JP2023042731A - 資料利用管理装置及びオンライン会議システム - Google Patents
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Abstract
【課題】オンライン会議に参加したユーザー毎に、共有資料の参照及び操作の可否を管理する資料利用管理装置及びオンライン会議システム及びプログラムを提供する。【解決手段】本体30、第1記憶部32及び第2記憶部34を備えるオンライン会議サーバー12であって、関連情報DB40に、複数の関連情報が登録される。各関連情報は、ユーザーペア間の関連を示す情報である。関連判定部46は、複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザー毎に、主催ユーザーとの直接的関連及び間接的関連の有無を判定する。利用管理部48は、主催ユーザーとの関連が認められないユーザーによる共有資料の利用を制限する。【選択図】図1
Description
本発明は、資料利用管理装置及びそれを含むオンライン会議システムに関する。
ビジネス、教育、行政等においてオンライン会議が活用されている。オンライン会議は、リモートミーティングであり、Web会議とも呼ばれる。オンライン会議では、通常、それに参加した複数のユーザー(つまり複数の参加者)の間で資料が共有される。その場合、資料が共有される範囲は参加者全員となる。
なお、特許文献1には、ソシオグラム(ユーザーネットワークとも言い得る)上において情報共有範囲を設定する技術が開示されている。特許文献2には、会議間の関連度を検出する装置が開示されている。それらの特許文献には、オンライン会議で共有される資料の管理については記載されていない。
オンライン会議において、それに参加したユーザー全員に対して一律に資料が開示されてしまうと、場合によっては、情報セキュリティ上の問題が生じる。ユーザー全員に対して一律に資料の操作(例えば、ダウンロード)を認めてしまう場合にも同様の問題が生じる。ユーザー間の繋がりや関係(例えば、オンライン会議の主催者である主催ユーザーとの関連)を考慮して資料の共有範囲を管理できる技術を実現することが望まれる。
本発明の目的は、オンライン会議に参加したユーザーごとにオンライン会議で共有する資料の利用を管理し得る技術を提供することにある。
請求項1に係る発明は、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される記憶部と、前記記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理するプロセッサと、を含むことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の資料利用管理装置において、前記各関連情報における前記ユーザー間の関連は媒介ユーザーを介しない直接的関連であり、複数の直接的関連の連なりとして、1又は複数の媒介ユーザーを介した間接的関連が構成され、前記プロセッサは、前記直接的関連及び前記間接的関連に基づいて、前記資料の利用を管理する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の資料利用管理装置において、前記間接的関連は、前記オンライン会議を主催した主催ユーザーと、前記主催ユーザーに対して前記1又は複数の媒介ユーザーを介して繋がる特定のユーザーと、の関連である、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の資料利用管理装置において、前記プロセッサは、前記間接的関連に基づいて前記特定のユーザーによる前記資料の利用を許可した後、当該間接的関連における前記1又は複数の媒介ユーザーの内のいずれかが前記オンライン会議を退出した場合、前記特定のユーザーによる前記資料の利用を制限する、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2記載の資料利用管理装置において、前記プロセッサは、前記記憶部に登録された複数の関連情報に基づいて、主催ユーザーを起点とするユーザーツリー上において前記直接的関連を順次たどっていくことにより、前記間接的関連を特定する、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の資料利用管理装置において、前記プロセッサは、指定された探索条件に従って、前記間接的関連を特定する、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1記載の資料利用管理装置において、前記オンライン会議に参加したユーザーごとに前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理することにより、前記オンライン会議の参加範囲とは別の範囲として、前記資料の共有範囲が定められる、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7記載の資料利用管理装置において、前記共有範囲は、前記参加範囲の内で前記1又は複数の関連情報に基づいて特定される関連範囲である、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8記載の資料利用管理装置において、前記プロセッサは、前記参加範囲が変化した場合に前記関連範囲を更新し、これにより前記共有範囲が更新される、ことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項2記載の資料利用管理装置において、前記各関連情報には、前記直接的関連を有する第1ユーザー及び第2ユーザーを特定する情報が含まれる、ことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、前記各関連情報には、更に、前記直接的関連についての時期的条件が含まれる、ことを特徴とする。
請求項12に係る発明は、複数のユーザーに対してオンライン会議サービスを提供するオンライン会議運営装置と、前記オンライン会議サービスに基づいて開催されたオンライン会議で共有される資料の利用を管理する資料利用管理装置と、を含み、前記資料利用管理装置は、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される記憶部と、前記記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理するプロセッサと、を含むことを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項12記載のオンライン会議システムにおいて、前記資料利用管理装置は、前記資料の利用を制限する装置であり、又は、他の装置に対して前記資料の利用の制限を指示する装置である、ことを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項13記載のオンライン会議システムにおいて、前記資料の利用の制限には、前記資料の閲覧の制限及び前記資料に対する操作の制限の内で少なくとも一方が含まれる、ことを特徴とする。
請求項15に係る発明は、情報処理装置において実行されるプログラムであって、記憶部に対して、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報を登録する機能と、前記記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理する機能と、を含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、オンライン会議に参加したユーザーごとに、共有される資料の利用を管理し得る。
請求項2に係る発明によれば、直接的関連及び間接的関連に基づいて、共有される資料の利用を管理し得る。
請求項3に係る発明によれば、主催ユーザーとの間接的関連に基づいて、共有される資料の利用を管理し得る。
請求項4に係る発明によれば、特定のユーザーによる資料の利用を事後的に制限し得る。
請求項5に係る発明によれば、ユーザーツリーに基づいて間接的関連が特定される。
請求項6に係る発明によれば、間接的関連を認める範囲が探索条件により定められる。
請求項7に係る発明によれば、参加範囲と共有範囲とを別々に定め得る。
請求項8に係る発明によれば、関連範囲を共有範囲として定め得る。
請求項9に係る発明によれば、参加範囲の変化に応じて共有範囲を更新し得る。
請求項10に係る発明によれば、各関連情報から直接的関連を有する第1ユーザー及び第2ユーザーを特定し得る。
請求項11に係る発明によれば、時期的条件を考慮しつつ、共有される資料の利用を管理し得る。
請求項12、13及び14に係る発明によれば、オンライン会議サービスの提供に当たって、オンライン会議に参加したユーザーごとに、共有される資料の利用を管理し得る。
請求項15に係る発明によれば、オンライン会議に参加したユーザーごとに、共有される資料の利用を管理し得る。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)実施形態の概要
実施形態に係る資料利用管理装置は、記憶部及びプロセッサを有する。記憶部には、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される。プロセッサは、記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、オンライン会議で共有される資料の利用を管理する。
実施形態に係る資料利用管理装置は、記憶部及びプロセッサを有する。記憶部には、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される。プロセッサは、記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、オンライン会議で共有される資料の利用を管理する。
ユーザーペアは、複数のユーザーの集合体における人的な繋がり関係を特定する上での基本的な単位である。ユーザーペアごとに関連情報が記憶部に登録される。記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加した複数のユーザーそれ全体にわたる人的な繋がり関係を特定し得る。その人的な繋がり関係に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、オンライン会議で共有される資料の利用が管理される。例えば、オンライン会議に参加したユーザーごとに、主催ユーザーとの間に関連があるか否かが判定され、その判定の結果に基づいて、ユーザーごとに資料の利用が許容され又は制限される。
見方を変えると、上記構成は、オンライン会議の参加範囲(参加者範囲とも言い得る)とは別に、オンライン会議における人的な繋がり関係に基づいて、資料の共有範囲(共有者範囲とも言い得る)を定めるものである。
後述するように、ユーザー間の関連には、直接的関連及び間接的関連がある。直接的関連は、媒介ユーザーを介しないユーザー間の関連である。間接的関連は、1又は複数の媒介ユーザーを介したユーザー間の関連であり、それは複数の直接的関連の連なりに相当する。媒介ユーザーは、2つの直接的関連を繋ぐ共通のユーザーである。
プロセッサは、記憶部に登録された各関連情報に基づいて各直接的関連を判定し、記憶部に登録された複数の関連情報つまり複数の直接的関連に基づいて、間接的関連を判定する。例えば、主催者との間に直接的関連又は間接的関連が認められるユーザーについては資料の利用が許容され、主催者との間に直接的関連及び間接的関連が認められないユーザーについては資料の利用が制限される。主催ユーザー以外のユーザーを起点として直接的関連及び間接的関連が特定されてもよい。
資料の概念には、テキストデータ、図面データ、表データ等の各種のデータが含まれる。ユーザーの概念にはユーザーグループが含まれ得る。資料の利用の管理の概念には、閲覧・参照の制限、及び、操作の制限が含まれ得る。起点となるユーザーとの関連に加えて、起点となるユーザーの属性、共有される資料の属性、等に基づいて、ユーザーごとに資料の利用が管理されてもよい。一般に、共有は、ある参加者の共有指定に係る資料を他の参加者に提供して他の参加者がその資料の参照等を行えるようにする行為又はその状態を意味する。
実施形態において、プロセッサは、間接的関連に基づいて特定のユーザーによる資料の利用を許可した後、当該間接的関連における1又は複数の媒介ユーザーの内のいずれかがオンライン会議を退出した場合、特定のユーザーによる資料の利用を制限する。
特定のユーザーが媒介ユーザーを介して主催ユーザーに繋がっているという前提の下で、特定のユーザーによる資料の利用が許容されている場合、オンライン会議からの媒介ユーザーの退出は上記前提を損なうおそれを生じさせるものである。あるいは、媒介ユーザーは、特定ユーザーによる資料の利用に関して一定の管理責任を負っているとも言い得る。そのような観点から、上記構成は、媒介ユーザーの退出後における、特定のユーザーによる資料の利用を制限するものである。特定のユーザーによる資料の利用を継続又は再開させたければ、記憶部に対して、主催ユーザーと特定のユーザーとの間の関連を示す関連情報を登録すればよい。
実施形態において、プロセッサは、記憶部に登録された複数の関連情報に基づいて、主催ユーザーを起点とするユーザーツリーを構築する。プロセッサは、ユーザーツリー上において直接的関連を順次たどっていくことにより、間接的関連を特定する。オンライン会議に参加している複数のユーザーを構成要素としてユーザーツリーが構築された上で、そのユーザーツリー内において間接的関連を認める関連範囲が特定されてもよい。あるいは、オンライン会議に参加している複数のユーザーであって間接的関連を認める一定の条件を満たす複数のユーザーを構成要素としてユーザーツリーが構築されてもよい。その場合、構築されたユーザーツリーそれ自体が関連範囲に相当する。
実施形態においては、プロセッサは、オンライン会議に参加したユーザーごとにオンライン会議で共有される資料の利用を管理することにより、オンライン会議の参加範囲とは別の範囲として、資料の共有範囲を定める。参加範囲とは別に共有範囲が定められれば、参加者に対して資料を一律に開示し又は参加者に対して利用の利用を一律に認めることによる問題(例えば情報セキュリティ問題)が生じなくなる。
実施形態において、共有範囲は、参加範囲の内で1又は複数の関連情報に基づいて特定される関連範囲である。独立して定められる参加範囲及び関連範囲の重複部分を共有範囲として定めてもよい。
実施形態において、プロセッサは、参加範囲が変化した場合に関連範囲を更新する。これにより共有範囲が更新される。この構成は、参加範囲の変化つまり参加者構成の変化を契機として共有範囲を更新するものである。個々の資料の共有開始時に共有範囲が設定された上で、一定の時間間隔で共有範囲が更新されてもよい。
実施形態において、各関連情報には、直接的関連を有する第1ユーザー及び第2ユーザーを特定する情報が含まれる。複数のオンライン会議間で関連情報が共用されてもよい。各関連情報に直接的関連を認める時期的条件が含まれてもよい。時期的条件の概念には、関連開始時期、関連終了時期、関連有効期間等が含まれ得る。
実施形態に係るオンライン会議システムは、オンライン会議運営装置と資料利用管理装置とを含む。オンライン会議運営装置は、複数のユーザーに対してオンライン会議サービスを提供する装置である。資料利用管理装置は、オンライン会議サービスに基づいて開催されたオンライン会議で共有される資料の利用を管理する装置である。資料利用管理装置は、記憶部及びプロセッサを備える。記憶部には、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される。プロセッサは、記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、オンライン会議で共有される資料の利用を管理する。
実施形態において、資料利用管理装置は、資料の利用を制限する装置であり、又は、他の装置に対して資料の利用の制限を指示する装置である、資料の利用の制限には、資料の閲覧の制限及び資料に対する操作の制限の内で少なくとも一方が含まれる。
実施形態においては、情報処理装置において資料利用管理方法を実施するためのプログラムが実行される。当該プログラムは、可搬型記憶媒体又はネットワークを介して、情報処理装置にインストールされる。当該プログラムが非一時的記憶媒体に格納されてもよい。情報処理装置の概念には、コンピュータ、サーバー等の情報処理機能を備える装置が含まれ得る。
(2)実施形態の詳細
図1には、実施形態に係るオンライン会議システムが示されている。このオンライン会議システムは、ビジネス、教育、行政等の様々な分野で利用される。オンライン会議は、広義の概念であり、それには様々なオンラインミーティングが含まれ得る。例えば、図1に示すオンライン会議システムは、複数の会社が協力し合ってプロジェクトを遂行する場合におけるオンライン会議で使用される。
図1には、実施形態に係るオンライン会議システムが示されている。このオンライン会議システムは、ビジネス、教育、行政等の様々な分野で利用される。オンライン会議は、広義の概念であり、それには様々なオンラインミーティングが含まれ得る。例えば、図1に示すオンライン会議システムは、複数の会社が協力し合ってプロジェクトを遂行する場合におけるオンライン会議で使用される。
図1において、ネットワーク10は、例えば、インターネットである。ネットワーク10の全部又は一部が社内LANであってもよい。ネットワーク10には、複数の端末装置14,16,18が接続されている。各端末装置14,16,18は情報処理装置であり、図示の例では、それぞれの端末装置14,16,18は互いに同じ構成を備えている。
端末装置14は、図示されるように、本体20、入力器22、表示器24、マイク26、スピーカ28を備えている。本体20は、プログラムを実行するプロセッサ(例えばCPU)を備えている。入力器22は、例えば、キーボード、マウスであり、表示器24は例えば液晶表示器である。オンライン会議に際しては、入力器22及び表示器24の他、マイク26及びスピーカ28が使用される。
図示の構成例において、例えば、端末装置14は、オンライン会議の主催ユーザーが使用する装置であり、主催ユーザーは、特定の業務を委託した会社(委託会社)の担当者である。端末装置16を使用するユーザーは、特定の業務を受託した会社(受託会社)の管理者(上司)であり、端末装置18を使用するユーザーは、受託会社の担当者である。
ネットワーク10には、オンライン会議サーバー12が接続されている。オンライン会議サーバー12は、オンライン会議サービスを提供するものである。図示の構成例において、オンライン会議サーバー12は、本体30、第1記憶部32、及び、第2記憶部34を備えている。本体30は、プログラムを実行するプロセッサ(例えばCPU)により構成される。第1記憶部32及び第2記憶部34は、それぞれ、半導体メモリ、ハードディスク等により構成される。単一の記憶媒体上に第1記憶部32及び第2記憶部34が構築されてもよい。
第1記憶部32上に会議管理テーブル36が構築される。会議管理テーブル36は、後に具体例を示すように、複数の会議情報からなる会議リストに相当するものである。一方、第2記憶部34上に、ユーザー管理テーブル38及び関連情報データベース(DB)40が構築されている。後に具体例を示すように、ユーザー管理テーブル38は、複数のユーザー情報からなるユーザーリストに相当する。
関連情報DB40は、後に具体例を示すように、複数の関連情報が登録されるDBである。関連情報DB40は、複数のオンライン会議間において共用され得る。各関連情報は、第1ユーザーと第2ユーザーの関連(つまりユーザーペア間の関連)を示す情報である。その関連は後述する直接的関連である。個々のユーザーは、いずれかのオンライン会議サービスのユーザーであって、いずれかのオンライン会議に参加し得る者である。ユーザーがオンライン会議に参加すると、そのオンライン会議において、当該ユーザーは参加者である。
本体30は、複数の機能を発揮する。それらの機能が図1において複数のブロックにより表現されている。具体的には、本体30は、会議運営部42、第1情報管理部44、関連判定部46、利用管理部48、及び、第2情報管理部50、として機能する。
会議運営部42は、会議管理テーブル36に登録された個々の会議情報に基づいて、オンライン会議を実行、運営及び管理する。会議運営部42は、接続管理、画像・音声の配信等を行っている。会議運営部は、オンライン会議で共有される資料の配信も行っている。但し、実施形態においては、後述する利用管理部48により、オンライン会議に参加したユーザーごとに、資料の利用が許容され又は制限される。
第1情報管理部44は、会議管理テーブル36に対して会議情報の登録を行うものである。その他、第1情報管理部44は、会議管理テーブル36のメンテナンスを行う。
関連判定部46は、関連情報DBに格納された複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、主催ユーザーとの間に関連(具体的には直接的関連又は間接的関連)があるか否か、を判定する。主催ユーザーとは異なるユーザーとの間における関連の有無が判定されてもよい。そのようなユーザーとして、プロジェクト責任者、委託責任者等が挙げられる。
利用管理部48は、主催ユーザーとの間に関連が認められたユーザーについては、オンライン会議で共有される資料の利用を許容し、主催ユーザーとの間に関連が認められないユーザーについては、オンライン会議で共有される資料の利用を制限する。利用管理部48自らがその制限を実行してもよいし、利用管理部48が他の装置又は他のモジュールに対して制限の実行を指示してもよい。
第2情報管理部50は、ユーザー管理テーブル38に対してユーザー情報を登録するものであり、また、関連情報DB40に対して関連情報を登録するものである。特定の端末装置からオンライン会議サーバー12に対してユーザー情報や関連情報が送られてきた場合に、第2情報管理部50がそれらの情報の登録を行う。あるユーザーが所定条件を満たした場合、第2情報管理部50が自動的に関連情報を生成及び登録する変形例も考えられる。
図1において、符号12Aで示されている部分がオンライン会議運営装置に相当する。符号12Bで示されている部分が資料利用管理装置に相当する。
図2には、会議管理テーブルの構成例が示されている。図示された会議管理テーブル36は、複数のオンライン会議に対応する複数の会議情報54を有する。各会議情報54には、会議ID56、主催者58、会議名60、参加者62、開始時刻64等の情報が含まれる。図示の例では、符号66で示すように、社員Aが委託会社に所属する主催ユーザー(主催者)である。主催者58として主催者のユーザーIDが登録されている。符号68で示すように、社員Bが協力会社(受託会社)に属するユーザー(参加者)であり、参加者62として参加者のユーザーIDが登録されている。会議情報を登録する者は、主催ユーザー又は一定権限を有するユーザーである。
図3には、ユーザー管理テーブルの構成例が示されている。図示されたユーザー管理テーブル38は、複数のユーザーに対応する複数のユーザー情報70を有する。各ユーザー情報70には、ユーザーID72、社員名74、所属76、役職78等の情報が含まれる。符号80で示すように、社員Bは協力会社(受託会社)のマネージャーであり、符号82で示すように、社員Cは同社の担当者である。オンライン会議に先立って、それに参加する各ユーザーのユーザー情報がユーザー管理テーブル38に登録される。ユーザー情報を登録する者は、主催ユーザー又は一定権限を有するユーザーである。
図4には、関連情報DBの構成例が示されている。図示された関連情報DB40は、複数のユーザーペアに対応する複数の関連情報84-1,84-2を有する。各関連情報84-1,84-2は、ユーザーペア間の結び付きや関係を示す情報である。各関連情報84-1,84-2には、関連情報ID86、第1ユーザーのユーザーID88、第2ユーザーのユーザーID90、関連開始日92、有効期限94、等の情報が含まれる。第1ユーザーはユーザーペアにおける一方のユーザーであり、第2ユーザーはユーザーペアにおける他方のユーザーである。図示の構成例では、ユーザー記述順序つまりユーザーペア間の方向性は考慮されていない。
より詳しくは、関連情報84-1は、符号96及び符号102で示すように、社員A(ユーザーID:0001)と社員B(ユーザーID:0002)との関連を示す情報である。その関連は、媒介ユーザーを介さない直接的関連である。関連情報84-2は、符号104及び符号105で示すように、社員B(ユーザーID:0002)と社員C(ユーザーID:0003)との関連を示す情報である。その関連も、媒介ユーザーを介さない直接的関連である。関連情報84-1,84-2の登録は直接的関連の登録に相当する。
2つの関連情報84-1,84-2間において、社員B(ユーザーID:0002)が共通である(符号106を参照)。この場合、社員A(ユーザーID:0001)及び社員C(ユーザーID:0003)から見て、特に、社員C(ユーザーID:0003)から見て、社員Bは媒介ユーザー(共通ユーザーとも言い得る)である。社員A(ユーザーID:0001)と社員C(ユーザーID:0003)は、媒介ユーザーである社員B(ユーザーID:0002)を介して繋がっており、それが間接的関連である。
社員A(ユーザーID:0001)と社員C(ユーザーID:0003)との間には直接的関連は存在しないが、間接的関連が存在している。単一の媒介ユーザーではなく複数の媒介ユーザーを介して2つのユーザーが関連する場合にも間接的関連を認定し得る。後述する探索条件の設定により、どこまでの範囲にわたって間接的関連を認めるのかについて自由に定め得る。資料の利用を認める範囲が間接的関連により画定される。資料の利用を認める範囲を直接的関連に限ってもよい。
関連情報は、主催ユーザー又は一定の権限あるユーザーにより登録される。第三者の承認を前提として関連情報が登録されてもよい。例えば、一定の権限あるユーザーによる関連情報の登録に際して主催ユーザーの承認が要求されてもよい。関連情報が自動的に登録されてもよい。例えば、上記第2情報管理部が、オンライン会議に参加した各ユーザーの会話量、参加時間等に基づいて、各ユーザーと主催ユーザーとの間の関連を示す関連情報を関連情報DB上に自動的に登録してもよい。その際に主催ユーザーの承認を求めてもよい。
図5には、関連判定部により作成されるユーザーツリー109が示されている。関連情報DB上の複数の関連情報に基づいてユーザーツリー109が作成される。実施形態においては、オンライン会議の参加範囲114内においてユーザーツリー109が作成されているが、参加範囲114内に絞ることなく、ユーザーツリー109が作成されてもよい。
ユーザーツリー109は、主催者(ユーザーA)116を起点又は頂点とするツリーであり、主催者116から直接的関連を順次辿っていくことにより、ユーザーツリー109が構築される。図示の例では、主催者116と参加者(ユーザーB)118との間に直接的関連が存在し、参会者118と参加者(ユーザーC)120との間にも直接的関連が存在する。符号200は主催者116を起点とする一次範囲を示しており、符号202は主催者116を起点とする二次範囲を示している。
例えば、探索条件108として二次範囲202が指定された場合、符号110で示す範囲が関連範囲として特定される。参加範囲114内において関連範囲110が共有範囲112となり、あるいは、参加範囲114と関連範囲110の重複部分が共有範囲112となる。
なお、ユーザーツリーは隣接リストとも称される。ユーザーツリーの作成又はユーザーツリー上の探索に際して、幅優先探索アルゴリズムや深さ優先探索アルゴリズムが利用されてもよい。探索条件108として次数以外の条件が指定されてもよい。
図6には、関連範囲110、参加範囲114及び共有範囲112の三者関係が模式的に示されている。実施形態においては、参加範囲114に含まれる関連範囲110が共有範囲112となる。参加範囲114とは完全に独立して関連範囲110Aが設定される場合、参加範囲114と関連範囲110Aとの重複部分が共有範囲112となる。
図7には、資料利用管理装置の動作、特に、関連判定部及び利用管理部の動作がフローチャートとして示されている。S10では、オンライン会議の参加者構成に変化があったか否かが判定される。変化があった場合にはS12以降の一連の工程が実行される。図7には明示されていないが、資料共有の開始時にS12以降の一連の工程が実行される。なお、一定時間間隔でS12以降の一連の工程が実行されてもよいし、他のイベントの発生を契機としてS12以降の一連の工程が実行されてもよい。
S12では、オンライン会議に参加している現在のユーザー(つまり参加範囲)が特定される。S14では、特定された現在のユーザーに基づいてユーザーツリーが構築される。S16では、構築されたユーザーツリー上において、探索条件を満たす範囲(関連範囲)が共有範囲として特定される。
S18及びS20は並列的に実行される。S18では、共通範囲内に属するユーザーによる資料の共有が許容される。例えば、当該ユーザーに対する資料の配信が許容される。S20では、共有範囲に属しないユーザーについて資料の利用が制限される。例えば、当該ユーザーに対する資料の配信が禁止され、あるいは、当該ユーザーに対して不可読処理を経た資料が配信される。S22において終了が判定されるまで、S10以降の各工程が繰り返し実行される。
図8及び図9には、実施形態に係るオンライン会議サーバーにおける資料共有に関わる動作がフローチャートとして示されている。図8は、オンライン会議開始前の動作を示すものであり、図9は、オンライン会議開始後の動作を示すものである。図8及び図9において、左側から右側にかけて、オンライン会議サーバー12、主催ユーザーAが使用している端末装置14、協力会社のマネージャーである社員Bが使用している端末装置16、及び、協力会社の担当者である社員Cが使用している端末装置18が記載されている。
図8において、S30では、端末装置14からオンライン会議サーバー12に対して関連情報が送信される。S32では、関連情報が関連情報DBに登録される。その関連情報は、社員Aと社員Bとの間の直接的関連を示す情報である(図4の符号84-1を参照)。図8に示す動作例では、S34において、端末装置16からオンライン会議サーバー12に対して別の関連情報が送信されている。S35では、別の関連情報が関連情報DBに登録される。別の関連情報は、社員Bと社員Cとの間の直接的関連を示す情報である(図4の符号84-2を参照)。別の関連情報が一定権限を有する第三者(例えばプロジェクト責任者)の操作により登録されてもよいし(符号34aを参照)、別の関連情報が主催ユーザーの操作により登録されてもよい(符号34bを参照)。
S36では、端末装置14からオンライン会議サーバー12に対して会議情報が送信され、S38では、その会議情報が会議管理テーブルに登録される(図2の符号52を参照)。オンライン会議サーバー12は、S40において、オンライン会議の参加者に対して会議案内を配信する。図示の例では、端末装置14及び端末装置16に対して会議案内が配信されている。関連情報の登録前に会議情報が登録されてもよい。
図9において、S42では、オンライン会議が開始される。その際、必要に応じて、当初の共有範囲が判定される。図示の動作例では、S44において、端末装置16から端末装置18に対して、アクセス情報を含む会議情報が送信されている。これはいわゆる招待に相当する。例えば、オンライン会議にユーザーBが参加している状況において、ユーザーBがユーザーCの参加を望んだ場合であって、招待操作が容認されている状況下で、S44の実行が許容される。S46において、オンライン会議に端末装置18のユーザーCが参加している。
図示の動作例では、オンライン会議の参加者構成が変化した時点で共有範囲が更新される(S48を参照)。S50において、主催ユーザーAが資料の共有を開始すると、オンライン会議サーバー12から共有範囲内の各参加者に対して資料が配信される(S48を参照)。オンライン会議に参加していても共有範囲に属しない参加者、つまり、主催ユーザーとの間に関連が認められない参加者に対しては、資料が配信されない(S48を参照)。個々の参加者ごとに資料の利用の可否が判定されるので、想定外の者に誤って資料が開示されてしまう情報セキュリティ事故が未然に防止される。他の資料が共有される場合においても上記同様の動作が実行される。
図9において、S51では、ユーザーBがオンライン会議から退出している。オンライン会議の参加者構成の変化に伴って、共有範囲が更新される(S52を参照)。図示の動作例では、ユーザーCはユーザーBを介してユーザーAに繋がっており、つまりユーザーAとの間に関連が認められている。その場合、ユーザーCから見て、ユーザーBは媒介ユーザーであり、それが退室した場合、ユーザーCとユーザーAとを繋ぐ存在が消失する。図示の構成例では、ユーザーCは、更新後の共有範囲に属せず、ユーザーBの退室時点で、ユーザーCによる資料の利用が禁止される(S52を参照)。例えば、端末装置18に対する資料の配信が停止されてもよいし、端末装置18に対して不可読処理(例えばぼかし処理)が施された資料が配信されてもよい(符号S52aを参照)。この動作例によれば、ユーザーCが担当者であり、ユーザーBが責任者であるような場合において、責任者不在状態での担当者による資料の利用が制限される。
上記動作例において、資料の利用を制限する場合、オンライン会議への参加それ自体を制限してもよい。例えば、招待者であるユーザーBが退出した時点で被招待者であるユーザーCのオンライン参加が強制的に制限されてもよい。オンライン参加の継続を認めるか否かを主催者であるユーザーAが判断してもよい。
図10には、制限類型123及び制限方法124が記載されている。資料利用の制限に際しては、図10に示すような様々な制限方法を採用し得る。例えば、閲覧禁止を行う場合、資料の配信それ自体を禁止する他、資料の全部又は一部についてのマスク処理、資料の全部又は一部についてのぼかし処理、等を選択し得る。操作禁止を行う場合、資料のダウンロードを禁止してもよい。その他には資料の加工、印刷等を禁止してもよい。
図11には、関連情報DBの他の構成例が示されている。関連情報DB40Aは、複数のレコードに相当する複数の関連情報84を有する。個々の関連情報84は、関連情報ID、関連元ユーザーID88A、関連先ユーザーID90A、関連開始日92、有効期限94、付加条件122、等の情報を有している。関連情報DB40Aにおいては、方向性をもった関連が管理されている(符号123を参照)。関連元のユーザーを特定する情報が関連元ユーザーID88Aであり、関連先のユーザーを特定する情報が関連先ユーザーID88Bである。2つの関連情報間において、関連先ユーザーID(例えば0002)と関連元ユーザーID(例えば0002)が一致する場合、間接的関連が判定される。3つ以上の関連情報において複数個の一致が連続する場合も間接的関連が判定される。
付加条件122として、様々な条件を付加し得る。例えば、資料や主催者の属性が一定の要件を満たす場合に関連が肯定され、その属性が一定の要件を満たさない場合に関連が否定されてもよい。
関連情報の登録に際して関連情報の取扱いレベルを示すランクが登録されてもよい。その場合、ランクに応じて、関連情報の有効期限や利用制限内容が変更されてもよい。例えば、Aランクの場合には関連情報の有効期限として無期限が設定され、Bランクの場合には関連情報の有効期限として特定の期限が設定されてもよい。これと同様に、ユーザー管理テーブル上の個々のユーザーに対してランクが登録されてもよい。ユーザーが有するランクに応じて関連情報の有効期限や利用制限内容が変更されてもよい。
図12には、他の実施形態に係るオンライン会議システムが示されている。なお、図12において、図1に示した構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
オンライン会議システムは、オンライン会議運営装置12A、資料利用管理装置12B、及び、端末管理サーバー126を有している。それらの装置12A,12B,126はそれぞれプロセッサを含む情報処理装置により構成される。
オンライン会議運営装置12Aは、会議運営部42の他、共有管理部48Aを有している。共有管理部48Aは、オンライン会議において共有される資料をオンライン会議の各参加者に配信するものである。
資料利用管理装置12Bは、関連判定部46及び利用管理部48を有している。端末管理サーバー126は、利用制限部128を有している。利用制限部128は、利用管理部48からの指示に従い、各端末装置14,16,18での資料の利用を制限するものである。端末管理サーバー126は、複数の端末装置14,16,18の状態を監視し、必要に応じて、それらの動作及び処理を制限するものである。
図示の例では、端末装置14から共有のための資料がオンライン会議運営装置12Aへ送られる(S70を参照)。共有管理部48Aは、その資料を端末管理サーバー126に送る(S72を参照)。その資料の利用制限が指示されていない場合、端末管理サーバー126はその資料を各参加者に配信する(S74を参照)。
会議運営部42は、オンライン会議の参加者についての情報を関連判定部46に送っている(S80を参照)。関連判定部46は、関連情報DB40を参照し、参加者ごとに、主催ユーザーに対する関連の有無を判定する(S82を参照)。その判定の結果が利用管理部48にわたされる(S83を参照)。利用管理部48は、利用制限部128に対して、利用制限のための指示を与えている(S84を参照)。その指示には、ユーザー情報が含まれる。利用制限部128は、関連を有しないユーザーについては資料を配信せず、関連を有するユーザーに対して資料を配信する(S86を参照)。
オンライン会議運営装置が1台又は複数台の情報処理装置により構成されてもよい。資料利用管理装置が1台又は複数台の情報処理装置により構成されてもよい。オンライン会議運営装置及び資料利用簡易装置が1台の情報処理装置により構成されてもよい。既に説明したように、資料利用管理装置において、資料の利用が制限されてもよいし、資料利用管理装置が他の装置に対して資料の利用の制限を指示してもよい。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 ネットワーク、12 オンライン会議サーバー、12A オンライン会議運営装置、12B 資料利用管理装置、14,16,18 端末装置、32 第1記憶部、34 第2記憶部、36 会議管理テーブル、38 ユーザー管理テーブル、40 関連情報DB、42 会議運営部、46 関連判定部、48 利用管理部。
Claims (15)
- ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される記憶部と、
前記記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理するプロセッサと、
を含むことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項1記載の資料利用管理装置において、
前記各関連情報における前記ユーザー間の関連は媒介ユーザーを介しない直接的関連であり、
複数の直接的関連の連なりとして、1又は複数の媒介ユーザーを介した間接的関連が構成され、
前記プロセッサは、前記直接的関連及び前記間接的関連に基づいて、前記資料の利用を管理する、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項2記載の資料利用管理装置において、
前記間接的関連は、前記オンライン会議を主催した主催ユーザーと、前記主催ユーザーに対して前記1又は複数の媒介ユーザーを介して繋がる特定のユーザーと、の関連である、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項3記載の資料利用管理装置において、
前記プロセッサは、
前記間接的関連に基づいて前記特定のユーザーによる前記資料の利用を許可した後、当該間接的関連における前記1又は複数の媒介ユーザーの内のいずれかが前記オンライン会議を退出した場合、前記特定のユーザーによる前記資料の利用を制限する、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項2記載の資料利用管理装置において、
前記プロセッサは、前記記憶部に登録された複数の関連情報に基づいて、主催ユーザーを起点とするユーザーツリー上において前記直接的関連を順次たどっていくことにより、前記間接的関連を特定する、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項5記載の資料利用管理装置において、
前記プロセッサは、指定された探索条件に従って、前記間接的関連を特定する、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項1記載の資料利用管理装置において、
前記オンライン会議に参加したユーザーごとに前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理することにより、前記オンライン会議の参加範囲とは別の範囲として、前記資料の共有範囲が定められる、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項7記載の資料利用管理装置において、
前記共有範囲は、前記参加範囲の内で前記1又は複数の関連情報に基づいて特定される関連範囲である、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項8記載の資料利用管理装置において、
前記プロセッサは、前記参加範囲が変化した場合に前記関連範囲を更新し、
これにより前記共有範囲が更新される、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項2記載の資料利用管理装置において、
前記各関連情報には、前記直接的関連を有する第1ユーザー及び第2ユーザーを特定する情報が含まれる、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 請求項10記載の資料利用管理装置において、
前記各関連情報には、更に、前記直接的関連についての時期的条件が含まれる、
ことを特徴とする資料利用管理装置。 - 複数のユーザーに対してオンライン会議サービスを提供するオンライン会議運営装置と、
前記オンライン会議サービスに基づいて開催されたオンライン会議で共有される資料の利用を管理する資料利用管理装置と、
を含み、
前記資料利用管理装置は、
ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報が登録される記憶部と、
前記記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理するプロセッサと、
を含むことを特徴とするオンライン会議システム。 - 請求項12記載のオンライン会議システムにおいて、
前記資料利用管理装置は、前記資料の利用を制限する装置であり、又は、他の装置に対して前記資料の利用の制限を指示する装置である、
ことを特徴とするオンライン会議システム。 - 請求項13記載のオンライン会議システムにおいて、
前記資料の利用の制限には、前記資料の閲覧の制限及び前記資料に対する操作の制限の内で少なくとも一方が含まれる、
ことを特徴とするオンライン会議システム。 - 情報処理装置において実行されるプログラムであって、
記憶部に対して、ユーザーペアごとにユーザー間の関連を示す関連情報を登録する機能と、
前記記憶部に登録された1又は複数の関連情報に基づいて、オンライン会議に参加したユーザーごとに、前記オンライン会議で共有される資料の利用を管理する機能と、
を含むことを特徴とするプログラム。
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