JP2023034360A - 吸収性物品 - Google Patents

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【課題】薬剤を有する、ウィング付きの吸収性物品において、ウィングへの薬剤の付着を抑える。【解決手段】表側の透液性のトップシート、裏側の不透液性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体を有する細長形状の本体と、前記本体の側縁からそれぞれ延出する一対のウィングとを備えた吸収性物品であって、前記本体の、長手方向で前記ウィングが設けられている範囲にわたる中間領域に薬剤を有し、前記本体の表側の面が第1凹凸を有し、前記ウィングの、前記ウィングが広げられた状態での表側の面が、前記第1凹凸と噛み合い可能な第2凹凸を有し、前記第2凹凸の凸部の高さが前記第1凹凸の凸部の高さより高くなっており、前記薬剤が、前記第1凹凸の前記凸部の頂部に塗布されている。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
吸収性物品として、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等が知られている。このような吸収性物品は、肌に直接、多くの場合、長時間触れる製品であるため、使用条件や装着者の肌の状態によっては肌に負担がかかることもある。そのため、近年、肌の保護若しくは肌のケアを考慮した製品が検討されている。
例えば、特許文献1には、肌を保護するゲルローション6が、吸収性物品1の液透過性層2の肌当接領域7に配置されている吸収性物品が記載されている。特許文献1では、ゲルローションが配置された複数のゲル領域8と、ゲルローションを有しない非ゲル領域9とを有し、且つ液透過性層2の肌当接領域7における中間点14及び近接点13、並びに肌非当接領域10における中間点相当点16及び近接点相当点15が所定の水接触角を有しており、これにより、ゲルローションを継続的に放出でき且つリウェット性に優れることがと記載されている。
特許第6415119号公報
吸収性物品がウィングを備えている場合、当該吸収性物品を包装する際には、ウィングを非肌側に折り畳み、吸収性物品全体を長手方向に折り畳むことが通常である。しかしながら、ウィングを折り畳んだ時、特許文献1のように液透過性層(トップシート)に配置されたゲルローションのような薬剤は、ウィングに付着して不都合が生じる可能性がある。例えば、装着時にウィングを折り返す際に手が滑ってしまったり、薬剤がウィングからさらに衣類に付着したりする可能性がある。
よって、本発明の一態様は、薬剤を有する、ウィング付きの吸収性物品において、ウィングへの薬剤の付着を抑えることを課題とする。
本発明の第一の態様は、表側の透液性のトップシート、裏側の不透液性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体を有する細長形状の本体と、前記本体の側縁からそれぞれ延出する一対のウィングとを備えた吸収性物品であって、前記本体の、長手方向で前記ウィングが設けられている範囲にわたる中間領域に薬剤を有し、前記本体の表側の面が第1凹凸を有し、前記ウィングの、前記ウィングが広げられた状態での表側の面が、前記第1凹凸と噛み合い可能な第2凹凸を有し、前記第2凹凸の凸部の高さが前記第1凹凸の凸部の高さより高くなっており、前記薬剤が、前記第1凹凸の前記凸部の頂部に塗布されている。
上記第一の態様は、本体の長手方向での中間領域に薬剤を有する、ウィング付き吸収性物品である。中間領域は、長手方向で見てウィングが設けられている範囲に相当する領域であり、装着者の体液排出口に対向する領域(体液排出口対向領域)を含み、特に肌と長時間接触し得る範囲である。このような中間領域に薬剤が設けられていることで、肌ケア剤のような肌に接触させること又は付着させることで機能を発揮する薬剤の場合には特に、薬剤の効果を向上させることができる。
また、本態様では、本体の表側の面の第1凹凸(本体凹凸)に、ウィングの表側の面の第2凹凸(ウィング凹凸)が噛み合い可能になっており、ウィングの第2凹凸の凸部の高さが本体の凸部の第1凹凸の高さより高く、さらに薬剤が本体の第1凹凸の凸部の頂部に塗布されている。そのため、個装のためにウィングを本体の表側に折り返したとしても、ウィングの第2凹凸の凸部が本体の凹部に達した時点でそれ以上ウィングを本体に近付けることができない又は難しくなる。そのため、本体の第1凹凸の凸部の頂部に塗布された薬剤はウィングに付着しない、又は付着しにくくなる。そのため、使用者が吸収性物品の装着時にウィングを下着側に折り返す際にウィングに付着した薬剤のために手が滑ったり、ウィングに付着した薬剤がズボン、ガードル等の衣類に付着したりすることを防止若しくは抑制できる。
さらに、本態様では、一対のウィングを表側に折り返すことによって、薬剤が塗布されている領域がウィングによって覆われることになる。そのため、吸収性物品の包装ラインにおける薬剤塗布後の工程において、例えば長手方向の折り畳み、方向転換等の工程において、装置に薬剤が付着することを防止又は低減でき、装置の清掃のための手間及びコストも低減できる。
本発明の第二の態様では、前記本体の表側の両側部にそれぞれサイドシートが配置されており、前記ウィングが、前記バックシートの前記本体の側縁からの延出部分と、前記サイドシートの前記本体の側縁からの延出部分とが接合されてなり、前記第2凹凸が前記サイドシートに形成されている。
本体の第1凹凸はトップシートに形成され得る一方、上記第二の態様によれば、ウィングの表側の面の第2凹凸がサイドシートに形成されており、すなわち、第1凹凸が形成されているシートと、第2凹凸が形成されているシート(例えばトップシート)とを別体として構成できる。そのため、吸収性物品の製造工程において、サイドシートの幅方向での配置をトップシートに対して調整することができる。よって、ウィングを折り畳んだ際に第1凹凸と第2凹凸とが良好に噛み合うような位置調整が可能となる。
本発明の第三の態様では、前記本体と前記ウィングとの境界に、前記境界の周辺の部分と比べて剛性を高く又は低くした異剛性線を有する。
ウィングの折り位置によっては本体の第1凹凸とウィングの第2凹凸との相対位置がずれて、第1凹凸と第2凹凸との噛み合いが上手くいかない場合がある。これに対し、上記第三の態様によれば、ウィングを異剛性線に沿った所定の位置にて確実に折ることができるので、異剛性線を、本体の第1凹凸とウィングの第2凹凸とが確実に噛み合うような位置に形成しておくことで、ウィングへの薬剤の付着を防止又は低減するという効果が一層向上する。
本発明の第四の態様では、前記第1凹凸が前記トップシートに形成されており、当該第1凹凸の凹部の底部に開口が設けられている。
薬剤は、第1凹凸の凸部の頂部に塗布されているが、薬剤の種類や量によっては、凸部の頂部から凹部の底部に向かって移行することもあり、場合によっては薬剤が底部に溜まり得る。その場合、ウィングを表側に折り畳んだ際に、本体の第1凹凸の凹部に接触するウィングの第2凹凸の凸部に薬剤が付着することがある。これに対し、上記第四の態様によれば、トップシートに形成された第1凹凸の凹部の底部の開口が設けられているので、底部の薬剤は、トップシートの裏側に配置された吸収体によって吸収されやすくなる。そのため、トップシートの第1凹凸の凹部の底部に存在する薬剤をなくす又は減らすことができ、ひいては折返されるウィングに付着する薬剤をなくす又は減らすことができる。
本発明の第五の態様では、前記吸収体が、当該吸収性物品の幅方向の中央に、厚みの大きい肉厚部を有し、平面視で、前記噛み合い領域が、前記肉厚部及び当該肉厚部より幅方向外側の部分に重なる。
上記第五の態様によれば、ウィングを表側に折り返した際、ウィングは、吸収体に肉厚部が形成されている幅方向中央においてまず本体と接触する。そして、肉厚部が形成されている部分より幅方向外側の場所では、ウィングは本体に接触しないか又は接触しにくくなるの。このため、ウィングへの薬剤の付着を抑えるという上記効果を向上させることができる。
本発明の第六の態様では、前記薬剤が肌ケア剤を含む。
上記第六の態様では、肌ケア剤の存在によって、吸収性物品を長時間使用した場合でも快適な装着感を維持することができる。
本発明の第七の態様では、前記一対のウィングが、折り畳まれた状態で互いに重なる。
上記第七の態様によれば、中間領域に設けられた薬剤を、幅方向全体にわたってウィングで覆うことができるので、吸収性物品の包装工程中での薬剤の装置への付着を防止する効果を高めることができる。
本発明の一態様によれば、薬剤を有する、ウィング付きの吸収性物品において、ウィングへの薬剤の付着を抑えることができる。
本発明の一実施形態による吸収性物品を表側から見た部分破断図である。 図1に示す吸収性物品の両ウィングを折り畳んだ後の状態を示す図である。 本発明の一実施形態における本体の第1凹凸について説明するための図である。 図1のa-a線断面の部分図、及び図2のb-b線断面の部分図である。 変形例による吸収性物品の部分断面である。 別の変形例による吸収性物品の部分断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳説する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
(吸収性物品の基本構造)
まず、本実施形態による吸収性物品の基本構造について、生理用ナプキンを例として説明する。図1に、本発明の一形態による吸収性物品1を表側から見た部分破断図を示す。本明細書において、「表側」とは、吸収性物品1の装着時に装着者の肌に対向させる側(肌側)であり、「裏側」とは、表側とは反対側、すなわち吸収性物品1の装着時に下着に対向させる側(非肌側若しくは下着側)である。図1に示すように、吸収性物品1は、表側に配置された透液性のトップシート3と、裏側に配置された不透液性のバックシート2と、トップシート3及びバックシート2との間に配置された吸収体4とを備えている。
図1に示すように、吸収性物品1は、平面視で細長形状を有する本体Mと、本体Mの両側縁からそれぞれ延出するウィングW、Wとを備えていてよい。そして、本体Mは、長手方向(第1方向)D1と、長手方向に直交する幅方向(第2方向)D2とを有する。長手方向D1は、装着時に装着者の身体の前後方向に対応する。図1に示す形態では、吸収性物品1は、平面視で、長手方向D1に延びる中心線(長手方向中心線)CLに対して略線対称の形状を有しているが、形状は線対称でなくともよい。また、吸収性物品1の形状以外の構成(吸収体の密度、材質、及び圧搾溝の大きさ、位置等を含む)も、中心線CLを対称軸として略対称であってもよいし、非対称であってもよい。
バックシート2は、少なくとも遮水性を有するシートであってよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン樹脂製のシート等であってよい。また、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。このような遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート等を用いることができる。
トップシート3は、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートとすることができる。トップシート3としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、不織布の加工法としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等が挙げられる。これらの加工法のうち、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む不織布を製造できる点で好ましく、サーマルボンド法は嵩高でソフトな不織布を製造できる点で好ましい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維等の複合繊維を用いることもできる。
吸収体4は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))、及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。
吸収体4には合成繊維を混合してもよい。合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、及びこれらの共重合体を使用でき、これらのうちの2種を混合して使用することもできる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。なお、疎水性繊維を親水化剤で表面処理し、体液に対する親和性を付与したものを用いることもできる。吸収体4は、積繊又はエアレイド法によって製造されたものが好ましい。
吸収体4は、吸収体4の本体部分をクレープ紙又は不織布等からなる被包シートで包んだものであってもよい。吸収体4が被包シートを備えていることで、吸収体4のよれや割れを防止でき、形状を保持できる。被包シートとしては、無着色(すなわち、白色)のクレープ紙や不織布を用いることもできるし、着色されたものを用いることもできる。着色された被包シートを用いた場合、被包シートの色は、トップシート3側からも薄い色として反映され得る。そのため、排出された体液の色を、その反映された被包シートの色に紛れさせて目立たなくすることができる。被包シートは、例えば、体液の色の補色に着色できる。例えば、経血の吸収を目的として構成された吸収性物品(生理用ナプキン等)においては、被包シートを、赤色の補色である緑色に着色できる。
吸収体4は平面視形状は、図1に示すように、略一定の幅を有する細長形状であってよいが、吸収体4の幅は長手方向D1に沿って変動していてもよいが、幅が略一定若しくは一定である方が、製造工程が簡素化され、好ましい。また、図1に示す吸収体4の平面視形状は、前端及び後端で、幅方向D2の中心が前方及び後方に突出する形状となっているが、前端及び後端に突出部がなく、全体としてより長方形に近い形状であってもよい。また、吸収体4は全体として、全面にわたり均一な厚みを有してもよいが、吸収体4の厚みは均一でなくともよく、体液排出口対向領域Q及びその近傍の領域等を膨出させた構造としてもよい。なお、吸収体4は、少なくともバックシート2からはみ出ないよう構成されており、吸収体4の長手方向D1の両端縁においては、バックシート2の縁部とトップシート3の縁部とが、接着剤、ヒートシール等によって接合されていてよい。
吸収性物品1の両側部、すなわち幅方向D2の両側には、表側(トップシート3側)に、長手方向D1に沿って、一対のサイドシート7、7が配置されていてよい。サイドシート7は、体液の浸透を防止する、或いは肌触り感を高める等の目的に応じて、適切な撥水処理又は親水処理を施した不織布素材を用いて構成されたものであってよい。サイドシート7の素材は、天然繊維、合成繊維、再生繊維等であってよい。また、サイドシート7が撥水処理されている場合、その処理には、シリコーン系、パラフィン系等の撥水剤を用いることができる。
サイドシート7は、本体Mの側縁から幅方向D2に延出した延出部分を有し、同様に本体Mの側縁から幅方向D2に延出したバックシート2の延出部分と接合され、ウィングW、Wが形成されている。ウィングW、Wは、装着時に裏側(下着側)に折り返して、例えば裏側に設けられている粘着剤9、9によって下着に固定し、これにより、吸収性物品1全体が下着に対するズレを防止できる。粘着剤9、9は使用開始までは、剥離処理されたシート等によって覆われて保護されていてよい。
本形態では、ウィングWは、サイドシート7とバックシート2とが直接、接着剤、ヒートシール等によって接合されてなるが、両シート間に薄い吸収体等の他の層が配置されていてもよい。また、サイドシート7とバックシート2との接合は、少なくとも周縁において形成されていることが好ましい。なお、吸収性物品1は、サイドシート7を使用しない形態であってもよい。その場合、トップシート3が、吸収性物品1の幅方向D2の端部まで延出してバックシート2と接合されていてよい。
本体Mの、長手方向D1で見てウィングW、Wが形成されている領域をウィング形成領域若しくは中間領域Rwとする。中間領域Rwは、図1に示すように、ウィングWの前端から後端までの範囲の領域であってよい。中間領域Rwは、装着時に装着者の股間に対向させる部分であり、装着者の体液排出口(膣口、尿道口等)に対向する体液排出口対向領域Qを含む。体液排出口対向領域Qは、図1では、膣口に対応する領域として楕円状に描かれているが、図示の体液排出口対向領域Qの大きさ及び形状は、本形態による吸収性物品を説明するための例示にすぎない。また、図1に示すように、中間領域Rwの長手方向D1の前方に隣接する領域が前方領域Rfであり、中間領域Rwの長手方向D1の前方に隣接する領域が後方領域Rrである。
ウィングW、Wは、その製造工程(包装工程)で、折り線L、Lにて表側に折り畳まれる。図2に、図1の吸収性物品1の両方のウィングW、Wを折り畳んだ後の状態を示す。図2に示すように、ウィングWは、本体Mの中間領域Rwに、好ましくは体液排出口対向領域Qに重なる。なお、一対のウィングW、Wのサイズ、形状は、吸収性物品1が下着からのズレを防止するという機能を果たすことができれば特に限定されないが、図2に示すように、表側に折り畳まれた場合に互いに重なるような幅方向D2の長さを有することが好ましい。
吸収性物品1の厚みは、好ましくは0.3~30mm、より好ましくは1.0~15mmであってよい。また、吸収性物品1の長手方向D1の長さ(全長)は、110~450mmであり、より好ましくは130~290mmであってよい。
(薬剤)
本形態では、吸収性物品1の表側に、より具体的にはトップシート3の表側に、薬剤が塗布されている。図1に示す例では、薬剤による処理が行われた領域である薬剤処理領域TAは、中間領域Rwに形成されている。薬剤は、肌ケア剤、消臭剤、温感剤、冷感剤等であってよく、肌に接触又は付着することによって機能を発揮する薬剤が好ましく、肌ケア剤が特に好ましい。肌ケア剤の作用は、肌に接触又は付着して肌に直接働きかけるものであり、保湿作用、pH調整作用、保油作用、抗菌作用等を含む。塗布される肌ケア剤は、流動性があるもの、例えば液体であることが好ましい。また、肌ケア剤は、揮発性であっても不揮発性であってもよいが、不揮発性のものが好ましい。
肌ケア剤としては、例えば、グリセリンを主成分としたものが挙げられる。さらに、その他の多価アルコール、ビタミン類、動植物性油脂、植物抽出エキス、脂肪酸エステル系化合物、石油系炭化水素、アルキルエトキシレート、ポリシロキサン、グリコサミノグリカン等の多糖類等が挙げられる。これらの薬剤は、1種、又は2種類以上を混合して使用できる。肌ケア剤が、吸収性物品1の肌と直接接触する表側に塗布されていることで、吸収性物品1を長時間装着した場合や、吸収性物品1と肌と間に大きな摩擦が生じるような動きをした場合でも、肌へのダメージを低減できる。
(表側の凹凸)
本形態では、本体Mの表側に第1凹凸(若しくは本体凹凸)31が形成され、ウィングWの表側に第2凹凸(ウィング凹凸)71が形成されている。より具体的には、本体Mのトップシート3が第1凹凸31を有し、且つウィングWのサイドシート7が第2凹凸71を有する。そして、ウィングW、Wを表側に折り畳んだ際(図2)、第1凹凸31と第2凹凸71とが噛み合うようになっている。第1凹凸31及び第2凹凸71はいずれも、幅方向D2に沿った凹凸である。
図3に、本体Mの第1凹凸31の部分拡大図を示す。図3に示すように、第1凹凸31は、トップシート3に形成された凹凸である。第1凹凸31は、凸部32と凹部33とが幅方向D2に交互に並んで配置されたものである。図1~図3に示す例では、凸部32は長手方向D1に沿って延在する畝状の部分であり、凹部33は、同じく長手方向D1に沿って連続して延在する溝状の部分である。しかし、ウィングWが表側に折り畳まれた際に本体Mの第1凹凸31とウィングWの第2凹凸71とが噛み合うのであれば、凸部32及び凹部33は連続していなくてもよいし、また長手方向D1に沿って形成されていなくてもよい。例えば、長手方向D1に沿って、例えば第1凹凸31の凸部32が点在していて、凸部32以外の部分が凹部33になっていてもよい。また、凸部32及び凹部33がいずれも幅方向D2に延在していて、長手方向D1で見て交互に並んで配置されていてもよい。しかし、図3に示すように、凸部32及び凹部33がいずれも長手方向D1に連続して延在する形態であると、トップシート3に排出された体液を吸収性物品1の長手方向に誘導しやすいため、好ましい。
図3に示すように、トップシート3は、凹部33の裏側で吸収体4(吸収体4が被包シートで包まれている場合には被包シート)に接しており、接着されていてもよい。また、凸部32は吸収体4に接しておらず、凸部32と吸収体4との間には空間が形成されている。
上述のように、本体Mの中間領域Rwには薬剤処理領域TAが形成されているが(図1)、薬剤Aは、図3に示すように、第1凹凸31の凸部32の頂部に塗布されている。そのため、薬剤Aが肌に接触しやすくなり、肌ケア剤のような、肌に接触又は付着してその機能を発揮する薬剤の場合に、好ましい。また、第1凹凸31の凹部33の底部には薬剤Aが塗布されていないと、薬剤Aを肌に効率よく作用させることができる。
したがって、薬剤処理領域TA(図1)は、薬剤処理がなされている範囲示す領域であり、薬剤処理領域TA内には、トップシート3の表面に薬剤Aが塗布された部分と塗布されていない部分とが存在し得る。本例では、薬剤処理領域TA内において、薬剤Aは、長手方向D1に沿ってストライプ状に塗布されている。
薬剤Aの塗布は、接触式又は非接触式で行うことができる。塗布手段の具体例としては、スプレー、刷毛、ブラシ、バーコーター、グラビアコーター、ロールコーター、インクジェット印刷等が挙げられる。このうち、薬剤Aを凸部32の頂部に確実に塗布できることから、接触式の塗布手段、特にロール、刷毛、ブラシ等が好ましい。なお、非接触式の塗布手段を用いる場合には、薬剤Aを塗布したい部分以外を覆うマスクを配置してから薬剤Aの塗布を行ってもよい。
薬剤処理領域TAにおける薬剤の単位面積当たりの量(目付)、すなわち薬剤処理領域TAに塗布された薬剤Aの量を薬剤処理領域TAの面積で割った値は、好ましくは0.3~8.5g/m、より好ましくは0.6~4.2g/mであってよい。特に薬剤Aが肌ケア剤である場合、上記範囲の量で薬剤Aを塗布することによって、良好な肌ケア作用を奏する。また、吸収性物品1が本来有する吸収性能の低下も防止できる。
(第1凹凸及び第2凹凸の噛み合い)
次に、図4を参照して、本形態における本体Mの第1凹凸31と、ウィングWの第2凹凸71との噛み合いについて説明する。図4(a)は、図1のa-a線断面の部分拡大図、すなわち、ウィングW、Wを折り畳む前の状態(ウィングW、Wを広げた状態)の部分的な断面図を示す。図4(a)では、右側に本体Mの部分が、左側にウィングWの部分が示されている。
図4(a)に示すように、本体Mの第1凹凸31では、凸部32と凹部33とが幅方向D2に沿って交互に並んで配置されている。上述の薬剤Aは、第1凹凸31の凸部32の頂部に塗布されている。また、第1凹凸31と同様に、ウィングWの第2凹凸71では、凸部72と凹部73とが幅方向D2に沿って交互に並んで配置されている。第1凹凸31の断面の輪郭形状は限定されないが、曲線になっている、すなわち波形であると、肌触りが向上するための好ましい。第2凹凸71の断面の輪郭形状も同様である。
第1凹凸31の凸部32のピッチp3、すなわち凸部32の頂点(頂部が平坦になっている場合には頂部の幅方向D2の中心)から隣り合う凸部32の頂点までの距離は、第2凹凸71の凸部72のピッチp7と等しい。ピッチp3及びピッチp7は、好ましくは3~8mm、より好ましくは5mm程度であってよい。
これに対し、本体Mの第1凹凸31の凸部32の高さh3と、ウィングWの第2凹凸71の凸部72の高さh7とは異なっている。図4(a)に示すように、第2凹凸71の凸部72の高さh7が、第1凹凸31の凸部32の高さh3より高くなっている。なお、凸部32の高さh3は、トップシート3の表側の面から表側に突出した部分の高さであり、凸部72の高さh7も同様に、サイドシート7の表側の面から表側に(ウィングW、Wを折り畳む前の状態で表側に)突出した部分の高さである。よって、凸部32の高さh3は凹部33の深さに相当し、凸部72の高さh7は凹部73の深さに相当する。
図4(b)に、図2のb-b線の断面の部分拡大図を示す。上記のように凸部72の高さh7が凸部32の高さh3より大きいため、ウィングWを本体Mに重ねて第2凹凸71を第1凹凸31に噛み合わせた場合、図4(b)に示すように、第2凹凸の凸部72がまず、第1凹凸31の凹部33の底部に突き当たる。そのためウィングWの厚み方向の移動は制限され、ウィングWの第2凹凸71の凹部73は、本体Mの第1凹凸31の凸部32には接触しないか、又は接触しにくい。上述のように、薬剤Aは第1凹凸31の凸部32の頂部に塗布されているので、ウィングW(サイドシート7)の表側の面は、本体M(トップシート3)の薬剤Aに接触しないか、又は接触しにくくなる。そのため、ウィングWに薬剤Aが付着することによる不都合を防止できる。例えば、装着時にウィングW、Wを折り返す際にウィングW、Wに付着した薬剤Aのために手が滑ったり、ウィングW、Wに付着した薬剤Aが衣類(ズボン、スカート等)に付着したりすることを防止できる。
さらに、ウィングW、Wが本体Mに表側に折り返されることで、ウィングWが、本体Mに塗布された薬剤Aを少なくとも部分的に覆うので、薬剤Aが保護される。よって、吸収性物品1の包装工程で、ウィングW、Wを折返した後、装置に薬剤Aが付着する可能性を低減できるので、装置の清掃のための手間及びコストを低減できる。よって、図2に示すように、ウィングW、Wを折り返した際に互いに重なるような大きさ、形状でウィングW、Wを形成した場合、薬剤処理領域TAが幅方向D2にわたって連続して覆われ、薬剤AがウィングWによって保護されるので好ましい。
本体Mの第1凹凸31の凸部32の高さh3は好ましくは1~2mm、より好ましくは1.5~1.7mmであってよい。また、ウィングWの凸部72の高さh7は2~3mm、より好ましくは2.2~2.5mmであってよい。凸部72の高さh7と凸部32の高さh3との差は0.5~1.0mmとすることが好ましい。上記差の範囲とすることで、本体M側の凸部32とウィングW側の凹部73との間に適度な隙間が形成され、また凸部72が過度に高くなり却って凸部72が潰れやすくなることを防止し、本体Mに塗布された薬剤AがウィングWに付着することを防止できる。
図4に示す例では、薬剤Aは、図4に示すようにトップシート3に浸透していてもよいし、且つ/又はトップシート3の面から所定の厚みで設けられていてもよい。また、薬剤Aは凸部32の頂部に存在するが、凹部33に存在していてもよい。但し、薬剤AのウィングWへの付着を抑制するという観点からは、凸部32の頂部から凸部32の高さh3の半分以内に存在することが好ましい。
図1及び図2を再び参照すると、吸収性物品1の本体MとウィングWとの境界には、両側に異剛性線11、11がそれぞれ形成されている。異剛性線11は、その周辺の部分と比較して剛性が高く又は低くなっている線状の部分である。このような異剛性線11、11が設けられていることで、すなわち、周辺、すなわち幅方向D2の両側の部分と剛性が異なる線状部分があることで、その位置が基点となってウィングWが自然に折れやすくなる。よって、予め異剛性線11、11を、上述の第1凹凸31と第2凹凸71とが適切に噛み合うように設けておけば、包装工程でウィングW、Wを表側に折り畳む際に折り位置を探す必要はなく、第1凹凸31と第2凹凸71とを適切に噛み合わせることができ、薬剤AのウィングWへの付着を確実に防止できる。
異剛性線11は、例えば線状に圧搾された部分、線状に硬化性の組成物が塗布された部分といった剛性が高められた部分であってよい。或いは、線状に材料が脆弱化されている等により剛性が弱められた部分であってよい。このうち、複雑な工程を要せず、また確実に折れやすい折り線が形成されることから、異剛性線11は、圧搾(エンボス加工)による高剛性線であると好ましい。
(変形例)
次に、本形態による吸収性物品1の変形例について説明する。図5に、変形例による吸収性物品1の本体Mの、薬剤処理領域TAにおいて切った部分断面図を示す。図5(a)及び図5(b)は図4(a)の右側に対応する部分であり、図5(c)は図4(b)に対応する図である。
図5(a)に示すように、本例では、トップシート3の第1凹凸31の凹部33の底部に開口35が形成されている。開口35は、トップシート3を貫通するよう形成されており、直径1.0~2.0mmの円形、又はそれと同等の面積を有する形状のものであってよい。開口35の縁部は、吸収体4と接触していることが好ましい。
薬剤Aの種類、量、或いはトップシート3の材質、含有繊維の密度によっては、薬剤Aは、最初に塗布された部分、すなわち第1凹凸31の凸部32の頂部に留まらず、徐々に凹部33の底部に向かって拡散し、底部に堆積する場合もある(図5(b))。そうすると、ウィングWを折り畳み、ウィングWの第2凹凸71の凸部72が、本体Mの第1凹凸31の凹部33の底部に接触した際に、第2凹凸71の凸部72に薬剤Aが付着しやすくなる。これに対し、本例のように、第1凹凸31(トップシート3)の凹部33の底部に開口35が形成されていることで、薬剤Aが開口35の縁部からその裏側に配置された吸収体4に引き込まれる(図5(c))。これにより、トップシート3の面の上又はトップシート3内に存在する薬剤Aをなくす又は減らすことができる。よって、薬剤Aが第1凹凸31(トップシート3)の凹部33の底部まで移行しやすいものであっても、ウィングWに付着する薬剤Aをなくす、又は減らすことができる。
図6に、吸収性物品1の別の変形例を示す。図6は、ウィングWが折り返された状態での本体Mの薬剤処理領域TAの部分断面図であり、図4(b)に対応する図である。図6に示す例では、吸収体4の厚みが一定ではなく、幅方向D2中央に、厚みが大きい肉厚部4Hが形成されている。吸収体4の裏側はほぼ平坦であるので、肉厚部4Hは、幅方向D2の両側に比べて高さが高くなっている部分(中高部ともいう)といえる。肉厚部4Hが形成されていることで、本体M全体も、幅方向D2中央で高く、その両側が低い形状となる。
図6に示す例では、ウィングWを表側に折り返した場合、ウィングWがまず接触するのは、すなわちウィングWの第2凹凸71の凸部72がまず接触するのは、図6に示すように、肉厚部4Hが形成されている領域である。この時、本体Mの、肉厚部4Hが形成されている部分より幅方向D2の外側の部分では、ウィングWは本体M自体に接触しないか又は接触しにくくなる。よって、ウィングWへの薬剤Aの付着を抑えるという効果を向上させることができる。
なお、吸収体4の肉厚部4Hは、肉厚部4Hの幅方向D2の両側の部分と比べて、1.2~2倍の厚みを有する部分とすることができる。また、肉厚部4Hは、平面視で中間領域Rw内、特に体液排出口対向領域Qに設けられていることが好ましい。
本形態は、吸収性物品の折り畳み方法であってよく、当該方法は、表側の透液性のトップシート、裏側の不透液性のバックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収体を有する細長形状の本体と、本体の側縁からそれぞれ延出する一対のウィングとを備えた吸収性物品を準備し、本体の、長手方向でウィングが設けられている範囲にわたる中間領域に薬剤を塗布した後、ウィングを表側に折り畳むことを含み、本体の表側の面が第1凹凸を有し、ウィングの、ウィングが広げられた状態での表側の面が、第1凹凸と噛み合い可能な第2凹凸を有し、第2凹凸の凸部の高さが第1凹凸の凸部の高さより高くなっており、薬剤を第1凹凸の凸部の頂部に塗布する、方法であってよい。
また、本形態は、個装吸収性物品の製造方法であってよく、当該方法は、表側の透液性のトップシート、裏側の不透液性のバックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収体を有する細長形状の本体と、本体の側縁からそれぞれ延出する一対のウィングとを備えた吸収性物品を準備し、本体の、長手方向でウィングが設けられている範囲にわたる中間領域に薬剤を塗布した後、ウィングを表側に折り畳み、薬剤付きの吸収性物品を包装シートとともに折り畳むことを含み、本体の表側の面が第1凹凸を有し、ウィングの、ウィングが広げられた状態での表側の面が、第1凹凸と噛み合い可能な第2凹凸を有し、第2凹凸の凸部の高さが第1凹凸の凸部の高さより高くなっており、薬剤を第1凹凸の凸部の頂部に塗布する、方法であってよい。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態は、特許請求の範囲に記載された範囲内において、様々な変更、修正、置換、付加、削除、及び組合せ等が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
1 吸収性物品
2 バックシート
3 トップシート
4 吸収体
4H 肉厚部
7 サイドシート
11 異剛性線
31 第1凹凸(本体凹凸)
32 本体の凸部
33 本体の凹部
35 開口
71 第2凹凸(ウィング凹凸)
72 ウィングの凸部
73 ウィングの凹部
A 薬剤
D1 第1方向(長手方向)
D2 第2方向(幅方向)
L 折り線
Rf 前方領域
Rr 後方領域
Rw 中間領域(ウィング領域)
Q 体液排出口対向領域
W ウィング

Claims (7)

  1. 表側の透液性のトップシート、裏側の不透液性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体を有する細長形状の本体と、前記本体の側縁からそれぞれ延出する一対のウィングとを備えた吸収性物品であって、
    前記本体の、長手方向で前記ウィングが設けられている範囲にわたる中間領域に薬剤を有し、
    前記本体の表側の面が第1凹凸を有し、
    前記ウィングの、前記ウィングが広げられた状態での表側の面が、前記第1凹凸と噛み合い可能な第2凹凸を有し、
    前記第2凹凸の凸部の高さが前記第1凹凸の凸部の高さより高くなっており、
    前記薬剤が、前記第1凹凸の前記凸部の頂部に塗布されている、吸収性物品。
  2. 前記本体の表側の両側部にそれぞれサイドシートが配置されており、
    前記ウィングが、前記バックシートの前記本体の側縁からの延出部分と、前記サイドシートの前記本体の側縁からの延出部分とが接合されてなり、
    前記第2凹凸が前記サイドシートに形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記本体と前記ウィングとの境界に、前記境界の周辺の部分と比べて剛性を高く又は低くした異剛性線を有する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第1凹凸が前記トップシートに形成されており、当該第1凹凸の凹部の底部に開口が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体が、当該吸収性物品の幅方向の中央に、厚みの大きい肉厚部を有し、
    平面視で、前記噛み合い領域が、前記肉厚部及び当該肉厚部より幅方向外側の部分に重なる、請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記薬剤が肌ケア剤を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記一対のウィングが、折り畳まれた状態で互いに重なる、請求項1から6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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