JP2023042865A - 線材コイルの結束方法及び線材コイルの成形装置 - Google Patents

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太志 前川
Futoshi Maekawa
誠 寿福
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Abstract

【課題】結束時における線材表面のキズを抑えつつ線材コイル内の線材密度を高めることができる新規な線材コイルの結束方法を提供する。【解決手段】線材Sが円筒状に巻回された線材コイルWを結束する方法であって、線材コイルWの外周面に対向して線材コイルWの外径寸法を規定するコイル外径規定部材6を備えた受け台4を用い、円筒の軸が上下方向を向くように起立させた状態の線材コイルWを受け台4にて支持させ、軸方向から加圧しつつ、受け台4を線材コイルWの周方向に揺動して、線材コイルW内の線材S同士を周方向に相対移動させて、線材コイルW内の線材Sの密度を高め、その後結束する。【選択図】 図2

Description

この発明は、線材コイルの結束方法及び線材コイルの結束作業に用いられる線材コイルの成形装置に関する。
炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼などの金属線材は、搬送時の取り扱いを容易なものとするためコイル状に巻回され、結束バンドで結束される。その一例を図5で示している。同図において、Sは金属の線材、Wは線材Sが円筒状に巻回された線材コイルである。この線材コイルWでは線材Sの巻回方向の複数箇所、詳しくは90°間隔の4箇所にて、線材Sの巻回方向と直交する方向に結束バンド50が巻き付けられている。
図5で示す結束された線材コイルであっても、コイル内に線材間の隙間が大きい部位が存在すると、結束後における搬送時の振動で線材が移動して結束が緩み、その後の振動により線材同士が擦れて線材表面にキズが生じてしまう場合がある。このため、線材コイルを結束する際には、後で結束が緩まないように線材コイル内における線材の密度(充填率)をできるだけ高めておく必要がある。
特開2004-269028号公報
線材コイル内における線材の密度を高めるため、従来においては線材コイルの軸方向に単純に大きな力を加えてコイル全体を軸方向に圧縮することが行われていた。しかしながら、この場合には線材同士が互いに押し付けられ、線材の変形や折損が生じやすい。
また線材の密度を高める他の方法として、上記特許文献1では、結束の際に線材コイルに対して上下方向および径方向の成分を同時に含む振動を加えながら圧縮し、線材コイル内の充填率を高める点が開示されている。しかしながら線材コイルに上下方向および径方向の成分を同時に含む振動を加えた場合には、その振動により線材同士が擦れて線材表面にキズが生じてしまう場合がある。
本発明は以上のような事情を背景とし、結束時における線材表面のキズを抑えつつ線材コイル内の線材密度を高めることができる新規な線材コイルの結束方法及びこの結束方法に用いられる線材コイルの成形装置を提供し、線材コイルの結束に関する技術の豊富化を図ることを目的とするものである。
而して本発明の線材コイルの結束方法は、線材が円筒状に巻回された線材コイルを結束する方法であって、前記線材コイルの外周面に対向して該線材コイルの外径寸法を規定するコイル外径規定部材を備えた受け台を用い、前記円筒の軸が上下方向を向くように起立させた状態の前記線材コイルを前記受け台にて支持させ、軸方向から加圧しつつ、前記受け台を前記線材コイルの周方向に揺動して、前記線材コイル内の前記線材同士を周方向に相対移動させて、前記線材コイル内の前記線材の密度を高め、その後結束することを特徴とする。
このように規定された本発明の線材コイルの結束方法によれば、軸方向から加圧された状態で、揺動動作に基づいて線材コイルには周方向の回転力がその向きを切り替えながら繰り返し付加されるため、隣接する線材同士の間で周方向の相対移動が連続的に生じ、その結果、線材コイル内の線材間に周方向に沿って延びる態様の隙間がある場合には、かかる隙間が小さくなるように各線材の再整列が促進され、線材コイル内における線材の密度(充填率)が高められる。
ここで本発明では、従来の、揺動を併用せず単純に軸方向の加圧力により線材密度を高める場合に比べて、線材コイルに付加する荷重(加圧力)を軽荷重とすることができる。また揺動による線材同士の移動は周方向のすべり移動であり、上下方向及び/又は径方向の振動が加えられた場合よりもキズの発生を抑えることができる。
また本発明では、線材コイルの外径寸法を規定するコイル外径規定部材を備えた受け台を用いており、揺動時におけるコイルの崩壊を防止しつつ揺動後のコイル外径寸法をコントロールすることができる。
また本発明の線材コイル成形装置は、線材が円筒状に巻回された線材コイルを支持する受け台と、該受け台にて支持された前記線材コイルの外周面に対向配置され、前記線材コイルの外径寸法を規定するコイル外径規定部材と、前記受け台を前記線材コイルの周方向に揺動させる揺動手段と、前記受け台にて支持された前記線材コイルを軸方向に加圧するコイル加圧手段と、を備え、
前記円筒の軸が上下方向を向くように起立させた状態で前記受け台に支持された前記線材コイルを、軸方向から加圧しつつ、前記受け台を前記線材コイルの周方向に揺動させて、前記線材コイル内の前記線材同士を周方向に相対移動させて、前記線材コイル内の前記線材の密度を高めることを特徴とする。
このように規定された本発明の線材コイル成形装置によれば、上記の線材コイルの結束方法を好適に実施することができる。
図1は本発明の一実施形態の線材コイル成形装置の概略構成を示す平面図である。 図1の線材コイル成形装置の側面図である。 線材コイルを周方向に揺動させた状態を模式的に示した図である。 揺動前後の線材コイルを模式的に示した図である。 結束された線材コイルの一例を示した図である。
次に本発明の一実施形態の線材コイル成形装置を図面に基づいて詳しく説明する。
本実施形態の線材コイル成形装置1は、線材を円筒状に巻回させた線材コイルを軸方向に加圧しつつ線材コイルを周方向(巻回方向)に揺動させ、線材コイル内の線材の密度を高める際に用いる装置である。線材コイル成形装置1は、図1及び図2で示すように、基台2と、線材コイルWを載置する受け台4と、受け台4に設けられたコイル外径規定部材6と、受け台4を周方向に揺動させる揺動手段8と、線材コイルWを軸方向に加圧するコイル加圧手段10(図2参照)と、を備えている。
受け台4は、線材コイルWを載置する上向きの載置面4aを備えた円板状の部材で、基台2に回転可能に取り付けられている。詳しくは、受け台4はベアリング部材20等に支持されて、その中心軸P周りに回転可能とされている。また、図1で示すように、受け台4の外周面4bには揺動手段8からの回転駆動力を受ける被駆動部としての係合歯22が形成されている。
受け台4の外側(図1における上側)には、基台2上に駆動源としての駆動用モータ25が設けてあり、その出力軸に歯車体26が装着されている。歯車体26は、駆動用モータ25側に立設された軸体27に回転可能に支持された歯車体28に噛合しており、この歯車体28が上記受け台4の係合歯22に噛合している。これにより、駆動用モータ25を正逆回転させると、歯車体26,28および係合歯22を介して受け台4が周方向に揺動させられる。この実施形態では、駆動用モータ25、歯車体26,28および係合歯22が、受け台4を周方向に揺動させる揺動手段8を構成している。
なお上記揺動手段8の構成は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、受け台4の外周面に形成された係合歯22と駆動用モータ25側のスプロケット部材との間にチェーンを掛け渡して駆動用モータ25側の回転力を受け台4に伝達する等、揺動手段の構成は受け台4を揺動させ得る構成であれば必要に応じて適宜変更可能である。
コイル外径規定部材6は、線材コイルWの外周面に対向して配置された柱状の部材で、本例では線材コイルWの周りに(ここでは、線材コイルWの周り90°毎の4箇所に)設けられている。各コイル外径規定部材6は、それぞれ駆動用モータ31の出力軸と接続され、線材コイルWの径方向に移動可能とされている。各コイル外径規定部材6は、図1で示す平面視において、受け台4上に載置された線材コイルWの外周面から所定距離δだけ離間した位置に配置されており、揺動時におけるコイルの崩壊を防止しつつ揺動後のコイル外径寸法をコントロールすることができる。なお本例のコイル外径規定部材6は、受け台4にて支持されており、受け台4が揺動した際には受け台4とともに揺動する。
コイル加圧手段10は、線材コイルWの上方に位置する円板状の加圧板35を含んで構成されている。加圧板35は、図示を省略する架台に取り付けられたエアシリンダ36と接続されており、線材コイルWの軸方向(図2の上下方向)に移動可能とされている。そして加圧板35を軸方向下向きに移動させることで、加圧板35の下面が線材コイルWの上端に当接し、線材コイルWには軸方向下向きの所定の力が付与される。
線材コイル成形装置1は、図示を省略する制御部を更に備えており、受け台4の揺動動作、加圧板35による線材コイルWへの加圧動作、コイル外径規定部材6の移動動作等は、処理される線材コイルW毎に予め設定され条件に基づいて前記制御部により制御実行される。
次に、線材コイル成形装置1を用いた線材コイルの結束方法について説明する。
先ず、円筒の軸が上下方向を向くように起立させた状態の線材コイルWを受け台4上に載置する。そしてコイル外径規定部材6を線材コイルWの外周面から所定距離だけ離間した位置に配置する(場合によっては、コイル外径規定部材6を線材コイルWの外周面に接するように配置してもよい)。
そして加圧板35を下降させて線材コイルWを軸方向下向きに加圧しつつ、受け台4を線材コイルWの周方向に揺動させる。
図3は、線材コイルWを周方向に揺動させた状態を模式的に示した図である。同図においては、線材コイルWを上下方向に積み重ねられた4つの円筒ブロックB1~B4で示している。ここで、線材コイルWを載せた受け台4を周方向に揺動させた場合、各円筒ブロックの慣性力に回転力が勝れば円筒ブロック間は滑り動摩擦状態となる。そして、回転方向を切り替える揺動運動下では円筒ブロック間での周方向の相対移動が連続的に生じる。
この現象は、線材コイルWを構成する実際の線材間でも同様に再現され、線材コイルW内の線材間に周方向に沿って延びる態様の隙間がある部位(即ち、線材の密度が低い部位)では、隣接する線材同士の周方向の相対移動に基づいて線材間の隙間が小さくなるように各線材の再整列が促進され、線材コイル内における線材の密度が高められる。
このように、線材コイルW内における線材の密度を高めるには、線材同士を周方向に相対移動させることが重要である。これを実現させるための条件として、揺動時の振幅:50~300mm、揺動周波数:0.2~10Hz、揺動時間5~60秒、また線材コイルに対する加圧力:200~700kg、を例示することができる。より効果的な条件は、線材の径や材質、また線材の表面状態によっても異なるため、それぞれの線材コイルについての処理条件を事前に評価しておくことが望ましい。
図4は、揺動前後の線材コイルを模式的に示した図である。同図においては、揺動前の線材コイルをW0、揺動後の線材コイルをW1としている。同図において、45は揺動前の線材コイルの側面に真直ぐ引かれたマーキングラインである。揺動動作を付与した前後の線材コイルを比較すると、揺動後の線材コイルW1においては、揺動が付加された際に線材が周方向に移動し(マーキングライン45の位置が周方向に移動している)、線材の密度が高められる。これに伴ないコイル高さは低減する(H1<H0)。
またコイル外径については、コイル外径規定部材6で規定された範囲で広がっている(D1>D0)。
このようにして得られた線材コイルW(W1)に対して、例えば図5で示すように結束バンド50を巻き付けることによって、充填率が高く結束が緊密で、搬送時の振動でも結束が緩み難い、結束された状態の線材コイルWを得ることができる。
以上、本実施形態の線材コイルの結束方法及び線材コイルの成形装置について詳しく説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
1 線材コイル成形装置
4 受け台
6 コイル外径規定部材
8 揺動手段
10 コイル加圧手段
S 線材
W 線材コイル

Claims (2)

  1. 線材が円筒状に巻回された線材コイルを結束する方法であって、
    前記線材コイルの外周面に対向して該線材コイルの外径寸法を規定するコイル外径規定部材を備えた受け台を用い、前記円筒の軸が上下方向を向くように起立させた状態の前記線材コイルを前記受け台にて支持させ、軸方向から加圧しつつ、前記受け台を前記線材コイルの周方向に揺動して、前記線材コイル内の前記線材同士を周方向に相対移動させて、前記線材コイル内の前記線材の密度を高め、その後結束する、線材コイルの結束方法。
  2. 線材が円筒状に巻回された線材コイルを支持する受け台と、
    該受け台にて支持された前記線材コイルの外周面に対向配置され、前記線材コイルの外径寸法を規定するコイル外径規定部材と、
    前記受け台を前記線材コイルの周方向に揺動させる揺動手段と、
    前記受け台にて支持された前記線材コイルを軸方向に加圧するコイル加圧手段と、
    を備え、
    前記円筒の軸が上下方向を向くように起立させた状態で前記受け台に支持された前記線材コイルを、軸方向から加圧しつつ、前記受け台を前記線材コイルの周方向に揺動させて、前記線材コイル内の前記線材同士を周方向に相対移動させて、前記線材コイル内の前記線材の密度を高める、線材コイル成形装置。
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