JP2023034196A - 室内空調機 - Google Patents

室内空調機 Download PDF

Info

Publication number
JP2023034196A
JP2023034196A JP2021140311A JP2021140311A JP2023034196A JP 2023034196 A JP2023034196 A JP 2023034196A JP 2021140311 A JP2021140311 A JP 2021140311A JP 2021140311 A JP2021140311 A JP 2021140311A JP 2023034196 A JP2023034196 A JP 2023034196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flareless
opening
wall
flareless joint
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021140311A
Other languages
English (en)
Inventor
学弘 和阪
Takahiro Wasaka
康崇 大谷
Yasutaka Otani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2021140311A priority Critical patent/JP2023034196A/ja
Priority to PCT/JP2022/022527 priority patent/WO2023032381A1/ja
Publication of JP2023034196A publication Critical patent/JP2023034196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0047Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in the ceiling or at the ceiling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/26Refrigerant piping
    • F24F1/32Refrigerant piping for connecting the separate outdoor units to indoor units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/20Casings or covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

Figure 2023034196000001
【課題】フレアレス継手部材を備えた室内空調機の天井裏への設置を容易にする。
【解決手段】対象空間(S)の天井に形成された開口(O)を介して天井裏に設置される室内空調機は、ケーシング(45)と、該ケーシング(45)内に配置される利用熱交換器(42)と、一端が利用熱交換器(42)に連通し、他端がケーシング(45)の側壁(47)を貫通してケーシング(45)外へ延びる接続管(31A,31B)と、接続管(31A,31B)の他端に設けられ、連絡配管(12A,12B)に接続されるフレアレス継手部材(60A,60B)とを備える。ケーシング(45)が開口(O)を介して天井裏に設置された設置状態において、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部は、開口(O)の内側に位置する。
【選択図】図6

Description

本開示は、室内空調機に関する。
特許文献1には、空気調和装置等に適用される継手部材が開示される。この継手部材は、フレア加工や溶接などの作業を不要とするフレアレス継手部材である。フレアレス継手部材は、室外空調機内、及び室内空調機内の冷媒管の端部に予め設けられている。室外空調機置及び室内空調機を据え付ける際、作業者により連絡配管とフレアレス継手部材とが接続される。
特許第6822513号
天井埋め込み型の室内空調機では、継手部材はケーシング側壁から外方に向かって突出するように設けられる。フレアレス継手部材を室内空調機では、フレアレス継手部材の先端は、ケーシング側壁から比較的遠い位置にあるため、室内空調機を天井裏に据え付ける際、フレアレス継手部材の先端が天井の開口の縁に接触して、フレアレス継手部材が破損してしまうおそれがある。
このため、フレアレス継手部材が天井の開口の縁に接触しないように、室内空調機を傾けるなどして天井開口に挿入する必要があり、開口の大きさによっては室内空調機の据え付け作業が煩雑になる場合がある。
本開示は、天井裏への据え付け作業を簡便に行うことができるフレアレス継手部材を備えた室内空調機を提供することにある。
第1の態様は、対象空間(S)の天井に形成された開口(O)を介して天井裏に設置される室内空調機であって、ケーシング(45)と、該ケーシング(45)内に配置される利用熱交換器(42)と、一端が前記利用熱交換器(42)に連通し、他端が前記ケーシング(45)の側壁(47)を貫通して前記ケーシング(45)外へ延びる接続管(31A,31B)と、前記接続管(31A,31B)の他端に設けられ、連絡配管(12A,12B)に接続されるフレアレス継手部材(60A,60B)とを備え、前記ケーシング(45)が前記開口(O)を介して天井裏に設置された設置状態において、前記フレアレス継手部材(60A,60B)の端部は、前記開口(O)の内側に位置する室内空調機である。
第1の態様では、ケーシング(45)を天井の開口(O)に挿入する際、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部が開口(O)の縁に接触することを回避できる。このことにより、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部が接触しないようにケーシング(45)を傾けて開口(O)に挿入させたり、予めフレアレス継手の部品(ナット)を外してから開口(O)に挿入するなどの手間が省けるため、ケーシング(45)の据え付け作業を比較的容易に行うことができる。加えて、ケーシング(45)が天井裏に配置された設置状態において、開口(O)の真下から見上げるとフレアレス継手部材(60A,60B)が見えている。このため、連絡配管とフレアレス継手とを比較的容易に接続できる。
第2の態様は、第1の態様において、
前記開口(O)は、矩形の開口縁部(E)によって形成され、前記設置状態において、前記ケーシング(45)の側壁(47)は、前記開口縁部(E)の一辺に沿って延びる第1壁部(47a)と、前記第1壁部(47a)に連続し、かつ、該第1壁部(47a)よりも前記開口(O)の内側に配置される第2壁部(47b)とを有し、前記接続管(31A,31B)の他端は、前記第2壁部(47b)を貫通して前記開口縁部(E)に向かって延びる。
第2の態様では、第2壁部(47b)を開口(O)のより内側に配置すれば、その分フレアレス継手部材(60A,60B)の端部も開口(O)のより内側方向に配置できる。このことで、開口(O)の真下からフレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続する作業スペースを確保できる。
第3の態様は、第2の態様において、
前記フレアレス継手部材(60A,60B)の端部は、第1壁部(47a)よりも前記開口(O)の内側に位置する。
第3の態様では、ケーシング(45)の設置作業において、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部の開口縁部(E)への接触を回避できると共に、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続作業を容易にできる。
第4の態様は、第2の態様において、
前記フレアレス継手部材(60A,60B)は、該フレアレス継手部材(60A,60B)の端部に設けられ、雄ねじ(62)が形成される継手本体(61)と、前記雄ねじ(62)に対応する雌ねじ(73)が形成され、前記連絡配管(12A,12B)が挿通されるナット(70)とを有し、前記設置状態において、前記ナット(70)の先端は、フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、前記第1壁部(47a)と前記開口縁部(E)との間に位置する。
第4の態様では、開口(O)の真下からナット(70)が見える位置にある。このことにより、工具をナット(70)にアクセスすることが容易になり、ひいては、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続作業を容易にできる。
第5の態様は、第4の態様において、
前記フレアレス継手部材(60A,60B)は、前記連絡配管(12A,12B)の未接続状態において、前記ナット(70)が前記継手本体(61)側に締め付けられるのを抑制する抑制部材(90)を備える。
第5の態様では、ナット(70)により継手本体(61)が過度の締め付けられることを抑制できる。このことにより、連絡配管(12A,12B)の取付不良が抑えられる。
第6の態様は、第2~第5の態様のいずれか1つにおいて、
前記フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、前記第2壁部(47b)から前記フレアレス継手部材(60A,60B)の端部までの距離は、77.5mm~106mmである。
第6の態様では、フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において第2壁部(47b)からフレアレス継手部材(60A,60B)の端部までの距離を77.5mm~106mmとすることで、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)とを接続するスペースを十分確保できる。
第7の態様は、第2~第6のいずれか1つの態様において、
前記第2壁部(47b)は、前記設置状態における前記開口(O)の4隅のいずれかに配置される。
第7の態様では、開口(O)の隅のスペースを比較的広くすることで、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続作業を容易にできる。
第8の態様は、第2~第7の態様のいずれか1つにおいて
前記利用熱交換器(42)は、前記ケーシング(45)内を流れる空気を冷媒によって熱交換し、前記接続管(31A,31B)は、前記利用熱交換器(42)のガス側端部と繋がる第1接続管(31A)と、前記利用熱交換器(42)の液側端部と繋がる第2接続管(31B)とを有し、前記フレアレス継手部材(60A,60B)は、前記第1接続管(31A)に設けられる第1フレアレス継手部材(60A)と、前記第2接続管(31B)に設けられる第2フレアレス継手部材(60B)とを有し、前記設置状態において、前記第1フレアレス継手部材(60A)及び前記第2フレアレス継手部材(60B)は、前記第2壁部(47b)と前記開口縁部(E)との間に位置する。
第8の態様では、第1フレアレス継手部材(60A)と第2フレアレス継手部材(60B)とが同じ場所に配置されることで、連絡配管(12A,12B)への接続作業の効率が向上する。
第9の態様は、第8の態様において、
前記第2壁部(47b)には、前記ケーシング(45)を天井裏内に保持するための保持部材(49)が設けられ、前記設置状態において、前記第1フレアレス継手部材(60A)、前記第2フレアレス継手部材(60B)、及び前記保持部材(49)は、前記開口(O)の真下から見て重複しないように配置されると共に、前記第2壁部(47b)を正面から見て千鳥状に配置される。
第9の態様では、第1フレアレス継手部材(60A)、第2フレアレス継手部材(60B)、及び保持部材(49)が千鳥状に配置されることで、連絡配管の取付等の作業を比較的容易にできる。
第10の態様は、第1~第9の態様のいずれか1つにおいて、
前記接続管(31A,31B)の外周面には、断熱材(39)が設けられている。
第10の態様では、室内空調機の出荷時に断熱材(39)を設けることができるため、現地での据え付け時に断熱材(39)を設ける手間を省くことができる。
図1は、実施形態に係る空気調和装置の配管系統図である。 図2は、室内ユニットの構成を示す縦断面図である。 図3は、ケーシングの立体斜視図である。 図4は、第1側壁を正面から見たときのケーシングの一部拡大図である。 図5は、連絡配管が接続されていないフレアレス継手部材を拡大した縦断面図である。 図6は、設置状態における上から見たケーシングの一部拡大図である。 図7は、連絡配管を挿入し、ナットを締結することにより抜け止め部材が変形した後の状態のフレアレス継手部材の縦断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態は、空気調和装置(10)である。空気調和装置(10)は、冷媒回路(11)を有する冷凍装置を構成している。空気調和装置(10)は、室外ユニット(20)及び室内ユニット(40)を有する。室外ユニット(20)及び室内ユニット(40)は、本開示の冷凍装置用ユニットをそれぞれ構成する。室外ユニット(20)及び室内ユニット(40)は、現地においてガス連絡配管(12A)及び液連絡配管(12B)を介して互いに接続される。これにより、冷媒回路(11)を有する空気調和装置(10)が組み立てられる。冷媒回路(11)では、充填された冷媒が循環することで冷凍サイクルが行われる。
(1)空気調和装置の構成
図1に示す空気調和装置(10)は、1つの室外ユニット(20)と、3つの室内ユニット(40)と、ガス連絡配管(12A)と、液連絡配管(12B)とを備える。室外ユニット(20)は、2つ以上であってもよい。室内ユニット(40)は、1つ、2つ又は4つ以上であってもよい。室外ユニット(20)は室外に設置される。室内ユニット(40)は室内に設置される。室外ユニット(20)と複数の室内ユニット(40)とは、ガス連絡配管(12A)及び液連絡配管(12B)を介して互いに接続される。以下では便宜上、ガス連絡配管(12A)及び液連絡配管(12B)を連絡配管(12)と述べる場合もある。
(2)室外ユニット
室外ユニット(20)は、室外空調機である。室外ユニット(20)は、熱源回路である室外冷媒流路(21)を備えている。室外冷媒流路(21)には、圧縮機(22)、四方切換弁(23)、室外熱交換器(24)、及び室外膨張弁(25)が接続される。四方切換弁(23)は、4つのポート(P1,P2,P3,P4)を有する。四方切換弁(23)は、図1の実線で示す第1状態と、図1の破線で示す第2状態とに切り換わる。第1状態の四方切換弁(23)は、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とを連通させると同時に第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とを連通させる。第2状態の四方切換弁(23)は、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)とを連通させると同時に第3ポート(P3)と第4ポート(P4)とを連通させる。
室外ユニット(20)には、室外ファン(26)が設けられる。室外ファン(26)は、室外熱交換器(24)を通過する空気を搬送する。室外熱交換器(24)では、その内部を流れる冷媒と室外空気とが熱交換する。
室外冷媒流路(21)のガス側の端部には、ガス閉鎖弁(50A)が接続される。室外冷媒流路(21)の液側の端部には、液閉鎖弁(50B)が接続される。ガス閉鎖弁(50A)の端部には、ガス連絡配管(12A)が接続される。液閉鎖弁(50B)の端部には、液連絡配管(12B)が接続される。以下では便宜上、ガス閉鎖弁(50A)及び液閉鎖弁(50B)を閉鎖弁(50)と述べる場合もある。
(3)室内ユニット
各室内ユニット(40)は、本開示の室内空調機である。図2~図4に示すように、本例の室内ユニット(40)は天井設置式であり、室内(S)の天井(C)の開口(O)に埋め込まれる。室内(S)は、本開示の対象空間である。以下の説明において、室内ユニット(40)が天井(C)に設置された状態において、天井側の方向を上方とし、室内側の方向を下方とする。各室内ユニット(40)は、ケーシング(45)、パネル(51)、及び、利用回路である室内冷媒流路(41)をそれぞれ備えている。室内冷媒流路(41)の両端部にはフレアレス継手部材(60A,60B)が設けられる。
(3-1)ケーシング
ケーシング(45)は、天井に形成された開口(O)を介して天井裏に設置される。ケーシング(45)は、下方が開口した矩形箱状に形成される。ケーシング(45)は、天板(46)と側壁(47)とを有する。
天板(46)は、八角形に形成された板状部材である。具体的に、天板(46)の外縁は、長辺と短辺とが交互に並ぶように形成される。
側壁(47)は、第1側壁(47a)~第8側壁(47h)の8つの側壁を有する。第1側壁(47a)~第8側壁(47h)は、天板(46)の外縁に沿って順に配置される。具体的に、第1側壁(47a)、第3側壁(47c)、第5側壁(47e)、及び第7側壁(47g)は、天板(46)外縁の長辺から下方に延びる。第2側壁(47b)、第4側壁(47d)、第6側壁(47f)、及び第8側壁(47h)は、天板(46)外縁の短辺から下方に延びる。
第1側壁(47a)は、本開示の第1壁部(47a)である。第2側壁(47b)は、本開示の第2壁部(47b)である。第2側壁(47b)は、第1側壁(47a)に連続している。第2側壁(47b)には、段差部(33)が形成されている。段差部(33)は、天板(46)側から見て、第2側壁(47b)の中央部分がケーシング(45)の外側に向かって膨出するように形成されている。
第2側壁(47b)、第4側壁(47d)、第6側壁(47f)、及び第8側壁(47h)には、爪部材(49)が設けられる。爪部材(49)は、天井裏にケーシング(45)を保持するための金属製の板部材である。具体的に、各爪部材(49)は、各側壁(47b,47d,47f,47h)の略中央の高さ位置からケーシングの外側へ突出している。爪部材(49)には、天井裏内に設けられる棒状の吊り下げ具に係合できるように凹状の切り欠きが形成される。第2側壁(47b)の爪部材(49)は、第3側壁(47c)寄りに配置される。換言すると、第2側壁(47b)の爪部材(49)は、第2側壁(47b)を正面から見て右端に配置される。爪部材(49)は、本開示の保持部材(49)である。
第2側壁(47b)には、後述する接続管(31A,31B)が貫通する貫通孔(32a,32b)が設けられている。本例の貫通孔(32a,32b)は、第1貫通孔(32a)及び第2貫通孔(32b)を有する。第1貫通孔(32a)及び第2貫通孔(32b)は、段差部(33)に形成されている。爪部材(49)、第1貫通孔(32a)及び第2貫通孔(32b)は、第3側壁(47c)側から第1側壁(47a)側に向かって順に配置される。第2側壁(47b)の爪部材(49)及び第2貫通孔(32b)は、第2側壁(47b)を正面から見て略同じ高さ位置に配置される。第1貫通孔(32a)は、第2貫通孔(32b)よりもやや上方に配置される。
(3-2)パネル
パネル(51)は、ケーシング(45)の下端を塞ぐようにケーシング(45)に着脱可能に設けられる。パネル(51)は、下方から見たときの形状がケーシング(45)よりも一回り大きく、天井(C)に形成された開口(O)を覆った状態で室内に露出する。
パネル(51)の中央には、1つの吸込口(52)が形成される。吸込口(52)には、吸込グリル(53)と、吸込グリル(53)よりも下流側に配置されたフィルタ(54)とが設けられる。フィルタ(54)は、吸込グリル(53)からケーシング(45)内に吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕捉する。
パネル(51)における吸込口(52)の周りには、複数の吹出口(55)が形成される。吹出口(55)は、例えば、パネル(51)の4つの辺に沿ってそれぞれ形成される4つの第1吹出口と、パネル(51)の4つの角部に沿ってそれぞれ形成される4つの第2吹出口とを含む。各吹出口(55)の内部には、風向を調節するフラップ(56)がそれぞれ設けられる。
(3-3)ケーシング内に配置される機器
ケーシング(45)内には、室内ファン(44)、室内熱交換器(42)、及び室内膨張弁(43)等の所定の機器が配置される。
室内ファン(44)は、室内熱交換器(42)を通過する空気を搬送する。室内熱交換器(42)は、その内部を流れる冷媒よって、ケーシング(45)内を流れる空気を熱交換する。室内熱交換器(42)は、本開示の利用熱交換器(42)である。
室内熱交換器(42)は、フィンアンドチューブ式の熱交換器で構成される。室内熱交換器(42)は、室内ファン(44)の周囲を囲むように配置される。室内熱交換器(42)は、側壁(47)の内面を覆うように配置される。室内熱交換器(42)の一端は、第1側壁(47a)と第2側壁(47b)との繋ぎ目近傍に配置される。室内熱交換器(42)の他端は、第2側壁(47b)と第3側壁(47c)との繋ぎ目近傍に配置される(図6参照)。室内熱交換器(42)及び室内膨張弁(43)は、室内冷媒流路(41)に接続される。
室内冷媒流路(41)の端部は、本開示の接続管(31A,31B)を構成する。接続管(31A,31B)の一端は、室内熱交換器(42)に連通する。接続管(31A,31B)の他端は、ケーシング(45)の側壁(47)を貫通して、ケーシング(45)の外側に延びる。具体的には、接続管(31A,31B)は、第1接続管(31A)及び第2接続管(31B)を有する。第1接続管(31A)は、室内冷媒流路(41)のガス側端部を構成する。第2接続管(31B)は、室内冷媒流路(41)の液側端部を構成する。換言すると、第1接続管(31A)は、室内熱交換器(42)のガス側端部に繋がる。第2接続管(31B)は、室内熱交換器(42)の液側端部に繋がる。第1接続管(31A)は、第1貫通孔(32a)を挿通する。第2接続管(31B)は、第2貫通孔(32b)を挿通する。第1接続管(31A)及び第2接続管(31B)には断熱材(39)が巻かれている。
接続管(31A,31B)の端部(他端)には、フレアレス継手部材(60A,60B)が設けられる。フレアレス継手部材(60A,60B)は、第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)を有する。第1フレアレス継手部材(60A)は、第1接続管(31A)に設けられる。第2フレアレス継手部材(60B)は、第2接続管(31B)に設けられる。以下では便宜上、第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)をフレアレス継手部材(60A,60B)と述べる場合もある。
(3-3)フレアレス継手部材
図5に示すように、フレアレス継手部材(60A,60B)は、継手本体(61)と、ナット(70)と、抜け止め部材(80)とを備えている。
継手本体(61)は、接続管(31A,31B)の端部と一体に設けられる。継手本体(61)は、筒状の基部(61a)と、該基部(61a)から軸方向外方に突出する筒状の締結部(61b)とを有する。基部(61a)の外径は継手本体(61)の外径よりも大きい。基部(61a)と締結部(61b)との間には、環状の段差面(61c)が形成される。締結部(61b)の外周面には、雄ねじ(62)が形成される。継手本体(61)の先端には、筒軸方向外方に向かうにつれて縮径した継手側テーパ面(63)が形成される。
ナット(70)は、略筒状のナット本体(71)と、該ナット本体(71)から筒軸方向外方に向かうにつれて縮径した縮径部(72)とを有する。ナット本体(71)の内周面には、継手本体(61)の雄ねじ(62)に対応する雌ねじ(73)が形成される。縮径部(72)の内側には、筒軸方向内方に向かうにつれて拡径したナット側テーパ面(74)が形成される。縮径部(72)には、接続管(31A,31B)の内部に連通するナット側開口(75)が形成される。
抜け止め部材(80)は、継手本体(61)の締結部(61b)と、ナット(70)との間の内部空間(N)に収容される。抜け止め部材(80)は、略筒状に形成される。抜け止め部材(80)の軸方向長さは、抜け止め部材(80)の直径よりも短い。抜け止め部材(80)は、軸方向の圧縮力を受けることで塑性変形する材料で構成される。
抜け止め部材(80)の内周面には、該抜け止め部材(80)と同じ軸心を有する環状の溝が形成される。環状の溝の内部には、Oリング(85)が嵌合している。
抜け止め部材(80)には、その筒軸方向における継手本体(61)に近い側端に第1テーパ面(81)が形成される。第1テーパ面(81)は、継手本体(61)に向かうにつれて拡径している。第1テーパ面(81)は、継手側テーパ面(63)に沿う形状をしている。
抜け止め部材(80)には、その筒軸方向における継手本体(61)から遠い側端に第2テーパ面(82)が形成される。第2テーパ面(82)は、継手本体(61)に向かうにつれて拡径している。第2テーパ面(82)は、ナット側テーパ面(74)に沿った形状をしている。
室内ユニット(40)の据え付け前の状態において、フレアレス継手部材(60A,60B)は、スペーサ(90)と蓋部材(91)とを備えている。
スペーサ(90)は、本開示の抑制部材(90)である。スペーサ(90)は、フレアレス継手部材(60A,60B)が連絡配管(12A,12B)の未接続の状態において、ナット(70)が継手本体(61)側に締め付けられるのを抑制する。スペーサ(90)は、環状に形成される。スペーサ(90)は、継手本体(61)の基部(61a)と、ナット(70)との間に配置される。換言すると、スペーサ(90)は、継手本体(61)とナット(70)との間に位置するように雄ねじ(62)の周囲に設けられる。スペーサ(90)は、継手本体(61)の段差面(61c)に対向する。スペーサ(90)は、継手本体(61)及びナット(70)よりも剛性が低い材料で構成される。スペーサ(90)は、ポリプロピレンなどの合成樹脂で構成される。スペーサ(90)は、弾性変形可能な樹脂材料であってもよい。
環状のスペーサ(90)の一部にスリットを入れ、C字形状としてもよい。こうすると、ナット(70)を取り外さずとも、スペーサ(90)をフレアレス継手部材(60A,60B)から容易に取り外すことができる。
蓋部材(91)は、ナット側開口(75)に嵌合している。蓋部材(91)は、円板状の閉塞部(92)と、該閉塞部(92)からナット側開口(75)の奥に向かって突出する筒状の差込部(93)とを有する。閉塞部(92)は、ナット側開口(75)を塞いでいる。差込部(93)は、ナット側開口(75)の内部に嵌合している。蓋部材(91)は、ナット(70)及び継手本体(61)よりも剛性の低い材料で構成される。蓋部材(91)は、ポリプロピレンなどの合成樹脂で構成される。蓋部材(91)は、弾性変形可能な樹脂材料であってもよい。
(4)運転動作
空気調和装置(10)は、冷房運転と暖房運転とを実行する。
冷房運転では、四方切換弁(23)が第1状態となる。圧縮機(22)で圧縮された冷媒は、室外熱交換器(24)で放熱して凝縮した後、各室内ユニット(40)に送られる。各室内ユニット(40)では、冷媒が室内膨張弁(43)で減圧された後、室内熱交換器(42)を流れる。室内熱交換器(42)では、冷媒が空気から吸熱して蒸発する。室内熱交換器(42)で冷却された空気は、室内に供給される。蒸発した冷媒は、圧縮機(22)に吸入される。
暖房運転では、四方切換弁(23)が第2状態となる。圧縮機(22)で圧縮された冷媒は、各室内ユニット(40)に送られる。各室内ユニット(40)では、冷媒が室内熱交換器(42)で放熱して凝縮する。室内熱交換器(42)で加熱された空気は、室内に供給される。凝縮した冷媒は、室外膨張弁(25)で減圧された後、室外熱交換器(24)で蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機(22)に吸入される。
(5)フレアレス継手部材の配置
本例の室内ユニット(40)におけるフレアレス継手部材(60A,60B)の配置について、図6を用いて説明する。室内ユニット(40)は、ケーシング(45)が天井(C)の開口(O)を介して天井裏に設置された設置状態にある。フレアレス継手部材(60A,60B)は、連絡配管(12A,12B)に未接続の状態である。
天井(C)の開口(O)の縁である開口縁部(E)は、矩形に形成される。ケーシング(45)は、第1側壁(47a)、第3側壁(47c)、第5側壁(47e)、及び第7側壁(47g)が、それぞれ向かい合う開口縁部(E)の一辺に対して平行になるように配置される。第1壁部(47a)に向かい合う開口縁部(E)の一辺を第1辺部(E1)とすると、第1壁部(47a)と第1辺部(E1)との間には所定の間隔が設けられる。第2側壁(47b)は、第1側壁(47a)よりも第1辺部(E1)よりも開口(O)の内側に配置される。換言すると、第2側壁(47b)は、第1側壁(47a)よりも開口(O)の内側に配置される。
ケーシング(45)が開口縁部(E)に対して、このように配置されることにより、第2側壁(47b)、第4側壁(47d)、第6側壁(47f)、及び第8側壁(47h)は、開口(O)の隅に配置される。開口(O)の真下から見て側壁(47)は八角形に形成されているため、開口(O)の四隅には所定の広さのスペースを確保できる。
接続管(31A,31B)の他端は、第2壁部(47b)を貫通して、第1辺部(E1)に向かって延びる。具体的に、第1接続管(31A)の端部は、第2壁部(47b)の第1貫通孔(32a)を挿通して、第1辺部(E1)に向かって延びる。第2接続管(31B)の端部は、第2壁部(47b)の第2貫通孔(32b)を挿通して、第1辺部(E1)に向かって延びる。
フレアレス継手部材(60A,60B)は、接続管(31A,31B)の端部に設けられているため、第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)も、第1辺部(E1)に向かって延びる。第1フレアレス継手部材(60A)の端部、及び第2フレアレス継手部材(60B)の端部は、開口(O)の内側に位置する。フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、第2側壁(47b)からのフレアレス継手部材(60A,60B)の端部までの距離は、77.5mm~106mmである。本例では、第1貫通孔(32a)から第1フレアレス継手部材(60A)の端部までの距離(図6のd1)は、106mmである。第2貫通孔(32b)から第2フレアレス継手部材(60B)の端部までの距離(図6のd2)は、の中心から106mmの距離に位置する。
第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)は、第2壁部(47b)と第1辺部(E1)との間に位置する。より具体的に、フレアレス継手部材(60A,60B)は、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部に設けられるナット(70)の先端がフレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向における第1壁部(47a)と第1辺部(E1)との間に位置している。第1フレアレス継手部材(60A)の端部から第1辺部(E1)までの距離と、第2フレアレス継手部材(60B)の端部から第1辺部(E1)までの距離は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第2側壁(47b)を正面から見たときに、第3側壁(47c)から第1側壁(47a)に向かって順に、爪部材(49)、第1フレアレス継手部材(60A)、及び第2フレアレス継手部材(60B)が配置される(図4参照)。
爪部材(49)及び第2フレアレス継手部材(60B)は、第2側壁(47b)において略同じ高さ位置にある。第1フレアレス継手部材(60A)の高さ位置は、第2フレアレス継手部材(60B)よりもやや高い。具体的に、第1フレアレス継手部材(60A)の下端の高さ位置は、第2フレアレス継手部材(60B)の上端の高さ位置よりも高い。
このように、第1フレアレス継手部材(60A)と第2フレアレス継手部材(60B)とが第2側壁(47b)に配置されることで、設置状態において、第1フレアレス継手部材(60A)、第2フレアレス継手部材(60B)、及び、爪部材(49)は、開口(O)の真下から見て重複しないように配置されると共に、第2壁部(47b)を正面から見て千鳥状に配置される。
(6)室内ユニットの据え付け作業
(6-1)室内ユニットの天井裏への設置
室内ユニット(40)の据え付け作業時には、出荷された室内ユニット(40)を天井裏に設置する。室内ユニット(40)は天井裏に埋め込まれる。このとき、室内ユニット(40)は、室内側から天井の開口(O)を介して天井裏に配置される。
上述したように、第1フレアレス継手部材(60A)の端部、及び第2フレアレス継手部材(60B)の端部は、設置状態において開口(O)の内側に位置するため、作業者が、開口(O)の真下から真っ直ぐ上向きにケーシング(45)を押し上げても、第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)の各端部が開口(O)の開口縁部(E)に接触することを回避できる。このことにより、作業者は、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部が開口縁部(E)に接触しないように、ケーシング(45)の姿勢を変えながらケーシング(45)を開口(O)に挿入する等といった操作を不要にできる。
フレアレス継手部材(60A,60B)には、蓋部材(91)が設けられる。このため、室内ユニット(40)の搬送時などにおいて、塵埃等が継手本体(61)の内部流路(64)に入り込んでしまうことを防止できる。
フレアレス継手部材(60A,60B)には、スペーサ(90)が設けられる。室内ユニット(40)の搬送時において、振動の影響により、ナット(70)が継手本体(61)に締め付けられると、抜け止め部材(80)が塑性変形してしまい、抜け止め部材(80)の機能が損なわれてしまう。スペーサ(90)は、ナット(70)の締め付けを防止するため、抜け止め部材(80)の塑性変形を確実に回避できる。
(6-2)フレアレス継手部材及び連絡配管の接続
フレアレス継手部材(60A,60B)及び連絡配管(12A,12B)の接続作業では、蓋部材(91)及びスペーサ(90)を取り外した後、連絡配管(12)の先端をナット(70)及び抜け止め部材(80)の内部に挿入する。
ナット(70)を継手本体(61)にさらに締結すると、抜け止め部材(80)の第1テーパ面(81)が継手側テーパ面(63)と接触し、且つ抜け止め部材(80)の第2テーパ面(82)がナット側テーパ面(74)と接触する。
この状態でナット(70)を継手本体(61)にさらに締結すると、図7に示すように、抜け止め部材(80)が軸方向(図7の白矢印の向き)に圧縮され、抜け止め部材(80)が径方向に塑性変形する。これにより、抜け止め部材(80)の内周面が、連絡配管(12)の外周面と強く面接触することで、連絡配管(12)がフレアレス継手部材(60A,60B)の内部に保持される。
各フレアレス継手部材(60A,60B)は、開口(O)の真下から見える位置にあるため、作業者は、比較的楽な姿勢で上記作業を行うことができる。このことで、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続不良などの不具合を抑えることができる。
据え付け前の室内ユニット(40)では、フレアレス継手部材(60A,60B)にナット(70)及び抜け止め部材(80)が予めセットされている。このため、作業者は、連絡配管(12)の接続作業において、ナット(70)及び抜け止め部材(80)を別途準備する必要がない。この結果、室内ユニット(40)における連絡配管(12)の接続作業をより簡単にすることができる。
(7)特徴
(7-1)
本実施形態の室内ユニット(40)は、ケーシング(45)外へ延びる接続管(31A,31B)の端部に設けられるフレアレス継手部材(60A,60B)を有する。天井裏への設置状態において、フレアレス継手部材(60A,60B)の端部が開口(O)の内側に位置している。このことにより、室内(S)側から天井裏に室内ユニット(40)とを設置する際、天井(C)の開口(O)の縁にフレアレス継手部材(60A,60B)の端部が衝突することを回避できる。その結果、フレアレス継手部材(60A,60B)の故障を回避できるだけでなく、天井が傷つくことも回避できる。
(7-2)
本実施形態の室内ユニット(40)のケーシング(45)は、設置状態において、開口縁部(E)の一辺に沿って延びる第1側壁(47a)と、第1側壁(47a)に連続し、かつ、該第1側壁(47a)よりも開口(O)の内側に配置される第2側壁(47b)とを有する。接続管(31A,31B)は、第2側壁(47b)を貫通して、第1側壁(47a)に向かい合う開口縁部(E)の一辺に向かって延びる。第2側壁(47b)が開口(O)のより内側に位置するようにケーシング(45)を形成することで、その分フレアレス継手部材(60A,60B)の端部も開口(O)のより内側に配置できる。このことにより、室内ユニット(40)を天井裏に配置する際に、フレアレス継手部材(60A,60B)が開口縁部(E)に接触することを確実に回避できる。
(7-3)
本実施形態の室内ユニット(40)では、フレアレス継手部材(60A,60B)のナット(70)の先端は、フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、第1側壁(47a)と第1側壁(47a)に向かい合う開口縁部(E)との間に位置する。このような位置にナット(70)が配置されることで、開口(O)の真下からナット(70)を視認できる。このことで、工具がナット(70)に向かってアクセスしやすくなり、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続作業を比較的容易に行うことができる。加えて、ケーシング(45)を開口(O)に挿入する前に、ナット(70)を外すなどの手間が省くことができる。
(7-4)
本実施形態の室内ユニット(40)のフレアレス継手部材(60A,60B)は、連絡配管(12A,12B)の未接続状態において、ナット(70)が継手本体(61)側に締め付けられるのを抑制する抑制部材(90)を備える。このことで、ナット(70)による過度の締め付けを抑制でき、連絡配管(12A,12B)の取付不良を抑制できる。
(7-5)
本実施形態の室内ユニット(40)では、フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、第2側壁(47b)からフレアレス継手部材(60A,60B)の端部までの距離は、77.5mm~106mmである。フレアレス継手部材(60A,60B)がこのような位置に配置されることで、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)とを接続するスペースを十分確保できる。
(7-6)
本実施形態の室内ユニット(40)では、第2側壁(47b)は、矩形に形成された開口(O)の4隅のいずれかに配置される。開口(O)の隅は比較的広いスペースを確保できるため、フレアレス継手部材(60A,60B)と連絡配管(12A,12B)との接続作業を容易に行うことができる。
(7-7)
本実施形態の室内ユニット(40)では、設置状態において、第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)は、第2側壁(47b)と開口縁部(E)との間に位置する。このように、第1フレアレス継手部材(60A)と第2フレアレス継手部材(60B)とが同じ場所に配置されることで、ガス連絡配管(12A)及び液連絡配管(12B)の接続作業の効率を上げることができる。
(7-8)
本実施形態の室内ユニット(40)では、設置状態において、第1フレアレス継手部材(60A)、第2フレアレス継手部材(60B)、及び、爪部材(49)は、開口(O)の真下から見て重複しないように配置されると共に、第2側壁(47b)を正面から見て千鳥状に配置される。このような配置により、第1フレアレス継手部材(60A)とガス連絡配管(12A)との接続作業、及び、第2フレアレス継手部材(60B)と液連絡配管(12B)との接続作業を比較的容易にできる。仮に、第1フレアレス継手部材(60A)、第2フレアレス継手部材(60B)、および爪部材(49)が一列に並んで配置されていると、第1フレアレス継手部材(60A)とガス連絡配管(12A)とを接続作業中に第2フレアレス継手部材(60B)または爪部材(49)に工具が当たってしまう恐れがある。しかし、このような配置により、接続作業をしやすくできる。
(7-9)
本実施形態の室内ユニット(40)では、接続管(31A,31B)の外周面には、断熱材(39)が設けられている。このことにより、室内ユニット(40)に断熱材(39)を設けた状態で出荷できる。このことにより、室内ユニット(40)の据え付け時に現地で断熱材(39)を設ける作業を不要にできる。
(8)その他の実施形態
フレアレス継手部材(60A,60B)の端部は、フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸上において、第1壁部(47a)よりも開口(O)の内側に位置してもよい。このような位置に、第1フレアレス継手部材(60A)及び第2フレアレス継手部材(60B)を配置することで、室内ユニット(40)の天井裏への据え付け作業を容易にすると共に、各連絡配管(12A,12B)との接続作業を容易にすることができる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
本開示は、室内空調機について有用である。
S 対象空間
O 開口
E 開口縁部
12A,12B 連絡配管
31A 第1接続管(接続管)
31B 第2接続管(接続管)
39 断熱材
42 室内熱交換器(利用熱交換器)
45 ケーシング
47 側壁
47a 第1側壁(第1壁部)
47b 第2側壁(第2壁部)
49 爪部材(保持部材)
60A 第1フレアレス継手部材(フレアレス継手部材)
60B 第2フレアレス継手部材(フレアレス継手部材)
61 継手本体
62 雄ねじ
70 ナット
73 雌ねじ
90 スペーサ(抑制部材)

Claims (10)

  1. 対象空間(S)の天井に形成された開口(O)を介して天井裏に設置される室内空調機であって、
    ケーシング(45)と、
    該ケーシング(45)内に配置される利用熱交換器(42)と、
    一端が前記利用熱交換器(42)に連通し、他端が前記ケーシング(45)の側壁(47)を貫通して前記ケーシング(45)外へ延びる接続管(31A,31B)と、
    前記接続管(31A,31B)の他端に設けられ、連絡配管(12A,12B)に接続されるフレアレス継手部材(60A,60B)とを備え、
    前記ケーシング(45)が前記開口(O)を介して天井裏に設置された設置状態において、前記フレアレス継手部材(60A,60B)の端部は、前記開口(O)の内側に位置する室内空調機。
  2. 前記開口(O)は、矩形の開口縁部(E)によって形成され、
    前記設置状態において、
    前記ケーシング(45)の側壁(47)は、
    前記開口縁部(E)の一辺に沿って延びる第1壁部(47a)と、
    前記第1壁部(47a)に連続し、かつ、該第1壁部(47a)よりも前記開口(O)の内側に配置される第2壁部(47b)とを有し、
    前記接続管(31A,31B)の他端は、前記第2壁部(47b)を貫通して、前記第1壁部(47a)に向かい合う前記開口縁部(E)の一辺に向かって延びる請求項1に記載の室内空調機。
  3. 前記フレアレス継手部材(60A,60B)の端部は、第1壁部(47a)よりも前記開口(O)の内側に位置する請求項2に記載の室内空調機。
  4. 前記フレアレス継手部材(60A,60B)は、
    該フレアレス継手部材(60A,60B)の端部に設けられ、雄ねじ(62)が形成される継手本体(61)と、
    前記雄ねじ(62)に対応する雌ねじ(73)が形成され、前記連絡配管(12A,12B)が挿通されるナット(70)とを有し、
    前記設置状態において、
    前記ナット(70)の先端は、フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、前記第1壁部(47a)と、該第1壁部(47a)に向かい合う前記開口縁部(E)との間に位置する請求項2に記載の室内空調機。
  5. 前記フレアレス継手部材(60A,60B)は、前記連絡配管(12A,12B)の未接続状態において、前記ナット(70)が前記継手本体(61)側に締め付けられるのを抑制する抑制部材(90)を備える請求項4に記載の室内空調機。
  6. 前記フレアレス継手部材(60A,60B)の筒軸方向において、前記第2壁部(47b)から前記フレアレス継手部材(60A,60B)の端部までの距離は、77.5mm~106mmである請求項2~5のいずれか1つに記載の室内空調機。
  7. 前記第2壁部(47b)は、前記設置状態における前記開口(O)の4隅のいずれかに配置される請求項2~6のいずれか1つに記載の室内空調機。
  8. 前記利用熱交換器(42)は、前記ケーシング(45)内を流れる空気を冷媒によって熱交換し、
    前記接続管(31A,31B)は、前記利用熱交換器(42)のガス側端部と繋がる第1接続管(31A)と、前記利用熱交換器(42)の液側端部と繋がる第2接続管(31B)とを有し、
    前記フレアレス継手部材(60A,60B)は、前記第1接続管(31A)に設けられる第1フレアレス継手部材(60A)と、前記第2接続管(31B)に設けられる第2フレアレス継手部材(60B)とを有し、
    前記設置状態において、
    前記第1フレアレス継手部材(60A)及び前記第2フレアレス継手部材(60B)は、前記第2壁部(47b)と前記開口縁部(E)との間に位置する請求項2~7のいずれか1つに記載の室内空調機。
  9. 前記第2壁部(47b)には、前記ケーシング(45)を天井裏内に保持するための保持部材(49)が設けられ、
    前記設置状態において、
    前記第1フレアレス継手部材(60A)、前記第2フレアレス継手部材(60B)、及び前記保持部材(49)は、前記開口(O)の真下から見て重複しないように配置されると共に、前記第2壁部(47b)を正面から見て千鳥状に配置される請求項8に記載の室内空調機。
  10. 前記接続管(31A,31B)の外周面には、断熱材(39)が設けられている請求項1~9のいずれか1つに記載の室内空調機。
JP2021140311A 2021-08-30 2021-08-30 室内空調機 Pending JP2023034196A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021140311A JP2023034196A (ja) 2021-08-30 2021-08-30 室内空調機
PCT/JP2022/022527 WO2023032381A1 (ja) 2021-08-30 2022-06-02 室内空調機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021140311A JP2023034196A (ja) 2021-08-30 2021-08-30 室内空調機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023034196A true JP2023034196A (ja) 2023-03-13

Family

ID=85411183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021140311A Pending JP2023034196A (ja) 2021-08-30 2021-08-30 室内空調機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023034196A (ja)
WO (1) WO2023032381A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016191489A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機
JP2018146027A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 ダイキン工業株式会社 食い込み式管継手及び空調システム
JP2018197638A (ja) * 2017-05-24 2018-12-13 ダイキン工業株式会社 空気調和機の配管固定構造および室内機
JP2020133707A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 ダイキン工業株式会社 継手部材及び空気調和装置用ユニット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016191489A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機
JP2018146027A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 ダイキン工業株式会社 食い込み式管継手及び空調システム
JP2018197638A (ja) * 2017-05-24 2018-12-13 ダイキン工業株式会社 空気調和機の配管固定構造および室内機
JP2020133707A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 ダイキン工業株式会社 継手部材及び空気調和装置用ユニット

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
DAIKIN 業務用マルチエアコン 総合カタログ 2020/10, JPN6022033521, 30 September 2020 (2020-09-30), JP, pages 29 - 32, ISSN: 0004989311 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023032381A1 (ja) 2023-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2886970B1 (en) Indoor unit and air-conditioning apparatus
US10480799B2 (en) Outdoor unit
AU2018380495B2 (en) Air conditioner
WO2023032381A1 (ja) 室内空調機
JP6584572B1 (ja) 空気調和機
JP3141857B2 (ja) ダクトの接続構造および接続方法
JP7204944B2 (ja) 冷凍サイクルユニット及び冷凍サイクル装置
JP6822513B2 (ja) 流体ユニット、冷凍装置用ユニット、熱源ユニット、利用ユニット、及び冷凍装置
WO2021079452A1 (ja) 空気調和機の室内機
US11047594B2 (en) Air conditioning appliance and telescoping air plenum
WO2019159314A1 (ja) 空気調和機の室内機
KR20050111276A (ko) 멀티 에어컨의 접속관 및 그 배관연결방법
WO2020110413A1 (ja) 流体ユニット、冷凍装置用ユニット、熱源ユニット、利用ユニット、及び冷凍装置
JP7013266B2 (ja) 空気調和機
US11536466B2 (en) Systems and methods for gas valve assembly of an HVAC system
WO2017179141A1 (ja) 天井埋込形空気調和機
JP7262625B2 (ja) 冷凍サイクル装置の室外機
WO2016132536A1 (ja) 室内機および冷凍サイクル装置
CN211650468U (zh) 室内机以及空调机
JPH1123183A (ja) 熱交換器
JP2017180888A (ja) 空気調和装置の室外機
KR100565513B1 (ko) 멀티형 공기조화기의 밸브서포트
JP2013200106A (ja) 空気調和装置における断熱材の取付構造
KR200282155Y1 (ko) 실외기의 서비스 밸브 조립구조
KR20210088067A (ko) 공기 조화기용 냉기와 열기의 분배 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230214