JP2000503517A - 負荷回路網に対する接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 少なくとも１つの開閉間隙（５）により許容作動量のなかで無短絡状態で接続を生じさせる負荷回路網（１、２）に対する接続装置。処理ユニット（８）を有する電流センサ（６）および電圧センサ（７）のほかに，負荷に対して並列な投入枝路（９）とブリッジ枝路（１０）とが分圧器の意味で短絡の場合の誤投入に対する保護の役割をする。開閉間隙（５）はブリッジ枝路（１０）により橋絡されており、このブリッジ枝路はオンボタン（１６）の機能を含んでいる。短絡の際には操作装置（１１）における電圧は、開閉間隙（５）をスイッチオンするのに十分でない。

Description

【発明の詳細な説明】 負荷回路網に対する接続装置 本発明は、負荷回路網に対する接続装置であって、少なくとも１つの開閉間隙 により許容作動量のなかで無短絡状態で接続を生じさせる接続装置に関する。 多くの短絡はスイッチオンの際に生ずる。なぜならば、たとえば電力系統用保 護開閉器の相応の引き外し装置は短絡電流が既に流れているときに初めて作用す るからである。同じく多くの電流回路は、電流が取り出されないとしても、スイ ッチオンされた状態にとどまる。過電圧または不足電圧の際にも通常は電流回路 はたいていスイッチオンされた状態にとどまる。上記の問題の個々に対しては既 に接触器および保護開閉器の不足電圧引き外し装置ならびに保護開閉器の短絡引 き外し装置のような部分的な解決策がある。 本発明の課題は、負荷回路網に対する接続装置であって、単一の装置のなかで 短絡の場合の誤投入に対する保護を可能にする接続装置を提供することである。 この課題の解決は請求項１による接続装置により行われる。この接続装置は電流 センサおよび電圧センサならびに処理ユニットにより動作するほかに、負荷に対 して並列な投入枝路と、開閉間隙を橋絡するブリッジ枝路とから成る直列回路に より動作する。ブリッジ枝路はオンボタンの機能を含んでおり、その際にブリッ ジ枝路は投入枝路と共に分圧器を形成する。ここで短絡の試験とは、予想すべき 許容し得ない高い過負荷が誤った状態により試験されることとしても理解される 。これらは負荷側の過度に低い抵抗として理解され得る。 接続装置は集中型に、すなわちコンパクトに、または非集中型に構成されてい てよい汎用の監視リレーとして動作する。それは下記の特性を有し、または下記 の適合を可能にする。 −短絡または大きい過負荷が存在する際の非誤投入； −電源電圧が過度に高い際および過度に低い際の非誤投入または遮断； −過負荷の際の非誤投入または遮断、設定可能または固定設定； −負荷が過度に低い際または全く存在しない際の非誤投入または遮断； −手動で現場でスイッチオンおよびスイッチオフ可能； −特にバス連結を介して遠隔開閉可能。 ブリッジ枝路および投入枝路から成る分圧器は有利に請求項２により構成され 得る。 別の有利な実施例は請求項３および４による接続装置である。 以下、図面に概要を示されている実施例により本発明を一層詳細に説明する。 図２には付加の保護導体監視を有する接続装置が示されている。 図１には接続装置の基本構成が示されている。 図２には付加の保護導体監視を有する接続装置が示されている。 図３には遠隔開閉のための付加の装置を有する図１による装置が示されている 。 図４には付加のバス連結を有する図３による装置が示されている。 以前は相線と呼ばれた外線１と中性線２とを有する負荷回路網に対する図１に よる接続装置は、供給側３を開閉間隙５により負荷側４に接続することを可能に する。この接続装置は図１による実施例では電流センサ６、電圧センサ７および 処理ユニット８を有する。投入枝路９が負荷に対して並列に配置されており、ま た外線１および中性線２と接続されている。他方において投入枝路９はブリッジ 枝路１０と直列に接続されている。 投入枝路９は実施例では、場合によっては複素性の抵抗Ｚを有する電磁的操作 機構１１と、抵抗１２、Ｒ２、と、開閉要素１３とを有する。さらにオフスイッ チ１４が、たとえばオフボタンとして、設けられていてよい。ブリッジ枝路１０ は抵抗１５とオンボタンの機能を有するオンスイッチ１６とを有する。 オンスイッチ１６が操作されると、電流センサ６および電圧センサ７が処理ユ ニット８に供給される値を測定し得る。これらの値が許容される範囲内に位置し ているならば、開閉要素１３が導通状態に切換えられ、またブリッジ枝路１０お よび投入枝路９を介して電圧分割が行われる。 請求項２による実施例では、ブリッジ枝路１０が、一方では許容し得る負荷１ ７の際にはわずかな電圧降下のみが生じ、また短絡の際には負担可能な電流への 制限が行われるように適合されている抵抗を形成する。他方では、ブリッジ枝路 １０の抵抗が投入枝路９の抵抗に対して分圧器の意昧で、短絡の際に負荷１７の 代わりにブリッジ枝路１０に、投入枝路９のなかで電圧が操作装置１１を作動さ せるために十分でないような大きさの電圧降下が生ずるように適合されている。 一般に投入枝路に適切な措置により短絡の場合に相応に減ぜられた電圧を生じさ せることができる。他方において開閉要素１３は負荷１７への供給電圧または電 源電圧の投入を、電流センサ６が過度に大きくない電流を処理ユニット８に報知 する間しか許さない。電圧センサ７を介して、予め定められた許容される電圧に 対して過度に高い電圧または過度に低い電圧が生じているかどうかが検査される 。 開閉間隙の投入よりも以前に負荷側４に生じている短絡の検出は、ブリッジ枝 路１０および投入枝路９による電圧分割を介して行われる。投入枝路はその際に 短絡の場合に比較的低い抵抗により負荷に対して並列接続されている。 図２による保護線監視により拡張された保護が得られる。保護線１８に流れる 試験電流が、測定電流センサとしての役割をするセンサ１９により測定される。 実施例では測定電流は外線１から直列抵抗２０を通じて保護線１８に与えられる 。センサ１９のなかでの電源電流の検出はオプトカップラーにより行われ得る。 遠隔スイッチオンは図３による接続装置により達成され得る。オンスイッチ１ ６は装置として構成されている接続装置の内側または外側で別個の開閉要素２１ により並列接続されている。遠隔引き外しも、投入枝路９のなかのオフスイッチ １４に常時閉路接点の意昧で開閉要素を直列に接続することにより可能にされ得 る。さらに遠隔引き外しは直接に処理ユニット８および開閉要素１３を介しても 行われ得る。 図１、２または３によるすべての接続装置はバス連結器２２によりバスシステ ムのバス線２３と接続されていてよい。図４による実施例はその他の点では図３ による実施例と一致している。開閉間隙５および操作装置１１は一緒に配線用遮 断器として実現されていてよい。図４による装置の機能は付加的に遠隔操作に関 して遠隔駆動、たとえば電磁式駆動または電動機式駆動、を有する配線用遮断器 として実現されていてよい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．負荷回路網（１、２）に対する接続装置であって、少なくとも１つの開閉間 隙（５）により許容作動量のなかで無短絡状態で接続を生じさせる接続装置にお いて、電流センサ（６）および電圧センサ（７）が処理ユニット（８）と接続さ れており、この処理ユニットにより投入枝路（９）が負荷（１７）に対して並列 にスイッチオン可能かつスイッチオフ可能であり、この投入枝路のなかに、負荷 回路網のなかの少なくとも１つの開閉間隙（５）と作用的に結合している操作装 置（１１）が配置されており、開閉間隙（５）がオンボタン（１６）の機能を含 んでいるブリッジ枝路（１０）により橋絡されており、その際にブリッジ枝路（ １０）が投入枝路（９）と共に分圧器を形成することを特徴とする負荷回路網に 対する接続装置。 ２．ブリッジ枝路（１０）が、一方では許容し得る負荷（１７）の際にはわずか な電圧降下のみが生じ、また短絡の際には負担可能な電流への制限が行われるよ うに適合されている抵抗（１５）を形成し、またブリッジ枝路（１０）の抵抗が 投入枝路（９）の抵抗に対して分圧器の意味で、短絡の際に負荷（１７）の代わ りにブリッジ枝路（１０）に、投入枝路（９）のなかで電圧が操作装置（１１） を作動させるために十分でないような大きさの電圧降下が生ずるように適合され ていることを特徴とする請求項１記載の接続装置。 ３．処理ユニット（８）がバスシステムのバス線（２３）に接続されていること を特徴とする請求項１または２記載の接続装置。 ４．開閉間隙（５）および操作装置（１１）が遠隔操作式の配線用遮断器により 形成されていることを特徴とする請求項１または２記載の接続装置。