JP2023041315A - 画像編集支援方法、及び画像編集支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1又は複数のオブジェクトを配置済の画像に対して簡単な操作で空白を作れるようにする。【解決手段】プロジェクター100は、文字列と図形との少なくとも一方を表す筆記済オブジェクトが配置された表示画像を表示する表示装置130と、処理装置110とを備える。処理装置110は、表示画像において空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置を取得すること、1又は複数の筆記済オブジェクトのうち、基準位置を含む所定範囲内に位置する筆記済オブジェクトである移動対象オブジェクトを特定すること、及び、移動対象オブジェクトを移動するための操作がユーザーによって指示体500を用いて為された場合、当該操作に応じて移動対象オブジェクトを移動すること、を実行する。【選択図】図3

Description

本開示は、画像編集支援方法、及び画像編集支援装置、に関する。
インタラクティブホワイトボードでは、画像が投射される投射面に対して指示体を用いてユーザーが図形等を筆記する動作を行うと、当該図形等がオブジェクトとして認識され、当該オブジェクトを配列した画像が投射面に投射される。また、インタラクティブホワイトボードでは、筆記済のオブジェクトを指示体を用いて選択すること、及び指示体を用いたドラッグ操作により、選択したオブジェクトを移動させることができる。インタラクティブホワイトボードにおけるオブジェクトの移動を支援する技術が種々提案されている。一例としては特許文献1に開示の技術が挙げられる。特許文献1には、ユーザーにより移動を指示されたオブジェクトがその移動先において他のオブジェクトに重なる場合に、夫々のオブジェクトが重ならないように各オブジェクトを再配置する技術が開示されている。
特開2010-238135号公報
例えば、夫々筆記済みのオブジェクトAとオブジェクトBとの間に、更にオブジェクトCを筆記する場合、オブジェクトA及びオブジェクトBを移動させてオブジェクトCを筆記する空白を作る必要がある。特許文献1に開示の技術では、オブジェクトCを筆記する空白を作るために、オブジェクトAとオブジェクトBの各々を夫々別個に移動方向及び移動量に留意しつつ移動させる必要があり、簡単な操作で空白を作ることができなかった。
本開示の画像編集支援方法の一態様は、文字列と図形との少なくとも一方を表す1又は複数の第1オブジェクトが配置された第1画像において空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置を取得すること、前記1又は複数の第1オブジェクトのうち、前記基準位置を含む所定範囲内に位置する第1オブジェクトである移動対象オブジェクトを特定すること、及び、前記移動対象オブジェクトを移動するための操作がユーザーによって為された場合、前記操作に応じて移動対象オブジェクトを移動すること、を含む。
本開示の画像編集支援装置の一態様は、文字列と図形との少なくとも一方を表す1又は複数の第1オブジェクトが配置された第1画像を表示する表示装置と、処理装置と、を備える。前記処理装置は、前記第1画像において空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置を取得すること、前記1又は複数の第1オブジェクトのうち、前記基準位置を含む所定範囲内に位置する第1オブジェクトである移動対象オブジェクトを特定すること、及び、前記移動対象オブジェクトを移動するための操作がユーザーによって為された場合、前記操作に応じて移動対象オブジェクトを移動すること、を実行する。
本開示の実施形態によるプロジェクター100を含むプロジェクションシステム300の斜視図である。 プロジェクションシステム300の側面図である。 プロジェクター100の構成例を示す図である。 オブジェクト情報144の一例を示す図である。 プロジェクター100が投射する表示画像PSの一例を示す図である。 プロジェクター100の処理装置110がプログラム142に従って実行する編集支援方法の流れを示すフローチャートである。 プロジェクター100の動作例を説明するための図である。 プロジェクター100の動作例を説明するための図である。 プロジェクター100の動作例を説明するための図である。 プロジェクター100の動作例を説明するための図である。
以下に述べる実施形態には技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の実施形態は、以下に述べる形態に限られるものではない。
1.実施形態
図1は、本発明の開示の画像編集支援装置の一実施形態であるプロジェクター100を含むプロジェクションシステム300の斜視図である。図2は、プロジェクションシステム300の側面図である。プロジェクションシステム300は、インタラクティブホワイトボードとして機能する。図1及び図2に示されるように、プロジェクションシステム300は、プロジェクター100の他に、投射板200と、指示体500とを含む。
投射板200の前面は、プロジェクター100により画像を投射される投射面SSとして利用される。図1及び図2に示されるように、プロジェクター100は、支持部材210によって投射板200の前方且つ鉛直方向の上方に固定される。本実施形態では、投射板200は鉛直に起立するように配置されているが、投射板200を水平に横たえて配置し、プロジェクター100を投射板200の鉛直上方に配置してプロジェクションシステム300が構成されてもよい。以下では、図1に示すように、鉛直方向の座標軸はy軸と、投射板200の法線に沿った座標軸はz軸と、y軸及びz軸の両軸に直交する座標軸はx軸と夫々称される。
プロジェクター100は、表示画像PSを投射板200の投射面SSに投射することにより、投射面SS上に表示画像PSを表示する。投射面SSとは、画像が投射される部材の表面を意味する。指示体500は、先端部510と、軸部520と、を有する。プロジェクションシステム300のユーザーは、軸部520を手に持ち、投射面SSをなぞるように先端部510を投射面SSに接触させつつ指示体500を動かすことで、文字又は図形等のオブジェクトを投射面SSに描く動作をすることができる。先端部510は、図示せぬ発光部を備える。発光部は、投射面SSに接触している場合にのみ赤外光を発光し、接触していない時は、赤外光を発光しない。
プロジェクター100は、撮像装置120を内蔵する。撮像装置120は、少なくとも投射面SS全体を撮像できる画角で設置される。撮像装置120には、図示しない可視光カットフィルターが搭載される。より詳細には、撮像装置120に内蔵された可視光カットフィルターは、プロジェクター100から投射される光、プロジェクター100の設置されている室の照明の光、及び自然光等の可視光を遮断する一方、指示体500の先端部510から発せられる赤外光を透過させる特性を有する。撮像装置120は、可視光カットフィルターを透過した光の表す画像を撮像する。従って、照明光、自然光、及びプロジェクター100から投射される光等の可視光の画像は撮像装置120によって撮像されず、指示体500の先端部510から発せられる赤外光の表す画像が撮像装置120によって撮影される。このため、撮像装置120による撮像画像では、指示体500の先端部510の領域が発光し、それ以外の領域は発光していない。プロジェクター100は、撮像装置120による撮像画像に基づいて、指示体500の投射面SSへの接触位置を検出する。
図3は、プロジェクター100の構成例を示すブロック図である。図3に示されるようにプロジェクター100は、撮像装置120の他に、処理装置110、表示装置130、及び記憶装置140を含む。なお、プロジェクター100は、処理装置110、撮像装置120、表示装置130、及び記憶装置140の他に、テンキー等の複数の操作子が設けられた入力装置と、有線LAN(Local Area Net Work)又は無線LAN等の通信網を介して他の装置と通信する通信装置と、を含んでもよい。例えば、入力装置は、プロジェクター100のユーザーにプロジェクター100の動作設定に関する各種入力を行わせるための装置である。通信装置は、例えばパーソナルコンピューター等の画像供給装置から送信される画像データの受信に利用される。
処理装置110は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー、即ちコンピューターを含んで構成される。処理装置110は、単一のコンピューターで構成されてもよいし、複数のコンピューターで構成されてもよい。処理装置110は、記憶装置140に記憶されているプログラム142に従って作動することにより、プロジェクター100の制御中枢として機能する。
撮像装置120は、処理装置110による制御の下、例えば数ミリ秒等の一定時間毎に投射面SSの画像を撮像する。撮像装置120は、投射面SSの画像を撮像する毎に撮像画像を表す画像データを処理装置110へ出力する。以下では、撮像装置120から処理装置110へ出力される画像データは撮像画像データと称される。処理装置110は、撮像装置120から順次出力される撮像画像データを解析することにより、指示体500の接触位置及び指示体500を用いて描かれた軌跡を検出する。処理装置110は、指示体500により描かれる軌跡に基づいて、ユーザーにより筆記されたオブジェクト及びオブジェクトの筆記位置をオブジェクト毎に検出する。
本実施形態において、指示体500を用いてユーザーにより筆記されるオブジェクトの具体例としては、指示体500を用いてユーザーにより筆記される1又は複数の文字列、1又は複数の図形、又は文字列と図形との組み合わせが挙げられる。なお、撮像装置120から順次出力される撮像画像データからオブジェクト及びオブジェクトの筆記位置を検出する具体的なアルゴリズムについては、既存技術が適宜採用される。例えば、文字列を表す第1の軌跡の終点が検出された後、当該終点から予め定められた閾値以上の距離が離れた点から図形を表す第2の軌跡の筆記が検出された場合には、処理装置110は、第1の軌跡及び第2の軌跡を各々別個のオブジェクトに対応すると判定し、第1の軌跡に基づいて文字列のオブジェクトを検出し、第2の軌跡に基づいて図形のオブジェクトを検出する。逆に、第1の軌跡の終点が検出された後、当該終点から予め定められた閾値未満の距離が離れた点から新たな第2の軌跡の筆記が検出された場合には、処理装置110は、第1の軌跡及び第2の軌跡に基づいて文字列と図形の組み合わせである一つのオブジェクトを検出する。
表示装置130は、処理装置110から与えられる画像信号に従って、表示画像PSを投射面SSへ投射する投射装置である。図3では詳細な図示が省略されているが、表示装置130は、投射レンズを含む投射光学系、液晶駆動部、液晶パネル、及び光源部、を含む。液晶駆動部は、処理装置110から与えられる画像信号に従って液晶パネルを駆動することにより、この画像信号の表す画像を液晶パネルに描画する。光源部は、例えば、ハロゲンランプ又はレーザーダイオードなどの光源を含む。光源部からの光は、液晶パネルで画素毎に変調され、投射光学系により投射面SSに投射される。
本実施形態では、処理装置110は、例えば白色等の単色の背景画像に、撮像画像データを解析することで検出されたオブジェクトを当該オブジェクトの筆記位置に配置した表示画像PSを表す画像信号を生成する。表示画像PSには、指示体500を用いてユーザーにより筆記された各オブジェクトが各々の筆記位置に配置されるので、インタラクティブホワイトボードが実現される。なお、背景画像を構成する可視光については、撮像装置120に内蔵された可視光カットフィルターにより遮断されるので、背景画像を構成する可視光がオブジェクトの検出に影響を与えることはない。背景画像を表す画像データは、プロジェクター100の内部で生成されてもよいし、通信装置を用いたデータ通信により画像供給装置から取得されてもよい。
記憶装置140は、処理装置110が読み取り可能な記録媒体である。記憶装置140は、例えば、不揮発性メモリーと揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーは、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。揮発性メモリーは、例えば、RAM(Radom Access Memory)である。
記憶装置140の不揮発性メモリーには、本開示の特徴を顕著に示す処理を処理装置110に実行させるためのプログラム142が記憶されている。図2では詳細な図示が省略されているが、不揮発性メモリーには、プロジェクター100の動作を規定する各種設定情報が記憶されている。この設定情報の具体例としては、表示画像PSに施す台形補正等を示す補正情報が挙げられる。記憶装置140の揮発性メモリーは、プログラム142を実行する際のワークエリアとして処理装置110によって利用される。
また、揮発性メモリーには、プログラム142を処理装置110に実行させる過程で生成される情報が記憶される。プログラム142を処理装置110に実行させる過程で生成される情報には、オブジェクトを表すオブジェクト情報144が含まれる。オブジェクト情報144は、オブジェクト毎に生成される。図4は、オブジェクト情報144の一例を示す図である。図4に示されるように、オブジェクト情報144には、オブジェクトの筆記位置を示す位置情報、オブジェクトの範囲を示す範囲情報、及びオブジェクトの内容を示す内容情報が含まれる。位置情報はオブジェクトの中心の座標、より具体的にはオブジェクトに外接する最小の矩形の中心の座標を表す。範囲情報はオブジェクトに外接する最小の矩形の大きさを表す。内容情報は当該矩形内に筆記された文字列、図形、又は図形と文字列との組み合わせの画像を表す。以下では、オブジェクト情報144により中心の座標、範囲及び内容が表されるオブジェクトは筆記済オブジェクトと称され、オブジェクト情報144の示す範囲を区画する矩形は筆記済オブジェクトの外延と称される。筆記済オブジェクトは、本開示における第1オブジェクトの一例である。
処理装置110は、プロジェクター100の電源投入を契機としてプログラム142を不揮発性メモリーから揮発性メモリーへ読み出し、読み出したプログラム142の実行を開始する。プログラム142に従って作動している処理装置110は、表示制御部110a、取得部110b、特定部110c、及び移動部110dとして機能する。図3に示される表示制御部110a、取得部110b、特定部110c、及び移動部110dは、処理装置110をプログラム142に従って作動させることにより実現されるソフトウェアモジュールである。表示制御部110a、取得部110b、特定部110c、及び移動部110dの各々が担う機能は次の通りである。
表示制御部110aは、記憶装置140の揮発性メモリーに記憶されたオブジェクト情報144に基づいて表示画像PSを表す画像信号を生成し、生成した画像信号を表示装置130に与える処理を例えば数ミリ秒間隔等で周期的に実行する。なお、投射面SSに対してオブジェクトが筆記されていない状況下では、表示制御部110aは背景画像を表す画像信号を表示装置130に与える。撮像画像データを解析することによりユーザーの筆記したオブジェクトが検出されると、表示制御部110aは、検出したオブジェクトを表すオブジェクト情報144を記憶装置140の揮発性メモリーに書き込む。以降、表示制御部110aは、記憶装置140の揮発性メモリーに記憶されたオブジェクト情報144に基づいて筆記済オブジェクトを配置した表示画像PSを表す画像信号を生成し、生成した画像信号を表示装置130に与える。つまり、表示制御部110aは、インタラクティブホワイトボードを実現するための機能ブロックである。
本実施形態では、表示制御部110aは、表示画像PSにおいてユーザーにより指定される基準位置を中心とする空白の広さをユーザーに指定させるためのツールに対応する複数種のオブジェクトを配列したツールバーを表示画像PSに付与する。以下、ツールに対応するオブジェクトはツールオブジェクトを称される。図5は、表示画像PSの一例を示す図である。図5に示される表示画像PSには、筆記済オブジェクトOB1、筆記済オブジェクトOB2、筆記済オブジェクトOB3、筆記済オブジェクトOB4、及びツールバーTLBが配置されている。図5に示す表示画像PSには、4つの筆記済オブジェクトが配置されているが、表示画像PSに配置される筆記済オブジェクトの数は1乃至3であってもよく、また、5以上であってもよい。要は、表示画像PSに1又は複数の筆記済オブジェクトが配置されればよい。
筆記済オブジェクトOB1は文字列と円とからなるオブジェクトである。筆記済オブジェクトOB2は文字列と2つの三角形とからなるオブジェクトである。筆記済オブジェクトOB3は星型の図形からなるオブジェクトである。筆記済オブジェクトOB4は文字列からなるオブジェクトである。なお、図5における点線は筆記済オブジェクトの外延を示す。本実施形態では、筆記済オブジェクトの外延を明示するために図5において点線で描画された各矩形を表す画像が表示画像PSに重ねて表示される。図5において点線で描画された各矩形を表す画像は、本開示における第3画像の一例である。
図5におけるツールバーTLBには、空白を拡大する際の筆記済オブジェクトの移動方向が各々異なる3種類のツールに対応するツールオブジェクトTL1、ツールオブジェクトTL2及びツールオブジェクトTL3が配置される。ユーザーは、空白の拡大を所望する位置にツールオブジェクトTL1、ツールオブジェクトTL2及びツールオブジェクトTL3の何れかをドラッグアンドドロップして所定の操作を行うことで当該位置を、空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置として指定することができる。
ツールオブジェクトTL1、ツールオブジェクトTL2及びツールオブジェクトTL3の各々は、互いに異なる形状の図形を表す。具体的には、ツールオブジェクトTL1は円を表し、ツールオブジェクトTL2はy軸に沿った長辺を有する長方形を表し、ツールオブジェクトTL3はx軸に沿った長辺を有する長方形を表す。本実施形態では、空白を拡大する際の筆記済オブジェクトの移動方向は、選択されたツールオブジェクトの形状に応じて定まる軸に沿った方向となる。ツールオブジェクトTL1による移動方向は、基準位置と移動対象となる筆記オブジェクトの中心の位置とを通る軸に沿って基準位置から遠ざかる方向である。つまり、ユーザーは、ツールオブジェクトTL1を用いることにより筆記済オブジェクトを基準位置を中心として放射状に移動させることができる。ツールオブジェクトTL2による移動方向は、ツールオブジェクトTL2の表す長方形の長辺に沿った軸、即ちy軸に沿って基準位置から遠ざかる方向である。ツールオブジェクトTL3による移動方向は、ツールオブジェクトTL3の表す長方形の長辺に沿った軸、即ちx軸に沿って基準位置から遠ざかる方向である。ツールオブジェクトは本開示における第2のオブジェクトの一例である。
取得部110bは、基準位置を取得する。本実施形態では、取得部110bは、ドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトが指示体500により時間Tに亘って押下され続けると、当該ツールオブジェクトの中心の位置を基準位置として確定し、当該基準位置を取得する。これにより、ドラッグアンドドロップの過程で基準位置が誤って確定されることが回避される。なお、基準位置が確定されたことをユーザーに明示するため、基準位置の確定前と確定後とで、表示制御部110aは、ドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトの表示色を異ならせてもよい。
特定部110cは、筆記済オブジェクト毎に、基準位置を含む所定範囲と少なくとも一部が重なるか否かを判定する。そして、特定部110cは、基準位置を含む所定範囲と少なくとも一部が重なる筆記済オブジェクトを移動対象オブジェクトとして特定する。本実施形態では、基準位置の指定のためにドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトが表示画像PSにおいて存在する範囲が上記所定範囲となる。例えば、ツールオブジェクトTL1がドラッグアンドドロップされた場合には、ツールオブジェクトTL1が示す円の内部が所定範囲となる。ツールオブジェクトTL2がドラッグアンドドロップされた場合には、ツールオブジェクトTL2が示す長方形の内部が所定範囲となる。同様に、ツールオブジェクトTL3がドラッグアンドドロップされた場合には、ツールオブジェクトTL3が示す長方形の内部が所定範囲となる。
移動部110dは、基準位置の指定のためにドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトに対して、空白の広さを指定する操作が為されている期間、移動対象オブジェクトを当該ツールオブジェクトの形状に応じた軸に沿って基準位置から遠ざかる方向に移動する。空白の広さを指定する操作は、大きさ指定操作と称される。本実施形態における大きさ指定操作は、基準位置の確定後、ツールオブジェクトを指示体500により押下し続ける操作である。つまり、本実施形態では、大きさ指定操作が為されている期間の時間長に応じて移動対象オブジェクトの移動量が定まる。また、移動部110dは移動対象オブジェクトの移動に応じて当該移動対象オブジェクトのオブジェクト情報144を更新する。
また、プログラム142に従って作動している処理装置110は、図6に示す画像編集支援方法を実行する。図6に示すように、本実施形態の画像編集支援方法は、指定支援処理SA110、配置処理SA120、判定処理SA130、取得処理SA140、特定処理SA150、及び移動処理SA160を含む。
指定支援処理SA110では、処理装置110は、表示制御部110aとして機能する。指定支援処理SA110では、処理装置110は、表示画像PSを投射面SSに表示することにより、基準位置を指定する操作を受け付ける。前述したように、ユーザーは、何れかのツールオブジェクトを指示体500を用いてドラッグアンドドロップし、一定時間Tに亙って押下し続けることにより、基準位置を指定することができる。
指定支援処理SA110に後続する配置処理SA120では、処理装置110は、表示制御部110aとして機能する。配置処理SA120では、処理装置110は、ドラッグアンドドロップにより選択されたツールオブジェクトを、表示画像PSにおいてドラッグアンドドロップにより指定された位置に配置する。
配置処理SA120に後続する判定処理SA130では、処理装置110は、取得部110bとして機能する。判定処理SA130では、処理装置110は、ドラッグアンドドロップにより配置されたツールオブジェクトが指示体500により一定時間Tに亘って押下され続けたか否かを判定する。判定処理SA130の判定結果が“No”である場合には、処理装置110は、再度、判定処理SA130を実行する。判定処理SA130の判定結果が“Yes”である場合には、処理装置110は、取得処理SA140を実行する。
取得処理SA140では、処理装置110は、取得部110bとして機能する。取得処理SA140では、処理装置110は、ドラッグアンドドロップにより表示画像PSに配置されたツールオブジェクトの中心の位置を基準位置として取得する。
取得処理SA140に後続する特定処理SA150では、処理装置110は、特定部110cとして機能する。特定処理SA150では、処理装置110は、基準位置を含む所定範囲と少なくとも一部が重なる筆記済オブジェクトを移動対象オブジェクトとして特定する。
特定処理SA150に後続する移動処理SA160では、処理装置110は、移動部110dとして機能する。移動処理SA160では、処理装置110は、基準位置の指定のためにドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトに対して大きさ指定操作が為されている間、特定処理SA150にて特定された移動対象オブジェクトを、当該ツールオブジェクトの形状に応じた軸に沿って基準位置から遠ざかる方向に移動する。
指定支援処理SA110において、図5に示す表示画像PSが投射面SSに表示されている状況下において、指示体500を用いてツールオブジェクトTL1が選択され、図7における矢印DDで示されるように位置PPにドラッグアンドドロップされたとする。この場合、配置処理SA120では、処理装置110は、図8にて一点鎖線で示すように、表示画像PSにおける位置PPにツールオブジェクトTL1を配置する。図8にて一点鎖線で示されるツールオブジェクトTL1が指示体500により時間Tに亘って押下され続けると、判定処理SA130の判定結果は“Yes”となり、処理装置110は、取得処理SA140を実行する。取得処理SA140では、処理装置110は、図8にて一点鎖線で示されるツールオブジェクトTL1の中心の位置PPを基準位置として確定し、当該基準位置を取得する。なお、図8における一点鎖線は所定範囲Wを示す。
取得処理SA140に後続する特定処理SA150では、処理装置110は、筆記済オブジェクトOB1、筆記済オブジェクトOB2、筆記済オブジェクトOB3、及び筆記済オブジェクトOB4の各々について、移動対象オブジェクトであるか否かを判定する。図8に示す例では、筆記済オブジェクトOB1及び筆記済オブジェクトOB2は、何れも一部が所定範囲Wと重なっているものの、筆記済オブジェクトOB3及び筆記済オブジェクトOB4は、何れも所定範囲Wと重なっていない。このため、図8に示す例では、筆記済オブジェクトOB1及び筆記済オブジェクトOB2が移動対象オブジェクトとなる。
特定処理SA150に後続する移動処理SA160では、処理装置110は、位置PPにドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトTL1に対して大きさ指定操作が為されている間、移動対象オブジェクトを位置PPから遠ざかる方向に放射状に移動させる。具体的には、処理装置110は、大きさ指定操作が開始された時点における筆記済オブジェクトOB1の中心と位置PPとを通る軸に沿って、図9における矢印M1の示す方向に筆記済オブジェクトOB1を移動させる。また、処理装置110は、大きさ指定操作が開始された時点における筆記済オブジェクトOB2の中心と位置PPとを通る軸に沿って、図9における矢印M2の示す方向に筆記済オブジェクトOB2を移動させる。なお、図9では、図面が煩雑になることを避けるために、筆記済オブジェクトOB1と筆記済オブジェクトOB2との図示は省略されている。
以上に説明した動作が為される結果、表示画像PSは、図10のように更新される。図10と図5とを比較すれば明らかなように、図10に示される表示画像PSでは、筆記済オブジェクトOB1と筆記済オブジェクトOB2との間の空白が図5に示される表示画像PSに比較して広がっている。このように、本実施形態によれば、空白の広さの変更を所望する位置に何れかのツールオブジェクトをドラッグアンドドロップして当該ツールオブジェクトを押下し続けるといった簡単な操作で表示画像PSに空白を作ることが可能になる。
2.変形
上記各実施形態は、以下のように変形され得る。
(1)上記実施形態における大きさ指定操作は空白を広げるための操作であったが、空白を狭めるための操作であってもよい。空白を広げるための操作は本開示における第1操作の一例である。空白を狭めるための操作は本開示における第2操作の一例である。基準位置の指定のために表示画像PSにドラッグアンドドロップされたツールオブジェクトに対して第2操作が為されている場合、処理装置110は、当該ツールオブジェクトの形状に応じて定まる軸に沿って基準位置に近づく方向に移動対象オブジェクトを移動する。
(2)上記実施形態では、大きさ指定操作が為されている期間の長さに応じた移動量で移動対象オブジェクトの移動が行なわれた。しかし、大きさ指定操作がツールオブジェクトをタップする操作である場合には、一回の大きさ指定操作に応じた移動量が予め定められていてもよい。また、テンキー又はカーソルキー等の操作子がプロジェクター100に設けられている場合には、操作子の操作により移動対象オブジェクトの移動量を示す数値を入力することで、移動対象オブジェクト毎に移動量が指定されてもよい。また、プロジェクター100が複数の操作子を有する場合、複数の操作子のうちの第1の操作子が第1操作に割り当てられ、第1の操作子とは異なる第2の操作子が第2操作に割り当てられてもよい。この態様では、操作された操作子の種類に応じて第1操作と第2操作との何れが為されたのかが特定され、特定された操作に応じて移動対象オブジェクトの移動方向が特定されてもよい。
(3)大きさ指定操作に応じた移動により所定範囲と重ならなくなった移動対象オブジェクトの移動は停止されてもよい。つまり、移動対象オブジェクトの移動量の上限は、大きさ指定操作が為されている期間の長さ又は当該操作が行われた回数に応じて定められればよい。
(4)上記実施形態では、ツールオブジェクトを用いて基準位置の指定が行われたが、表示画像PSに対するタップ等により基準位置が指定され、当該基準位置を中心する所定の大きさの円又は矩形の内部が所定範囲とされてもよい。当該基準位置を中心する所定の大きさの円又は矩形の内部を所定範囲とする態様においては、当該所定範囲内の任意の点を指示体500を用いて押下し続ける操作を大きさ指定操作とすることが考えられる。つまり、ツールオブジェクトは本開示の必須構成要素ではなく、省略可能である。ツールオブジェクトを用いない態様では、配置処理SA120及び判定処理SA130は省略可能である。ツールオブジェクトを用いない態様では、ツールバーTLBの表示も不要である。ツールバーTLBを表示しない態様では、指定支援処理SA110はプロジェクターにおける一般的な処理である。従って、本開示の編集支援方法は、取得処理SA140、特定処理SA150、及び移動処理SA160を含んでいればよい。なお、ツールオブジェクトを用いない場合、所定範囲をユーザーに明示するため、所定範囲の外延を示す画像が表示画像PSに重ねて表示されてもよい。
(5)移動対象オブジェクトの移動対象オブジェクト以外の筆記済オブジェクトとの区別が明瞭となるように、移動対象オブジェクトの外延を示す画像と移動対象オブジェクト以外の筆記済オブジェクトの外延を示す画像とで、外延を表す線の種類と色の少なくとも一方が異なってもよい。なお、移動対象オブジェクト及び移動対象オブジェクト以外の筆記済オブジェクトの外延を示す画像の表示は必須ではなく、省略されてもよい。
(6)移動対象オブジェクトを移動させることより移動対象オブジェクトと他の筆記済オブジェクトとの間の距離、より具体的には移動対象オブジェクトの中心と他の筆記済オブジェクトの中心との間の距離が予め定められた閾値未満になった場合、当該他の筆記済オブジェクトが移動対象オブジェクトとともに移動してもよい。具体的には、処理装置110は、移動対象オブジェクトを移動させることより移動対象オブジェクトと他の筆記済オブジェクトとの間の距離が予め定められた閾値未満になった場合、移動対象オブジェクトと上記他の筆記済オブジェクトとを一つのオブジェクトに統合する。例えば、処理装置110は、移動対象オブジェクトと上記他の筆記済オブジェクトとを含む最小の矩形を上記統合後のオブジェクトの範囲とし、且つ当該矩形の中心を当該統合後のオブジェクトの中心とする。以降、処理装置110は、統合後のオブジェクトを新たな移動対象オブジェクトとして移動させる。
(7)上記実施形態における表示装置130は、投射板200に画像を投射する投射装置であった。しかし、表示装置130は、液晶ディスプレイ等であってもよい。要は、表示装置130は、文字列と図形との少なくとも一方を表す筆記済オブジェクトが1又は複数配置された表示画像PSを表示する装置であればよい。
(8)上記実施形態における表示制御部110a、取得部110b、特定部110c、及び移動部110dはソフトウェアモジュールであった。しかし、表示制御部110a、取得部110b、特定部110c、及び移動部110dのうちの何れか一つ或いは複数、又は全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアモジュールであってもよい。表示制御部110a、取得部110b、特定部110c、及び移動部110dのうちの何れか一つ或いは複数、又は全部がハードウェアモジュールであっても、上記実施形態と同じ効果が奏される。
(9)プログラム142は単体で製造されてもよく、有償又は無償で提供されてもよい。プログラム142を提供する際の具体的な態様としては、フラッシュROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体にプログラム142を書き込んで提供する態様、又はインターネット等の電気通信回線経由のダウンロードによりプログラム142を提供する態様が挙げられる。これらの態様により提供されるプログラム142に従って一般的なコンピューターを作動させることで、当該コンピューターを本開示の編集支援装置として機能させることが可能になる。
3.実施形態及び各変形例の少なくとも1つから把握される態様
本開示は、上述した実施形態及び変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実現することができる。例えば、本開示は、以下の態様によっても実現可能である。以下に記載した各態様中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、或いは本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
本開示の一態様の画像編集支援方法は、取得処理SA140、特定処理SA150、及び移動処理SA160を含む。取得処理SA140は、文字列と図形との少なくとも一方を表す1又は複数の筆記済オブジェクトが配置された表示画像PSにおいて空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置を取得する処理である。筆記済オブジェクトは本開示における第1オブジェクトの一例である。表示画像PSは本開示における第1画像の一例である。特定処理SA150は、前記1又は複数の筆記済オブジェクトのうち、前記基準位置を含む所定範囲内に位置する筆記済オブジェクトである移動対象オブジェクトを特定する処理である。移動処理SA160は、前記移動対象オブジェクトを移動するための操作がユーザーによって為された場合、前記操作に応じて前記移動対象オブジェクトを移動する処理である。本態様の画像編集支援方法によれば、移動対象オブジェクトを移動するための操作に応じて移動対象オブジェクトを一括して移動することができるので、1又は複数の筆記済オブジェクトを配置済の表示画像PSに対して簡単な操作で所望の広さの空白を作ることが可能になる。
より好ましい態様の画像編集支援方法では、前記操作には、前記空白を広げるための第1操作と前記空白を狭めるための第2操作とが含まれてもよい。前記操作に前記第1操作と前記第2操作とが含まれる場合、前記操作が、前記第1操作と前記第2操作との何れであるかに応じて前記移動対象オブジェクトを移動する移動方向が特定されてもよい。具体的には、前記第1操作に対応する前記移動方向は、前記移動対象オブジェクトが前記基準位置から遠ざかる方向であればよい。また、前記第2操作に対応する前記移動方向は、前記移動対象オブジェクトが前記基準位置に近くづく方向であればよい。本態様では、移動対象オブジェクトは第1操作に応じて基準位置から遠ざかる方向に移動する。また、移動対象オブジェクトは第2操作に応じて基準位置に近づく方向に移動する。本態様によれば、空白を広げるための第1操作又は空白を狭めるための第2操作を行うことにより、移動対象オブジェクトを一括して移動させることができるので、1又は複数の筆記済オブジェクトを配置済の表示画像PSに対して簡単な操作で所望の広さの空白を作ることが可能になる。
別の好ましい態様の画像編集支援方法では、前記所定範囲の外延を示す一点鎖線の画像が筆記済オブジェクトに重ねて表示されてもよい。前記所定範囲の外延を示す一点鎖線の画像は本開示における第2画像の一例である。本態様によれば、前記所定範囲の外延をユーザーに明示することができる。
別の好ましい態様の画像編集支援方法では、前記操作を受け付けるツールオブジェクトが前記基準位置に表示されてもよい。ツールオブジェクトは本開示における第2オブジェクトの一例である。本態様によれば、ツールオブジェクトに対する操作を行うことで、移動対象オブジェクトを一括して移動させることができる。この態様においては、前記所定範囲は、表示画像PSにおいてツールオブジェクトが存在する範囲であってもよい。本態様によれば、ツールオブジェクトの表示により前記所定範囲をユーザーに明示することができる。
別の好ましい態様の画像編集支援方法では、前記移動対象オブジェクトの移動方向は、ツールオブジェクトの形状に応じて定まる軸に沿った方向であってもよい。本態様では、ツールオブジェクトの形状に応じて前記移動対象オブジェクトの移動方向が定まるので、様々な形状のツールオブジェクトを予め用意しておき、基準位置に配置するツールオブジェクトをユーザーに選択させることで、移動対象オブジェクトの移動方向をユーザーに指定させることが可能になる。
別の好ましい態様の画像編集支援方法では、前記操作が継続している期間の長さに応じて前記移動対象オブジェクトの移動量の上限が定められてもよい。本態様によれば、移動対象オブジェクトを移動するための操作が継続している期間の長さにより移動対象オブジェクトの移動量をユーザーに指定させることができる。なお、前記所定範囲と重ならなくなった前記移動対象オブジェクトの移動は停止されてもよい。本態様によれば、所定範囲に応じた広さの空白を手軽に作ることが可能になる。
別の好ましい態様の画像編集支援方法では、筆記済オブジェクトの外延を示す画像が表示画像PSに重ねて表示されてもよい。筆記済オブジェクトの外延を示す画像は本開示における第3画像の一例である。本態様によれば、筆記済オブジェクトの外延をユーザーに明示することが可能になる。
別に好ましい態様の画像編集支援方法では、表示画像PSには移動対象オブジェクトとは異なる、文字列と図形との少なくとも一方を表す他の筆記済オブジェクトが配置されてもよい。移動対象オブジェクトとは異なる他の筆記済オブジェクトは本開示における第3オブジェクトの一例である。そして、この態様においては、前記移動対象オブジェクトを移動させることより前記移動対象オブジェクトの中心と前記他の筆記済オブジェクトの中心との間の距離が予め定められた閾値未満になった場合、他の筆記済オブジェクトを前記移動対象オブジェクトとともに移動させる処理が実行されてもよい。本態様によれば、第1操作又第2操作に応じて移動する移動対象オブジェクトが他の筆記済オブジェクトを重なることを、他の操作を行うことなく回避することが可能になる。
また、本開示の一態様の画像編集支援装置は、文字列と図形との少なくとも一方を表す筆記済オブジェクトが1又は複数配置された表示画像PSを表示する表示装置130と、処理装置110と、を備える。処理装置110は、前述の取得処理SA140、特定処理SA150、及び移動処理SA160を実行する。本態様の画像編集支援装置によれば、移動対象オブジェクトを移動するための操作に応じて移動対象オブジェクトを一括して移動することができるので、1又は複数の筆記済オブジェクトを配置済の表示画像PSに対して簡単な操作で所望の広さの空白を作ることが可能になる。
300…プロジェクションシステム、100…プロジェクター、110…処理装置、110a…表示制御部、110b…取得部、110c…特定部、110d…移動部、120…撮像装置、130…表示装置、140…記憶装置、142…プログラム、144…オブジェクト情報、200…投射板、210…支持部材、500…指示体、510…先端部、520…軸部、PS…表示画像、SS…投射面。

Claims (12)

  1. 文字列と図形との少なくとも一方を表す1又は複数の第1オブジェクトが配置された第1画像において空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置を取得すること、
    前記1又は複数の第1オブジェクトのうち、前記基準位置を含む所定範囲内に位置する第1オブジェクトである移動対象オブジェクトを特定すること、及び、
    前記移動対象オブジェクトを移動するための操作がユーザーによって為された場合、前記操作に応じて移動対象オブジェクトを移動すること、
    を含む、画像編集支援方法。
  2. 前記操作は、前記空白を広げるための第1操作と前記空白を狭めるための第2操作とを含み、
    前記操作が、前記第1操作と前記第2操作との何れであるかに応じて前記移動対象オブジェクトを移動する移動方向を特定すること、を更に含む、
    請求項1に記載の画像編集支援方法。
  3. 前記第1操作に対応する前記移動方向は、前記移動対象オブジェクトが前記基準位置から遠ざかる方向であり、
    前記第2操作に対応する前記移動方向は、前記移動対象オブジェクトが前記基準位置に近くづく方向である、
    請求項2に記載の画像編集支援方法。
  4. 前記所定範囲の外延を示す第2画像を前記第1画像に重ねて表示すること、を更に含む請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の画像編集支援方法。
  5. 前記操作を受け付けるための第2オブジェクトを前記基準位置に表示すること、を更に含む、
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の画像編集支援方法。
  6. 前記所定範囲は、前記第1画像において前記第2オブジェクトが存在する範囲である、
    請求項5に記載の画像編集支援方法。
  7. 前記移動対象オブジェクトを、前記第2オブジェクトの形状に応じて定まる軸に沿って移動させる、請求項5又は請求項6に記載の画像編集支援方法。
  8. 前記操作が継続している期間の長さに応じて前記移動対象オブジェクトの移動量の上限が定められる、請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の画像編集支援方法。
  9. 前記所定範囲と重ならなくなった前記移動対象オブジェクトの移動を停止すること、を更に含む請求項8に記載の画像編集支援方法。
  10. 前記第1オブジェクトの外延を示す第3画像を前記第1画像に重ねて表示すること、を更に含む、請求項1乃至9のうちの何れか1項に記載の画像編集支援方法。
  11. 前記1又は複数の第1オブジェクトのうち前記移動対象オブジェクトとは異なる第3オブジェクトが前記第1画像に配置される場合、
    前記移動対象オブジェクトを移動させることより前記移動対象オブジェクトの中心と前記第3オブジェクトの中心との間の距離が予め定められた閾値未満になった場合、前記第3オブジェクトを前記移動対象オブジェクトとともに移動させること、を含む、
    請求項1乃至10のうちの何れか1項に記載の画像編集支援方法。
  12. 文字列と図形との少なくとも一方を表す1又は複数の第1オブジェクトが配置された第1画像を表示する表示装置と、
    処理装置と、を備え、
    前記処理装置は、
    前記第1画像において空白の広さを変更する場合の基準となる基準位置を取得すること、
    前記1又は複数の第1オブジェクトのうち、前記基準位置を含む所定範囲内に位置する第1オブジェクトである移動対象オブジェクトを特定すること、及び、
    前記移動対象オブジェクトを移動するための操作がユーザーによって為された場合、前記操作に応じて移動対象オブジェクトを移動すること、を実行する、
    画像編集支援装置。
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