JP2023045032A - 打掛錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャイルドロック機能付きの打掛錠について、簡易な構造で、室外側からの強制解錠時にチャイルドロックが解錠の妨げとなるのを防止することである。【解決手段】室内側のレバー10と室外側の表示体とを連動させるための回転軸70と、チャイルドロックのために回転軸70と係合可能なスライダ80との間に、レバー10のドア施錠位置かつスライダ80のロック位置において、非常解錠時に回転軸を室外側から押し込んだときに回転軸70とスライダ80との係合が解除され、回転軸70の回転が許容されるクラッチが形成されている構成とする。室外側からの強制解錠の際に、回転軸70とスライダ80との物理的接触が解除され、解錠がスムーズにおこなわれる。【選択図】図4

Description

本発明は、室内外を仕切る壁パネルまたは壁パネルの出入口を開閉するドアに取り付けられ、レバーの揺動操作によりドアを施錠解錠する打掛錠に関する。特にチャイルドロック付きの打掛錠に関し、室外側からの非常解錠の際に、チャイルドロックが妨げとならないものである。
トイレの個室等の室内外を仕切る壁パネルの出入口には、ドアが取り付けられて開閉可能になっている。
このようなドアを室内側からレバーの揺動操作で施錠解錠する錠として、打掛錠が知られている。
この打掛錠は、壁パネルとドアのいずれにも取り付け可能であるが、以下ではドアに取り付けた例について説明する。
ドアの室内側面上には、前記レバーがその内端を中心にドアの室内側面に沿って回転可能なように支持されている。
このレバーを揺動させ、床とほぼ平行になるまで倒伏させて、その外端を壁パネルの室内側面に設けられた受け具に係合させる。
すると、レバーがドアの室内側面と壁パネルの室内側面との間に架け渡された状態となってドアが施錠され、壁パネルの出入口が閉止される。
逆に、レバーを床に対してほぼ垂直になるまで起立させると、その外端が前記壁パネルの室内側面上からドアの室内側面上へと退避するため、ドアが解錠され、壁パネルの出入口が開閉可能となる。
一方、ドアの室外側面上には、一般的に円板形の表示体が、ドアの室外側面に沿って回転可能なように支持されている。
表示体の表面には、ドアが施錠されたことを示す施錠標識(たとえば扇型の赤色着色部)とドアが解錠されたことを示す解錠標識(たとえば扇型の青色着色部)とが回転方向に並列して付されている。
この表示体にはカバーが被せられ、カバーの上半部には扇型の表示窓が開口し、この表示窓を通じて表示体の施錠標識や解錠標識が視認できるようになっている。
さらにレバーと表示体との間には、ドアを貫通する回転軸が配置され、この回転軸の室内側端部はレバーの揺動中心に、室外側端部は表示体の円の中心に、それぞれ固定されている。
したがって、室内側からレバーを揺動操作すると、回転軸を介して表示体はレバーと一体に回転し、これにより表示窓に施錠標識および解錠標識が切り替え表示され、室外側からドアの施錠解錠状態が判別できるようになっている。
ところで、室内で人が倒れるなど、緊急事態が発生した場合に、室外側から打掛錠を強制的に解錠する必要がある。
このため、表示体の円の中心には非常解錠部が設けられており、ここに非常解錠用のキーを係合させて回転軸を回転させることで、レバーが床面に対して起立し、解錠がなされるようになっている。
他方、このような打掛錠が備え付けられたトイレの個室に、子供連れで入室し、室内側からドアを施錠した場合でも、大人が目を離したすきに子供が勝手にレバーを揺動操作し、ドアが解錠されてしまうことがある。すると、室外の人間が表示窓に解錠標識が表示されていることを見て、個室が空いていると誤解し、入室してくることがあり、気まずい思いをしたり、もめごとの原因になったりすることになる。
そのような、子供が室内側から勝手にドアを解錠してしまう事態を防止するため、特許文献1および2のように、打掛錠にチャイルドロック機能を付属させ、そのロック時にはレバーを揺動操作できないようにする試みもなされている。
特開2019-190139号公報 特開2020-147945号公報
しかしながら、打掛錠にチャイルドロック機能を付属させた場合に、緊急事態時に室外側から打掛錠を強制的に解錠するとなると、そのチャイルドロック機能が妨げとなって強制解錠がスムーズにおこなわれないことがある。
たとえば、特許文献1の打掛錠の場合、チャイルドロック機能としては、レバーの揺動軌跡上に進退可能な規制体を設け、規制体がその進出時にレバーに当接することで、回転軸に対し回転抵抗を与え、レバーの揺動操作を妨げる機構となっている。
このため、そのロック時に室外側から強制解錠しようとすると規制体による回転抵抗が大きく、レバーをスムーズに回すことが困難である。また、回転抵抗に耐え切れず、非常解錠キーや非常解錠部が曲がったり破損してしまう恐れもある。
また、特許文献1の打掛錠の場合、施錠状態のレバー先端に対向する位置に規制体を配置する構成であることから、錠の設置スペースが大きくなってしまうため、既設の打掛錠の交換設置や、壁パネルの横幅が狭い場所への設置や、枠側にストライクを埋め込む構成の引戸などに適用することは困難である。
一方、特許文献2の打掛錠の場合、チャイルドロック機能としては、レバー内端の外周に係止受け部を、室内座にこのレバーに対して進退可能なストップ体をそれぞれ設け、プッシャを押すとストップ体が前進してその先端が係止受け部と係合することでチャイルドロックされ、解除ピースを押すとストップ体が後退してその先端が係止受け部から外れチャイルドロックが解除される機構となっている。
このため、そのロック時に室外側から強制解錠しようとするとストップ体と係止受け部との係合力に打ち勝ち、ストップ体が係止受け部から抜け出るような大きな力で回転させる必要があり、レバーをスムーズに回すことが難しい。また、回転抵抗に耐え切れず、非常解錠キーや非常解錠部が曲がったり破損してしまう恐れもある。
加えて、ストップ体と係止受け部とが物理的に接触していることから、繰り返し過剰な負荷をかけて強制解錠していると、ストップ体の先端が摩耗してしまい、係止受け部との係合代がなくなって、チャイルドロックが機能しなくなってしまう。
さらに、特許文献2の打掛錠の場合、チャイルドロック時にはプッシャを押し、ロック解除時にはプッシャとは別部品の解除ピースを押すというように、操作が複雑であり、部品点数が多くコスト高となるうえ故障しやすい問題もある。
そこで本発明の解決すべき課題は、チャイルドロック機能付きの打掛錠について、簡易な構造で、室外側からの強制解錠時にチャイルドロックが解錠の妨げとなるのを防止することである。
上記した課題を解決するため、発明にかかる打掛錠は、室内外を仕切る壁パネルまたは前記壁パネルの出入口を開閉するドアに取り付けられ、室内側からの操作により前記ドアを施錠解錠する打掛錠であって、前記ドアまたは前記壁パネルのいずれか一方の室内側面に沿って回転可能に支持されるレバーと、前記ドアまたは前記壁パネルのいずれか前記レバーが支持された側を貫通し、前記レバーの揺動操作に連動して正逆回転する回転軸と、前記ドアまたは前記壁パネルのいずれか前記レバーが支持された側の室内側面と略平行に支持され、前記回転軸に係合してその回転を阻止するロック位置と、前記回転軸の回転を許容するロック解除位置との間でスライド操作可能なチャイルドロック用のスライダと、を備え、前記回転軸は、非常時には、室外側から非常解錠用のキーを用いて回転させることで、前記レバーをドア施錠位置からドア解錠位置へと揺動操作可能となっており、前記回転軸の少なくとも一部は、前記レバーから離反する原位置と前記レバーに接近する押し込み位置との間で軸方向にシフト可能になっており、かつ、原位置に向けて付勢されており、前記回転軸と前記スライダの間には、前記レバーのドア施錠位置かつ前記スライダのロック位置において、前記回転軸が前記押し込み位置にあるときに前記回転軸と前記スライダとの係合が解除され、回転軸の回転が許容されるクラッチが形成されている構成としたのである。
発明にかかる打掛錠を以上のように構成し、そのレバーおよび回転軸とチャイルドロック用のスライダとの間にクラッチを形成したので、チャイルドロックがかかっている状態でも、室外側から非常解錠用のキーを用いて回転軸を押し込んで操作する等して回転軸が押し込み位置にある際には、レバーおよび回転軸とスライダとの連結が遮断され、回転軸を回転させて非常解錠することが可能となる。
非常解錠時に、クラッチの作用でレバーおよび回転軸とスライダとの連結が遮断されるため、スライダからの抵抗力等を受けることなく、室外側からレバーをスムーズに揺動操作することが実現できる。
室外側からの強制解錠の際に、レバーおよび回転軸とスライダとが物理的に接触していないため、スライダに負荷がかからず、スライダが摩耗等して、チャイルドロックがかからなくなったり故障したりすることが防止される。
また、強制解錠の操作としては、室外側から回転軸を押し込んで回すだけであるため、操作が容易であり、クラッチを設けるだけの簡易な構造であるため部品点数やコストが大きく増加することもなく、また故障の原因となることもない。
さらに、レバーとスライダを近接しているため、設置スペースも一般的な打掛錠とほとんど変わらないため、既設の打掛錠との交換設置や、壁パネルの横幅が狭い場所への設置や、枠側にストライクを埋め込む構成の引戸などに適用することが容易である。
発明にかかる打掛錠において、前記回転軸は、その外周に径方向に突出した係合部を有し、前記スライダは、前記回転軸の係合部と係合可能な被係合部を有し、前記クラッチは、前記レバーの施錠位置かつ前記スライダのロック位置において、前記回転軸が前記原位置にあるときは、前記係合部が前記被係合部と係合し、前記回転軸が前記押しこみ位置にあるときは、前記係合部が前記被係合部に対して軸方向にシフトして係合が解除されその回転が許容されるようになっている構成を採用することが好ましい。
このように構成すると、非常に簡易な構造かつ比較的低コストでクラッチ機能を実現することができる。
発明にかかる打掛錠において、前記スライダは、前記レバーが解錠位置付近かつ前記スライダがロック位置にあるときに前記係合部に当接可能な第1の当接部を有し、前記回動軸の施錠方向への回転に従って前記係合部が前記第1の当接部を押すことで、前記スライダがロック位置からロック解除位置へと押し戻されるようになっている構成を採用することができる。
このように構成すると、室外側からの非常解錠操作を行った後に、レバーは解錠位置にあるのにスライダのみがロック位置にあるという異常な状態になっている場合や、レバーが解錠位置にあるにもかかわらず、いたずらなどでスライダがロック位置にスライド操作されている場合であっても、次回のトイレの利用時に室内からレバーを施錠位置へと揺動操作すると、これに連動してスライダがロック解除位置へと自動的に復帰する(チャイルドロックをかけたい場合には、あらためてロック位置へとスライダをスライド操作する)。このため、その後の室内利用に支障が生じることが防止される。
発明にかかる打掛錠において、前記回転軸は、前記係合部と周方向に位相がずれた位置から径方向に突出する蹴り出し部を有し、前記スライダは、前記回転軸が前記押し込み位置にある時に前記蹴り出し部が当接可能な第2の当接部を有し、前記回転軸が前記押し込み位置にあるときに、前記回転軸の解錠方向への回転に従って前記蹴り出し部が前記第2の当接部を押すことで、前記スライダがロック位置からロック解除位置へと蹴り出されるようになっている構成を採用することができる。
このように構成すると、室外側からの非常解錠操作をおこなうと、蹴り出し部の作用でスライダもロック解除位置へと自動的に復帰することになるため、非常解錠後に、レバーは解錠位置にあるのにスライダのみがロック位置にあるという異常な状態になることはなくなる。したがって、次回以降の通常の室内利用に支障が生じることが防止される。
発明にかかる打掛錠において、前記係合部の径方向外縁または前記被係合部の径方向外縁の少なくとも一方には、前記回転軸の円周方向に傾斜するテーパ面が形成されており、前記レバーの操作により前記回転軸に所定のトルクが加わると、前記回転軸が付勢に抗して前記係合部が前記被係合部から外れるように軸方向にずれ動いて、係合が解除されるようになっている構成を採用することができる。
このように構成すると、チャイルドロックをかけたことを忘れて、室内側からレバーを解錠方向に力任せに揺動操作しようとした場合に、テーパ面の作用でチャイルドロックが自動的に解除されることになる。このため、レバーの揺動操作が可能となって、レバーやスライダ等が破損することが防止される。
発明にかかるチャイルドロック機能付きの打掛錠を以上のように構成したので、簡易な構造で、室外側からの強制解錠時にチャイルドロックが解錠の妨げとなるのを防止することが可能となった。
実施形態の打掛錠の(a)は側面図、(b)は正面図 実施形態の打掛錠の(a)は断面図、(b)は分解斜視図 実施形態の打掛錠における(a)はチャイルドロック時の、(b)は非ロック時の模式図 実施形態の打掛錠における非常解錠の操作を示す模式図 実施形態の打掛錠におけるスライダを正常な位置へと復帰させる操作を示す模式図 実施形態の打掛錠の変形例1における非常解錠の操作を示す模式図 実施形態の打掛錠の変形例2におけるチャイルドロックされたままでのレバーの解錠操作を示す模式図 実施形態の打掛錠の変形例3の斜視図
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1および図2に示す、実施形態の打掛錠1は、トイレなどの個室の室内外を仕切る壁パネルPに取り付けられるか、あるいは壁パネルPの出入口を開閉するドアDに取り付けられるかされ、室内側に配置されたレバー10を揺動操作することで、ドアDを施錠および解錠できるようになっている。なお、本発明において、ドアとは開き戸、折戸、引戸など、室内外を仕切って開閉される構造物全般を指すものとする。
また、このレバー10の揺動に連動して、室外側に配置された表示体20が回転し、表示体を覆うカバー30に開口する表示窓31を通じて、表示体20の周方向に並列する施錠標識および解錠標識のいずれか一方が室外側に表示されることで、室外側からドアDの施錠状態および解錠状態を判別できるようになっている。
以下、打掛錠1をドアDに取り付けた例について説明するが、壁パネルPに取り付けた場合においても、当然に同様の作用を発揮する。
図1および図2のように、ドアDの室内側面には、スペーサ40を介して、室内座50が固定されており、この室内座50に、レバー10が室内側面に沿って揺動可能に支持されている。
また、ドアDの室外側面には、室外座60が固定されており、この室外座60に表示体20が回転可能に支持されている。
この室外座60の正面には、表示体20を覆う前記カバー30が取り付けられ、その上半部に開口する前記表示窓31には、表示体20の一部が臨んでいる。
これら室内座50および室外座60のドアDへの固定は、室内座50に形成されたねじ筒51に、室外座60を貫通するボルト61をねじ合わせ、これにより座50、60同士をスペーサ40およびドアDを挟んで連結することによる。
ここで、図1および図2のように、スペーサ40は円筒形をしており、その中心には、開口41が形成されている。開口41の両脇には孔が設けられ、この孔には室内座50のねじ筒51が差し込まれている。
一方、図1および図2のように、レバー10は、室内座50へ取り付ける側の端部である内端に回転座11が固定されている。
この回転座11の内面からは取り付け軸12が突出しており、取り付け軸12の端面には、角穴13が形成されている。
また、レバー10の外端、すなわち回転座11が固定された端部と逆側の端部において、ドアDや壁パネルPとの対向面には、スラセ14が固定されている。
図2に示すように、この回転座11の取り付け軸12が、室内座50の軸受孔52に差し込まれ、軸受けされることで、レバー10は室内座50を中心に、ドアDの室内側面に沿って回転可能に支持されている。
一方、図1のように、壁パネルPの室内側面で、室内座50よりやや低い位置には、受け具2が固定されている。
レバー10を揺動させ、床とほぼ平行となる施錠位置に倒伏させ、その外端部を受け具2に係合させる(すなわち外端を壁パネルPの室内側面上に臨ませる)と、レバー10がドアDから壁パネルPへと架け渡されることでドアDが施錠される。
一方、レバー10を揺動させ、床に対してほぼ垂直になる解錠位置に起立させると、外端が壁パネルPの室内側面から退避するため、ドアDが解錠され、出入口を開閉可能となる。
ここで施錠位置と解錠位置の間のレバー10の揺動角度は、約90度である。レバー10は、図示しない公知のクリックストップ機構により、施錠位置および解錠位置において軽く固定されるようになっている。
また、図1および図2に示すように、取り付け軸12の角穴13には、ドアDを貫通する回転軸70の角軸をなす室内側端部が差し込まれている。
このため、レバー10を揺動させると、レバー10と一体に回転軸70が正逆回転するようになっている。
また、回転軸70の角軸をなす室外側端部は室外座60を貫通し、表示体20の裏面の中心に設けられた角穴に差し込まれている。
このため、レバー10を揺動させると、回転軸70を介して、表示体20が正逆回転するようになっている。
表示体20の中心には、非常解錠用のキーが係合可能な非常解錠部21がはめ込まれている。なお非常解錠用のキーは専用の形状形態を成すものでも良いし、汎用の六角レンチ様のものでも良い。
非常解錠部21は、表示体20と一体に回転するようになっている。
図2のように、室外座60は、その中心に円孔である開口62が形成され、回転軸70の室外側端部はこの開口62を貫通している。また、開口62の両脇には、上述するボルト61が差し込まれるねじ孔63が形成されている。
表示体20の表面には、周方向に並列する施錠標識および解錠標識が形成されている。
このような施錠標識としては、半円形の赤色表示としたり「使用中」の文字表示とすることが例示できる。解錠標識としては、半円形の青色表示としたり「空室」の文字表示としたりすることが例示できる。
図1および図2のように、室外座60には、表示体20の室外端部を覆うカバー30が取り付けられている。カバー30の上半部には表示窓31が開口して、表示体20の一部が臨んでいる。
このため、レバー10の揺動に連動して、カバー30の表示窓31を通じ、レバー10が施錠位置にある時は施錠標識が、レバー10が解錠位置にある時は解錠標識がそれぞれ表示されるようになっている。
図2のように、カバー30の中心からは、非常解錠部21が露出している。急病などで利用者が室内側からドアDの解錠ができない場合には、救助者が非常解錠部21に非常解錠用のキーを係合させ、回転軸70を強制的に回転させることで、室外側からレバー10を揺動させ、ドアDを解錠することが可能となっている。
図2のように、回転軸70は、室内側の原動軸71と室外側の従動軸72とに分割されている。
柱状の原動軸71は、その外周にキー71aを有する。一方、筒状の従動軸72は、その軸方向に延びるキー溝72aを有し、原動軸71の室外側の端部は従動軸72の室内側の端部に差し込まれ、かつ、原動軸のキー71aは、従動軸のキー溝72aに嵌合している。
これにより、従動軸72は、原動軸71から離反する原位置と原動軸71に接近する押し込み位置との間で、軸方向にシフト可能となっている。
また、キー71aとキー溝72aとの嵌合により、従動軸72は原動軸71の周方向には回り止めされている。
図2のように、原動軸71と従動軸72との間には、ばね73が装てんされている。これにより、従動軸72は通常の状態では原位置にあるように付勢され、かつ、このばね73の付勢力に抗して押し込み位置へと押し込むことが可能となっている。
ここで、従動軸72の外周には、図3のように径方向に突出する係合部74が形成されている。
図3のように、スペーサ40には、その外周から内部へと径方向に延びる収容溝42が形成されており、この収容溝42はスペーサ40の軸方向に延びる開口41と交差している。
収容溝42には、チャイルドロック用のスライダ80が収容されている。
プレート状のスライダ80は、後端にタブ81を有し、前端は二股に分かれて一対のアーム82となっている。一対のアーム82の間には、回転軸70の従動軸72が位置している。
また、一対のアーム82の間には、タブ81に向けて凹む被係合部83が形成されており、従動軸72の係合部74は、従動軸72が原位置にあるときかつレバー10が施錠位置にある時に、この被係合部83と対向するように位置合わせがなされている。
なお、室内外の座50、60を固定するための一対のボルト61のうち、一方のボルト61は、被係合部83の内部を貫通している。
レバー10が施錠位置にある時に、図3の(a)から(b)のように(以下、図3から図7は模式図であるため、部品の構造等は簡略化されている)、スライダ80を前進させると、上述した位置関係からスライダ80の被係合部83に従動軸72の係合部74がはまり込み、これにより回転軸70が回転不能となる。したがって、回転軸70の回転に連動するレバー10を揺動操作することができなくなり、チャイルドロックがなされる。
また、図3の(b)から(a)のように、スライダ80を後退させると、従動軸72の係合部74がスライダ80の被係合部83から抜け出て、回転軸70が回転可能となる。したがって、レバー10を揺動操作することが可能となり、チャイルドロックが解除される。
このように、スライダ80のタブ81をつまんで、ドアDの室内側面に沿って、ロック位置とロック解除位置との間でスライド操作可能となっている。
このチャイルドロックにより、室内の子供が、目を離したすきに勝手にレバーを操作して解錠してしまう事態が防止される。
なお、図2(b)のように、一対のアーム82の対向面とは逆側の面には、三角状の山部84が形成されており、スペーサ40におけるこの山部84との対向面には、ボール43が入れこまれ、かつばね44により山部84に向けて押しつけられている。
これにより、山部84の頂を付勢切り替え点として、スライダ80の山部84の頂が、ボール43よりもロック解除位置の側にあるときは、スライダ80はロック解除位置へと付勢され、スライダ80の山部84の頂が、ボール43よりもロック位置の側にあるときは、スライダ80はロック位置へと付勢される付勢手段が構成されている。
したがって、スライダ80は、ロック位置かロック解除位置のいずれかへとばね44の力で案内されるようになっており、中途半端な位置で止まることはない。
ここで、図4(a)のように、レバー10が施錠位置にありスライダ80がロック位置にある時に、室外側から非常解錠部21にキーを係合させてばね73の力に打ち勝つ押し込み力を加えると、従動軸72は押し込み位置へと軸方向にシフトする。このため、図4(b)のように、従動軸72の係合部74とスライダ80の被係合部83との位置関係が軸方向にずれて、係合部74が被係合部83から軸方向に抜け出ることになる。
したがって、スライダ80がロック位置にある時でもなお、ロックが解除され、室外側から回転軸70を回転させて、レバー10を施錠位置から解錠位置へと操作して解錠することが可能となっている。
すなわち、本実施形態では、スライダ80と回転軸70の従動軸72との間に両者を連結、遮断するためのクラッチが形成されており、非常解錠時にはスライダ80によるチャイルドロックが機能しないようになっている。これにより、室外側からレバー10をスムーズに揺動操作することができ、また、スライダに負荷がかからないため、スライダの故障も防止される。
さらに、図4(d)のように、本実施形態では、スライダ80の一対のアーム82の対向面に、従動軸72が原位置にあるときに係合部74が当接可能な第1の当接部90が設けられている。
これにより、非常解錠直後にスライダ80がロック位置に留まっていたとしても、次の利用者等がレバー10を解錠位置から施錠位置に操作すると、従動軸72の施錠方向への回転に従って係合部74がスライダ80の第1の当接部90を押すことで、スライダ80もロック位置からロック解除位置へと押し戻されてチャイルドロックを使用しない状態に復帰することができる。
したがって、次の利用者がチャイルドロックの機能を利用する意図がないにもかかわらず、スライダ80がロック位置に留まっているという、異常な事態を回避することができる。
図4では非常解錠時の動作を説明したが、いたずらや誤操作等によって、トイレ利用後にスライダ80をロック解除位置からロック位置に前進させて退室したときの動作を図5に示す。
レバー10が解錠位置にあるにもかかわらず、図5(b)のように、いたずらなどでスライダがロック位置にスライド操作されている場合、従動軸72の係合部74の位相が周方向にずれ、スライダ80の被係合部83と対向しなくなる。
この場合に、図5(c)のように、レバー10を施錠方向に揺動操作すると、従動軸72の係合部74がスライダ80の第1の当接部90を押すことで、スライダ80がロック位置からロック解除位置へと押し戻され、自動的にロック解除位置へと復帰するようになっている。
従動軸72の係合部74によるスライダ80の押し戻しは、係合部74がスライダ80の第1の当接部90に当接している所定の回転角度内に限られるが、その当接が終わる前に、スライダ80は、前記付勢の切り替え点よりもロック解除位置に近い側に位置するように調整されている。
このため、当接が終了した以降は、ばね44の付勢によりスライダ80はロック解除位置へと自動的に導かれるようになっている。
図6に実施形態の変形例1を示す。図1から図5に示す実施形態と同じ構成については説明を省略する。
この例では、従動軸72は、その外周に、係合部74と周方向に位相が約180度ずれた位置から突出する蹴り出し部75を有する(なお、図2においては、便宜上、変形例1に対応して蹴り出し部75が図示されている)。
またスライダ80は、一対のアーム82の対向面に、従動軸72が押し込み位置にある時に蹴り出し部75が当接可能な第2の当接部91を有している。
非常解錠時において、従動軸72が押し込み位置にあるときに、図6(c)から(d)のように、従動軸72の解錠方向への回転に従って蹴り出し部75がスライダ80の第2の当接部91を押すことで、スライダ80がロック位置からロック解除位置へと蹴り出されるようになっている。
このため、室外側からの解錠時に、レバー10が解錠位置になると同時にスライダ80もロック解除位置に復帰することになる。
また、この例において、図6(e)のように、従動軸72の蹴り出し部75は、従動軸72が原位置にあるときにもスライダ80の第2の当接部91に当接可能なように、蹴り出し部75や第2の当接部91の厚み、位置などを調整することも可能である。図示では、蹴り出し部75の厚みを大きくしている。
この場合、レバー10が解錠位置にあるときに、いたずらなどでスライダ80がロック位置にスライド操作しようとしても、蹴り出し部75と第2の当接部91が干渉するので、スライド操作を完了できない。このとき、スライダ80は、前記付勢の切り替え点よりもロック解除位置に近い側に位置するように調整されていると、スライダ80はロック解除位置まで自動的に戻される。
なお、この変形例1において、係合部74は、スライダ80を押し出す機能を有していない形態としたが、図4のように押し出しの機能を両立する実施形態とすることもできる。
図7に実施形態の変形例2を示す。図1から図5に示す実施形態と同じ構成については説明を省略する。
この例では、従動軸72の係合部74の径方向外縁とスライダ80の被係合部83の径方向外縁のうち、少なくとも一方は、回転軸70の円周方向に傾斜するテーパ面を形成し、このテーパ面で互いに係合するように構成している。この例では係合部74と被係合部83は同方向に傾斜するテーパ面74a、テーパ面83aを有している。
これにより、レバー10の施錠時かつチャイルドロック時に、レバー10の操作で従動軸72に所定のトルクが加わると、テーパ面74a、83aの相互作用で係合部74が被係合部83から抜け出るように従動軸72が原位置から押し込み位置に向かって軸方向にずれ動くようになっている。
このため、チャイルドロックをかけたことを忘れて、室内側からレバー10を解錠方向に力任せに揺動操作しようとした場合にも、チャイルドロックが自動的に解除されてレバー10の揺動操作が可能となり、レバーやスライダ等が破損することがない。また、チャイルドロックがかかった状態で室外側から非常解錠する際に、非常解錠用のキーを押込みすることを忘れて解錠方向に力任せに回しても、解錠することが出来るので、この場合もレバーやスライダ等が破損することがない。
図8に実施形態の変形例3を示す。図1から図5に示す実施形態と同じ構成については説明を省略する。
この例では、スライダ80のタブ81とアーム82との中間部に、そのスライド方向に並列するロック標識86とロック解除標識87とを並列して設けている。
また、スペーサ40に袖部45を設け、この袖部45に表示窓46を形成している。
これにより、チャイルドロック表示部を構成し、スライダ80のスライド操作に連動して、表示窓46にロック標識86とロック解除標識87を切り替え表示できるようになっている。
このようにすると、チャイルドロックをかけたかどうか、室内において視覚的に再確認することが容易となる。
ロック標識86としては、赤色表示としたり「チャイルドロック」の文字表示とすることが例示できる。ロック解除標識87としては、青色表示としたり「チャイルドロック解除」の文字表示としたりすることが例示できる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものでない。
本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、その範囲内およびこれと均等の意味での、すべての修正と変更を含むものとする。
たとえば、実施形態では打掛錠1に、施錠解錠の別を室外側に表示する表示体20等からなる機構を設けているが、本発明はこのような機構を有しない打掛錠にも適用可能である。
1 打掛錠
2 受け具
10 レバー
11 回転座
12 取り付け軸
13 角穴
14 スラセ
20 表示体
21 非常解錠部
30 カバー
31 表示窓
40 スペーサ
41 開口
42 収容溝
43 ボール
44 ばね
45 袖部
46 表示窓
50 室内座
51 ねじ筒
52 軸受孔
60 室外座
61 ボルト
62 開口
63 ねじ孔
70 回転軸
71 原動軸
71a キー
72 従動軸
72a キー溝
73 ばね
74 係合部
74a テーパ面
75 蹴り出し部
80 スライダ
81 タブ
82 アーム
83 被係合部
83a テーパ面
84 山部
86 ロック標識
87 ロック解除標識
90 第1の当接部
91 第2の当接部
D ドア
P 壁パネル

Claims (5)

  1. 室内外を仕切る壁パネルまたは前記壁パネルの出入口を開閉するドアに取り付けられ、室内側からの操作により前記ドアを施錠解錠する打掛錠であって、
    前記ドアまたは前記壁パネルのいずれか一方の室内側面に沿って回転可能に支持されるレバーと、
    前記ドアまたは前記壁パネルのいずれか前記レバーが支持された側を貫通し、前記レバーの揺動操作に連動して正逆回転する回転軸と、
    前記ドアまたは前記壁パネルのいずれか前記レバーが支持された側の室内側面と略平行に支持され、前記回転軸に係合してその回転を阻止するロック位置と、前記回転軸の回転を許容するロック解除位置との間でスライド操作可能なチャイルドロック用のスライダと、を備え、
    前記回転軸は、非常時には、室外側から非常解錠用のキーを用いて回転させることで、前記レバーをドア施錠位置からドア解錠位置へと揺動操作可能となっており、
    前記回転軸の少なくとも一部は、前記レバーから離反する原位置と前記レバーに接近する押し込み位置との間で軸方向にシフト可能になっており、かつ、原位置に向けて付勢されており、
    前記回転軸と前記スライダの間には、前記レバーのドア施錠位置かつ前記スライダのロック位置において、前記回転軸が前記押し込み位置にあるときに前記回転軸と前記スライダとの係合が解除され、回転軸の回転が許容されるクラッチが形成されている打掛錠。
  2. 前記回転軸は、その外周に径方向に突出した係合部を有し、
    前記スライダは、前記回転軸の係合部と係合可能な被係合部を有し、
    前記クラッチは、
    前記レバーの施錠位置かつ前記スライダのロック位置において、
    前記回転軸が前記原位置にあるときは、前記係合部が前記被係合部と係合し、前記回転軸が前記押しこみ位置にあるときは、前記係合部が前記被係合部に対して軸方向にシフトして係合が解除され、その回転が許容されるようになっている請求項1に記載の打掛錠。
  3. 前記スライダは、前記レバーが解錠位置付近かつ前記スライダがロック位置にあるときに前記係合部に当接可能な第1の当接部を有し、
    前記回転軸の施錠方向への回転に従って前記係合部が前記第1の当接部を押すことで、前記スライダがロック位置からロック解除位置へと押し戻されるようになっている請求項2に記載の打掛錠。
  4. 前記回転軸は、前記係合部と周方向に位相がずれた位置から径方向に突出する蹴り出し部を有し、
    前記スライダは、前記回転軸が前記押し込み位置にある時に前記蹴り出し部が当接可能な第2の当接部を有し、
    前記回転軸が前記押し込み位置にあるときに、前記回転軸の解錠方向への回転に従って前記蹴り出し部が前記第2の当接部を押すことで、前記スライダがロック位置からロック解除位置へと蹴り出されるようになっている請求項2に記載の打掛錠。
  5. 前記係合部の径方向外縁または前記被係合部の径方向外縁の少なくとも一方には、前記回転軸の円周方向に傾斜するテーパ面が形成されており、
    前記レバーの操作により前記回転軸に所定のトルクが加わると、前記係合部の径方向外縁と前記被係合部の径方向外縁間のテーパ面による相互作用により、前記回転軸が付勢に抗して前記係合部が前記被係合部から外れるように軸方向にずれ動いて、係合が解除されるようになっている請求項2から4のいずれかに記載の打掛錠。
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