JP2023042367A - 画像処理装置、プログラム及びフリッカ検出方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023042367000001
【課題】動画撮影中に撮像フレームレートと同調する明滅周期の光源下に移動する場合であっても、撮像画像の品質の劣化を抑えつつ、より確実にフリッカを検出できる画像処理装置、プログラム及びフリッカ検出方法を提供すること。
【解決手段】画像処理装置1は、撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、撮像フレームレートと明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、露光条件の変更前後の撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理部30を備えることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、プログラム及びフリッカ検出方法に関する。
従来、周期的に明滅する光源下で撮像を行う場合に、撮像された撮像画像に縞状のフリッカが発生することがある。このフリッカを検出する技術が記載されているものとして特許文献1~3がある。特許文献1には、シャッタ時間の異なる画像の比較結果に基づいて、フリッカの発生を判定する技術が記載されている。特許文献2には、第1の明滅周期で明滅する光源下での撮影画像にフリッカを生じさせない第1の電荷蓄積時間に調整された撮像素子による第1の画像と、第1の電荷蓄積時間とは異なる第2の電荷蓄積時間に調整された撮像素子による第2の画像の間の輝度の違いに基づいて、第2の画像におけるフリッカ発生を検出する技術が記載されている。特許文献3には、所定の周期で繰り返される撮像素子の撮像出力のうち、3駒連続した駒の輝度値を取得し、1駒目と2駒目は同じシャッタ速で、3駒目は1,2駒目のシャッタ速よりも1段分速く制御し、これら3駒の輝度値を用いてフリッカ判定を行う技術が記載されている。
特開2004-7402号公報 特開2010-520673号公報 特開2013-89991号公報
ところで、動画撮影時等の撮像フレームレートを変更できない状態で撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合、特許文献1~3に記載の技術のように露光時間を変更することでフリッカを検出できる。しかしながら、フリッカを検出するために露光時間を頻繁に変更すると撮像画像の品質が低下するおそれがある。一方で、ユーザが移動しながら動画を撮影している場合等に明滅周期が異なる光源下に移動すると、フリッカの発生条件が変わり、フリッカを正確に検出できなくなる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、動画撮影中に撮像フレームレートと同調する明滅周期の光源下に移動する場合であっても、撮像画像の品質の劣化を抑えつつ、より確実にフリッカを検出できる画像処理装置、プログラム及びフリッカ検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の画像処理装置1は、撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中に撮像フレームレートと同調する明滅周期の光源下に移動する場合であっても、撮像画像の品質の劣化を抑えつつ、より確実にフリッカを検出できる画像処理装置、プログラム及びフリッカ検出方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の撮像部20の撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していない場合に連続して撮像された撮像画像41~43とそれらのスペクトルを示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の撮像部20の撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合に連続して撮像された撮像画像51~53とそれらのスペクトルを示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の撮像部20の撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合に露光時間を変更しながら連続して撮像された撮像画像61~63とそれらのスペクトルを示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能的構成のうち、フリッカ検出処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置が実行するフリッカ検出処理の全体的な流れの一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置が実行する50Hzベース検出処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置が実行する60Hzベース検出処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置が実行する60Hzフリッカ同調解析の流れの一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
<画像処理装置>
本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の概要について説明する。画像処理装置1は、カメラ等の撮像部により取得された顔画像に補正を加えて見栄えを良くするための顔画像補正処理を実行する装置である。画像処理装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。なお、画像処理装置1は、撮像部を備えるスマートフォンでも良いし、スマートウォッチでも良い。また、画像処理装置1は、監視カメラ等の定点カメラであっても良い。また、画像処理装置1は、撮像部を備えず、外部で取得した画像を取得して顔画像補正処理を行うパーソナルコンピュータ等のコンピュータでも良いし、外部からの指令により、取得した画像に顔画像補正処理を行うサーバでも良い。
画像処理装置1は、図1に示すように、プロセッサ10と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、バス13と、入出力インターフェース14と、入力部15と、出力部16と、通信部17と、記憶部18と、電源部19と、撮像部20と、を備える。
プロセッサ10は、画像処理装置1の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピュータの中枢部分であり、各種演算及び処理などを行う。プロセッサ10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、SoC(System on a Chip)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等である。或いは、プロセッサ10は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。また、プロセッサ10は、これらにハードウェアアクセラレーターなどを組み合わせたものあっても良い。
プロセッサ10は、ROM11又はRAM12等に記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、画像処理装置1の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサ10は、プログラムに基づく後述の処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサ10の回路内に組み込まれていても良い。
プロセッサ10、ROM11及びRAM12は、バス13を介して相互に接続されている。このバス13にはまた、入出力インターフェース14も接続されている。入出力インターフェース14には、入力部15、出力部16、通信部17、記憶部18及び電源部19が接続されている。
入力部15は、各種ボタンやタッチパネル等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。入力部15は、例えば、撮影が可能な撮影モードと撮影済みの画像を再生する再生モードを切り替えるモード変更ボタンと、撮影開始を指示するレリーズボタンと、露光時間、絞り、ISO感度等の撮影条件の設定操作ボタン等で構成される。
出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。なお、入力部15及び出力部16は、タッチパネルのように表示機能と入力機能が一体的な構成であってもよい。
通信部17は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、画像処理装置1の種々のデータを保存する装置である。なお、記憶部18は、通信部17を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
電源部19は、画像処理装置1に電力を供給する。例えば、電源部19は、二次電池によって構成される。
ドライブ25には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、SDカード、USBメモリ等のリムーバブルメディアが適宜装着される。
撮像部20は、被写体を撮影する装置であり、撮像レンズ21と、露出調整機構22と、撮像素子23と、A/D変換部24を主に備える。
撮像レンズ21は、被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
露出調整機構22は、露光時間、絞り、ISO感度等を調整して撮像素子23への露光量を調整するための機構である。露出調整機構22は、撮像環境に応じて露光時間を自動で調整する。
撮像素子23は、ローリングシャッタ方式のCMOSイメージセンサである。即ち、撮像素子23は、行列のマトリックス状に各画素を二次元配置したもので、その走査方向に延びる水平ラインと垂直な方向に延びる垂直ライン上に配置された各画素を、水平ライン毎に露光タイミングをずらしながら撮像を行うものである。撮像素子23は、電荷蓄積部と電荷転送部を有し、最上端の水平ラインから最下端の水平ラインまでタイミングをずらしながら水平ライン毎に順次露光・読み出しを行っている。
A/D変換部24は、撮像素子23から読み出された電気信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部24によって変換されたデジタル信号は、所定の画像表示処理が施された後に、出力部16と後述する処理部30に出力される。
次に、所定の周期で明滅する光源下で撮像される撮像画像の一例について図2~図4を参照しながら説明する。図2は、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していない場合に連続して撮像された撮像画像41~43とそれらの輝度を示すスペクトル41a~43aを示す図である。図3は、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合に連続して得られた撮像画像51~53とそれらの輝度を示すスペクトル51a~53aを示す図である。図4は、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合に連続して得られた撮像画像61~63とそれらの輝度を示すスペクトル61a~63aであって、一部露光時間を変更したものを示す図である。なお、図2~図4において撮像画像41~43,51~53,61~63は符号の小さい順に撮像されており、各撮像画像41~43,51~53,61~63のそれぞれの右側に対応するスペクトル41a~43a,51a~53a,61a~63aを図示している。図2においてスペクトル41aと42aの間に位置するスペクトル40aは、スペクトル41a,42aの比を取ったものである。図3においてスペクトル51aと52aの間に位置するスペクトル50aは、スペクトル51a,52aの比を取ったものである。図4においてスペクトル61aと62aの間に位置するスペクトル60aは、スペクトル61a,62aの比を取ったものである。
フリッカを発生する蛍光灯等の光源下でローリングシャッタ方式の撮像素子23を用いて撮影すると、図2に示すように、得られた撮像画像41~43に輝度の違いによって生じる縞の画像が発生する場合がある。撮像画像41~43に発生する縞の画像のパターンは、撮像素子23の転送レートと撮像フレームレートと光源の明滅周期によって変化する。なお、撮像フレームレートとは、連写時の撮像間隔のことである。
図2では、撮像画像41と撮像画像43は縞の画像の位相が一致し、撮像画像42は縞の画像の位相が反転している。例えば、撮像画像41と撮像画像42に発生する縞の画像の位相を比較し、その位相差からフリッカの発生を検出することができる。
しかし、撮像条件によっては各撮像画像に発生する縞の画像の位相のズレが発生しない場合もある。例えば、図3では、撮像画像51~53に発生する縞の画像の位相が一致する。撮像フレームレートが光源の明滅周期の整数倍になる場合、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調して撮像画像51~53間の縞の画像の位置が変化しなくなる。例えば、商用電源周波数60Hzに応じて明滅する蛍光灯等の光源下で、撮像フレームレート30fpsで撮像する場合にこのような現象が起こる。この場合、図3に示すように隣接する撮像画像51~53を演算しても同じスペクトルしか抽出されない。このため、撮像画像51~53に縞の画像が現れるものの、この縞の画像がフリッカに起因する模様であるか被写体自体の模様であるか判断できない。
一方、図4に示すように撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合であっても、露光時間等の露光条件を調整することでフリッカの検出を行うことができる。例えば、図4に示すように、図4の撮像画像62を撮像するときの露光時間を光源の明滅周期の整数倍に変更すると、撮像素子23の各ライン間の露光量が一定となり、縞の画像が発生しなくなる。例えば、縞の画像が発生していない撮像画像62と縞の画像が発生している撮像画像61を比較することで、フリッカを検出することができる。また、露光時間によりフリッカに起因する縞の画像の濃さが変化するので、露光時間を光源の明滅周期の整数倍に調整しなくても縞の画像の濃淡を比較することでフリッカを検出できる。具体的には、露光時間が短くなるほどフリッカに起因する縞の画像が濃くなる。本実施形態に係る画像処理装置1は、このような技術を利用してフリッカ検出処理を実行している。なお、露光条件としては、例えば露光時間以外に露光量等が挙げられる。
次に、画像処理装置1のフリッカ検出処理を実行する機能的構成について説明する。図5は画像処理装置1のフリッカ検出処理を実行する機能的構成の示す機能ブロック図である。
画像処理装置1によるフリッカ検出処理は処理部30によって実行される。画像処理装置1の処理部30は、演算処理を実行するプロセッサ10によって実現される。本実施形態の処理部30は、フレームレート取得部31と、露出情報取得部32と、撮像画像取得部33と、同調判定部34と、フリッカ検出部35と、露光時間調整部36と、出力処理部37を備える。
フレームレート取得部31は、入力部15の操作等によって設定される撮影条件の1つである撮像フレームレートを取得する処理を実行する。
露出情報取得部32は、撮像部20の露光時間や絞り、ISO感度等の露出情報を取得する処理を実行する。本実施形態では、露出情報取得部32は、撮像される撮像画像毎に露出情報を取得し、記憶部18に記憶する。
撮像画像取得部33は、撮像部20によって撮像された撮像画像を取得する処理を実行する。また、撮像画像取得部33は、撮像画像を撮像した際の撮像素子23の走査方向に対して垂直な方向における出力値を取得してもよい。本実施形態では、撮像画像取得部33は、取得した撮像画像に関する情報を露出情報取得部32によって取得された露出情報と紐付けて記憶部18に記憶する。
同調判定部34は、撮像画像取得部33によって取得された複数の撮像画像を比較して、フレームレート取得部31によって取得された撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調しているか否かを判定する処理を実行する。例えば、同調判定部34は、撮像画像取得部33によって連続して得られる複数の撮像画像に発生する縞の画像の位置が連続して得られる複数の前記撮像画像間において略一致している場合に、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していると判定し、ズレがあれば撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していないと判定する。ここでいう略一致とは、例えば、異なる撮像画像を重ねた場合に水平ラインに延びるそれぞれの縞の画像の少なくとも一部が互いに重なり合う状態であってもよい。
フリッカ検出部35は、撮像画像取得部33によって取得された撮像画像を比較することで、フリッカを検出する処理を実行する。フリッカ検出部35は、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していない場合に処理を行う非同調時フリッカ検出部351と、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している場合に処理を行う同調時フリッカ検出部352を有する。
非同調時フリッカ検出部351は、例えば同調判定部34によって撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していないと判定された場合に、各撮像画像のフリッカに起因して発生する縞の画像の位置を比較し、フリッカが発生しているか否かを判定する。
同調時フリッカ検出部352は、同調判定部34によって撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していると判定された状態で露光時間が変更された場合に、露光時間の変更前後の撮像画像を比較することでフリッカを検出する。例えば、同調時フリッカ検出部352は、露光時間の変更前後の撮像画像に発生する縞の画像の濃淡の差を比較してフリッカを検出してよい。また例えば、同調時フリッカ検出部352は、露光時間の変更前後の撮像画像を撮像した際の撮像素子23の走査方向に対して垂直な方向における出力値を比較することでフリッカを検出してもよい。走査方向に対して垂直な方向における撮像素子23の出力値は、水平ライン毎の全ての出力値を加算若しくは平均した値であってもよく、水平ライン毎の一部の互いに隣接する出力値を加算若しくは平均した値であってもよい。また例えば、同調時フリッカ検出部352は、露光時間の変更前後の撮像画像の画素値を水平ライン毎に加算若しくは平均し、垂直ラインにおける一次元の成分を抽出し、該一次元の成分同士を比較してもよい。このとき、1次元の成分の比に対してフーリエスペクトルに変換し、検出対象となるフリッカ周期に対応する周波数のスペクトルが所定以上である場合に、フリッカが発生していると判定してもよい。
露光時間調整部36は、同調判定部34による判定結果に基づいて、露光時間を調整する処理を実行する。具体的には、露光時間調整部36は、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していると判定された状態で所定時間経過するか又は所定数の撮像画像が撮像されても露光時間が変更されない場合に、露光時間を変更する。露光時間調整部36は、露光時間を変更する場合に露光時間に合わせてISO感度を調整することが好ましい。これにより、撮像部20によって撮像される撮像画像の明るさを安定させた上で、露光時間を変化させてフリッカ検出を行うことができる。
出力処理部37は、画像処理装置1の出力部16に画像を表示するための処理等を実行する。例えば、出力処理部37は、フレームレート取得部31によって取得された撮像フレームレートや露出情報取得部32によって取得された露光時間、絞り、ISO感度等の露出情報を出力部16に表示する処理を実行する。また例えば、出力処理部37は、フリッカ検出部35によるフリッカの検出結果を表示したり、検出された光源の明滅周期に関する情報を表示したりする処理を実行する。
<フリッカ検出処理の例>
次に、画像処理装置1が実行するフリッカ検出処理の一例について図6を参照しながら説明する。図6は、画像処理装置1が実行するフリッカ検出処理の全体的な流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す例では、商用電源周波数50Hzに応じて明滅する光源又は商用電源周波数60Hzに応じて明滅する光源又は明滅しない光源の下で撮像される場合のフリッカ検出処理を示している。
フリッカ検出処理は、ユーザによる入力部15への動画撮像の開始操作により開始される。
ステップS10において、フレームレート取得部31及び露出情報取得部32は、露光時間、絞り、ISO感度等の露出情報や撮像フレームレート等の撮像部20による撮像条件を取得する。図6に示すフリッカ検出処理の例では、動画撮影時におけるフリッカ検出処理を想定しており、撮像フレームレートが固定されている。なお、図6に示す例では、撮像フレームレートが30fpsに設定されている。
ステップS11において、処理部30は、記憶部18に記憶された前回のフリッカ検出結果を読み出す。図6に示す例では、前回のフリッカ検出結果が商用電源周波数50Hzに応じて明滅する光源に起因するフリッカ(以下、50Hzフリッカ)が検出されたことを示す場合に、処理をステップ12に進める。一方、前回のフリッカ検出結果が商用電源周波数60Hzに応じて明滅する光源に起因するフリッカ(以下、60Hzフリッカ)が検出されたことを示すかフリッカが検出されなかったことを示す場合に、処理をステップS13に進める。
ステップS12において、処理部30は、前回の検出結果に引き続いて50Hzフリッカが発生していると仮定して、50Hzベース検出処理を行う。50Hzベース検出処理については後述する。
ステップS13において、処理部30は、前回の検出結果に引き続いて60Hzフリッカが発生していると仮定して、60Hzベース検出処理を行う。60Hzベース検出処理については後述する。
ステップS14において、処理部30は、ステップS12又はステップS13でのフリッカ検出結果を記憶部18に記憶する処理を行う。その後、処理をステップS11に戻す。
次に、50Hzベース検出処理について図7を参照しながら説明する。図7は50Hzベース検出処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップS20において、処理部30は、前回の検出結果である50Hzフリッカによる撮像画像への影響が少なくなるように露光時間等を調整して露出を調整する。例えば、50Hzフリッカの発生を抑制し、60Hzフリッカを検出可能な50Hzフリッカの周期の整数倍の露光時間である1/100s(10ms)、1/50s(20ms)、1/33s(30ms)等の値を設定する。
ステップS21において、処理部30は、光源の明滅周期と撮像フレームレートが同調していると仮定して、60Hzフリッカ同調解析の処理を行う。60Hzフリッカ同調解析については後述する。
ステップS22において、処理部30は、60Hzフリッカ同調解析の結果から60Hzフリッカが検出されたか否かを判定する。フリッカ検出部35が60Hzフリッカを検出した場合(ステップS22でYES)、50Hzベース検出処理を終了した後に、処理を図6のステップS14に進める。一方、フリッカ検出部35が60Hzフリッカを検出しなかった場合(ステップS22でNO)、処理をステップS23に進める。
ステップS23において、処理部30は、露出を50Hzフリッカが検出可能な条件に変更する。そして、50Hzフリッカは30fpsの撮像フレームレートと同調しないので、フリッカ検出部35の非同調時フリッカ検出部351が50Hzフリッカを検出する処理を実行する。具体的には、非同調時フリッカ検出部351は、撮像画像毎にフリッカに起因して発生する縞の画像の位置が異なることから、撮像画像取得部33によって連続して取得される撮像画像に発生する縞の画像の位置を比較し、その位相差から50Hzフリッカを検出する。非同調時フリッカ検出部351が50Hzフリッカを検出した場合に50Hzフリッカが存在すると判定し、検出されなかった場合に50Hzフリッカ及び60Hzフリッカが存在しないと判定する。その後、50Hzベース検出処理を終了し、処理を図6のステップS14に進める。
次に、60Hzベース検出処理について図8を参照しながら説明する。図8は60Hzベース検出処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップS30において、処理部30は、前回の検出結果である60Hzフリッカによる撮像画像への影響が少なくなるように露光時間等を調整して露出を設定する。例えば、60Hzフリッカの発生を抑制し、50Hzフリッカを検出可能な60Hzフリッカの周期の整数倍の露光時間である1/120s(8.3ms)、1/60s(16.7ms)、1/40s(25ms)等の値を設定する。
ステップS31において、フリッカ検出部35は、50Hzフリッカを検出する処理を実行する。具体的には、非同調時フリッカ検出部351が撮像画像取得部33によって連続して取得される撮像画像に発生する縞の画像の位置を比較し、その位相差から50Hzフリッカを検出する。フリッカ検出部35が50Hzフリッカを検出した場合(ステップS31でYES)、60Hzベース検出処理を終了した後に、処理を図6のステップS14に進める。一方、フリッカ検出部35が50Hzフリッカを検出しなかった場合(ステップS31でNO)、処理をステップS32に進める。
ステップS32において、処理部30は、60Hzフリッカを検出可能な時間に露光時間を調整する。
ステップS33において、処理部30は、光源の明滅周期と撮像フレームレートが同調していると仮定して、60Hzフリッカ同調解析の処理を行う。
ステップS34において、処理部30は、60Hzフリッカ同調解析の結果から60Hzフリッカが検出されたか否かを判定する。フリッカ検出部35が60Hzフリッカを検出した場合(ステップS34でYES)、60Hzベース検出処理を終了した後に、処理を図6のステップS14に進める。一方、フリッカ検出部35が60Hzフリッカを検出しなかった場合(ステップS34でNO)、処理をステップS35に進める。
ステップS35において、処理部30は、露出を50Hzフリッカが検出可能な条件に変更する。そして、フリッカ検出部35は、50Hzフリッカを検出する処理を実行する。処理部30は、50Hzフリッカを検出した場合に50フリッカが存在すると判定し、検出されなかった場合に50Hzフリッカ及び60Hzフリッカが存在しないと判定する。その後、60Hzベース検出処理を終了し、処理を図6のステップS14に進める。
次に、60Hzフリッカ同調解析について説明する。図9は60Hzフリッカ同調解析の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS40において、処理部30は、露出情報取得部32によって取得される露光時間が変化するか否かを判定する。処理部30は、露光時間が変化していないと判定した場合(ステップS40ではNO)、処理をステップS41に進める。一方、処理部30は、露光時間が変化したと判定した場合(ステップS40ではYES)、処理をステップS45に進める。
ステップS41において、同調判定部34は、撮像画像取得部33によって連続して取得される撮像画像を比較して撮像画像に発生する縞の画像の位置等から同調しているか否かを判定する。具体的には、同調判定部34は連続して撮像される撮像画像間の縞の画像の位置が略一致していれば、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していると判定し、ズレがあれば撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していないと判定する。同調判定部34が撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していないと判定した場合(ステップS41ではYES)、商用電源周波数60Hzの光源下で撮像している状況ではなくなったと判定し、60Hzフリッカ同調解析の処理を終了する。一方で、同調判定部34が撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調していると判定した場合(ステップS41ではNO)、商用電源周波数60Hzの光源下かフリッカが発生しない光源下で撮像している状況であると判定し、処理をステップS43に進める。
ステップS43において、処理部30は、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している状態で所定の時間経過か否かを判定する。60Hzフリッカ同調解析を開始してから所定の時間経過していない場合は、処理をステップS40に戻す。一方で、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している状態で所定の時間経過したと判定した場合には、処理をステップS44に進める。
ステップS44において、露光時間調整部36は、露光時間を変更し、処理をステップS45に進める。このとき、露光時間調整部36は、露光時間に合わせてISO感度を調整することが好ましい。より具体的には、露光時間の変更前後で露出が等価になるようにISO感度を調整することが好ましい。これにより、撮像時の明るさが安定している状態で、フリッカの検出を行うことができる。
ステップS45において、フリッカ検出部35は、露光時間の変更前後の撮像画像を比較して60Hzフリッカを検出する。例えば、露光時間が光源の明滅周期の整数倍の場合にフリッカに起因する縞の画像が発生しなくなることを利用して、撮像画像間の縞の画像の有無によって60Hzフリッカを検出してもよい。また例えば、露光時間に応じてフリッカに起因する縞の画像の濃淡が変化することを利用して、縞の画像の濃淡の差からフリッカを検出してもよい。縞の画像の濃淡の差からフリッカを検出する方法としては、例えば、2枚の撮像画像の画素値や撮像時における撮像素子23の出力値を水平ライン毎に加算若しくは平均し、垂直ラインにおける1次元の成分を抽出し、2枚の撮像画像の1次元の成分の比に対してフーリエスペクトル解析によって検出する方法がある。このフーリエスペクトル解析の結果、検出対象となるフリッカ周期に対応する周波数のスペクトルが所定以上である場合に、検出対象となる周波数のフリッカが発生していると判定することによりフリッカの発生原因の有無及びその種類(50Hzフリッカ、60Hzフリッカ)を検出する。ステップS45において、60Hzフリッカが発生しているかフリッカが発生してないか判定した後に、60Hzフリッカ同調解析の処理を終了し、処理を図8のステップS34に進める。
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置1は、撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、撮像フレームレートと明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、露光条件の変更前後の撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理部を備える。
これにより、露光条件の変更前後の撮像画像を比較することでフリッカを検出するので、撮像フレームレートと同調する場合であっても撮像フレームレートを変更せずにフリッカを検出できる。また、露光条件の変更を検出した場合に露光条件の変更前後の撮像画像を比較してフリッカを検出するので、より適正な露出でフリッカを検出できる。よって、動画撮影中に撮像フレームレートと同調する明滅周期の光源下に移動したであっても、撮像画像の品質の低下を抑えつつ、より確実にフリッカを検出できる。また、監視カメラ等のように同じ場所で24時間撮像動作を行う場合であっても、時間帯によって出方が変化するフリッカをより確実に検出できる。
本実施形態に係る画像処理装置1において、処理部30は、撮像環境に応じて調整される露光時間を露光条件として取得し、撮像フレームレートと明滅周期が同調していると判定された状態で露光時間が変更された場合に、露光時間の変更前後の撮像画像を比較することでフリッカを検出する。
これにより、撮像環境に応じて調整される露光時間が変更された場合に露光時間の変更前後の撮像画像を比較してフリッカを検出するので、より適正な露出でフリッカを検出できる。
本実施形態に係る画像処理装置1において、処理部30は、撮像画像に発生する縞の画像の位置が連続して撮像される複数の撮像画像間において略一致している場合に撮像フレームレートと明滅周期が同調していると判定する。
これにより、撮像画像内の縞の画像を比較するシンプルな処理によって撮像フレームレートと明滅周期が同調していることを特定できる。
本実施形態に係る画像処理装置1において、処理部30は、露光条件の変更前後の撮像画像に発生する縞の画像の濃淡を比較することでフリッカを検出する。
これにより、露光条件に応じてフリッカに起因する縞の画像の濃淡が変化するので、より高い精度でフリッカを検出できる。
本実施形態に係る画像処理装置1において、処理部30は、撮像フレームレートと明滅周期が同調していると判定された状態で所定時間経過するか又は所定数の撮像画像が撮像されても露光条件が変更されない場合に、露光条件を変更する。
これにより、撮像フレームレートと光源の明滅周期が同調している状態で、撮像環境の変化に起因する露光条件の変化が起こらない場合であっても、定期的にフリッカが検出できる。
本実施形態に係る画像処理装置1において、処理部30は、露光条件を変更する場合に露光条件に合わせてISO感度を変更する。
これにより、フリッカの検出を行うために露光条件を強制的に変更した場合であっても、露光条件に合わせてISO感度を変更できるので露出が安定した状態でフリッカを検出できる。
本実施形態に係る画像処理装置1において、撮像画像は、ローリングシャッタ方式の撮像素子によって撮像され、処理部30は、露光条件の変更前後の撮像画像を撮像した際の撮像素子の走査方向に対して垂直な方向における出力値を比較することでフリッカを検出する。
これにより、より高い精度でフリッカを検出できる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、画像処理装置1が露光時間調整部36を備えていたが、露光時間調整部36を備えない構成であってもよい。
上述の実施形態の図6~図9のフリッカ検出処理の例では、前回の検出結果からフリッカの有無や種類を仮定し、周波数の異なるフリッカ毎に検出処理を行っていたが、フリッカの種類等を仮定せずに一度に検出する処理を行ってもよい。即ち、50Hzフリッカ及び60Hzフリッカの検出処理を行う前に露光時間等の露出を調整せずに、50Hzフリッカ及び60Hzフリッカの両方が検出可能な露光時間でフリッカ検出処理を行ってもよい。
また、撮像フレームレートと光源の明滅周期の関係は、上記実施形態で説明したものに限定されない。例えば、上述の実施形態の図6~図9のフリッカ検出処理の例では、撮像フレームレートが60Hzの光源の明滅周期と同調する30fpsに設定されていたが、撮像フレームレートが50Hzの光源の明滅周期と同調する25fps等に設定されていてもよい。この場合、商用電源周波数の条件を除き、図9に示す60Hzフリッカ同調解析と同様の処理で50Hzフリッカを検出する処理を行ってもよい。
また、画像処理装置1が24時間撮像動作を行う監視カメラ等である場合に、フリッカ検出処理の動作と並行して撮像記録の動作を実行してもよい。これにより、時間帯によって出方が変化するフリッカを検出しながら、撮像画像を記録することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、上記実施形態や変形例で示した機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が画像処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に上記実施形態や変形例に限定されない。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理部を備えることを特徴とする画像処理装置。
[付記2]
前記処理部は、撮像環境に応じて調整される露光時間を前記露光条件として取得し、
前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で前記露光時間が変更された場合に、前記露光時間の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記3]
前記処理部は、前記撮像画像に発生する縞の画像の位置が連続して撮像される複数の前記撮像画像間において略一致している場合に、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定する付記1又は2に記載の画像処理装置。
[付記4]
前記処理部は、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像に発生する縞の画像の濃淡を比較することでフリッカを検出することを特徴とする付記1から3の何れかに記載の画像処理装置。
[付記5]
前記処理部は、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で所定時間経過するか又は所定数の前記撮像画像が撮像されても前記露光条件が変更されない場合に、前記露光条件を変更することを特徴とする付記1から4の何れかに記載の画像処理装置。
[付記6]
前記処理部は、前記露光条件を変更する場合に前記露光条件に合わせてISO感度を変更することを特徴とする付記5に記載の画像処理装置。
[付記7]
前記撮像画像は、ローリングシャッタ方式の撮像素子によって撮像され、
前記処理部は、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を撮像した際の前記撮像素子の走査方向に対して垂直な方向における出力値を比較することでフリッカを検出することを特徴とする付記1から6の何れかに記載の画像処理装置。
[付記8]
コンピュータに、
画像処理装置に、撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理機能を実行させるプログラム。
[付記9]
画像処理装置が実行するフリッカ検出方法であって、
撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理ステップを含むフリッカ検出方法。
1 画像処理装置
10 プロセッサ
11 ROM
12 RAM
15 入力部
18 記憶部
20 撮像部
25 ドライブ
30 処理部

Claims (9)

  1. 撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理部を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記処理部は、撮像環境に応じて調整される露光時間を前記露光条件として取得し、
    前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で前記露光時間が変更された場合に、前記露光時間の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理部は、前記撮像画像に発生する縞の画像の位置が連続して撮像される複数の前記撮像画像間において略一致している場合に、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理部は、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像に発生する縞の画像の濃淡を比較することでフリッカを検出することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 前記処理部は、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で所定時間経過するか又は所定数の前記撮像画像が撮像されても前記露光条件が変更されない場合に、前記露光条件を変更することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 前記処理部は、前記露光条件を変更する場合に前記露光条件に合わせてISO感度を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮像画像は、ローリングシャッタ方式の撮像素子によって撮像され、
    前記処理部は、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を撮像した際の前記撮像素子の走査方向に対して垂直な方向における出力値を比較することでフリッカを検出することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の画像処理装置。
  8. コンピュータに、
    画像処理装置に、撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理機能を実行させるプログラム。
  9. 画像処理装置が実行するフリッカ検出方法であって、
    撮像される複数の撮像画像を比較して撮像フレームレートと撮像環境における光源の明滅周期が同調しているか否かを判定し、前記撮像フレームレートと前記明滅周期が同調していると判定された状態で露光条件の変更を検出した場合に、前記露光条件の変更前後の前記撮像画像を比較することでフリッカを検出する処理ステップを含むフリッカ検出方法。
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