JP2023034048A - 付与装置、付与方法及び付与プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を用いて、本実施形態の付与装置等により実現される付与処理について説明する。図1は、実施形態に係る付与処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る付与装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る付与処理などが実現されるものとする。
ここで、決済サーバ10が実行する付与処理に先立ち、端末装置100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、決済サーバ10から配信されるアプリケーションであって、端末装置100を用いる電子決済用のアプリケーション(以下、単に「決済アプリ」と記載する場合がある)が端末装置100にインストールされているものとする。また、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報C1を示す2次元コードを用いて、利用者U1が端末装置100-1を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の端末装置100を用いて、任意の店舗Aにて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報C1は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
ここで、従来、利用者の電子決済の利用を促進するための各種のサービスを提供するための技術として、ユーザにキャンペーンを告知し、電子マネー事業に加盟している店舗にユーザが来店して電子マネーで決済を行った場合、決済代金の所定割合分を還元する技術が知られている。しかしながら、このような技術では、キャンペーンを依頼した店舗にユーザが電子マネーで決済を行った場合に還元を行っているに過ぎず、継続的に電子決済を利用する動機付けを利用者に与えることができるとは限らない。
次に、図3を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図4は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図4に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、利益情報データベース32と、利用者情報データベース33とを有する。
口座データベース31は、電子決済サービスの利用者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図5の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
利益情報データベース32は、利用者に付与される利益に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利益情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利益情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、利益情報データベース32は、「利益ID」、「付与条件」、「利益内容」といった項目を有する。
利用者情報データベース33は、電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図7の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済履歴」、「送金履歴」、「利益付与状況」といった項目を有する。
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図4に示すように、受付部41と、決済処理部42と、提供部43と、付与部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
受付部41は、利用者から取引対象の提供者(店舗等)に対する決済に関する決済情報を受け付ける。例えば、受付部41は、利用者を識別する利用者識別情報と、決済アプリを介して撮影された店舗識別情報と、利用者或いは店舗の店員から入力された決済金額とを示す決済情報を端末装置100から受け付ける。
決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、決済処理部42は、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
提供部43は、利用者が所定の取引手段を用いて行う取引に関する取引情報に基づく利益を受け取るか否かを選択可能に提示するコンテンツを提供する。例えば、図1の例において、提供部43は、画面SC11に表示されるコンテンツを提供する。
付与部44は、利益を受け取ることが選択された場合は、利用者に対して利益を付与する。例えば、図1の例において、付与部44は、決済情報に基づく利益を受け取ることを利用者U1が選択した場合(画面SC11のボタンBT12を押下していた場合)、決済情報に基づく利益(50円キャッシュバック)を利用者U1に付与する。
図8を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の付与処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る付与処理の手順の一例を示すフローチャートである。
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
上述の実施形態において、決済サーバ10が、決済情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を利用者から受け付け、利用者が利益を受け取る場合は、利用者に対して取引を行ったことによる利益を付与する例を示したが、決済サーバ10の機能はこのような例に限定されない。例えば、決済サーバ10は、決済や送金等といった電子マネーの取引に関する取引情報が生じると、取引情報に基づいて利益を受け取るか否かの選択を利用者から受け付け、利用者が利益を受け取る場合は、利用者に対して取引を行ったことによる利益を付与する。また、決済サーバ10は、利益を受け取らない場合は、取引サービスにおける利用者の行動に基づき、より有利な利益を利用者に付与することとなる。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、受付部41と、決済処理部42と、提供部43と、付与部44とを有する。受付部41は、電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を用いて行う電子マネーの取引に関する取引情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を、当該取引を行った利用者から受け付ける。また、受付部41は、利用者が所定の取引手段を用いて行う送金に関する送金情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を、利用者から受け付ける。また、受付部41は、利用者が所定の取引手段を用いて行う決済に関する決済情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を、利用者から受け付ける。決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。提供部43は、利用者が所定の決済手段を用いて行う決済に関する決済情報に基づく利益を受け取るか否かを選択可能に提示するコンテンツを提供する。付与部44は、利益を受け取ることが選択された場合は、利用者に対して利益を付与する。また、付与部44は、利益を受け取らないことが選択された場合は、所定の取引手段に関する取引サービスにおける利用者の行動に基づいて、利益よりも利用者にとって有利な利益を利用者に付与する。また、付与部44は、利益よりも高額な利益を利用者に付与する。
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図9は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 利益情報データベース
33 利用者情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 決済処理部
43 提供部
44 付与部
100 端末装置
Claims (11)
- 電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を用いて行う電子マネーの取引に関する取引情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を、当該取引を行った利用者から受け付ける受付部と、
前記利益を受け取ることが選択された場合は、前記利用者に対して前記利益を付与する第1付与部と、
前記利益を受け取らないことが選択された場合は、前記所定の取引手段に関する取引サービスにおける前記利用者の行動に基づいて、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する第2付与部と
を有することを特徴とする付与装置。 - 前記第2付与部は、
前記利益よりも高額な利益を前記利用者に付与する
ことを特徴とする請求項1に記載の付与装置。 - 前記第2付与部は、
前記取引が行われてから所定の期間内に、前記取引サービスにおいて前記利用者が所定の行動を行った場合は、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の付与装置。 - 前記第2付与部は、
前記取引が行われてから所定の期間内に、新たに前記取引手段を用いて行う取引を前記利用者が行った場合は、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する
ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の付与装置。 - 前記第2付与部は、
前記利益よりも前記利用者にとって有利な第1の利益を受け取らないことが選択された場合は、前記所定の取引手段に関する取引サービスにおける前記利用者の行動に基づいて、当該第1の利益よりも前記利用者にとって有利な第2の利益を前記利用者に付与する
ことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の付与装置。 - 前記受付部は、
利用者が所定の取引手段を用いて行う送金に関する送金情報に基づく前記利益を受け取るか否かの選択を、前記利用者から受け付ける
ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の付与装置。 - 前記第2付与部は、
前記送金が行われてから所定の期間内に、新たに前記取引手段を用いて行う送金を前記利用者が行った場合は、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する
ことを特徴とする請求項6に記載の付与装置。 - 前記第2付与部は、
前記利用者が前記取引手段を用いて、前記送金による送金先とは異なる送金先に対し送金を行った場合は、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する
ことを特徴とする請求項6または7に記載の付与装置。 - 前記受付部は、
利用者が所定の取引手段を用いて行う決済に関する決済情報に基づく前記利益を受け取るか否かの選択を、前記利用者から受け付ける
ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の付与装置。 - コンピュータが実行する付与方法であって、
電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を用いて行う電子マネーの取引に関する取引情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を、当該取引を行った利用者から受け付ける受付工程と、
前記利益を受け取ることが選択された場合は、前記利用者に対して前記利益を付与する第1付与工程と、
前記利益を受け取らないことが選択された場合は、前記所定の取引手段に関する取引サービスにおける前記利用者の行動に基づいて、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する第2付与工程と
を含むことを特徴とする付与方法。 - 電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を用いて行う電子マネーの取引に関する取引情報に基づく利益を受け取るか否かの選択を、当該取引を行った利用者から受け付ける受付工程と、
前記利益を受け取ることが選択された場合は、前記利用者に対して前記利益を付与する第1付与工程と、
前記利益を受け取らないことが選択された場合は、前記所定の取引手段に関する取引サービスにおける前記利用者の行動に基づいて、前記利益よりも前記利用者にとって有利な利益を前記利用者に付与する第2付与工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする付与プログラム。
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JP2020102179A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
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