JP2023036208A - 粉体収容部材および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を複雑化することなく現像剤およびトナーの選択的な供給を可能にする。【解決手段】粉体収容部材1は、第1の粉体が収容される第1粉体収容室(例えば現像剤収容室41)と、第2の粉体が収容され第2粉体収容室(例えばトナー収容室42)とを有する。第1粉体収容室は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第1搬送部材412が備えられ、軸線まわりの回転により第1の供給口(例えば現像剤供給口411)に向かって第1の粉体を搬送可能とされる。第2粉体収容室は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第2搬送部材422が備えられて、軸線まわりの回転により第2の供給口(例えばトナー供給口421)に向かって第2の粉体を搬送可能とされる。【選択図】図4

Description

本発明は、粉体収容部材およびその粉体収容部材を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置に設けられる現像装置は、現像剤を収容する現像槽と、現像槽に収容される現像剤を担持する現像ローラ等の現像剤担持体とを備えて構成されている。現像槽には、通常、上方に開放された上面開口部と、上面開口部を閉じる上面カバー部材とが設けられている。
従来の現像装置では、現像剤が現像槽から露出する現像剤担持体にまで到達しやすく、輸送中等の振動により現像剤が現像槽内から漏れ出すおそれがあった。そのため、画像形成装置の初期設置時には、現像剤を現像槽に未充填としておき、輸送後に現像剤を現像槽に充填することも行われている。この場合、例えば、画像形成装置から現像槽を取り出し、さらに現像槽から上面のカバー部材を取り外して、上面の開口部から現像剤を充填する。その後、現像槽を画像形成装置に装着するといった作業が行われる。このような現像剤の充填作業は、ユーザがサービスマン等の専門の作業者に依頼しなければならないものであり、それを忘れて、現像剤が充填されないままとなったり、現像剤を充填後の調整作業がなされなかったりするなどの問題が起こる可能性があった。
また、画像形成装置には、現像装置のトナー消費に応じて自動的にトナーが補給されるように、トナー収容部材(トナーカートリッジやトナーボトル)が備えられる。このようなトナー収容部材は、ユーザによって交換することができるように構成されている。さらに、例えば特許文献1では、トナーの補給と現像剤の交換とを行うためのカートリッジとして、現像剤を収容する現像剤収容部と、トナーを収容するトナー収容部とを備えさせ、これらの収容部を隔離壁で分離してドラム形状とし、現像剤の放出口とトナーの放出口とをドラム回転方向でずらして設けることが提案されている。これにより、現像剤とトナーとを選択的に投入可能とすることが意図されている。
特開平6-19307号公報
前記特許文献1のカートリッジは、複数の投入口を有する外ケース内に現像剤とトナーとを収容した中ドラムを回転可能に収容し、中ドラムの現像剤の放出口とトナーの放出口の位置を中ドラムの回転方向でずらして構成されている。そして、中ドラムを回転させることで、前記放出口を外ケースの投入口に一致させ、現像剤またはトナーが投入される。しかしながら、これらの複数の投入口と放出口とを一致させるよう回転させるために、駆動モータからの駆動伝達機構が複雑化してしまい、回転制御部も複雑化するといった問題点がある。
本発明は、前記従来の問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤の充填作業を軽減し得て、サービスマンに寄らずとも現像剤の充填を行うことができるとともに、構造を複雑化することなく現像剤およびトナーの選択的な供給を可能にする粉体収容部材およびそのような粉体収容部材を備える画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、装置に取り付けられて、内部に収容された粉体を前記装置に供給する粉体収容部材であって、第1の粉体が収容され、前記装置に接続される第1の供給口を有する第1粉体収容室と、第2の粉体が収容され、前記装置に接続される第2の供給口を有する第2粉体収容室とを有し、前記第1粉体収容室は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第1搬送部材が備えられ、前記軸線まわりの回転により前記第1の供給口に向かって前記第1の粉体を搬送可能とされ、前記第2粉体収容室は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第2搬送部材が備えられて、前記軸線まわりの回転により前記第2の供給口に向かって前記第2の粉体を搬送可能とされ、前記第1搬送部材および前記第2搬送部材は、1つの駆動源からの駆動力を受けて前記軸線まわりの同方向に回転可能に設けられ、一方の回転方向に回転するとき、前記第1の供給口を介して前記第1の粉体が前記第1粉体収容室から前記装置に供給されるとともに、前記第2粉体収容室では前記第2の粉体が前記第2の供給口から遠ざかる方向に搬送され、他方の回転方向に回転するとき、前記第2粉体収容室では前記第2の供給口を介して前記第2の粉体が前記装置に供給されることを特徴としている。
また、前記粉体収容部材において、前記第1粉体収容室と前記第2粉体収容室とは隣り合って配置され、前記第1搬送部材および前記第2搬送部材は、共通の回転軸を有して一体に設けられていることが好ましい。
また、前記粉体収容部材において、前記第1粉体収容室と前記第2粉体収容室とは、仕切壁を介して隣り合って配置され、前記第1の供給口と前記第2の供給口は、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材の前記仕切壁側の各端部と対応する位置にそれぞれ配置されることが好ましい。
また、前記粉体収容部材において、前記第1粉体収容室と前記第2粉体収容室とは、仕切壁を介して隣り合って配置され、前記第1の供給口と前記第2の供給口は、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材の前記仕切壁と反対側の端部と対応する位置にそれぞれ配置されてもよい。
また、粉体収容部材において、前記第1粉体収容室は、前記第2粉体収容室内に、前記第1供給口が前記第2供給口と同じ側になるように配置され、前記第1搬送部材および前記第2搬送部材は、前記第1粉体収容室の内壁と前記第2粉体収容室の内壁にそれぞれ搬送方向が異なる方向となるように形成され、前記第1粉体収容室および前記第2粉体収容室は一体で回転するように設けられてもよい。
また、前記粉体収容部材において、前記第1粉体収容室および前記第2粉体収容室は、前記装置に着脱可能に取り付けられることが好ましい。
また、前記粉体収容部材において、前記装置は、画像形成装置の現像装置であって、
前記第1の粉体は磁性粉体とトナーとを含む現像剤とされ、前記第2の粉体はトナーとされてもよい。
また、前記の各解決手段に係る粉体収容部材を備える画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。すなわち、前記粉体収容部材と、前記現像装置とを備える画像形成装置であって、前記現像装置は、前記第1の供給口と前記第2の供給口とにそれぞれ対応する位置に、前記第1の粉体を受け入れる第1粉体受入部と前記第2の粉体を受け入れる第2粉体受入部とを有することを特徴としている。
以上のような構成とされることにより、構造を複雑化することなく第1の粉体および第2の粉体を個別に収容し得て、それらの選択的な供給が可能となる。
本発明によれば、構造を複雑化することなく、第1の粉体および第2の粉体を個別に収容し、それらを選択的にかつ容易に供給することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 前記画像形成装置に備えられる現像ユニットを斜め上方から見て示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る粉体収容部材を前記現像ユニットとともに示す斜視図である。 前記粉体収容部材の内部構造を示す上面図である。 図4におけるA-A断面図である。 前記粉体収容部材が現像ユニットに装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る粉体収容部材の内部構造を示す上面図である。 図7におけるB-B断面図である。 本発明の実施形態3に係る粉体収容部材を模式的に示す側面図である。 図9Aの粉体収容部材における現像剤収容室側を示す断面図である。 前記粉体収容部材における現像剤供給時の様子を模式的に示す側面図である。 前記粉体収容部材におけるトナー供給時の様子を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態4に係る粉体収容部材を模式的に示す側面図である。 前記粉体収容部材における現像剤供給時の様子を模式的に示す側面図である。 前記粉体収容部材におけるトナー供給時の様子を模式的に示す側面図である。
本発明の実施形態に係る粉体収容部材および画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置10の概略構成を示す断面図である。本実施形態では、画像形成装置10として、単色の画像(モノクロ画像)を記録媒体に形成するモノクロ複合機に本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。なお、画像形成装置10としては、これに限られず、カラープリンター、カラー複合機、モノクロプリンター等を含む種々の画像形成装置にも適用可能である。前記記録媒体としては、用紙やオーバーヘッドプロジェクタ用シートなどを使用できるが、以下では、用紙を使用した場合について説明する。
また、図示するように、画像形成装置10を正面から見た場合の左右方向Xのうち、向かって左側を左方向X1とし、向かって右側を右方向X2として説明する。また、画像形成装置10を正面から見た場合の前後方向Yのうち、画像形成装置10の正面側(手前側)を前方向Y1とし、画像形成装置10の背面側(奥側)を後方向Y2とし、上下方向Zのうち、画像形成装置10の上側を上方向Z1とし、下側を下方向Z2として説明する。
画像形成装置10は、原稿から読み取られた画像データ、または外部から画像データを取得し、この画像データによって示されるモノクロ画像を用紙に形成する。画像形成装置10は、大別すると、画像読取装置101、画像形成部102、給紙部103、および用紙搬送部104を備えて構成されている。画像形成装置10には、画像読取装置101と画像形成部102との間に、胴内排紙空間が形成されて、排紙トレイ32が配設されている。
画像読取装置101は、透明材によって形成される原稿載置台11を備える。原稿載置台11の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー12が開閉自在に取り付けられている。原稿押えカバー12の上面には原稿供給トレイ13が設けられており、その内部には、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)14が設けられている。ADF14は、原稿供給トレイ13に載置された原稿を画像読取位置に対して1枚ずつ自動的に供給し、原稿排出トレイ15に排出する。
画像読取装置101に内蔵される画像読取部16は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。画像読取部16は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。
画像読取装置101の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける操作部(図示せず)が設けられる。操作部は、タッチパネル付きのディスプレイや複数の操作ボタン等を有する操作パネルとされている。
画像読取部16で生成された画像データは、マイクロコンピュータ等の制御回路により各種の画像処理を施されてから、画像形成部102に出力される。画像形成部102は、その略中央に像担持体としての感光体ドラム21が配置されている。感光体ドラム21の周囲には、帯電ユニット22、露光ユニット(光走査ユニット)23、現像ユニット(現像装置)24、クリーナユニット(クリーニングユニット)25、転写ローラ26および粉体収容部材1等を備え、給紙部103の給紙トレイ31等から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ32に排出する。
感光体ドラム21は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体である。帯電ユニット22は、この感光体ドラム21の表面を所定の電位に帯電させる。露光ユニット23は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム21の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像ユニット24は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像槽および現像剤担持体として機能する現像ローラを備えて、感光体ドラム21の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナーによって顕像化する。
現像槽の内部には、トナー濃度を検知するトナー濃度検知センサが設けられている。このトナー濃度検知センサによって検知されたトナー濃度が所定値よりも低くなると、粉体収容部材1から現像槽にトナーが補給される。
クリーナユニット25は、感光体ドラム21の表面に当接するクリーニングブレードおよび搬送スクリュ等を備え、現像および画像転写後における感光体ドラム21の表面をクリーニングする。画像形成装置10では、現像ユニット24、感光体ドラム21、帯電ユニット22およびクリーナユニット25等はユニット化されており、着脱可能に設けられる。
転写ローラ26は、感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像を用紙に転写するため、感光体ドラム21に対向して配置され、感光体ドラム21を押圧するように設けられる。画像形成時には、転写ローラ26に所定の電圧が印加されることによって、感光体ドラム21と転写ローラ26との間に転写電界が形成される。そして、この転写電界の作用により、感光体ドラム21と転写ローラ26との間のニップ域を用紙が通過する間に、感光体ドラム21上のトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット27は、ヒートローラ28および加圧ローラ29を備える。ヒートローラ28は、所定の定着温度(たとえば160℃)となるように設定されており、ヒートローラ28と加圧ローラ29との間のニップ域(定着ニップ部)を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。定着後の用紙は、用紙搬送部104の用紙搬送ローラにより搬送されて排紙トレイ32に排出される。
給紙部103は給紙トレイ31を備えて、用紙を1枚ずつ分離供給する。用紙搬送部104では、給紙部103から送られてきた用紙を、画像形成部102を経由させて排紙トレイ32へと搬送する。用紙の両面に画像を形成する場合には、用紙が、排紙トレイ32の上流側にある排紙ローラで逆方向に反転搬送され、さらに反転搬送経路へと搬送され、その表裏を反転してから画像形成部102へ再び搬送され、その裏面に現像剤像が転写されて定着される。
図2は、現像ユニット24を斜め上方から見て示す斜視図である。現像ユニット24は、ハウジング241、内部の搬送部材、および現像ローラ242等を含んで構成されている。
ハウジング241は、前後方向Yに長く設けられ、内部に現像槽を備えて、トナーとキャリアとを混合した現像剤を収容する。ハウジング241の内部には、各々の回転軸が並行するように、複数の搬送部材(図6に示す参照符号245)が回転可能に設けられている。
現像ローラ242は、現像剤担持体として機能するマグネットローラであって、感光体ドラム21と対向する位置に配置される。現像ローラ242は、ハウジング241内の現像剤を表面に担持して、担持した現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム21の表面に供給する。これによって、感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像が現像(顕像化)される。
図3は、現像ユニット24と粉体収容部材1とを示す斜視図である。現像ユニット24には、粉体収容部材1が接続される。粉体収容部材1は、現像ユニット24に取り付けられて、内部に収容された第1の粉体および第2の粉体を現像ユニット24に供給する。図3に示すように、粉体収容部材1は、現像ユニット24に対して着脱自在とされており、現像ユニット24の前方からハウジング241に沿ってスライドさせて、ハウジング241の上方に取り付けられる。
例示の形態では、粉体収容部材1に収容される第1の粉体は、未使用のトナーおよびキャリア(磁性粉体)を含む現像剤である。また、粉体収容部材1に収容される第2の粉体は未使用のトナーである。
図3に示すように、現像ユニット24には、ハウジング241に、第1の粉体としての現像剤を受け入れる現像剤補給口(第1粉体受入部)243と、第2の粉体としてのトナーを受け入れるトナー補給口(第2粉体受入部)244とが設けられている。このような現像ユニット24に粉体収容部材1が取り付けられることによって、粉体収容部材1から現像剤補給口243を介して現像剤が現像ユニット24へと最初に供給され、その後、現像ユニット24内のトナー消費に応じてトナー補給口244を介してトナーが補給される。
なお、図示は省略するが、ハウジング241には、現像ローラ242の表面に対して所定の間隙を有するように、ドクターブレードが固定される。ドクターブレードは、現像ローラ242の軸線方向に延びる板状の部材である。このドクターブレードによって、現像ローラ242に担持される現像剤の量が所定量に規制される。
(粉体収容部材)
次に、現像ユニット24に取り付けられて用いられる粉体収容部材1について、図面を参照しつつ説明する。
図4~図6は実施形態1に係る粉体収容部材1を示し、図4は粉体収容部材1の内部構造を示す上面図、図5は図4におけるA-A断面図、図6は粉体収容部材1が現像ユニット24に取り付けられた状態を示す断面図である。
図1に示されるように、粉体収容部材1は略半円柱状の内部空間を有する。また、図3に示すように粉体収容部材1は前後方向Yに長い容器状部材であり、上面カバー部材402でハウジング401の上面が閉止されている。
図4に示すように、粉体収容部材1は、ハウジング401内に仕切壁43が設けられており、第1の粉体である現像剤が収容される現像剤収容室(第1粉体収容室)41と、第2の粉体であるトナーが収容されるトナー収容室(第2粉体収容室)42とを備えている。現像剤収容室41とトナー収容室42とは、仕切壁43を介して隣り合って配置されている。これにより、現像剤収容室41とトナー収容室42とは互いに区画されて、現像剤とトナーとが混ざり合うことなくそれぞれ収容可能とされている。
図5に示すように、ハウジング401の底部403には、現像剤収容室41側には現像剤供給口411が設けられ、トナー収容室42側にはトナー供給口421が設けられている。例示の形態では、現像剤供給口411は、現像剤収容室41における仕切壁43側とは反対側の底部403に配置され、前後方向Yの前方向Y1寄りに設けられている。これに対して、トナー供給口421は、トナー収容室42における仕切壁43側とは反対側の底部403に配置され、前後方向Yの後方向Y2寄りに設けられている。つまり、現像剤供給口411とトナー供給口421は、第1搬送部材412と第2搬送部材422の仕切壁43側の各端部と対応する位置にそれぞれ配置されている。
図6に示すように、粉体収容部材1が現像ユニット24に取り付けられると、粉体収容部材1の底部403に設けられている現像剤供給口411は、現像ユニット24の現像剤補給口243の直上に配置されて接続され、互いに連通するものとなる。また、粉体収容部材1の底部403に設けられているトナー供給口421は、現像ユニット24のトナー補給口244の直上に配置されて接続され、互いに連通するものとなる。
現像剤収容室41は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第1搬送部材412が備えられ、その軸線まわりの回転により現像剤供給口411に向かって現像剤を搬送可能とされている。また、トナー収容室42は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第2搬送部材422が備えられて、その軸線まわりの回転によりトナー供給口421に向かってトナーを搬送可能とされている。
これらの第1搬送部材412および第2搬送部材422は、共通の回転軸44を有して一体に設けられている。図4に示すように、回転軸44は、円柱状の軸部とされ、粉体収容部材1の長手方向(前後方向Y)に沿って延びるように現像剤収容室41内とトナー収容室42内とに連通して設けられている。図5に示すように、仕切壁43には、回転軸44は軸受431を介して回転可能に支持されている。
第1搬送部材412は、回転軸44の外周面に第1螺旋羽根413が形成され、第2搬送部材422は、回転軸44の外周面に第2螺旋羽根423が形成されて、それぞれオーガスクリュとされている。第1螺旋羽根413および第2螺旋羽根423は、回転軸44に一体に設けられている。第1搬送部材412および第2搬送部材422は、図示しないモータ等の1つの駆動源から駆動力を受けて、軸線まわりの同方向に回転可能に設けられている。
駆動源からの駆動力を受けて第1搬送部材412と第2搬送部材422とが一方の回転方向に回転するとき、現像剤収容室41では、現像剤が現像剤供給口411へと向かう第1搬送方向T1に搬送され、粉体収容部材1の現像剤供給口411と現像ユニット24の現像剤補給口243を介して、現像剤が現像剤収容室41から現像ユニット24へと供給される。このとき、トナー収容室42では、第2搬送部材422も第1搬送部材412と同じ方向に回転しているので、トナーがトナー供給口421から遠ざかる第1搬送方向T1に搬送される。現像剤収容室41の現像剤がすべて現像ユニット24に供給されるまで第1搬送部材412を回転させる。
次いで、駆動源からの駆動力を受けて第1搬送部材412と第2搬送部材422とが他方の回転方向に回転すると、トナー収容室42では、トナーがトナー供給口421へと向かう第2搬送方向T2に搬送される。トナー収容室42のトナーは、現像ユニット24におけるトナー消費に応じて、トナー供給口421と現像ユニット24のトナー補給口244を介して現像ユニット24に供給される。
したがって、粉体収容部材1の現像剤収容室41とトナー収容室42とにそれぞれ現像剤とトナーとを収容し、現像ユニット24に装着して、第1搬送部材412および第2搬送部材422の回転方向を変更するだけで、現像剤とトナーとのいずれか一方を現像ユニット24に対して容易に供給することが可能とされる。
現像ユニット24のハウジング241には、トナーとキャリアとを混合した現像剤が収容される。図6に示すように、現像ユニット24の内部には、各々の回転軸が並行するように複数の搬送部材245が回転可能に設けられており、ハウジング241内の現像剤を所定方向に循環させている。現像ユニット24ではトナーが消費されると、そのトナー消費に応じて新たなトナーが粉体収容部材1のトナー供給口421から補給される。このため、例えば、ハウジング241の底部にはトナー濃度検知センサが設けられており、このトナー濃度検知センサの検知結果に基づいて、ハウジング241内のトナー濃度が検出される。トナーの補給は、検出されたトナー濃度に応じて制御されている。トナー濃度検知センサとしては、透過型の光学センサ、反射型の光学センサ、または透磁率センサ等を用いることができる。
前記のように構成される粉体収容部材1によれば、例えば現像ユニット24のハウジング241内に現像剤が充填されていない新規の画像形成装置10の梱包に粉体収容部材1を同梱して輸送し、現像ユニット24への装着は輸送先で行うものとすることができる。輸送後に粉体収容部材1を現像ユニット24に装着することで、輸送中の振動によって現像剤が現像槽内から漏れ出すような不具合を回避できる。
また、画像形成装置10における操作部への操作で現像剤収容室41の現像剤を現像ユニット24に供給できるように設定されることで、画像形成装置10の設置後に粉体収容部材1の第1搬送部材412を回転駆動させ、現像剤収容室41の現像剤を容易に現像ユニット24へと充填することができる。しかも、現像ユニット24への粉体収容部材1の装着は、図3に示されるように粉体収容部材1を現像ユニット24に対して前後方向Yに沿ってスライドさせるといった簡単な作業で済むので、サービスマン等の専門の作業者に依頼せずともユーザ自身で行うことが可能となり、作業性および利便性にも優れたものとすることができる。
また、1つの粉体収容部材1に収容された現像剤とトナーとのいずれか一方を現像ユニット24に対して選択的に供給する構成を、装置構造を複雑化することなく実現し得て、装置の小型化および低コスト化にも寄与することができる。
(実施形態2)
図7および図8は、実施形態2に係る粉体収容部材1を示し、図7は粉体収容部材1の内部構造を示す上面図、図8は図7におけるB-B断面図である。
この形態に係る粉体収容部材1は、前記実施形態1と同様に現像剤収容室41とトナー収容室42とが、仕切壁43を介して隣り合って配置されているが、それぞれに設けられる現像剤供給口411とトナー供給口421の配置形態が前記実施形態1とは異なっている。粉体収容部材1における他の構成については前記実施形態1と共通するので、図中は共通の参照符号を付して示している。
図7および図8に示すように、粉体収容部材1において、現像剤供給口411とトナー供給口421は、ハウジング401の底部403における、第1搬送部材412と第2搬送部材422の仕切壁43側の端部と対応する位置にそれぞれ配置されている。現像剤供給口411は、仕切壁43近接して、仕切壁43の前方向Y1に設けられている。また、トナー補給口244は仕切壁43近接して、仕切壁43の後方向Y2に設けられている。
この場合、粉体収容部材1が現像ユニット24に装着されて、駆動源からの駆動力を受けて第1搬送部材412と第2搬送部材422とが一方の回転方向に回転するとき、現像剤収容室41では、現像剤が現像剤供給口411へと向かう第1搬送方向T3に搬送される。現像剤は、粉体収容部材1の現像剤供給口411と現像ユニット24の現像剤補給口243を介して、現像剤収容室41から現像ユニット24へと供給される。トナー収容室42では、第2搬送部材422も第1搬送部材412と同じ方向に回転するので、トナーがトナー供給口421から遠ざかる第1搬送方向T3に搬送される。現像剤収容室41の現像剤はすべて現像ユニット24に供給される。
次いで、現像ユニット24におけるトナー消費に応じて、第1搬送部材412と第2搬送部材422とが他方の回転方向に回転するとき、トナー収容室42では、トナーがトナー供給口421へと向かう第2搬送方向T4に搬送される。トナー収容室42のトナーは、トナー供給口421と現像ユニット24のトナー補給口244を介して現像ユニット24に供給される。
このような形態にあっても、前記実施形態1と同様に、1つの粉体収容部材1に収容された現像剤とトナーとのいずれか一方を現像ユニット24に対して選択的に供給する構成を、装置構造を複雑化することなく実現することができる。
(実施形態3)
図9Aは、実施形態3に係る粉体収容部材1を模式的に示す側面図であり、図9Bは、図9Aの粉体収容部材1における現像剤収容室51側を示す断面図である。図10は、実施形態3に係る粉体収容部材1における現像剤70の供給時の様子を模式的に示す側面図であり、図11は、粉体収容部材1におけるトナー80の供給時の様子を模式的に示す側面図である。なお、各側面図では粉体収容部材1の内部を透視的に描いて示している。
粉体収容部材1は略円柱状の内部空間を有する。図9Aに示すように、実施形態3に係る粉体収容部材1は、前後方向Yに長い略円筒状の容器である容器本体5を備えている。容器本体5の内部には仕切壁53が容器本体5に一体に設けられている。容器本体5の前後方向Yに対して、仕切壁53の一方には、第1の粉体である現像剤70が収容される現像剤収容室(第1粉体収容室)51が設けられ、仕切壁53の他方には、第2の粉体であるトナー80が収容されるトナー収容室(第2粉体収容室)52が設けられている。現像剤収容室51とトナー収容室52とは、容器本体5内で仕切壁53を介して隣り合って配置されている。これにより、現像剤収容室51とトナー収容室52とは互いに区画されており、現像剤70とトナー80とが混ざり合うことなくそれぞれ収容可能とされている。
容器本体5の両端部には、現像剤供給口(第1の供給口)511と、トナー供給口(第2の供給口)521とが設けられて、それぞれ前後方向Yに貫通する開口部とされている。例示の形態では、図9Aに示すように、容器本体5における図中右側には現像剤収容室51が設けられ、容器本体5の前後方向Yの端部に現像剤供給口511が開口されている。また、容器本体5における図中左側にはトナー収容室52が設けられ、容器本体5の前後方向Yの端部にトナー供給口521が開口されている。
図9Bに示すように、現像剤収容室51の内壁512には、第1搬送部材として、軸線Pまわりに螺旋形状に第1リブ513が形成されている。第1リブ513は、略円筒状の内壁512に連続的に突設されており、容器本体5の内側方向に山折れ状の凸部として一体に形成されている。
また、図9Aに示すように、第1リブ513は、容器本体5の外観では谷折れ状の凹溝部として螺旋状に一体に形成されている。現像剤収容室51の第1リブ513は、仕切壁53を隔てたトナー収容室52にもその形状を連続させて設けられており、トナー収容室52では、その内壁522に、第2搬送部材としての第2リブ523が形成されている。
粉体収容部材1は、容器本体5が図示しないモータ等の1つの駆動源から駆動力を受けて、軸線Pまわりに回転可能に支持されている。図10に示すように、粉体収容部材1の容器本体5が軸線Pまわりに回転することにより、現像剤収容室51では第1リブ513によって現像剤70が現像剤供給口511に向かう第1搬送方向T5に搬送されることとなる。
すなわち、駆動源からの駆動力を受けて容器本体5が一方の回転方向R1に回転するとき、現像剤収容室51では、第1リブ513によって現像剤70が現像剤供給口511へと向かう第1搬送方向T5へと搬送される。粉体収容部材1の現像剤供給口511には、図示しない現像ユニット24の現像剤補給口が接続されている。現像剤収容室51の現像剤70は現像ユニット24へと供給される。トナー収容室52では、容器本体5の回転方向R1の回転によって、トナー80が第2リブ523によってトナー供給口521から遠ざかる第1搬送方向T5へと搬送される。現像剤収容室51の現像剤70がすべて現像ユニット24に供給されるまで容器本体5は回転方向R1に回転する。
次いで、図11に示すように、駆動源からの駆動力を受けて容器本体5が他方の回転方向R2に回転すると、トナー収容室52では、第2リブ523によりトナー80がトナー供給口521へと向かう第2搬送方向T6へと搬送される。トナー収容室52のトナー80は、現像ユニット24におけるトナー消費に応じて、トナー供給口521と現像ユニット24のトナー補給口とを介して現像ユニット24に供給される。
このように構成されることで、1つの容器本体5内に現像剤70とトナー80とをそれぞれ収容し、その回転方向R1、R2を変更するだけで、現像剤70とトナー80とのいずれか一方を、この粉体収容部材1を装着した現像ユニット24に対して容易に供給することが可能となる。その際、容器本体5を回転駆動させる複雑な駆動機構等は必要なく、極めて簡単な構造で構成することができ、装置の小型化および低コスト化にも寄与することができる。
(実施形態4)
図12は、実施形態4に係る粉体収容部材1を模式的に示す側面図であり、図13は、粉体収容部材1における現像剤70の供給時の様子を模式的に示す側面図であり、図14は、粉体収容部材1におけるトナー80の供給時の様子を模式的に示す側面図である。なお、各側面図では粉体収容部材1の内部を透視的に描いて示している。
前記実施形態3に係る粉体収容部材1においては、容器本体5内に設けられた仕切壁53を介して現像剤収容室51とトナー収容室52とが隣接する構成とされた。本発明はこれに限られず、現像剤収容室とトナー収容室とのいずれか一方が他方の内側に設けられる構成とされてもよい。
例えば、図12に示すように、粉体収容部材1は、現像剤収容室61とトナー収容室62とがそれぞれ別体で形成されており、トナー収容室62内に現像剤収容室61が配置されている。現像剤収容室61は、トナー収容室62よりも小さい外径を有する略円筒状に形成されている。現像剤収容室61の現像剤供給口611は、トナー収容室62のトナー供給口621と同じ側(図12では図中左側)に開口して設けられている。現像剤収容室61における現像剤供給口611と反対側の端部614は閉塞されている。トナー収容室62においても同様に、トナー供給口621と反対側の端部624は閉塞されている。
現像剤収容室61には、前記実施形態3と同様に、内壁612に第1リブ613が軸線Pまわりに螺旋状に形成され、トナー収容室62には、内壁622に第2リブ623が軸性Pまわりに螺旋状に形成されている。ただし、現像剤収容室61の第1リブ613と、トナー収容室62の第2リブ623とは、螺旋方向が互いに反対方向となるように形成されている。
これらの現像剤収容室61とトナー収容室62とは、軸線Pまわりに一体で回転するように支持されており、1つの駆動源からの駆動力を受けて回転する。図13に示すように、第1リブ613と第2リブ623とはそれぞれ螺旋方向が反対方向に形成されているので、現像剤収容室61およびトナー収容室62が軸線Pまわりの一方の回転方向R3に一体で回転するとき、現像剤収容室61では現像剤70が現像剤供給口611へと向かう第1搬送方向T7へと搬送される一方、トナー収容室62ではトナー80がトナー供給口621から遠ざかる第2搬送方向T8へと搬送される。現像剤収容室61の現像剤70がすべて現像ユニット24に供給されるまで、現像剤収容室61およびトナー収容室62は回転方向R3に一体で回転する。
次いで、図14に示すように、駆動源からの駆動力を受けて現像剤収容室61およびトナー収容室62が他方の回転方向R4に回転すると、トナー収容室62では、第2リブ623によってトナー80がトナー供給口621へと向かう搬送方向T9(図13に示す第1搬送方向T7と同方向)へと搬送される。トナー収容室62のトナー80は、現像ユニット24におけるトナー消費に応じて、トナー供給口621とこれに接続された現像ユニット24のトナー補給口とを介して現像ユニット24に供給されるものとなる。
このような構成とされる粉体収容部材1にあっても、一体で回転する現像剤収容室61とトナー収容室62との回転方向R3、R4を変更するだけで、収容されている現像剤70とトナー80とのいずれか一方を選択的に供給することが可能となる。この場合にも、現像剤収容室61およびトナー収容室62を回転駆動させるために複雑な駆動機構等は必要なく、極めて簡単な構造で構成することができ、装置の小型化および低コスト化にも寄与することができる。
画像形成装置10における操作部の操作で現像剤収容室61の現像剤70またはトナー収容室62のトナー80を現像ユニット24に供給できるように設定されることで、画像形成装置10の設置後に粉体収容部材1を回転駆動させ、現像剤70またはトナー80を選択的に、かつ容易に、現像ユニット24へと供給することが可能となる。また、現像ユニット24への粉体収容部材1の装着は前記のとおり簡単な作業で済むので、サービスマン等の専門の作業者に依頼せずともユーザ自身で行うことが可能となり、作業性および利便性にも優れたものとすることができる。
(その他の実施形態)
本発明の粉体収容部材1および画像形成装置10は、前記実施形態1~4以外にも他の様々な形で実施することができる。例えば、前記のような粉体収容部材1を備える画像形成装置10としては、図1に例示するようなモノクロ複合機であるに限られず、カラー複合機、カラープリンター、モノクロプリンター等を含む種々の画像形成装置にも適用可能である。また、粉体収容部材1を構成する現像剤収容室41、51、61およびトナー収容室42、52、62の大きさ、仕切壁43、53の位置等は、図示した構成であるに限定されず、どのような構成とされてもよい。例えば、仕切壁43は、図4に示すようにハウジング401における前後方向Yの中間位置に設けられるに限らず、前後どちらか一方向に寄せて配置されてもよい。
したがって、前記実施形態に示す構成はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、前記実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 粉体収容部材
10 画像形成装置
21 感光体ドラム
23 露光ユニット
24 現像ユニット(現像装置)
241 ハウジング
242 現像ローラ
243 現像剤補給口(第1粉体受入部)
244 トナー補給口(第2粉体受入部)
245 搬送部材
26 転写ローラ
27 定着ユニット
41 現像剤収容室(第1粉体収容室)
411 現像剤供給口(第1の供給口)
412 第1搬送部材
413 第1螺旋羽根
42 トナー収容室(第2粉体収容室)
421 トナー供給口(第2の供給口)
422 第2搬送部材
423 第2螺旋羽根
43 仕切壁
431 軸受
44 回転軸
5 容器本体
51、61 現像剤収容室(第1粉体収容室)
511、611 現像剤供給口(第1の供給口)
512、612 内壁
513、613 第1リブ(第1搬送部材)
52、62 トナー収容室(第2粉体収容室)
521、621 トナー供給口(第2の供給口)
522、622 内壁
523、623 第2リブ(第2搬送部材)
53 仕切壁
70 現像剤(第1の粉体)
80 トナー(第2の粉体)

Claims (9)

  1. 装置に取り付けられて、内部に収容された粉体を前記装置に供給する粉体収容部材であって、
    第1の粉体が収容され、前記装置に接続される第1の供給口を有する第1粉体収容室と、第2の粉体が収容され、前記装置に接続される第2の供給口を有する第2粉体収容室とを有し、
    前記第1粉体収容室は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第1搬送部材が備えられ、前記軸線まわりの回転により前記第1の供給口に向かって前記第1の粉体を搬送可能とされ、
    前記第2粉体収容室は、軸線まわりに形成された螺旋形状を有する第2搬送部材が備えられて、前記軸線まわりの回転により前記第2の供給口に向かって前記第2の粉体を搬送可能とされ、
    前記第1搬送部材および前記第2搬送部材は、
    1つの駆動源からの駆動力を受けて前記軸線まわりの同方向に回転可能に設けられ、
    一方の回転方向に回転するとき、前記第1の供給口を介して前記第1の粉体が前記第1粉体収容室から前記装置に供給されるとともに、前記第2粉体収容室では前記第2の粉体が前記第2の供給口から遠ざかる方向に搬送され、
    他方の回転方向に回転するとき、前記第2粉体収容室では前記第2の供給口を介して前記第2の粉体が前記装置に供給されることを特徴とする粉体収容部材。
  2. 請求項1に記載の粉体収容部材において、
    前記第1粉体収容室と前記第2粉体収容室とは隣り合って配置され、
    前記第1搬送部材および前記第2搬送部材は、共通の回転軸を有して一体に設けられていることを特徴とする粉体収容部材。
  3. 請求項2に記載の粉体収容部材において、
    前記第1粉体収容室と前記第2粉体収容室とは、仕切壁を介して隣り合って配置され、
    前記第1の供給口と前記第2の供給口は、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材の前記仕切壁側の各端部と対応する位置にそれぞれ配置されることを特徴とする粉体収容部材。
  4. 請求項2に記載の粉体収容部材において、
    前記第1粉体収容室と前記第2粉体収容室とは、仕切壁を介して隣り合って配置され、
    前記第1の供給口と前記第2の供給口は、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材の前記仕切壁と反対側の端部と対応する位置にそれぞれ配置されることを特徴とする粉体収容部材。
  5. 請求項1に記載の粉体収容部材において、
    前記第1粉体収容室は、前記第2粉体収容室内に、前記第1の供給口が前記第2の供給口と同じ側になるように配置され、
    前記第1搬送部材および前記第2搬送部材は、前記第1粉体収容室の内壁と前記第2粉体収容室の内壁にそれぞれ搬送方向が異なる方向となるように形成され、
    前記第1粉体収容室および前記第2粉体収容室は一体で回転するように設けられたことを特徴とする粉体収容部材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つの請求項に記載の粉体収容部材において、
    前記第1粉体収容室および前記第2粉体収容室は、前記装置に着脱可能に取り付けられることを特徴とする前記粉体収容部材。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つの請求項に記載の粉体収容部材において、
    前記装置は、画像形成装置の現像装置であって、
    前記第1の粉体は磁性粉体とトナーとを含む現像剤であり、
    前記第2の粉体はトナーであることを特徴とする粉体収容部材。
  8. 請求項7に記載の粉体収容部材と、前記現像装置とを備える画像形成装置であって、
    前記現像装置は、前記第1の供給口と前記第2の供給口とにそれぞれ対応する位置に、前記第1の粉体を受け入れる第1粉体受入部と前記第2の粉体を受け入れる第2粉体受入部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置へは、最初に前記第1の粉体が供給され、その後、前記現像装置内のトナー消費に応じて前記第2の粉体が供給されることを特徴とする画像形成装置。
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