JP2023043540A - 車両用表示装置、車両用表示システム、車両用表示方法及びプログラム - Google Patents

車両用表示装置、車両用表示システム、車両用表示方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両前方に画像を表示する構成において、車両の走行速度に応じて運転者の視線を適切な方向へ誘導することができる車両用表示装置、車両用表示システム、車両用表示方法及びプログラムを得ることを目的とする。【解決手段】車両用表示装置は、プロセッサを有し、プロセッサは、車速情報を取得し、所定の表示領域における車両の前方に、車両近傍を基端として車両前方側へ延びる線状画像RL、LLを表示させると共に、車速が大きくなるほど該線状画像RL、LLの先端側を強調表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用表示装置、車両用表示システム、車両用表示方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、車両の予測走行軌跡をヘッドアップ型表示装置(ヘッドアップディスプレイ)に表示する車載用表示装置が開示されている。また、特許文献1の車載用表示装置では、車両の走行速度及び加速度に応じて予測走行軌跡を異なる色彩で表示する構成が記載されている。
特開平8-178679号公報
特許文献1のように車両の前方に線状の画像を表示することで、乗員の視線を車両前方へ向けることができる。一方、車両を運転する運転者の視線方向は、車速が大きいほど前方へ視線を向け、車速が小さいほど自車両に近い位置へ視線を向けるように、車速に応じて視線方向を移動させるのが安定した走行を行う上で好ましい。
本発明は、車両前方に画像を表示する構成において、車両の走行速度に応じて運転者の視線を適切な方向へ誘導することができる車両用表示装置、車両用表示システム、車両用表示方法及びプログラムを得ることを目的とする。
請求項1に係る車両用表示装置は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、車速情報を取得し、所定の表示領域における車両の前方に、車両近傍を基端として車両前方側へ延びる線状画像を表示させると共に、車速が大きくなるほど該線状画像の先端側を強調表示する。
請求項1に係る車両用表示装置では、車両の前方に車両近傍から車両前方側へ向かって延びる線状画像が表示される。また、線状画像は、車速が大きくなるほど先端側が強調して表示される。このため、線状画像は、車速が小さい場合には、車両側が強調して表示される。これにより、車両前方に線状画像を表示した場合であっても、車速が大きくなるほど線状画像を見ている運転者の視線を強調表示された先端側へ誘導させることができる。なお、ここでいう「車両前方側へ向かって延びる」とは、車両近傍から車両前方へ直線状に延在された構成に限定されず、湾曲しながら車両前方側へ向かって延在される構成を広く含む概念である。
請求項2に係る車両用表示装置は、請求項1において、前記プロセッサは、車両前方を撮像した画像情報を取得し、車両前方の画像に前記線状画像を重畳して表示する。
請求項2に係る車両用表示装置では、車両前方の画像に線状画像が重畳表示されることで、画像を見ている運転者の視線方向を速度の応じて適切な位置へ向けさせることができる。
請求項3に係る車両用表示装置は、請求項1において、前記プロセッサは、ウインドシールドガラスに前記線状画像を投影することで、乗員から見た車両の前景に前記線状画像を重畳表示する。
請求項3に係る車両用表示装置では、乗員が前景に重畳表示された線状画像を見ることで、乗員の視線方向を速度の応じて適切な位置へ向けさせることができる。
請求項4に係る車両用表示装置は、請求項1~3の何れか1項において、前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の長さが長くなるように表示する。
請求項4に係る車両用表示装置では、車両の速度が大きくなるほど、線状画像の長さが長くなり、かつ、線状画像の先端側が強調表示される。このため、より運転者の視線方向を誘導しやすくなる。
請求項5に係る車両用表示装置は、請求項4に記載において、前記プロセッサは、車両の幅方向両端と対応する位置に一対の前記線状画像を表示すると共に、車両の舵角に応じた軌跡に沿って前記線状画像を湾曲させる。
請求項5に係る車両用表示装置では、車両の幅方向両端と対応する位置に一対の線状画像が表示されるため、運転者は、線状画像の幅を見るだけで車両の幅を間接的に確認することができる。また、車両の舵角に応じて線状画像が湾曲されるため、線状画像を車両の予測軌跡線として利用することができる。
請求項6に係る車両用表示装置は、請求項1~5の何れか1項において、前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の先端側が濃くなるように強調表示する。
請求項6に係る車両用表示装置では、車両の速度が大きくなると、濃い部分が先端側へ移動する。ここで、一般的に薄い色よりも濃い色に視線が誘導されるため、視覚効果によって運転者の視線を適切な方向へ誘導させることができる。
請求項7に係る車両用表示装置は、請求項1~5の何れか1項において、前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の先端側を基端側よりも強調色で表示する。
請求項7に係る車両用表示装置では、車両の速度が大きくなると、線状画像において強調色の部分が先端側へ移動する。ここで、一般的に強調色に視線が誘導されるため、視覚効果によって運転者の視線を適切な方向へ誘導させることができる。なお、ここでいう「強調色」とは、彩度が高い色に限定されず、他の部分の色味に対して対照的な色を指す。
請求項8に係る車両用表示装置は、請求項1~5の何れか1項において、前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の先端側が太くなるように強調表示する。
請求項8に係る車両用表示装置では、車両の速度が大きくなると、線状画像において太い部分が先端側へ移動する。ここで、一般的に細い部分よりも太い部分に視線が誘導されるため、視覚効果によって運転者の視線を適切な方向へ誘導させることができる。
請求項9に係る車両用表示装置は、請求項1~8の何れか1項において、前記プロセッサは、前記線状画像を透明又は殆ど視認できない程度に薄い色で表示する。
請求項9に係る車両用表示装置では、運転者から見て強調色部が車両から離れていくように表示することができる。
請求項10に係る車両用表示システムは、請求項1~9の何れか1項に記載の車両用表示装置と、車室内又は車室外に設けられて、車両前方の画像及び前記線状画像が表示されるディスプレイと、を有する。
請求項10に係る車両用表示システムでは、ディスプレイに線状画像が表示される。このため、例えば、車両の外部から車両を遠隔操作する際に、運転者がディスプレイに表示された線状画像を見ることで、車両に乗車していなくても車速に応じた適切な位置へ視線を向けることができる。
請求項11に係る車両用表示方法は、車速情報を取得し、所定の表示領域における車両の前方に、車両近傍を基端として車両前方側へ延びる線状画像を表示させると共に、車速が大きくなるほど該線状画像の先端側を強調表示する。
請求項12に係るプログラムは、車速情報を取得し、所定の表示領域における車両の前方に、車両近傍を基端として車両前方側へ延びる線状画像を表示させると共に、車速が大きくなるほど該線状画像の先端側を強調表示する、処理をコンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明に係る車両用表示装置、車両用表示システム、車両用表示方法及びプログラムによれば、車両前方に画像を表示する構成において、車両の走行速度に応じて運転者の視線を適切な方向へ誘導することができる。
第1実施形態に係る車両用表示システムを含む遠隔操作システムの概略構成を示す図である。 車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両用表示システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置の機能構成を示すブロック図である。 ディスプレイの表示例を示す図であり、走行速度が小さい状態が示されている。 ディスプレイの表示例を示す図であり、走行速度が大きい状態が示されている。 表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1変形例におけるディスプレイの表示例を示す図であり、走行速度が小さい状態が示されている。 第1変形例におけるディスプレイの表示例を示す図であり、走行速度が大きい状態が示されている。 第2変形例におけるディスプレイの表示例を示す図であり、走行速度が小さい状態が示されている。 第2変形例におけるディスプレイの表示例を示す図であり、走行速度が大きい状態が示されている。 第2実施形態に係る車両用表示システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る車両用表示システム10について、図面を参照して説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の便宜上、誇張されており、実際の寸法比率とは異なる場合がある。
図1に示されるように、遠隔操作システムSは、車両12及び車両用表示システム10を含んで構成されている。また、車両12と車両用表示システム10とは、所定のネットワーク18によって接続されている。
本実施形態の車両12は、走行制御部20を備えている。また、車両12は、手動運転モードと遠隔操作モード(リモート運転モード)との間で切替可能に構成されており、手動運転モードでは、車両12の乗員(運転者)が操作することで車両12を走行させる。一方、遠隔操作モードでは、車両用表示システム10から入力された遠隔操作信号に基づいて走行制御部20が車両12を走行させる。すなわち、本実施形態の車両用表示システム10は、遠隔操作装置を包含している。
車両用表示システム10は、車両12の外部(車室外)に設けられており、画像を表示するディスプレイ64(図3参照)を備えており、このディスプレイ64に車両12の前景を含む所定の画像が表示される。また、車両用表示システム10は、ディスプレイ64へ表示処理を行うための車両用表示装置22を備えている。車両用表示装置22は、遠隔操作機能も備えており、オペレータによって入力された遠隔操作信号をネットワーク18を通じて車両12へ送信するように構成されている。ここで、遠隔操作を行うオペレータ(運転者)は、ディスプレイ64に表示された画像を見ながら遠隔操作によって車両12を運転する。
(車両12のハードウェア構成)
図2は、車両12のハードウェア構成を示すブロック図である。この図2に示されるように、車両12の走行制御部20は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)24、ROM(Read Only Memory)26、RAM(Random Access Memory)28、ストレージ30、通信インターフェース(通信I/F)32及び入出力インターフェース(入出力I/F)34を含んで構成されている。各構成は、内部バス35を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU24は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU24は、ROM26又はストレージ30からプログラムを読み出し、RAM28を作業領域としてプログラムを実行する。また、CPU24は、ROM26又はストレージ30に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM26は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM28は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ30は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する非一時的記録媒体である。
通信I/F32は、車両12が車両用表示装置22、外部サーバ及び他の機器などと通信するためのインターフェースであり、たとえば、CAN(Controller Area Network)、イーサネット(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi-Fi(登録商標)などの規格が用いられる。
入出力インターフェース34には、GPS(Global Positioning System)装置36、前方カメラ38、ミリ波レーダ40、レーザレーダ42、車両駆動装置44が接続されている。GPS装置36は、複数のGPS衛星からGPS信号を受信して自車両の位置を測位する。GPS装置36は、受信可能なGPS信号の数が多くなるに従って測位の精度が向上する。
前方カメラ38は、車両12の前部に配設されており、車両前方を撮像する。本実施形態の前方カメラ38は一例として、図5に示されるように、車両12の前端部を含む前景を撮像するように構成されている。
ミリ波レーダ40は、発せられた電波の反射波を測定して車両12の周囲の障害物を検知する。レーザレーダ42は、レーザ光を走査して、その反射光を測定して車両12の周囲の障害物を検知する。
車両駆動装置44は、乗員又はオペレータによって入力された信号に基づいて車両12を駆動させる。すなわち、車両駆動装置44は、ステアリングアクチュエータ、アクセルアクチュエータ及びブレーキアクチュエータを含んでいる。
(車両用表示システム10のハードウェア構成)
図3は、車両用表示システム10のハードウェア構成を示すブロック図である。この図3に示されるように、車両用表示システム10は車両用表示装置22を備えている。車両用表示装置22は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)52、ROM(Read Only Memory)54、RAM(Random Access Memory)56、ストレージ58、通信インターフェース(通信I/F)60及び入出力インターフェース(入出力I/F)62を含んで構成されている。各構成は、内部バス63を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU52は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU52は、ROM54又はストレージ58からプログラムを読み出し、RAM56を作業領域としてプログラムを実行する。CPU52は、ROM54又はストレージ58に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM54は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM56は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ58は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
通信インターフェース60は、遠隔操作装置14が車両12、サーバ16及び他の機器と通信するためのインターフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
入出力インターフェース62には、ディスプレイ64、スピーカ66、入力装置68及びカメラ69が電気的に接続されている。ディスプレイ64は、オペレータに対して車両12の周辺の映像及び車両12の計器類の情報を表示させる。なお、ディスプレイ64は、複数備えていてもよい。
スピーカ66は、オペレータに対して音声を出力するための装置であり、例えば、車両12の乗員と通話するために用いられる。入力装置68は、オペレータが遠隔操作装置14に対して遠隔操作信号を入力するための装置である。この入力装置68として、例えば、車両12のコクピットを模した入力装置を適用することができる。この場合、オペレータは、実車両を運転している感覚で遠隔操作することができる。
また、他の入力装置として、オペレータが把持可能で複数のボタンが設けられたコントローラを適用してもよい。このようなコントローラとしては、コンピュータゲームに用いられるコントローラを模した形状としてもよい。この場合、足が不自由なオペレータであっても車両12を遠隔操作することができる。
カメラ69は、オペレータに向けて配設されており、オペレータを撮像する。具体的には、オペレータの顔を撮像するように構成されている。
(車両用表示装置22の機能構成)
車両用表示装置22は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。車両用表示装置22が実現する機能構成について図4を参照して説明する。
図4に示されるように、車両用表示装置22は、機能構成として、車速情報取得部70、舵角情報取得部72、前方画像取得部74、前方画像表示部76、線状画像表示部77、強調表示部78及び遠隔操作制御部80を含んで構成されている。なお、各機能構成は、CPU52がROM54又はストレージ58に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
車速情報取得部70は、車両12の車速情報を取得する。具体的には、車速情報取得部70は、車両12に搭載された図示しない車速センサによって検出された車速に関する情報を取得する。
舵角情報取得部72は、車両12の舵角情報を取得する。具体的には、舵角情報取得部72は、車両12に搭載された図示しない舵角センサによって検出された操舵角に関する情報を取得する。
前方画像取得部74は、車両12の前方を撮像した画像情報を取得する。具体的には、前方画像取得部74は、車両12に搭載された前方カメラ38によって撮像された車両12の前方の画像情報を取得する。
前方画像表示部76は、車両12の前方を撮像した画像をディスプレイ64に表示する。具体的には、前方画像表示部76は、前方画像取得部74によって取得された車両12の前方の画像をディスプレイ64に表示させる。
線状画像表示部77は、所定の表示領域における車両12の前方に、車両近傍を基端として車両前方側へ延びる線状画像を表示させる。本実施形態では、線状画像表示部77は、ディスプレイ64に表示された車両前方の画像における車両12の前方に、線状画像を重畳して表示させる。また、強調表示部78は、車速が大きくなるほど該線状画像の先端側を強調表示する。線状画像表示部77及び強調表示部78の機能について、図5、6に示された表示例を参照して説明する。
図5には、ディスプレイ64に表示された車両12の前方の画像の表示例が示されている。この図5に示されるように、ディスプレイ64の下部には、車両12の前端部が表示されている。また、車両12の前端部から前方へ線状画像RL及び線状画像LLが表示されている。
線状画像RLは、車両12の右前輪の位置と対応しており、車両12の右端を視覚的に表示している。また、線状画像LLは、車両12の左前輪の位置と対応しており、車両12の右端を視覚的に表示している。
また、本実施形態の線状画像表示部77は、右側の線状画像RLと左側の線状画像LLとの間に線状画像CLを表示するように構成されている。線状画像CLは、車両12の幅方向中央に対応している。
ここで、右側の線状画像RLにおける基端側(車両12の近傍)には、強調表示部78によって強調表示された濃密部REが表示されている。また、左側の線状画像LLにおける基端側(車両12の近傍)には、強調表示部78によって強調表示された濃密部LEが表示されている。
濃密部REは、線状画像RLにおける他の部分よりも濃く表示されており、濃密部LEは、線状画像LLにおける他の部分よりも濃く表示されている。
図6には、ディスプレイ64に表示された車両12の前方の画像の表示例が示されており、図5よりも車両12の走行速度が大きい状態が示されている。この図6に示されるように、車両12の走行速度が大きくなった状態では、強調表示部78は、濃密部REを線状画像RLの先端側へ移動させ、濃密部LEを線状画像LLの先端側へ移動させる。具体的には、強調表示部78は、予め車両12の速度に応じて設定された濃密部REの表示座標に基づいて線状画像RLの上に濃密部REを表示する。同様に、強調表示部78は、予め車両12の速度に応じて設定された濃密部LEの表示座標に基づいて線状画像LLの上に濃密部LEを表示する。このように、本実施形態では、強調表示部78によって車両12の走行速度が大きくなるほど線状画像RL、LLの先端側が濃くなるように強調表示される。
なお、強調表示部78は、濃密部RE、LEを段階的に移動してもよいし、車速の変化に応じて連続的に移動させてもよい。例えば、濃密部RE、LEを段階的に移動させる場合、線状画像RL、LLの先端から基端までを複数の領域に区画し、それぞれの領域に対して対応する車速の範囲を設定してもよい。
図4に示されるように、遠隔操作制御部80は、車両12の遠隔操作を制御するための機能である。具体的には、遠隔操作制御部80は、ミリ波レーダ40及びレーザレーダ42などのセンサ類から取得された情報に基づいて車両12の周辺情報を検知する機能を備えている。
また、所定の条件を満たすことで車両外部の車両用表示装置22による遠隔操作が許可された場合には、遠隔操作制御部80は、受信した遠隔操作信号に基づいて車両12を走行させる。すなわち、車両用表示装置22は、遠隔操作信号に基づいて車両駆動装置44を制御することで車両12を走行させる。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
(表示処理)
車両用表示装置22による表示処理の一例について、図7に示されるフローチャートを用いて説明する。この表示処理は、CPU52がROM54又はストレージ58から表示プログラムを読み出して、RAM56に展開して実行することによって実行される。
CPU52は、ステップS102で車両12の前方の画像情報を取得する。具体的には、CPU52は、前方画像取得部74の機能によって、前方カメラ38が撮像した車両12の前方の画像情報を取得する。
CPU52は、ステップS104で車両前方の画像、及び線状画像をディスプレイ64に表示する。具体的には、CPU52は、前方画像表示部76の機能によって前方カメラ38が撮像した画像をディスプレイ64に表示する。また、CPU52は、線状画像表示部77の機能によって線状画像RL、LLをディスプレイ64に表示する。
CPU52は、ステップS106で車速情報を取得する。具体的には、CPU52は、車速情報取得部70の機能によって車速センサが検出した車速情報を取得する。
CPU52は、ステップS108で濃密部をディスプレイ64に表示する。具体的には、CPU52は、強調表示部78の機能によって濃密部REを線状画像RLにおける車速に対応する位置に重ねて表示する。また、CPU52は、濃密部LEを線状画像LLにおける車速に対応する位置に重ねて表示する。
CPU52は、ステップS110で車速が所定値以上変化したか否かについて判定する。具体的には、CPU52は、車速情報取得部70によって所定の周期ごとに車両12の車速情報を取得し、車速が所定値以上変化した場合には、ステップS110が肯定されてステップS112の処理へ移行する。一方、CPU52は、ステップS110で車速が所定値以上変化しなかった場合には、ステップS108の処理へ戻り、同じ位置に濃密部RE、LEを表示する。すなわち、車速が所定値以上変化しなかった場合には、濃密部RE、LEの位置が移動しない。
CPU52は、ステップS112で濃密部RE、LEの位置を移動させる。具体的には、CPU52は、強調表示部78の機能によって、車速が大きくなるほど濃密部RE、LEを線状画像RL、LLの先端側へ移動させる。そして、CPU52は、表示処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る車両用表示装置22では、図5及び図6に示されるように、車両12の前方に車両近傍から車両前方側へ向かって延びる線状画像RL、LLが表示される。また、線状画像RL、LLは、車速が小さい場合には、車両側が強調して表示され、車両12の車速が大きくなるほど線状画像RL、LLの先端側が強調して表示される。これにより、車両前方に線状画像RL、LLを表示した場合であっても、車速が大きくなるほど線状画像RL、LLを見ている運転者の視線を強調表示された先端側へ誘導させることができる。
また、本実施形態では、ディスプレイ64に車両前方の画像を表示し、この画像に線状画像RL、LLが重畳表示されることで、画像を見ている運転者の視線方向を速度の応じて適切な位置へ向けさせることができる。すなわち、車両12の外部にいる運転者に対して、車両12の走行速度を直感的に認識させることができる。
特に、本実施形態では、車両12の速度が大きくなると、濃密部RE、LEが線状画像RL、LLの先端側へ移動する。ここで、一般的に薄い色よりも濃い色に視線が誘導されるため、視覚効果によって運転者の視線を適切な方向へ誘導させることができる。
なお、本実施形態では、強調表示部78によって線状画像RL、LLに濃密部RE、LEを重ねて表示する構成としたが、これに限定されない。例えば、図8、図9に示される第1変形例の構成、及び図10、図11に示される第2変形例の構成を採用してもよい。
(第1変形例)
図8に示されるように、本変形例では、線状画像RL、LLが透明になっている、又は殆ど視認できない程度に薄い色で表示されている。また、強調表示部78は、線状画像RL、LLの基端側を強調色部RE、LEで表示している。強調色部RE、LEは、線状画像RL、LLとは異なる色とされており、本変形例の強調色部RE、LEは、線状画像RL、LLと対照的な対照色とされている。また、線状画像RL、LLを透明で表示している場合、強調表示部78は、強調色部RE、LEを彩度が高い色で表示してもよい。
図9に示されるように、車速が大きくなると、強調表示部78は、線状画像RL、LLの先端側を基端側よりも強調色で表示する。すなわち、強調表示部78によって強調色部RE、LEが線状画像RL、LLの先端側へ移動される。線状画像RL、LLを透明で表示している場合、運転者から見て強調色部RE、LEが車両12から離れていくように表示される。
以上のように、本変形例では、車両12の速度が大きくなると、線状画像RL、LLにおいて強調色部RE、LEが先端側へ移動する。ここで、一般的に強調色に視線が誘導されるため、視覚効果によって運転者の視線を適切な方向へ誘導させることができる。
(第2変形例)
図10に示されるように、本変形例では、線状画像RL、LLが表示されておらず、線状画像表示部77によって線状画像CLのみが表示されている。また、強調表示部78によって強調表示された濃密部CEが線状画像CLにおける基端側(車両12の近傍)に表示されている。
図11に示されるように、車速が大きくなると、強調表示部78は、線状画像CLの先端側に濃密部CEを表示させる。
以上のように、本変形例では、1本の線状画像CLのみを表示するため、他の実施例と比較して線状画像の表示面積を減少させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両用表示システム90について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態の車両用表示システム90は、走行制御部20に代えて車両用表示装置92を備えている。ここで、本実施形態の車両は、遠隔操作モード(リモート運転モード)を備えておらず、車両に搭載されている点で第1実施形態と異なる。
車両用表示装置92は、走行制御部20(図2参照)と同様に、CPU24、ROM26、RAM28、ストレージ30、通信インターフェース32及び入出力インターフェース34を含んで構成されている。また、入出力インターフェース34には、GPS装置36、前方カメラ38、ミリ波レーダ40、レーザレーダ42及びHUD(Head-Up Display)装置94が接続されている。
HUD装置94は、例えば、図示しないインストルメントパネルよりも車両前方側に配置されており、ウインドシールドガラスへ所定の画像を投影できるように構成されている。このため、ウインドシールドガラス越しに見える前景に対して、HUD装置94によって表示された画像が重ねて表示される。
車両用表示装置92の機能構成は、第1実施形態と同様に図4で示される通りであるが、前方画像取得部74、前方画像表示部76及び遠隔操作制御部80の機能は備えていなくてもよい。そして、本実施形態のHUD装置94は、線状画像表示部77及び強調表示部78の機能によってウインドシールドガラスへ線状画像及び濃密部を表示する。このため、本実施形態では、乗員から見た車両の前景に線状画像及び濃密部が重畳して表示される。
以上のように、本実施形態では、車両の走行速度に応じて乗員の視線を適切な方向へ誘導することができる。また、遠隔操作モードを備えた車両に適用する場合と比較して、構造を簡略化することができる。
なお、本実施形態では、HUD装置94を用いてウインドシールドガラスへ画像を投影したが、これに限定されず、車室内の他のディスプレイに表示してもよい。例えば、メータ表示パネル及びセンタディスプレイなどに車両の前景を表示し、この前景に対して線状画像及び濃密部を重畳表示してもよい。
以上、第1実施形態及び第2実施形態に係る車両用表示システム10及び車両用表示装置22について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、線状画像表示部77は、車両12の速度にかかわらず線状画像RL及び線状画像LLを所定の長さで表示したが、これに限定されない。すなわち、車両12の速度に応じて線状画像RL及び線状画像LLの長さを変化させてもよい。一例として、車両12の速度が大きくなるほど線状画像RL及び線状画像LLの長さを長く表示してもよい。また、車両12の速度が小さくなるほど線状画像RL及び線状画像LLの長さを短く表示し、車速がゼロになった状態では線状画像RL及び線状画像LLの表示を消してもよい。
また、上記実施形態では、線状画像表示部77は、車両12の挙動にかかわらず略直線状に表示したが、これに限定されない。例えば、線状画像表示部は、車両12の舵角に応じた軌跡に沿って線状画像を湾曲させるように構成してもよい。この場合、運転者が線状画像を見ることで、車両12の進行方向を容易に予測することができる。
さらに、強調表示部78は、車両の速度が大きくなるほど線状画像の先端側が太くなるように強調表示してもよい。この場合、車両の速度が大きくなると、線状画像において太い部分が先端側へ移動するため、視覚効果によって運転者の視線を適切な方向へ誘導させることができる。
10、90 車両用表示システム
12 車両
22、92 車両用表示装置
64 ディスプレイ
RL、LL、CL 線状画像

Claims (12)

  1. プロセッサを有し、前記プロセッサは、
    車速情報を取得し、
    所定の表示領域における車両の前方に、車両近傍を基端として車両前方側へ延びる線状画像を表示させると共に、車速が大きくなるほど該線状画像の先端側を強調表示する、
    車両用表示装置。
  2. 前記プロセッサは、車両前方を撮像した画像情報を取得し、
    車両前方の画像に前記線状画像を重畳して表示する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記プロセッサは、ウインドシールドガラスに前記線状画像を投影することで、乗員から見た車両の前景に前記線状画像を重畳表示する請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の長さが長くなるように表示する請求項1~3の何れか1項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記プロセッサは、車両の幅方向両端と対応する位置に一対の前記線状画像を表示すると共に、車両の舵角に応じた軌跡に沿って前記線状画像を湾曲させる請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の先端側が濃くなるように強調表示する請求項1~5の何れか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の先端側を基端側よりも強調色で表示する請求項1~5の何れか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記プロセッサは、車両の速度が大きくなるほど前記線状画像の先端側が太くなるように強調表示する請求項1~5の何れか1項に記載の車両用表示装置。
  9. 前記プロセッサは、前記線状画像を透明又は殆ど視認できない程度に薄い色で表示する請求項1~8の何れか1項に記載の車両用表示装置。
  10. 請求項1~9の何れか1項に記載の車両用表示装置と、
    車室内又は車室外に設けられて、車両前方の画像及び前記線状画像が表示されるディスプレイと、
    を有する車両用表示システム。
  11. 車両の速度情報を取得し、
    所定の表示領域において、車両の前方に車両側から進行方向へ向かって延びる直線状のマークを表示させると共に、車両の速度が大きくなるほど該マークの先端側を強調表示する、
    車両用表示方法。
  12. 車両の速度情報を取得し、
    所定の表示領域において、車両の前方に車両側から進行方向へ向かって延びる直線状のマークを表示させると共に、車両の速度が大きくなるほど該マークの先端側を強調表示する、
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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