JP2023041302A - 切替装置、開閉制御器およびループ切替方法 - Google Patents

切替装置、開閉制御器およびループ切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、ループ切替のために無効化されたインタロック機能を速やかに有効化することができる切替装置、開閉制御器およびループ切替方法を提供することである。【解決手段】開閉制御部は、開閉指示に基づいて第1開閉器または第2開閉器を制御する。インタロック部は、開閉指示に従った制御により第1開閉器および第2開閉器の両方が閉状態となる場合に、開閉指示に従った制御を禁止するインタロック機能を実現する。有効化部は、インタロック機能が無効化されており、かつ第1開閉器および第2開閉器がいずれも閉状態である場合に、インタロック機能を有効化する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は切替装置、開閉制御器およびループ切替方法に関する。
電力系統から2つの回線の電源を受電する本線予備線受電方式が知られている。本線予備線受電方式によれば、本線に障害が生じたときや点検時などに本線から予備線に切り替えて受電することができる。本線予備線受電方式で受電する場合、本線と構内の母線との間、および予備線と構内の母線との間には、遮断器や断路器などの開閉器が設けられる。
本線予備線受電方式では、一方の回線の電流が他方の回線に流れ込まないよう、通常時において本線のみが母線に接続され、予備線は母線から切り離される。また、開閉器には母線と予備線とが同時に導通状態とならないよう、インタロックが組み込まれる。
一方で、本線と予備線との切替を行う場合、母線の電源断が生じないループ切替が行われることがある。例えば接続先を本線から予備線へ切り替える場合、本線と母線の導通を保ったまま予備線と母線との間に設けられた遮断器を閉状態にし、その後に本線と母線との間に設けられた遮断器を開状態にする。ループ切替を行う場合には、開閉器のインタロックは保守員によって一時的に無効化される。
開閉器のインタロック機能が無効化されている状態は、上述の通り電流の流れ込みが生じる可能性があり、好ましくない。そのため、保守員はループ切替の後、速やかにインタロック機能を有効化する必要がある。
特開平01-74031号公報
本発明が解決しようとする課題は、ループ切替のために無効化されたインタロック機能を速やかに有効化することができる切替装置、開閉制御器およびループ切替方法を提供することである。
実施形態の切替装置は、負荷設備に電力を供給する回線を、第1回線と第2回線とで切り替える。切替装置は、第1開閉器と第2開閉器と開閉制御器とを持つ。第1開閉器は、第1回線と負荷設備との間に接続される。第2開閉器は、第2回線と負荷設備との間に接続される。開閉制御器は、第1開閉器および第2開閉器の開閉を制御する。開閉制御器は、開閉制御部とインタロック部と有効化部とを持つ。開閉制御部は、開閉指示に基づいて第1開閉器または第2開閉器を制御する。インタロック部は、開閉指示に従った制御により第1開閉器および第2開閉器の両方が閉状態となる場合に、開閉指示に従った制御を禁止するインタロック機能を実現する。有効化部は、インタロック機能が無効化されており、かつ第1開閉器および第2開閉器がいずれも閉状態である場合に、インタロック機能を有効化する。
第1の実施形態に係る切替装置の構成を示す概略図。 第1の実施形態に係る開閉制御器の機能構成を示す概略ブロック図。 第1の実施形態に係る開閉制御器の開閉指示受信時の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るインタロック自動有効化処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る開閉制御器による自動ループ切替処理を示すフローチャート。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図。
以下、実施形態の切替装置、開閉制御器およびループ切替方法を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る切替装置100の構成を示す概略図である。
切替装置100は、本線L1および予備線L2を有する電力系統と、母線L3を有する負荷設備との間に設けられる。切替装置100は、母線L3に電力を供給する回線を、本線L1と予備線L2とで切り替えることで、本線予備線受電方式を実現する。母線L3には、図示しない遮断器や変圧器が接続される。本線L1は第1回線の一例である。予備線L2は第2回線の一例である。
切替装置100は、第1接続回路110、第2接続回路120、開閉制御器130、配電盤140を備える。
第1接続回路110は、本線L1と母線L3とを接続する回路である。第1接続回路110は、変流器111、系統側断路器112、受電遮断器113、構内側断路器114、過電流継電器115(OCR)、地絡過電流継電器116(OCGR)および電流変換器117(ATD)を備える。本線L1と母線L3との間は、本線L1側から変流器111、系統側断路器112、受電遮断器113、構内側断路器114の順に直列に接続される。過電流継電器115、地絡過電流継電器116および電流変換器117は、変流器111の二次側に接続される。受電遮断器113は、第1開閉器の一例である。電流変換器117は電流計の一例である。
第2接続回路120は、予備線L2と母線L3とを接続する回路である。第2接続回路120は、変流器121、系統側断路器122、受電遮断器123、構内側断路器124、過電流継電器125、地絡過電流継電器126および電流変換器127を備える。予備線L2と母線L3との間は、予備線L2側から変流器121、系統側断路器122、受電遮断器123、構内側断路器124の順に直列に接続される。過電流継電器125、地絡過電流継電器126および電流変換器127は、変流器121の二次側に接続される。受電遮断器123は、第2開閉器の一例である。電流変換器127は電流計の一例である。
開閉制御器130は、第1接続回路110および第2接続回路120が備える受電遮断器の開閉を制御する。開閉制御器130は、保守員の操作により配電盤140から送信される信号に従って第1接続回路110の受電遮断器113および第2接続回路120の受電遮断器123を制御する。開閉制御器130は、電流変換器117から第1接続回路110に流れる電流の電流値を示す信号を受信する。開閉制御器130は、電流変換器127から第2接続回路120に流れる電流の電流値を示す信号を受信する。開閉制御器130は、受電遮断器113から受電遮断器113の開閉状態を示す信号を受信する。開閉制御器130は、受電遮断器123から受電遮断器123の開閉状態を示す信号を受信する。
開閉制御器130は、第1接続回路110と第2接続回路120とが同時に導通状態にならないよう、受電遮断器113および受電遮断器123の開閉をロックするインタロック機能を有する。開閉制御器130は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)によって実現される。また例えば開閉制御器130は、リレーで構成された回路であってもよい。
配電盤140は、開閉制御器130を操作するためのスイッチを備える。具体的には、配電盤140は、第1接続回路110の受電遮断器113の開閉を切り替える第1開閉スイッチ、第2接続回路120が備える受電遮断器123の開閉を切り替える第2開閉スイッチ、および開閉制御器130のインタロック機能を無効化させるインタロックスイッチを備える。
図2は、第1の実施形態に係る開閉制御器130の機能構成を示す概略ブロック図である。
第1の実施形態に係る開閉制御器130は、指示受信部131、信号受信部132、開閉制御部133、インタロック部134、継電器ロック部135、無効化部136、有効化部137を備える。
指示受信部131は、配電盤140から受電遮断器113または受電遮断器123の開閉を切り替える開閉指示、およびインタロック機能を無効化させる無効化指示を受信する。
信号受信部132は、第1接続回路110から第1接続回路110に流れる電流値および受電遮断器113の開閉状態を示す信号を受信する。信号受信部132は、第2接続回路120から第2接続回路120に流れる電流値および受電遮断器123の開閉状態を示す信号を受信する。
開閉制御部133は、指示受信部131が受信した開閉指示に従って受電遮断器113または受電遮断器123の開閉を切り替える信号を出力する。
インタロック部134は、開閉指示に従った制御により受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となる場合に、開閉指示に従った制御を禁止するインタロック処理を行う。
継電器ロック部135は、インタロック部134によるインタロック機能が無効化されている場合に、過電流継電器115、地絡過電流継電器116、過電流継電器125および地絡過電流継電器126の出力をロックする。これは、ループ切替処理のために第1接続回路110および第2接続回路120の両方が一時的に導通状態となったときに生じるループ電流によって、各継電器が動作することを防ぐためである。つまり継電器ロック部135は、ループ切替中における継電器の不要な出力を防ぐ。そのため、継電器ロック部135が継電器をロックしている間、短絡や地絡などの事故電流を検出することができない。例えば、継電器ロック部135は、継電器の出力端に設けられたスイッチを開閉することで継電器の出力の可否を制御する。
無効化部136は、指示受信部131が無効化指示を受信した場合に、インタロック部134によるインタロック機能を無効化する。例えば内部メモリにインタロック機能が有効か否かを記録する判定領域を確保しておき、無効化部136は、無効化指示を受信したときに判定領域に記録された値を無効を示す値に書き換える。インタロック部134は、判定領域の値を参照し、インタロック処理を行うか否かを判定する。また継電器ロック部135は、判定領域の値を参照し、継電器のロック処理を行うか否かを判定する。
有効化部137は、信号受信部132が受信した信号に基づいて、インタロック部134によるインタロック機能を有効化するか否かを決定する。
ここで、第1の実施形態に係る開閉制御器130の動作について説明する。
保守員が配電盤140を操作し、配電盤140が無効化指示を送信すると、指示受信部131は、無効化指示を受信する。指示受信部131が無効化指示を受信すると、無効化部136はメモリの判定領域に無効を示す値を記録する。
図3は、第1の実施形態に係る開閉制御器130の開閉指示受信時の動作を示すフローチャートである。
保守員が配電盤140を操作し、受電遮断器の開閉を指示する開閉指示を送信すると、指示受信部131は開閉指示を受信する(ステップS1)。開閉指示には、対象となる遮断器が受電遮断器113であるか受電遮断器123であるかを示す情報と、当該遮断器を開くか閉じるかを示す情報とが含まれる。次に、信号受信部132は、第1接続回路110および第2接続回路120から、電流値および開閉状態を示す信号を受信する(ステップS2)。
インタロック部134は、メモリの判定領域を参照し、インタロック機能が無効化されているか否かを判定する(ステップS3)。インタロック機能が無効化されていない場合(ステップS3:NO)、インタロック部134は、ステップS1で受信した開閉指示に従った制御により受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となるか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、インタロック部134は、開閉指示が受電遮断器113の閉制御を示し、かつ受電遮断器123が閉状態である場合に、開閉指示に従った制御により受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となると判定する。またインタロック部134は、開閉指示が受電遮断器123の閉制御を示し、かつ受電遮断器113が閉状態である場合に、開閉指示に従った制御により受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となると判定する。
開閉指示に従った制御により受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となる場合(ステップS4:YES)、インタロック部134は、開閉制御部133による受電遮断器の閉制御を禁止する(ステップS5)。他方、開閉指示に従った制御を行っても受電遮断器113および受電遮断器123の少なくとも一方が開状態となる場合(ステップS4:NO)、開閉制御部133は開閉指示に従って受電遮断器を制御する(ステップS6)。
他方、インタロック機能が無効である場合(ステップS3:YES)、開閉制御部133は開閉指示に従って受電遮断器を制御する(ステップS7)。次に、信号受信部132は、第1接続回路110および第2接続回路120から、電流値および開閉状態を示す信号を受信する(ステップS8)。
有効化部137は、ステップS7で受信した信号に基づいて、受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となったか否かを判定する(ステップS9)。受電遮断器113および受電遮断器123の少なくとも一方が開状態である場合(ステップS9:NO)、開閉制御器130は処理を終了する。
受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となった場合(ステップS9:YES)、ステップS10からステップS14に示すインタロック自動有効化処理を実行する。図4は、第1の実施形態に係るインタロック自動有効化処理を示すフローチャートである。有効化部137は、ステップS7で受信した信号に基づいて、第1接続回路110および第2接続回路120の電流値が継電器の整定値以下であるか否かを判定する(ステップS10)。具体的には、有効化部137は、第1接続回路110の各相電流の電流値が過電流継電器115の各相の整定値以下であること、第2接続回路120の各相電流の電流値が過電流継電器125の各相の整定値以下であること、第1接続回路110の各相電流のベクトル和の大きさが地絡過電流継電器116の整定値以下であること、ならびに第2接続回路120の各相電流のベクトル和の大きさが地絡過電流継電器126の整定値以下であることのすべてを満たすか否かを判定する。
第1接続回路110および第2接続回路120の電流値が継電器の整定値以下である場合(ステップS10:YES)、有効化部137は、メモリの参照領域にインタロック機能が有効であることを示す値を記録する(ステップS11)。これにより、開閉制御器130はインタロック機能が無効となる時間を短くすることができる。その後、受電遮断器113または受電遮断器123の開制御を示す開閉指示を受信することで、ループ切替が完了する。
第1接続回路110または第2接続回路120の電流値が継電器の整定値を超える場合(ステップS10:NO)、信号受信部132は、第1接続回路110および第2接続回路120から、電流値および開閉状態を示す信号を受信する(ステップS12)。有効化部137は、受電遮断器113および受電遮断器123の少なくとも一方が閉状態から開状態に切り替わったか否かを判定する(ステップS13)。つまり、有効化部137は、ループ切替が完了したか否かを判定する。
受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態を維持している場合(ステップS13:NO)、開閉制御器130はステップS10に処理を戻す。他方、受電遮断器113および受電遮断器123の少なくとも一方が閉状態から開状態に切り替わった場合(ステップS13:YES)、有効化部137は、メモリの参照領域にインタロック機能が有効であることを示す値を記録する(ステップS14)。これにより、開閉制御器130はインタロック機能が無効となる時間を短くすることができる。
ここで、具体例を用いて切替装置100の動作を説明する。本例では、保守員は本線L1から予備線L2へのループ切替を行う。つまり、初期状態では第1接続回路110が導通状態であり、第2接続回路120が非導通状態である。保守員は、まず配電盤140の無効化スイッチを操作する。これにより開閉制御器130の無効化部136は参照領域にインタロックが無効であることを示す値を記録する。以降、継電器ロック部135は、各種継電器の出力をロックする。
次に、保守員は、配電盤140を操作し、第2接続回路120の受電遮断器123を閉状態にするよう第2開閉スイッチを操作する。開閉制御器130がステップS1で開閉指示を受信すると、インタロック部134はステップS3で参照領域の値を参照する。このとき参照領域の値はインタロックが無効であることを示す。そのため、インタロック部134は開閉制御部133の制御を禁止しない。ステップS7で開閉制御部133は開閉指示に従って受電遮断器123を閉状態に制御する。これにより、受電遮断器113および受電遮断器123の両方が閉状態となる。そのため、開閉制御器130はインタロック自動有効化処理を実行する。
ここでは、開閉制御器130を流れる電流が整定値以下であったものとする。この場合、有効化部137はステップS11で速やかにインタロックを有効化する。以降、継電器ロック部135は、各種継電器の出力をロックしない。その後、保守員は、配電盤140を操作し、第1接続回路110の受電遮断器113を開状態にするよう第1開閉スイッチを操作する。開閉制御器130がステップS1で開閉指示を受信すると、インタロック部134はステップS3で参照領域の値を参照する。このとき参照領域の値はインタロックが有効であることを示す。他方、当該開閉指示は、受電遮断器123を開状態にするものであるため、インタロック部134は開閉制御部133の制御を禁止しない。ステップS6で開閉制御部133は開閉指示に従って受電遮断器123を閉状態に制御する。これにより、ループ切替が完了する。
他方、開閉制御器130を流れる電流が整定値を超える場合について考える。この場合、有効化部137はステップS10-13の処理を繰り返し実行し、インタロックは無効のままとなる。その間、保守員は、配電盤140を操作し、第1接続回路110の受電遮断器113を開状態にするよう第1開閉スイッチを操作する。開閉制御器130がステップS1で開閉指示を受信すると、インタロック部134はステップS3で参照領域の値を参照する。このとき参照領域の値はインタロックが無効であることを示す。そのため、インタロック部134は開閉制御部133の制御を禁止しない。ステップS7で開閉制御部133は開閉指示に従って受電遮断器113を開状態に制御する。
これにより、ステップS13の受電遮断器113および受電遮断器123の少なくとも一方が開状態になるという条件を満たすことになり、有効化部137はステップS14でインタロックを有効化する。以降、継電器ロック部135は、各種継電器の出力をロックしなくなる。
このように、第1の実施形態に係る開閉制御器130は、インタロックが無効化されており、かつ受電遮断器113および受電遮断器123がいずれも閉状態である場合に、インタロック処理を有効化する。これにより、インタロック機能を速やかに有効化し、電力系統の保護を図ることができる。
特に、第1の実施形態に係る開閉制御器130は、インタロックが無効化されており、かつ受電遮断器113および受電遮断器123がいずれも閉状態であり、かつ第1接続回路110および第2接続回路120の電流値が保護継電器の整定値より小さい場合に、インタロック処理を有効化する。これにより、インタロック機能の有効化に伴って保護継電器のロックが解除され、ループ電流によって保護継電器が作動してしまうことを防ぐことができる。
また、第1の実施形態に係る開閉制御器130は、インタロックが無効化されており、かつ受電遮断器113および受電遮断器123の少なくとも一方が閉状態から開状態になった場合に、インタロック処理を有効化する。これにより、第1接続回路110および第2接続回路120の電流値が保護継電器の整定値より大きいためにインタロック機能を有効化できなかった場合にも、ループ切替の完了次第速やかにインタロック機能を有効化することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態に係る開閉制御器130は、保守員による開閉指示によってループ切替を行う場合について説明した。これに対し、第2の実施形態に係る開閉制御器130は、配電盤140に設けられたループ切替スイッチの押下により、自動的にループ切替を行う。第2の実施形態に係る開閉制御器130の構成は第1の実施形態と同様である。
図5は、第2の実施形態に係る開閉制御器130による自動ループ切替処理を示すフローチャートである。
配電盤140のループ切替スイッチが押下されると、指示受信部131は、切替指示を受信する(ステップS51)。信号受信部132は、第1接続回路110および第2接続回路120から、電流値および開閉状態を示す信号を受信する(ステップS52)。次に、インタロック部134は、メモリの判定領域を参照し、インタロック機能が無効化されているか否かを判定する(ステップS53)。インタロック機能が無効化されていない場合(ステップS53:NO)、インタロック部134は、開閉制御部133による受電遮断器の閉制御を禁止する(ステップS54)。これにより、ループ切替スイッチが誤って押下されることにより意図せずにループ切替が生じないようにすることができる。
他方、インタロック機能が無効である場合(ステップS53:YES)、開閉制御部133は第2接続回路120の受電遮断器123を閉状態にする(ステップS55)。次に、信号受信部132は、第1接続回路110および第2接続回路120から、電流値および開閉状態を示す信号を受信する(ステップS56)。
有効化部137は、第1接続回路110および第2接続回路120の電流値が継電器の整定値以下であるか否かを判定する(ステップS57)。第1接続回路110および第2接続回路120の電流値が継電器の整定値以下である場合(ステップS57:YES)、有効化部137は、メモリの参照領域にインタロック機能が有効であることを示す値を記録する(ステップS58)。これにより、開閉制御器130はインタロック機能が無効となる時間を短くすることができる。その後、一定時間後(例えば1秒後)に、開閉制御部133は、第1接続回路110の受電遮断器113を開状態にする(ステップS59)。
他方、第1接続回路110および第2接続回路120の少なくとも一方の電流値が継電器の整定値を超える場合(ステップS57:NO)、有効化部137は、ステップS55で受電遮断器123を閉じてから一定時間(例えば、1秒)が経過したか否かを判定する(ステップS60)。受電遮断器123を閉じてから一定時間が経過していない場合(ステップS60:NO)、開閉制御器130は処理をステップS56に戻す。他方、受電遮断器123を閉じてから一定時間が経過した場合(ステップS60:YES)、開閉制御部133は、第1接続回路110の受電遮断器113を開状態にする(ステップS61)。その後、有効化部137は、メモリの参照領域にインタロック機能が有効であることを示す値を記録する(ステップS62)。
このように、第2の実施形態に係る開閉制御器130は、自動ループ切替を行うことができる。第2の実施形態に係る自動ループ切替においても、開閉制御器130は、インタロックが無効化されており、かつ受電遮断器113および受電遮断器123がいずれも閉状態である場合に、インタロック処理を有効化する。これにより、インタロック機能を速やかに有効化し、電力系統の保護を図ることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、インタロックが無効化されており、かつ受電遮断器113および受電遮断器123がいずれも閉状態である場合に、インタロック処理を有効化する有効化部137を持つことにより、ループ切替のために無効化されたインタロック処理を速やかに有効化することができる。
〈コンピュータ構成〉
図6は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ500は、プロセッサ510、メインメモリ530、ストレージ550、インタフェース570を備える。
上述の開閉制御器130は、PLCによって実現されるが、図6に示すコンピュータ500に実装されてもよい。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ550に記憶されている。プロセッサ510は、プログラムをストレージ550から読み出してメインメモリ530に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ510は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ530に確保する。プロセッサ510の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ500に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ500は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ510によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
ストレージ550の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ550は、コンピュータ500のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース570または通信回線を介してコンピュータ500に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ500に配信される場合、配信を受けたコンピュータ500が当該プログラムをメインメモリ530に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ550は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ550に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…切替装置 110…第1接続回路 111…変流器 112…系統側断路器 113…受電遮断器 114…構内側断路器 115…過電流継電器 116…地絡過電流継電器 117…電流変換器 120…第2接続回路 121…変流器 122…系統側断路器 123…受電遮断器 124…構内側断路器 125…過電流継電器 126…地絡過電流継電器 127…電流変換器 130…開閉制御器 131…指示受信部 132…信号受信部 133…開閉制御部 134…インタロック部 135…継電器ロック部 136…無効化部 137…有効化部 140…配電盤 500…コンピュータ 510…プロセッサ 530…メインメモリ 550…ストレージ 570…インタフェース L1…本線 L2…予備線 L3…母線

Claims (5)

  1. 負荷設備に電力を供給する回線を、第1回線と第2回線とで切り替える切替装置であって、
    前記第1回線と前記負荷設備との間に接続される第1開閉器と、
    前記第2回線と前記負荷設備との間に接続される第2開閉器と、
    前記第1開閉器および前記第2開閉器の開閉を制御する開閉制御器と
    を備え、
    前記開閉制御器は、
    開閉指示に基づいて前記第1開閉器または前記第2開閉器を制御する開閉制御部と、
    前記開閉指示に従った制御により前記第1開閉器および前記第2開閉器の両方が閉状態となる場合に、前記開閉指示に従った制御を禁止するインタロック機能を実現するインタロック部と、
    前記インタロック機能が無効化されており、かつ前記第1開閉器および前記第2開閉器がいずれも閉状態である場合に、前記インタロック機能を有効化する有効化部と
    を備える切替装置。
  2. 前記第1回線または前記第2回線から流れる電流の電流値を計測する電流計と、
    前記第1回線または前記第2回線に接続される保護継電器とを備え、
    前記有効化部は、前記インタロック機能が無効化されており、かつ前記第1開閉器および前記第2開閉器がいずれも閉状態であり、かつ前記電流計が計測した前記電流値が前記保護継電器の整定値より小さい場合に、前記インタロック機能を有効化する
    請求項1に記載の切替装置。
  3. 前記有効化部は、前記インタロック機能が無効化されており、かつ前記第1開閉器および前記第2開閉器の少なくとも一方が閉状態から開状態になった場合に、前記インタロック機能を有効化する
    請求項2に記載の切替装置。
  4. 負荷設備と第1回線との間に接続される第1開閉器、および前記負荷設備と第2回線との間に接続される第2開閉器の開閉を制御する開閉制御器であって、
    開閉指示に基づいて前記第1開閉器または前記第2開閉器を制御する開閉制御部と、
    前記開閉指示に従った制御により前記第1開閉器および前記第2開閉器の両方が閉状態となる場合に、前記開閉指示に従った制御を禁止するインタロック機能を実現するインタロック部と、
    前記インタロック機能が無効化されており、かつ前記第1開閉器および前記第2開閉器がいずれも閉状態である場合に、前記インタロック機能を有効化する有効化部と
    を備える開閉制御器。
  5. 負荷設備と第1回線との間に接続される第1開閉器と、
    前記負荷設備と第2回線との間に接続される第2開閉器と、
    開閉指示に従って前記第1開閉器および前記第2開閉器の開閉を制御し、前記開閉指示に従った制御により前記第1開閉器および前記第2開閉器の両方が閉状態となる場合に、前記開閉指示に従った制御を禁止するインタロック機能を有する開閉制御器とを用いたループ切替方法であって、
    前記開閉制御器の前記インタロック機能を無効化するステップと、
    前記第1開閉器および前記第2開閉器の両方が閉状態となるよう前記開閉制御器に開閉指示を入力するステップと、
    前記開閉制御器による前記インタロック機能が無効化されており、かつ前記第1開閉器および前記第2開閉器がいずれも閉状態である場合に、前記開閉制御器による前記インタロック機能を有効化するステップと、
    前記インタロック機能が有効化された後に、前記第1開閉器および前記第2開閉器の一方が開状態となるよう前記開閉制御器に開閉指示を入力するステップと、
    を備えるループ切替方法。
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