JP2023036533A - 浮体式洋上構造体基礎構造 - Google Patents

浮体式洋上構造体基礎構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2023036533A
JP2023036533A JP2022122845A JP2022122845A JP2023036533A JP 2023036533 A JP2023036533 A JP 2023036533A JP 2022122845 A JP2022122845 A JP 2022122845A JP 2022122845 A JP2022122845 A JP 2022122845A JP 2023036533 A JP2023036533 A JP 2023036533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating
floating body
offshore structure
main body
bottom slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022122845A
Other languages
English (en)
Inventor
正嗣 山本
Masatsugu Yamamoto
栄治 宇佐美
Eiji Usami
研佑 荒川
Kensuke Arakawa
一星 梅津
Issei Umezu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Publication of JP2023036533A publication Critical patent/JP2023036533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Wind Motors (AREA)

Abstract

【課題】 長期にわたって安定して浮体構造物を支持することが可能な浮体式洋上構造体基礎構造を提供する。【解決手段】 浮体式洋上構造体基礎構造1は、主に、浮体本体部3、底版5、支持壁7、洋上構造体取付け部9、蓋部11等によって構成される。浮体本体部3、底版5、支持壁7、洋上構造体取付け部9、蓋部11は、いずれも鉄筋コンクリート製であり、例えばプレストレストコンクリート製であることが望ましいが、一部を鋼製としてもよい。浮体本体部3は、上方が開口する略円椀形状である。浮体本体部3の天端は、蓋部11によって覆われて塞がれる。例えば、蓋部11と浮体本体部3との間には止水部材が配置される。すなわち、浮体本体部3の内部には、密閉された空間が形成される。浮体本体部3の下部には、底版5が配置されて固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、洋上の浮体構造物を支持する浮体式洋上構造体基礎構造に関する。
洋上風力発電風車などの洋上構造物としては、浮体式でタワー等を支持する方式が提案されている。このような浮体構造物の支持構造としては、一般的に鋼製の浮体が用いられる。しかし、鋼製の浮体は、時間経過に伴って錆等の劣化が生じるため定期的な点検や修理が必要であり、20~30年間の使用の中で、船舶等と同様のドッグなどでの検査や補修作業が必要となる。
これに対し、コンクリート製の浮体を用いた方法が提案されている(例えば、特許文献1~2)。
特表2014-503424号公報 特開2017-129061号公報
一般的に、このような内部が中空のコンクリート製の浮体では、側壁、底版、天版で囲まれた箱型の中空部が形成されるため、側壁と底版や隣り合う側壁間に隅角部が存在する。このため、隅角部周辺に大きなせんだん力が発生し、ひび割れが発生しやすい。また、底版上に側壁を構築するため、底版に拘束された側壁に温度ひび割れ(貫通クラックとなる)が発生することがある。特に、上記のようにして形成されるひび割れの発生は、20年以上の長期にわたり浮体として機能する必要がある洋上風力用浮体としては重大な欠点となる。
また、鉄筋コンクリートのひび割れ防止対策として、プレストレスの導入が考えられるが、箱形状の隅角部には、緊張材であるPC鋼材を配置することが困難である。また、喫水の浅いバージ型浮体は、波浪に対する抵抗性が小さく浮体動揺が大きくなるため搭載する風力発電設備(風車)には疲労荷重など長期的な耐久性の問題が発生する。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、長期にわたって安定して浮体構造物を支持することが可能な浮体式洋上構造体基礎構造を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、主部材がコンクリート製であり、上方が開口し、少なくとも下部が略円椀形状の浮体本体部と、前記浮体本体部の下部に配置される底版と、前記浮体本体部の側面と前記底版の上面との間に配置される複数の支持壁と、前記浮体本体部の内部に形成される洋上構造体取付け部と、前記浮体本体部の天端を覆う蓋部と、を具備することを特徴とする浮体式洋上構造体基礎構造である。
平面視において、前記浮体本体部は前記底版からはみ出さず、前記底版の少なくとも一部は、前記浮体本体部からはみ出すことが望ましい。
前記洋上構造体取付け部は、略円筒状のプレストレストコンクリート製であり、前記洋上構造体取付け部の頂部に鋼製のリング状部材が配置され、緊張材の一端が、前記リング状部材に定着されてもよい。
前記浮体本体部はプレストレストコンクリート製であり、少なくとも前記浮体本体部の下方は緊張材がヘリカル配置されてもよい。
前記浮体本体部に配置される緊張材の一端が、前記底版に定着されてもよい。
前記蓋部又は前記浮体本体部の上部に係留索が取り付けられてもよい。
前記浮体本体部の周囲に、複数のカラムが配置され、前記カラムは、コンクリート製であり、上方が開口する略円椀形状の他の浮体本体部と、前記他の浮体本体部の下部に配置される他の底版と、前記他の浮体本体部の上部を塞ぐ他の蓋部と、前記他の浮体本体部の側面と前記他の底版の上面との間に、平面視において略放射状に配置される複数の他の支持壁を具備し、前記浮体本体部又は前記底版と、他の浮体本体部又は前記他の底版が連結されてもよい。
前記支持壁は、平面視において放射状に配置されてもよく、又は、少なくとも一部の前記支持壁は、平面視において互いに平行に配置されてもよい。
前記支持壁には、藻場を固定するための藻場固定部が配置されてもよい。
前記浮体本体部の内部が隔壁によって区画されていてもよい。
本発明によれば、浮体がプレストレストコンクリート製であり、外力等により発生する最大の引張力を相殺し得る様に、圧縮力が予め付与されているため、鋼製のように錆等の問題がない。また、鋼製の浮体のように、特殊な造船所での溶接等の作業が不要であるため、設置場所に近い沿岸部で組み立てることができる。このため、浮体式洋上構造体基礎構造の組立作業及び運搬等の作業が容易である。
また、浮体本体部が略円椀形状であり、隅角部を有しないため、ひび割れの発生を抑制することができる。また、浮体本体部が略円椀形状であるため、潮流や波の影響を受けにくい。また、略円椀形状の浮体本体部の下部に板状の底版が配置されるため、例えば沿岸部等において、浮体式洋上構造体基礎構造を安定して配列して配置することができる。
また、浮体本体部と底版との間を仕切る支持壁を配置することで、浮体本体部と底版と支持壁とで囲まれた複数の空間を形成することができる。このため、例えば、浮体構造が波や潮流で傾いた際に、持ち上げられた側の空間内に入っていた水を空間内に留めることができ、この水の重量によって、それ以上の浮体構造の傾き等を抑制することができる。
また、中央部には、洋上構造体取付け部を有するため、容易に洋上構造体を浮体に固定することができる。
また、底版のサイズを、浮体本体部のサイズ以上とし、平面視において底版の少なくとも一部が浮体本体部からはみ出すようにすることで、底版の一部を揺動抑制機能として機能させることができる。
また、洋上構造体取付け部の頂部に鋼製のリング状部材を配置することで、リング状部材を洋上構造体取付け部の緊張材の定着部として利用することができるとともに、リング状部材を洋上構造体との接合部としても利用することができる。
また、浮体本体部を、緊張材がヘリカル配置されたプレストレストコンクリート製とすることで、効率よく浮体本体部にプレストレス力を付与することができる。
また、浮体本体部に配置される緊張材の一端を底版に定着させることで、底版と浮体本体部とを効率よく一体化することができる。
また、蓋部又は浮体本体部の上部に係留索を固定することで、係留索の固定が容易である。
また、浮体本体部の周囲に、複数のカラムが配置することで、より大きな浮力と揺動抑制機能を発揮させることができる。このため、個々の構造を小型化することができる。この際、それぞれのカラムも、浮体本体部、底版、支持壁、蓋部等から構成されるようにすること、上述したのと同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、長期にわたって安定して浮体構造物を支持することが可能な浮体式洋上構造体基礎構造を提供することができる。
浮体式洋上構造体基礎構造1を示す斜視図。 浮体式洋上構造体基礎構造1を示す平面図。 図2のA-A線断面図。 (a)は、浮体本体部3の緊張材の配置を示す概念図、(b)は、底版5と浮体本体部3に対する緊張材の配置を示す概念図。 浮体式洋上構造体基礎構造1の使用状態を示す図。 浮体式洋上構造体基礎構造1と洋上構造体19との接合部の拡大図。 浮体式洋上構造体基礎構造1aを示す平面図。 浮体式洋上構造体基礎構造1aの製造工程の一例を示す図。 浮体式洋上構造体基礎構造1aの製造工程の一例を示す図。 浮体式洋上構造体基礎構造1bを示す平面図。 浮体式洋上構造体基礎構造1bの製造工程の一例を示す図。 (a)は、浮体式洋上構造体基礎構造1cを示す断面図、(b)は、浮体式洋上構造体基礎構造1cを示す平面図。 (a)は、浮体式洋上構造体基礎構造1の岸壁での位置関係を示す図、(b)は、浮体式洋上構造体基礎構造1dの岸壁での位置関係を示す図。 浮体式洋上構造体基礎構造1dを示す図。 浮体式洋上構造体基礎構造1を用いた他の実施形態を示す図であり、(a)は全体平面図、(b)はカラム23の斜視図。 図15(a)のB-B線断面図。 浮体式洋上構造体基礎構造1の支持壁に、胞子体や配偶体を取り付けるためのネット37を取り付けた状態を示す図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、浮体式洋上構造体基礎構造1を示す斜視図であり、図2は、浮体式洋上構造体基礎構造1を示す平面図、図3は、図2のA-A線断面図である。浮体式洋上構造体基礎構造1は、洋上構造体を洋上に浮かべた状態で支持するための基礎構造である。なお、本実施形態では、洋上構造体が洋上風力発電用風車である場合を示すが、洋上構造体としては他の構造であってもよい。
浮体式洋上構造体基礎構造1は、主に、浮体本体部3、底版5、支持壁7、洋上構造体取付け部9、蓋部11等によって構成される。なお、浮体本体部3、底版5、支持壁7、洋上構造体取付け部9、蓋部11は、いずれも鉄筋コンクリート製であり、例えばプレストレストコンクリート製であることが望ましいが、一部を鋼製としてもよい。例えば、主部材(浮体本体部3および底版5)をコンクリート製とし、洋上構造体取付け部9、支持壁7又は蓋部11等、一部の構造を、防食塗装を施した鋼製(又は鋼材とコンクリートとの複合体)としてもよい。
また、浮体本体部3は、ビニロン短繊維などによる短繊維混入コンクリート製や、AFRP(アラミド繊維補強プラスチック)またはCFRP(炭素繊維補強プラスチック)などを用いた対腐食を目的の代替鉄筋コンクリート製としてもよい。
なお、浮体本体部3がプレストレストコンクリート製の場合、製作方法については、コンクリートを製作箇所で打設する方法や、プレキャスト部材として分割製作し、組み立てる方法がある。短繊維混入コンクリート製の場合には、分散混入された短繊維が様々な方向に対するひび割れ発生を抑制し、プレストレストコンクリート製と同様の効果を有する。代替鉄筋コンクリート製の場合は鉄筋の発錆膨張がないため、漏水の原因となる貫通ひび割れ抑制の効果を有する。
浮体本体部3は、上方が開口する略円椀形状である。ここで、略円椀形状とは、水平方向の断面形状が略円形であり、下部側が閉塞し、下端側から上方に行くにつれて、徐々に外径が大きくなる部位を有し、上方が開口した形状を表す。なお、浮体本体部3の中心における鉛直方向の断面形状は、半円形状や半楕円形状等のように、全体が曲線(円弧)からなってもよく、または三角形や台形などのように直線形状であってもよく、直線形と曲線との複合であってもよい。
また、略円椀形状の浮体本体部3は、下方から上端まですべての部位で径が徐々に変化しなくてもよい。例えば、下方から所定高さまでは曲線又は直線で径が徐々に変化するように形成され、所定の高さから上端までを同一径(すなわち円筒形)としてもよい。また、浮体本体部3の上端部が最大径(平面視における最大径)とならなくてもよい。例えば、鉛直方向の断面形状が略円形、略楕円形、略卵型又は略しずく型等の部材(の長径側)を立てた際に、平面視における最大径となる部位よりも上方の部位で切断したような形状であってもよい。このように、下端から最大径となる高さまでは直線状又は曲線状に径が徐々に大きくなる部位を有し、当該部位から上端部までは、直線状又は曲線状に徐々に径が小さくなるような形状を含んでいてもよい。
浮体本体部3の天端は、蓋部11によって覆われて塞がれる。例えば、蓋部11と浮体本体部3との間には止水部材が配置される。すなわち、浮体本体部3の内部には、密閉された空間が形成される。
また、浮体本体部3の内部の略中心部には、洋上構造体取付け部9が形成される。洋上構造体取付け部9は、例えば、上方に行くにつれて徐々に径が小さくなるような略円筒状のプレストレストコンクリート製である。洋上構造体取付け部9の上端は、蓋部11の上方に突出する。なお、蓋部11と洋上構造体取付け部9との間も止水性が確保される。洋上構造体取付け部9の上部には、洋上構造体の下端が接合される。なお、洋上構造体との接合部の詳細は後述する。
浮体本体部3の下部には、底版5が配置されて固定される。底版5は、中実の板状であり、図2に示すように、底版5は、浮体本体部3のサイズ以上であることが望ましい。例えば、平面視において、浮体本体部3が略円形であり、底版5が多角形(図では矩形)である場合には、底版5の最小径が浮体本体部3の外径以上であることが望ましい。このように、平面視において、浮体本体部3が底版5からはみ出さず、底版5の少なくとも一部を浮体本体部3からはみ出させることで、浮体本体部3のからはみ出している部分が、浮体式洋上構造体基礎構造1を洋上に浮かべた際の揺動の抵抗となり、揺動を抑制することができる。
浮体本体部3の側面と底版5の上面との間には、支持壁7が配置される。複数の支持壁7は、平面視において、周方向に所定の間隔で略放射状に(すなわち、周方向に、浮体本体部3の側面と底版5の上面との間の空間を複数に仕切るように)配置される。支持壁7は、浮体本体部3と底版5との接合構造を補強する機能に加え、浮体本体部3と底版5との間を周方向に区切り、独立した空間を形成する機能を有する。
このように複数の空間に区切ることで、浮体式洋上構造体基礎構造1を洋上に浮かべて揺動した際に、例えば持ち上げられる側の空間内の水が空間から流出することが抑制される。このため、各空間の水が錘となって揺動の抵抗となり、浮体式洋上構造体基礎構造1の揺動を抑制することができる。
なお、支持壁7は、図3に示すように浮体本体部3の上端部まで配置されなくてもよく、上端部よりも低い浮体本体部3の所定の高さまで形成されればよい。また、支持壁7の外縁部を底版5に対して垂直とするのではなく、上部から底版5に向かって末広がり状に形成してもよい。また、波や潮流を受けた際の抵抗を小さくするため、底版5や支持壁7に、貫通孔を設けてもよい。
次に、プレストレストコンクリートの緊張材の配置について説明する。図4(a)は、浮体本体部3の緊張材13の配置を示す概念図である。なお、緊張材13を配置するための鞘管や定着部材は図示を省略する。前述したように、浮体本体部3は、緊張材13によってプレストレス力が付与される。この際、複数の緊張材13を、時計回り及び反時計回りのそれぞれに対して、周方向に所定の間隔でヘリカル状(螺旋状)に配置することが望ましい。このようにすることで、効率よくプレストレス力を付与することができる。なお、緊張材13のヘリカル状の配置は、特に、浮体本体部3の下方に配置されていれば、上方は、子午線方向および円周方向の格子配置のような組み合わせでもよい。
また、前述したように、底版5も緊張材13によってプレストレス力が付与されることが望ましい。この際、図4(b)に示すように、例えば、緊張材13の一端を浮体本体部3の上縁部近傍に定着させ、緊張材13の他端を、底版5の外縁部近傍に定着してもよい。このように、浮体本体部3と底版5とを一体で緊張することで、より確実に両者を接合して一体化することができる。
次に、浮体式洋上構造体基礎構造1の使用状態について説明する。浮体式洋上構造体基礎構造1は、設置する海洋の近傍の沿岸にて組み立てることができる。この際、底版5によって安定して保管や運搬を行うことができる。組み立てられた浮体式洋上構造体基礎構造1は、海に浮かべられた後、設置場所まで曳航される。
図5は、浮体式洋上構造体基礎構造1を設置した状態を示す図である。浮体式洋上構造体基礎構造1は、海底に係留索15によって係留される。係留索15は、蓋部11又は浮体本体部3の上部に取り付けられる。このようにすることで、係留索15の固定が容易である。なお、係留索15が底版5と干渉する場合には底版5に切り欠きを形成してもよい。また、係留方式としては、例えば、緊張係留式としてもよい。この場合には、支持壁7を浮体本体部3の側方に張り出させて、底版5と支持壁7を貫通するようにして支持壁7の上部に係留索を固定してもよい。また、貫通部や切り欠きと係留索15との干渉部には、鉄管や鉄板をつけてコンクリートを防護してもよい。また、喫水線と底盤下部の間の長さ(喫水)については図示したようにいわゆるセミサブ式としてもよいし、設置場所の波浪条件や洋上構造体の性質に応じていわゆるバージ型やスパー型など適切な喫水が採用できる。
前述したように、浮体式洋上構造体基礎構造1の洋上構造体取付け部9には、洋上構造体19が接合される。なお、洋上構造体19を洋上構造体取付け部9に固定した状態で曳航してもよいし、設置場所に浮体式洋上構造体基礎構造1を設置した後に洋上構造体19を洋上構造体取付け部9に固定してもよい。
図6は、図5のB部における拡大断面図である。洋上構造体取付け部9への洋上構造体19の固定方法は特に限定されないが、例えば図6に示すように、洋上構造体取付け部9の頂部にリング状部材21を配置してもよい。リング状部材21は、例えば鋼製であり、断面が略コの字状の部材である。すなわち、リング状部材21には、上下において互いに平行に、固定孔を有するフランジ状の固定部が設けられる。なお、断面形状はコの字状に限られず、他の形状であってもよい。
前述したように、洋上構造体取付け部9は、略円筒状のプレストレストコンクリート製である。洋上構造体取付け部9にプレストレス力を付与する緊張材13aの一端は、リング状部材21に定着される。また、リング状部材21の上部には、洋上構造体19がボルト等で固定される。このようにすることで、緊張材13aの定着と、洋上構造体19の固定を容易に行うことができる。
以上のように、本実施形態の浮体式洋上構造体基礎構造1によれば、洋上構造体19を支持する浮体本体部3の外面が略円形であるため、矩形断面の空間を有する箱形状のものと比較して隅角部がなく、緊張材を略全体に対して配置してプレストレス力を付与することができる。このため、長期的な耐久性を得ることができる。なお、断面形状として、浮体本体部3と蓋部11との境界部には隅角部が形成されるが、浮体本体部3と蓋部11とがそもそも別体であるため、隅角部における緊張材の配置によるひび割れ等の問題はない。
また、浮体本体部3の緊張材13をヘリカル配置とすることで、浮体本体部3の全体に効率よくプレストレス力を付与することができる。
また、浮体本体部3の下部に底版5を配置することによって、浮体式洋上構造体基礎構造1の保管や運搬が容易となる。また、底版5の一部を、浮体本体部3の揺動抑制部材として機能させることができる。また、浮体本体部3と底版5とを一体で緊張材13によってプレストレス力を付与することで、両者を効率よく固定することができる。
また、浮体本体部3と底版5との間に支持壁7を設けることで、浮体本体部3と底版5の補強構造として機能させることができるとともに、浮体本体部3の周囲を複数の空間に区分して、浮体本体部3の揺動抑制部材として機能させることができる。
また、洋上構造体取付け部9を設けることで、洋上構造体19を容易に固定することができる。この際、リング状部材21を用いることで、洋上構造体取付け部9の緊張材13aの定着と、洋上構造体19との固定が容易である。
次に、第2の実施形態について説明する。図7は、浮体式洋上構造体基礎構造1aを示す平面図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態にかかる浮体式洋上構造体基礎構造1と同一の機能等を奏する構成については、図1~図6と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
浮体式洋上構造体基礎構造1aは、浮体式洋上構造体基礎構造1とほぼ同様の構造であるが、支持壁7の配置が異なる。浮体式洋上構造体基礎構造1aにおいては、少なくとも一部の支持壁7が互いに平行に配置される。図示した例では、浮体本体部3の略中央に一直線上に支持壁7が配置され(図中上下方向)、当該中央の支持壁7と直交するように、両側のそれぞれに複数の幅方向(図中左右方向)の支持壁7が配置される。幅方向の複数の支持壁7同士は、互いに平行に配置される。
次に、浮体式洋上構造体基礎構造1aの製造方法について説明する。まず、図8(a)に示すように、底版5を形成する。前述したように、底版5は、例えば鉄筋コンクリート製またはプレストレストコンクリート製であり、現場打設またはプレキャスト底版であってもよい。
次に、図8(b)に示すように、底版5の上部に複数のセグメント33を配置する。セグメント33は、内部に緊張材の挿通部が設けられる。図8(c)に示すように、円筒状に同一径で組みあげて鉛直方向の緊張材にて底版5に定着させ、上下のセグメント同士を一体化することで、洋上構造体取付け部9が形成される。なお、セグメント33同士の間には、止水部材や位置決め用のキー溝等を形成してもよく、円周方向に緊張材にてプレストレス力を導入してもよい。また、上述した例では、周方向に複数に分割されたセグメント33を用いたが、リング状の部材を重ねてもよい。また、一体の円筒状のプレキャスト筒であってもよい。
図9(a)は、底版5上に洋上構造体取付け部9が固定された状態を示す断面図である。この状態から、図9(b)に示すように、支持壁7を設置する。この際、幅方向の中央に一直線上に支持壁7を配置し(図に垂直な方向)、さらに、幅方向(図中左右方向)に複数の支持壁7を併設する。幅方向の支持壁7同士は互いに平行に配置される。なお、前述したように、支持壁7はプレキャストコンクリートであってもよく、防食塗装された鋼製であってもよい。
次に、図9(c)に示すように、上型枠25と下型枠27を配置する。この際、下型枠27は、支保工29で支持されており、支持壁7同士の隙間に側方から挿入され、上型枠25は上方から挿入される。このようにして配置された上型枠25と下型枠27の間にコンクリートを打設することで浮体本体部3を形成することができる。その後、下型枠27と支保工29は、側方から取り外すことができる。なお、コンクリートの打設は、下方からロット分割して打ち上げればよい。この方法は、放射方向に支持壁7を配置する形式にも適用可能である。また、下型枠27は、撤去を不要とする本体残置の埋設型枠として、支持壁7の間隔にて鉄筋コンクリート打設・型枠自身・作業荷重に対して耐力や変形に関して自立する強度・剛性を有している場合は、支保工29を不要とすることができる。
第2の実施形態によれば、現場で浮体本体部3を一体で製造することができる。なお、前述したように、支持壁7は、浮体本体部3の側面と底版5の上面との間の空間を複数に仕切るように配置される。このように複数の空間に区切ることで、浮体式洋上構造体基礎構造1aを洋上に浮かべて揺動した際に、例えば持ち上げられる側の空間内の水が空間から流出することが抑制される。このため、各空間の水が錘となって揺動の抵抗となり、浮体式洋上構造体基礎構造1aの揺動を抑制することができる。この際、図7に示すように、浮体式洋上構造体基礎構造1aの中央に近い側の空間(図中C)が、端側の空間(図中D)よりも大きいため、例えば図7の左右方向に対する揺れに対して、より高い揺動防止機能を発揮させることができる。この左右方向に支持壁7を配置する形式は異方性であり、放射方向に支持壁7を配置する形式の等方性とは異なるが、左右方向を波浪や風の主方向に合わせることで、揺れに対して優れた構造となる。
また、図7の浮体本体部3を支える型枠支保工を図中左右から設置・撤去が容易となるため、図中上下方向へ移動させながら、コンパクトな流れ作業を可能とする。
次に、第3の実施形態について説明する。図10は、浮体式洋上構造体基礎構造1bを示す平面図(蓋部の透視図)である。浮体式洋上構造体基礎構造1bは、浮体式洋上構造体基礎構造1とほぼ同様の構造であるが、浮体本体部3の内部が隔壁31によって区画されている点で異なる。
このように、浮体本体部3の内部を隔壁31で仕切ることで、それぞれの空間に注水又は排水を行うことが可能となる。このような浮体本体部3の内部への意図的な量の注水はバラストと呼ばれ、注水または排水により浮体式洋上構造体基礎構造1の重心を下げ上げすることにより、風車や付属設備の搭載前後を含む浮体構造全体の転倒安定度合いの操作を可能とする。
次に、浮体式洋上構造体基礎構造1bの製造方法について説明する。第2の実施形態と同様に、まず、底版5上に洋上構造体取付け部9を設置する。次に、図11(a)に示すように、板状の部材を洋上構造体取付け部9の周囲に放射状に配置する。なお、図示した例では、板状部材の枚数は4枚であるが、所定の間隔で複数枚配置すれば枚数は特に限定されない。この板状の部材は、隔壁31と支持壁7の両方を兼ねるものであるため、以下の説明において、適宜、この板状部材を隔壁31又は支持壁7として説明する。なお、本実施形態では、隔壁31(支持壁7)を底版5と洋上構造体取付け部9に結合することで強固な自立を促しているが、隔壁構造の無い(洋上構造体取付け部9に結合しない)底版5から立ち上がった支持壁7のみであってもよい。
次に、図11(b)に示すように、湾曲した曲面を有する分割本体部35を隔壁31の間に配置する。分割本体部35はプレキャストコンクリート製であり、内部に緊張材の挿通部が設けられる。なお、支持壁7の表面に、分割本体部35を下方から受ける受け部を設けておいてもよい。すなわち、支持壁7の表面に突起や仮設の受け金具を設けておき、分割本体部35をこの突起上に設置してもよい。
それぞれの隔壁31同士の間に分割本体部35を配置すると、分割本体部35の全体(及び分割本体部35で挟み込まれた隔壁31)で略円椀形状の浮体本体部3が形成される。この状態で、緊張材を縦方向及び周方向(又はヘリカル配置)によって緊張する。なお、分割本体部35の下端において、緊張材は底版5に定着してもよく、洋上構造体取付け部9に定着してもよい。
第3の実施形態によれば、現場で効率よく浮体式洋上構造体基礎構造1bを製造することができる。また、浮体本体部3の内部を隔壁31で仕切ることで、バラストの利用が可能となる。このため、浮体式洋上構造体基礎構造1bの喫水線やバランスを調整することができる。
なお、上述した説明において、略円椀形状の浮体本体部3としては、全体が曲面からなる形状の例を示したが、これには限られない。図12(a)は、浮体式洋上構造体基礎構造1cを示す断面図、図12(b)は、浮体式洋上構造体基礎構造1cを示す平面図(蓋部の透視図)である。浮体式洋上構造体基礎構造1cに示すように、複数の分割本体部35aが積層されて浮体本体部3が形成されてもよい。それぞれの分割本体部35aは平面形状の板状部材であるが、水平方向の断面形状が略円形であり、下部側が閉塞し、下端側から上方に行くにつれて、徐々に外径が大きくなる部位を有し、上方が開口した形状を形成されるため、そのような形状も略円椀形状とみなす。このように、全体として略円椀形状であれば、部分的に直線状であってもよい。この小平面版から成る折板構造であれば、コンクリート製ではなく鋼製での同種形状も可能となる。
また、上述した略円椀形状の浮体本体部3は、全高にわたって、下方から上方に向かって徐々に外径が大きくなる形態を示したが、前述したようにこれには限られない。図13(a)は、浮体式洋上構造体基礎構造1に洋上構造体19を岸壁で設置した状態を示す図である。例えば、洋上構造体19が大型化すると、これに伴い、基礎構造である浮体式洋上構造体基礎構造1も大型化する必要がある。このため、岸壁からの距離Eが長くなる。この場合、洋上構造体19を吊り上げるクレーンのブームを遠くまで伸ばす必要があり、使用されるクレーンも大型化する。
そこで、図13(b)に示す浮体式洋上構造体基礎構造1dは、浮体本体部3の形状を縦長し、バラストにより高さを調整することで、洋上構造体19のサイズアップに伴う浮力と揺れに対する安定性を確保するとともに、岸壁からの距離Fを伸ばすことなく、一定の距離で設定することができる。すなわち、浮体式洋上構造体基礎構造1dの浮体本体部3は、下方が前述した浮体式洋上構造体基礎構造1等の浮体本体部3(図1等)であり、その上に、径を略一定のまま、上方に円筒形状を伸ばしたものである。
図14は、浮体式洋上構造体基礎構造1dの浮体本体部3を示す図である。なお、この場合には、曲面状の浮体本体部3の上方に、リング部材41を積層することで、容易に高さを調整することができる。このため、洋上構造体19のサイズが変わっても、リング部材41の積層数を変えることで、容易に対応が可能である。すなわち、浮体本体部3は、径に対して深さ方向の寸法が大きく、浮体本体部3の下部が略円椀形状であり、浮体本体部3の上部が円筒形状とすることができる。
なお、この場合には、下方の略円椀形状においては、緊張材13をヘリカル配置都し、上方のリング部材41は、緊張材13を円周方向及び縦方向配置としてもよい。上方のリング部材41は、形状寸法によっては、緊張材13を縦方向配置のみとしても円周方向に圧縮力が発生することから、円周方向の緊張材13の省略可能となる場合もある。
また、上述した実施形態では、1基の洋上構造体19に対して、1基の浮体式洋上構造体基礎構造1等のみを用いた例を示したが、これには限られない。図15(a)は、一例として浮体式洋上構造体基礎構造1に加えて、複数のカラム23を用いた基礎構造である。浮体式洋上構造体基礎構造1(浮体本体部3)の周囲には、周方向に一定の間隔で、複数のカラム23が配置される。カラム23は、例えば3つ以上配置される。
図15(b)は、カラム23を示す図である。カラム23は、上方が開口する略円椀形状の浮体本体部3aと、浮体本体部3aの下部に配置される底版5aと、前記浮体本体部3aの上部を塞ぐ蓋部11aと、浮体本体部3aの側面と底版5aの上面との間に、平面視において略放射状に配置される複数の支持壁7a等からなる。浮体本体部3a、底版5a、支持壁7a、7b、蓋部11aは、プレストレストコンクリート製である。
カラム23の浮体本体部3a、底版5a、支持壁7a、7b、蓋部11aは、浮体式洋上構造体基礎構造1の浮体本体部3、底版5、支持壁7、蓋部11等に対応する。すなわち、カラム23は、洋上構造体取付け部9を除き、浮体式洋上構造体基礎構造1と略同様の構成である。
図16は、図15(a)のB-B線断面図である。前述したように、浮体式洋上構造体基礎構造1では、浮体本体部3の周囲に所定の間隔で支持壁7が配置されるが、本実施形態では、浮体式洋上構造体基礎構造1と隣り合うカラム23が支持壁7bで連結される。支持壁7bは、支持壁7、7aよりも厚みが厚く、一端側が、浮体式洋上構造体基礎構造1の浮体本体部3及び底版5に接合され、他端側がカラム23の浮体本体部3a及び底版5aに接合される。
なお、浮体式洋上構造体基礎構造1とカラム23との連結方法は特に限定されず、支持壁7bを用いずに、他の部材で底版5と底版5aを接合してもよく、浮体本体部3と浮体本体部3aを接合してもよい。すなわち、浮体式洋上構造体基礎構造1の浮体本体部3又は底版5と、カラム23の浮体本体部3a又は底版5aが連結されればよい。
このように、複数のカラム23を用いることで、浮体式洋上構造体基礎構造1のサイズを小さくすることができる。なお、カラム23の浮体本体部3aは、浮体式洋上構造体基礎構造1の浮体本体部3と略同一のサイズで図示したが、浮体本体部3よりも浮体本体部3aを小さくてもよい。または、浮体本体部3よりも浮体本体部3aを大きくしてもよい。
また、浮体式洋上構造体基礎構造の一部を漁礁として使用することもできる。図17に示す例では、支持壁7の一部にネット37が固定される。ネット37は、藻場固定部であり、海藻類の胞子体や配偶体などをつけたロープ等を固定することができる。支持壁は波浪や潮流の影響を低減し、海藻類・魚介類やその稚魚・幼生の成長を促進する。なお、喫水が浅い場合には太陽光が及ぶため、支持壁7ではなく、底版5の上面に配置してもよい。支持壁7の側面にネット37を固定する場合には、その下方に足場39を設けてもよい。すなわち、支持壁7の側面に足場39を突出させておき、その上方にネット37を固定してもよい。足場は着脱式にしてもよい。ネット37の固定には、アイボルトやU字状の固定部材などが使用できる。また、支持壁7の表面にあらかじめ凹凸を形成して、海藻等が付着しやすくしてもよい。さらに海藻は人工的な物でもよく、これにより浮体設置後に海藻等の成長を促す。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、各実施形態における構成は、互いに組み合わせることができることは言うまでもない。
1、1a、1b、1c、1d………浮体式洋上構造体基礎構造
3、3a………浮体本体部
5、5a………底版
7、7a、7b………支持壁
9………洋上構造体取付け部
11、11a………蓋部
13、13a………緊張材
15………係留索
19………洋上構造体
21………リング状部材
23………カラム
25………上型枠
27………下型枠
29………支保工
31………隔壁
33………セグメント
35、35a………分割本体部
37………ネット
39………足場
41………リング部材

Claims (11)

  1. 上方が開口し、少なくとも下部が略円椀形状のコンクリート製の浮体本体部と、
    前記浮体本体部の下部に配置されるコンクリート製の底版と、
    前記浮体本体部の側面と前記底版の上面との間に配置される複数の支持壁と、
    前記浮体本体部の内部に形成される洋上構造体取付け部と、
    前記浮体本体部の天端を覆う蓋部と、
    を具備することを特徴とする浮体式洋上構造体基礎構造。
  2. 平面視において、前記浮体本体部は前記底版からはみ出さず、前記底版の少なくとも一部は、前記浮体本体部からはみ出すことを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  3. 前記洋上構造体取付け部は、略円筒状のプレストレストコンクリート製であり、前記洋上構造体取付け部の頂部に鋼製のリング状部材が配置され、緊張材の一端が、前記リング状部材に定着されることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  4. 前記浮体本体部はプレストレストコンクリート製であり、少なくとも前記浮体本体部の下方は、緊張材がヘリカル配置されていることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  5. 前記浮体本体部に配置される緊張材の一端が、前記底版に定着されることを特徴とする請求項4記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  6. 前記蓋部又は前記浮体本体部の上部に係留索が取り付けられることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  7. 前記浮体本体部の周囲に、複数のカラムが配置され、
    前記カラムは、コンクリート製であり、上方が開口する略円椀形状の他の浮体本体部と、前記他の浮体本体部の下部に配置される他の底版と、前記他の浮体本体部の上部を塞ぐ他の蓋部と、前記他の浮体本体部の側面と前記他の底版の上面との間に、平面視において略放射状に配置される複数の他の支持壁を具備し、
    前記浮体本体部又は前記底版と、他の浮体本体部又は前記他の底版が連結されることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  8. 前記支持壁は、平面視において略放射状に配置されることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  9. 少なくとも一部の前記支持壁は、平面視において互いに平行に配置されることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  10. 前記支持壁には、藻場を固定するための藻場固定部が配置されることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
  11. 前記浮体本体部の内部が隔壁によって区画されていることを特徴とする請求項1記載の浮体式洋上構造体基礎構造。
JP2022122845A 2021-09-02 2022-08-01 浮体式洋上構造体基礎構造 Pending JP2023036533A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021143418 2021-09-02
JP2021143418 2021-09-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023036533A true JP2023036533A (ja) 2023-03-14

Family

ID=85508507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022122845A Pending JP2023036533A (ja) 2021-09-02 2022-08-01 浮体式洋上構造体基礎構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023036533A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2728170T3 (es) Plataforma de turbina eólica flotante y método de montaje
WO2014163032A1 (ja) 浮体構造物
CN211519801U (zh) 一种附加网箱的漂浮式海上风电基础结构
ES2952964T3 (es) Estructura marítima para la cimentación de edificaciones y su método de instalación
CN111232140A (zh) 一种附加网箱的漂浮式海上风电基础结构
JP6505840B2 (ja) 風力エネルギーを利用するための浮体式プラットフォーム
US20230331358A1 (en) Floating platform for supporting offshore power generation structures and method for making said platform
CA2980959C (en) Gravity-based foundation for the installation of offshore wind turbines
ES2977128T3 (es) Plataforma flotante para aerogeneradores de gran potencia
JP5136589B2 (ja) 水中構造物の補強梁と補強工法
LT6027B (lt) Gravitacinio-estakadinio tipo hidrotechninis statinys
ES2876053B2 (es) Plataforma flotante de hormigon armado de aplicacion a la industria del sector de la eolica marina
JP2023036533A (ja) 浮体式洋上構造体基礎構造
JP6684459B1 (ja) 構造物の補強梁、補強工法、及び構造物
JP2024057389A (ja) 浮体式洋上風力発電用下部構造、及び浮体式洋上風力発電用下部構造の施工方法
KR102551516B1 (ko) 조립형 부유체
US11897585B1 (en) Anchoring floating structures to an underwater floor
KR102668001B1 (ko) 해상 발전용 콘크리트 부유 구조물
US20240328107A1 (en) Gravity based foundation
WO2024023371A1 (es) Plataforma semi-sumergible para soporte de aerogeneradores
JP7536020B2 (ja) オフショア設備用の重力式基礎を製造するための方法および重力式基礎
JP2022178448A (ja) 浮体構造物支持構造、浮体構造物の設置方法
Flores Ganuza et al. Development of a Modular, Adaptable and Scalable Gravity Anchor System for Various Floating Foundations
KR20240121782A (ko) 해상 풍력 터빈을 위한 부유식 기반
JP2024064177A (ja) スパー型浮体を備えた洋上風力発電設備の浮体建造方法