は、介入知識化(ステップS2004)と同一処理である。
図31は、介入評価レポート生成処理(ステップS2012)の一例を示すフローチャートである。改善サーバ102は、未選択群を選択し(ステップS3101)、選択した群についてステップS3102、S3103を実行する。
改善サーバ102は、第2介入評価結果DB322から、選択群の群ID1105の第2介入評価結果のエントリから対象ユーザID1106を抽出する(ステップS3101)。
改善サーバ102は、抽出した対象ユーザID1106(ユーザID401)の各々について、第1介入評価結果DB321から、第1介入評価結果のエントリを抽出する(ステップS3102)。
未選択群があれば、ステップS3101に戻る。未選択群がなければ、改善サーバ102は、レポート整形して、介入評価レポートを介入実行主体サーバ101に送信する(ステップS3105)。
図32は、介入評価レポート表示画面例を示す説明図である。介入評価レポート表示画面3200は、介入実行主体サーバ101に表示される。介入評価レポート表示画面3200には、第1介入評価結果3201と、第2介入評価結果3202と、第2介入評価結果3202の第1グラフ2701~第4グラフ2704と、が表示される。
このように本実施例によれば、ユーザにとっては、自分にあった有効な介入を受けて社会参加を促進し、継続することができる。これにより、介護予防、QoL向上、および健康寿命の延伸が期待される。
また、ユーザへの介入実行主体にとっては、仮説検証型の介入として、たとえば、商品やサービスの開発、品質や効率の向上を図ることができる。また、介入実行主体は、この改善システムを通じて社会貢献をすることができる。たとえば、対象に対する有効な施策および定量効果によって、介入実行主体が自治体であれば、EBPM(Evidence Based Policy Making)が可能になる。
介入実行主体が保険者であれば、健康増進施策への活用、医療費および介護費抑制が可能になる。介入実行主体が改善システムを利用するユーザを雇用する企業であれば、当該ユーザに対する健康経営や生産性向上が可能になる。介入実行主体が保険会社やヘルスケア産業であれば、商品開発、マーケティングが可能になる。介入実行主体が地域のコミュニティであれば、活動の活性化が可能になる。介入実行主体がアカデミアであれば、研究基礎情報の活用が可能になる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。たとえば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、たとえば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100 改善システム
101 介入実行主体サーバ
102 改善サーバ
103 地域情報サーバ
104 端末
301 介入計画部
302 介入実行部
303 介入評価部
304 介入知識化部
305 介入推薦部
306 介入評価レポート生成部

Claims (12)

  1. ユーザの社会参加を支援する社会参加支援装置であって、
    プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、
    前記記憶デバイスは、いつどこでどのような介入施策で社会参加の介入を前記ユーザに実行した実行結果を示す介入実行履歴と、前記ユーザがいつどこで何をしたかを示す行動履歴と、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記介入実行履歴と、前記行動履歴と、に基づいて、前記介入実行履歴における社会参加の介入に対応する前記行動履歴について、前記ユーザの社会参加頻度を算出する社会参加頻度算出処理と、
    前記社会参加頻度算出処理によって算出された社会参加頻度に基づいて、前記ユーザの社会参加の開始からの所定期間における介入効果と、を算出する介入効果算出処理と、
    前記介入効果算出処理による算出結果を出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  2. 請求項1に記載の社会参加支援装置であって、
    前記介入効果は、前記ユーザの社会参加の開始からの第1期間における前記社会参加頻度に基づく第1介入効果と、前記ユーザの社会参加の開始からの前記第1期間よりも長い第2期間における前記社会参加頻度に基づく第2介入効果と、のうち、少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする社会参加支援装置。
  3. 請求項1に記載の社会参加支援装置であって、
    前記社会参加頻度算出処理では、前記プロセッサは、社会参加の介入が実行された前記ユーザが所属する介入群内の前記ユーザごとに、前記社会参加頻度を算出し、
    前記介入効果算出処理では、前記プロセッサは、前記介入群内の前記ユーザごとに、前記介入効果を算出し、
    前記プロセッサは、
    前記介入群内の前記各ユーザの前記介入効果の統計値を算出し、前記介入群の前記介入効果の統計値と所定の基準値とを同一介入施策で比較した第1比較結果、前記介入群の前記介入効果の統計値と対照群の前記介入効果の統計値とを同一介入施策で比較した第2比較結果、前記介入群の前記介入効果の統計値と他の介入群の前記介入効果の統計値とを同一介入施策で比較した第3比較結果、および、前記介入群内の第1介入施策での第1介入効果の統計値と前記介入群内の第2介入施策での第2介入効果の統計値とを比較した第4比較結果のうち少なくとも1つを生成する生成処理、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  4. 請求項1に記載の社会参加支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記ユーザのユーザ属性、前記ユーザの行動の類型を示す行動パターン、前記ユーザの前記社会参加頻度により特定される社会参加の類型を示す社会参加パターン、および前記ユーザが行動する地域の類型を示す地域パターンを説明変数とし、前記介入効果を目的変数として、前記介入効果を予測する予測モデルを構築する構築処理、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  5. 請求項4に記載の社会参加支援装置であって、
    前記介入効果は、前記ユーザの社会参加の開始からの第1期間における前記社会参加頻度に基づく第1介入効果であり、
    前記構築処理では、前記プロセッサは、前記第1介入効果を予測する第1回帰モデルを構築する、
    ことを特徴とする社会参加支援装置。
  6. 請求項4に記載の社会参加支援装置であって、
    前記介入効果は、前記ユーザの社会参加の開始からの第1期間よりも長い第2期間における前記社会参加頻度に基づく第2介入効果であり、
    前記構築処理では、前記プロセッサは、前記第2介入効果を予測する第2回帰モデルを構築する、
    ことを特徴とする社会参加支援装置。
  7. 請求項4に記載の社会参加支援装置であって、
    前記介入効果は、前記ユーザの社会参加の開始からの第1期間における前記社会参加頻度に基づく第1介入効果と、前記ユーザの社会参加の開始からの前記第1期間よりも長い第2期間における前記社会参加頻度に基づく第2介入効果と、を含み、
    前記構築処理では、前記プロセッサは、前記第1介入効果および前記第2介入効果を予測するFactorization Machinesモデルを構築する、
    ことを特徴とする社会参加支援装置。
  8. 請求項4に記載の社会参加支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    介入対象ユーザについての前記ユーザ属性、前記行動パターン、前記社会参加パターン、および前記地域パターンを含む介入対象データを受け付ける受付処理と、
    前記介入対象データを前記予測モデルに入力することにより、前記介入効果の予測値を算出する予測処理と、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  9. 請求項5に記載の社会参加支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    介入対象ユーザについての前記ユーザ属性、前記行動パターン、前記社会参加パターン、および前記地域パターンを含む介入対象データを受け付ける受付処理と、
    前記介入対象ユーザが前記行動履歴に含まれる前記ユーザであるか否かを判定する判定処理と、
    前記介入対象ユーザが前記行動履歴に含まれる前記ユーザであると判定された場合、前記介入対象データを前記第1回帰モデルに入力することにより、前記第1介入効果の予測値を算出する予測処理と、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  10. 請求項6に記載の社会参加支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    介入対象ユーザについての前記ユーザ属性、前記行動パターン、前記社会参加パターン、および前記地域パターンを含む介入対象データを受け付ける受付処理と、
    前記介入対象ユーザが前記行動履歴に含まれる前記ユーザであるか否かを判定する判定処理と、
    前記介入対象ユーザが前記行動履歴に含まれる前記ユーザであると判定された場合、前記介入対象データを前記第2回帰モデルに入力することにより、前記第2介入効果の予測値を算出する予測処理と、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  11. 請求項7に記載の社会参加支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    介入対象ユーザについての前記ユーザ属性、前記行動パターン、前記社会参加パターン、および前記地域パターンを含む介入対象データを受け付ける受付処理と、
    前記介入対象ユーザが前記行動履歴に含まれる前記ユーザであるか否かを判定する判定処理と、
    前記介入対象ユーザが前記行動履歴に含まれる前記ユーザでないと判定された場合、前記介入対象データを前記Factorization Machinesモデルに入力することにより、前記第1介入効果の予測値および前記第2介入効果の予測値を算出する予測処理と、
    を実行することを特徴とする社会参加支援装置。
  12. ユーザの社会参加を支援する社会参加支援装置による社会参加支援方法であって、
    プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、
    前記記憶デバイスは、いつどこでどのような介入施策で社会参加の介入を前記ユーザに実行した実行結果を示す介入実行履歴と、前記ユーザがいつどこで何をしたかを示す行動履歴と、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記介入実行履歴と、前記行動履歴と、に基づいて、前記介入実行履歴における社会参加の介入に対応する前記行動履歴について、前記ユーザの社会参加頻度を算出する社会参加頻度算出処理と、
    前記社会参加頻度算出処理によって算出された社会参加頻度に基づいて、前記ユーザの社会参加の開始からの所定期間における介入効果と、を算出する介入効果算出処理と、
    前記介入効果算出処理による算出結果を出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とする社会参加支援方法。
JP2021154498A 2021-09-22 2021-09-22 社会参加支援装置および社会参加支援方法 Pending JP2023045887A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021154498A JP2023045887A (ja) 2021-09-22 2021-09-22 社会参加支援装置および社会参加支援方法
PCT/JP2022/001531 WO2023047612A1 (ja) 2021-09-22 2022-01-18 社会参加支援装置および社会参加支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021154498A JP2023045887A (ja) 2021-09-22 2021-09-22 社会参加支援装置および社会参加支援方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023045887A true JP2023045887A (ja) 2023-04-03

Family

ID=85720339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021154498A Pending JP2023045887A (ja) 2021-09-22 2021-09-22 社会参加支援装置および社会参加支援方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023045887A (ja)
WO (1) WO2023047612A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050866A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Digital Medical Communications Kk 個人の医療、福祉及び社会参加に関する情報を提供するネットワークシステム及び方法並びにサーバ
JP4237541B2 (ja) * 2003-05-13 2009-03-11 三菱電機株式会社 保険者情報システム
JP6436855B2 (ja) * 2015-05-26 2018-12-12 株式会社日立製作所 分析システム、及び、分析方法
JP2019192065A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社エクサウィザーズ 介護介入効果検証装置、介護介入効果検証方法、及び、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023047612A1 (ja) 2023-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
de Oña et al. Transit service quality analysis using cluster analysis and decision trees: a step forward to personalized marketing in public transportation
Darmofal Bayesian spatial survival models for political event processes
Brindle et al. Predictive accuracy of the Framingham coronary risk score in British men: prospective cohort study
Coromina et al. Analysis of tourism information sources using a Mokken Scale perspective
Bhat Recent methodological advances relevant to activity and travel behavior analysis
Cheng et al. Evaluation methods and measures for causal learning algorithms
Chittleborough et al. A life-course approach to measuring socioeconomic position in population health surveillance systems
Varela et al. Quantifying errors in travel time and cost by latent variables
Hoyle et al. Understanding and modelling heterogeneity of human preferences for engineering design
Willekens Evidence-based monitoring of international migration flows in Europe
Gilbert et al. Influences of farmer and veterinarian behaviour on emerging disease surveillance in England and Wales
Habib et al. Investigating structural changes in commuting mode choice preferences with repeated cross-sectional travel survey data: the contexts of Greater Toronto and Hamilton (GTHA) area
King et al. Factors influencing soay sheep survival: a Bayesian analysis
Te Braak et al. Data quality and recall bias in time-diary research: The effects of prolonged recall periods in self-administered online time-use surveys
Strully Racially and ethnically diverse schools and adolescent romantic relationships
WO2023047612A1 (ja) 社会参加支援装置および社会参加支援方法
Halford A case study of police-identified foraging burglary offenders
Gasqui et al. A new standard model for milk yield in dairy cows based on udder physiology at the milking-session level
Bittmann The more similar, the better? How (mis) match between interviewers and respondents in survey situations affects item nonresponse and data quality
Smit et al. Latent trait latent class analysis of an Eysenck Personality Questionnaire.
Wang et al. Housing demolition and occupational mobility: Evidence from China
Liao et al. Censoring in the time trade-off valuation of worse-than-dead EQ-5D-5L health states: can a time-based willingness-to-accept question be the solution?
JP2022021399A (ja) 評価システム、評価方法及びプログラム
Fletcher et al. Assessing cumulative neighborhood effects on adult health
Bisbee et al. Geographic Boundaries and Local Economic Conditions Matter for Views of the Economy