JP2023040564A - 導光体及び照明装置 - Google Patents

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Keigo Nimata
克彦 関
Katsuhiko Seki
勝浩 上野
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Abstract

【課題】照度(輝度)の向上を図ることが可能な導光体を提供する。【解決手段】導光体3は、長さ方向D1において光源2と対向し光源2からの光が入射する入射面4と、入射面4から入射した光を外部に向けて出射する出射面5と、厚さ方向D2において出射面5と対向する対向面6と、を有し、対向面6には長さ方向D1に沿って複数個の段差部61が設けられている。入射面4から入射した光は各段差部61において出射面5に向けて反射される。複数個の段差部61は、平面視において光源2の発光面21上に中心Cを有する同心円に沿った円弧状に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、導光体及び照明装置に関する。
従来より、夜間における自動車の乗り降りの際に追突事故を防止するためのドア警告灯が提案されており(例えば、特許文献1参照)、このようなドア警告灯として導光体を利用した照明装置が用いられることがある。
導光体は、光源からの光が入射する入射面と、光を出射するための出射面とを、有し、出射面と対向する面には光を反射させるための溝が複数本設けられている。そして、入射面から入射した光は溝を規定する傾斜面により出射面へ向けて反射され、出射面から外部へ出射されるようになっている(例えば、特許文献2,3参照)。
実願平01-152556号公報 特開2003-203515号公報 特開2016-46006号公報
導光体を利用した照明装置においては、少ない数の光源で広範囲を照らすことができるといった利点がある一方で、照度(輝度)が低下するといった課題があった。このため、例えば導光体を用いた照明装置をドア警告灯として用いた場合、遠方からの視認性が低下するといった問題があった。
本発明は、照度(輝度)の向上を図ることが可能な導光体及びこれを用いた照明装置の提供を目的とする。
本発明に係る導光体は、第1の方向において光源と対向し、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光を外部に向けて出射する出射面と、前記第1の方向と交差する第2の方向において前記出射面と対向する対向面と、を有し、前記対向面には前記第1の方向に沿って複数個の段差部が設けられ、前記入射面から入射した光は、各段差部において前記出射面に向けて反射され、前記複数個の段差部は、平面視において前記光源の発光面上に中心を有する同心円に沿った円弧状に形成されている。
本発明に係る導光体は、第1の方向において複数個の光源と対向し、前記複数個の光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光を外部に向けて出射する出射面と、前記第1の方向と交差する第2の方向において前記出射面と対向する対向面と、を有し、前記対向面には前記第1の方向に沿って複数個の段差部が設けられ、前記入射面から入射した光は、各段差部において前記出射面に向けて反射され、前記複数個の段差部の各々は、複数個の円弧が連なった波形状を有し、前記複数個の円弧の各々は、平面視において対応する前記光源の発光面上に曲率中心を有する円弧形状である。
本発明に係る導光体は、第1の方向において光源と対向し、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光を外部に向けて出射する出射面と、前記第1の方向と交差する第2の方向において前記出射面と対向する対向面と、を有し、前記対向面には前記第1の方向に沿って複数個の段差部が設けられ、前記入射面から入射した光は、各段差部において前記出射面に向けて反射され、前記第1の方向に対して垂直な第3の方向における幅寸法が前記光源から遠ざかるに従い漸増する先太りテーパ形状を有する。
本発明に係る照明装置は、光源と、前記光源と対向配置された導光体と、を備え、前記導光体は上述の導光体の何れかである。
本発明に係る導光体によれば、複数個の光源と対向する入射面を有し、出射面と対向する対向面には複数個の段差部が設けられ、これら複数個の段差部は、平面視において光源の発光面上に中心を有する同心円に沿った円弧状に形成されているので、出射面から出射される光の照度を向上させることができる。
本発明に係る導光体によれば、出射面と対向する対向面には複数個の円弧が連なった波形状を有する段差部が複数個設けられ、これら複数個の円弧の各々は、平面視において対応する光源の発光面上に曲率中心を有する円弧形状とされているので、出射面から出射される光の照度を向上させることができる。
本発明に係る導光体によれば、出射面と対向する対向面には光を反射させるための複数個の段差部が設けられ、導光体は光源から遠ざかるに従い幅寸法が漸増する先太りテーパ形状を有するので、出射面から出射される光の照度を向上させることができる。
本発明に係る照明装置によれば、上述の導光体を備えるので、上述したのと同様の効果を達成できる。
(a)は本発明の第1実施形態に係る照明装置を示す平面図、(b)はその側面図。 図1に示す照明装置の拡大斜視図。 図1に示す照明装置の第1変形形態を示す平面図。 図1に示す照明装置の第2変形形態を示す平面図。 本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す平面図。 (a)は比較例1の照明装置を示す斜視図、(b)はシミュレーション結果を示す図であって、実施例1及び比較例1において出射面から出射される光の照度分布を示す図。 (a)は比較例2の照明装置を示す平面図、(b)はシミュレーション結果を示す図であって、実施例2及び比較例2において出射面から出射される光の照度分布を示す図。 比較例3の導光体を示す斜視図。 実施例3~5及び比較例3において用いられる導光体の平面図及び光の照度分布を示す図。 図9に示す光のピーク照度及び出射効率を比較して示すグラフ。 (a)はシミュレーションで用いられる導光体を説明する図、(b)は直線状の段差部を有する導光体において広がり角度を変えた場合における光の照度分布を示す図、(c)は円弧状の段差部を有する導光体において広がり角度を変えた場合における光の照度分布を示す図、(d)は図11(b)及び図11(c)に示す照度分布におけるピーク照度を比較して示すグラフ。 (a)は実施例7の照明装置を示す平面図及びシミュレーションで得られた光の照度分布を示す図、(b)は(a)に示す導光体のプリズムの曲率を説明する図、(c)は比較例4の照明装置を示す平面図及びシミュレーションで得られた光の照度分布を示す図、(d)は(c)に示す導光体のプリズムの曲率を説明する図。 (a)は実施例8の照明装置を示す平面図及びシミュレーションで得られた光の照度分布を示す図、(b)は比較例5の照明装置を示す平面図及びシミュレーションで得られた光の照度分布を示す図。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る照明装置について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る照明装置1は、光源2と、光源2と対向配置された導光体3と、を備える。光源2としては、例えば発光ダイオードが用いられる。
導光体3は長さ方向D1(第1の方向)に延びる光透過性樹脂製の板状部材であって、光源2からの光が入射する入射面4と、外部に向けて光を出射する出射面5と、出射面5と対向する対向面6と、長さ方向D1先端に位置する先端面7と、を有する。
入射面4は長さ方向D1において光源2と対向し、出射面5は長さ方向D1に沿って長尺状に延びている。対向面6は長さ方向D1に垂直な厚さ方向D2(第2の方向)において出射面5と対向する。また、長さ方向D1及び厚さ方向D2に対して垂直な幅方向D3(第3の方向)において、導光体2の両側縁31,31は長さ方向D1に対して傾斜して延びており、導光体3は、その幅寸法(出射面5及び対向面6の幅寸法)が光源2から遠ざかるに従い漸増するテーパ形状となっている。以下、長さ方向D1と導光体3の側縁31がなす角度を導光体3の広がり角度αという。
対向面6には、複数個の段差部61が階段状に設けられ、これによって厚さ方向D2における導光体3の寸法(厚み寸法)は光源2から遠ざかるに従い階段状に漸減する。これら複数個の段差部61(より具体的に、段差部61の立ち上がり面61a)及び先端面7は、入射面4から入射した光を出射面5へ向けて反射させるためのプリズム(反射面)8として機能し、これらは光源2の発光面21上の中心点Cを通り厚さ方向D2に延びる中心線C’を中心とする同心円筒に沿った円弧状に形成されている。よって、図1(a)に示す平面視において、プリズム8(即ち、段差部61及び先端面7)は光源2の発光面21上の中心点Cを中心とする同心円に沿った円弧状であり、各プリズム8の曲率は光源2から遠ざかるに従い漸減し、プリズム8の円弧の曲率中心は中心点Cとなっている。また導光体3は、各プリズム8の円弧を含み全体として、中心点Cを通り長さ方向D1に延びる中心軸線Eに対して線対称とされている。
かかる構成において、光源2から発光された光Lは入射面4から導光体3内に入射し、プリズム8により出射面5に向けて反射され、出射面5から導光体3の外部に出射される。
このように、平面視において導光体3を先太りテーパ形状とすると共に、プリズム8としての段差部61及び先端面7を平面視において同心円に沿った円弧形状とすることによって、出射面5から出射される光の照度を向上させることができる。
なお、長さ方向D1におけるプリズムピッチPや厚さ方向D2におけるプリズム深さF、広がり角度α、長さ方向D1に対するプリズム8の傾き角度βについては、照明装置1の用途等に応じて適宜設定すればよい。
図3及び図4に本実施形態の第1及び第2変形形態に係る照明装置101,201を示す。図3に示す照明装置101が備える導光体103は、上述した導光体3と略同一であるが、導光体103の幅寸法は一定(即ち、広がり角度αはゼロ)であり、平面視において矩形状に構成されている。一方、図4に示す照明装置201が備える導光体203は、上述の導光体3と略同一であるが、段差部261及び先端面107(プリズム)は幅方向D3に沿って直線状に形成されている。このような導光体103,203を採用した場合であっても、従来の導光体と比較して、出射面5から出射される光の照度を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、図5を参照して本発明の第2実施形態に係る照明装置301について説明する。 なお、以下の説明において、第1実施形態の照明装置1と実質同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明は省略する。
図5に示すように照明装置301は、幅方向D3に沿って配列された複数個(図5に示す例では2個)の光源2と、これら複数個の光源2と対向配置された導光体303と、を備える。導光体303は上述の導光体3と略同一であるが、導光体303の対向面6に設けられた段差部306及び先端面307の各々は、複数個の光源2に対応して複数個の円弧が連なった波形状とされている。そして、各円弧は、平面視において対応する光源2の発光面21上に曲率中心Cを有する円弧形状であり、中心軸Eに対して線対称とされている。換言すると、各段差部306及び先端面307は、上述の段差部6及び先端面7が複数個連なった形状とされており、これら段差部306(より具体的には段差部306の立ち上がり面)及び先端面307が光を反射させるためのプリズムとして機能する。
このような導光体303であっても、従来の導光体と比較して出射面5から出射される光の照度を向上させることができる。
次に、実施例及び比較例の照明装置のモデルを用いて行った光学シミュレーションについて説明する。なお、本発明に係る照明装置は、以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
下記の実施例1及び比較例1における照度(出射面5から出射される光のピーク照度)及び出射効率(光源からの光が評価面に到達する割合)をシミュレーションにより求めた。実施例1及び比較例1の何れにおいても、広がり角度αは2.5°、導光体から評価面までの距離は30m、評価面サイズは30m角とし、プリズムピッチP及びプリズム深さFは一定とした。また光源には光束0.545lm、一般的な指向性半値角120°のLEDをモデル化したものを適用した(評価面での照度1.353E-4lx、効率0.086)。
実施例1:第2変形形態に係る導光体203(図4)を用いた。
比較例1:図6(a)に示す導光体3Aを用いた。対向面6にはプリズムとして、段差部に代えて複数個の溝9が設けられており、溝9は幅方向D3に沿って直線状に延びている。
図6(b)に実施例1及び比較例1についてのシミュレーション結果を示す。実施例1においては比較例1と比較して照度及び出射効率が向上しているのが確認できた。これにより、プリズム8として溝に代えて段差部を採用することにより照度を向上できることが確認できた。
[実施例2]
実施例2及び比較例2における照度及び出射効率をシミュレーションにより求めた。実施例2及び比較例2における広がり角度α、導光体から評価面までの距離、評価面サイズ、プリズムピッチP、及びプリズム深さFは、上述した実施例1,比較例1と同一とした。
実施例2:第1実施形態に係る導光体3(図1)を用いた。
比較例2:図7(a)に示す導光体3Bを用いた。導光体3Bは図6(a)に示す導光体3Aと略同一であるが、対向面6には直線状の溝9に代えて円弧状の溝10が形成されており、これらの溝10及び先端面7Bは、第1実施形態におけるプリズム8と同様に、平面視において光源2の発光面上の中心点Cを中心とする同心円に沿った円弧状とされている。
図7(b)に実施例2及び比較例2についてのシミュレーション結果を示す。実施例2においては比較例2と比較して照度及び出射効率が向上しているのが確認できた。これによっても、プリズム8として溝に代えて段差部を採用することにより照度を向上できることが確認できた。
[実施例3~5]
以下の実施例3~5及び比較例3における照度及び出射効率をシミュレーションにより求めた。
実施例3:第1実施形態に係る導光体3(図1)を用いた。広がり角度αは2.5°とした。
実施例4:第1変形形態に係る導光体103(図3)を用いた。
実施例5:第2変形形態に係る導光体203(図4)を用いた。広がり角度αは2.5°とした。
比較例3:図8に示す導光体3Cを用いた。導光体3Cは第2変形形態に係る導光体203(図4)と略同一であるが、テーパ形状を有さず、平面視において矩形状(広がり角度α=0°)となっている。
図9及び図10に実施例3~5及び比較例3で用いた導光体の平面図及びシミュレーション結果を示す。図9及び図10に示す様に、比較例3と比較して、実施例3のピーク照度は3.86倍、出射効率は1.49倍、実施例4のピーク照度は2.71倍、出射効率は1.07倍、実施例5のピーク照度は2.15倍、出射効率は1.45倍に、それぞれ向上しているのが確認できた。
[実施例6]
次に、広がり角度αが照度に与える影響を検証するために行ったシミュレーションについて説明する。なお、以下の説明において、プリズム8としての段差部が第1実施形態の段差部61と同様に平面視において同心円に沿った円弧状とされたものを「円弧プリズム」と言い、プリズム8としての段差部が第2変形形態の段差部261と同様に幅方向D3に沿って直線状とされたものを「ストレートプリズム」と言う。
ここでは、図11(a)に示す様に円弧プリズムを有する導光体について、入射面4の面積は一定としつつ、広がり角度αを0°から0.5°(両側合わせて合計で1.0°)ずつ広げてシミュレーションを行った。その結果を図11(b)に示す。また、ストレートプリズムを有する導光体についても同様に、入射面4の面積は一定としつつ、広がり角度αを0°から0.5°(両側合わせて合計で1.0°)ずつ広げてシミュレーションを行った。その結果を図11(c)に示す。いずれも、導光体から評価面までの距離は30m、評価面のサイズは30m角、入射面の幅寸法は3mm、プリズムピッチPは10mm、プリズム深さFは0.3mm、段差部の傾き角度βは45°とした。
図11(d)に示すように、いずれの場合においても広がり角度αが大きくなるに連れてピーク照度が増大した。また、ストレートプリズムと比較して、円弧プリズムの方がピーク照度は大きかった。
これらのシミュレーション結果から、照度向上の観点からは、広がり角度αを付けることで一定の効果が得られ、円弧プリズムを採用することでも一定の効果が得られ、また広がり角度αを付けつつ円弧プリズムも採用することで更に高い効果が得られることが確認できた。
[実施例7]
以下の実施例7及び比較例4における照度及び出射効率をシミュレーションにより求めた。
実施例7:第1実施形態に係る導光体3(図1,図12(a))を用いた。プリズム8は光源2の発光面21上の中心点Cを中心とする同心円に沿った円弧状であり、図12(b)に示すように、その曲率半径Rは光源2に近い順から10mm,20mm,30mm,40mm,50mmとした。
比較例4:図12(c)に示す導光体3Dを用いた。導光体3Dは図12(a)に示す導光体3と略同一であるが、図12(d)に示すように、そのプリズムの曲率半径は全て同一であり、ここでは10mmとした。
その結果、実施例7におけるピーク照度が約0.00180lxであるのに対して比較例4におけるピーク照度は約0.00139lxであり、プリズム8を中心点Cを中心とする同心円に沿った円弧状とすることにより、プリズム8の曲率を同一とするよりも照度を向上できることが確認できた。
[実施例8]
以下の実施例8及び比較例5における照度及び出射効率をシミュレーションにより求めた。
実施例8:第2実施形態に係る導光体303(図5,図13(a))を用いた。
比較例5:図13(b)に示す導光体3Eを用いた。導光体3Eは導光体303と略同一であるが、プリズム8Eを同心円に沿った円弧状とし、同心円の中心を一対の光源2の発光面上の中心点Cの中間点Mとした。
図13から分るように、比較例5と比較して実施例8のピーク照度が大きく向上しており、プリズムを構成する円弧の曲率中心が対応の光源2上に位置するように設計することにより、光源2の個数を増やして導光体の幅寸法を広げても照度を向上できることが確認できた。
ここで、円弧プリズムにより照度を向上できるのは、出射方向の集光効果が強く作用し、光の拡散が抑制されたことによるものと考えられる。また広がり角度αを付ける(先太りテーパ形状とする)ことにより照度を向上できるのは、テーパ形状により光が平行光に近づき、より効率良くプリズムに光を当てることができることによるものと考えられる。より具体的に、導光体の幅寸法を一定にした場合には、光は同角度で全反射し続けるため、光は色々な方向へ飛び、プリズムにランダムに当たって拡散し、見た目での明るさが暗く感じる。これに対して導光体を先太りテーパ形状とした場合には、光は先端に向かって全反射することで平行光に近づくことから、プリズムへまとまった光を当てることができ、またプリズム面積も増えることから、見た目での明るさが明るくなる。
以上、本発明の実施形態及び変形形態に係る照明装置について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
例えば、上記実施形態及び変形形態においては、複数個の段差部及び先端面を平面視において同心円に沿った円弧形状(又は当該円弧形状が複数個連なった波形形状)としたが、少なくとも複数個の段差部が平面視において同心円に沿った円弧形状(又は当該円弧形状が複数個連なった波形形状)であれば良く、先端面については他の形状(例えば、幅方向D3に直線状)としても一定程度の効果を得ることができる。
また、本発明の実施形態及び変形形態に係る照明装置の用途はドア警告灯に限定されず、その他の様々な用途に使用できる。
上記実施形態及び変形形態においては、対向面6は長さ方向D1に垂直な厚さ方向D2において出射面5と対向し、出射面5は長さ方向D1に沿って長尺状に延びるが、本発明はこれに限定されず、出射面5は長さ方向D1に対して傾斜して延びてもよく、出射面5と対向面6とは長さ方向D1と交差する方向において相互に対向すればよい。
さらに光源の指向性半値角は120°以外でも同様の効果を得ることができる。
1,101,201,301 照明装置
2 光源
3,103,203,303 導光体
4 入射面
5 出射面
6 対向面
8 プリズム
21 発光面
61,261 段差部
α 広がり角度
β 傾き角度
D1 長さ方向
D2 厚さ方向
D3 幅方向
C 中心点(曲率中心)
C’ 中心線
E 中心軸線

Claims (7)

  1. 第1の方向において光源と対向し、前記光源からの光が入射する入射面と、
    前記入射面から入射した光を外部に向けて出射する出射面と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向において前記出射面と対向する対向面と、を有し、
    前記対向面には前記第1の方向に沿って複数個の段差部が設けられ、
    前記入射面から入射した光は、各段差部において前記出射面に向けて反射され、
    前記複数個の段差部は、平面視において前記光源の発光面上に中心を有する同心円に沿った円弧状に形成されていることを特徴とする導光体。
  2. 前記第1の方向の先端に位置する先端面を更に有し、
    前記複数個の段差部及び前記先端面は、平面視において前記光源の発光面上に中心を有する同心円に沿った円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
  3. 第1の方向において複数個の光源と対向し、前記複数個の光源からの光が入射する入射面と、
    前記入射面から入射した光を外部に向けて出射する出射面と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向において前記出射面と対向する対向面と、を有し、
    前記対向面には前記第1の方向に沿って複数個の段差部が設けられ、
    前記入射面から入射した光は、各段差部において前記出射面に向けて反射され、
    前記複数個の段差部の各々は、複数個の円弧が連なった波形状を有し、
    前記複数個の円弧の各々は、平面視において対応する前記光源の発光面上に曲率中心を有する円弧形状であることを特徴とする導光体。
  4. 第1の方向において光源と対向し、前記光源からの光が入射する入射面と、
    前記入射面から入射した光を外部に向けて出射する出射面と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向において前記出射面と対向する対向面と、を有し、
    前記対向面には前記第1の方向に沿って複数個の段差部が設けられ、
    前記入射面から入射した光は、各段差部において前記出射面に向けて反射され、
    前記第1の方向に対して垂直な第3の方向における幅寸法が前記光源から遠ざかるに従い漸増する先太りテーパ形状を有することを特徴とする導光体。
  5. 前記複数個の段差部は、平面視において前記光源の発光面上に中心を有する同心円に沿った円弧状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の導光体。
  6. 前記入射面は、前記第3の方向に配列された複数個の光源と対向し、
    前記複数個の段差部の各々は、複数個の円弧が連なった波形状を有し、
    前記複数個の円弧の各々は、平面視において対応する前記光源の発光面上に曲率中心を有する円弧形状であることを特徴とする請求項4に記載の導光体。
  7. 光源と、
    前記光源と対向配置された導光体と、を備え、
    前記導光体は請求項1~6の何れかに記載の導光体であることを特徴とする照明装置。

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