JP2023045257A - 表示装置 - Google Patents

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尚紀 友田
Hisanori Tomota
哲 山内
Satoru Yamauchi
智成 橋本
Tomonari Hashimoto
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Abstract

【課題】外観品質の低下の抑制を図る。【解決手段】表示装置B1は、光源ユニットA1と、光源ユニットA1によって照らされる表示パネル20と、表示パネル20及び光源ユニットA1を保持する本体1と、を備える。光源ユニットA1は、発光部と、発光部を収容する筐体4と、を有している。筐体4は、合成樹脂材料で形成され、かつ、可視光域における透過率が1.0%以下である。【選択図】 図1

Description

本開示は、表示装置に関し、より詳細には、光源ユニットから放射される光で表示パネルを照らす表示装置に関する。
従来例として特許文献1記載の表示装置を例示する。特許文献1記載の表示装置は、誘導灯であって、本体と、光源部と、表示部と、を備えている。
本体は、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、AES樹脂などの合成樹脂材料によって、前面が開口した箱状に形成されている。
表示部は、導光体、表示板、及び表示板ケースで構成されている。導光体及び表示板はそれぞれ、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの透明な合成樹脂材料で四角形の板状に形成されている。表示板の表面には、避難誘導のためのピクトグラムが印刷されている。表示板ケースは、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、AES樹脂などの合成樹脂材料によって板状に形成されている。表示部は、表示板ケースの前面に導光体と表示板が取り付けられて構成される。
光源部は、光源モジュールと、光源モジュールを保持する基板ホルダと、を備える。光源モジュールは、基板にLEDが実装されて構成されている。基板ホルダは、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、AES樹脂などの合成樹脂材料によって、後面及び下面が開口した箱状に形成されている。光源モジュールは、LEDが実装された面を基板ホルダの下面に対向させて基板ホルダに保持される。
光源部は、本体前面の上端に取り付けられる。表示部は、本体前面の光源部の下に取り付けられる。光源部は、光源モジュールから放射される光を基板ホルダの下面を通して導光体の上端面から導光体内に入射させる。導光体は、上端面から入射する光を導光しつつ前方へ出射することで表示板を照明する。
特開2014-107248号公報
ところで、上記従来例では、光源モジュールを保持する基板ホルダが合成樹脂材料で形成されているため、光源モジュールから放射される光が基板ホルダを透過してしまい、表示装置の外観品質の低下を招く可能性があった。
本開示の目的は、外観品質の低下の抑制を図ることができる表示装置を提供することである。
本開示の一態様に係る表示装置は、光源ユニットと、前記光源ユニットによって照らされる表示パネルと、前記表示パネル及び前記光源ユニットを保持する本体と、を備える。前記光源ユニットは、発光部と、前記発光部を収容する筐体と、を有する。前記筐体は、合成樹脂材料で形成され、かつ、可視光域における透過率が1.0%以下である。
本開示の表示装置は、外観品質の低下の抑制を図ることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る表示装置の斜視図である。 図2は、同上の表示装置の分解斜視図である。 図3は、同上の表示装置における光源ユニットの後方から見た分解斜視図である。 図4は、同上の表示装置における表示ブロックの分解斜視図である。 図5は、同上の表示装置の要部の断面図である。 図6は、同上の表示装置に関する実験を説明するための概略図である。 図7Aは、同上の実験の結果を示すグラフである。図7Bは、同上の実験の結果の一部を示すグラフである。 図8は、同上の実験の結果を示すグラフである。
本開示の実施形態に係る表示装置について図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)実施形態に係る表示装置の概要
実施形態に係る表示装置B1は、光源ユニットA1と、光源ユニットA1によって照らされる表示パネル20と、表示パネル20及び光源ユニットA1を保持する本体1と、を備える(図1参照)。光源ユニットA1は、発光部30と、発光部30を収容する筐体4と、を有している(図3参照)。筐体4は、合成樹脂材料で形成され、かつ、可視光域における透過率が1.0%以下である。
すなわち、合成樹脂材料で形成される筐体4の可視光域における透過率が数%以上であった場合、発光部30から放射される光(可視光)の一部が筐体4を透過してしまう場合がある。そして、発光部30から放射される光(可視光)の一部が筐体4の表面に漏れることにより、外観品質の低下を招くおそれがある。
しかして、実施形態に係る表示装置B1では、合成樹脂材料で形成される筐体4の可視光域における透過率が1.0%以下であるので、筐体4の表面に可視光域の光が漏れることによる外観品質の低下の抑制を図ることができる。
(2)実施形態に係る表示装置の詳細
実施形態に係る表示装置B1(以下、表示装置B1と略す。)について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する表示装置B1は、事務所及び店舗などの建物の避難口又は避難口への通路に設置される誘導灯である。ただし、実施形態に係る表示装置は、誘導灯に限定されず、例えば、建物内の特定の場所(化粧室など)を表示する用途などに用いられても構わない。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、図1に矢印で示す上下、前後及び左右の各方向を、表示装置B1の上下、前後及び左右の各方向と定義する。
表示装置B1は、光源ユニットA1、本体1、表示ブロック2などを備えている(図1及び図2参照)。
(2-1)本体
本体1は、合成樹脂材料により、前面に開口部を有する四角形の箱状に形成されている(図2参照)。本体1は、光源ユニットA1を点灯させるための電源装置11、2次電池を有する電池ユニット13、端子台12、取付板10などを収容している。
電源装置11は、常用電源(例えば、商用の電力系統)から供給される常用電力で光源ユニットA1を点灯させるとともに、電池ユニット13を充電する。また、電源装置11は、電力系統の停電時においては、電池ユニット13から供給される非常用電力で光源ユニットA1を点灯させる。
取付板10は、金属材料によって板状に形成されている(図2参照)。取付板10は、本体1の内底面にねじ止めされる。電源装置11と端子台12は、取付板10にねじ止めされて本体1内に収容される。なお、電池ユニット13は、取付板10に対して着脱可能に取り付けられる。
(2-2)表示ブロック
表示ブロック2は、表示パネル20と、導光板21と、保持体22と、を有する(図2及び図4参照)。
表示パネル20は、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって四角形の平板状に形成されている。ただし、表示パネル20は、石英ガラスなどの合成樹脂以外の透光性を有する材料で形成されても構わない。表示パネル20の前面(表示面200)には、避難誘導のためのピクトグラム201が表示されている(図4参照)。
導光板21は、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって四角形の平板状に形成されている。導光板21は、その前面を表示パネル20の後面と対向させるように表示パネル20の後方に配置される(図4参照)。導光板21の上面(入射面210)に、光源ユニットA1から放射される光が入射される(図5参照)。入射面210から入射する光は、導光板21内を導光されて導光板21の前面(出射面211)から出射される。そして、導光板21の出射面211から出射する光によって表示パネル20が照らされる。
保持体22は、合成樹脂材料により、前面と上面が開放された四角形の箱状に形成されている。保持体22は、導光板21の前方に表示パネル20を配置するようにして表示パネル20と導光板21を保持している(図2及び図4参照)。
表示ブロック2は、本体1の開口部のうち、光源ユニットA1が取り付けられる上部を除いた残りの部分を覆うように本体1に取り付けられる(図1参照)。光源ユニットA1が本体1に取り付けられた状態において、導光板21の入射面210と光源ユニットA1の導光体5の出射面51(後述する)が上下方向に対向する(図5参照)。したがって、導光体5の出射面51から出射する光のほぼ全部が、導光板21の入射面210から導光板21に入射する。導光板21に入射した光は、導光板21内を進行しながら保持体22の後面で全反射されて導光板21の出射面211から前方へ出射して表示パネル20を照らすことができる。
(2-3)光源ユニット
光源ユニットA1は、発光ブロック3と、導光体5と、筐体4と、を有している(図3参照)。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、図3に矢印で示す上下、前後及び左右の各方向を、光源ユニットA1の上下、前後及び左右の各方向と定義する。
(2-3-1)発光ブロック
発光ブロック3は、発光部30と、放熱部材31と、固定具32と、熱伝導部材33と、を有している。
発光部30は、固体光源であるLED300と、LED300を実装した基板301と、を有している。LED300は、例えば、パッケージ型の照明用白色LEDである。基板301は、左右方向から見て略T字型に形成されたプリント配線板である。基板301の幅広の部分の表面にLED300が実装されている。基板301の幅細の部分の表面に一対の電極302が形成されている。一対の電極302は、基板301のプリント配線を介してLED300のアノード及びカソードと1つずつ電気的に接続されている。
放熱部材31は、放熱板310と、基板301の裏面と熱的に結合する結合部311と、2つの突部312と、を有している。放熱板310及び結合部311はそれぞれ、長方形の平板状に形成されている。ただし、放熱板310は、基板301よりも十分に大きく形成され、結合部311は、基板301よりも小さく形成されている。また、結合部311は、放熱板310の厚み方向(前後方向)に突出するように放熱板310と一体に形成されている。言い換えると、放熱部材31は、放熱板310と結合部311によって略L字形状に形成されている。
2つの突部312はそれぞれ、放熱板310の一部が切り起こされることで放熱板310と一体に形成されている。各突部312は、前後方向から見て、略台形状に形成されている。各突部312の一端(台形の下底に相当する部位)が放熱板310とつながっている。そして、各突部312は、放熱板310とつながった一端を支点として、前後方向に変位(撓み)可能に構成されている。
また、放熱板310の短手方向(上下方向)における長手方向(左右方向)の中央に、四角形の穴313が1つずつ設けられている。これら2つの穴313は、それぞれ放熱板310を厚み方向(前後方向)に貫通している。
熱伝導部材33は、例えば、シート状のシリコーン樹脂で四角形状に形成されている。熱伝導部材33は、結合部311と基板301の間に介在し、結合部311と基板301を熱的に結合する。つまり、LED300に生じる熱は、基板301から熱伝導部材33を介して放熱部材31に伝導される。
固定具32は、本体部320、第1突片321、第2突片322、一対の押さえ部323及び一対の爪324を有している。なお、本体部320、第1突片321、第2突片322、押さえ部323及び一対の爪324は、合成樹脂材料によって一体に形成されている。
本体部320は、U字形に形成されている。一対の爪324はそれぞれ、角すい台状に形成されている。一対の爪324は、本体部320の両端における内側面に1つずつ設けられている。
第1突片321は、四角形の平板状に形成されている。第1突片321は、本体部320の前端と対向している。第2突片322は、平面視でC字形に形成されている。第2突片322は、本体部320の後端と対向している。なお、第1突片321及び第2突片322はそれぞれ、本体部320の両端と同じ方向に突出している。
一対の押さえ部323はそれぞれ、直方体状に形成されている。一対の押さえ部323は、本体部320の内側面から突出している。
しかして、固定具32は、第1突片321と第2突片322の間に結合部311を配置し、基板301の上端と下端に一対の爪324を1つずつ引っ掛けることよって、発光部30を放熱部材31に固定する。なお、固定具32は、一対の押さえ部323によって結合部311を基板301に近付く向き(左向き)に押すことにより、結合部311及び基板301と熱伝導部材33との密着度を高めている。
(2-3-2)導光体
導光体5は、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって4角柱状に形成されている。ただし、導光体5の形状は4角柱状に限定されず、4角すい状又は4角すい台状などの形状でもよい。
導光体5の長手方向(軸方向)に対向する2つの底面(左底面及び右底面)のうち、一方の底面(右底面)が入射面50となる。また、導光体5の4つの側面(前面、後面、上面、下面)のうちの1つの側面(下面)が出射面51となる。
導光体5の4つの側面のうち、出射面51と隣り合う2つの側面52(前面及び後面)に、複数(図示例では4つ)の嵌合部53が設けられている。4つの嵌合部53は、2つの側面52に2つずつ設けられている。なお、各側面52に2つずつ設けられる嵌合部53のうち、入射面50に近い方の2つの嵌合部53を第1の嵌合部53Aと呼び、入射面50から遠い方の2つの嵌合部53を第2の嵌合部53Bと呼ぶ場合がある。
2つの第1の嵌合部53Aは、底面が台形である4角柱状に形成されている。ただし、2つの第1の嵌合部53Aの上面は、2つの第1の嵌合部53Aの下面に比べて、側面52となす角が小さくなっている。
2つの第2の嵌合部53Bは、底面が台形である4角柱状の突起530と、突起530の上端から真っすぐに上に延びている直方体状の突台531と、を有している。なお、突台531の上面は、下向きの傾斜面となっている。
(2-3-3)筐体
筐体4は、前壁40、上壁41、一対の側壁42、収容部43、取付部44、複数の位置決め部45、一対の取付片46、及び一対の支持片47を有している。前壁40は、長方形の平板状に形成されている。上壁41は、長方形の平板状に形成され、前壁40の上端から後方に向かって突出している。一対の側壁42はそれぞれ、長方形の平板状に形成され、前壁40の左右両端から後方に向かって突出している。一対の側壁42の上端は、上壁41の長手方向の両端とつながっている。つまり、筐体4は、前壁40、上壁41、及び一対の側壁42により、後面と下面が開放された長尺の箱状に形成されている。
収容部43は、前面と下面と右側面が開放された長尺の箱状に形成されている。収容部43は、入射面50を右側面から露出させ、出射面51を下面から露出させるようにして導光体5を収容する(図5参照)。
収容部43は、後板430、上板431、前板432、及び側板433を有している(図3及び図5参照)。後板430は、筐体4の前壁40よりも僅かに短い長尺の長方形状に形成されて前壁40と前後方向に対向している。上板431は、長手方向の長さが後板430の長手方向の長さにほぼ等しい長尺の長方形状に形成されて後板430の上端から前方に突出している(図5参照)。側板433は、長方形の平板状に形成され、後板430及び上板431のそれぞれの左端面とつながっている。側板433の前端から右方向にリブ4330が突出している。なお、後板430とリブ4330の前後方向に沿った間隔は、導光体5の前後方向の厚みよりも僅かに大きい。
ここで、後板430には2つの被嵌合部4300が設けられている。2つの被嵌合部4300は、それぞれ4角形の穴で構成されている。これら2つの被嵌合部4300は、導光体5の後側の側面52に設けられた嵌合部(第1の嵌合部53A、第2の嵌合部53B)が1つずつ嵌合する。
前板432は、長方形の平板状に形成されている。前板432は、上板431の右端から後板430と対向するように下向きに突出している。前板432の長手方向(左右方向)の長さは、放熱板310の長手方向の長さよりも短い。なお、後板430と前板432の前後方向に沿った間隔は、後板430とリブ4330の前後方向に沿った間隔に等しい。
取付部44は、一対の突部440と、押さえ片441と、当接片442と、嵌合部443と、を有し、発光ブロック3を筐体4に取り付けるように構成されている。
一対の突部440は、一対の側壁42のうちの右側の側壁42の内側面(左側面)に設けられている(図3参照)。一対の突部440は、上下方向を軸方向とする柱状に形成されている。一対の突部440は、前後方向に一定の間隔を空けて平行に並ぶように側壁42の内側面から突出している。なお、一対の突部440の前後方向の間隔は、固定具32の本体部320の幅寸法よりも僅かに大きくなっている。
押さえ片441は、上下方向から見てL字形に形成されている。押さえ片441は、右側の側壁42の内側面における後端から、後方及び左方に突出するように側壁42と一体に形成されている。
当接片442は、後板430の右端に設けられている(図3参照)。当接片442は、上下方向から見てL字形に形成され、後板430の右端から後方及び右方に突出するように後板430と一体に形成されている。
嵌合部は、前壁40の後面における右端の上部に設けられている。嵌合部は、3角柱状に形成されている。嵌合部は、軸方向を左右方向に一致させ、かつ、上壁41に近付くにつれて前壁40の後面からの突出量が大きくなるように形成されている。
複数(本実施形態では2つ)の位置決め部45はそれぞれ、後板430の後面における左右両側に設けられている(図3参照)。各位置決め部45は、一対の直方体を有している。これら一対の直方体は、軸方向を上下方向に一致させ、かつ、一定の幅の隙間を設けて平行に並ぶように、後板430の後面から後方に突出している。なお、各位置決め部45における隙間の幅は、導光体5の嵌合部53の左右方向の幅よりも僅かに大きくされている。
右側の位置決め部45の隙間に、導光体5の前側の側面52における右側の嵌合部53(第1の嵌合部53A)が嵌まり込む。また、左側の位置決め部45の隙間に、導光体5の前側の側面52における左側の嵌合部53(第2の嵌合部53B)が嵌まり込む。つまり、2つの位置決め部45は、収容部43に収容された導光体5を、筐体4に対して左右方向に位置決めする役割を担っている。
一対の支持片47は、上壁41の左右の両端から1つずつ後方に突出している。また、一対の取付片46は、上壁41の左右の両端から1つずつ後方に突出している。ただし、各取付片46は、各支持片47よりも内側に位置している。
(2-3-4)実施形態に係る光源ユニットの組立て手順
次に、光源ユニットA1の組立て手順を説明する。ただし、発光ブロック3の組立て手順の説明は省略する。また、以下に説明する組立て手順は一例であり、幾つかの手順の順番を入れ替えることも可能である。
まず、組立て作業を行う作業者は、導光体5の前側の側面52における第1の嵌合部53Aと第2の嵌合部53Bを、2つの位置決め部45のそれぞれの隙間に差し込むようにして、収容部43の下面から導光体5を収容部43に挿入する。このとき、導光体5の後側の側面52における第1の嵌合部53A及び第2の嵌合部53Bの上端が収容部43の後板430の下端に当たると、後板430が後方に撓む。やがて、第1の嵌合部53A及び第2の嵌合部53Bがそれぞれ、後板430に設けられている2つの被嵌合部4300に1つずつ嵌合し、後板430が元の状態に戻る。
このようにして、作業者は、導光体5を筐体4の収容部43に収容する。そして、収容部43に収容された導光体5は、2つの嵌合部53(第1の嵌合部53A、第2の嵌合部53B)が2つの被嵌合部4300に1つずつ嵌合することにより、収容部43からの脱落が阻止される。
続いて、作業者は、筐体4の取付部44に発光ブロック3を取り付ける。すなわち、作業者は、右側の側壁42と後板430の右端の間に、発光部30、固定具32及び放熱部材31の結合部311を、筐体4の下から挿入する。このとき、作業者は、一対の突部440の間に固定具32の本体部320を差し込む。同時に、作業者は、前壁40と前板432の隙間に、放熱部材31の放熱板310を、筐体4の下から挿入する。
そして、放熱板310の上端が嵌合部443を乗り越え、放熱板310の上側の穴313に嵌合部443が嵌まることにより、放熱部材31が筐体4に対して抜け止めされる。また、取付部44の一対の突部440、押さえ片441及び当接片442により、固定具32の前後方向及び左右方向の移動が規制される。このようにして、作業者は、発光ブロック3を取付部44に取り付けることができる。
以上のようにして、光源ユニットA1の組立てが完了する。なお、組み立てられた光源ユニットA1において、発光部30の基板301の幅細の端部(電極302が設けられている部分)は、筐体4の押さえ片441よりも後方に突出している。
(2-4)実施形態に係る表示装置の施工手順
次に、表示装置B1の施工手順を説明する。
まず、施工作業を行う作業者は、本体1の底面に設けられている電源穴15(図2参照)から電源線を引き込んだ後、本体1を木ねじ又はねじくぎで壁面に取り付ける。
続いて、作業者は、電源穴15から引き込んだ電源線を端子台12に電気的に接続する。それから、作業者は、表示ブロック2を本体1に取り付ける。
最後に、作業者は、本体1のコネクタ14に基板301の幅細の部分を差し込み、一対の取付片46の先端に設けられた爪を、本体1の上面に設けられた穴の縁に引っ掛けることによって、光源ユニットA1を本体1に取り付ける(図1参照)。
以上のようにして、表示装置B1の施工が完了する。
(2-5)光源ユニットの筐体の透過率
光源ユニットA1において、導光体5の入射面50から入射する光の一部は、導光体5内を導光される過程で導光体5の側面52から導光体5の外に出射する。そして、導光体5の側面52から導光体5の外に出射した光は、筐体4の前壁40又は収容部43の後板430の表面で反射し、導光体5の側面52から再度導光体5の内部に入射する。ただし、筐体4の前壁40又は収容部43の後板430の表面に到達した光の全部が反射するわけではなく、一部の光は筐体4の前壁40又は収容部43の後板430を透過して光源ユニットA1の外に出射する。そして、筐体4の前壁40又は収容部43の後板430を透過する光が多くなるほど、言い換えると、筐体4の前壁40又は収容部43の後板430の可視光域における透過率が高くなるほど、表示装置B1の外観品質の低下を招く可能性が高くなる。
そこで、本発明者らは、可視光域における透過率が異なる複数種類の合成樹脂材料のサンプルでそれぞれ試験用の板材S1を形成し、それら複数の板材S1(サンプル)について、可視光を透過させたときの表面の輝度を測定して比較する実験を行った。
個々の板材S1は、厚みが1mm、1.5mm、2mmのいずれかである板状に形成されている。ただし、これら複数の板材S1の色調は白色に統一されている。
図6に示すように、板材S1を挟んで板材S1の厚み方向に対向するように光源6と計測器7を配置し、板材S1の下面に光源6から一定光量の光を照射したときの板材S1の上面の輝度を計測器7で計測した。光源6には、色温度2700Kの白色光を放射するLEDを用いた。また、計測器7には、トプコンテクノハウス社製の2D分光放射計(型番SR-5000)を用いた。
実験は、光源6から約31.5ルーメンの白色光を板材S1の下面に照射し、板材S1の上方に設置した計測器7で板材S1の上面の輝度を計測するというものである(図6参照)。複数のサンプルの透過率の最小値は0%(0.01%以下)、最大値は5.4%である。また、複数のサンプルの反射率の最小値は77%、最大値は98%である。
図7Aは、各サンプル(板材S1)の上面の輝度の計測値を示すグラフである。図7Aのグラフは、各サンプルの材料透過率[%]を横軸とし、最大輝度[cd/m]を縦軸としている。材料透過率とは、各サンプルの可視光域における透過率である。また、最大輝度とは、計測器7の計測範囲内における最大の輝度である。なお、図7Aにおける破線は、各計測値から多項式近似によって求めた回帰曲線を示している。
図7Bは、図7Aのグラフにおいて、材料透過率が3.0%未満のサンプルの計測値のみを示すグラフである。なお、図7Bにおける破線は、各計測値の回帰直線を示している。
ここで、本発明者らが各サンプル(板材S1)の上面の輝度を目視で確認した結果、材料透過率が1.0%以下のサンプルであれば、光の透過による外観品質の低下を抑制できると判断した。なお、材料透過率が1.0%及び0.9%のサンプルの輝度の計測値は、約65cd/mであった(図7B参照)。
さらに、本発明者らは、材料透過率が0.9%のサンプルの次に小さいサンプル、具体的には、材料透過率が0.4%のサンプル(板材S1)の上面の輝度を目視で確認した。その結果、本発明者らは、材料透過率が0.4%以下のサンプルであれば、光の透過による外観品質の低下を更に抑制できると判断した。なお、材料透過率が0.4%のサンプルの輝度の計測値は、約36cd/mであった(図7B参照)。
しかして、上述した実験の結果から明らかなように、可視光域における透過率が1.0%以下(好ましくは、0.4%以下)の合成樹脂材料で筐体4を形成することにより、表示装置B1の外観品質の低下の抑制を図ることができる。
(2-6)光源ユニットの筐体の反射率
上述した複数のサンプル(板材S1)のそれぞれの材料反射率[%]と最大輝度の計測値との相関関係について調べた結果を図8に示す。なお、材料反射率とは、各サンプルで形成された板材S1の表面において、比視感度がピークとなる波長(例えば、555nm)の光に対する反射率である。
図8に示すように、複数のサンプルの材料反射率と最大輝度の計測値との間にほとんど相関はないと考えられる。ただし、筐体4(収容部43を含む。)の反射率が低いと、導光体5の側面52から出射した光のうち、筐体4に反射して導光体5の側面52から再度導光体5に入射する光の割合が低下してしまう。そこで、本発明者らは、材料反射率が88%の2つのサンプルの最大輝度の測定値が65cd/mの3倍以上であることに鑑み、筐体4を形成する合成樹脂材料の材料反射率は88%よりも大きいことが好ましいと判断した(図8参照)。
(2-7)光源ユニットの筐体の色
ところで、誘導灯の外観の色調は、一般的に白色である。つまり、透過率を下げるため、例えば、筐体4の色を黒色とした場合、白色の誘導灯との色調の違いが目立ってしまうおそれがある。しかも、筐体4が黒色であった場合、筐体4の表面の反射率が低下してしまい、光源ユニットA1の出射面51から出射する光量が減少する可能性がある。したがって、筐体4を含む表示装置B1の外観の色調は白色であることが好ましい。なお、筐体4の外観の色(白色)は、例えば、日本産業規格JIS Z 8781-4に規格化されている、CIE 1976 L*a*b*色空間において、L*は88以上、a*は-2~3、b*は-7~7の範囲内に収まる色であることが好ましい。ただし、筐体4の外観の色は、CIE 1976 L*a*b*色空間以外の色空間(表色系)で表されてもよい。
(2-8)本体及び保持体の透過率等
ところで、表示装置B1においては、表示ブロック2の保持体22及び本体1も合成樹脂材料で形成されており、表示ブロック2の導光板21から漏れた光が保持体22及び本体1を透過する可能性がある。
したがって、上述した光源ユニットA1の筐体4(収容部43を含む。)を形成する合成樹脂材料の透過率、反射率、色調のそれぞれの条件は、保持体22及び本体1を形成する合成樹脂材料にも適用されることが好ましい。
ただし、本体1を形成する合成樹脂材料については、可視光域における本体1の透過率が筐体4の透過率以上であり、かつ、比視感度がピークとなる波長の光に対する本体1の反射率が、前記波長の光に対する筐体4の反射率以下であってもよい。
すなわち、本体1は、光源ユニットA1の筐体4及び表示ブロック2の保持体22に比べて、発光部30から放射される光が到達するまでの光路が長いので、筐体4及び保持体22に比べて、透過率及び反射率の条件を緩めることができる。その結果、本体1を形成する合成樹脂材料の選択の幅を拡げることができる。
(3)その他
光源ユニットA1は、2つの発光ブロック3を備えてもよい。2つの発光ブロック3は、導光体5の長手方向の両端に1つずつ配置される。この場合、筐体4の長手方向の両端に、取付部44が1つずつ設けられる。
また、表示装置B1は、本体1の前面と後面に、発光ブロック3と表示ブロック2の組が1組ずつ取り付けられるように構成されても構わない。
さらに、表示装置B1は、光源ユニットを収容して天井に埋め込まれる本体を備え、本体の下面から表示パネルを突出させるように構成されても構わない。
(4)まとめ
本開示の第1の態様に係る表示装置(B1)は、光源ユニット(A1)と、光源ユニット(A1)によって照らされる表示パネル(20)と、表示パネル(20)及び光源ユニット(A1)を保持する本体(1)と、を備える。光源ユニット(A1)は、発光部(30)と、発光部(30)を収容する筐体(4)と、を有している。筐体(4)は、合成樹脂材料で形成され、かつ、可視光域における透過率が1.0%以下である。
第1の態様に係る表示装置(B1)は、合成樹脂材料で形成される筐体(4)の可視光域における透過率が1.0%以下であるので、筐体(4)の表面に可視光域の光が漏れることによる外観品質の低下の抑制を図ることができる。
本開示の第2の態様に係る表示装置(B1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る表示装置(B1)において、筐体(4)の透過率が0.4%以下であることが好ましい。
第2の態様に係る表示装置(B1)は、外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
本開示の第3の態様に係る表示装置(B1)は、第1又は第2の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る表示装置(B1)において、発光部(30)は、白色光を放射することが好ましい。
第3の態様に係る表示装置(B1)は、白色光以外の光(例えば、赤色光など)を発光部(30)が放射する場合に比べて、筐体(4)を透過した光が目立ちにくいため、外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
本開示の第4の態様に係る表示装置(B1)は、第1-第3のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第4の態様に係る表示装置(B1)において、筐体(4)は、少なくとも外観の色調が白色であり、かつ、少なくとも発光部(30)と対向する面における、比視感度がピークとなる波長の光に対する反射率が88%より大きいことが好ましい。
第4の態様に係る表示装置(B1)は、発光部(30)から放射される光を筐体(4)で反射させることにより、発光効率の向上を図ることができる。
本開示の第5の態様に係る表示装置(B1)は、第1-第4のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第5の態様に係る表示装置(B1)は、表示パネル(20)の少なくとも一部を保持する保持体(22)を更に備えることが好ましい。保持体(22)は、筐体(4)と共通の合成樹脂材料で形成されていることが好ましい。
第5の態様に係る表示装置(B1)は、保持体(22)が筐体(4)と共通の合成樹脂材料で形成されていることにより、外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
本開示の第6の態様に係る表示装置(B1)は、第1-第5のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第6の態様に係る表示装置(B1)において、本体(1)は、合成樹脂材料で形成されることが好ましい。可視光域における本体(1)の透過率が筐体(4)の透過率以上であることが好ましい。比視感度がピークとなる波長の光に対する本体(1)の反射率が、前記波長の光に対する筐体(4)の反射率以下であることが好ましい。
第6の態様に係る表示装置(B1)は、本体(1)を形成する合成樹脂材料の選択の幅を拡げることができる。
本開示の第7の態様に係る表示装置(B1)は、第1-第6のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係る表示装置(B1)において、光源ユニット(A1)は、発光部(30)が発する光を導光する導光体(5)と、筐体(4)に設けられて導光体(5)を収容する収容部(43)と、を更に有することが好ましい。
第7の態様に係る表示装置(B1)は、導光体(5)に導光される過程で導光体(5)から漏れる光による外観品質の低下の抑制を図ることができる。
B1 表示装置
A1 光源ユニット
1 本体
4 筐体
5 導光体
20 表示パネル
22 保持体
30 発光部
43 収容部

Claims (7)

  1. 光源ユニットと、
    前記光源ユニットによって照らされる表示パネルと、
    前記表示パネル及び前記光源ユニットを保持する本体と、
    を備え、
    前記光源ユニットは、
    発光部と、
    前記発光部を収容する筐体と、
    を有し、
    前記筐体は、合成樹脂材料で形成され、かつ、可視光域における透過率が1.0%以下である、
    表示装置。
  2. 前記筐体の前記透過率が0.4%以下である、
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記発光部は、白色光を放射する、
    請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記筐体は、少なくとも外観の色調が白色であり、かつ、少なくとも前記発光部と対向する面における、比視感度がピークとなる波長の光に対する反射率が88%より大きい、
    請求項1-3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記表示パネルの少なくとも一部を保持する保持体を更に備え、
    前記保持体は、前記筐体と共通の合成樹脂材料で形成されている、
    請求項1-4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記本体は、合成樹脂材料で形成され、
    可視光域における前記本体の透過率が前記筐体の前記透過率以上であり、かつ、比視感度がピークとなる波長の光に対する前記本体の反射率が、前記波長の光に対する前記筐体の反射率以下である、
    請求項1-5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記光源ユニットは、
    前記発光部が発する光を導光する導光体と、
    前記筐体に設けられて前記導光体を収容する収容部と、
    を更に有する、
    請求項1-6のいずれか1項に記載の表示装置。
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