JP2023037526A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急情報を道路の利用者に速やかに展開する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置20は、車両10に搭載される。情報処理装置20は、通信部21と、制御部26とを備える。制御部26は、緊急事態を検出すると、通信部21によって近距離無線通信を実行し、緊急事態を示す緊急情報を車両10の周囲にブロードキャストする。【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置に関する。
従来、車両への衝撃を検出した場合、事故情報をサーバに送信する技術が知られている。例えば、特許文献1には、加速度センサにより基準値以上の加速度を検出した場合に、事故情報を、ネットワークを介してサーバに送信する装置が開示されている。
特開2019-194925号公報
事故等の緊急情報は、サーバだけではなく、道路の利用者への速やかな展開が望まれる。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、緊急情報を道路の利用者に速やかに展開する技術を提供することにある。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
車両に搭載される情報処理装置であって、
通信部と、
緊急事態を検出すると、前記通信部によって近距離無線通信を実行し、緊急事態を示す緊急情報を前記車両の周囲にブロードキャストする制御部と、を備える。
本開示の一実施形態によれば、緊急情報を道路の利用者に速やかに展開する技術を提供することができる。
本開示の一実施形態に係るシステムの概要図である。 図1に示す車両のブロック図である。 図2に示す情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について説明する。
(システムの構成例)
図1に示すように、システム1は、車両10Aと、車両10Bと、車両10Cと、車両10Dと、車両10Eとを含む。以下、車両10A~10Eのそれぞれを特に区別しない場合、これらは、まとめて「車両10」とも記載される。システム1が含む車両10の数は、任意の数であってよい。
車両10A~10Dは、乗用車である。車両10Aは、事故にあっている。車両10Eは、緊急車両の救急車である。ただし、車両10は、任意の種類の車両として運用されてよい。他の例として、車両10は、消防車又は警察車両等の緊急車両であってもよいし、商用車であってもよい。
車両10は、手動により運転されてもよい。車両10の運転の一部は、自動化されていてもよい。車両10は、例えば、ガソリン自動車、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)又は燃料電池自動車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等である。
図2に示すように、車両10は、情報処理装置20を備える。情報処理装置20は、車両10に搭載される任意の機器であってよい。情報処理装置20は、例えば、カーナビゲーション装置である。
情報処理装置20は、通信部21と、測位部22と、入力部23と、出力部24と、記憶部25と、制御部26とを備える。
通信部21は、近距離無線通信及びブロードキャストを実行可能な少なくとも1つの通信モジュールを含んで構成される。当該通信モジュールは、例えば、Wi-Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応した通信モジュールである。当該通信モジュールは、車車間通信等の通信方式に対応した通信モジュールであってもよい。
通信部21は、Wi-Fi(登録商標)に対応した通信モジュールを含む場合、当該通信モジュールによってネットワーク2に接続可能に構成されてよい。ネットワーク2は、移動体通信網及びインターネット等を含む任意のネットワークであってよい。通信部21は、Wi-Fi(登録商標)に対応した通信モジュールによってネットワーク2に接続可能に構成される場合、車載ルータとして構成されてよい。車載ルータは、例えば、車両10内の機器をネットワーク2に接続させるための機器である。通信部21が車載ルータである場合、通信部21は、情報処理装置20とは別個の装置であってよい。
通信部21は、ネットワーク2に接続可能な少なくとも1つの通信モジュールをさらに含んで構成されてもよい。当該通信モジュールは、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)又は5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応した通信モジュールである。
測位部22は、車両10の位置情報を取得可能である。測位部22は、衛星測位システムに対応する少なくとも1つの受信モジュールを含んで構成される。当該受信モジュールは、例えば、GPS(Global Positioning System)に対応した受信モジュールである。ただし、受信モジュールは、これに限定されない。受信モジュールは、任意の衛星測位システムに対応した受信モジュールであってよい。
入力部23は、ユーザからの入力を受付可能である。入力部23は、ユーザからの入力を受付可能な少なくとも1つの入力用インタフェースを含んで構成される。当該入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン又はマイク等である。
出力部24は、データを出力可能である。出力部24は、データを出力可能な少なくとも1つの出力用インタフェースを含んで構成される。当該出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。
記憶部25は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ又はこれらのうちの少なくとも2種類の組み合わせを含んで構成される。半導体メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)等である。RAMは、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等である。ROMは、例えば、EEPROM(Electrically erasable programmable read only memory)等である。記憶部25は、主記憶装置、補助記憶装置又はキャッシュメモリとして機能してよい。記憶部25には、情報処理装置20の動作に用いられるデータと、情報処理装置20の動作によって得られたデータとが記憶される。例えば、記憶部25には、地図情報が記憶される。
制御部26は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路又はこれらの組み合わせを含んで構成される。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサ又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御部26は、情報処理装置20の各部を制御しながら、情報処理装置20の動作に関わる処理を実行する。
情報処理装置20の機能は、本実施形態に係る制御プログラムを、制御部26に相当するプロセッサで実行することにより実現される。つまり、情報処理装置20の機能は、ソフトウェアにより実現される。制御プログラムは、情報処理装置20の動作をコンピュータに実行させることにより、コンピュータを情報処理装置20として機能させる。つまり、コンピュータは、制御プログラムに従って情報処理装置20の動作を実行することにより、情報処理装置20として機能する。
本開示において「プログラム」は、コンピュータで読取り可能な非一時的記録媒体に記録しておくことが可能である。コンピュータで読取り可能な非一時的記録媒体は、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体又はROMである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記録したDVD(Digital Versatile Disc)又はCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬型記録媒体を販売する、譲渡する、又は貸与することにより、行われる。プログラムは、サーバのストレージに格納されてよい。サーバのストレージに格納されたプログラムは、他のコンピュータに転送されることにより、流通されてもよい。プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
本開示において「コンピュータ」は、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。さらに、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、サーバからコンピュータへのプログラムの転送を行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって処理を実行してもよい。プログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものが含まれる。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
情報処理装置20の一部又は全ての機能が、制御部26に相当する専用回路により実現されてもよい。つまり、情報処理装置20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
<緊急情報の送信処理>
制御部26は、緊急事態を検出すると、通信部21によって近距離無線通信を実行し、緊急事態を示す緊急情報を車両10の周囲にブロードキャストする。緊急事態は、道路上の緊急事態であってよい。道路上の緊急事態は、道路上の車両10が緊急の対応を取る必要が生じる事態であってよい。道路上の緊急事態は、例えば、車両10の事故又は緊急車両の走行等である。車両10の事故が生じると、道路上の他の車両10は、迂回する等の緊急の対応を取ることが必要になる場合がある。そのため、車両10の事故は、道路上の緊急事態となり得る。また、緊急車両が道路上を走行すると、道路上の他の車両10は、緊急車両のために道路を開ける等の緊急の対応を取ることが必要になる場合がある。そのため、緊急車両の走行は、道路上の緊急事態となり得る。制御部26は、自車両の位置情報すなわち情報処理装置20が搭載される車両10の位置情報を、緊急情報の発信元の位置情報として、ブロードキャストする緊急情報に含めてよい。制御部26は、緊急情報の発信元の位置情報としての自車両の位置情報を測位部22によって取得してよい。
[自車両の事故]
制御部26は、緊急事態として、自車両の事故を検出してよい。制御部26は、緊急事態として自車両の事故を検出した場合、緊急事態を示す緊急情報として事故を示す緊急情報を、ブロードキャストしてよい。図1に示す例では、車両10Aの情報処理装置20は、車両10Aの事故を検出する。車両10Aの情報処理装置20は、近距離無線通信を実行し、車両10Aの周囲として通信範囲30に、車両10Aの事故を示す緊急情報をブロードキャストする。通信範囲30は、近距離無線通信によって情報が送信される範囲である。
自車両の事故の検出の一例として、制御部26は、自車両のエアバッグの作動を検出することにより、自車両の事故を検出してよい。車両10が事故にあうことにより車両10に衝撃が加えられると、車両10のエアバッグは、作動し得る。制御部26は、CAN(Controller Area Network)等の通信バスを介して車両10の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)からエアバッグの作動を示す信号を受信することにより、車両10のエアバッグの作動を検出してよい。
自車両の事故の検出の他の例として、制御部26は、基準値以上の衝撃力が自車両に加えられたことを検出することにより、自車両の事故を検出してよい。基準値は、車両10が事故にあった時に車両10に加わる衝撃力を想定して設定されてよい。制御部26は、CAN等の通信バスを介して車両10の電子制御ユニットから、車両10に加わる衝撃力の情報を取得してよい。
自車両の事故の検出のさらに他の例として、制御部26は、緊急事態を示す入力を入力部23によって受け付けることにより、自車両の事故を検出してよい。車両10の運転者は、車両10が事故にあうと、緊急事態を示す入力を入力部23から入力し得る。
制御部26は、自車両の事故を検出した場合、自車両の位置情報を事故現場の位置情報として測位部22によって取得してよい。制御部26は、事故現場の位置情報を、ブロードキャストする緊急情報に含めてよい。
制御部26は、自車両の事故を検出した場合、自車両の位置情報と記憶部25に記憶された地図情報とに基づいて、自車両が位置する道路リンクを特定してよい。制御部26は、自車両が位置する道路リンクを、事故現場が位置する道路リンクとして特定してよい。道路リンクは、例えば、交差点等で区切られる道路の区間である。制御部26は、事故現場が位置する道路リンクの情報を、ブロードキャストする緊急情報に含めてよい。
[緊急車両の走行]
制御部26は、自車両が緊急車両である場合、緊急事態として、自車両である緊急車両の走行を検出してよい。制御部26は、緊急車両の走行を検出した場合、緊急事態を示す緊急情報として緊急車両の接近を示す緊急情報を、ブロードキャストしてよい。図1に示す例では、車両10Eの情報処理装置20は、緊急事態として、自車両である緊急車両の走行を検出する。車両10Eの情報処理装置20は、近距離無線通信を実行し、車両10Eの周囲として通信範囲31に、緊急車両の接近を示す緊急情報をブロードキャストする。通信範囲31は、近距離無線通信によって情報が送信される範囲である。
緊急車両の走行の検出の一例として、制御部26は、ネットワーク2を介して外部サーバ等から出動要請信号を通信部21によって受信することにより、緊急車両の走行を検出してよい。又は、制御部26は、外部サーバ等からの出動要請信号を他の装置を介して通信部21によって受信することにより、緊急車両の走行を検出してよい。出動要請信号は、緊急車両である車両10に、現場へ出動することを要請する信号である。外部サーバは、例えば、緊急車両への出動要請を行う機関が管理するものである。車両10は、出動要請信号を受信すると、緊急車両として走行し得る。車両10が出動要請信号を受信すると緊急車両として走行することにより、制御部26は、出動要請信号の受信によって緊急事態として緊急車両の走行を検出することができる。
緊急車両の走行の検出の他の例として、制御部26は、緊急車両である車両10の出動を示す入力を入力部23によって受け付けることにより、緊急車両の走行を検出してよい。車両10の運転者は、例えば、車両10を緊急車両として走行させる際、この入力を入力部23から入力する。
制御部26は、緊急車両の走行を検出した場合、自車両の位置情報を緊急車両の位置情報として測位部22によって取得してよい。制御部26は、緊急車両の位置情報をブロードキャストする緊急情報に含めてよい。
制御部26は、緊急車両の走行を検出した場合、事故現場の位置情報を取得してよい。制御部26は、ネットワーク2を介して外部サーバ等から事故現場の位置情報を通信部21によって受信することにより、事故現場の位置情報を取得してもよい。又は、制御部26は、外部サーバ等からの事故現場の位置情報を他の装置を介して通信部21によって受信することにより、事故現場の位置情報を取得してもよい。制御部26は、上述した出動要請信号とともに事故現場の位置情報を受信してよい。制御部26は、入力部23から事故現場の位置情報を受け付けることにより、事故現場の位置情報を取得してもよい。制御部26は、事故現場の位置情報をブロードキャストする緊急情報に含めてよい。
<緊急情報の受信処理>
制御部26は、通信部21によって近距離無線通信を実行することにより、他の車両10から緊急情報を受信し得る。図1に示す例では、車両10Bは、車両10Aの通信範囲30内に位置する。車両10Bの情報処理装置20は、他車両である車両10Aから、緊急情報を受信し得る。また、車両10Dは、車両10Eの通信範囲31内に位置する。車両10Dの情報処理装置20は、他車両である車両10Eから、緊急情報を受信し得る。
制御部26は、緊急情報を受信すると、緊急事態を示す情報を出力部24に出力させてよい。緊急事態を示す情報が出力部24から出力されることにより、車両10の運転者は、緊急事態を把握することができる。例えば、緊急情報が事故を示す情報である場合、制御部26は、事故を示す情報を出力部24に出力させる。事故を示す情報が出力部24から出力されることにより、車両10の運転者は、事故を把握することができる。また、例えば、緊急情報が緊急車両の接近を示す情報である場合、制御部26は、緊急車両の接近を示す情報を出力部24に出力させる。緊急車両の接近を示す情報が出力部24から出力されることにより、車両10の運転者は、緊急車両の接近を把握することができる。
制御部26は、緊急情報に事故現場の位置情報及び事故現場が位置する道路リンクの情報の少なくとも何れかが含まれる場合、事故現場の位置情報及び事故現場が位置する道路リンクの情報の少なくとも何れかを出力部24に出力させてもよい。制御部26は、上述した事故を示す情報とともに、事故現場の位置情報及び事故現場が位置する道路リンクの情報の少なくとも何れかを、出力部24に出力させてもよい。このような構成により、車両10の運転者は、事故現場を迂回する等の対応をとることができる。
制御部26は、緊急情報に緊急車両の位置情報が含まれる場合、緊急車両の位置情報を出力部24に出力させてもよい。制御部26は、上述した緊急車両の接近を示す情報とともに、緊急車両の位置情報を、出力部24に出力させてもよい。図1に示す例では、車両10Dの情報処理装置20は、車両10Eから、緊急車両の位置情報を含む緊急情報を受信し得る。車両10Dの情報処理装置20は、緊急車両の位置情報とともに緊急車両の接近を示す情報を情報処理装置20の出力部24に出力させる。このような構成により、車両10の運転者は、緊急車両がどの方向から接近しているかを把握し、緊急車両のために道路を開ける等の対応をとることができる。
制御部26は、緊急情報に事故現場の位置情報が含まれる場合、事故現場の位置情報と自車両の目的地の位置情報とに基づいて、事故現場を迂回する目的地までのルートを特定してよい。例えば、情報処理装置20がカーナビゲーション装置である場合、制御部26は、自車両の目的地の位置情報を入力部23から受け付け得る。制御部26は、特定したルートの情報を出力部24に出力させてよい。図1に示す例では、車両10Bの情報処理装置20は、車両10Aから、事故現場の位置情報を含む緊急情報を受信する。車両10Bの情報処理装置20は、事故現場を迂回する目的地までのルートを特定する。
<緊急情報の転送処理>
制御部26は、上述したように、通信部21によって近距離無線通信を実行することにより、他の車両10から緊急情報を受信し得る。制御部26は、緊急情報を受信すると、緊急情報に含まれる発信元の位置情報を取得する。また、制御部26は、緊急情報を受信すると、自車両の位置情報を測位部22によって取得する。制御部26は、発信元の位置から自車両の位置までの距離が設定距離以下であるか否かを判定する。設定距離は、緊急情報を必要とする可能性が高い車両10が位置する距離範囲に基づき、設定されてよい。
制御部26は、緊急情報の発信元の位置から自車両の位置までの距離が設定距離以下であると判定した場合、緊急情報を転送する。制御部26は、通信部21によって近距離無線通信を実行し、緊急情報を車両10の周囲にブロードキャストして転送する。図1に示す例では、車両10Bの情報処理装置20は、車両10Aから、車両10Aを発信元とする緊急情報を受信する。車両10Bの情報処理装置20は、発信元の位置すなわち車両10Aの位置から車両10Bの位置までの距離が設定距離以下であると判定する。車両10Bの情報処理装置20は、車両10Aから受信した緊急情報を、車両10Bの周囲として通信範囲32にブロードキャストして転送する。通信範囲32は、近距離無線通信によって情報が送信される範囲である。
このように緊急情報の発信元の位置から緊急情報を受信した車両10の位置までの距離が設定距離以下である場合、緊急情報は、転送される。このような構成により、緊急情報を必要とする可能性が高い車両10に、緊急情報が送信される可能性を高めることができる。
制御部26は、緊急情報の発信元の位置から自車両の位置までの距離が設定距離を超えると判定した場合、緊急情報を転送しない。図1に示す例では、車両10Cは、通信範囲32内に位置する。車両10Cの情報処理装置20は、車両10Bから緊急情報を受信する。車両10Cの情報処理装置20は、受信した緊急情報の発信元の位置すなわち車両10Aの位置から車両10Cの位置までの距離が設定距離を超えると判定する。車両10Cの情報処理装置20は、緊急情報を転送しない。
このように緊急情報の発信元の位置から緊急情報を受信した車両10の位置までの距離が設定距離を超える場合、緊急情報は、転送されない。このような構成により、緊急情報を必要とする可能性が低い車両10に、緊急情報が転送されてしまうことを抑制することができる。
(システムの動作例)
図3は、図2に示す情報処理装置20の動作を示すフローチャートである。情報処理装置20の制御部26は、自車両が走行を開始すると、ステップS1の処理を開始してよい。
制御部26は、緊急事態を検出したか否かを判定する(ステップS1)。制御部26は、緊急事態を検出したと判定した場合(ステップS1:YES)、ステップS2の処理に進む。一方、制御部26は、緊急事態を検出したと判定しない場合(ステップS1:NO)、ステップS3の処理に進む。
ステップS2の処理では、制御部26は、通信部21によって近距離無線通信を実行し、緊急事態を示す緊急情報を、車両10の周囲にブロードキャストする。
ステップS3の処理では、制御部26は、通信部21による近距離無線通信を介して他の車両10から緊急情報を受信したか否かを判定する。制御部26は、他の車両10から緊急情報を受信したと判定した場合(ステップS3:YES)、ステップS4の処理に進む。一方、制御部26は、他の車両10から緊急情報を受信したと判定しない場合(ステップS3:NO)、ステップS1の処理に戻る。
ステップS4の処理では、制御部26は、緊急事態を示す情報を出力部24に出力させる。
ステップS5の処理では、制御部26は、緊急情報の発信元の位置から自車両の位置までの距離が設定距離以下であるか否かを判定する。制御部26は、緊急情報の発信元の位置から自車両の位置までの距離が設定距離以下であると判定した場合(ステップS5:YES)、ステップS6の処理に進む。一方、制御部26は、緊急情報の発信元の位置から自車両の位置までの距離が設定距離を超えると判定した場合(ステップS5:NO)、ステップS1の処理に戻る。
ステップS6の処理では、制御部26は、緊急情報を転送する。制御部26は、ステップS6の処理を実行した後、ステップS1の処理に戻る。
制御部26は、自車両の走行が停止すると、ステップS1~S6の処理を終了してよい。
このように本実施形態に係る情報処理装置20では、制御部26は、緊急事態を検出すると、通信部21によって近距離無線通信を実行し、緊急事態を示す緊急情報を車両10の周囲にブロードキャストする。このように緊急情報を近距離無線通信によって送信することにより、ネットワーク2を介して緊急情報を送信する場合よりも、緊急情報を速やかに他の車両10に送信することができる。さらに、近距離無線通信によって緊急情報を送信することにより、緊急情報を必要とする車両10にのみ緊急情報を送信することができる。また、緊急情報をブロードキャストすることにより、多くの車両10に緊急情報を一斉送信することができる。
よって、本実施形態によれば、緊急情報を道路の利用者に速やかに展開する技術を提供することができる。
近距離無線通信及びブロードキャストを実行する通信部21は、上述したように、Wi-Fi(登録商標)に対応した通信モジュールを含んで構成されてよい。この場合、上述したように、通信部21は、車載ルータとして構成されてよい。このような構成により、情報処理装置20は、汎用性が高いものとなり得る。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置20の制御部26は、緊急事態を検出すると、通信部21によって近距離無線通信を実行し、緊急情報を車両10の周囲にブロードキャストするものとして説明した。制御部26は、緊急情報を車両10の周囲にブロードキャストするとともに、ネットワーク2を介して外部サーバ等に緊急情報を通信部21によって送信してもよい。
1 システム
2 ネットワーク
10,10A,10B,10C,10D,10E 車両
20 情報処理装置
21 通信部
22 測位部
23 入力部
24 出力部
25 記憶部
26 制御部
30,31,32 通信範囲

Claims (1)

  1. 車両に搭載される情報処理装置であって、
    通信部と、
    緊急事態を検出すると、前記通信部によって近距離無線通信を実行し、緊急事態を示す緊急情報を前記車両の周囲にブロードキャストする制御部と、を備える、情報処理装置。
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